JPS6294390A - 感熱性孔版原紙 - Google Patents
感熱性孔版原紙Info
- Publication number
- JPS6294390A JPS6294390A JP23608985A JP23608985A JPS6294390A JP S6294390 A JPS6294390 A JP S6294390A JP 23608985 A JP23608985 A JP 23608985A JP 23608985 A JP23608985 A JP 23608985A JP S6294390 A JPS6294390 A JP S6294390A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- paper
- heat
- fibers
- thermoplastic resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41N—PRINTING PLATES OR FOILS; MATERIALS FOR SURFACES USED IN PRINTING MACHINES FOR PRINTING, INKING, DAMPING, OR THE LIKE; PREPARING SUCH SURFACES FOR USE AND CONSERVING THEM
- B41N1/00—Printing plates or foils; Materials therefor
- B41N1/24—Stencils; Stencil materials; Carriers therefor
- B41N1/245—Stencils; Stencil materials; Carriers therefor characterised by the thermo-perforable polymeric film heat absorbing means or release coating therefor
Landscapes
- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、孔版印刷にm−られる原紙に関し、さらに詳
しくは、高速に鮮明々画像を穿孔できる感熱性孔版原紙
に関する。
しくは、高速に鮮明々画像を穿孔できる感熱性孔版原紙
に関する。
(従来の技術とその問題点)
従来の孔版印刷の製版は、原稿と感熱性孔版原紙を重ね
合せて赤外線を照射することにより、原稿の文字等に対
応する部分が赤外線を吸収することにより発生する熱に
よって原紙のプラスチックフィルムを溶融して穿孔し穿
孔画像を形成する感熱方式と、電気式の点状発熱素子部
で構成されるサーマルプリンターヘッドの発熱により原
稿を使用することなく直接穿孔画像を形成する感熱方式
◆ 従来、これ等の感熱性孔版原紙としては、ポリ塩
化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリプロピレン、ポリ
エチレンテレフタレート等のフィルムと和紙等の多孔性
支持体とを貼着して用いられているが、これ等延伸され
ていないフィルムを赤外線あるいはサーマルプリンター
ヘッドを用いて穿孔する場合は大きな出力が必要となる
結果、原稿画像周辺に本然が影響し穿孔画像はいわゆる
「ふとった」状態となり解像力が低下してしまう欠点を
有してbる。
合せて赤外線を照射することにより、原稿の文字等に対
応する部分が赤外線を吸収することにより発生する熱に
よって原紙のプラスチックフィルムを溶融して穿孔し穿
孔画像を形成する感熱方式と、電気式の点状発熱素子部
で構成されるサーマルプリンターヘッドの発熱により原
稿を使用することなく直接穿孔画像を形成する感熱方式
◆ 従来、これ等の感熱性孔版原紙としては、ポリ塩
化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリプロピレン、ポリ
エチレンテレフタレート等のフィルムと和紙等の多孔性
支持体とを貼着して用いられているが、これ等延伸され
ていないフィルムを赤外線あるいはサーマルプリンター
ヘッドを用いて穿孔する場合は大きな出力が必要となる
結果、原稿画像周辺に本然が影響し穿孔画像はいわゆる
「ふとった」状態となり解像力が低下してしまう欠点を
有してbる。
また更f、赤外線あるいけサーマルプリンターヘッドに
より溶融された樹脂が多孔性支持体の表面に溶着してし
寸うだめ、フィルムは穿孔されたにもかかわらず、フィ
ルムの溶融樹脂により支持体シートの微孔が塞がれてし
まい、インクが均一に通過しに〈〈なり、印刷された画
像は不鮮明になってしまう欠点も有している。
より溶融された樹脂が多孔性支持体の表面に溶着してし
寸うだめ、フィルムは穿孔されたにもかかわらず、フィ
ルムの溶融樹脂により支持体シートの微孔が塞がれてし
まい、インクが均一に通過しに〈〈なり、印刷された画
像は不鮮明になってしまう欠点も有している。
一方上記の欠点を改良するためにポリ塩化ビニル、ポリ
塩化ビニリデン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフ
タレート等の二軸延伸熱収縮性フィルムと和紙等の多孔
性支持体とを貼着して用いられている。
塩化ビニリデン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフ
タレート等の二軸延伸熱収縮性フィルムと和紙等の多孔
性支持体とを貼着して用いられている。
多孔性支持シートにフィルムを貼着した場合、多孔性支
持体シートを覆っているフィルムは多孔性支持体シート
の微孔部の上部は接着されずに浮いているため、熱収縮
性を付与されたフィルムを使用すると熱が加わることに
よりフィルムの収縮力によって穿孔が促進される。
持体シートを覆っているフィルムは多孔性支持体シート
の微孔部の上部は接着されずに浮いているため、熱収縮
性を付与されたフィルムを使用すると熱が加わることに
よりフィルムの収縮力によって穿孔が促進される。
一方、多孔性支持体シートの微孔部でない部分のフィル
ムは、支持体シートに固定されているので、収縮時にも
移動はない。
ムは、支持体シートに固定されているので、収縮時にも
移動はない。
即ち、フィルムに熱が加わって多孔性支持体シートの微
孔部上のフィルムが穿孔されると穿孔部周囲のフィルム
が収縮して開口が拡大し穿孔が進行するが、支持体シー
トの微孔部でなり部分上部のフィルムは、支持体シート
に固定されているため、それ以上に孔が拡大することは
ない。従って、小さい出力により穿孔が可能となり、込
わゆる[ふとった」状態が解消され解像力の低下が改良
されるとともに、゛フィルムと多孔性支持体シートの多
孔部でない貼着部に穿孔により溶融熱収縮したフィルム
が溶着し、孔が塞がれないため、インクが均一に通過し
その結果、印刷された画像は鮮明になる。
孔部上のフィルムが穿孔されると穿孔部周囲のフィルム
が収縮して開口が拡大し穿孔が進行するが、支持体シー
トの微孔部でなり部分上部のフィルムは、支持体シート
に固定されているため、それ以上に孔が拡大することは
ない。従って、小さい出力により穿孔が可能となり、込
わゆる[ふとった」状態が解消され解像力の低下が改良
されるとともに、゛フィルムと多孔性支持体シートの多
孔部でない貼着部に穿孔により溶融熱収縮したフィルム
が溶着し、孔が塞がれないため、インクが均一に通過し
その結果、印刷された画像は鮮明になる。
しかし、従来の二軸延伸熱収縮性フィルムは、特開昭5
1−134213に記載されているように、経時的に熱
が加わらなくても自然収縮するため、感熱性孔版原紙の
平滑性が損なわれ穿孔ミスが多発するという新たな欠点
が生じる。
1−134213に記載されているように、経時的に熱
が加わらなくても自然収縮するため、感熱性孔版原紙の
平滑性が損なわれ穿孔ミスが多発するという新たな欠点
が生じる。
(発明の目的)
本発明は、この様な問題点を解決するもので、赤外線あ
るいけサーマルプリンターヘラドラ用いて穿孔するとき
低出力で高速に鮮明な画像を形成することが出来る感熱
性孔版原紙を提供するものである。
るいけサーマルプリンターヘラドラ用いて穿孔するとき
低出力で高速に鮮明な画像を形成することが出来る感熱
性孔版原紙を提供するものである。
(発明の概要)
本発明者らは、鋭意検討の結果、下記の手段により上記
の目的を達成した本のである。
の目的を達成した本のである。
即ち、本発明は、熱可塑性樹脂縦方向一軸延伸フィルム
の片面に多孔性支持体シートを貼着して々る感熱性孔版
原紙に関する。
の片面に多孔性支持体シートを貼着して々る感熱性孔版
原紙に関する。
(発明の詳細な説明)
本発明にいう熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリメチルペンテン、ポリアセタール、
シアン化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ
化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネ
イト、ポリサルホン、ボリアリレート、ポリエーテルエ
ーテルケトン、ポリエーテルサルホン、ポリアミド、ポ
リイミド等及びその共重合体、ならびにこれらの混合物
等を用いることが出来る。
リプロピレン、ポリメチルペンテン、ポリアセタール、
シアン化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ
化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネ
イト、ポリサルホン、ボリアリレート、ポリエーテルエ
ーテルケトン、ポリエーテルサルホン、ポリアミド、ポ
リイミド等及びその共重合体、ならびにこれらの混合物
等を用いることが出来る。
本発明に用いられる熱可塑性樹脂縦方向一軸延伸フィル
ムは、融点あるbは軟化点より20℃低い温度以下の温
度に加熱されたシリコンオイルバスに3分浸漬し次いで
室温まで冷却した後の縦方向の熱収縮率が101以上、
好オしくは15チ以上であり、横方向の熱収縮率は3係
以下、好ましくは2係以下である。
ムは、融点あるbは軟化点より20℃低い温度以下の温
度に加熱されたシリコンオイルバスに3分浸漬し次いで
室温まで冷却した後の縦方向の熱収縮率が101以上、
好オしくは15チ以上であり、横方向の熱収縮率は3係
以下、好ましくは2係以下である。
縦方向の熱収縮率が10%未満になると低出力での鮮明
な画像が穿孔出来なくなり、高出力を必要とするためい
わゆる「ふとった」穿孔となるとと本に、穿孔により溶
融した部分の収縮が不十分なため多孔体シートの多孔部
に溶融熱収縮したフィルムが溶着し孔が塞がれてしまb
1鮮明な印刷画像が得られなくなる。
な画像が穿孔出来なくなり、高出力を必要とするためい
わゆる「ふとった」穿孔となるとと本に、穿孔により溶
融した部分の収縮が不十分なため多孔体シートの多孔部
に溶融熱収縮したフィルムが溶着し孔が塞がれてしまb
1鮮明な印刷画像が得られなくなる。
また、熱収縮率が10係以上になる温度が、融点あるい
は軟化点より20℃低い温度より高い温度の場合には、
赤外線あるいはサーマルプリンターヘッドにより穿孔さ
れる画像の周辺まで収縮してしまい、いわゆる「ふとっ
た」穿孔となるとともに、フィルムの溶融と熱収縮がほ
ぼ同時に起こるために孔部上のフィルムが移動する前に
溶融してしまい溶融熱収縮したフィルムが多孔体シート
の孔部に溶着し、鮮明な印刷画像が得られなくなる。
は軟化点より20℃低い温度より高い温度の場合には、
赤外線あるいはサーマルプリンターヘッドにより穿孔さ
れる画像の周辺まで収縮してしまい、いわゆる「ふとっ
た」穿孔となるとともに、フィルムの溶融と熱収縮がほ
ぼ同時に起こるために孔部上のフィルムが移動する前に
溶融してしまい溶融熱収縮したフィルムが多孔体シート
の孔部に溶着し、鮮明な印刷画像が得られなくなる。
横方向の熱収縮率が3憾を超えるとフィルムの自然収縮
により、感熱性孔版原紙の平滑性が損なわれ穿孔ミスが
多発する。
により、感熱性孔版原紙の平滑性が損なわれ穿孔ミスが
多発する。
なお、本発明にいう熱収縮率は次の式により算出する。
本発明に用いられる熱可塑性樹脂績一軸延伸フイルムの
延伸方法は公知の方法が採用されるが、低速ロールと高
速ロールとの周速差で縦方向に延伸するロール延伸法が
好ましい。
延伸方法は公知の方法が採用されるが、低速ロールと高
速ロールとの周速差で縦方向に延伸するロール延伸法が
好ましい。
また、後述するように、本発明に用いられるフィルムは
5μ以下の極薄フィルムが好ましいために、積層延伸し
た後、剥離し目的の薄膜フィルムを得る積層延伸法が好
ましい。
5μ以下の極薄フィルムが好ましいために、積層延伸し
た後、剥離し目的の薄膜フィルムを得る積層延伸法が好
ましい。
延伸倍率は1.5〜7倍、好ましくは、2〜6倍の範囲
が用いられる。
が用いられる。
また延伸方向のJIS K−7113により測定した
引張弾性率が20,000 H/ct1以上が好ましい
。
引張弾性率が20,000 H/ct1以上が好ましい
。
延伸倍率及び引張り弾性率がそれぞれ1.5倍未満、2
0,00 o#/−未満になるとフィルムの伸びのため
にシワが入ね易く穿孔画像が不鮮明にな抄易い。
0,00 o#/−未満になるとフィルムの伸びのため
にシワが入ね易く穿孔画像が不鮮明にな抄易い。
また延伸倍率が7倍を超えると多孔性支持体との貼着工
程に於いてフィルムが裂は易くなるので好ましくない。
程に於いてフィルムが裂は易くなるので好ましくない。
熱可塑性樹脂縦方向一軸延伸フイルムは、厚さ0.5〜
10μ、好ましくは1〜5μが望ましい。
10μ、好ましくは1〜5μが望ましい。
0.5μ未満になると強度が小さくなり多孔性支持体と
の貼着工程に於いてフィルムが破れ易くなるので好まし
くない。
の貼着工程に於いてフィルムが破れ易くなるので好まし
くない。
また、10μを超えると、電気式点状発熱素子による穿
孔が不充分となり、明瞭な穿孔画像が得られなくなる。
孔が不充分となり、明瞭な穿孔画像が得られなくなる。
さらに、10μを超えると、縦方向の自然収縮により、
感熱性孔版原紙の平滑性が損なわれ易くなるので好まし
くない。
感熱性孔版原紙の平滑性が損なわれ易くなるので好まし
くない。
本発明にいう多孔性支持体とは、ポリエステル繊維、ビ
ニロン繊維、ナイロン繊維などの合成績。
ニロン繊維、ナイロン繊維などの合成績。
維またはマニラ麻、コウゾ、ミツマタなどの天然繊維の
単独あるいは混合物を抄紙したものあるいは天然繊維の
不織布である。
単独あるいは混合物を抄紙したものあるいは天然繊維の
不織布である。
多孔性支持体シートは坪量が5〜205’/m’、厚さ
が10〜70μのものが好ましい。多孔性支持体の坪量
又は厚さがそれぞれ5y/−未満、10μ未満になると
フィルムとの貼着工程に於いて多孔性支持体が破れ易く
なるので好ましくない。
が10〜70μのものが好ましい。多孔性支持体の坪量
又は厚さがそれぞれ5y/−未満、10μ未満になると
フィルムとの貼着工程に於いて多孔性支持体が破れ易く
なるので好ましくない。
また、坪量又は厚さがそれぞれ20F/??!’、70
μを超えると、多孔性支持体の中に印刷インキが入り過
ぎて明瞭な印刷物が得られなくなるので好1しくない。
μを超えると、多孔性支持体の中に印刷インキが入り過
ぎて明瞭な印刷物が得られなくなるので好1しくない。
縦方向に一軸延伸されたフィルムは、延伸方向と支持体
シートの長手方向が一致するように貼着される。
シートの長手方向が一致するように貼着される。
本発明において支持体シートの長手方向とは、フィルム
との貼着工程に於て張力が加えられる方向、一般に、支
持体シートの流れ方向を意味する。
との貼着工程に於て張力が加えられる方向、一般に、支
持体シートの流れ方向を意味する。
熱可塑性樹脂縦方向一軸延伸フイルムと多孔性支持体シ
ートとの貼着は、接着剤を用いたり、熱溶着することに
よって行なうことができる。接着剤を用いる場合には、
接着剤として、アクリル系、塩化ビニル系、ポリエステ
ル系、酢酸ビニル系、ゴム系等この種の接着剤として知
られた接着剤を用いることができ、特に限定されるもの
ではない。
ートとの貼着は、接着剤を用いたり、熱溶着することに
よって行なうことができる。接着剤を用いる場合には、
接着剤として、アクリル系、塩化ビニル系、ポリエステ
ル系、酢酸ビニル系、ゴム系等この種の接着剤として知
られた接着剤を用いることができ、特に限定されるもの
ではない。
接着剤の乾燥塗布量ハ0.3〜3y/rr1″になるよ
うに塗布するのが好ましい。
うに塗布するのが好ましい。
熱可塑性樹脂縦方向一軸延伸フィルムと多孔性支持体と
の接着方法は、フィルム側に前記接着剤を適量塗布した
後多孔性支持体シートを重ね合せて接着し加熱乾燥する
とよい。
の接着方法は、フィルム側に前記接着剤を適量塗布した
後多孔性支持体シートを重ね合せて接着し加熱乾燥する
とよい。
本発明において、縦方向の自然収縮の影響が発現しない
のは、フィルムと多孔性支持体シートとの貼着工程に於
いて、フィルムの延伸方向と多孔性支持体シートの長手
方向を一致させ、多孔性支持体シートの長手方向に張力
を加えシワの発生を防止しながら貼着するため、フィル
ムの自然収縮の方向と多孔性支持体シートの長手方向の
張力の緩和による収縮の方向とが一致することによると
推定される。
のは、フィルムと多孔性支持体シートとの貼着工程に於
いて、フィルムの延伸方向と多孔性支持体シートの長手
方向を一致させ、多孔性支持体シートの長手方向に張力
を加えシワの発生を防止しながら貼着するため、フィル
ムの自然収縮の方向と多孔性支持体シートの長手方向の
張力の緩和による収縮の方向とが一致することによると
推定される。
一方、本発明のフィルムは横方向の自然収縮が小さいた
め貼着後半滑性を損なわれることはないが、縦横両方向
に自然収縮する二軸延伸フィルムの場合には、貼着後、
多孔性支持体シートの横方向は伸び、フィルムの横方向
は逆に自然収縮により縮むため平滑性が損なわれてしま
うことになる。
め貼着後半滑性を損なわれることはないが、縦横両方向
に自然収縮する二軸延伸フィルムの場合には、貼着後、
多孔性支持体シートの横方向は伸び、フィルムの横方向
は逆に自然収縮により縮むため平滑性が損なわれてしま
うことになる。
本発明の感熱性孔版原紙を用いるときは、熱可塑性樹脂
縦方向一軸延伸フィルムの表面に電気式点状発熱体素子
や赤外線を作用させてフィルムを穿孔して穿孔画像を形
成する。次いで、多孔性支持体の表面を輪転機の印刷イ
ンキ供給面に当接してセットして多孔性支持体中に印刷
インキを吸収保持せしめ、フィルムの穿孔からフィルム
に当接する印刷用紙面に穿孔画像の通りに浸出せしめる
ことにより印刷することができる。
縦方向一軸延伸フィルムの表面に電気式点状発熱体素子
や赤外線を作用させてフィルムを穿孔して穿孔画像を形
成する。次いで、多孔性支持体の表面を輪転機の印刷イ
ンキ供給面に当接してセットして多孔性支持体中に印刷
インキを吸収保持せしめ、フィルムの穿孔からフィルム
に当接する印刷用紙面に穿孔画像の通りに浸出せしめる
ことにより印刷することができる。
(発明の効果)
以上のように、本発明の感熱性孔版原紙を使用すれば、
サーマルプリンターにより原稿を使用することなく直接
孔版印刷用原紙の製版が可能となる。
サーマルプリンターにより原稿を使用することなく直接
孔版印刷用原紙の製版が可能となる。
また、サーマルプリンターの出力を小さくすることが出
来ると共にヘッドの移動がスムースで、付着物の堆積も
なく鮮明な画像を高速で形成することができる。
来ると共にヘッドの移動がスムースで、付着物の堆積も
なく鮮明な画像を高速で形成することができる。
赤外線等の光源を用いて複写するときも出力の小さい光
源を用いることができ実用的である。
源を用いることができ実用的である。
以下、実施例にて本発明の詳細な説明する。
(実施例1)
ポリフッ化ビニリデン〔融点171℃、ベンウオル)社
製KYNAR(登録商標)〕と、このポリフッ化ビニリ
デンの表面側および裏面側にポリプロピレン〔三菱油化
製ノーブレン(登録商標)〕と共押出しし、125℃で
5倍に一軸延伸したのち、両面側のポリプロピレンを剥
がし、オイルパスの浸漬温度が140℃の前記所定の浸
漬処理後における縦方向、横方向それぞれの熱収縮率が
18q6.1チでJISK−7113により測定した延
伸方向の引張弾性率が25000#/−で厚さ4ミクロ
ンのポリフッ化ビニリデン薄膜フィルムを得た。得られ
たフィルムにアクリル系接着剤(固形分濃度20チ)を
乾燥塗布量が1り/W?になるように塗布し、その上に
ポリエステル繊維80部とマニラ麻20部とを混抄して
得られた坪量101/n?、厚さ40μの多孔性支持体
を重ね合せ、90℃で加熱乾燥して感熱性孔版原紙を得
た。
製KYNAR(登録商標)〕と、このポリフッ化ビニリ
デンの表面側および裏面側にポリプロピレン〔三菱油化
製ノーブレン(登録商標)〕と共押出しし、125℃で
5倍に一軸延伸したのち、両面側のポリプロピレンを剥
がし、オイルパスの浸漬温度が140℃の前記所定の浸
漬処理後における縦方向、横方向それぞれの熱収縮率が
18q6.1チでJISK−7113により測定した延
伸方向の引張弾性率が25000#/−で厚さ4ミクロ
ンのポリフッ化ビニリデン薄膜フィルムを得た。得られ
たフィルムにアクリル系接着剤(固形分濃度20チ)を
乾燥塗布量が1り/W?になるように塗布し、その上に
ポリエステル繊維80部とマニラ麻20部とを混抄して
得られた坪量101/n?、厚さ40μの多孔性支持体
を重ね合せ、90℃で加熱乾燥して感熱性孔版原紙を得
た。
得られた感熱性孔版原紙を日本電気■製す−マルプリン
ター(PCPR405)にセットし穿孔製版した。穿孔
の際、サーマルヘッドには低分子量物等が付着すること
はなく、サーマルヘッドの移動はスムースであった。得
られた穿孔画像には印字ミス等はまった〈認められず明
瞭であった。
ター(PCPR405)にセットし穿孔製版した。穿孔
の際、サーマルヘッドには低分子量物等が付着すること
はなく、サーマルヘッドの移動はスムースであった。得
られた穿孔画像には印字ミス等はまった〈認められず明
瞭であった。
穿孔した前記感熱性孔版原紙を用いてゲステラトナー社
製ゲス420W型輪転印刷機で印刷した結果、非常に明
瞭な印刷物が3000枚得られた。
製ゲス420W型輪転印刷機で印刷した結果、非常に明
瞭な印刷物が3000枚得られた。
(比較例1)
実施例1で用いた材料を実施例1と同様の方法で共押出
しし、125℃で1.5倍の延伸倍率で一軸延伸したの
ち両側のポリプロピレンを剥し、160℃に加熱したロ
ールに接触させ、縦方向に5チ収縮させながら熱処理を
して、オイルバスの浸漬温度が150℃の前記所定の浸
漬処理後における縦方向、横方向それぞれの熱収縮率が
8係、1チで、JISK−7113により測定した延伸
13一 方向の引張弾性率が1900014/−で厚さ4ミクロ
ンのポリフッ化ビニリデン薄膜フィルムを得た。
しし、125℃で1.5倍の延伸倍率で一軸延伸したの
ち両側のポリプロピレンを剥し、160℃に加熱したロ
ールに接触させ、縦方向に5チ収縮させながら熱処理を
して、オイルバスの浸漬温度が150℃の前記所定の浸
漬処理後における縦方向、横方向それぞれの熱収縮率が
8係、1チで、JISK−7113により測定した延伸
13一 方向の引張弾性率が1900014/−で厚さ4ミクロ
ンのポリフッ化ビニリデン薄膜フィルムを得た。
得られた薄膜フィルムに実施例1と同一条件で多孔性支
持体シートを重ね合せたところ、貼着工程で薄膜フィル
ムにシワが入った。
持体シートを重ね合せたところ、貼着工程で薄膜フィル
ムにシワが入った。
得られた感熱性孔版原紙を日本電気■製す−マルプリン
ター(PCPR405)にセットし穿孔製版した。
ター(PCPR405)にセットし穿孔製版した。
穿孔した前記感熱性孔版原紙を用いてゲステラトナー社
製ゲス420W型輪転印刷機で印刷した結果、印刷イン
キが均一に通過しないため不鮮明であった。
製ゲス420W型輪転印刷機で印刷した結果、印刷イン
キが均一に通過しないため不鮮明であった。
(実施例2)
ポリカーボネイト〔軟化点230℃、三菱瓦斯化学社製
ニーピロン(登録商標)〕と、このポリカーボネイトの
表面側および裏面側にポリプロピレン〔三菱油化製ノー
ブレン(登録商標)〕と共押出しし、120℃で2.5
倍に一軸延伸したのち、両面側のポリプロピレンを剥が
し、160℃の前記所定の浸漬処理後ρ縦方向、横方向
それぞれの熱収縮率が55チ、1.5チで、JIS
K−7113により測定した延伸方向の引張弾性率が4
5000に9/aAで厚さ5ミクロンのポリカーボネイ
ト薄膜フィルムを得た。
ニーピロン(登録商標)〕と、このポリカーボネイトの
表面側および裏面側にポリプロピレン〔三菱油化製ノー
ブレン(登録商標)〕と共押出しし、120℃で2.5
倍に一軸延伸したのち、両面側のポリプロピレンを剥が
し、160℃の前記所定の浸漬処理後ρ縦方向、横方向
それぞれの熱収縮率が55チ、1.5チで、JIS
K−7113により測定した延伸方向の引張弾性率が4
5000に9/aAで厚さ5ミクロンのポリカーボネイ
ト薄膜フィルムを得た。
得られた薄膜フィルムに実施例1と同一条件で多孔性支
持体を重ね合せ感熱性孔版原紙を得た。
持体を重ね合せ感熱性孔版原紙を得た。
得られた感熱性孔版原紙を日本電気■製す−マルプリン
ター(PCPR405)にセットし穿孔製版した。
ター(PCPR405)にセットし穿孔製版した。
得られた穿孔画像には印字ミス等#iまったく認められ
ず明瞭であった。
ず明瞭であった。
穿孔した前記感熱性孔版原紙を用いてゲステラトナー社
製ゲス420W型輪転印刷機で印刷した結果、非常に明
瞭な印刷物が3000枚得られた。
製ゲス420W型輪転印刷機で印刷した結果、非常に明
瞭な印刷物が3000枚得られた。
特許出願人 三菱油化株式会社
代理人 弁理士 古 川 秀 利
(ほか1名)
Claims (1)
- 熱可塑性樹脂縦方向一軸延伸フィルムの片面に多孔性支
持体シートを貼着してなることを特徴とする感熱性孔版
原紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23608985A JPH0643150B2 (ja) | 1985-10-22 | 1985-10-22 | 感熱性孔版原紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23608985A JPH0643150B2 (ja) | 1985-10-22 | 1985-10-22 | 感熱性孔版原紙 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6294390A true JPS6294390A (ja) | 1987-04-30 |
JPH0643150B2 JPH0643150B2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=16995556
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23608985A Expired - Fee Related JPH0643150B2 (ja) | 1985-10-22 | 1985-10-22 | 感熱性孔版原紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0643150B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4981746A (en) * | 1987-08-27 | 1991-01-01 | Dai Nippon Insatsu Kabushiki Kaisha | Heat-sensitive stencil sheet |
-
1985
- 1985-10-22 JP JP23608985A patent/JPH0643150B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4981746A (en) * | 1987-08-27 | 1991-01-01 | Dai Nippon Insatsu Kabushiki Kaisha | Heat-sensitive stencil sheet |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0643150B2 (ja) | 1994-06-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0740677A (ja) | 孔版印刷用原紙およびその製造方法 | |
JPS6294390A (ja) | 感熱性孔版原紙 | |
JPS6019591A (ja) | 感熱性孔版原紙 | |
JP3690868B2 (ja) | インクジェット記録用紙 | |
JPS6221596A (ja) | 感熱性孔版原紙 | |
JPS61293899A (ja) | 感熱性孔版原紙 | |
JPH10296933A (ja) | 熱転写リボン用ポリプロピレンフィルム | |
JP5250798B2 (ja) | 感熱孔版印刷用原紙の製造方法 | |
JPS61286131A (ja) | 感熱孔版原紙の製造方法 | |
JPS59115899A (ja) | 感熱性孔版原紙 | |
JPS6089396A (ja) | 感熱性孔版印刷用原紙並びにその製造方法 | |
EP1063102A2 (en) | Stencil sheet | |
JPS62173296A (ja) | 感熱孔版原紙の製法 | |
JPS5927717B2 (ja) | 感圧転写材 | |
JP2004299189A (ja) | 熱転写受像シート及びその製造方法 | |
JPS6067196A (ja) | 感熱性孔版原紙の製造方法 | |
JPH0225398A (ja) | 感熱性孔版原紙 | |
JP2004052140A (ja) | 布帛の縮絨処理と絞り模様描出法 | |
JPH04238095A (ja) | 感熱孔版印刷用原紙の製造方法及び感熱孔版印刷用原紙 | |
JPH0528976B2 (ja) | ||
JP2607109Y2 (ja) | 印字用シート | |
JP6000564B2 (ja) | 感熱孔版原紙 | |
JP3518990B2 (ja) | ロール状感熱孔版原紙 | |
JPH01156096A (ja) | 感熱孔版印刷用原紙の製法 | |
JPH04336290A (ja) | 感熱性孔版印刷用原紙 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |