JP3013792B2 - 机 - Google Patents

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JP3013792B2
JP3013792B2 JP8319222A JP31922296A JP3013792B2 JP 3013792 B2 JP3013792 B2 JP 3013792B2 JP 8319222 A JP8319222 A JP 8319222A JP 31922296 A JP31922296 A JP 31922296A JP 3013792 B2 JP3013792 B2 JP 3013792B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフィスや書斎等
において好適に利用される机に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近時、オフィスや書斎における業務形
態、執務形態は、コンピュータを中枢に据えたものに変
遷して来ており、執務空間にコンピュータを扱う上で適
した環境を整えることが不可欠になっている。そして、
このような実状に対応できるように、机には、配線処理
のための様々な工夫が凝らされたり、ディスプレイやコ
ンピュータ本体を配置するスペースを確保するための様
々な改良が試みられているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のうち
コンピュータ本体を配置するスペースを確保するための
試みの一つとして、天板の下面と側板の内面との入り隅
部にコンピュータ本体の外形に対応した棚空間を形成す
るように棚板を固設しておくようにしたものが知られて
いる。
【0004】ところが、コンピュータ本体には縦型タイ
プのものと横型タイプのものがあるため、このように棚
空間の形態が固定的であると、何れのタイプのコンピュ
ータ本体を設置するかによって棚空間の形状が異なった
ものになり、徒に机の仕様が増えるだけでなく、机の仕
様に応じて設置するコンピュータの種類が限定された
り、コンピュータ本体を異なる据付け方位のものに買い
換えた場合には最早棚空間を有効利用することができな
い等の不都合が生じる。
【0005】これに対して、棚空間を何れの据付け方位
のものにも対応できる大型のものにすることも考えられ
るが、このようにすると棚空間に不必要なデッドスペー
スが生じる上に、下肢空間も大巾に狭められることとな
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明は、天板下面と側板内面との入り隅部
に、棚部材を、棚空間の形態を容易に変更できるように
配設することとしている。
【0007】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明の机は、天板の
左右両縁を側板によって支持し、天板下面と側板内面と
の入り隅部に棚部材を配設するようにしたものにおい
て、前記棚部材を、奥行方向と直交する方向の寸法が互
いに異なり且つ互いにL字形に衝合されてなる一対の平
板部を具備してなるものにし、何れか一方の平板部を起
立壁として使用し他方の平板部を棚板として使用するこ
とによって、前記入り隅部に縦長の棚空間若しくは横長
の棚空間を選択的に形成し得るように構成してなること
前提とする。
【0008】そして、この様な前提の下、縦長の棚空間
若しくは横長の棚空間の各々に対応して、天板下面にお
ける各起立壁の配設位置近傍にそれぞれ起立壁保持部を
設け、側板内面における各棚板の配設位置近傍にそれぞ
れ棚板保持部を設けたことを特徴とする。このように構
成すれば、棚部材の構成要素のうち、長寸な平板部を起
立壁として使用し短寸な平板部を棚板として使用した場
合には入り隅部に縦長の棚空間を形成することができ、
短寸な平板部を起立壁として使用し長寸な平板部を棚板
として使用した場合には入り隅部に横長の棚空間を形成
することができる。したがって、本発明によれば、棚部
材を付け替えるだけでコンピュータ本体の据付け方位に
適した形態の棚空間を好適に形成できるものとなる。
【0009】具体的な実施の形態としては、棚空間を左
右何れの入り隅部にも任意に形成できるようにするため
には、各起立壁保持部及び棚板保持部を、天板下面と各
側板内面とのなす左右の入り隅部に対称的に設けておく
ことが望ましい。
【0010】本発明を簡便に実施するためには、各起立
壁保持部及び棚板保持部を、天板下面及び側板内面に埋
設したインサートナットとし、起立壁及び棚板に止着し
た金具にネジを挿通して前記インサートナットに螺着す
るようにしておくことが好ましい。一方、他の実施の態
様としては、前記前提において棚部材が2枚の平板部を
L字形に衝合させたものや、4枚の平板部を枠体状に衝
合させたものとしたものが挙げられる。
【0011】また、前記前提において、棚空間に配設さ
れるコンピュータ本体に対する配線処理を好適に行うた
めには、棚空間の後方に配線ダクト空間を形成するとと
もに、この配線ダクト空間の更に後方であって該配線ダ
クト空間を開閉し得る位置にアウターパネルを着脱可能
に装着し得るようにしておくことが有効となる。このア
ウターパネルの着脱操作の便を向上させるためには、け
んどん方式によって側板に装着するようにしておくこと
が好ましい。
【0012】電力線と通信線の干渉を避けるためには、
配線ダクト空間を、少なくとも上下二段に設けておくこ
とが望ましい。配線ダクト空間を好適に隠蔽するために
は、棚空間の前方であって下配線ダクト空間を閉止し上
配線ダクト空間を部分的に囲繞する位置に、インナーパ
ネルを配設し得るようにしておくことが有効となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。この実施例の机は、図1に示すように、木製
天板1の左右両側縁近傍における下面1aを、一対の木
製の側板2によって支持してなるものであり、天板下面
1aと正面視右側の側板内面2aとの入り隅部A、及
び、天板下面1aと正面視左側の側板内面2aとの入り
隅部Bに、それぞれ棚部材3を姿勢を変更して取付け得
るようにしている。
【0014】棚部材3は、一対の平板部31、32をL
字形に衝合させて接合することにより構成されるもの
で、平板部31、32の奥行方向寸法d1、d2は天板
2の奥行寸法d3よりも狭小に且つd1=d2となるよ
うな関係に設定され、平板部31、32の奥行方向と直
交する方向の寸法w1、w2はw1>w2となるような
関係に設定されている。そして、図1に示すように平板
部31の反衝合側の端面31aを天板下面1aに当接さ
せ平板部32の反衝合側の端面32aを側板内面2aに
当接させることによって天板下面1a及び側板内面2a
との間に、平板部31を起立壁とし平板部32を棚板と
する縦長の棚空間S1を形成し、また、図2に示すよう
に平板部32の反衝合側の端面32aを天板下面1aに
当接させ平板部31の反衝合側の端面31aを側板内面
2aに当接させることによって天板下面1a及び側板内
面2aとの間に、平板部32を起立壁とし平板部31を
棚板とする横長の棚空間S2を形成し得るようにしてい
る。
【0015】そのために、本実施例では、棚部材3を上
記何れの姿勢でも天板下面1aと側板内面2aとの間に
跨がって簡便に取り付けることができるような取付構造
を採用している。その取付構造は、図1〜図6に示すよ
うに、棚部材3の平板部31、32にそれぞれ止着した
L字金具41、42と、天板下面1aに左右対称に形成
した起立保持部たる鬼目状のインサートナット51、5
2と、左右の側板内面2aに形成した棚板保持部たる鬼
目状のインサートナット61、62と、前記L字金具4
1、42を貫通して対応するインサートナット51、5
2、61、62に止着される図示しないネジとから構成
される。
【0016】L字金具41、42は、予め基端が各平板
31、32の反衝合側の31a、32a付近の外面にそ
れぞれネジ等により止着され、先端がそれら平板31、
32と直交する方向に延出させて設けられたもので、各
先端には長孔状のネジ挿通孔が穿孔されている。一方、
インサートナット51は縦長の棚空間S1が形成される
ときに図3に示すように起立壁たる平板部31の外面か
ら突出するL字金具41のネジ挿通孔にネジを挿通して
螺着できる位置に埋設され、インサートナット52は図
9に示すように横長の棚空間S2が形成されるときに起
立壁たる平板32の外面から突出するL字金具42のネ
ジ挿通孔にネジを挿通して螺着できる位置に埋設されて
いる。また、インサートナット62は図3に示すように
縦長の棚空間S1が形成されるときに棚板たる平板部3
2の外面から突出するL字金具42のネジ挿通孔にネジ
を挿通して螺着できる位置に埋設され、インサートナッ
ト61は図9に示すように横長の棚空間S2が形成され
るときに棚板たる平板部31の外面から突出するL字金
具41のネジ挿通孔にネジを挿通して螺着できる位置に
埋設されている。
【0017】このような構成に加えて、本実施例の机
は、上記棚空間S1、S2に設置されるコンピュータ本
体Cからの電力線c1や通信線c2(図11参照)を好
適に処理するために、図3〜図7に示すように、棚空間
S1、S2の後方に配線ダクト空間D1、D2を形成す
るとともに、これらの配線ダクト空間D1、D2の後方
及び前方に、アウターパネル7及びインナーパネル8を
配設するようにしている。
【0018】配線ダクト空間D1は、左右の側板2の後
端近傍の内面間に架設した上下一対の仕切り板82、8
1の間に形成され、配線ダクト空間D2は上仕切り板8
2の更に上方に形成されるもので、これらの仕切り板8
1、82の入り隅部A、B付近には肉厚方向に貫通し一
部が後端側に開口する配線挿通口81a、82aが設け
てある。また、前記配線ダクト空間D1は、各入り隅部
A、B付近に配設した同様の配線挿通口83aを有する
中間板83によって区成されている。
【0019】アウターパネル7は、幅寸法が左右の側板
2の内法寸法に少なくとも等しく、下縁7aが床面に近
接した位置に配設され、上縁7bが天板1の下面1aに
対して一定の間隙t(図7参照)を隔てて近接する位置
に配設されるもので、その面板部7cの左右両縁7dの
内面上下2箇所に、下向鉤形の係合突起71を突設して
いる。一方、左右の側板2の後端近傍の内面には、前記
係合突起71と凹凸係合可能な係合凹所72aを有する
パネル受部材72が止着してあり、これらの係合凹所7
2aに前記アウターパネル7の係合突起71をけんどん
方式で係合させることによって、該アウターパネル7を
前記配線ダクト空間D1、D2を閉止し得る位置に配設
可能としている。
【0020】インナーパネル8は、背面を前記仕切り板
81、82及び中間板83の前端面に当接させて取付け
られるもので、下縁8aが床面近傍に位置し、上縁8b
が下肢空間の中間高さ以上に配設されて、下配線ダクト
空間D1を閉止するとともに、上配線ダクト空間D2を
部分的に囲繞し得る位置に配設されている。次に、この
実施例の利用方法を説明する。縦型のコンピュータ本体
を設置するときには、図1、図3、図4及び図5に示す
ように、棚部材3を、長寸な平板部31を起立壁として
使用し短寸な平板部32を棚板として使用して、平板部
31を天板下面1aの対応位置に設けたインサートナッ
ト51に締着し、平板部32を側板内面2aの対応位置
に設けたインサートナット62に締着することによっ
て、天板下面1aと側板内面2aとの入り隅部Aに縦長
の棚空間S1を形成する。そして、この場合に平板部3
2と天板下面1aとの内法寸法を通常の縦型コンピュー
タ本体の最大丈寸法に見合う大きさに設定しておけば、
図8に示すように縦型のコンピュータ本体Pをデッドス
ペースを生じることなくその棚空間S1に好適に収容す
ることができる。また、横型のコンピュータ本体を設置
するときには、図2及び図9に示すように、棚部材3
を、短寸な平板部32を起立壁として使用し長寸な平板
部31を棚板として使用して、平板部32を天板下面1
aの対応位置に設けたインサートナット52に締着し、
平板部31を側板内面2aの対応位置に設けたインサー
トナット61に締着することによって、前記入り隅部A
に横長の棚空間S2を形成する。そして、この場合に平
板部31と側板内面2aとの内法寸法を通常の横型コン
ピュータ本体の最大幅寸法に見合う大きさに設定してお
けば、図10に示すように横型のコンピュータ本体Pを
デッドスペースを生じることなくその棚空間S2に好適
に収容することができる。そして、何れの場合にも、コ
ンピュータ本体Pから引き出された電力線c1や通信線
c2は、図11に示すようにアウターパネル7を取り外
した状態でその背面に設けた上配線ダクト空間D2に直
接、或いは下配線ダクト空間D1に仕切り板81の配線
挿通口81aを介してそれぞれ分配収容することがで
き、収容後はアウターパネル7を装着することによって
配線挿通口81aを閉止し、同時に配線ダクト空間D
1、D2を背面側から確実に隠蔽することができる。こ
の場合、中間板83にも配線挿通口83aが設けてある
ため、この配線挿通口83aを介して配線c2を幅方向
に這わせるようなことも可能であり、この配線挿通口8
3aもアウターパネル7の装着状態で閉止され、通信線
c1の乱れ等を防止するものとなる。さらに、必要に応
じて上仕切り板82に設けた配線挿通口82aを利用す
ることもできるし、またアウターパネル7の上縁7bと
天板下面1aとの間に設けた隙間tや配線挿通口81a
等を利用して配線ダクト空間D1、D2内の通信線c1
や電力縁c2を外部に引き出すこともできる。一方、イ
ンナーパネル8は、下配線ダクト空間D1の前面を完全
に閉止し、上配線ダクト空間D2の一部も囲繞する位置
に配設されているため、これらの配線ダクト空間D1、
D2から通信線c1や電力縁c2が下肢空間側へ溢れ出
る事を確実に防止し、前方からの視覚的な遮蔽効果も得
ることができる。
【0021】以上のような構成からなる机であれば、棚
部材3がコンピュータ本体Pの据付け方位に応じて付け
替え可能となり、天板下面1aと側板内面2aとのなす
左右何れの入り隅部A、Bにも、縦長の棚空間S1若し
くは横長の棚空間S2を自在に形成することができる。
このため、コンピュータ本体Pの据付け方位に影響され
ずに机の仕様を共通とすることができ、買換えによって
棚部材3が活用できなくなるという不具合も有効に解消
することができる。
【0022】しかも、縦長の棚空間S1若しくは横長の
棚空間S2の各々に対応して、予め天板下面1aにおけ
る起立壁たる平板部31、32を保持し得る位置にそれ
ぞれインサートナット51、52を設け、側板内面2a
における棚板たる平板部32、31を保持し得る位置に
それぞれインサートナット62、61を設けているた
め、ネジを外して棚部材3の姿勢を変更し再びネジを締
め付けるだけで簡単に該棚部材3を付け替えることがで
き、コンピュータ本体Pの設置形態の変更等に極めて簡
便に対応することが可能となる。
【0023】また、それらのインサートナット51、5
2、61、62を、天板下面1aと各側板内面2aとの
なす左右の入り隅部A、Bに対称的に設けているため、
使い勝手に応じて棚空間S1、S2を左右何れの入り隅
部A、Bにも任意に形成することができる。さらに、棚
部材3を、2枚の平板部31、32をL字形に衝合させ
ただけの構成としているため、構造が極めて簡略である
上に、棚空間S1、S2も最大限に確保することができ
る。
【0024】また、棚空間S1、S2の後方に配線ダク
ト空間D1、D2を形成するとともに、これらの配線ダ
クト空間D1、D2の更に後方であって該配線ダクト空
間D1、D2を開閉し得る位置にアウターパネル7を着
脱可能に装着し得るようにしているため、コンピュータ
本体Pに対する配線処理を好適に行うと同時に、適切な
隠蔽効果も得ることができる。
【0025】特に、このアウターパネル7を、けんどん
方式によって着脱可能としているため、作業を極めて容
易なものにすることができる。さらに、配線ダクト空間
D1、D2が上下に区成して構成されているため、電力
線c2と通信線c1とを別々に収容して電磁的な干渉を
有効に避けることができ、コンピュータ本体Pの使用環
境を良好なものにすることができる。
【0026】さらにまた、棚空間S1、S2の前方であ
って下配線ダクト空間D1を閉止し上配線ダクト空間D
2を部分的に囲繞する位置に、インナーパネル8を配設
しているため、配線の収まりを良くし、同時に前方から
の見栄えも良好なものにすることができる。なお、各部
の具体的な構成は、図示実施例のものに限定されるもの
ではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が
可能である。例えば、上記実施例では、棚部材を、2枚
の平板部をL字形に衝合させることによって構成した
が、4枚の平板部を枠体状に衝合させて構成してもよい
のは勿論である。
【0027】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。すなわ
ち、本発明の机は、天板の左右両縁を側板によって支持
し、天板下面と側板内面との入り隅部に棚部材を配設す
るようにしたものにおいて、棚部材を、奥行方向と直交
する方向の寸法が互いに異なり且つ互いにL字形に衝合
されてなる一対の平板部を具備してなるものにし、何れ
か一方の平板部を起立壁として使用し他方の平板部を棚
板として使用することによって、前記入り隅部に縦長の
棚空間若しくは横長の棚空間を選択的に形成し得るよう
に構成してなることを前提とする。そして、この様な前
提の下、縦長の棚空間若しくは横長の棚空間の各々に対
応して、天板下面における各起立壁の配設位置近傍にそ
れぞれ起立壁保持部を設け、側板内面における各棚板の
配設位置近傍にそれぞれ棚板保持部を設けている
【0028】このため、コンピュータ本体が縦型でも横
型でも簡単に対応することができ、机の仕様を共通化し
て、製造の便を始め、使用者の使い勝手も有効に向上さ
せることができる。特に、前記起立壁保持部及び棚板保
持部をインサートナットとし、棚部材をネジにより簡単
に付け替え可能とした場合には、コンピュータ本体の設
置形態の変更等に極めて簡便に対応することが可能とな
る。
【0029】また、それらインサートナット等の保持部
を、天板下面と各側板内面とのなす左右の入り隅部に対
称的に設けた場合には、使い勝手に応じて縦長若しくは
横長の棚空間を左右何れの入り隅部にも任意に形成する
ことができる。さらに、棚部材を、2枚の平板部をL字
形に衝合させて構成すれば、構造が極めて簡略となる上
に、棚空間も最大限に確保することができる。逆に、4
枚の平板部を枠体状に衝合させれば、強度を重視した構
造にすることができる。
【0030】また、棚空間の後方に配線ダクト空間を形
成するとともに、これらの配線ダクト空間の更に後方で
あって該配線ダクト空間を開閉し得る位置にアウターパ
ネルを着脱可能に装着するようにした場合には、コンピ
ュータ本体に対する配線処理を好適に行うことができ、
同時に適切な隠蔽効果も得ることができる。特に、この
アウターパネルを、けんどん方式によって着脱可能とし
た場合には、配線作業を極めて容易なものにすることが
できる。
【0031】さらに、配線ダクト空間を上下に区成して
構成した場合には、電力線と通信線とを別々に収納して
電磁的な干渉を有効に避けることができ、コンピュータ
本体の使用環境を良好なものにすることができる。さら
にまた、棚空間の前方であって下配線ダクト空間を閉止
し上配線ダクト空間を部分的に囲繞する位置に、インナ
ーパネルを配設するようにした場合には、配線の収まり
を良くすると共に、前方からの見栄えも良好なものにす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を縦長の棚空間を形成した状
態で示す斜視図。
【図2】本発明の一実施例を横長の棚空間を形成した状
態で示す斜視図。
【図3】図1に対応した正面図。
【図4】同平面図。
【図5】同右側面図。
【図6】同実施例の棚部材を省略した分解斜視図。
【図7】図3におけるVII−VII線断面図。
【図8】図1に対応した使用状態を示す斜視図。
【図9】図2に対応した正面図。
【図10】図2に対応した使用状態を示す斜視図。
【図11】図7に対応した使用状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1…天板 1a…天板下面 2…側板 2a…側板内面 3…棚部材 7…アウターパネル 8…インナーパネル 31…平板部 41、42…L字金具 51、52…起立壁保持部(インサートナット) 61、62…棚板保持部(インサートナット) A、B…入り隅部 D1…下配線ダクト空間 D2…上配線ダクト空間 S1…横長の棚空間 S2…縦長の棚空間

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】天板の左右両縁を側板によって支持し、天
    板下面と側板内面との入り隅部に棚部材を配設するよう
    にした机であって、 前記棚部材を、奥行方向と直交する方向の寸法が互いに
    異なり且つ互いにL字形に衝合されてなる一対の平板部
    を具備してなるものにし、何れか一方の平板部を起立壁
    として使用し他方の平板部を棚板として使用することに
    よって、前記入り隅部に縦長の棚空間若しくは横長の棚
    空間を選択的に形成し得るように構成し、縦長の棚空間
    若しくは横長の棚空間の各々に対応して、天板下面にお
    ける各起立壁の配設位置近傍にそれぞれ起立壁保持部を
    設け、側板内面における各棚板の配設位置近傍にそれぞ
    れ棚板保持部を設けていることを特徴とする机。
  2. 【請求項2】各起立壁保持部及び棚板保持部が、天板下
    面と各側板内面とのなす左右の入り隅部に対称的に設け
    てあることを特徴とする請求項1記載の机。
  3. 【請求項3】各起立壁保持部及び棚板保持部が、天板下
    及び側板内面に埋設したインサートナットであり、起
    立壁及び棚板に止着した金具にネジを挿通して前記イン
    サートナットに螺着するようにしていることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の机。
  4. 【請求項4】棚部材が、2枚の平板部をL字形に衝合さ
    せたものであることを特徴とする請求項1、2又は3記
    載の机。
  5. 【請求項5】棚部材が、枚の平板部を枠体状に衝合さ
    せたものであることを特徴とする請求項1、2又は3記
    載の机。
  6. 【請求項6】棚空間の後方に配線ダクト空間を形成する
    とともに、この配線ダクト空間の更に後方であって該配
    線ダクト空間を開閉し得る位置にアウターパネルを着脱
    可能に装着し得るようにしていることを特徴とする請求
    項1、2、3、4又は5記載の机。
  7. 【請求項7】天板の左右両縁を側板によって支持し、天
    板下面と側板内面との入り隅部に棚部材を配設するよう
    にした机であって、 前記棚部材を、奥行方向と直交する方向の寸法が互いに
    異なり且つ互いにL字形に衝合されてなる一対の平板部
    を具備してなるものにし、何れか一方の平板部を起立壁
    として使用し他方の平板部を棚板として使用することに
    よって、前記入 り隅部に縦長の棚空間若しくは横長の棚
    空間を選択的に形成し得るように構成してなり、 棚部材が、2枚の平板部をL字形に衝合させたものであ
    ることを特徴とする 机。
  8. 【請求項8】天板の左右両縁を側板によって支持し、天
    板下面と側板内面との入り隅部に棚部材を配設するよう
    にした机であって、 前記棚部材を、奥行方向と直交する方向の寸法が互いに
    異なり且つ互いにL字形に衝合されてなる一対の平板部
    を具備してなるものにし、何れか一方の平板部を起立壁
    として使用し他方の平板部を棚板として使用することに
    よって、前記入り隅部に縦長の棚空間若しくは横長の棚
    空間を選択的に形成し得るように構成してなり、 棚部材が、4枚の平板部を枠体状に衝合させたものであ
    ることを特徴とする 机。
  9. 【請求項9】天板の左右両縁を側板によって支持し、天
    板下面と側板内面との入り隅部に棚部材を配設するよう
    にした机であって、 前記棚部材を、奥行方向と直交する方向の寸法が互いに
    異なり且つ互いにL字形に衝合されてなる一対の平板部
    を具備してなるものにし、何れか一方の平板部を起立壁
    として使用し他方の平板部を棚板として使用することに
    よって、前記入り隅部に縦長の棚空間若しくは横長の棚
    空間を選択的に形成し得るように構成してなり、 棚空間の後方に配線ダクト空間を形成するとともに、こ
    の配線ダクト空間の更に後方であって該配線ダクト空間
    を開閉し得る位置にアウターパネルを着脱可能に装着し
    得るようにしていることを特徴とする 机。
  10. 【請求項10】アウターパネルが、けんどん方式によっ
    て側板に装着されることを特徴とする請求項6または
    記載の机。
  11. 【請求項11】配線ダクト空間が、少なくとも上下二段
    に設けられていることを特徴とする請求項6、9又は1
    0記載の机。
  12. 【請求項12】棚空間の前方であって下配線ダクト空間
    を閉止し上配線ダクト空間を部分的に囲繞する位置に、
    インナーパネルを配設し得るようにしているこ とを特徴
    とする請求項11記載の机。
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