JP2525603B2 - 自動車に設けるための安全ベルト用の高さ調節可能な転向金具 - Google Patents
自動車に設けるための安全ベルト用の高さ調節可能な転向金具Info
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R22/00—Safety belts or body harnesses in vehicles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R22/00—Safety belts or body harnesses in vehicles
- B60R22/18—Anchoring devices
- B60R22/20—Anchoring devices adjustable in position, e.g. in height
- B60R22/201—Anchoring devices adjustable in position, e.g. in height with the belt anchor connected to a slider movable in a vehicle-mounted track
- B60R22/202—Anchoring devices adjustable in position, e.g. in height with the belt anchor connected to a slider movable in a vehicle-mounted track the slider comprising spring-actuated locking means
Landscapes
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ほぼ垂直に延びて配置されるべき、縦範囲
の方向に間隔を置いて前後に配置された多数の係合部を
持つレールと、このレールに沿つて移動可能にこのレー
ルに保持され、このレールの係合部に取り外し可能に係
合できる係合突出部を持ちかつばね力に抗してこれらの
係合部から手で外せるスライダとから成り、このスライ
ダがさらにその摺動方向に対して直角に向いたねじ孔を
持ち、このねじ孔へ、ベルト転向装置を保持する取付け
ねじがねじ込まれているか、または係合部を持つレール
と、このレールに沿つて移動可能にこのレールに保持さ
れかつばね力によつてレールの係合部に取り外し可能に
係合しかつベルト転向装置を保持する細長いスライダと
から成る、自動車に設けるための安全ベルト用の高さ調
節可能な転向金具に関する。
の方向に間隔を置いて前後に配置された多数の係合部を
持つレールと、このレールに沿つて移動可能にこのレー
ルに保持され、このレールの係合部に取り外し可能に係
合できる係合突出部を持ちかつばね力に抗してこれらの
係合部から手で外せるスライダとから成り、このスライ
ダがさらにその摺動方向に対して直角に向いたねじ孔を
持ち、このねじ孔へ、ベルト転向装置を保持する取付け
ねじがねじ込まれているか、または係合部を持つレール
と、このレールに沿つて移動可能にこのレールに保持さ
れかつばね力によつてレールの係合部に取り外し可能に
係合しかつベルト転向装置を保持する細長いスライダと
から成る、自動車に設けるための安全ベルト用の高さ調
節可能な転向金具に関する。
実際の使用から公知のこの種の転向金具において、レ
ールは縦縁に形成され、縦面に開いた、間隔を置いて前
後に配置された係合部を持つており、これらの係合部の
間にあるレールの部分はレール後面の方へ曲げられてい
る。スライダは、ほぼ長円形の継目なし環になるように
溶接された帯状金属板から成り、この帯状金属板の大き
い方の内側幅はレールの幅より大きく、小さい方の内側
幅は少なくとも、係合切欠きの間にある折り曲げられた
レールの部分を含めたレールの厚さに一致している。
ールは縦縁に形成され、縦面に開いた、間隔を置いて前
後に配置された係合部を持つており、これらの係合部の
間にあるレールの部分はレール後面の方へ曲げられてい
る。スライダは、ほぼ長円形の継目なし環になるように
溶接された帯状金属板から成り、この帯状金属板の大き
い方の内側幅はレールの幅より大きく、小さい方の内側
幅は少なくとも、係合切欠きの間にある折り曲げられた
レールの部分を含めたレールの厚さに一致している。
スライダに、レールの係合部に合わされた係合突出部
が一体形成されている。レールは縦に移動可能にスライ
ダに通されているので、係合突出部を係合切欠きに対置
させることができる。さらにスライダの差込み口へ予め
製造されたプラスチツク製のレール案内装置およびレー
ルに作用する予め製造された板ばねがはめ込まれている
ので、互いに向き合う係合素子においてこれらの係合素
子は板ばねにより影響を及ぼされて互いにかみ合う。さ
らにスライダの前面には、ベルト転向装置の接続のため
の、雌ねじを持つスリーブが溶接されている。
が一体形成されている。レールは縦に移動可能にスライ
ダに通されているので、係合突出部を係合切欠きに対置
させることができる。さらにスライダの差込み口へ予め
製造されたプラスチツク製のレール案内装置およびレー
ルに作用する予め製造された板ばねがはめ込まれている
ので、互いに向き合う係合素子においてこれらの係合素
子は板ばねにより影響を及ぼされて互いにかみ合う。さ
らにスライダの前面には、ベルト転向装置の接続のため
の、雌ねじを持つスリーブが溶接されている。
しかしこの場合は、スライダが意に反してレールの係
合部なしの差込み部上へ押し上げられ、それによりレー
ルに対するスライダの正確な高さ調節がもはやできない
という欠点がある。さらにこの装置の製造およびこの装
置の部品の組立ては比較的困難で、時間がかかりかつ費
用がかさむ。
合部なしの差込み部上へ押し上げられ、それによりレー
ルに対するスライダの正確な高さ調節がもはやできない
という欠点がある。さらにこの装置の製造およびこの装
置の部品の組立ては比較的困難で、時間がかかりかつ費
用がかさむ。
本発明の課題は最初に挙げた種類の装置を改良して、
製造および組立ての著しい簡単化および費用低減ならび
に動作安定性の増大が実現できるようにすることであ
る。
製造および組立ての著しい簡単化および費用低減ならび
に動作安定性の増大が実現できるようにすることであ
る。
この課題を解決するため第1の発明によれば、レール
がこのレールに沿つて延びる長穴を持ち、スライダがレ
ールの後面に接触せしめられ、さらに長穴を貫通し、長
穴の中で縦に移動可能に案内されかつその一方の自由端
がレールの前面に支持される第1の端部を持ち、スライ
ダの他方の第2の端部がばね力に抗してレール縦範囲に
対して直角に延びる軸線の回りをレールにより限定的に
傾倒可能に保持されかつレールと共同作用する係合突出
部を持ち、さらにスライダの両端部の間に、レール長穴
を貫通しかつベルト転向装置の接続用のねじ孔を持つ第
2の案内部が設けられ、レールの係合部がスライダの全
摺動行程にわたつて分布して配置されている。
がこのレールに沿つて延びる長穴を持ち、スライダがレ
ールの後面に接触せしめられ、さらに長穴を貫通し、長
穴の中で縦に移動可能に案内されかつその一方の自由端
がレールの前面に支持される第1の端部を持ち、スライ
ダの他方の第2の端部がばね力に抗してレール縦範囲に
対して直角に延びる軸線の回りをレールにより限定的に
傾倒可能に保持されかつレールと共同作用する係合突出
部を持ち、さらにスライダの両端部の間に、レール長穴
を貫通しかつベルト転向装置の接続用のねじ孔を持つ第
2の案内部が設けられ、レールの係合部がスライダの全
摺動行程にわたつて分布して配置されている。
また第2の発明によれば、スライダが上下に位置する
2つのスライダ端部の間でレールの縦範囲の面に対して
斜めに屈曲せしめられ、スライダのこの斜めに屈曲せし
められた範囲に差込み口が形成され、スライダがこの差
込み口に通されるレールに沿つて移動可能にレールに保
持され、両方のスライダ端部のうち第1のスライダ端部
がレールの前面に接触し、第2のスライダ端部がレール
の後面に支持せれ、少なくとも一方のスライダ端部に、
レールの係合穴に係合する係合突出部が設けられ、ベル
ト転向装置が第2のスライダ端部に係合するように設け
られている。
2つのスライダ端部の間でレールの縦範囲の面に対して
斜めに屈曲せしめられ、スライダのこの斜めに屈曲せし
められた範囲に差込み口が形成され、スライダがこの差
込み口に通されるレールに沿つて移動可能にレールに保
持され、両方のスライダ端部のうち第1のスライダ端部
がレールの前面に接触し、第2のスライダ端部がレール
の後面に支持せれ、少なくとも一方のスライダ端部に、
レールの係合穴に係合する係合突出部が設けられ、ベル
ト転向装置が第2のスライダ端部に係合するように設け
られている。
第1の発明による装置は、大体において僅か3つの部
品、すなわちレール、スライダおよびばね素子から成
る。さらにこのスライダは従来よりはるかに簡単な立体
形状を持つているので、著しく簡単かつ安価な製造およ
び組立ても実現できる。同時に、固定的に保持すべきレ
ールに対するスライダの全移動行程にわたつて、レール
とのスライダのはまり合い係合が保証される。
品、すなわちレール、スライダおよびばね素子から成
る。さらにこのスライダは従来よりはるかに簡単な立体
形状を持つているので、著しく簡単かつ安価な製造およ
び組立ても実現できる。同時に、固定的に保持すべきレ
ールに対するスライダの全移動行程にわたつて、レール
とのスライダのはまり合い係合が保証される。
また第2の発明によれば、レールは適当な係合穴のみ
を形成される細長い金属板条片から成つているので、レ
ールの構造が一層簡単になる。スライダも1片の金属板
素子から成り、これに屈曲範囲、差込み口および係合突
出部を機械加工により形成しさえすればよいので、スラ
イダの構造も著しく簡単になる。
を形成される細長い金属板条片から成つているので、レ
ールの構造が一層簡単になる。スライダも1片の金属板
素子から成り、これに屈曲範囲、差込み口および係合突
出部を機械加工により形成しさえすればよいので、スラ
イダの構造も著しく簡単になる。
動作の信頼性を高めるため、スライダの第1の端部が
第2の端部より下に配置されていると有利である。
第2の端部より下に配置されていると有利である。
スライダの製造技術および組立て技術上有利な構成
は、このスライダがほぼ平らな金属板形成片から成り、
この金属板形成片の厚さがレール長穴の幅より小さく、
さらに第1の端部が、形成された槌頭状の屈曲さしめら
れた突出部により形成され、この突出部が長穴を貫通し
かつこの突出部の拡大する頭部がレールの外面に接触
し、金属板形成片の他方の第2の端部に少なくとも1つ
の係合突出部が設けられ、特に一体形成されており、さ
らにスライダの第2の案内部がこのスライダから直角に
延びる、特に円筒状のスリーブとして構成され、このス
リーブの軸線方向に延びる孔がねじ孔として形成され、
このスリーブがスライダに一体形成され得ることに存す
る。
は、このスライダがほぼ平らな金属板形成片から成り、
この金属板形成片の厚さがレール長穴の幅より小さく、
さらに第1の端部が、形成された槌頭状の屈曲さしめら
れた突出部により形成され、この突出部が長穴を貫通し
かつこの突出部の拡大する頭部がレールの外面に接触
し、金属板形成片の他方の第2の端部に少なくとも1つ
の係合突出部が設けられ、特に一体形成されており、さ
らにスライダの第2の案内部がこのスライダから直角に
延びる、特に円筒状のスリーブとして構成され、このス
リーブの軸線方向に延びる孔がねじ孔として形成され、
このスリーブがスライダに一体形成され得ることに存す
る。
さらにスライダとレールとの高荷重をかけ得る解除可
能な結合を達成するために、レールの長穴の両側にそれ
ぞれレールに沿つて延びる一連の係合部が配置され、ス
ライダの第2の端部に、間隔を置いて相並んで配置され
かつレールの方へ延びる、係合部の位置、形状および寸
法に合わされた2つの係合突出部が一体形成されている
場合は有利である。
能な結合を達成するために、レールの長穴の両側にそれ
ぞれレールに沿つて延びる一連の係合部が配置され、ス
ライダの第2の端部に、間隔を置いて相並んで配置され
かつレールの方へ延びる、係合部の位置、形状および寸
法に合わされた2つの係合突出部が一体形成されている
場合は有利である。
このために、場合によつては好ましい変形例が特許請
求の範囲第7項ないし第9項に開示されている。
求の範囲第7項ないし第9項に開示されている。
スライダとレールとの係合を強いるばね素子の、製造
および組立てに関して特に有利な好ましい構成ならびに
位置の正しいかつ動かない配置が、特許請求の範囲第10
項および第11項に示されている。
および組立てに関して特に有利な好ましい構成ならびに
位置の正しいかつ動かない配置が、特許請求の範囲第10
項および第11項に示されている。
動作安定性をさらに高めるために、ばね素子がスライ
ダの後面に保持されかつばねの予荷重を受けてレールに
スライダと同期的に縦に移動可能に保持された対向支持
片に支持されている場合は有利である。
ダの後面に保持されかつばねの予荷重を受けてレールに
スライダと同期的に縦に移動可能に保持された対向支持
片に支持されている場合は有利である。
これは、ばね素子が係合レールに対して接触なしに配
置され、したがつて係合レールに対するスライダの変位
の際にもこの係合レールにより影響を及ぼされて目標位
置から変位せしめられ得ないという利点を持つている。
置され、したがつて係合レールに対するスライダの変位
の際にもこの係合レールにより影響を及ぼされて目標位
置から変位せしめられ得ないという利点を持つている。
さらに、ばね素子として板ばねが設けられ、この板ば
ねが、一体形成されかつスライダに係合するクランプを
持つている場合は、本課題の意味において有効である。
ねが、一体形成されかつスライダに係合するクランプを
持つている場合は、本課題の意味において有効である。
ばね素子およびばね対向支持片の製造技術および組立
て技術上有利な構成は、特許請求の範囲第14項ないし第
16項に開示されている。
て技術上有利な構成は、特許請求の範囲第14項ないし第
16項に開示されている。
係合部を持つレールにおけるスライダの直線運動機構
を改良するための有利な別の構成は、特許請求の範囲第
17項に示されている。
を改良するための有利な別の構成は、特許請求の範囲第
17項に示されている。
この発明のそれ以外の有利な特徴は特許請求の範囲第
19項ないし第22項に開示されている。
19項ないし第22項に開示されている。
この装置も一方では簡単かつ楽に、すなわちスライダ
の移動方向に対して直角に延びる縁の回りにスライダを
傾倒させるだけで係合レールによつて移動させることが
できる。他方では安全ベルトの引張荷重の際にスライダ
の係合突出部が強制的に拘束位置へ押しやられる。さら
にこの場合は、スライダとベルト転向装置との間の従来
必要なねじ結合が省略される。
の移動方向に対して直角に延びる縁の回りにスライダを
傾倒させるだけで係合レールによつて移動させることが
できる。他方では安全ベルトの引張荷重の際にスライダ
の係合突出部が強制的に拘束位置へ押しやられる。さら
にこの場合は、スライダとベルト転向装置との間の従来
必要なねじ結合が省略される。
転向金具の荷重が過大の際およびその結果レールがた
わみかつねじれる際にも係合突出部の確実な係合を維持
するために、スライダに、レールの前面に接触せしめら
れかつレールに沿つて移動可能に案内される形状安定の
留め金を保持することが提案されており、この留め金は
レールの両縦縁を包囲する端部を持ち、スライダの前面
は留め金の後面と向かい合わせに配置されており、その
際なるべくさらに、留め金およびこの留め金の、レール
の縦縁部を包囲する端部は、レールの2つの隣接係合部
の範囲にほぼ一致する長さを持ち、特にさらにレールの
縦縁部を包囲する留め金の端部はスライダの係合突出部
と少なくともほぼ同じ高さに配置されているのが好まし
い。
わみかつねじれる際にも係合突出部の確実な係合を維持
するために、スライダに、レールの前面に接触せしめら
れかつレールに沿つて移動可能に案内される形状安定の
留め金を保持することが提案されており、この留め金は
レールの両縦縁を包囲する端部を持ち、スライダの前面
は留め金の後面と向かい合わせに配置されており、その
際なるべくさらに、留め金およびこの留め金の、レール
の縦縁部を包囲する端部は、レールの2つの隣接係合部
の範囲にほぼ一致する長さを持ち、特にさらにレールの
縦縁部を包囲する留め金の端部はスライダの係合突出部
と少なくともほぼ同じ高さに配置されているのが好まし
い。
これらの手段により、転向金具の荷重が過大の際にそ
の結果生ずる、留め金の範囲における少なくともレール
の原形とは異なる変形が十分に防止されるので、レール
が変形した際にもスライダの係合突出部はまだ十分深く
レールの係合部に係合することができる。
の結果生ずる、留め金の範囲における少なくともレール
の原形とは異なる変形が十分に防止されるので、レール
が変形した際にもスライダの係合突出部はまだ十分深く
レールの係合部に係合することができる。
製造技術および組立て技術上有利な構成は、留め金が
ベルト転向装置の取付けねじによつてスライダに保持さ
れ、特に取付けねじがこの取付けねじに合わされた留め
金の切欠きに係合するように保持され、取付けねじに、
留め金の切欠き縁部と共同作用しかつスライダの傾倒行
程を制限する肩部が設けられていることに存する。その
際、スライダが、レールの縦範囲に間隔を置いて前後に
配置された2組の係合突出部を持つている場合は本課題
の意味においてさらに有利である。
ベルト転向装置の取付けねじによつてスライダに保持さ
れ、特に取付けねじがこの取付けねじに合わされた留め
金の切欠きに係合するように保持され、取付けねじに、
留め金の切欠き縁部と共同作用しかつスライダの傾倒行
程を制限する肩部が設けられていることに存する。その
際、スライダが、レールの縦範囲に間隔を置いて前後に
配置された2組の係合突出部を持つている場合は本課題
の意味においてさらに有利である。
転向金具の動作をさらに改善する有利な構成は、留め
金の前面とベルト転向装置との間に、予荷重を受けて設
けられたばね素子が配置され、このばね素子が、レール
の長穴の方へ曲げられてこの長穴にはまりかつスライダ
に係合する端部を持つていることに存する。
金の前面とベルト転向装置との間に、予荷重を受けて設
けられたばね素子が配置され、このばね素子が、レール
の長穴の方へ曲げられてこの長穴にはまりかつスライダ
に係合する端部を持つていることに存する。
これによつてばね素子はレールに対して接触なしに配
置されている。したがつて、そうでなければ目標位置か
らのばね素子の変位を生ぜしめるような、ばね素子とレ
ールとの相対移動も起こらない。
置されている。したがつて、そうでなければ目標位置か
らのばね素子の変位を生ぜしめるような、ばね素子とレ
ールとの相対移動も起こらない。
ばね素子のそれ以外の有利な構成およびその配置は、
特許請求の範囲第28項および第29項に示されている。
特許請求の範囲第28項および第29項に示されている。
有利な、場合によつては好ましい別の構成は、長穴お
よび係合部の付いたレールが自動車の中空保持体の部分
により形成され、この中空保持体の長穴の近くにスライ
ダ組付け口が設けられているので、そうでなければ必要
なレールの製造が不必要であるということに存する。
よび係合部の付いたレールが自動車の中空保持体の部分
により形成され、この中空保持体の長穴の近くにスライ
ダ組付け口が設けられているので、そうでなければ必要
なレールの製造が不必要であるということに存する。
これについてそれ以外の有利な構成は特許請求の範囲
第31項ないし第36項に示されている。
第31項ないし第36項に示されている。
本発明の実施例が図面に示されており、以下に詳細に
説明される。
説明される。
第1図ないし第8図および第12図ないし第17図は第1
の発明の種々の実施例を示し、第9図ないし第11図は第
2の発明の実施例を示している。
の発明の種々の実施例を示し、第9図ないし第11図は第
2の発明の実施例を示している。
第1図ないし第8図および第12図ないし第14図による
すべての転向金具には、それぞれ端部に設けられた取付
け穴2とレールに沿つて延び取付け穴2から間隔を置い
て終わつている長穴3とを持つ直線状レール1と、レー
ル1に沿つて限定的に移動可能に保持されたスライダ4
と、ばね素子5とが共通である。
すべての転向金具には、それぞれ端部に設けられた取付
け穴2とレールに沿つて延び取付け穴2から間隔を置い
て終わつている長穴3とを持つ直線状レール1と、レー
ル1に沿つて限定的に移動可能に保持されたスライダ4
と、ばね素子5とが共通である。
あとで説明される第9図ないし第11図による転向金具
は、長穴3なしのレール1を持つている。
は、長穴3なしのレール1を持つている。
スライダ4は、長穴3の幅より小さい厚さを持つ金属
板形成片から成る。レール1の後面に接触せしめられた
ほぼ平らなスライダ4は、形成され、屈曲せしめられた
第1の槌頭状端部6を持つており、この端部は僅かな運
動遊隙をもつて長穴3にはまり、この端部の拡大された
頭部8はレール1の前面に接触している。
板形成片から成る。レール1の後面に接触せしめられた
ほぼ平らなスライダ4は、形成され、屈曲せしめられた
第1の槌頭状端部6を持つており、この端部は僅かな運
動遊隙をもつて長穴3にはまり、この端部の拡大された
頭部8はレール1の前面に接触している。
スライダ4の他方の第2の端部9には、2つの係合突
出部10か間隔を置いて相並んで配置されている。スライ
ダの両端部6および9の間に円筒状スリーブの形の第2
の案内部11が設けられており、このスリーブはスライダ
4から直角方向に向いて延びかつ長穴3に縦に移動可能
にはまる。
出部10か間隔を置いて相並んで配置されている。スライ
ダの両端部6および9の間に円筒状スリーブの形の第2
の案内部11が設けられており、このスリーブはスライダ
4から直角方向に向いて延びかつ長穴3に縦に移動可能
にはまる。
スリーブの軸線方向孔はねじ孔12として形成されてい
る。このねじ孔には、特に第5図から分かるように、取
付けねじ13がねじ込まれており、この取付けねじによつ
てベルト転向装置14がスライダ4に保持されている。
る。このねじ孔には、特に第5図から分かるように、取
付けねじ13がねじ込まれており、この取付けねじによつ
てベルト転向装置14がスライダ4に保持されている。
第1図ないし第5図によれば、第2の案内部11の前面
において長穴3から突き出た部分に、コイル圧縮ばねと
して構成されたばね素子5がはめられており、このばね
素子はばねの予荷重を受けて一方ではレール1の前面
に、他方では案内部11の自由端に設けられた肩部15に支
持されている。肩部として、取付けねじ13が貫通する穴
あき円板が設けられている。
において長穴3から突き出た部分に、コイル圧縮ばねと
して構成されたばね素子5がはめられており、このばね
素子はばねの予荷重を受けて一方ではレール1の前面
に、他方では案内部11の自由端に設けられた肩部15に支
持されている。肩部として、取付けねじ13が貫通する穴
あき円板が設けられている。
肩部15と取付けねじ13の頭部との間にさらに間隔スリ
ーブ16が設けられており、この間隔フリーブの軸線方向
長さは、取付けねじ13が貫通するベルト転向装置14の部
分の厚さより大きいので、ベルト転向装置14の回転運動
可能な保持を不可能にすることなしに、取付けねじ13に
よつて間隔スリーブ16と円板として構成された肩部15と
摩擦結合するように第2の案内部11の自由端面に締め付
けることができる。
ーブ16が設けられており、この間隔フリーブの軸線方向
長さは、取付けねじ13が貫通するベルト転向装置14の部
分の厚さより大きいので、ベルト転向装置14の回転運動
可能な保持を不可能にすることなしに、取付けねじ13に
よつて間隔スリーブ16と円板として構成された肩部15と
摩擦結合するように第2の案内部11の自由端面に締め付
けることができる。
第1図、第4図および第5図によれば、レール1の長
穴3の両側に、係合突出部10に合わされた穴を形成する
一連の係合部17が設けられており、これらの係合部へ、
係合突出部10がスライダ4の移動の際にこれらの係合部
17のうちの2つの通過した場合に、係合突出部10がばね
素子5により影響を及ぼされて確実に係合する。
穴3の両側に、係合突出部10に合わされた穴を形成する
一連の係合部17が設けられており、これらの係合部へ、
係合突出部10がスライダ4の移動の際にこれらの係合部
17のうちの2つの通過した場合に、係合突出部10がばね
素子5により影響を及ぼされて確実に係合する。
このような係合を解除する目的のために、取付けねじ
13の軸線方向に向いた圧力がただベルト転向装置14に及
ぼされるだけでよく、この場合スライダ4の上側の第2
の端部9は第1の端部6の頭部8の回りを揺動せしめら
れかつレール1の後面から離され、その際係合突出部10
は係合部17から取り出される。
13の軸線方向に向いた圧力がただベルト転向装置14に及
ぼされるだけでよく、この場合スライダ4の上側の第2
の端部9は第1の端部6の頭部8の回りを揺動せしめら
れかつレール1の後面から離され、その際係合突出部10
は係合部17から取り出される。
第2図によれば、係合穴17の代わりにレール1の両縦
縁部18がスライダ4の方へ直角に折り曲げられており、
これらの縦縁部に、形状、位置および寸法に関して係合
突出部10に合わされた係合部19が一体形成されている。
縁部18がスライダ4の方へ直角に折り曲げられており、
これらの縦縁部に、形状、位置および寸法に関して係合
突出部10に合わされた係合部19が一体形成されている。
第3図に示した実施例では、長穴3の両縦縁部20はス
ライダ4の方へ直角に折り曲げられておりかつ間隔を置
いて前後に縦縁部20の全長にわたつて分布して配置され
ている多数の形成された係合部19を持つている。
ライダ4の方へ直角に折り曲げられておりかつ間隔を置
いて前後に縦縁部20の全長にわたつて分布して配置され
ている多数の形成された係合部19を持つている。
係合部17および係合部20は、互いに平行にかつレール
の縦範囲に対して直角に向いた側面を持つており、係合
突出部10の側面はこれらの側面に合わせて形成されてい
る。
の縦範囲に対して直角に向いた側面を持つており、係合
突出部10の側面はこれらの側面に合わせて形成されてい
る。
第6図ないし第8図に示した転向金具は第1図の転向
金具にほぼ一致している。したがつて少なくとも互いに
ほぼ同じ部分は第1図に示した転向金具の符号を付けら
れている。しかし第6図ないし第8図に示した転向金具
はいくつかの変更部分を含んでいる。こうして、スライ
ダ4の上側端部9は長穴3の中で縦に移動可能に案内さ
れる折り曲げ部9′に終わつている。
金具にほぼ一致している。したがつて少なくとも互いに
ほぼ同じ部分は第1図に示した転向金具の符号を付けら
れている。しかし第6図ないし第8図に示した転向金具
はいくつかの変更部分を含んでいる。こうして、スライ
ダ4の上側端部9は長穴3の中で縦に移動可能に案内さ
れる折り曲げ部9′に終わつている。
さらにばね素子5は板ばねとして構成されており、縦
方向へスライダ4の移動方向に対して直角に延びかつそ
の中間範囲だけがスライダ4の後面に支持されている。
方向へスライダ4の移動方向に対して直角に延びかつそ
の中間範囲だけがスライダ4の後面に支持されている。
板ばねの自由端部はスライダの後面から曲げられて離
れておりかつばねの予荷重を受けてスライダ4と同期的
に移動可能な対向支持片21に支持されている。板ばねに
は、この板ばねに対して平行に配置された突片22が形成
されており、この突片の折り曲げられた端部23はそれぞ
れスライダ4の縦縁部をクランプ状に包囲している。プ
ラスチツク製の対向支持片21は脚の内面に一体形成され
た縦方向に延びる溝の付いているU字状断面を持つてお
り、これらの溝へレール1の縦縁部が縦に移動可能には
まる。
れておりかつばねの予荷重を受けてスライダ4と同期的
に移動可能な対向支持片21に支持されている。板ばねに
は、この板ばねに対して平行に配置された突片22が形成
されており、この突片の折り曲げられた端部23はそれぞ
れスライダ4の縦縁部をクランプ状に包囲している。プ
ラスチツク製の対向支持片21は脚の内面に一体形成され
た縦方向に延びる溝の付いているU字状断面を持つてお
り、これらの溝へレール1の縦縁部が縦に移動可能には
まる。
対向支持片21の突片に、ねじ付きピンとして構成され
たピン24がはめられており、このピンはスライダ4にあ
る孔25にはまるので、スライダ4の移動の際に対向支持
片21が同期的に連行される。
たピン24がはめられており、このピンはスライダ4にあ
る孔25にはまるので、スライダ4の移動の際に対向支持
片21が同期的に連行される。
レール1とスライダ4とのこのような係合を解除する
目的のために、取付けねじ13の軸線方向に向きかつばね
素子5のばね力に打つ勝つ圧力がただベルト転向装置14
に及ぼされるだけでよく、この場合スライダ4の上側の
第2の端部9は第1の端部6の頭部8の回りを揺動せし
められかつレール1の後面から離され、その際係合突出
部10は係合部17から取り出される。
目的のために、取付けねじ13の軸線方向に向きかつばね
素子5のばね力に打つ勝つ圧力がただベルト転向装置14
に及ぼされるだけでよく、この場合スライダ4の上側の
第2の端部9は第1の端部6の頭部8の回りを揺動せし
められかつレール1の後面から離され、その際係合突出
部10は係合部17から取り出される。
第9図ないし第11図に示した転向金具では、スライダ
4が上側端部9と下側端部6との間でレール1′の縦範
囲の面に対して斜めに屈曲せしめられ、この屈曲部の範
囲にレール差込み口26が設けられており、この差込み口
をレール1′が通されているので、スライダ4の下側端
部6は拘束位置において係合レール1′の後面に接触
し、他方、上側端部9はレール前面に支持されている。
4が上側端部9と下側端部6との間でレール1′の縦範
囲の面に対して斜めに屈曲せしめられ、この屈曲部の範
囲にレール差込み口26が設けられており、この差込み口
をレール1′が通されているので、スライダ4の下側端
部6は拘束位置において係合レール1′の後面に接触
し、他方、上側端部9はレール前面に支持されている。
両端部6および9には、レール1′の方へ向いた係合
突出部10が一体形成されており、これらの係合突出部は
それぞれ縦方向に延びている2列の係合穴だけを持つ係
合レール1′の係合部17にはまる。
突出部10が一体形成されており、これらの係合突出部は
それぞれ縦方向に延びている2列の係合穴だけを持つ係
合レール1′の係合部17にはまる。
さらにスライダ4の両端部6および9には係合レール
1′の長辺に沿つて移動可能に係合する直線運動機構27
が一体形成されている。
1′の長辺に沿つて移動可能に係合する直線運動機構27
が一体形成されている。
スライダ4には、さらに遊隙付きレール1′を包囲し
かつベルト転向装置14を形成する湾曲片が一体形成され
ている。
かつベルト転向装置14を形成する湾曲片が一体形成され
ている。
スライダ4にプラスチツク製の被覆キヤツプ28がかぶ
せられており、この被覆キヤツプに、レール1′に支持
されているばね素子は、スライダ4がばね素子5により
常に拘束位置へ押し付けられるように、保持されてい
る。ベルト転向装置14に安全ベルト29が通されている。
せられており、この被覆キヤツプに、レール1′に支持
されているばね素子は、スライダ4がばね素子5により
常に拘束位置へ押し付けられるように、保持されてい
る。ベルト転向装置14に安全ベルト29が通されている。
図示したスライダ拘束位置を解除するために、スライ
ダ4は水平軸線の回りを傾倒せしめられ、すべての係合
突出部10が係合部17から取り出され、それによりスライ
ダ4をレール1′に沿つて難なく移動させることができ
る。スライダ4のレール1′およびばね素子5は鋼から
成る。
ダ4は水平軸線の回りを傾倒せしめられ、すべての係合
突出部10が係合部17から取り出され、それによりスライ
ダ4をレール1′に沿つて難なく移動させることができ
る。スライダ4のレール1′およびばね素子5は鋼から
成る。
第12図ないし第14図に示した、好ましい転向金具も、
第1図または第6図ないし第8図による転向金具とほぼ
同じであり、ここでも互いに同じ部分に同じ符号が用い
られている。もちろんこの転向金具(第12図ないし第14
図)もいくつかの変更部分を持つており、これらの変更
部分は、転向金具の荷重が過大の際およびその結果レー
ルがたわみかつねじれる際にも、係合突出部10が係合し
たままであることを保証する。
第1図または第6図ないし第8図による転向金具とほぼ
同じであり、ここでも互いに同じ部分に同じ符号が用い
られている。もちろんこの転向金具(第12図ないし第14
図)もいくつかの変更部分を持つており、これらの変更
部分は、転向金具の荷重が過大の際およびその結果レー
ルがたわみかつねじれる際にも、係合突出部10が係合し
たままであることを保証する。
このために、特にスライダ4に2組の係合突出部10が
一体形成されている。さらに留め金30が設けられてお
り、この留め金の後面はレール1の前面に接触せしめら
れている。留め金30は、レール1の縦縁部を縦方向に移
動可能に包囲する一体形成された端部30′を持つてい
る。形状安定の留め金30のほぼ中心に円筒状切欠き31が
設けられており、この切欠きをスリーブ12が軸線方向に
移動可能に通る。
一体形成されている。さらに留め金30が設けられてお
り、この留め金の後面はレール1の前面に接触せしめら
れている。留め金30は、レール1の縦縁部を縦方向に移
動可能に包囲する一体形成された端部30′を持つてい
る。形状安定の留め金30のほぼ中心に円筒状切欠き31が
設けられており、この切欠きをスリーブ12が軸線方向に
移動可能に通る。
取付けねじ13は、間隔円板により形成されかつ半径方
向に突き出ている肩部32を持つており、この肩部の直径
は切欠き31の直径より大きい。さらにスリーブ12は転向
金具の拘束位置において留め金30の前面より突き出てい
るので、肩部32が切欠き31の緑に接触するまでスライダ
4を後方へ傾倒させることができる。この傾倒距離は、
レール1に対するスライダ4の意図した移動のためにス
ライダ4の係合突出部10をレール1の係合部17から引き
出すことができるように、大きさを定められている。
向に突き出ている肩部32を持つており、この肩部の直径
は切欠き31の直径より大きい。さらにスリーブ12は転向
金具の拘束位置において留め金30の前面より突き出てい
るので、肩部32が切欠き31の緑に接触するまでスライダ
4を後方へ傾倒させることができる。この傾倒距離は、
レール1に対するスライダ4の意図した移動のためにス
ライダ4の係合突出部10をレール1の係合部17から引き
出すことができるように、大きさを定められている。
ばね素子5は縦長の板ばねとして構成されかつその縦
範囲の方向にスライダ4の移動方向と同じ方向へ向けて
配置されている。渦巻きばねのほぼ中心に切欠きが設け
られており、この切欠きを取付けねじ13の付いたスリー
ブ12が通る。板ばねはその縦範囲のほぼ中心において留
め金30の方へ鈍角をなして曲げられて曲げ縁33により留
め金30の前面に支持されており、板ばねの両ばね脚によ
りかぎ34が折り曲げられ、これらのかぎは板ばねの予荷
重を受けてこれらのかぎに合わされたスライダ4の切欠
き35に留められている。
範囲の方向にスライダ4の移動方向と同じ方向へ向けて
配置されている。渦巻きばねのほぼ中心に切欠きが設け
られており、この切欠きを取付けねじ13の付いたスリー
ブ12が通る。板ばねはその縦範囲のほぼ中心において留
め金30の方へ鈍角をなして曲げられて曲げ縁33により留
め金30の前面に支持されており、板ばねの両ばね脚によ
りかぎ34が折り曲げられ、これらのかぎは板ばねの予荷
重を受けてこれらのかぎに合わされたスライダ4の切欠
き35に留められている。
第15ないし第17図に示した実施例では、長穴3および
係合部17の付いたレール1が自動車の車体の中空保持体
36の部分により形成されている。さらに長穴3の下には
この長穴から間隔を置いてスライダ差込み口37が設けら
れており、それによりスライダ4を中空保持体36へ導入
することができる。
係合部17の付いたレール1が自動車の車体の中空保持体
36の部分により形成されている。さらに長穴3の下には
この長穴から間隔を置いてスライダ差込み口37が設けら
れており、それによりスライダ4を中空保持体36へ導入
することができる。
中空保持体36に一体形成された長穴3および係合部17
に対するスライダ4の位置的に正しい配置を容易にする
ために、長穴3へ2つのスリツト38が開口しており、こ
れらのスリツトは長穴3と共にスライダ4の下側端部6
の差込み口を形成する。
に対するスライダ4の位置的に正しい配置を容易にする
ために、長穴3へ2つのスリツト38が開口しており、こ
れらのスリツトは長穴3と共にスライダ4の下側端部6
の差込み口を形成する。
第16図によれば、スライダ差込み口37は中空保持体36
の側方壁内まで達しており、それにより中空保持体36へ
のスライダの導入をさらに容易にすることができる。
の側方壁内まで達しており、それにより中空保持体36へ
のスライダの導入をさらに容易にすることができる。
比較的薄い肉厚の中空保持体36で高い形状安定性を維
持するために、第17図によれば、長穴3および係合部17
を持つ中空保持体36の壁の後面に、遊隙なしに接触する
補強板39が取り付けられ、特に溶接されており、この補
強板は、係合部17およびスリツト38の付いた長穴3と一
致するように構成されかつ合致するように配置された切
欠きを持つている。
持するために、第17図によれば、長穴3および係合部17
を持つ中空保持体36の壁の後面に、遊隙なしに接触する
補強板39が取り付けられ、特に溶接されており、この補
強板は、係合部17およびスリツト38の付いた長穴3と一
致するように構成されかつ合致するように配置された切
欠きを持つている。
形状安定性をさらに高めるために、補強板39は内側へ
折り曲げられた縦縁部40を持つており、これらの縦縁部
を第2図および第3図による係合部19の配置のためにも
利用することができる。
折り曲げられた縦縁部40を持つており、これらの縦縁部
を第2図および第3図による係合部19の配置のためにも
利用することができる。
第1図は安全ベルト用の高さ調節可能な転向金具の分解
図、第2図および第3図は別の実施例の分解図、第4図
は組み立てられた状態における第1図に示した転向金具
の斜視図、第5図は第4図の切断線V−Vに沿う断面
図、第6図はベルト転向装置なしの第4の転向金具の正
面図、第7図はベルト転向装置付きの転向金具の第6図
のVII-VII線に沿う断面図、第8図は第7図のVIII-VIII
線の方向に見た詳細図、第9図は第5の転向金具の斜視
図、第10図は第9図による転向金具の分解図、第11図は
第9図による転向金具の断面図、第12図はベルト転向装
置なしの第6の転向金具の正面図、第13図はベルト転向
装置付きの転向金具の第12図のXIII-XIII線に沿う断面
図、第14図は第12図のXIV-XIV線に沿う断面図、第15図
は別の転向金具の斜視図、第16図は第15図に示した転向
金具の変形例の斜視図、第17図は第15図による転向金具
の別の構成の斜視図である。 1……レール、3……長穴、4……スライダ、6……第
1の端部、9……第2の端部、10……係合突出部、11…
…案内部、12……ねじ孔
図、第2図および第3図は別の実施例の分解図、第4図
は組み立てられた状態における第1図に示した転向金具
の斜視図、第5図は第4図の切断線V−Vに沿う断面
図、第6図はベルト転向装置なしの第4の転向金具の正
面図、第7図はベルト転向装置付きの転向金具の第6図
のVII-VII線に沿う断面図、第8図は第7図のVIII-VIII
線の方向に見た詳細図、第9図は第5の転向金具の斜視
図、第10図は第9図による転向金具の分解図、第11図は
第9図による転向金具の断面図、第12図はベルト転向装
置なしの第6の転向金具の正面図、第13図はベルト転向
装置付きの転向金具の第12図のXIII-XIII線に沿う断面
図、第14図は第12図のXIV-XIV線に沿う断面図、第15図
は別の転向金具の斜視図、第16図は第15図に示した転向
金具の変形例の斜視図、第17図は第15図による転向金具
の別の構成の斜視図である。 1……レール、3……長穴、4……スライダ、6……第
1の端部、9……第2の端部、10……係合突出部、11…
…案内部、12……ねじ孔
Claims (36)
- 【請求項1】ほぼ垂直に延びて配置されるべき、縦範囲
の方向に間隔を置いて前後に配置された多数の係合部を
持つレールと、このレールに沿つて移動可能にこのレー
ルに保持され、このレールの係合部に取り外し可能に係
合できる係合突出部を持ちかつばね力に抗してこれらの
係合部から手で外せるスライダとから成り、このスライ
ダがさらにその摺動方向に対して直角に向いたねじ孔を
持ち、このねじ孔へ、ベルト転向装置を保持する取付け
ねじがねじ込まれている、自動車に設けるための安全ベ
ルト用の高さ調節可能な転向金具において、レール
(1)がこのレールに沿つて延びる長穴(3)を持ち、
スライダ(4)がレール(1)の後面に接触せしめら
れ、さらに長穴(3)を貫通し、長穴(3)の中で縦に
移動可能に案内されかつその一方の自由端がレール
(1)の前面に支持される第1の端部(6)を持ち、ス
ライダ(4)の他方の第2の端部(9)がばね力に抗し
てレール縦範囲に対して直角に延びる軸線の回りをレー
ル(1)により限定的に傾倒可能に保持されかつレール
(1)と共同作用する係合突出部(10)を持ち、さらに
スライダ(4)の両端部(6および9)の間に、レール
長穴(3)を貫通しかつベルト転向装置(14)の接続用
のねじ孔(12)を持つ第2の案内部(11)が設けられ、
レール(1)の係合部(17)がスライダ(4)の全摺動
行程にわたつて分布して配置されていることを特徴とす
る、自動車に設けるための安全ベルト用の高さ調節可能
な転向金具。 - 【請求項2】スライダ(4)の第1の端部(6)が第2
の端部(9)より下に配置されていることを特徴とす
る、特許請求の範囲第1項に記載の転向金具。 - 【請求項3】スライダ(4)がほぼ平らな金属板形成片
から成り、この金属板形成片の幅がレール長穴(3)の
幅より小さく、さらに第1の端部(6)が、形成された
槌頭状の屈曲せしめられた突出部により形成され、この
突出部が長穴(3)を貫通しかつこの突出部の拡大する
頭部がレール(1)の前面に接触し、金属板形成片の他
方の第2の端部(9)に少なくとも1つの係合突出部
(10)が設けられていることを特徴とする、特許請求の
範囲第1項または第2項に記載の転向金具。 - 【請求項4】スライダ(4)の第2の案内部(11)がこ
のスライダから直角に延びるスリーブとして構成され、
このスリーブの軸線方向に延びる孔がねじ孔(12)とし
て形成されていることを特徴とする、特許請求の範囲第
1項ないし第3項のうち1つに記載の転向金具。 - 【請求項5】スリーブがスライダ(4)に一体形成され
ていることを特徴とする、特許請求の範囲第4項に記載
の転向金具。 - 【請求項6】レール(1)の長穴(3)の両側にそれぞ
れレール(1)に沿つて延びる一連の係合部(17)が配
置され、スライダ(4)の第2の端部(9)に、間隔を
置いて相並んで配置されかつレール(1)の方へ延びか
つ係合部(17)の位置、形状および寸法に合わされた2
つの係合突出部(10)が一体形成されていることを特徴
とする、特許請求の範囲第1項ないし第5のうち1つに
記載の転向金具。 - 【請求項7】レール(1)の長穴(3)の両側に、スラ
イダ(4)の方へ折り曲げられた縦縁部(18または20)
が設けられ、これらの縦縁部に、間隔を置いてこれらの
縦縁部の長さにわたつて分布して配置された多数の切込
み係合部(19)が設けられ、スライダ(4)に、互いに
反対方向に向いて係合部(19)に合わされかつ側方へ延
びる2つの係合突出部(10)が一体に形成されているこ
とを特徴とする、特許請求の範囲第1項ないし第5項の
うち1つに記載の転向金具。 - 【請求項8】レール(1)の縦縁部(18)が係合レール
になるように変形されていることを特徴とする、特許請
求の範囲第7項に記載の転向金具。 - 【請求項9】長穴(3)の縦に延びる両縦縁部(20)が
スライダ(4)の方へ直角に曲げられかつ形成された係
合部(19)を備えていることを特徴とする、特許請求の
範囲第7項に記載の転向金具。 - 【請求項10】前面においてレール(1)の長穴(3)
から突き出ている第2の案内部(11)の部分へ、コイル
圧縮ばねとして構成されたばね素子(5)が装着され、
このコイル圧縮ばねが予荷重を受けて一方ではレール
(1)の前面に支持され、他方では第2の案内部(11)
の自由端に設けられて側方に突き出ている肩部(15)に
支持されていることを特徴とする、特許請求の範囲第1
項ないし第9項のうち1つに記載の転向金具。 - 【請求項11】肩部(15)が、第2の案内部(11)の横
断面より大きくかつ中心に穴をあけられた円板により形
成され、この円板が、ベルト転向装置(14)を取り付け
るために決められかつ第2の案内部(11)のねじ孔(1
2)にねじ込まれた取付けねじ(13)によつて取り付け
られていることを特徴とする、特許請求の範囲第10項に
記載の転向金具。 - 【請求項12】ばね素子(5)がスライダ(4)の後面
に保持され、かつばねの予荷重を受けてスライダ(4)
と共に縦に移動可能にレール(1)に保持された対向支
持片(21)に支持されていることを特徴とする、特許請
求の範囲第1項ないし第9項のうち1つに記載の転向金
具。 - 【請求項13】ばね素子(5)として板ばねが設けら
れ、この板ばねが、一体形成されかつスライダ(4)に
係合するクランプを持つていることを特徴とする、特許
請求の範囲第12項に記載の転向金具。 - 【請求項14】板ばねとして構成されたばね素子(5)
がスライダ(4)の移動方向に対して直角に向けられ、
板ばねの中間部分がスライダ(4)に支持され、板ばね
の端部が対向支持片(21)の方へ曲げられ、かつばねの
予荷重を受けて対向支持片(21)に支持され、さらに板
ばねとしてのばね素子の中間部分に、この板ばねに対し
て平行に配置された突片(22)が形成され、この突片の
両端部(23)が互いに同じ方向に曲げられ、かつスライ
ダ(4)の縦縁部を少なくとも摩擦結合により抜け止め
するように包囲することを特徴とする、特許請求の範囲
第12項に記載の転向金具。 - 【請求項15】対向支持片(21)がU字状断面を持ち、
対向支持片の脚の互いに向き合う面にそれぞれ縦に延び
る溝が設けられ、この溝へレール(1)の縦縁部が縦に
移動可能に係合することを特徴とする、特許請求の範囲
第12項ないし第14項のうち1つに記載の転向金具。 - 【請求項16】対向支持片(21)に保持されてスライダ
(4)の方へ向きかつスライダ(4)の孔(25)にはま
るピン(24)が設けられていることを特徴とする、特許
請求の範囲第15項に記載の転向金具。 - 【請求項17】スライダ(4)の第2の端部(9)が、
レール(1)の長穴(3)の中で縦に移動可能に案内さ
れる折曲げ部(9′)に終わつていることを特徴とす
る、特許請求の範囲第1項ないし第16項のうち1つに記
載の転向金具。 - 【請求項18】係合部を持つレールと、このレールに沿
つて移動可能にこのレールに保持されかつばね力によつ
てレールの係合部に取り外し可能に係合しかつベルト転
向装置を保持する細長いスライダとから成る、自動車に
設けるための安全ベルト用の高さ調節可能な転向金具に
おいて、スライダ(4)が上下に位置する2つのスライ
ダ端部(6,9)の間でレール(1′)の縦範囲の面に対
して斜めに屈曲せしめられ、スライダ(4)のこの斜め
に屈曲せしめられた範囲に差込み口(26)が形成され、
スライダ(4)がこの差込み口(26)に通されるレール
(1′)に沿つて移動可能にレール(1′)に保持さ
れ、両方のスライダ端部のうち第1のスライダ端部
(9)がレール(1′)の前面に接触し、第2のスライ
ダ端部(6)がレール(1′)の後面に支持され、少な
くとも一方のスライダ端部(6または9)に、レール
(1)の係合穴(17)に係合する係合突出部(10)が設
けられ、ベルト転向装置(14)が第2のスライダ端部
(6)に係合するように設けられていることを特徴とす
る、自動車に設けるための安全ベルト用の高さ調節可能
な転向金具。 - 【請求項19】第1のスライダ端部(9)が使用状態に
おいて第2のスライダ端部(6)より上に位置している
ことを特徴とする、特許請求の範囲第18項に記載の転向
金具。 - 【請求項20】両方のスライダ端部(6,9)にそれぞれ
レール(1′)へ向いた係合突出部(10)が設けられ、
スライダ(4)の拘束状態においてすべての係合突出部
(10)がそれぞれレール(1)の係合部(17)に係合す
ることを特徴とする、特許請求の範囲第18項または第19
項に記載の転向金具。 - 【請求項21】両方のスライダ端部(6および9)に、
レール(1′)の狭い縦面に沿つて移動可能に係合する
直線案内素子(27)が設けられていることを特徴とす
る、特許請求の範囲第18項ないし第20項のうち1つに記
載の転向金具。 - 【請求項22】第2のスライダ端部(6)に、レール
(1′)の前面に沿いかつこれを越えて両側方へ湾曲し
て延びてベルト転向装置(14)を形成する湾曲片が設け
られていることを特徴とする、特許請求の範囲第18項な
いし第21項のうち1つに記載の転向金具。 - 【請求項23】スライダ(4)に、レール(1)の前面
に接触せしめられかつレール(1)に沿つて移動可能に
案内される形状の安定な留め金(30)が保持され、この
留め金がレール(1)の両縦縁を包囲する端部を持ち、
スライダ(4)の前面が留め金の後面と向かい合わせに
配置されていることを特徴とする、特許請求の範囲第1
項ないし第17項のうち1つに記載の転向金具。 - 【請求項24】留め金(30)およびレール(1)の縦縁
部を包囲する留め金端部が、レール(1)の2つの隣接
係合部の範囲にほぼ一致する長さを持ち、さらにレール
(1)の縦縁部を包囲する留め金(30)の端部がスライ
ダ(4)の係合突出部(10)と少なくともほぼ同じ高さ
に配置されていることを特徴とする、特許請求の範囲第
23項に記載の転向金具。 - 【請求項25】留め金(30)がベルト転向装置(14)の
取付けねじ(13)によつてスライダ(4)に保持され、
取付けねじ(13)がこの取付けねじに合わされた留め金
(30)の切欠き(31)に係合するように保持され、取付
けねじ(13)に、留め金(30)の切欠き縁部と共同作用
しかつスライダ(4)の傾倒行程を制限する肩部(32)
が設けられていることを特徴とする、特許請求の範囲第
23項または第24項に記載の転向金具。 - 【請求項26】スライダ(4)が、レール(1)の縦範
囲に間隔を置いて上下に配置された2組の係合突出部
(10)を持つていることを特徴とする、特許請求の範囲
第23項ないし第25項のうち1つに記載の転向金具。 - 【請求項27】留め金(30)の前面とベルト転向装置
(14)との間に、板ばねとして構成されかつ予荷重を受
けて設けられたばね素子(5)が配置され、このばね素
子が、レール(1)の長穴(3)の方へ曲げられてこの
長穴(3)にはまりかつスライダ(4)に係合する端部
を持つていることを特徴とする、特許請求の範囲第23項
ないし第26項のうち1つに記載の転向金具。 - 【請求項28】板ばね(5)として構成されたばね素子
がその縦範囲のほぼ中心に切欠きを持ち、この切欠きを
ベルト転向装置(14)の取付けねじ(13)が貫通するこ
とを特徴とする、特許請求の範囲第27項に記載の転向金
具。 - 【請求項29】板ばねとして構成されたばね素子(5)
がその縦範囲のほぼ中心で鈍角に曲げられ、その曲げ縁
(33)が留め金(30)の前面に支持され、さらに板ばね
の両ばね脚がそれぞれ留め金(30)を越えて延びかつレ
ール(1)の長穴(3)にはまる曲げられたかぎ(34)
に終わり、これらのかぎがスライダ(4)の切欠き(3
5)に留められていることを特徴とする、特許請求の範
囲第27項または第28項に記載の転向金具。 - 【請求項30】長穴(3)および係合部(17)の付いた
レール(1)が自動車の中空保持体(36)の部分により
形成され、この中空保持体(36)の長穴の近くにスライ
ダ組付け口(37)が設けられていることを特徴とする、
特許請求の範囲第18項ないし第29項のうち1つに記載の
転向金具。 - 【請求項31】レール(1)、長穴(3)、係合部(1
7)およびスライダ組付け口(37)が自動車の中空保持
体(36)のほぼ平らな面に一体形成され、この面が、隣
接する自動車面に対して平行に延びかつ自動車の内部へ
向いていることを特徴とする、特許請求の範囲第30項に
記載の転向金具。 - 【請求項32】スライダ組付け口(37)が長穴(3)お
よび係合部(17,19)の下に間隔を置いて配置されてい
ることを特徴とする、特許請求の範囲第30項または第31
項に記載の転向金具。 - 【請求項33】スライダ組付け口(37)が自動車の中空
保持体(36)の面内にまで達するように形成され、これ
らの面が、長穴(3)および係合部(17)が設けられて
いる面につながつていることを特徴とする、特許請求の
範囲第32項に記載の転向金具。 - 【請求項34】スライダ組付け口(37)へ向いている端
部の近くで長穴(3)へ、同じ高さに相対して配置され
て互いに反対に向いて長穴(3)に対して直角に延びか
つ対称的に形成された2つのスリツト(38)が開口し、
これらのスリツトが長穴(3)と共に、スライダ(4)
の槌頭状の端部(6)の断面に対応した端部(6)の差
込み口を形成することを特徴とする、特許請求の範囲第
30項ないし第33項のうち1つに記載の転向金具。 - 【請求項35】自動車の中空保持体(36)に、長穴
(3)および係合部(17)を持つ自動車の中空保持体壁
の後面に遊隙なしに接触せしめられた補強板(39)が取
り付けられ、この補強板が、長穴(3)および係合部
(17)に対応しかつこれらの係合部に一致するように配
置された切欠きを持つていることを特徴とする、特許請
求の範囲第30項ないし第34項のうち1つに記載の転向金
具。 - 【請求項36】補強板(39)が、内側に折り曲げられた
縦縁部(40)を持つていることを特徴とする、特許請求
の範囲第35項に記載の転向金具。
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