JP2525548Y2 - 電子機器用キャビネット - Google Patents

電子機器用キャビネット

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JP2525548Y2
JP2525548Y2 JP1990087214U JP8721490U JP2525548Y2 JP 2525548 Y2 JP2525548 Y2 JP 2525548Y2 JP 1990087214 U JP1990087214 U JP 1990087214U JP 8721490 U JP8721490 U JP 8721490U JP 2525548 Y2 JP2525548 Y2 JP 2525548Y2
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Japan
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cabinet
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JP1990087214U
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JPH0444195U (ja
Inventor
正明 大野
Original Assignee
株式会社メレック
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、シールド型の電子機器用キャビネットに関
する。
(従来の技術とその回路問題点) コンピュータを始め各種精密電子制御機器は、外部か
らのノイズにより悪影響を受けやすいため、各種の防止
策を回路に施してあるものであるが、尚、不十分な場合
がある。その場合は、精密電子制御機器の収納されてい
る空間全体をシールドする他はない。このような精密電
子制御機器は、通常、電子機器用キャビネットに収納さ
れて使用されるものであるが、電子機器用キャビネット
は、床材、支柱、天井材、側面板、背面板、前扉その他
各種構成部品で組み立てられており、且つ、前扉や背面
板のように可動部分も存在し、いずれかの部分で隙間が
生じたり各部材間で絶縁部分が発生して電気的通電性を
確保する事が出来ず、完全なシールドを行うことは困難
であった。
(考案の目的) 本考案はかかる従来例の欠点に鑑みて為されたもの
で、その目的とする処は、構成部材を総て電気的に一体
化する事が出来て内部空間を完全な電磁シールド状態と
する事のできる電子機器用キャビネットを提供する事に
ある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、かかる従来技術の問題点を解決するために
電子機器用キャビネット(A)は; 矩形状の床材(2)と、床材(2)の隅部から立設さ
れた少なくとも4本の支柱(3)と、前記支柱(3)上
に架設された矩形状の天井材(4)とで構成され、前記
床材(2)、支柱(3)並びに天井材(4)とが通電状
態となるように一体化されたキャビネット骨格体(1)
の両側面全面を側面板(5)で覆うと共にキャビネット
骨格体(1)の支柱(3)、床材(2)並びに天井材
(4)と側面板(5)の内面外周の全周との間に通電体
(6)を挟持してキャビネット骨格体(1)と側面板
(5)との通電状態を確保し、 キャビネット骨格体(1)の背面全面を背面板(7)
で覆うと共にキャビネット骨格体(1)の支柱(3)、
床材(2)並びに天井材(4)と背面板(7)の内面外
周の全周との間に通電体(6)を挟持してキャビネット
骨格体(1)と背面板(7)との通電状態を確保し、 且つ、キャビネット骨格体(1)の前面全面を前扉
(8)にて覆うと共にキャビネット骨格体(1)の支柱
(3)、床材(2)並びに天井材(4)と前扉(8)の
内面外周の全周に装着された一側辺に多数の接触舌片
(9b)を有するばね製銅合金板からなる通電体(9)を
弾接してキャビネット骨格体(1)と閉成状態の前扉
(8)との通電状態を確保し、 上記キャビネット骨格体(1)と側面板(5)及び背
面板(7)との通電状態を確保する通電体(6)のいず
れもを、スポンジテープ(6a)とこの一側辺に取付けら
れる金属繊維を棒状に編んだ通電接触体(6b)とから構
成する。
と言う技術的手段を採用している。
(作用) 前扉(8)を閉じるとキャビネット骨格体(1)、両
側面板(5)、背面板(7)、前扉(8)の総ては一体
的に接触して完全に外界と隔絶したシールド状態を得る
事が出来、収納された精密電子制御機器が外部からのノ
イズに悪影響を受ける事がない。
(実施例) 以下、本考案を図示実施例に従って詳述する。キャビ
ネット骨格体(1)は、矩形状の床材(2)と、床材
(2)の隅部から立設された少なくとも4本の支柱
(3)と、前記支柱(3)上に架設された矩形状の天井
材(4)とで構成されており、矩形の床材(2)並びに
天井材(4)は板金を折り曲げにより形成されており、
床材(2)の通風口(10)には細かいパンチングメタル
やエキスパンドメタルなどメッシュ状物(11)が溶接一
体化されている。天井材(4)の通風口(12)には、天
井材(4)の下面に全周通風口(12)の周囲を囲むよう
に折曲金具(13)が溶接により一体化されており、前記
折曲金具(13)上にガスケットを介して天井ファン収納
ボックス(14)が設置されており、天井ファン収納ボッ
クス(14)の天井部にもラス金網(15)が張設された換
気口(16)が設けられている。支柱(3)には、前部支
柱(3a)と後部支柱(3b)とがあり、前部支柱(3a)
は、第3図に示すように板金を折り曲げて形成されたも
のであり、前部折曲部(17)が前面側に、後部折曲部が
キャビネット骨格体(1)の側面に位置するように配置
されており、縦長の取付孔(18)が一定間隔で多数穿設
されており、収納ボックス取付部(19a)となってい
る。後部支柱(3b)も板金を折曲して形成されており、
前部折曲部がキャビネット骨格体(1)の側面に位置す
るように配置されており、この前部折曲部に縦長の取付
孔(18)が一定間隔で多数穿設されており、収納ボック
ス取付部(19b)となっている。後部支柱(3b)の後部
折曲部(20)はキャビネット骨格体(1)の背面に位置
するように配置されている。これら床材(2)、支柱
(3)並びに天井材(4)は通電状態となるように溶接
により一体化されてキャビネット骨格体(1)を構成し
ている。(21)は床材の四隅に取着されたキャスタであ
る。
側面板(5)は、板金を折曲して形成され、内面に補
強部材が溶接され、ねじにて前後両支柱(3a)(3b)の
側面に固定されてキャビネット骨格体(1)の両側面全
面を側面板(5)で覆うようになっている。(6)は側
面板の内面外周の全周に接着された通電体である。通電
体(6)は、スポンジテープ(6a)の一側辺に取り付け
られた金属繊維を棒状に編んだ通電接触体(6b)とで構
成されており、スポンジテープ(6a)が側面板の内面外
周の全周に接着されている。側面板(5)をキャビネッ
ト骨格体(1)の側面に取り付けた状態では第6図のよ
うに通電接触体(6a)が挟持された状態になり、キャビ
ネット骨格体(10)と側面板(5)との通電状態を確保
している。尚、通電接触体(6a)の接触部分には導電性
塗料が塗布されている。
本実施例では背面板(7)は、主背面板(7a)と配線
口(22)を覆うための下背面板(7b)とで構成されてい
る。主背面板(7a)は、後部支柱(3b)の後部折曲部
(20)に蝶着されており、内面外周の全周に通電体
(6)が接着されている。キャビネット骨格体(1)の
後部支柱(3b)の後部折曲部(20)、後部支柱(3b)の
後部折曲部(20)間に一体的に架設された水平部材(2
3)並びに天井材(4)の背面と主背面板(7a)の内面
外周の全周との間に通電接触体(6b)を挟持状態として
キャビネット骨格体(1)と主背面板(7a)との通電状
態を確保しており、又、下背面板(7b)も同様に、内面
外周の全周に通電体(6)が接着されており、キャビネ
ット骨格体(1)の後部支柱(3b)の後部折曲部(2
0)、後部支柱(3b)の後部折曲部(20)間に一体的に
架設された水平部材(23)並びに床材(2)の背面と下
背面板(7b)の内面外周の全周との間に通電接触体(6
b)を挟持状態としてキャビネット骨格体(1)と下背
面板(7b)との通電状態を確保している。背面板(7)
においても通電接触体(6b)の接触面には導電塗料が塗
料されており、背面板(7)とキャビネット骨格体
(1)とは電気的に一体化されている。
前扉(8)は、板金を折曲して形成したもので、内面
外周近縁に補強のL金具(24)が溶接接続してある。L
金具(24)の先端は折り返してあり、この折り返し端に
導電体(9)が装着されている。前扉(8)の導電体
(9)は、ばね性銅合金(例えば、銅ベリリウム合金)
の板を折り返し加工したもので、装着折返片(9a)の一
側縁から多数の接触舌片(9b)が折り返されて一体的に
延出している。第6図に示すようにL金具(24)の折り
返し端に前記導電体(9)の装着折返片(9a)がはさみ
込まれて前扉(8)全周に配設されている。導電材
(9)の継ぎ目は端縁を重ね合わせて接合する事にな
る。接触舌片(9a)はL金具(24)の外側に配置され
る。又、前扉(8)の一端はキャビネット骨格体(1)
に蝶着されており、他端にロック装置(25)が装着され
ている。ロック装置(25)はキーにより掛け金(25a)
を回動させてキャビネット骨格体(1)から延出してい
るロック金具(26)に掛け止めされるようになってい
る。前扉(8)を閉じると第3図のように前部支柱(3
a)の前部折曲部(17)の内側面に張設されたニッケル
メッキ板(27)に前記接触舌片(9b)が接触して両者の
通電を計っている。同様に床材(2)の前縁の上面、天
井材(4)の下面にも接触して前扉全周にわたって電気
的一体化が計られている。ニッケルメッキ板(27)に接
触する前部支柱(3a)の接触部分は導電性塗料が塗布さ
れている。
しかして、電子機器収納ボックス(図示せず)を電子
機器収納用キャビネット(A)内に収納し、両側の収納
ボックス取付部(19a)(19a)(19b)(19b)に取付金
具(図示せず)を介して装着する。前扉(8)を閉じ、
ロックすると第3図のように接触舌片(9b)がニッケル
メッキ板(27)に弾接してキャビネット(A)の収納空
間全体を外界に対し電磁シールドする。
(効果) 本考案は、叙上のような構造であるので、前扉を閉じ
るとキャビネット骨格体、両側面板、背面板、前扉の総
ては一体的に接触して完全に外界と隔絶したシールド状
態を得る事が出来、収納された精密電子制御機器が部か
らのノイズに悪影響を受ける事がない。
【図面の簡単な説明】
第1図…本考案のキャビネットの正面側からの斜視図 第2図…本考案のキャビネットの背方側からの斜視図 第3図…本考案の電子機器用キャビネットの平断面図 第4図…本考案の天井部分の断面図 第5図…本考案の平面図 第6図…本考案の前扉部分の拡大平断面図 第7図…本考案の背面板部分の拡大平断面図 第8図…本考案に使用した通電材の部分拡大斜視図 第9図…本考案に使用した通電体の部分拡大斜視図 (A)…電子機器用キャビネット (1)…キャビネット骨格体 (2)…床材、(3)…支柱 (4)…天井材、(5)…側面板 (6)…通電体、(7)…背面板 (8)…前扉、(9)…通電体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】矩形状の床材と、床材の隅部から立設され
    た少なくとも4本の支柱と、前記支柱上に架設された矩
    形状の天井材とで構成され、前記床材、支柱並びに天井
    材とが通電状態となるように一体化されたキャビネット
    骨格体の両側面全面を側面板で覆うと共にキャビネット
    骨格体の支柱、床材並びに天井材と側面板の内面外周の
    全周との間に通電体を挟持してキャビネット骨格体と側
    面板との通電状態を確保し、キャビネット骨格体の背面
    全面を背面板で覆うと共にキャビネット骨格体の支柱、
    床材並びに天井材と背面板の内面外周の全周との間に通
    電体を挟持してキャビネット骨格体と背面板との通電状
    態を確保し、且つ、キャビネット骨格体の前面全面を前
    扉にて覆うと共にキャビネット骨格体の支柱、床材並び
    に天井材と前扉の内面外周の全周に装着された一側辺に
    多数の接触舌片を有するばね製銅合金板からなる通電体
    を弾接してキャビネット骨格体と閉成状態の前扉との通
    電状態を確保することからなり、 上記キャビネット骨格体と側面板及び背面板との通電状
    態を確保する通電体はいずれも、スポンジテープとこの
    一側辺に取付けられる金属繊維を棒状に編んだ通電接触
    体とから構成されている事を特徴とする電子機器用キャ
    ビネット。
JP1990087214U 1990-08-20 1990-08-20 電子機器用キャビネット Expired - Lifetime JP2525548Y2 (ja)

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JPH0444195U JPH0444195U (ja) 1992-04-15
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5666099A (en) * 1979-11-02 1981-06-04 Canon Kk Method and device for electromagnetically shielding electronic equipment housing
JPH0674926B2 (ja) * 1986-08-06 1994-09-21 いすゞ自動車株式会社 暖房装置

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