JP3769870B2 - 農作業機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、乗用型の田植機や農用トラクタ−等のように、走行車体の後側に苗植付部や耕耘ロ−タリ−等の農作業装置が装着された農作業機の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来、乗用型の田植機や農用トラクタ−等のような走行車体の後側に苗植付部や耕耘ロ−タリ−等の農作業装置が装着された農作業機において、走行車体の前部に前輪及び後輪へ動力を伝達する伝動部が設けられたものがある。上記農作業機においては、走行車体の後側に重量の大きい苗植付部や耕耘ロ−タリ−等の農作業装置を装着しているため、機体の重量バランスが後寄りとなる傾向がある。そこで、機体の前後重量バランスを良好にすべく、走行車体の前輪及び後輪へ動力を伝達するミッションケ−ス等の重量物である伝動部を走行車体の前部に配置して前記伝動部の前側にバッテリ−を搭載し、機体の前後重量バランスを良好にしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記農作業機においては、バッテリ−が上記伝動部の前側に配置される分、機体の前後長が長くなり、圃場の畦際等の未作業区域が広くなってしまう。
この発明は、機体の前後長を長くすることがなく、機体の左右方向の重量バランス、機体の前後重量バランスを良好にするバッテリ−の配置を得ようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記課題を解決するために、エンジン(10)からの動力が伝動部(20)を介して伝達されて駆動する左右一対の前輪(5,5)及び後輪(6,6)を備える走行車体(2)の後側に農作業装置(3)が備えられ、前記伝動部(20)が前記走行車体(2)の前部に設けられた農作業機(1)において、伝動部(20)に正面視U字型の支持プレート(90)の下部が取付固着され、伝動部(20)の上面にステアリング軸(97)の上下中央部を支持する中央支持筒(101)が取付固着され、支持プレート(90)の後部で該プレート(90)の左右を繋ぐ中央部プレート(100)が前記中央支持筒(101)に一体の第一のプレート(102)に固着され、支持プレート(90)の下部にバッテリ−載置台(106)が固着され、該バッテリ−載置台(106)に前記走行車体(2)の前部且つ左右中央部の機体平面視で前記伝動部(20)と重複する位置にバッテリ−(107)載置され、伝動部(20)の前部に第二のプレート(113)を介して左右フレーム(111)が取付固定され、該左右フレーム(111)にタンク取付プレート(118)を介して左右方向に長い油圧タンク(33)が機体の左右方向略中央に取り付けられた構成となっていることを特徴とする農作業機とした。
【0005】
【発明の効果】
この発明の農作業機は、走行車体の前部に伝動部20が設けられているので走行車体の後側に農作業装置が装着された機体の前後重量バランスが良好になると共に、伝動部20に正面視U字型の支持プレート90の下部が取付固着され、伝動部20の上面にステアリング軸97の上下中央部を支持する中央支持筒101が取付固着され、支持プレート90の後部で該プレート90の左右を繋ぐ中央部プレート100が前記中央支持筒101に一体の第一のプレート102に固着され、支持プレート90の下部にバッテリ−載置台106が固着され、該バッテリ−載置台106に前記走行車体の前部且つ左右中央部の機体平面視で前記伝動部20と重複する位置バッテリ−107が載置されているので、走行車体の後側に農作業装置が装着された機体の前後重量バランスを良好にすると共に、バッテリ−107を配置することにより機体の前後長を長くしたり機体の左右方向の重量バランスを悪化させることがない。また、バッテリ−107がステアリング軸97より前側に配置されるので、バッテリ−107の装着が機体の前側から容易に行える。更に、伝動部20の前部に第二のプレート113を介して左右フレーム111が取付固定され、該左右フレーム111にタンク取付プレート118を介して左右方向に長い油圧タンク33が機体の左右方向略中央に取り付けられた構成となっているので、油圧タンク33の前後方向の長さを短くして機体の前後長が長くならないようにできると共に、機体の左右方向の重量バランスを悪化させないようにできる。
【0006】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
図1は、農作業機の一例として乗用型の田植機1を示したものであり、この田植機1は、走行車体2と農作業装置の一種である6条植えの苗植付部3及び6条分の施肥装置4が備えられている。
【0007】
図1及び図2に示すように、走行車体2は、左右一対の前輪5,5及び後輪6,6が装着され、これらの前後輪5,5,6,6を駆動して走行する。走行車体2の左右方向の中央部に操縦席7が備えられ、該操縦席7の前側の前部ボンネット8の上側にはステアリングハンドル9が設けられている。走行車体2の略中央に駆動源であるエンジン10が設けられ、このエンジン10の出力プ−リ11から第一伝動ベルト12及びHST(油圧式無段変速装置)13の入力プ−リ14を介してHST入力軸13aが駆動され、前記HST13に動力が伝達される。尚、前記第一伝動ベルト12には、該ベルト12に張力を与えるテンションプ−リ15が設けられている。また、油圧ポンプ16がボルトにより前記HST13の右側に取付固着され、前記入力プ−リ14とは反対側に突出した前記HST入力軸13aの駆動により前記油圧ポンプ16が駆動するようになっている。前記HST入力軸13aから任意の変速比で変速されて駆動するHST出力軸13bにHST出力プ−リ17が取り付けられ、該プ−リ17から第二伝動ベルト18及び主ミッションケ−ス入力プ−リ19を介して主ミッションケ−ス20内へ伝動される構成となっている。尚、前記第二伝動ベルト18には、該ベルト18に張力を与えるテンションプ−リ21,21が設けられている。そして、前記主ミッションケ−ス20の左右に突出した左右それぞれの前輪アクスル部20a,20aに動力が伝達され、前輪5,5が駆動するようになっている。また、主ミッションケ−ス20からの動力が左右それぞれの後輪伝動軸22,22を介して左右の後輪伝動ケ−ス23,23に伝達され、後輪6,6が駆動するようになっている。
【0008】
また、主ミッションケ−ス20からの動力がエンジン10の右側方を通過するように設けられた作業装置伝動軸24を介して作業クラッチケ−ス25内に伝達され、該作業クラッチケ−ス内からの動力が植付伝動軸26を介して苗植付部3に伝達されると共に前記作業クラッチケ−ス25から上方向に延びる施肥伝動軸27を介して施肥装置4に伝達されるようになっている。
【0009】
前記苗植付部3は、走行車体2の後部に設けられた昇降リンク機構28を介して装着され、前記油圧ポンプ16からの油圧により作動する油圧昇降シリンダ29の伸縮により上下に昇降するようにに設けられている。尚、前記油圧ポンプ16から前記油圧昇降シリンダ29への油路の切替は、走行車体2の後部に設けられた油圧切替バルブ30により行うようになっている。
【0010】
また、走行車体2の略中央部にはメインフレ−ム31が設けられており、該メインフレ−ム31は上側に前記エンジン10を搭載し前側に主ミッションケ−ス20を固着した構成となっている。また、メインフレ−ム31の後部には、前記昇降リンク機構28が取り付けられると共に左右の後輪伝動ケ−ス23,23を固着した後輪6,6のロ−リングフレ−ム32が枢着され、走行車体2に対して後輪6,6が揺動自在に設けられている。
【0011】
ところで、図3に示すように前記油圧ポンプ16の油圧回路は、油圧昇降シリンダ29への圧油供給回路とHST13のチャ−ジ回路とを備えている。すなわち、前記油圧ポンプ16の駆動により油圧タンク33からの油路34を介して該ポンプ16に油が供給され、2連ポンプである前記油圧ポンプ16から油圧昇降シリンダ29への圧油供給用の油路35とHST13のチャ−ジ回路用の油路36とが設けられている。前者の油路35により油圧切替バルブ30に油圧が供給され、該バルブ30から下降ロックバルブ37を介して油圧昇降シリンダ29に油圧が供給される。尚、油圧切替バルブ30から油圧タンク33ヘの戻り油の油路38が設けられている。また、後者の油路36からフィルタ−39を介してHST13へ油圧が供給され、HST13からの戻り油を油圧タンク33へ戻す油路40が設けられている。
【0012】
苗植付部3は、苗載置台50と植付伝動部51と各条の苗植付装置52,…とを備えて構成され、作業クラッチケ−ス25からの動力が植付伝動軸26を介して植付伝動部51の植付伝動ケ−ス51a内に入力されて作動するようになっている。また、苗植付部3の下部には、センタ−フロ−ト53及び両側部にサイドフロ−ト54,54が設けられており、該フロ−ト53,54,54が圃場面を滑走するようになっている。尚、フロ−ト53,54,54は、それぞれの左右方向の枢支軸55…回りに回動自在に設けられている。また、苗植付部3が圃場面に対して所定の高さに制御されるように前記センタ−フロ−ト53の上下方向の傾斜角すなわち圃場面に対する迎い角を検出することによって圃場面を感知する圃場面感知機構56が構成され、該圃場面感知機構56の作動に伴ってワイヤ57を介して前記油圧切替バルブ30が作動するようになっている。
【0013】
また、前記苗載置台50は、前記植付伝動ケ−ス51aの両側から突出する左右移動軸58に苗載置台取付部材59,59により取り付けられている。苗植付装置52,…の作動に伴って左右移動する前記左右移動軸58により苗載置台50を左右に往復移動させ、該苗載置台50の左右移動により苗植付装置52,…が苗載置台上のマット苗を苗取口60…から一株づつ掻き取っていくようになっている。また、前記苗載置台50は、苗載置台50の左右移動終端において苗載置台上のマット苗を各条の苗送りベルト61…により一株分づつ苗植付装置側に移送する公知の構成である。
【0014】
走行車体2のステアリングハンドル9の右側には、HST13の変速比を変更操作できるHSTレバ−70が設けられている。ステアリングハンドル9の左側には、主ミッションケ−ス20内のギヤの噛み合いを切り替えて機体の車速を「路上走行速」と「植付作業速」とに切り替えることができる主変速レバ−71が設けられている。また、操縦席7の右側には植付・昇降レバ−72が設けられ、この植付・昇降レバ−72の操作で作業クラッチケ−ス25内の作業クラッチ(図示せず)による苗植付部3及び施肥装置4の駆動の入切や油圧切替バルブ30を作動させることによる苗植付部3の昇降が行われるようになっている。ステアリングハンドル9の下方には、後輪6,6のデフ差動状態とデフロック状態とを切り替える後輪デフロックレバ−73、第一伝動ベルト12のテンションプ−リ15を操作することによりエンジン10からHST13への伝動を断つオ−ルストップレバ−74が設けられている。
【0015】
また、前部ボンネット8の左側の下方に走行車体2の前後輪5,5,6,6、苗植付部3及び施肥装置4ヘの動力の伝達を断つ主クラッチペダル75、該クラッチペダル75と略左右対称な位置に左右の後輪6,6をそれぞれ制動するためのブレ−キペダル76,76が設けられている。前記主クラッチペダル75の踏み込み操作により、第二伝動ベルト18のテンションプ−リ21,21を操作して該ベルト18によるHST13から主ミッションケ−ス20ヘの伝動が断たれるようになっている。前記左右それぞれのブレ−キペダル76,76の踏み込み操作により、主ミッションケ−ス内の左右それぞれのブレ−キ装置(図示せず)が作動して左右それぞれの後輪6,6が制動されるようになっている。
【0016】
前記HSTレバ−70は、左右方向の回動軸81回りに前後方向に無段変速操作して走行車体2の前進から後進までの任意の速度に設定できるようになっている。前記左右方向の回動軸81は、走行車体側に設けられたレバ−軸支持筒82に嵌入された構成となっている。前記左右方向の回動軸81の左端には前記回動軸81と一体回転するHST操作ア−ム83が設けられ、該ア−ム83の先端部とHST13の変速操作を行うトラニオンア−ム13cとがHST操作ロッド(図示せず)により連結された構成となっている。
【0017】
また、HSTレバ−70と前記左右方向の回動軸81とは前後方向の回動軸84により枢着されている。HSTレバ−70の下方にはガイド溝85aが設けられたガイドプレ−ト85が走行車体側と一体に設けられると共に、前記ガイド溝85aに案内されるように設けられた被案内プレ−ト86がHSTレバ−70に固着されている。前記ガイド溝85aはHSTレバー70の中立位置で該レバーを左右方向に操作するようなクランク形状となっており、前後方向の操作でHSTレバ−70が前進側から後進側へあるいは後進側から前進側へ直接操作されることを防止している。尚、前記前後方向の回動軸84部分にはトルクスプリング84aが設けられており、このトルクスプリング84aによりHSTレバ−70が左側(前進操作側)に付勢されている。従って、HSTレバ−70を後進側へ操作するとき、中立位置で前記HSTレバ−70を右方向に操作してから後方に操作するようになっている。
【0018】
HSTレバ−70の前記ガイドプレ−ト85の下側には、該プレ−ト85に取り付けられた回動軸87回りに回動可能なバックリフト連動用プレ−ト88が設けられている。前記バックリフト連動用プレ−ト88は、HSTレバ−70の後進操作位置の状態でHSTレバ−70の前記被案内プレ−ト86が当接する立上り部88aが設けられており、HSTレバ−70の後進側の操作で回動するようになっている。尚、前記バックリフト連動用プレ−ト88には、該プレ−ト88をHSTレバ−70の前進操作位置側に付勢するトルクスプリング88bが設けられている。バックリフト連動用プレ−ト88の先端部にはバックリフト連動用ワイヤ89が取り付けられており、該ワイヤ89により油圧切替バルブ30を操作してHSTレバ−70が後進操作位置の状態で苗植付部3が上昇するようにして、苗植付部3が接地した状態で機体を後進させることによる苗植付部3の破損等を防止している。
【0019】
HSTレバ−70のレバ−軸支持筒82は、正面視U字型の支持プレ−ト90の左右を繋ぐように溶接され固着された構成となっている。前記支持プレ−ト90は、下部において取付ボルト91,91により主ミッションケ−ス20に取付固着されている。前記支持プレ−ト90の上部には、主変速レバ−71が前後方向に回動自在に取り付けられている。尚、主変速レバ−71は、該レバ−71の操作により一体回転するレバ−軸71aのア−ム92と主ミッションケ−ス20に設けられた主変速シフタ93とが主変速操作ロッド94により連結され、変速操作が行えるようになっている。また、前記支持プレ−ト90の上部には、該支持プレ−ト90の左右を繋ぐように2本の連結軸95,96が固着して設けられている。前記連結軸95,96のうちの前側の連結軸95には、該連結軸95を回動軸とする後輪デフロックレバ−73及びオ−ルストップレバ−74が設けられている。後側の連結軸96には、ステアリング軸97の上部を支持する上部支持筒98と一体に設けられた正面視逆U字型のプレ−ト99が固着されている。支持プレ−ト90の上下方向の中央後部には、該支持プレ−ト90の左右を繋ぐように中央部プレ−ト100が固着されている。この中央部プレ−ト100とステアリング軸97の上下中央部を支持する中央支持筒101に一体のプレ−ト102とがボルト103,103、ナット104,104により固着されている。尚、前記中央支持筒101は、主ミッションケ−ス20の上面にボルト105…により取付固着されている。
【0020】
前記支持プレ−ト90の左側の下部には、バッテリ−載置台106が固着して設けられている。このバッテリ−載置台106の下面にHSTレバ−70の前記レバ−軸支持筒82が溶接して固着された構成となっている。前記バッテリ−載置台106の左側部及び後部には左側立上り部106a及び後立上り部106bが設けられており、この立上り部106a,106bにより載置されたバッテリ−107が機体の振動等によって位置ずれするのを防止している。尚、前記バッテリ−107は、バッテリ−載置台106の後立上り部106bの上端からバッテリ−載置台106の前部に設けられた前係止プレ−ト108との間に弾性のある帯状のゴム体109をバッテリ−107の上側に載置した固定用プレ−ト110の上側から掛けることにより取り付けられるようになっている。尚、前記前係止プレ−ト108は、左右方向の回動軸108a回りに回動自在に設けられている。
【0021】
走行車体2の前部ボンネット8は、該ボンネット8の前側のカバ−8aを取り外せるようになっている。従って、該カバ−8を取り外した状態で、バッテリ−107を機体前方から前記バッテリ−載置台106に載置して装着できるようになっている。このとき、左右一対の前輪5,5を走行させるステアリング軸97より前側に配置させるように前記バッテリ−107を装着するので、バッテリ−107の装着が機体の前側から容易に行える。
【0022】
以上により、この乗用型の田植機1は、走行車体2の前部に主ミッションケ−ス20が設けられているので走行車体2の後側に苗植付部3が装着された機体の前後重量バランスが良好になると共に、バッテリ−107が前記走行車体2の前部且つ左右中央部の機体平面視で前記主ミッションケ−ス20と重複するように配置されているので、走行車体2の後側に苗植付部3が装着された機体の前後重量バランスを良好にすると共に、バッテリ−107を配置することにより機体の前後長を長くしたり機体の左右方向の重量バランスを悪化させることがない。
【0023】
主ミッションケ−ス20の前方には、左右方向に延びる断面四角形状の左右フレ−ム111が設けられている。この左右フレ−ム111は、主ミッションケ−ス20の前部にボルト112…により取付固定された左右それぞれのプレ−ト113,113に溶接され固着されている。前記左右フレ−ム111は、内部に空間部111aを備えた構成であると共に該空間部111aが左右フレ−ム111の左右両端部において外方に開放されている。後部に苗植付部3を装着する機体の前後重量バランスを良好にすべく、機体の前部となる左右フレ−ム111の端部から棒状のバランスウエイト114を前記左右フレ−ム内に挿し込むようになっている。前記棒状のバランスウエイト114の端部にはフランジ114aが設けられると共に、左右フレ−ム111の左右両端部にウエルドナットが溶接されたフランジ111b,111bが設けられ、ボルトにより前記棒状のバランスウエイト114を前記左右フレ−ム111に固定するようになっている。左右フレ−ム内に挿入する棒状のバランスウエイト114を用いることによって、バランスウエイトを機体の前部に突出させて装着して機体の前後長を長くすることがなく、有効に左右フレ−ム内の空間部111aを利用できる。
【0024】
また、前記左右フレ−ム111に固着されウエルドナットが溶接されたバンパ取付プレ−ト115…に、ボルトにより左右方向に3分割されたバンパ116,117,117を取り付けるようになっている。このバンパ116,117,117の材質は重量の異なる鋳物と樹脂の2種類のものがあり、施肥装置4の有無や苗植付部3の重量の相違に応じて前記2種類のバンパを付け替えて、機体の前後重量バランスを調節し良好にすることができる。すなわち、前記バンパ116,117,117は左右方向に3分割されているので、個々のバンパ部分を前記2種類のものにそれぞれ付け替えることができ、機体の前後重量バランスを極め細かく調節できる。
【0025】
主ミッションケ−ス20の前側には、油圧タンク33が設けられている。この油圧タンク33は、前記左右フレ−ム111に溶接された左右それぞれの油圧タンク取付プレ−ト118,118にボルト119,119により取り付けられた構成となっている。この油圧タンク33は、左右方向に長い直方体に近い形状となっており、機体の前後方向の長さを短くして機体の前後長が長くならないような形状にしている。また、前記油圧タンク33は、機体の左右方向の略中央に設けられ、機体の左右方向の重量バランスを悪化させないような配置となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型の田植機の側面図
【図2】乗用型の田植機の平面図
【図3】油圧回路を示す図
【図4】走行車体の前部を示す側面図
【図5】走行車体の前部ボンネットの周辺の構成を示す正面図
【図6】HSTレバ−の操作による苗植付部の上昇の連繋構成を示す側面図
【図7】HSTレバ−の操作による苗植付部の上昇の連繋構成を示す図6におけるA視図
【符号の説明】
1…乗用型の田植機(農作業機)、2…走行車体、3…苗植付部(農作業装置)、5,5…前輪、6,6…後輪、10…エンジン、20…主ミッションケ−ス(伝動部)、33…油圧タンク、90…支持プレート、97…ステアリング軸、100…中央部プレート、101…中央支持筒、102…プレート、106…バッテリ−載置台、107…バッテリ−、111…左右フレーム、113…プレート、118…タンク取付プレート

Claims (1)

  1. エンジン(10)からの動力が伝動部(20)を介して伝達されて駆動する左右一対の前輪(5,5)及び後輪(6,6)を備える走行車体(2)の後側に農作業装置(3)が備えられ、前記伝動部(20)が前記走行車体(2)の前部に設けられた農作業機(1)において、伝動部(20)に正面視U字型の支持プレート(90)の下部が取付固着され、伝動部(20)の上面にステアリング軸(97)の上下中央部を支持する中央支持筒(101)が取付固着され、支持プレート(90)の後部で該プレート(90)の左右を繋ぐ中央部プレート(100)が前記中央支持筒(101)に一体の第一のプレート(102)に固着され、支持プレート(90)の下部にバッテリ−載置台(106)が固着され、該バッテリ−載置台(106)に前記走行車体(2)の前部且つ左右中央部の機体平面視で前記伝動部(20)と重複する位置にバッテリ−(107)載置され、伝動部(20)の前部に第二のプレート(113)を介して左右フレーム(111)が取付固定され、該左右フレーム(111)にタンク取付プレート(118)を介して左右方向に長い油圧タンク(33)が機体の左右方向略中央に取り付けられた構成となっていることを特徴とする農作業機。
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