JP3811612B2 - 机における支柱装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、筆記又はコンピュータ操作等のような各種のデスクワークを行う事務等に使用される机における支柱装置の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
最近のこの種の机は、米国特許第518319号公報や、実開平8−1299号公報等に開示されているように、左右一対の脚体上端間を机天板にて連結し、該机天板の左右両側の後隅部を円弧状に切欠き、その切欠き部にて、各脚体に基端を固定して立設した支柱の上端間に、収納箱体を取付けた構成が公知であり、前記各支柱は、平面視略L字状の上下長手の基体と、そのL字状の空間部を覆う四分の1の円弧状のカバー体とから構成されているものであったから、机天板の前方から見た支柱は前側が4分の1円状に見えて、外観が向上するというものであった。
【0003】
しかしながら、前記従来の机は、支柱の上下長手の途中に、棚板等の物品を着脱自在に装着できる構成でなかったため、机天板の後部上方の空間を有効利用できないという問題があった。
【0004】
他方、特開平11−318579号公報には、机天板の左右両側の後部寄り位置に、前後方向に長手で机天板の間口方向に薄い枠状の側支柱を立設し、この側支柱の前面に、上下の適宜間隔で係止溝孔を穿設し、これにブラケット基部の係合爪を着脱自在に装着して、ブラケットを前方に突出させて該一対のブラケット間に棚板を着脱可能に装着できるように構成すると共に、前記各支柱の内側面に上下方向に適宜間隔で取付け孔を穿設し、この取付け孔を介して、棚支持用ブラケットの側面をボルト止めし、該一対の棚支持用ブラケット上に棚板を取付けする構成が開示されている。
【0005】
しかしながら、この構成では、支柱に棚板が高さ位置変更可能に装着できるものの、机天板の間口方向にブラケットを取付けることができないし、また一本の支柱に対して物品を取付けするためのブラケットをぐらつかないように装着することができないという問題があった。
【0006】
さらに、前記支柱が机天板の前後方向に長く、幅方向(間口方向)に薄い形態であるため、外観が貧弱であるという問題もあった。
【0007】
本発明は、これらの問題を解消することを技術的課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記技術的課題を達成するため、請求項1に記載の発明の机における支柱装置は、机天板の後隅部から立設した左右一対の支柱を備え、前記各支柱は、平面視L字状で上下長手の基体と、該基体の左右両側縁間を塞ぐカバー体とからなり、前記基体の左右両側縁に、平面視L字状で上下長手の縁片を内向きに備え、該縁片には、上下方向に適宜間隔にて、物品取付けのための係止溝孔を穿設する一方、前記カバー体には、前記両縁片における互いに対向する角部に内方向から係脱するための係合爪を備えたものである。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、机天板の後隅部から立設した左右一対の支柱を備え、前記各支柱は、平面視L字状で上下長手の基体と、該基体の内面に固着した平面視L字状で上下長手の取付け部材と、この取付け部材の左右両側縁間を塞ぐカバー体とからなり、前記取付け部材の左右両側縁に、平面視L字状の上下長手の縁片を内向きに備え、該各縁片には、上下方向に適宜間隔にて、物品取付けのための係止溝孔を穿設する一方、前記カバー体には、前記両縁片における互いに対向する角部に内方向から係脱するための係合爪を備えたものである。
【0010】
そして、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の机における支柱装置において、前記左右一対の支柱を机天板の後隅部から立設し、前記左右両支柱における係止溝孔に着脱自在に装着したブラケットを介して棚板を装着したものである。
【0011】
さらに、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の机における支柱装置において、前記左右一対の支柱の上端間に支持板を装着し、該支持板に収納箱体を支持させたものである。
【0012】
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の机における支柱装置において、机における左右一対の脚体の上端に、前記机天板を載置するための連結体を連結し、該連結体もしくは机天板の下面を支持する支持板に、前記各基体の基部を着脱自在に装着し、前記各基体を前記机天板の後隅部に隣接するように配置したものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、本発明を具体化した実施の形態を説明する。図1は事務用机等の斜視図、図2は変形例を示す斜視図、図3は机の平面図、図4は机天板1の上方に配置する収納箱体とその支柱の側面図である。図1及び図2に示すように、本発明の机は、平面視で略L字状の机天板1を一対の脚体2、2とその中間の補助脚体3とで支持するものであり、断面矩形筒状の横長のステー部材4の両端は、前記両脚体2の及び断面四角状の補助脚体3の上端の各々に連結された後述する連結体11にボルトにて接続され、隣接する連結体11、11の後縁には、合成樹脂製の押出材からなる配線受け樋5(図9及び図12参照)が前記机天板1の後面に沿って延びるように配設されている。
【0014】
前記両脚体2は、床面上を机に対して前後方向に延びる下アーム部材6と、この下アーム部材6の上面から立設する金属板製中空状の脚柱7と、前記脚柱7の後面に沿って立設する金属板製中空状の補助脚柱8とによって構成されている。前記脚柱7の断面形状は、図6に示すように、その外側面板を机の前後方向に略真っ直ぐな平面に、その内側面板を後方に向かって湾曲しながら内向きに傾斜した湾曲傾斜面にするというように一つの湾曲辺と二つの直線辺とを有する平面視で略三角形に形成されている。なお、脚柱7及び補助脚柱8を一体的に作っても良い。
【0015】
前記連結体11は、平面視において略正方形に形成された金属製等からなるブロック体であり、その一つの角部の補助脚取付け部12を前記補助脚柱8の上端面や前記補助脚体3の上面に対してボルトの締結にて着脱自在に取付けられる。
【0016】
また、前記連結体11の各側面のうち前記補助脚取付け部12を有する一つの角部と対角をなす他の一つの角部に隣接して互いに直角をなす二つの側面には、前記横長のステー部材4の取付け部としての棒片16を横向きに一体的に突出して、これに前記ステー部材4の一端を被嵌したのちボルト(図示せず)を締結することにより、ステー部材4を着脱自在に連結する。
【0017】
しかして、連結体11は、平面視において、前記補助脚取付け部12から、2つの棒片16、16の挟む対の角部を通る対角線に対して対称形に形成されている。このようにして、前記連結体11には、一つの角部を挟んで直角をなす二つの側面の各々に脚取付け部14が、他の角部を挟んで直角をなす二つの側面に各々にステー部材4の取付け部としての棒片16が設けられる等、平面視で前記両角部を結ぶ対角線に対して対称形状にすることにより、左右両側の脚体2、2及び補助脚体3に対して連結する連結体11共通部品にすることができる。
【0018】
前記連結体11の各側面のうち前記補助脚取付け部12を有する一つの角部を挟んで互いに直角をなす二つの側面には、前記脚柱7の上端に対して平面視略矩形状の支持板18aと共にボルト15の締結にて着脱自在に取付けられる脚取付け部14が一体的に設けられ、他方の脚取付け部14の下面に、ビス15aを介して取付け片13を連結し、該取付け片13に前記配線受け樋5の下面の一端部を、ビス15bの締結にて着脱自在に連結する(図9参照)。なお、補助脚体3の上面に前記補助脚取付け部12の箇所でボルト連結した連結体11の上面には平面視略正方形状の支持板18bをボルトにて連結固定する。
【0019】
その場合、前記両脚取付け部14の外側には、前記配線受け樋5の上下中途部側に形成された断面横向きコ字状の嵌合部5cには、下向き係止突条5aが係合し得る係止溝17が形成されており、連結体11の外側辺の下部側が前記係止溝17より下方において断面湾曲状にカットされたカット部17aが設けられている。そして、前記嵌合部5cにおける下向き係止突条5aの下方には、横向きの当接片5bが形成されており、隣接する脚体2(補助脚体3)に予め固定された2つの連結体11、11のうち、図9の二点鎖線に示す如く、直線状に並ぶ係止溝17、17に前記配線受け樋5の左右両端部の下向き係止突条5aを嵌め入れ、係止溝17の箇所を中心にして配線受け樋5を回動させて、配線受け樋5を斜めにして嵌め入れ、次いで図9の実線のように配線受け樋5の下端の配線受け樋部5dを下の前方に来るようにセットすると、前記カット部17aが前記嵌合部5cに嵌まると共に、当接片5bが前記カット部17a垂直面に当接するので、それ以後は作業者が配線受け樋5から手を離しても、当該配線受け樋5の取付け姿勢は変化せず、且つ連結体11、11から脱落しないから、他の箇所の組み立て作業に移行できる。
【0020】
そして、前記脚体2、2及び補助脚体3の上面にボルトにて連結した両連結体11の上面に支持板18a,18bを、さらにボルト連結した後これら支持板18a,18bの上面に、前記机天板1を載せてビス止めする。
【0021】
なお、本実施の形態の場合、机天板1の前後方向の寸法が大きい箇所では、前記支持板18aに、机天板1の下面に沿って前方に延びるアーム部材19を下からのビスにて固着することにより、このアーム部材19によっても机天板1を支持するように構成されている。前記机天板1における左右両側のうち前記脚柱7及び補助脚柱8に該当する部分には、これらを露出するようにした側方切欠部1aが設けられ(図6参照)、この側方切欠部1aには、この切欠部1a内のうち前記脚柱7の上端における連結体11、支持板18a及び前記補助脚柱8の上端における連結体11上を一体的に覆い隠すようにしたキャップ体20が、その下向き係合片20a(図14(a)参照)を支持板18aの取付け孔21に嵌め入れることにより、着脱自在に設けられている(図6及び図14(a)参照)。
【0022】
また、机天板1の後縁部は、図6で示すように、前記左右両側の連結体11と配線受け樋5の左右両側端部との取付け箇所で、当該配線受け樋5の上部側5aとの間隔が狭く、それより内側の左右連結体11、11の間で、前記上部側の前縁部5aとの間隔が広くなり配線コードを引き出しできるように、机天板1の後縁部のうち左右両側端部を除き、後端切欠き部1bを形成する。
【0023】
前記配線受け樋5は、図9及び図12に示すように、前記机天板1の後縁部のと対峙する上部側における前縁部には、断面半円弧状の係合支持部22が形成されており、前記後端切欠き部1bとの隙間のうち寸法L2を残してこれを塞ぐようにした直線状のカバー体23の基部係合部23aが前記係合支持部22に着脱自在、且つ上下回動可能に連結され、カバー体23を上方に回動したとき、前記机天板1の後縁部との隙間が広くなり、机天板1上のOA機器からの配線を前記受け樋部5d上に簡単に落とし込むことができるように構成されている。
【0024】
前記キャップ体20は、合成樹脂材等にて形成されており、図13、図14(a)及び図14(b)に示すごとく、下面側には、前記支持板18aにおける取付け孔21に嵌まる前記ピン状の係合片20aや、連結体11における補助脚取付け部12の上面に突出する角部24に嵌合する凹所25などが一体的に形成されている。さらに、前記キャップ体20の後部寄り部位には、上面及び左右両側に開放されるコード挿通溝26が凹み形成されており、このコード挿通溝26の上面は図15に示す上補助キャップ27で覆うため、該上補助キャップ27における一対の係合爪27aを、コード挿通溝26内面に設けた係止溝26aに着脱自在係止させる。他方、縦補助キャップ28の内面に形成された一対の上係合爪28a,28aを前記係止溝26aに着脱自在に係止させる一方、一つの下係合爪28bを下係止溝26bに着脱自在に係止させる。この縦補助キャップ28は脚体2(補助脚体3)の外側面に対するものである。
【0025】
この構成により、前記の机を横に並べたとき、前記上補助キャップ27及び縦補助キャップ28を除去してから、一方の机天板1の後端下方の配線受け樋5の端部から支持板18a(18b)の後部を通した配線コードを、コード挿通溝26を介して隣接する脚体2(補助脚体3)上のコード挿通溝32(図10参照)に挿通させた後、端カバー体33(図11参照)及び上補助キャップ27を夫々の箇所に被せると、机の上面後部がすっきりとする。
【0026】
また、図1、図2及び図3に示すように、脇机もしくはキャビネット付きワゴン30における天板31の後端縁に沿って、前記の配線受け樋5を装着しておけば、前記机の側方に前記脇机もしくはキャビネット付きワゴン30を隣接させたときにも、机の後端縁及び脇机もしくはキャビネット付きワゴン30に沿った配線受け樋5、5に配線を挿通させることができる。
【0027】
さらに、前記連結体11の上面に支持板18a,18b及び机天板1を取付けした状態にて、図1、図2、図4、図10及び図11に示すように、机天板1の上方後部側に左右一対の支柱34、34を介して収納箱体35を立設配置するため、各支柱34の基部の相互に直角方向に延びる一対の水平フランジ36を机天板1の後角部に当接させた状態で、支持板18a,18bの上面に載置し、本のボルト37にて固定するものである。
【0028】
各支柱34は、平面視略L字状の上下長手の基体39と、前記L字状の空間部を覆うための上下長手で横断面が四分の一円の略凹円弧状等のカバー体40からなり、前記机天板1の後角部が基体39の内側面に当接できるよう構成されており、カバー体40の下縁と机天板1の上との間には、配線コードの挿通できる隙間43が形成されている(図10参照)。
【0029】
そして、基体39の左右両側縁には、平面視略L字状の上下長手の縁片41を互い内向きに屈曲形成し、各縁片41、41には、上下方向に適宜一定間隔にて係止溝孔42が穿設形成されている。なお、前記カバー体40の幅方向に両側縁部に上下長手の係合爪部40a,40aが一体的に形成されており、合成樹脂材料等にて弾性を有するので、作業者はカバー体40の幅方向の寸法を縮めた状態で、前記左右両係合爪部40a,40aが基体39における左右両側の縁片41、41のうち対向する角部に押し込み係合させることで、簡単にカバー体40を着脱できるものである。
【0030】
そして、左右両支柱34、34の上端に前向きの箱支持用ブラケット44の基端を溶接等にて固着し、左右両箱支持用ブラケット44上に支持板45を載置固定し、さらにその上に収納箱体35の下面をビス等にて固定するものである。なお、前記収納箱体35はその前面を覆うための蓋体46が上向き跳ね上げ式に装着されている。開いた蓋体46は収納箱体35の上面外側に略水平状にて配置される。
【0031】
なお、前記支持板45の一部に収納箱体35を載置固定した場合や収納箱体35を載置することなく、支持板45の上面を物品載置用の棚板として使用できる。
【0032】
図16及び図17は、支柱34の別の実施形態であり、鋼製等の金属製の各支柱34における平面視略L字状の上下長手の基体39の内面側に、同じく平面視略L字状で厚さの薄い上下長手の取付け部材38を添設してスポット溶接等にて固定する。そして、該取付け部材38左右両側縁には、平面視略L字状の上下長手の縁片41を互い内向きに屈曲形成し、各縁片41、41には、上下方向に適宜一定間隔にて係止溝孔42を穿設形成するものである。また、カバー体40の別実施形態としては図17に断面で示すように、合成樹脂製等のカバー体40の裏面の左右両側部位に、係合爪40a,40aをカバー体40と一体的に形成したものである。なお、カバー体40の断面を、平面視略L字状の基体39の内側の空間を凸湾曲状に囲むように、四分の一円の略凸円弧状に形成しても良い。このように、凸円弧状のカバー体40を装着すると、支柱34の前側の囲まれる空間を広くすることができると共に、外観として支柱34の太さを大きく見せることができる。
【0033】
次に、前記支柱34の利用方法について説明すると、その第1実施形態は、左右両支柱34、34の上下中途部間の任意の高さ位置に棚板47を着脱可能に装着するものである。即ち、図18及び図19(a)に示すように、左右両支柱34、34における前側の縁片41の前向きに開口している係止溝孔42に対して、棚板支持用のブラケット49の基端に形成された上下複数の係合爪50a、50bを係合し、ブラケット49の上面の水平片49aに棚板47を載置してビス51止めするものである。第2実施形態では、支柱34における左右両側縁片41、41の両係止溝孔42、42に対して前記ブラケット49、49を平面視で90度方向に異なる方向に突出させ、これら4つのブラケット49にて棚板47を支持させる構成である(図19(b)参照)。このように、1本の支柱34の対角状に大きく離れた位置の縁片41、41には互いに平面視で90度異なる方向に開口する係止溝孔42、42が形成され、これにより、平面視で90度異なる方向にブラケット49を突出できるから、棚板47の支持も確実にできるのである。
【0034】
支柱3の利用の第3実施形態は、1本の支柱34だけで、小さい平面積の小棚板52を支持するものであり、そのため、図20に示すような大ブラケット53aと小ブラケット53bとの組からなる支持ブラケット53を利用する。即ち、大ブラケット53aは、平面視で平板の中途に屈曲角度略72度の屈曲部54aが3箇所設けられて一側が開放された略5角形状に形成されており、且つ平板の基端部には図18と同様の上下に所定間隔にて係合爪50a、50bが形成されており、小ブラケット53bは平板の中途を1箇所のみ屈曲角度略72度の屈曲部54bとし、その平板の基端部には図18と同様の上下に所定間隔にて係合爪50a、50bが形成されているものである。
【0035】
そして、大ブラケット53aにおける前記係合爪50a、50bを、前記支柱34の一方の縁片41における係止溝孔42に係合した状態で、小ブラケット53bにおける係合爪50a、50bを、前記他方の縁片41における係止溝孔42に係合し、大ブラケット53aと小ブラケット53bとの合わせ面にて両平板をビス55にて締着連結すると、支持ブラケット53は支柱34から外れない。そして、前記大ブラケット53a及び小ブラケット53bの上面に屈曲させた複数箇所の水平支持板部56にて小棚板52を支持し、下面側からビス止めすれば、当該小棚板52は、支柱34に対して片持ち梁的に支持されるのである。このような小棚板52には、電話機を載置したり、花瓶、写真立て等の装飾品、小物を載置できる。
【0036】
図21に示す第4実施形態では、前記と略同じ平面形状の大ブラケット53a及び小ブラケット53bからなる(但し、水平支持板部56は無い)物品支持用ブラケット57とし、基体39の箇所から最も遠い箇所の平板57aに電源用及び通信回線用のいずれか一方もしくは双方のコネクタ58を取付け固定する。前記物品支持用ブラケット57には、照明器具(図示せず)を取付けても良い。これの場合、基体39の前面側の空間をカバー体40にて覆われているから、カバー体40の中途に穿設した孔から裏面側の前記空間に立て方向に配線コード59を挿通させると、配線箇所を隠して外観が向上する。
【0037】
このように、1本の支柱34において平面視で互いに90度方向の異なる向きに係止溝孔42、42を利用して、ブラケットを取付けると、該ブラケットは脱落不能で且つガタツキなく、強固に装着できるという効果を奏する。
【0038】
さらに、前記左右一対の支柱34、34における机天板1の後縁に沿う方向に係止溝孔42に対して取付けブラケットを設け、この左右両取付けブラケット間に荒い網目の格子枠を装着し、該格子枠に物品を吊りフックを介して吊支するようにしても良い。
【0039】
図22及び図23の実施形態は、前記2つの机天板1、1の後縁同士を近接させて配置し、各机天板1の左右両側から立設した4本の支柱34に跨がって支持板45を載置固定し、該支持板45上に前記収納箱体35を2つ横並びに載置固定する。その場合、一方の収納箱体35の蓋体46が一方の机天板1の前側から開き可能とし、他方の収納箱体35の蓋体46が他方の机天板1の前側から開き可能となるように、収納箱体35の開口部を別々の方向に向くように配置すると、前記背中合わせに配置した机天板1、1側の各作業者に対して別々収納空間を提供することができる。
【0040】
なお、前記支持板45の一方に収納箱体35を載置固定した場合、その他の支持板45の上面を物品載置用の棚板として使用でき、また、収納箱体35を載置することなく、支持板45の上面を物品載置用の棚板として使用できる。
【0041】
なお、図1及び図2に示すように、机天板1の後縁に沿って目隠し用パネル60を立設するには、当該目隠し用パネル60の左右端から下向きに突出する取付け軸(図示せず)を、前記連結体11における角部24に穿設された装着孔61に差し込めば良い。この場合、キャップ体20の上面後端に穿設された挿通孔62を介して前記取付け軸を挿通するものである。
【0042】
【発明の作用・効果】
以上に詳述したように、請求項1に記載の発明の机における支柱装置は、机天板の後隅部から立設した左右一対の支柱を備え、前記各支柱は、平面視L字状で上下長手の基体と、該基体の左右両側縁間を塞ぐカバー体とからなり、前記基体の左右両側縁に、平面視L字状で上下長手の縁片を内向きに備え、該縁片には、上下方向に適宜間隔にて、物品取付けのための係止溝孔を穿設する一方、前記カバー体には、前記両縁片における互いに対向する角部に内方向から係脱するための係合爪を備えたものである。
【0043】
このように、1本の支柱において平面視で互いに90度方向の異なる向きに係止溝孔を設け、この両係止溝孔を利用して、物品取付けのためのブラケットを、脱落不能で且つガタツキなく、強固に装着できるから、物品の取付けや載置状態が安定するという効果を奏する。
【0044】
また、請求項2に記載の発明は、机天板の後隅部から立設した左右一対の支柱を備え、前記各支柱は、平面視L字状で上下長手の基体と、該基体の内面に固着した平面視L字状で上下長手の取付け部材と、この取付け部材の左右両側縁間を塞ぐカバー体とからなり、前記取付け部材の左右両側縁に、平面視L字状の上下長手の縁片を内向きに備え、該各縁片には、上下方向に適宜間隔にて、物品取付けのための係止溝孔を穿設する一方、前記カバー体には、前記両縁片における互いに対向する角部に内方向から係脱するための係合爪を備えたものである。このように、係止溝孔を備える取付け部材を基体と別体に構成すると、薄い板厚の取付け部材を利用して縁片の屈曲形成が容易に形成できるという効果を奏する。
【0045】
そして、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の机における支柱装置において、前記左右一対の支柱を机天板の後隅部から立設し、前記左右両支柱における係止溝孔に着脱自在に装着したブラケットを介して棚板を装着したものである。この場合、従来のように、左右一対の支柱にて、机天板の前方向に延びるようにブラケットを装着できると共に、机天板の後縁に沿う方向にもブラケットを装着できるから、棚板の支持形態が強固にできるという効果を奏する。
【0046】
さらに、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の机における支柱装置において、前記左右一対の支柱の上端間に支持板を装着し、該支持板に収納箱体を支持させたものである。このように構成すれば、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発明による効果に加えて、収納箱体より下方位置で、一対支柱の上下中途部において前記棚板や物品取付け箇所を確保することができて、机天板の後部の収納箱体より下方空間の有効利用が図れるという効果を奏する。
【0047】
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の机における支柱装置において、机における左右一対の脚体の上端に、前記机天板を載置するための連結体を連結し、該連結体もしくは机天板の下面を支持する支持板に、前記各基体の基部を着脱自在に装着し、前記各基体を前記机天板の後隅部に隣接するように配置したものである。このように支柱を机天板に固定しないから、その下方の支持板や連結体を強固するだけで、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の発明による効果に加えて、支柱の立設の作業が容易にできると共に当該支柱の取付け強度が向上し、重量の大きい収納箱体等を載置することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る事務用机及び収納箱体の配置を示す1実施形態の斜視図である。
【図2】 本発明に係る事務用机及び収納箱体の配置を示す他の実施形態の斜視図である。
【図3】 支柱及び収納箱体を省略した机等の配置を示す平面図である。
【図4】 支柱及び収納箱体の部分を示す側面図である。
【図5】 机天板を除去した状態の平面図である。
【図6】 要部の分解斜視図である。
【図7】 連結体の斜視図である。
【図8】 図7の VIII −VIII線矢視拡大断面図である。
【図9】 連結体に対する配線受け樋の取付け状態を示す側断面図である。
【図10】 連結体に支柱を立設したときに側断面図である。
【図11】 支柱を立設したときの机天板を除去した状態での平面図である。
【図12】 配線受け樋の側断面図である。
【図13】 キャップの斜視図である。
【図14】 (a)キャップ体の平面図、(b)は一部切欠き側面図である。
【図15】 (a)は上補助キャップの斜視図、(b)は縦補助キャップの斜視図である。
【図16】 支柱の別実施形態の側面図である。
【図17】 図16のXVII−XVII線矢視拡大断面図である。
【図18】 支柱に対するブラケットの取付け状態を示す要部側断面図である。
【図19】 (a)は左右の支柱間に配置する棚板の支持状態を示す1例の概略平面図、(b)は他の例を示す概略平面図である。
【図20】 小棚板の支持ブラケットの平面図である。
【図21】 物品支持用ブラケットの一部切欠き平面図である。
【図22】 収納箱体の他の支持状態を示す側面図である。
【図23】 図22の平面図である。
【符号の説明】
1 机天板
2 脚体
3 補助脚体
4 横長のステー部材
5 配線受け樋
11 連結体
14 脚取付け部
18a,18b 天板支持板
20 キャップ体
23 カバー体
34 支柱
39 基体
40 カバー体
41、41 縁片
42、42 係止溝孔
47 棚板
49 ブラケット
50a,50b 係合爪
51 ビス
52 小棚板
53 支持ブラケット
53a 大ブラケット
53b 小ブラケット
54a,54b 屈曲部

Claims (5)

  1. 机天板の後隅部から立設した左右一対の支柱を備え、
    前記各支柱は、平面視L字状で上下長手の基体と、該基体の左右両側縁間を塞ぐカバー体とからなり、
    前記基体の左右両側縁に、平面視L字状で上下長手の縁片を内向きに備え、該縁片には、上下方向に適宜間隔にて、物品取付けのための係止溝孔を穿設する一方、
    前記カバー体には、前記両縁片における互いに対向する角部に内方向から係脱するための係合爪を備えたことを特徴とする机における支柱装置。
  2. 机天板の後隅部から立設した左右一対の支柱を備え、
    前記各支柱は、平面視L字状で上下長手の基体と、該基体の内面に固着した平面視L字状で上下長手の取付け部材と、この取付け部材の左右両側縁間を塞ぐカバー体とからなり、
    前記取付け部材の左右両側縁に、平面視L字状の上下長手の縁片を内向きに備え、該各縁片には、上下方向に適宜間隔にて、物品取付けのための係止溝孔を穿設する一方、
    前記カバー体には、前記両縁片における互いに対向する角部に内方向から係脱するための係合爪を備えたことを特徴とする机における支柱装置。
  3. 前記左右一対の支柱を机天板の後隅部から立設し、前記左右両支柱における係止溝孔に着脱自在に装着したブラケットを介して棚板を装着したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の机における支柱装置。
  4. 前記左右一対の支柱の上端間に支持板を装着し、該支持板に収納箱体を支持させたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の机における支柱装置。
  5. 机における左右一対の脚体の上端に、前記机天板を載置するための連結体を連結し、該連結体もしくは机天板の下面を支持する支持板に、前記各基体の基部を着脱自在に装着し、前記各基体を前記机天板の後隅部に隣接するように配置したことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の机における支柱装置。
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