JP2525520B2 - 容器の自動洗浄方法及びその装置 - Google Patents

容器の自動洗浄方法及びその装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば医薬品、食品製
造工場、半導体製造工場において清潔さを必要とする容
器の自動洗浄方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる工場において、生産に使用する内
容物は、種々の容器や袋で工場に運搬され、秤量したの
ち製造機械に人手により供給されている。そして、生産
途中に発生する半製品や中間製品は、例えばステンレス
製サニタリー容器などのクリーンな容器に入れて運搬保
管される。これらの容器は、一回使用して再使用する前
に、必ずクリーンな状態に洗浄する必要がある。
【0003】一般に容器を洗浄する技術は種々知られて
おり、例えば特開平1−199985号公報には容器を
反転させてノズルからの洗浄液により洗浄する技術が開
示されている。しかしながらかかる公知技術ではボトル
口部を洗浄するノズルがあり、また乾燥も行われていな
いので、容器の内周面の洗浄や乾燥が充分ではない。ま
た、実開昭62−95594号公報に記載されている洗
浄装置では高圧水とブラッシングとを併用していないの
でやはり充分に洗浄できない。
【0004】さらに特開平3−8485号公報に記載の
技術はボンベの外周面を洗浄するものであり、容器内周
面の洗浄はできない。そして実公昭47−35222号
公報に記載されている技術は塵や埃の除去に振動装置を
用いており、容器の内周面の洗浄には適用できない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、容器の内周面を充分に洗浄でき、かつ水切りや
乾燥もできる自動化した容器の洗浄方法及びその装置を
提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の容器の洗浄方法
によれば、コンベア(C11)で下方位置(a)に搬送
した容器(W)の高さを検出し、その高さを検出した容
器(W)を上昇させて上方位置(b)に反転させて別の
下方位置(C)に移動させ、その別の下方位置でノッキ
ングして容器(W)に付着した内容物を払い落とし、次
いで容器(W)を前記の上方位置(b)に動かして固定
し、洗浄工程を行う位置に容器(W)を移動して噴射ノ
ズル(48a、48b)から高圧水を噴射して容器
(W)の外周面および底面を洗浄すると共に、噴射ノズ
ル(52)を有する回転できるノズルブロック(51)
を容器(W)の中に上昇させてそのノズルブロック(5
1)を回転させながら下降させて噴射ノズル(52)か
ら高圧水を噴射しかつノズルブロック(51)と一体に
設けた刷毛(50)により容器(W)の内面を洗浄し、
次いで水切り工程を行う位置に容器(W)を移動して容
器(W)の内外両面にエアを吹付けて水切りし、そして
乾燥工程を行う位置に容器(W)を移動して熱風を容器
(W)の内外両面に吹付けて乾燥させ、そして容器
(W)を搬出位置に動かした後に搬出ロボット(A2)
で位置(d)に動かして容器(W)を反転してから降下
してコンベヤ(C12)に移送するようになっている。
【0007】本発明の容器の洗浄装置によれば、搬入ロ
ボット(A1)と本体(A0)と搬出ロボット(A2)
とを備えた容器の自動洗浄装置において、該搬入ロボッ
ト(A1)には、容器(W)の高さを検出する高さ検出
手段(SH、SL)と、容器(W)を上昇するリフタ
(L)と、容器(W)を把持反転する把持反転手段
(4、5、6、7、15)と、容器(W)に付着した内
容物を払い落す払い落し手段(30)と、払い落した内
容物を受けて排出する排出手段(35、37、38)と
を設け、前記搬入ロボット(A1)は内容物を払い落と
した容器(W)を本体(A0)に搬入するものであり、
前記本体(A0)には搬入位置と搬出位置との間に洗浄
室(40)が設けられ、その洗浄室(40)には粗洗浄
工程、仕上洗浄工程、水切り工程および乾燥工程を行う
各位置を画成する画成手段(49a〜49e)と、前記
各位置に容器(W)を移送する移送手段(T)とが設け
られ、前記粗洗浄工程および仕上洗浄工程を行う各位置
には容器(W)の外周面および底面に高圧水を噴射して
洗浄するための回転できる噴射ノズル(48a、48
b)と、容器(W)の内周面に高圧水を噴射して洗浄す
る噴射ノズル(52)および刷毛(50)を有するノズ
ルブロック(51)とが設けられ、水切り工程を行う位
置に容器(W)の内外周面にエアを吹付けるエア吹付け
手段が設けられ、乾燥工程を行う位置には容器(W)の
内外周面に熱風を吹付ける熱風吹付け手段が設けられ、
前記搬出ロボット(A2)は前記本体(A0)の搬出位
置から容器(W)を搬出位置(d)に移動するものであ
り、そして前記搬出ロボット(A2)はその搬出位置
(d)の容器(W)を把持反転させる把持反転手段と、
反転した容器(W)を下降させるリフタ(L)とが設け
られ、下降した容器(W)を搬送するコンベア(C1
2)が設けられている。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【作用】したがって容器はその高さが検知手段で検知さ
れるので、以後の動作を制御装置により自動的に行うこ
とができる。そして上昇させながら反転し、そしてノッ
キングさせるので内容物の払落としが容易で、その反転
した状態で移動して洗浄、水切り乾燥の各工程を行うの
で、容器の内周面の処理が便利である。そして洗浄工程
において、刷毛と高圧水とを併用するので、充分な洗浄
作業を行うことができ、特に医薬品、食品、半導体等の
容器に好適である。
【0012】そしてノズルブロックを回転させ下降させ
ながら高圧水と刷毛によるブラッシングとを併用するの
で、洗浄品質や洗浄時間のバラツキがなく、効率がよ
く、しかも上質の洗浄作業ができる。また容器の内外両
面を同時に行うので作業時間が短縮できる。
【0013】このように本発明によれば、効率がよく、
質のよい洗浄方法および装置を得ることができる。
【0014】
【実施例】以下図面を参照し蓋付きの容器の洗浄を例と
して本発明の実施例を説明する。図1には、本発明を実
施した内容物用容器の自動洗浄システムの一例が示され
ている。
【0015】自動運転は、コンベアCA上に容器が到着
すると、コンベアC1〜C8の順に起動して容器が搬送
される。また、コンベアCB上に容器が到着すると、コ
ンベアC4上に容器がない場合は、コンベアC4〜C8
の順に起動して容器が搬送される。他方、コンベアC4
上容器がある場合は、コンベアCB上に容器が待機され
る。そして、コンベアC8に容器が到着すると、コンベ
アC9〜C8が停止する。そこで、図示しないバランサ
で容器から蓋を取り外し、容器内部が空であることを視
認し、蓋外し完了スイッチSW1を押すと、容器はコン
ベアC9〜C11の順に搬送される。そして、コンベア
C11に容器が到着すると、コンベアC1〜C11が停
止し、容器は搬入ロボットA1により容器自動洗浄装置
Aの本体A0に搬入される。
【0016】次いで、洗浄が終了して搬出ロボットA2
でコンベアC12に移載された容器は、コンベアC15
に搬送され、一旦停止される。そこで、容器の検査後
に、作業完了スイッチSW2を押すことにより、コンベ
アC16に搬送される。そして、容器に図示しないバラ
ンサで蓋を取付け、蓋取付完了スイッチSW3を押すこ
とにより、容器はコンベアC17、C18に搬送され
る。なお、蓋の取付け、取外しは、図示しない蓋取付け
ロボットにより取付けるようにしてもよい。
【0017】他方、コンベアC8上で取外した蓋は、図
示しないバランサによりコンベアC21に移載され、蓋
投入完了スイッチSW4を押すことにより、蓋は搬入バ
キュームシフタB1に移動される。そこで、蓋クランプ
位置が正常であればそのまま、不正常であれば位置を修
正したのち、蓋位置修正完了スイッチSW5を押すこと
により、容器は搬入バキュームシフタB1により蓋自動
洗浄装置Bの本体B0に送られる。
【0018】次いで、洗浄が終了して搬出バキュームシ
フタB2でコンベアC22に移載された蓋は、コンベア
C23に到着して停止され、3個までストレージされ
る。
【0019】再洗浄は、コンベアC16上に容器がある
ときに、再洗浄スイッチSW6を押すと、容器はコンベ
アC17、C19に送られ、ラインアウトされる。そこ
で、台車等でコンベアC2に運搬して再投入し、投入完
了スイッチSW7を押す。
【0020】ラインアウトは、容器がコンベアC15上
にあるとき、ラインアウトスイッチSW8を押すことに
より、ターンテーブルCTを旋回して容器を搬出する。
【0021】ラインインは、コンベアC15上に容器が
あるとき、ラインインスイッチSW9を押すことによ
り、ターンテーブルCTを旋回して容器を搬入する。な
お、異常時等には、複数箇所に設けた非常停止スイッチ
SWEを押してラインを停止する。
【0022】図2及び図3には、容器の一例が示されて
いる。容器Wは、ステンレス鋼板で形成され、上部開口
には、ステンレス鋼板で形成された蓋W1が、クランプ
WCにより着脱自在に設けられている。また、容器Wの
下部外周には、管理用のバーコードラベルBLが設けら
れている。
【0023】図4及び図5には、搬入ロボットA1及び
搬出ロボットA2を備えた容器自動洗浄装置Aの全体図
が示されている。その容器自動洗浄装置Aの本体A0に
は、図36をも参照し、搬入位置と搬出位置との間
に洗浄室40が設けられている。その洗浄室40には、
粗洗浄工程、仕上洗浄工程、水切り工程及び乾燥
工程の各工程を画成する画成手段である昇降式シャッ
タ49a〜49bと、各工程間の自動搬送を行う移送手
段であるトランスファーTとが設けられている。また、
各工程の画成された室には、容器Wを載置する支持手段
すなわち、後出の第1〜第3スタンドS1〜S3が立設
され、更に、各室は外部に水滴や熱風が漏れない密閉構
造になっており、各室にこもった水蒸気等の水分を捕捉
して外部に排出するフィルタ付きファンFが設けられて
いる。なお、図示はしないが、水切り工程、乾燥工程
には、それぞれエア吹付け装置、熱風吹付け装置が設
けられている。
【0024】図6〜図8において、搬入ロボットA1の
水平な走行架台1上には、搬入手段である走行台2が空
圧シリンダ3により左右に走行自在に設けられている。
その走行台2上には、ガイドポスト8a、8aを介して
把持反転手段であるメカニカルハンド4が空圧シリンダ
5により上下動自在に支持されている。この空圧シリン
ダ5は、図示しない複数個の位置決めセンサを備えた制
御装置により、中間位置と停止位置にロックされるよう
になっている。前記メカニカルハンド4には、容器Wを
把持するグリッパ機構6、6が左右対称に設けられ、そ
れぞれ空圧シリンダ7、7(図17)の伸縮作動により
容器Wを把握及び解放し、また、小型電動機15(図1
2)により容器Wを反転するようになっている。なお、
図中の符号1a、1bはストッパ、LはコンベアC11
に連続するテーブルリフタSH、SLは高さ検出手段で
ある光センサでそれぞれ制御手段である図示しない制御
装置に接続されている。
【0025】また、走行架台1の両内側には、ガイドレ
ール34、34が設けられ、これらガイドレール34、
34には、ホッパ35が空圧シリンダ36により前後動
自在に設けられている。そして、ホッパ35には、吸引
ダクトホース37が連結され、底部には排出部38が設
けられている。これらの部材35、37、38により排
出手段が構成されている。
【0026】図9〜図11において、走行架台1の端部
には、払い落し手段である払い落し機構30が設けられ
ている。この機構30の柱部31には、ノッキングアー
ム32が走行台2の中心線を含む垂直面内において、空
圧シリンダ33によりマイクロスイッチMC1、MCで
規制された角度θの範囲で旋回揺動自在に設けられてい
る。
【0027】図12〜図16において、メカニカルハン
ド4のハンドフレーム8は、軽量型鋼で門型に形成され
ている。そのハンドフレーム8の上面には、減速機とブ
レーキ機構とを備えた小型電動機15が設けられてい
る。その電動機15の出力軸には、歯付きプーリ17a
が設けられ、このプーリ17aは、ハンドフレーム8内
に回転自在に設けられたシャフト16の歯付きプーリ1
7bに歯付きベルト18により連係されている。このシ
ャフト16の両端には、それぞれ歯付きプーリ20a、
20aが設けられ、これらプーリ20a、20aは、そ
れぞれ歯付きベルト21によりスプライン軸10側の歯
付きプーリ20b(図17)に連係されている。
【0028】図17〜図20において、ハンドフレーム
8の両側部の下部には、グリッパ機構6、6が設けら
れ、その容器Wを把持するハンドチャック9は、スプラ
イン軸10に固設されている。このスプライン軸10
は、スプライン軸受11a、11b、11c、11dに
よりハンドフレーム8に摺動自在に支持されている。そ
のスプライン軸10の端部は、リンクボール12を介し
てサポート13のセンタに連結されている。このサポー
ト13の両端は、空圧シリンダ7、7の一端に連結さ
れ、空圧シリンダ7、7の他端は、ベース14を介して
ハンドフレーム8に連結されている。したがって、空圧
シリンダ7、7の伸縮により、ハンドチャック9が前後
動するようになっている。
【0029】他方、スプライン軸10には、スプライン
軸受11aを介して歯付きプーリ20bが設けられ、歯
付きベルト18を介して小型電動機15によりハンドチ
ャック9が旋回反転されるようになっている。
【0030】また、スプライン軸10の軸端には、小孔
22aを備えた円板22が設けられている。その小孔2
2aを光軸とする複数(図示の例では4個)の透過型光
センサ23a〜23dが取付ディスク24によりハンド
フレーム8に設けられている。これらセンサ23a〜2
3dは、それぞれ制御装置に接続され、制御装置はセン
サ23a〜23dからの信号に基づき小型電動機15の
回転を制御してハンドチャック9を介し容器Wを旋回及
び停止を行うようになっている。
【0031】図21〜図23において、前記本体40の
工程、の各室には、高圧水噴射手段である門型導水
管41が中空軸42を介し回転駆動ユニット43により
回転自在に支持され、回転接手47により図示しない洗
浄用水の高圧ポンプに接続されている。この導水管41
には、容器Wの外周面及び底面を洗浄する複数の噴射ノ
ズル48a、48bがそれぞれ千鳥状に設けられてい
る。また、回転駆動ユニット43には、ドッグ44と位
置センサ45とが設けられ、センサ45からの信号に基
づき制御装置がブレーキ付き減速電動機46を制御し、
容器Wの通過を妨げない一定位置P(図36)に門型導
水管41を停止させるようになっている。図24〜図2
7において、本体40の底板40aには、ガイドポスト
一対のガイドポスト53とボールブッシュ54とを介し
ブレーキ付き減速電動機56を備えた回転駆動ユニット
55が昇降自在に吊設され、ロッドレス型の空圧シリン
ダ57により昇降されるようになっている。そのユニッ
ト55には、導水管59が立設され、回転接手58によ
り高圧水ポンプに接続されている。そして、導水管59
の頂部には、高分子樹脂製の刷毛50と、複数の噴射ノ
ズル52を備えた高圧水噴射ブラッシング手段であるノ
ズルブロック51とが設けられている。他方、空圧シリ
ンダ57には、複数(図示の例では4個)の位置センサ
29a〜29dが設けられ、制御装置は、位置センサ2
9a〜29dからの信号に基づき、トランスファーTが
容器Wを移載するとき、空圧シリンダ57を制御してノ
ズルブロック51が容器W内から完全に離れ、かつ、ト
ランスファーTの移載方向と干渉しないようにしてい
る。
【0032】図28〜図38には、各位置、及び各
工程〜において、容器Wを着座させる第1〜第3ス
タンドS1、S2及びS3が示されている。
【0033】図28〜図30において、第1スタンドS
1は、柱60の頂部に着座受台61が固設され、その着
座受台61には、容器Wのフランジ部Wa(図33)を
収める円弧状の凹部62と、該凹部62から突設した3
個の突条63とが形成され、フランジ部Waの図示では
下面に高圧水を行きわたらせるようになっている。
【0034】図31〜図33において、第2スタンドS
2は実質的にスタンドS1と同様に構成され、着座受台
61aに近接センサ64が設けられている。
【0035】図34及び図35において、第3スタンド
S3は、柱60の頂部に着座受台61と、クランプ装置
65とが設けられている。そのクランプ装置65は、ナ
ックル機構66と空圧シリンダ67とにより、容器Wの
フランジ部Waを押え金具68で押圧して着座受台61
に固定するようになっている。
【0036】図37及び図38には、搬出ロボットA2
が示されている。この搬出ロボットA2は、搬入ロボッ
トA1から払い落し機構30及びホッパ35回りを除い
たものと実質的に同様に構成されており、対応する部分
に、同じ符号を付して重複説明を省略する。
【0037】次に洗浄の態様を説明する。
【0038】図6及び図8において、コンベアC11に
より位置aに搬送された容器は、低い容器の場合に光セ
ンサSLで検知し、高い容器の場合は光センサSH、S
Lで検知し、これらの検知信号により制御装置は以後の
動作及び工程を自動的に行う。その位置aの容器をテー
ブルリフタLでリフトアップしたのち、空圧シリンダ
7、7を収縮してハンドチャック9、9で把持し、小型
電動機15を作動し、容器Wをストッパ1aで係止して
位置bに反転する。次いで、ホッパ35を図8の鎖線位
置から実線位置に移動する。次いで、空圧シリンダ5、
5を伸長してメカニカルハンド4を下降して位置bから
ホッパ35内に位置cを降下し、払い落し機構30の空
圧シリンダ33を作動してノッキングアーム32を反復
揺動し、容器Wの胴部を数回ノッキングして容器に付着
した内容物例えば粉末のほとんどをホッパ35内に払い
落す。そのホッパ35内に落下した粉末は、吸引ダクト
ホース37を介して外部の集塵装置に導いて捕捉処理
し、ホッパ35内に蓄積したものは、排出部38から排
出する。
【0039】次いで、空圧リンシダ5、5を収縮して容
器Wを位置bに再上昇し、空圧シリンダ3を作動して容
器Wを図8において右行し、ストッパ1bで係止して容
器洗浄装置Aの搬入位置に位置決めする。
【0040】次に、図36に示す粗洗浄工程におい
て、容器Wのフランジ部WaをスタンドS3のクランプ
装置65(図34)で押圧して固定する。そこで、図2
1に示すように減速電動機46を作動して門型導水管4
1を回転し、噴射ノズル48a、48bから高圧水を噴
射して容器Wの外周面及び底面を洗浄すると共に、図2
5に示す空圧シリンダ57を作動してノズルブロック5
1を上昇し、減速電動機56を作動してノズルブロック
51を回転し、噴射ノズル52から高圧水を噴射して刷
毛50により容器Wの内周面を洗浄する。次いで、仕上
洗浄工程において、更に前工程と同じ態様の仕上洗浄
を行う。次いで、水切り工程において、高圧空気を容
器Wの内外周面に吹付けて水切りを行う。次いで、乾燥
工程において、熱風を容器Wの内外周面に吹付けて乾
燥する。次いで、洗浄が完了して搬出位置に搬送され
た容器Wを図37に示すように、位置から搬出ロボッ
トA2により位置dに移動し、位置eに反転したのちテ
ーブルリフタLにより降下し、コンベアC12に移送す
る。
【0041】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば下記のすぐ
れた効果を奏する。 (a) 最もきれいに洗浄しなければならない容器の内
周面を高圧水とブラッシングとを併用するので、充分に
洗浄できる。 (b) 洗浄前の把持反転に際してノッキングさせるの
で、内容物の払落としが確実にでき、洗浄負荷を軽減で
きる。 (c) 容器の高さの検出手段によって自動化が容易で
あり、装置の汎用性が向上する。 (d) 内外両面の洗浄作業が同時にできるので、作業
時間を短縮でき効率が向上する。 (e) 各工程位置間に画成手段があるので、各工程が
干渉せずに同時に実施でき、作業能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステムの一実施例を示す平面図。
【図2】本発明で扱う容器を示す側面図。
【図3】図2の上面図。
【図4】本発明の容器自動洗浄装置の一実施例を示す側
面図。
【図5】図4の上面図。
【図6】搬入ロボットを示す正面図。
【図7】図6の上面図。
【図8】図6の側面図。
【図9】払い落し装置を示す側面図。
【図10】ノッキングアームの旋回範囲を示す図面。
【図11】図9のA−A線矢視断面図。
【図12】ハンドフレームの上部を示す側面図。
【図13】図12の正面図。
【図14】図12の一端内部の垂直断面図。
【図15】図14の正面図。
【図16】図12の電動機付近の側断面図。
【図17】グリッパ機構を示す水平断面図。
【図18】図17の正面図。
【図19】図17の右側面図。
【図20】図18の左側面図。
【図21】洗浄室を示す正面断面図。
【図22】回転駆動ユニットの上面図。
【図23】図21の側面図。
【図24】図21の下方部の図面。
【図25】図24の側面図。
【図26】図25のB矢視図。
【図27】図25のC−C線矢視断面図。
【図28】第1スタンドの側面図。
【図29】図28の上面図。
【図30】着座受台の斜視図。
【図31】第2スタンドの側面図。
【図32】図31の上面図。
【図33】図31の上部の側断面図。
【図34】第3スタンドの側面図。
【図35】図34のD−D線矢視断面図。
【図36】各位置及び各工程における第1〜第3スタン
ドの配置図。
【図37】搬出ロボットを示す側面図。
【図38】図37の正面図。
【符号の説明】
A・・・容器自動洗浄装置 A0・・・本体 A1・・・搬入ロボット A2・・・搬出ロボット BL・・・バーコードラベル C1〜C24・・・コンベア L・・・テーブルリフタ SH、SL・・・光センサ W・・・容器 Wa・・・フランジ部 W1・・・蓋 ・・・搬入位置 ・・・粗洗浄工程 ・・・仕上洗浄工程 ・・・水切り工程 ・・・乾燥工程 ・・・搬出位置 1・・・走行架台 1a、1b・・・ストッパ 2・・・走行台 3・・・空圧シリンダ 4・・・メカニカルハンド 5・・・空圧シリンダ 6・・・グリッパ機構 7・・・空圧シリンダ 8・・・ハンドフレーム 8a・・・ガイドポスト 9・・・ハンドチャック 10・・・スプライン軸 12・・・リンクボール 13・・・サポート 14・・・ベース 15・・・小型電動機 16・・・シャフト 17a、17b、20a、20b・・・歯付きプーリ 19・・・シャフト 21・・・歯付きベルト 22・・・円板 23・・・遮光型センサ 30・・・払い落し機構 31・・・柱部 32・・・ノッキングアーム 33・・・空圧シリンダ 34・・・ガイトレール 35・・・ホッパ 36・・・空圧シリンダ 37・・・吸引ダストホース 38・・・排出部 40・・・洗浄室 40a・・・底板 41・・・門型導水管 42・・・中空軸 43・・・回転駆動ユニット 44・・・ドッグ 45・・・位置センサ 46・・・減速電動機 47・・・回転接手 48a、48b・・・噴射ノズル 49a〜49e・・・昇降式シャッタ 50・・・刷毛 51・・・ノズルブロック 52・・・噴射ノズル 53・・・ガイドポスト 54・・・ボールブッシュ 55・・・回転駆動ユニット 56・・・減速電動機 57・・・空圧シリンダ 58・・・回転接手 59・・・導水管 60・・・柱 61、61a・・・着座受台 62・・・凹部 63・・・突条 64・・・近接センサ 65・・・クランプ装置 66・・・ナックル機構 67・・・空圧シリンダ 68・・・押え金具
フロントページの続き (72)発明者 榎本 誠 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (72)発明者 岸 明 埼玉県大宮市吉野町1−403 大正製薬 株式会社 大宮工場内 (72)発明者 藤平 孝 埼玉県大宮市吉野町1−403 大正製薬 株式会社 大宮工場内 (72)発明者 中西 勇 埼玉県大宮市吉野町1−403 大正製薬 株式会社 大宮工場内 (72)発明者 月橋 一信 埼玉県川越市南台一丁目6番1号 カジ マメカトロエンジニアリニング株式会社 川越工場内 (72)発明者 小島 健一 埼玉県川越市南台一丁目6番1号 カジ マメカトロエンジニアリング株式会社 川越工場内 (56)参考文献 特開 平1−199895(JP,A) 特開 平3−8485(JP,A) 特開 平3−80975(JP,A) 特開 昭58−90095(JP,A) 実開 昭62−95594(JP,U) 実公 昭47−35222(JP,Y2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンベア(C11)で下方位置(a)に
    搬送した容器(W)の高さを検出し、その高さを検出し
    た容器(W)を上昇させて上方位置(b)に反転させて
    別の下方位置(C)に移動させ、その別の下方位置でノ
    ッキングして容器(W)に付着した内容物を払い落と
    し、次いで容器(W)を前記の上方位置(b)に動かし
    て固定し、洗浄工程を行う位置に容器(W)を移動して
    噴射ノズル(48a、48b)から高圧水を噴射して容
    器(W)の外周面および底面を洗浄すると共に、噴射ノ
    ズル(52)を有する回転できるノズルブロック(5
    1)を容器(W)の中に上昇させてそのノズルブロック
    (51)を回転させながら下降させて噴射ノズル(5
    2)から高圧水を噴射しかつノズルブロック(51)と
    一体に設けた刷毛(50)により容器(W)の内面を洗
    浄し、次いで水切り工程を行う位置に容器(W)を移動
    して容器(W)の内外両面にエアを吹付けて水切りし、
    そして乾燥工程を行う位置に容器(W)を移動して熱風
    を容器(W)の内外両面に吹付けて乾燥させ、そして容
    器(W)を搬出位置に動かした後に搬出ロボット(A
    2)で位置(d)に動かして容器(W)を反転してから
    降下してコンベヤ(C12)に移送することを特徴とす
    る容器の自動洗浄方法。
  2. 【請求項2】 搬入ロボット(A1)と本体(A0)と
    搬出ロボット(A2)とを備えた容器の自動洗浄装置に
    おいて、該搬入ロボット(A1)には、容器(W)の高
    さを検出する高さ検出手段(SH、SL)と、容器
    (W)を上昇するリフタ(L)と、容器(W)を把持反
    転する把持反転手段(4、5、6、7、15)と、容器
    (W)に付着した内容物を払い落す払い落し手段(3
    0)と、払い落した内容物を受けて排出する排出手段
    (35、37、38)とを設け、前記搬入ロボット(A
    1)は内容物を払い落とした容器(W)を本体(A0)
    に搬入するものであり、前記本体(A0)には搬入位置
    と搬出位置との間に洗浄室(40)が設けられ、その洗
    浄室(40)には粗洗浄工程、仕上洗浄工程、水切り工
    程および乾燥工程を行う各位置を画成する画成手段(4
    9a〜49e)と、前記各位置に容器(W)を移送する
    移送手段(T)とが設けられ、前記粗洗浄工程および仕
    上洗浄工程を行う各位置には容器(W)の外周面および
    底面に高圧水を噴射して洗浄するための回転できる噴射
    ノズル(48a、48b)と、容器(W)の内周面に高
    圧水を噴射して洗浄する噴射ノズル(52)および刷毛
    (50)を有するノズルブロック(51)とが設けら
    れ、水切り工程を行う位置に容器(W)の内外周面にエ
    アを吹付けるエア吹付け手段が設けられ、乾燥工程を行
    う位置には容器(W)の内外周面に熱風を吹付ける熱風
    吹付け手段が設けられ、前記搬出ロボット(A2)は前
    記本体(A0)の搬出位置から容器(W)を搬出位置
    (d)に移動するものであり、そして前記搬出ロボット
    (A2)はその搬出位置(d)の容器(W)を把持反転
    させる把持反転手段と、反転した容器(W)を下降させ
    るリフタ(L)とが設けられ、下降した容器(W)を搬
    送するコンベア(C12)が設けられていることを特徴
    とする容器の自動洗浄装置。
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