JP2526227Y2 - 部材の結合構造 - Google Patents

部材の結合構造

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JP2526227Y2
JP2526227Y2 JP8558092U JP8558092U JP2526227Y2 JP 2526227 Y2 JP2526227 Y2 JP 2526227Y2 JP 8558092 U JP8558092 U JP 8558092U JP 8558092 U JP8558092 U JP 8558092U JP 2526227 Y2 JP2526227 Y2 JP 2526227Y2
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一也 嶋田
正義 佐伯
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三協アルミニウム工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、正面の格子桟と側面
の格子桟を方立を用いて結合する構造のように、方立を
用いた部材の結合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】建物の壁面から張り出して形成される手
摺や出窓など、正面部材と側面部材が方立を介して結合
される構造では、正面と側面の両部材および方立を結合
する際にコーナーピースなどの結合部材が用いらる。
【0003】結合部材は、前記三部材を所定の角度に強
固に結合する機能があるが、ガタや間隙の発生あるいは
目違いが生じないように取り付けるには熟練を要し、作
業性がよくない。さらに、結合部材と前記の三部材を固
定したねじの頭を隠蔽するため正面側にも目板を取り付
けるなどし、このために方立などの素材表面が持つ優美
な質感などデザイン上必要とする要件が損なわれてしま
う場合がある。
【0004】また、図5のように従来の面格子1は建物
の壁面に対して簡単なブラケット2によって取り付けら
れることが多い。このような構成は、面格子1に関して
正面からの外観のみを重視する結果であって、面格子1
の側面も見える建物の外観からすると見苦しい面があ
る。
【0005】一方、ユーザーの多様化によって面格子1
にボリューム感や重厚な感じのあるものが求められてい
る。しかし、従来のブラケットによる構造ではこのよう
なものを得ることが難しい。従来、図6のように建物の
壁面から側面を持ち出した構造のものもあるが、この構
造は、言わば格子桟3だけで面格子が形成されており、
強度上充分な構造とすることが難しい。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】この考案は、組み付け
作業が簡単ですっきりと優美な外観を得やすく、構造的
にも頑丈な結合構造の提供を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】正面部材と側面部材が方
立を介して結合される部材結合構造に関する。正面部材
の両端部は留め結合用に角度切りされる。方立は断面に
おいて、正面部材の端面が当接されて留め結合となる第
1面と側面部材の端面が当接されて結合される第2面を
備える。第1面に、正面部材の端面が当接されてねじ止
めされた時、正面部材の端面で隠蔽される範囲に、第2
面に端面を当接させた側面部材を固定するためのねじを
正面側から挿通しねじ止めするための挿通孔が形成され
る。
【0008】
【作用】第1面に形成された挿通孔は、側面部材を第2
面にねじ止めすることを可能とし、かつ、そのねじ頭を
第1面に取り付けられた正面部材で隠蔽する。正面部
材、側面部材を方立に対しねじ止めする構成は、これら
を結合部材を介さず直接に結合することを可能とする。
【0009】
【実施例】図1〜図4は面格子1に関する。面格子1は
図4のように正面部材4、側面部材5および方立6で構
成されている。丸囲みの拡大部Aは、正面部材4と側面
部材5および方立6の三部材が結合された部材の結合構
造となっている。
【0010】正面部材4は、上、下枠7,8と複数本の
横方向に配置された格子桟9で構成され、側面部材5
は、同様に上、下枠10,11と前記の格子桟9と同数
の横方向に配置された格子桟12および取り付け枠13
で構成されている。取り付け枠13は側面の上、下枠1
0,11と各格子桟12の室内側端を固定した垂直部材
である。
【0011】方立6はアルミ合金の押出し成形材を横切
りして形成されたもので、断面において、全体として直
角三角形を呈し、斜辺に相当する面が正面部材4の端部
が取り付けられる第1面14とされ、底辺に相当する面
が側面部材5の室外側が取り付けられる第2面15とさ
れている。第1面14は第2面15に対し45°の角度
とされている。これは、正面部材4との結合を留め結合
とするためである。
【0012】なお、底辺15には補強のためのホロー部
16と共に、結合構造の室内側隅部を隠蔽するための室
内側化粧部17が形成され、さらに、断面において垂直
辺に相当する第3面18と第1面14とが成す角部は円
弧をもって丸く形成され、室外側化粧部19とされてい
る。
【0013】第1面14には、正面側の上、下枠7,8
および正面側の格子桟9の端部が当接する範囲に、これ
らの枠および桟を方立6に結合するねじ20のためのね
じ座21および挿通孔22が形成されている。ねじ座2
1は押出し成形時に形成された隆条にねじ孔を左右方向
に穿設して構成される。挿通孔22は、第2面15を正
面側から見通せる位置に、ドライバーなどの工具を差し
込むのに充分な大きさを有する。符号23は低い突縁
で、第1面14の両側に形成されている。
【0014】第2面15には、側面側の上、下枠10,
11および格子桟12の端部が当接する範囲で、前記の
挿通孔22の正面位置に、これらの枠および桟を方立6
に結合するねじ24のためのねじ孔が形成されている。
なお、第2面15のホロー部16の外壁の両側には、や
はり低い突縁23が形成されている。第3面18には、
前記のねじ座21の正面位置(側面から見て)に挿通間
隙25が形成されており、目板26が装着可能とされて
いる。この間隙25は押出し成形時にスリットとして形
成される。
【0015】図1、図2は、部材としての正面部材4と
側面部材5および方立6を結合し、結合構造とする手順
を示し、図4における丸囲みA部分の組み付けに関す
る。これらは、次のように組み付けられる。なお、この
実施例においてはほぼV字形をし、ねじ孔を備えた板金
製の補強金具27が、第1面14と第2面15の内面側
に添着させて使用される。
【0016】方立6の上部ホロー部16の外壁を側面の
上枠10の高さだけ切欠く(図2)。側面の上枠10の
方立6に結合される側の端部は垂直面で長手方向に対し
直角に横切りされる。
【0017】前記の切欠き部分に前記上枠10の端部を
差し込み、第1面14における挿通孔22の正面からね
じ24を差し込み、補強金具27および第2面のねじ孔
を通して上枠10のビスホールに捩じ込む。これによ
り、側面の上枠10は方立6に固定される。なお、符号
28は目板で上枠10用である。
【0018】ついで、正面の上枠7および格子桟9の両
端を留め結合用に平面視で45°に切断し、その端面を
第1面14に当接する。これにより、第1面14に露出
している挿通孔22と、側面の上枠10を固定したねじ
24の頭が上枠7で隠蔽される。第3面18の挿通間隙
25からねじ20が補強金具27、第1面のねじ孔を通
して正面の上枠7のビスホールに捩じ込まれ、正面の上
枠7が方立6に固定される。
【0019】目板26を挿通間隙25に装着する。方立
6の頂部に上方からキャップ29を装着する。キャップ
29はこの実施例においてアルミダイキャスト製であ
る。
【0020】これにより、正面の上枠7、側面の上枠1
0および方立6の3部材がコーナーピースなどの結合部
材を介することなくねじにより直接に結合される。な
お、前記実施例における補強金具27は2つの部材間に
亘り介在してこれらを結合する機能はないから結合部材
ではない。
【0021】この結合構造は、正面部材4と側面部材5
が方立6を介してねじ止めにより直接に結合されるか
ら、組み付け作業が簡単である。また、正面側に露出す
る挿通孔22や側面部材5を固定したねじ24の頭は、
正面部材4を固定した時に自動的に隠蔽されるから、外
観上目立つ正面に目板などを設ける必要がなく、結合構
造の外観がすっきりとする。
【0022】前記の実施例において、側面の格子桟12
を方立6に結合するときは、側面の上枠10の場合と同
様に結合しようとする端部を横切りし、第1面14の挿
通孔22を介してねじ止めする。また、正面の格子桟9
を方立6に結合するときは、正面の上枠7の場合と同様
に、両端を留め結合用に45°に切断し、第3面18の
挿通間隙25から差し込んだねじにより固定する。
【0023】すなわち、面格子1はこのようにして上下
枠7,8と複数の格子桟9からなる正面部材4を両側の
方立6,6に固定し、さらに、この実施例では側面の上
下枠10,11と複数の格子桟12およびこれらの室内
側端を結合した取り付け枠13からなる側面部材5,5
を結合して形成される。
【0024】このようにして形成された面格子1は、正
面および側面ともに枠構造となり、方立6を共用して一
体に結合されているので、強度が高い。また、一方、格
子桟9,12はいずれも両端が直接、方立6に結合され
ていて、あらかじめ面格子に組み立てられたものを方立
6で結合するときのように、コーナー部で縦部材が二重
になるなどのことがなく、全体として一体感がある。さ
らに、前記の部材結合構造を採用しているので、正面側
に目板などが露出しない。
【0025】室内側化粧部17は方立6を介した正面部
材4と側面部材5との接合部を隠蔽すると共に入り隅と
なる角部に厚み感を持たせている。室外側化粧部19は
正面部材4から側面部材5につながる出隅の角部に丸み
を持たせて両部材4,5の一体感と重厚感を持たせてい
る。また、第1面14、第2面15における突縁23は
これらの面に当接される部材の端面を飲み込んで、方立
6とこれらの部材との接合個所を隠蔽する。これによ
り、組み付け時の若干の間隙や目違いなどが隠蔽され
る。
【0026】以上は実施例であり、本考案は図示された
具体的な構成に限定されない。方立6の断面は三角形を
基本とするものに限らず、側面部材5も留め結合とされ
るような場合には、第1面14と第二面15が平行にな
るような断面構造になることがある。なお、方立6に対
し正面部材4、側面部材5の端部が当接する角度は、4
5°以外のこともある。正面部材4、側面部材5は面格
子1以外のこともある。
【0027】
【考案の効果】最も目立ち易い正面側に目板などのデザ
インを損ねがちな部材が見えず、外観のすっきりとし
た、部材の結合構造を得られる。組み付けに結合部材を
使用しないので、組み付け作業が簡単である。
【0028】正面部材と側面部材を方立に対し直接結合
するので、構造的に頑丈であり、かつ、方立個所に枠材
の重なりがなく、優美なデザインとしやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】分解して示す斜視図。
【図2】取り付け手順を説明するための斜視図。
【図3】横断面図。
【図4】全体の斜視図(実施例)。
【図5】斜視図(従来例1)。
【図6】斜視図(従来例2)。
【符号の説明】
1 面格子 4 正面部材 5 側面部材 6 方立 7 上枠(正面) 8 下枠 9 格子桟(正面) 10 上枠(側面) 11 下枠 12 格子桟(側面) 14 第1面 15 第2面 18 第3面 22 挿通孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正面部材と側面部材が方立を介して結合
    されており、正面部材の端部が留め結合用に角度切りさ
    れると共に、方立が断面において、正面部材の端面が当
    接されて留め結合となる第1面と側面部材の端面が当接
    されて結合される第2面を備え、第1面の前記正面部材
    の端面で隠蔽される範囲に、第2面に側面部材を固定す
    るねじを正面側から挿通しねじ止めするための挿通孔が
    形成されていることを特徴とした部材の結合構造。
JP8558092U 1992-12-14 1992-12-14 部材の結合構造 Expired - Lifetime JP2526227Y2 (ja)

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JPH0647578U JPH0647578U (ja) 1994-06-28
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