JPH07202448A - ラック格納形の電子ユニット - Google Patents

ラック格納形の電子ユニット

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JPH07202448A
JPH07202448A JP103194A JP103194A JPH07202448A JP H07202448 A JPH07202448 A JP H07202448A JP 103194 A JP103194 A JP 103194A JP 103194 A JP103194 A JP 103194A JP H07202448 A JPH07202448 A JP H07202448A
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JP
Japan
Prior art keywords
rack
subjected
plate
electronic unit
conductive plating
Prior art date
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Pending
Application number
JP103194A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshifumi Fukuya
善文 福屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP103194A priority Critical patent/JPH07202448A/ja
Publication of JPH07202448A publication Critical patent/JPH07202448A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】手動操作に起因する静電気ノイズの影響を阻止
する。 【構成】各側板1は、内側面、フランジ1aの内側面、
背面側の折り曲げ部の外側面とが導電性メッキされ、そ
の他の面が塗装される。取付板9の表面は導電性メッキ
される。背面カバー2は、その内側面が導電性メッキさ
れ、その他の面が塗装される。前面カバー4は、内側面
が導電性メッキされるとともに、固定ネジ11と図示し
てないリングとが導体である。操作パネル3、マザーボ
ード枠5、上棚枠7、間隔枠8は、それぞれ全面が導電
性メッキされる。支柱21の前面側表面が導電性メッキ
される。したがって、人から移動する可能性のある静電
気は、固定ネジ11からリング、取付板9およびフラン
ジ1aを経てラックの前面側の支柱21にフレーム接地
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、手動操作に起因する
静電気ノイズの影響を阻止するようにした、たとえばデ
ィジタル形保護継電装置における演算ユニットのような
ラック格納形の電子ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にディジタル形保護継電装置は、図
3の斜視図に示すように、これを構成する直方体状の各
ユニット、たとえば演算ユニット30や、補助リレー3
1、補助PCT32、テストターミナル33などがラッ
ク29に格納,締結される構造をとる。ラック29は、
4個のU字形鋼の支柱を直立させて四隅に配置し、左右
の各側面と背面とにそれぞれ側板,背面板を支柱間に架
け渡す形で取り付ける構造である。このラック29の前
面側から、前記の各ユニットを上下方向に並べる形で挿
入し、その左右の各フランジを、支柱のU字の脚部に相
当する部分にネジ固定して各ユニットの格納,締結を終
了する。ところで、演算ユニット30は、主要部がプリ
ント配線板で構成され、その各プリント配線板は垂直に
して棚枠構造体に挿入され左右方向に並べて配置され
る。このプリント配線板および棚枠構造体は、直方体状
に形成されたケースに収容される。このケースは、直方
体の各面が鋼板製の板状部材からなり、各々の縁部でネ
ジ固定される構造である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来例では、演算ユニ
ット30のケースを構成する各板状部材は通常、防錆の
ためにメッキ処理と塗装処理とが併用される。一方、演
算ユニット30を操作したり、またはラック29に取り
付けるときなどに、取扱う人が帯びている静電気が、プ
リント配線板を経由してラック29に流れて接地される
と、その静電気はノイズとしてプリント配線板ひいては
演算ユニット30に障害を与える恐れがある。しかも従
来例では、ケースを構成する各板状部材に対し、防錆の
ためメッキ処理と塗装処理とが併用されるから、各板状
部材の縁部で塗装の箇所があると、その箇所を静電気が
流れないため、プリント配線板を経由して流れることに
なって、前記の静電気ノイズによる障害が発生すること
になる。
【0004】この発明が解決しようとする課題は、従来
の技術がもつ以上の問題点を解消して、手動操作に起因
する静電気ノイズの影響を阻止するようにした、たとえ
ばディジタル形保護継電装置における演算ユニットのよ
うなラック格納形の電子ユニットを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るラック格
納形の電子ユニットは、いずれも金属製の上,下の各板
と、取付フランジ付きの左右の各側板と、正面,背面の
各板とからなり各縁部で締結されて直方体状に形成され
るケースに本体が内蔵され、正面板は操作パネルとして
構成され、この操作パネルを覆う形で左右の各側板の取
付フランジに取付ネジによって固定される金属製の前面
カバーを具備し、全体として各側板の取付フランジを介
して金属製のラックに格納,締結される電子ユニットに
おいて、各板の締結箇所の接触面同士、および、各側板
の取付フランジとラックとの締結箇所の接触面同士が、
導通接触する構成である。
【0006】請求項2に係るラック格納形の電子ユニッ
トは、請求項1に記載の電子ユニットにおいて、各締結
箇所の接触面同士が、対応する各部材の表面に導電性メ
ッキが施されるか、または金属薄板が貼着される。
【0007】
【作用】この発明では、ケースの各板の締結箇所の接触
面同士、および、各側板の取付フランジとラックとの締
結箇所の接触面同士が、対応する各部材の表面に導電性
メッキが施されるか、または金属薄板が貼着されて導通
接触するから、操作パネルの操作や前面カバーの取付ネ
ジ操作のときに人体から移った静電気は、電子ユニット
の本体部を経由することなく各締結箇所の接触面同士の
導通接触部を通してラックにフレーム接地される。
【0008】
【実施例】この発明に係るラック格納形の電子ユニット
の実施例について、以下に図を参照しながら説明する。
図1は実施例の分解斜視図である。この実施例は、ラッ
ク格納形に構成されたディジタル形保護継電装置の演算
ユニット30である。図1において、各部材はとくに断
らない限りいずれも鋼板製の板状部材である。1は側板
で、左右に相対して配置され、前面側に折り曲げられた
フランジ1aを、背面側に後述する背面カバー2の取付
用の折り曲げ部をもつ。なお、フランジ1aの中央部に
後述する前面カバー4のネジ固定用の取付板9が溶接さ
れる。2は背面カバーで、上下に補強用の折り曲げ部を
もつ平板状部材で、側板1の取付用折り曲げ部にネジ固
定される。8は間隔枠で、左右の側板1の前面近くの上
下箇所に架け渡す形で取り付けられ、側板1の間隔を規
定する。以上の各板状部材によってケースの基本構造が
形成される。
【0009】次に述べるものは、ケースに取り付けられ
る関連部材である。3は操作パネルで、側板1のフラン
ジ1aに、取付板9を避ける形でネジ固定される。この
操作パネルは、詳しい図示は省略するが、各種操作用の
スイッチや操作結果を表示する液晶ディスプレイを備え
る。4は前面カバーで、左右の固定ネジ11によって側
板1の取付板9に締結されて操作パネル3を覆う。この
締結箇所については図2を参照しながら詳しく後述す
る。6は上面カバーで、図示してない下面カバーととも
に、左右の側板1に架け渡す形で取り付けられ、後述す
るプリント配線板の部分を上下からカバーする。7はプ
リント配線板格納用の上棚枠で、図示してない下棚枠と
ともに、左右の側板1に架け渡す形で上面カバー6の下
側と、下面カバーの上側とに取り付けられる。上棚枠7
の下面には(したがって、下棚枠の上面にも)、ここで
は図示してないが、プリント配線板を前方から挿入し保
持するための案内レールが横方向に並設される。5はプ
リント配線板装着用のコネクタが並設されるマザーボー
ド枠で、左右の側板1にその背面側でこれに架け渡す形
で取り付けられる。
【0010】ここで、説明を保留していた前面カバー4
の締結箇所の構成について、その側面図の図2を参照し
ながら説明する。図2において、固定ネジ11が前面カ
バー4を貫通し、その貫通した先端側に導体のリング1
2が挿入され止め輪13で抜け止めされる。この固定ネ
ジ11は、側板1のフランジ1aに溶接された取付板9
のネジ穴にネジ込まれる。
【0011】再び図1に戻り、ラック構造について説明
する。ラックは、4個の直立して配設されるU字形鋼の
支柱21と、左右の各側の2個の支柱21間に架け渡さ
れて締結される側板22と、ここでは図示してない背面
側の2個の支柱21間に架け渡されて締結される背面板
とからなる。図3に示したように、演算ユニット30
は、そのフランジ1a(図1参照)で前面側の2個の支
柱21間に架け渡される形でネジ固定される。なお、演
算ユニット30に関連する別のユニットも、同様に共通
なラックに上下方向に並べて取り付けられる。
【0012】ところで、各部材の導通処理についてまと
めて説明する。図1において、左右の各側板1は、主部
の内側面と、フランジ1aの内側面(ラックの支柱21
と接触する面)と、背面側の折り曲げ部の外側面とが導
電性メッキされ、その他の面が塗装される。なお、作業
性の関係で導電性メッキの代わりに金属薄板を貼着する
こともできる(以下、同様)。また、フランジ1aに溶
接された取付板9の表面は導電性メッキされる。背面カ
バー2は、その内側面が導電性メッキされ、その他の面
が塗装される。操作パネル3は、その全面がとくに導電
性メッキされる必要がある。前面カバー4は、内側面が
導電性メッキされるとともに、図2に示される固定ネジ
11とリング12とが導体である。マザーボード枠5
と、上棚枠7(図示してない下棚枠も同様)と、間隔枠
8とは、それぞれ全面が導電性メッキされる。ラック側
においては、支柱21の、演算ユニット30のフランジ
1aと接触する前面側表面が導電性メッキされる。した
がって、演算ユニット30のフランジ1aに対し、前面
カバー4を固定ネジ11を介して取り付けるとき、その
取付けに係る人から移動する可能性のある静電気は、固
定ネジ11からリング12、取付板9およびフランジ1
aを経てラックの前面側の支柱21にフレーム接地さ
れ、側板1、上棚枠7およびマザーボード枠5を経て図
示してないプリント配線板に伝わることはない。
【0013】
【発明の効果】この発明では、ケースの各板の締結箇所
の接触面同士、および、各側板の取付フランジとラック
との締結箇所の接触面同士が、対応する各部材の表面に
導電性メッキが施されるか、または金属薄板が貼着され
て導通接触するから、操作パネルの操作や前面カバーの
取付ネジ操作のときに人体から移った静電気は、電子ユ
ニットの本体部を経由することなく各締結箇所の接触面
同士の導通接触部を通してラックにフレーム接地され
る。その結果、手動操作に起因する静電気ノイズの電子
ユニットに対する影響が阻止され、電子ユニットの信頼
性向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る実施例の分解斜視図
【図2】実施例の要部の側面図
【図3】ディジタル形保護継電装置の斜視図
【符号の説明】
1 側板 1a フランジ 2 背面板 3 操作パネル 4 前面カバー 5 マザーボード枠 6 上面カバー 7 上棚枠 8 間隔枠 9 取付板 11 固定ネジ 12 リング 13 止め輪 21 支柱 22 側板 29 ラック 30 演算ユニット 31 補助リレー 32 補助PCT 33 テストターミナル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】いずれも金属製の上,下の各板と、取付フ
    ランジ付きの左右の各側板と、正面,背面の各板とから
    なり各縁部で締結されて直方体状に形成されるケースに
    本体が内蔵され、正面板は操作パネルとして構成され、
    この操作パネルを覆う形で左右の各側板の取付フランジ
    に取付ネジによって固定される金属製の前面カバーを具
    備し、全体として各側板の取付フランジを介して金属製
    のラックに格納,締結される電子ユニットにおいて、各
    板の締結箇所の接触面同士、および、各側板の取付フラ
    ンジとラックとの締結箇所の接触面同士は、導通接触す
    る構成であることを特徴とするラック格納形の電子ユニ
    ット。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の電子ユニットにおいて、
    各締結箇所の接触面同士は、対応する各部材の表面に導
    電性メッキが施されてなるか、または金属薄板が貼着さ
    れてなることを特徴とするラック格納形の電子ユニッ
    ト。
JP103194A 1994-01-11 1994-01-11 ラック格納形の電子ユニット Pending JPH07202448A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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