JP2527068B2 - 水田用農作業機 - Google Patents

水田用農作業機

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JP2527068B2
JP2527068B2 JP2108470A JP10847090A JP2527068B2 JP 2527068 B2 JP2527068 B2 JP 2527068B2 JP 2108470 A JP2108470 A JP 2108470A JP 10847090 A JP10847090 A JP 10847090A JP 2527068 B2 JP2527068 B2 JP 2527068B2
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JP
Japan
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floor
transmission
step floor
planting
case
Prior art date
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JP2108470A
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JPH045183A (ja
Inventor
石田  伊佐男
正文 佐伯
玉井  利男
裕之 新山
野村  勝
英之 草本
仁史 山崎
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Iseki and Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
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  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Superstructure Of Vehicle (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、乗用型田植機や乗用型播種機等の水田用
農作業機に関する。
【従来の技術】
特開昭60−128873号に、走行車体の上側を覆うステッ
プフロアを分割することなく一体に設けた乗用田植機が
開示されている。
【発明が解決しようとする課題】
ところで、水田用農作業機は、泥土壌の水田内を走行
して作業するものであるが、軽度の点検・修理を行うと
きは作業を中断してそのまま水田内で行うことが多い。
このとき、ステップフロアの下側の各部に対し点検・修
理する場合は、ステップフロアを容易に開放できないと
非常に不便である。 そこで、前記従来例のような乗用田植機では、ステッ
プフロアが一体で大型のものであることや、ステアリン
グポストを取外さなければ外せない構成であることか
ら、ステップフロアを容易に開放しにくく、また、取り
外した後は、機体上の別の個所に載せて置けないので、
水田内での点検・修理時には不便であった。
【課題を解決するための手段】 上述の課題を解決するために、この発明は、走行車体
1の上側を覆うステップフロアを前後に分割し、該ステ
ップフロアの後部ステップフロア8bは座席9を上部に設
けるカバー8aと一体に構成し、該後部ステップフロア8b
をその後端近くを中心として上方に回動可能に構成し
て、該後部ステップフロア8bの下方に伝動装置を配設し
たことを特徴とする水田用農作業機とした。
【発明の作用及び効果】
この発明の水田用農作業機は、前後に分割されたステ
ップフロアの後部ステップフロア8bを、座席9とカバー
8aと一体で、後端近くを中心として上方に回動すること
により、後部ステップフロア8bの下方に配設された伝動
装置の上方を広範囲に且つ一挙に開放でき、点検修理が
容易に行える。
【実施例】
乗用型農作業機の一例として乗用型田植機を取り上げ
て、この発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。 1は乗用型走行車体で、後方にリンク22を介して苗移
植作業機2を連結している。 3はエンジンであって、前後方向で前輪4・4と後輪
5・5の間で、ミッションケース6の後端から後方に向
けて固着された1本のフレーム7a上に搭載されている。
またエンジン3の上側は後部ステップフロア8bと一体成
形されたエンジンカバー8cで覆われ、そのカバー8c上に
座席9が配設されている。 また、エンジン3の出力軸3aは左側に向けられてい
て、その出力軸3aの回転動力はベルト伝動機構10を介し
て前方へ伝動し、ミッションケース6に固設された油圧
ポンプ11を駆動する。この油圧ポンプ11の駆動軸11aか
ら更に前方へ、変速伝動可能なベルト伝動機構の副変速
装置12を介して動力が伝動され、ミッションケース6前
側の入力軸6aに回転動力が入力される。ミッションケー
ス6内に伝えられた動力は、走行、作業機系へと伝達さ
れる。 副変速装置12は、油圧ポンプ11の駆動軸11aに2つの
同径のプーリーが取り付けられ、ミッションケース6の
入力軸6aには大径と小径の2つのプーリーが取り付けら
れ、それぞれにベルトが掛けられて、大径側のプーリー
12aへ伝動するベルト(低速伝動用)と小径側のプーリ
ー12bへ伝動するベルト(高速伝動用)とを選択的にベ
ルト伝動状態とするテンションを与える機構となってい
る。これにより、低速、高速の2段階の減速比を選択的
に伝動できるようになっている。また、この副変速装置
12の外側側面は、カバー12′で覆われている。 前輪4・4は、ミッションケース6の後方の左右両側
にエクステンション13・13を介して下方向に縦に配設さ
れた前輪伝動ケース14a,14bの下側ケース14bに軸架され
ている。前輪4・4への伝動は、ミッションケース6に
入力された動力が、ミッション内で更に減速され、差動
装置を介して、エクステンションケース13と前輪伝動ケ
ース14a・14a,14b・14b内の伝動機構を経て、左右の前
輪4・4に伝動される。また、前輪4・4は操向車輪と
して、ハンドル15の操向操作がステアリング軸15aで伝
達され、アーム16、ロッド17・17を介して上側の前輪伝
動ケース14aに対して回動自在な下側ケース14b・14bに
連結されて、ハンドル15の回動に対応して前輪4・4が
操向回動するようになっている。 後輪5・5は、フレーム7aの後端の横フレーム7bの中
央に後方へ向けて固着されたローリング軸18にローリン
グ自在に取り付けられた後輪フレーム19の左右端部の後
輪ギヤケース20・20に軸架されている。よって、後輪5
・5はローリング軸18周りにローリング可能な構成にな
っている。後輪5・5への伝動は、ミッションケース6
内の動力が、そのミッション内の後輪用の差動装置を介
して、ミッションケース6の後端部左右2箇所から後方
に突出させた後輪駆動軸21・21に伝動され、その駆動軸
21・21と後輪ギヤケース20・20の入力軸20a・20aとを自
在継手、伸縮継手を備えた後輪伝動軸22・22が連結し
て、後輪5・5へ動力が伝達されている。 23は油圧シリンダで、シリンダの基部側はエンジン3
の下側でフレーム7aに固着されたブラケットに軸支さ
れ、ピストンロッドの先端は走行車体1と作業機2を連
結するリンク24のアッパーリンク24aに一体のアーム25
に連結されている。油圧シリンダ23のシリンダ内へオイ
ルが流入、流出することによって、ピストンロッドが突
出、引退し、リンク24が走行車体1側を回動支点として
上下し、作業機が昇降する。 リンク24は、アッパーリンク24aとロアーリンク24b
が、走行車体1側の横フレーム7bに固着された走行車体
側リンクベース24cにリンク回動支点として連結され、
作業機2側には作業機2を左右ローリング自在に軸支し
ている作業機側リンクベース24dが連結されている。 25は作業機伝動軸で、ミッションケース6の右側部か
ら後方に向けて突出させたPTO軸の回転動力を、作業機
2の駆動軸へ自在継手、伸縮継手を介して伝達する。 26は苗載台で、前側が上位に後側が下位になるよう傾
斜させて植付部伝動ケース27に固定されているレール上
に左右スライド可能に取り付けられている。伝動ケース
27内の左右往復機構により苗載せ台26は左右に往復移動
して、植付装置28…にその植え付けサイクルに合わせて
一株づつ苗を供給する。 植付装置28…は、植付部伝動ケース26の左右端側から
それぞれ後方に向かって延びる2本の植付伝動フレーム
29・29の後側に、左右両側2条分づつ取り付けられ全体
で4条植え分装着されている。各条の植え付け装置28…
は植付伝動フレーム29・29内のチェーン伝動機構を介し
て伝動ケース26の動力が伝達されている。また、植付装
置28は、回転ケース30とそれに装着された2基の植付具
31・31から構成されている。この2基の植付具31・31の
それぞれに植付爪31a・31aが設けられ、その先端が回転
ケース30の回転に伴うケース内のギヤ列の回転伝動によ
って楕円状の軌跡を描く運動を行い、苗載台26の苗供給
に合わせて一株づつ苗を取って圃場に植え付けていく。 32a,32b,32cはそれぞれ左側、中央側、及び右側の整
地フロートで、植付伝動フレーム29、29の下側にそれぞ
れ吊り下げられ、植え付け圃場の泥面を整地しながら滑
走していく。 33は操作パネルで、ハンドル15の下側に配設されて、
このパネル33の下側はパネルカバーで覆われている。 34はステアリングポストで、前記ステアリング軸12を
支持している。このポスト34の外周付近はポストカバー
34aで覆われ、そのカバー34aの左右、前後の幅はハンド
ル15の外径よりも細く設けられている。 35はクラッチペダル、36a,36bはそれぞれ後輪の左右
ブレーキペダルで、37はデフロックペダルである。 38は主変速レバー、39は副変速レバー、40は油圧、植
付レバーである。 さて、ステップフロア8a,8bは、前部ステップフロア8
aと後部ステップフロア8bとに分割されて別体となって
いて、それぞれ樹脂成形されて軽量化が計られている。 前部ステップフロア8aは、ポストカバー34aの基部前
側に配設され、ミッションケース12の前側左右に固設さ
れたバランスウエイト41・41上に支持されている。この
ため、ハンドル15の周りにも操縦者が立てるようになっ
ている。これにより、畦際に田植機の前端部が寄せられ
ている場合、前側にステップフロアが延設されているの
で、水田の泥土中に足を踏み入れずに乗り降りできるの
で便利である。また、このフロア8aは、底部に固設した
係止受け具41a・41aと前部フロア係止具41b・41bにより
係止され固定される。フロア8aは、比較的小さい部品な
ので、この係止を外して前方に引き出いて取り外し機体
上の適当な所に簡単に載せられる。そうすれば、ハンド
ルポスト15aの基部に配設されたバッテリー42の着脱
や、副変速装置12の操作系統のメンテナンスなどが容易
に行える。 前部ステップフロア8aの後端部には、左右に切りかき
部8a′,8a″部が設けられている。左側の切りかき部8
a′からはクラッチペダル35が突設され、右側の切りか
き部8a″からは左右ブレーキペダル36a,36bが突設され
ている。 後部ステップフロア8bは、エンジンカバー8cと一体に
樹脂成形されていて、フロアステー43に支持されてい
る。そのフロアステー43は、前輪伝動ケース14a・14aの
上側に固設のステー支持具43a・43aと、フレーム7aに固
着のステー支持棒43b・43bと走行車体側リンクベース24
cとで支持されている。また、このフロア8bは、そのフ
ロア底部に固設した係止受け具44a・44a,45a・45aとそ
れに対応してステー43側に固設した後部フロア係止具44
b・44b・45b・45bにより係止され固定される。フロア8b
は、この係止を外して上方に引き上げれば簡単に取り外
せる。一方、係止受け具44a・44a,45a・45aには半円状
の切りかき部を設けた部材が一体に設けてあり、それに
対応して係止具44b・44b,45b・45bには丸棒状部材が一
体に設けてあって、その切りかき部に嵌合している。こ
れにより、前記の係止具44b・44b,45b・45bを外し、前
後一方の係止受け具44a・44a、或は45a・45aの切りかき
部を係止具44b・44b、或は45b・45bの棒状部材を回動軸
として摺動回動させて、フロア8bを開閉することができ
るようになっている。これは、水田での作業中のメンテ
ナンスなどで、フロア8bを取り外して置く適当な場所が
ない場合に便利である。尚、第4図のように後側を支点
に前側を上げてステップフロア8bを開いて、フロア開閉
補助具46をフロア8bの前側に設けた開閉用の把持孔8dに
通してハンドル15に引っ掛けておけば、フロア8bを上方
に回動した状態に保持させておくことができ、その状態
でエンジン3や動力伝達ベルトや副変速装置12などのメ
ンテナンスが容易に行える。また、第5図のように、フ
ロア8bの左右両側底部に係止バネ47a・47aを固着し、そ
れに対応してステー支持棒43b・43bの上端部に棒状の係
止バネ受け具47b・47bを設ければ、左右方向にもフロア
8bを開閉することができる。 後部ステップフロア8bの座席9の足元部に切りかき部
8b′が設けられ、そこからデフロックペダル37が上方へ
向けて突設されている。また、フロア8bの左右両側に孔
8e…が穿かれていて、その孔から前後輪4・4,5・5の
接地状態や前輪4・4の向きを座席9に座った操縦者が
視認できるようになっている。更に、フロア8bの左右の
縁部は上に突出する段差が成形され、またその突出する
縁部は進行方向に沿って凹凸形状8f…が連続するように
も成形されている。これにより、操縦者が乗り降りする
とき縁部で滑るのが防止され、また洗車時にステップ面
からの泥や水の抜けがよくなる。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の一実施例を示す。 第1図:実施例の乗用型田植機を示す側面図 第2図:実施例の乗用型田植機を示す平面図 第3図:ステップフロアの支持固定の構成を示す部分側
面図 第4図:ステップフロアを後側を支点に回動させた状態
を示す側面図 第5図:ステップフロアを左右側を支点に回動させる構
成を示す部分断面図 図中の符号を簡単に説明する。 1:乗用型走行車体 8b:後部ステップフロア 44a・45a:フロア係止受け具 44b・45b:フロア係止具
フロントページの続き (72)発明者 野村 勝 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社技術部内 (72)発明者 草本 英之 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社技術部内 (72)発明者 山崎 仁史 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社技術部内 審査官 清水 修 (56)参考文献 特開 平2−231276(JP,A) 実開 昭60−131125(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行車体1の上側を覆うステップフロアを
    前後に分割し、該ステップフロアの後部ステップフロア
    8bは座席9を上部に設けるカバー8aと一体に構成し、該
    後部ステップフロア8bをその後端近くを中心として上方
    に回動可能に構成して、該後部ステップフロア8bの下方
    に伝動装置を配設したことを特徴とする水田用農作業
    機。
JP2108470A 1990-04-23 1990-04-23 水田用農作業機 Expired - Lifetime JP2527068B2 (ja)

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JPH045183A (ja) 1992-01-09

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