JP3011944U

JP3011944U - 電気機器

Info

Publication number: JP3011944U
Application number: JP1994015909U
Authority: JP
Inventors: 口善男樋; 多治前; 江利明入; 上裕井
Original assignee: Funai Electric Co Ltd
Current assignee: Funai Electric Co Ltd
Priority date: 1994-12-01
Filing date: 1994-12-01
Publication date: 1995-06-06
Anticipated expiration: 2000-12-01
Also published as: DE19544943A1; CN1080440C; DE19544943B4; US5953188A; CN1152779A

Abstract

(57)【要約】【目的】キャビネット上蓋を合成樹脂材とし、また、
凹凸構造の固定部材を設け信頼性を向上させるキャビネ
ットの電気機器を提供する。【構成】媒体の搬入口を前面に有するシャーシケース
とその上蓋から成るキャビネットにシステム制御の電子
部品を搭載したプリント配線基板と前記基板上の所定位
置に設けられた記録媒体およびヘッド駆動機構を搭載し
た機構デッキとを少なくとも収容して成る記録装置であ
って、前記キャビネットの上蓋は合成樹脂材から成るこ
とを特徴とする電気機器。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、媒体を前面から挿入する構造（フロントローディング構造）のキャビネットに、その媒体の記録あるいは再生を行う電子部品を搭載した基板と駆動機構を搭載した機構デッキを収容した磁気テープ装置（ビデオテープレコーダ，ビデオテーププレーヤなど）等の電気機器に関する。前記記録媒体は光磁気ディスク，光ディスク，磁気ディスク，磁気テープ等である。

【０００２】

【従来の技術】

フロントローディング構造の電気機器の従来例として回転シリンダに配置された磁気ヘッドによるヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装置１００に例をとって説明する。磁気記録再生装置１００の電子部品を実装した基板と、機構部品を実装した機構デッキがキャビネット２００に収容されている。図７（ａ）は磁気記録再生装置１００の説明のための背面視断面図であり、図７（ｂ）は説明のための上面視断面図である。図７（ａ）は図７（ｂ）のＸ−Ｘ線縦断面図であり、図７（ｂ）は図７（ａ）のＡ−Ａ線横断面図である。図８は実際の装置の分解した斜視図を示す。図７，図８において、キャビネット２００はシャーシケース２００ａと鉄板製の上蓋２００ｈから成る。シャーシケース２００ａのその前面にシャーシケース前面板２ｂがあり、その中にシャーシケースのカセット用搬入口２で、ここから磁気テープ（媒体）のカセットが搬入され、装着される。但し図８の実際の例ではシャーシケース前面板２ｂは両端部に少しある。また、シャーシケース２００ａの両側面にはシャーシケース側板２００ｃがあり、上蓋２００ｈの側面部と重なっている。但し、図８の実際の例ではシャーシケース側板２００ｃの中央部分は無い。また、シャーシケース２００ａの背面および底面にはそれぞれシャーシケース背面板２ｄおよびシャーシケース底板２ｅがある。２ｇは後述する基板３の支持ガイドであり、図７の場合と図８の場合では位置が異なっている。

【０００３】３はプリント配線基板であり、この上に電子部品が実装されている。３ａは基板３の電源部アース端子、３ｂは入出力ジャックアース端子である。３００はアース板であり、４は機構デッキである。４ｃは基板３との固定用穴部である。５は磁気ヘッド回転シリンダ、６は機構の駆動モータ、７はチューナ、８は磁気ヘッドアンプ用基板、８ａはそのシールド板、９は信号入出力端子である入出力ジャックの固定板であるジャックボード、また、１５は音声ヘッドである。

【０００４】このキャビネット２００の電気的な遮蔽や基板のアース接続は次のようになっている。上蓋２００ｈは金属製になっているので上面と側面は内部を電気的な干渉に対して遮蔽している。アース板３００はナット３００ａ，３００ｂと基板３のアース端子３ａ，３ｂをビスで接続し、さらに図７，図８に示すようにアース板３００の両端の３００ｃ，３００ｄを上蓋２００ｈの両側板下側と接続しアースする。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

この種の電気機器に対して、現在、使用者の好みに基づく要求は多様化しており、この要求に答えるため、特に外観の色や形を多様化する必要があった。しかしながら、上記従来技術で示される電気機器ではこのようなことが材料の特性から制約を受け、また上面と側面との材質の差により同一色に着色するのが難しかった。また、材質の違いにより熱による膨張係数が異なるため、これを勘案して各部品の寸法を定めねばならず、設計が困難であるという問題もあった。

【０００６】本考案の電気機器は上記課題を解決するためになされたもので、上蓋を合成樹脂材として、また遮蔽板の使用を必要最小限とした電気機器を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本考案の電気機器は媒体の搬入口を前面に有するシャーシケースとその上蓋から成るキャビネットにシステム制御の電子部品を搭載したプリント配線基板と前記基板上の所定位置に設けられた媒体およびヘッド駆動機構を搭載した機構デッキとを少なくとも収容して成る電気機器であって、前記キャビネットの上蓋は合成樹脂材から成ることを特徴とする。

【０００８】また、前記媒体は磁気テープであると共に、搭載する前記ヘッド駆動機構の少なくとも１つは回転シリンダに設置された少なくとも２個の磁気ヘッドによるヘリカルスキャン方式であることを特徴とする。

【０００９】また、前記キャビネットの上蓋の内側に凹凸構造の固定部材を設け、前記固定部材は前記上蓋と合成樹脂材により一体に成形してなり、前記キャビネット内に収容された機構が前記凹凸構造により固定されることを特徴とする。

【００１０】また、前記シャーシケースの側面に嵌合するリブを上蓋の内側に設けたことを特徴とする。また、電源用アース端子と信号入出力端子のアース端子とは機構デッキを介して電気的に接続されていることを特徴とする。

【００１１】また、電源用アース端子とチューナのアース端子とは機構デッキを介して電気的に接続されていることを特徴とする。

【００１２】また、前記電気的な接続構造は該端子接続されたプリント配線基板上のパターンから延設される舌片と機構デッキに設けられた固定用穴と接続ビスとにより構成されることを特徴とする。

【００１３】また、前記機構デッキに搭載した媒体及びヘッドの駆動機構と前記キャビネットの上蓋との間に電磁遮蔽を行う遮蔽板を備えたことを特徴とする。

【００１４】また、前記機構デッキに搭載した媒体及びヘッドの駆動機構と前記キャビネットの上蓋との間に静電遮蔽を行う遮蔽板を備えたことを特徴とする。

【００１５】また、前記遮蔽板は少なくとも回転シリンダと音声ヘッドと音声ヘッドから増幅器に入力されるまでの電気線とを電気的な干渉に対して遮蔽する構成としたことを特徴とする。

【００１６】また、前記基板裏面に載置されるオーディオ回路を電気的な干渉に対して遮蔽する遮蔽板を設けたことを特徴とする。

【００１７】また、前記上蓋のたわみを防止するために前記機構デッキの上部に上蓋と平行となる平面部を有する部材を前記機構デッキの上部に設けたことを特徴とする。

【００１８】また、前記上蓋と平行となる平面部を有する部材は金属板であることを特徴とする。また、前記信号入出力端子の固定板固定ビス部材を前記キャビネットの上蓋取付ビスと共有する構造としたことを特徴とする。

【００１９】また、前記シャーシケースの上面近傍の側面で、前記上蓋より前記シャーシケースとビス止めを行う構造としたことを特徴とする。また、前記電気機器はビデオテープレコーダであることを特徴とする。

【００２０】

【作用】

本考案の電気機器の上蓋を合成樹脂材としたことによってシャーシケースと同じ材質となり、膨張係数の差による上蓋とシャーシケースとの間隙がなくなるため、設計が容易となり、かつ、間隙がなくなることにより埃が装置内に侵入し故障の原因となることを防止できる。さらに、上蓋とシャーシケースは同じ材質のため、外観に対する同一色の着色を容易に行えるとともに、合成樹脂材のため形状の多様化に容易に対応することができる。

【００２１】また、上蓋の合成樹脂材で一体的に成形した凹凸構造の固定部材を設け、前記キャビネット内に収容され設置された機構部品や電子部品の上側から見た凹凸に合せた前記凹凸構造により振動などにより固定されるようにする。また、シャーシケース側面と上蓋とが上蓋内側に設けたリブによる嵌合するため、ビス止めのみに比べ強固な取付が行える。

【００２２】また、前記電源用アース端子と信号入出力端子の、あるいはチューナのアース端子とを前記機構デッキにビス等により電気的に接続してあるので、機構デッキは媒体およびヘッド駆動機構の下側を電気的に遮蔽すると共に電源用アース端子と信号入出力端子あるいはチューナーのアース端子と短絡させる。

【００２３】また、前記記録媒体及びヘッドの駆動機構と前記キャビネットの上蓋との間に電磁及び／または静電遮蔽板を設けることにより、機器上面と両側面からの電気的干渉に対して遮蔽を行う。

【００２４】また、前記電磁及び静電遮蔽板は回転シリンダと音声ヘッドと音声ヘッドから増幅器に入力されるまでの電気線とを電気的な干渉に対して遮蔽し、遮蔽板を必要最小限にすることができる。

【００２５】また、基板の裏面に載置されるオーディオ回路を電磁及び静電遮蔽板によって電気的に遮蔽することによって、オーディオ回路を電気的ノイズ（例えば電磁的なもの及び静電的なもの）から保護することができる。

【００２６】また、機構デッキの上部に上蓋と平行となる平面部を有する部材（特に金属板など）を設けることにより、前記上蓋の外部の振動などによる中央付近の振動のためのたわみや上蓋への押圧によるたわみを防止している。

【００２７】また、機構デッキの上部に短形状の金属板を所定個所に設け、前記キャビネットの上蓋の外部の振動などによる中央付近の振動たわみを受けて、そのたわみを吸収する。

【００２８】また、シャーシケースの上面近傍の側面で、前記上蓋より前記シャーシケースとビス止めを行う構造としたため、物を載置することによく使用される上蓋表面にビス穴やビスによる凹凸を形成しなくともよい。

【００２９】

【実施例】

本考案の電気機器の実施例としてフロントローディング方式の電気機器に適用したもので説明する。回転シリンダに配置された少なくとも２個の磁気ヘッドによるヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装置１に例をとって説明する。磁気記録再生装置１の電子部品を実装した基板と機構部品を実装した機構デッキがキャビネット２に収容されている。

【００３０】図１および図２は磁気記録再生装置１の説明図であり、図１は背面視断面図、図２は上面視断面図である。図１は図２のＸ−Ｘ線縦断面図、図２は図１のＡ− Ａ線横断面図である。図３は本考案を適用した実際の装置の分解斜視図を示す。図１，図２および図３において図７，図８と同じ部分は同一符号を付し説明も省略する。ここでキャビネト２はシャーシケース２ａと上蓋２ｈからなる。上蓋２ｈとシャーシケース２ａは同一の合成樹脂材を成形したものである。シャーシケース２ａの前面にシャーシケース前面板２ｂがあり、その中央部はシャーシケースのカセット用搬入口２ｆとなっている。また、シャーシケース２ａの両側面にはシャーシケース側板２ｃがある。

【００３１】基板３の上にヘッド駆動機構を搭載した機構デッキ４が搭載し、その固定用穴４ｃと基板３の端子３ａおよび３ｂから延設される舌辺１０ａおよび１０ｂとをそれぞれ重ねてビス４ｄにより基板３に立設されたボスに固定する。そして、機構デッキ４のアース接続線である舌片１０ａ，１０ｂを介してそれぞれ基板３の電源用アース端子３ａ、信号入出力（アース）端子３ｂに接続する。これによって電源用アース端子３ａと，信号入出力端子３ｂと、またチューナー７のアース端子（図示省略）とを短絡させると共に、機構デッキ４に回転シリンダ５の映像ヘッドや音声ヘッド１５に対するキャビネット下側からの外来電磁波の遮蔽作用を行わしめている。従って、従来のアース板３００は不要となる。なお、電源用アース端子３ａと信号入出力端子３ｂから延設される舌片１０ａ，１０ｂは、基板３の基板パターンからそれぞれ形成された舌片のアース接続線を成している。

【００３２】２０は金属製（例えば鉄製など）の電磁及び静電に対して遮蔽を行うための遮蔽板（以下電磁遮蔽板と呼ぶ）でありコの字形となっている。なお、上記電磁及び静電に対して遮蔽を行うための遮蔽板にかえて、電磁及び静電のいずれか一方のみを行う材質（磁性体やステンレスなど）から成る遮蔽板を用いた場合でもいずれの遮蔽を行わないものに比べてはいくらかは効果的である。電磁遮蔽板２０の上側板は主として上蓋２ｈと磁気ヘッド回転シリンダ５の間にあり、電磁及び静電遮蔽板２０の両側板下端のビス穴２０ａ，２０ｂで機構デッキ４に止められている。電磁及び静電遮蔽板２０は少なくとも回転シリンダ５と音声ヘッド１５と音声ヘッドから増幅器に入力されるまでの電気線と、更に、また、前記基板３の裏面に載置されたオーディオ回路（図示省略）を上と両側からの外来電磁波や電界から電気的に遮蔽し、その金属板は必要最小限にすることができる。また、この電磁及び静電遮蔽板２０は、上蓋２ｈのたわみ防止の働きもする。

【００３３】図１，図２および図３では機構デッキ４を基板３に固定する機構デッキ４の固定用穴部４ｃと基板３の各アース端子３ａ，３ｂは平面の位置座標は同じなので、アース接続線（図１の例では舌片１０ａ，１０ｂ）長が縦方向（上下方向）である。このときは、基板３のアース端子の接続と機構デッキ４との固定を長いネジで同時に行われる。尚、前記平面の位置座標が一致していない場合はアース接続線は横方向になる。

【００３４】また、信号入出力ジャックの固定板９の固定ビス部材を前記キャビネット２の上蓋２ｈの固定用穴２ｈｂから上蓋取付ビスで固定して、共用し、固定ビス部材を減らすことができる。また、固定するとき前記信号入出力ジャックの固定板９を上蓋２ｈの固定部材の凹凸構造の溝にはさみこむようにして固定して固定ビス部材を減らすことができる。

【００３５】また、上蓋２ｈとシャーシケース２ａの上面との間で固定できるように上蓋２ｈに固定用穴２ｈａ，２ｈｂ，２ｈｃ，２ｈｄが設けられている。

【００３６】上蓋２ｈの内側には凹凸構造の固定部材が設けられ、機構デッキ４を上側から見た凹凸構造の所要部分の丁度反転した凹凸構造を持つ固定部材を合成樹脂材により上蓋２ｈと一体成形したものとすれば、キャビネット２の内に収容している機構及び電子部品を安定に保持させることができるのでより一段と信頼性のあるキャビネット２となる。尚、図４はキャビネット２の上蓋２ｈに対面するシャーシケース２ａの上面図、図５は図１のＢ−Ｂ断面図である。シャーシケース２ａの内側両側端には合成樹脂材による一体成形で構成されたリブ５８の列がある。このリブ５８の列によってシャーシケース側面２ｃと嵌合しその強度が充分保証される。また、機構デッキ４に上面と平行となるように平面部を設けた部材（例えば金属板）４ｅを設けることにより、上面に対して振動及び／または押圧による上蓋のたわみを防止することができる。なお、図６は本考案を用いた一実施例であるビデオテープレコーダの全体斜視図である。

【００３７】

【考案の効果】本考案によれば次のような効果を奏する。

【００３８】（１）外部からのキャビネットに対する機械的衝撃に対して、前記鋼板の場合は打痕が残る可能性が多いが合成樹脂材の場合は打痕が残りにくい。とくに上蓋の外観が目立ち外観のよくない打痕によるキャビネットの交換などの確率が少くなる。

【００３９】（２）キャビネットのシャーシケースが合成樹脂材でその上蓋が鋼板の場合は材料の膨張係数の差により、その間に隙間ができるが、同じ合成樹脂材料なので、シャーシケースとその上蓋間で隙間を生じることはなくなり、その間から埃などが入り、装置の故障の原因を未然に防止できる。

【００４０】（３）キャビネットのシャーシケースとその上蓋は同じ合成樹脂材料なので、キャビネットの外側に着色する際に材料の差による表面の粗さや吸収吸着性、表面の地色など考慮しないで色を自由に選択デザインできる。外観のデザインが簡単になり、着色のコストダウンが計れる。形状の自由度も鋼板より大である。デザイン外観は一定厚さの鋼板の使用する場合より、さらにデザインアップを計れる。とくに塩化銅板やカラー銅板は高価であるので合成樹脂材によるコスト低減は大きい。調達も合成樹脂材はどの国でも可能である。

【００４１】（４）凹凸キャビネットのシャーシケースおよびその上蓋を金型成形による構造の合成樹脂材構造とすることにより、シャーシケースおよびその上蓋のそれぞれの内側も種々の形状に容易にすることができるので、設計の自由度が非常に大となる。これによってキャビネット内の収容部品を安定して固定させるので信頼性の高いキャビネットとなる。また凹凸構造を利用して各種の基板あるいはボードなどをより少ない固定ビスで固定することができる。

【００４２】（５）外部から入来するノイズの原因となる電磁波や電界、特に、キャビネットの上の積載物から上蓋ケースを介して入来するノイズ電磁波や電界は、本体装置に影響がある部分だけシールドし、キャビネットの下側から入来するノイズ電磁波や電界は機構デッキで遮断するので、外来ノイズから最小量の電磁及び静電遮蔽板で効率よく遮蔽することができる。装置全体としての軽量化も計れる。

【００４３】（６）基板のプリント配線の電源部アース端子およびビデオオーディオの信号入出力ジャックアース端子を機構デッキを利用してアース接続したので、従来のアース板が不要となり、部品のコストダウンとなる。

【００４４】（７）また、これらのアース接続を行うとき、この接続ビスを上蓋の固定に共用させて、部品数を減らすことができる。

【００４５】（８）信号入出力ジャックの固定板の固定ビス部材は上蓋の取付ビスと共有として、部品を減らすことができる。また前記固定ビス部材の凹凸構造を利用すれば信号入出力ジャックの固定板を前記凹凸構造によって固定して、固定部品数を減らすことができる。

【００４６】（９）シャーシケースに対する上蓋の固定は、上蓋のビス穴からシャーシケースの上面に対して行うので必要なときには何時でも上蓋を容易に開くことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例の説明図である。

【図２】本考案の一実施例の説明図である。

【図３】本考案の一実施例の分解斜視図である。

【図４】本考案のキャビネットの上蓋近傍のシャーシケ
ースの構造を示す図である。

【図５】本考案の図１のＢ−Ｂ断面図である。

【図６】本考案の電子機器全体の斜視図である。

【図７】従来例の説明図である。

【図８】従来例の分解斜視図である。

【符号の説明】

１記録再生装置２キャビネット２ａキャビネットのシャーシケース部２ｂシャーシケース前面板２ｄシャーシケース背面板２ｅシャーシケース底板２ｆシャーシケースのカセット用搬入口２ｇシャーシケースの基板支持ガイド２ｈキャビネットの上蓋３基板３ａ電源用アース端子３ｂ信号入出力端子４機構デッキ４ｃ基板との固定用穴部５磁気ヘッド回転シリンダ６駆動モータ７チューナ８磁気ヘッドアンプ用基板８ａシールド板９ジャックボード１０ａ，１０ｂ舌片（アース接続線）１５音声ヘッド２０電磁及び静電遮蔽板１００従来の記録再生装置２００従来のキャビネット２００ａ従来のキャビネットのシャーシケース２００ｃシャーシケース側板２００ｈ従来の鉄板製上蓋３００従来のアース板３００ａ，３００ｂアース用ナット

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者井上裕大阪府大東市中垣内７丁目７番１号船井電機株式会社内

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】媒体の搬入口を前面に有するシャーシケ
ースとその上蓋から成るキャビネットにシステム制御の
電子部品を搭載したプリント配線基板と前記基板上の所
定位置に設けられた媒体およびヘッド駆動機構を搭載し
た機構デッキとを少なくとも収容して成る電気機器であ
って、前記キャビネットの上蓋は合成樹脂材から成るこ
とを特徴とする電気機器。
【請求項２】前記媒体は磁気テープであると共に、搭
載する前記ヘッド駆動機構の少なくとも１つは回転シリ
ンダに設置された少なくとも２個の磁気ヘッドによるヘ
リカルスキャン方式であることを特徴とする請求項１記
載の電気機器。
【請求項３】前記キャビネットの上蓋の内側に凹凸構
造の固定部材を設け、前記固定部材は前記上蓋と合成樹
脂材により一体に成形してなり、前記キャビネット内に
収容された機構が前記凹凸構造により固定されることを
特徴とする請求項１または２記載の電気機器。
【請求項４】前記シャーシケースの側面に嵌合するリ
ブを上蓋の内側に設けたことを特徴とする請求項１，２
または３記載の電気機器。
【請求項５】電源用アース端子と信号入出力端子のア
ース端子とは機構デッキを介して電気的に接続されてい
ることを特徴とする請求項１，２，３または４記載の電
気機器。
【請求項６】電源用アース端子とチューナのアース端
子とは機構デッキを介して電気的に接続されていること
を特徴とする請求項１，２，３，４または５記載の電気
機器。
【請求項７】前記電気的な接続構造は該端子接続され
たプリント配線基板上のパターンから延設される舌片と
機構デッキに設けられた固定用穴と接続ビスとにより構
成されることを特徴とする請求項５または６記載の電気
機器。
【請求項８】前記機構デッキに搭載した媒体及びヘッ
ドの駆動機構と前記キャビネットの上蓋との間に電磁遮
蔽を行う遮蔽板を備えたことを特徴とする請求項１，
２，３，４，５，６または７記載の電気機器。
【請求項９】前記機構デッキに搭載した媒体及びヘッ
ドの駆動機構と前記キャビネットの上蓋との間に静電遮
蔽を行う遮蔽板を備えたことを特徴とする請求項１，
２，３，４，５，６，７または８記載の電気機器。
【請求項１０】前記遮蔽板は少なくとも回転シリンダ
と音声ヘッドと音声ヘッドから増幅器に入力されるまで
の電気線とを電気的な干渉に対して遮蔽する構成とした
ことを特徴とする請求項８または９記載の電気機器。
【請求項１１】前記基板裏面に載置されるオーディオ
回路を電気的な干渉に対して遮蔽する遮蔽板を設けたこ
とを特徴とする請求項１，２，３，４，５，６，７，
８，９または１０記載の電気機器。
【請求項１２】前記上蓋のたわみを防止するために前
記機構デッキの上部に上蓋と平行となる平面部を有する
部材を前記機構デッキの上部に設けたことを特徴とする
請求項１，２，３，４，５，６，７，８，９，１０また
は１１記載の電気機器。
【請求項１３】前記上蓋と平行となる平面部を有する
部材は金属板であることを特徴とする請求項１２記載の
電気機器。
【請求項１４】前記信号入出力端子の固定板固定ビス
部材を前記キャビネットの上蓋取付ビスと共有する構造
としたことを特徴とする請求項１，２，３，４，５，
６，７，８，９，１０，１１，１２または１３記載の電
気機器。
【請求項１５】前記シャーシケースの上面近傍の側面
で、前記上蓋より前記シャーシケースとビス止めを行う
構造としたことを特徴とする請求項１，２，３，４，
５，６，７，８，９，１０，１１，１２，１３または１
４記載の電気機器。
【請求項１６】前記電気機器はビデオテープレコーダ
であることを特徴とする請求項１，２，３，４，５，
６，７，８，９，１０，１１，１２，１３，１４または
１５記載の電気機器。