JP4568356B2 - フープ洗浄乾燥装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体ウエハ等の搬送容器であるフープを洗浄して乾燥させるフープ洗浄乾燥装置に関するものである。
半導体ウエハ等は、フープ(FOUP:Front Openning Unity Pod)と称する搬送容器に収容されて搬送される。このフープは、前面に開口部を有するフープ本体と、このフープ本体の開口部にロック・アンロック可能に装着されたドアとを備えている。
このフープは、半導体ウエハ等の汚染源とならないようにするために、定期的に洗浄されることが好ましい。そこで、空のフープをフープ本体とドアとに分離して洗浄槽内に搬入し、これらフープ本体及びドアに洗浄水を吹き付けて洗浄を行い、洗浄後、同洗浄槽内でフープ本体及びドアに乾燥空気を吹き付けて乾燥させるようにしたフープ洗浄乾燥装置が提案されている(特許文献1参照)。
このフープ洗浄乾燥装置は、フープの搬入搬出のためにフープを載置する載置台と、フープをフープ本体とドアとに分離するために仮置きする仮置台と、分離されたフープ本体とドアとを洗浄乾燥する洗浄槽と、載置台と仮置台との間でフープを、仮置台と洗浄槽との間でフープ本体又はドアを搬送するロボットアームとを備えている。
特開2005−109523号公報
上記フープ洗浄乾燥装置においては、フープ本体を搬送する場合、フープ本体の上部に突設された被把持部を把持し、ドアを搬送する場合、ドアを把持するのであるが、上記被把持部とドアの大きさや形状が異なっているため、ロボットアームにはフープ本体を把持する本体把持部と、ドアを把持するドア把持部とを設け、それぞれを駆動する必要があり、構造の煩雑化や製造コストの増大を招く問題があった。
そこで本発明の目的は、フープ本体を把持する本体把持部及びドアを把持するドア把持部を共通の把持部駆動機構で駆動することができ、構造の簡素化及び製造コストの低減が図れるフープ洗浄乾燥装置を提供することにある。
上記目的を達成するために創案された本発明は、前面に開口部を有するフープ本体と該フープ本体の開口部にロック・アンロック可能に装着されたドアとを有するフープを、上記フープ本体と上記ドアとに分離して洗浄乾燥するフープ洗浄乾燥装置であって、上記フープを把持して搬送するためのロボットアームを備え、該ロボットアームの先端部には、上記フープ本体の上部に突設された被把持部を把持する本体把持部と、上記ドアを把持するドア把持部とを駆動するための同一軸線上で互いに接近離間する一対の移動体を有する共通の把持部駆動機構が設けられていることを特徴とする。
上記把持部駆動機構は、一方の移動体を駆動するシリンダと、移動体間の中央に配された支点を対象軸として一方の移動体と他方の移動体を連動させるリンク機構とを備えたことが好ましい。
上記本体把持部は一対の本体把持爪からなり、上記ドア把持部は一対のドア把持爪からなり、本体把持爪同士の間隔はドア把持爪同士の間隔よりも狭く、本体把持爪はドア把持爪よりも奥まった位置に配設されていることが好ましい。
上記把持部駆動機構は、上記被把持部の有無を検出する第1センサと、ドアの有無を検出する第2センサとを備えていることが好ましい。
上記本体把持爪及び上記ドア把持爪は、断面略V字状の把持溝を有していることが好ましい。
本発明に係るフープ洗浄乾燥装置によれば、ロボットアームフープ本体を把持する本体把持部及びドアを把持するドア把持部を共通の把持部駆動機構で駆動することができ、構造の簡素化及び製造コストの低減が図れる。
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
図1は本実施形態に係るフープ洗浄乾燥装置の内部の構成を概略的に示す側面透視図、図2は同フープ洗浄乾燥装置の内部の構成を概略的に示す平面透視図である。
本実施形態に係るフープ洗浄乾燥装置1は、フープ2の搬入搬出のためにフープ2を載置する載置台3と、フープ2を一時的に保管するバッファ台4と、フープ2をフープ本体2aとドア2bとに分離するために仮置きする仮置台5と、分離されたフープ本体2aとドア2bとを洗浄乾燥する洗浄槽6と、載置台3とバッファ台4と仮置台5との間でフープ2を、仮置台5と洗浄槽6との間でフープ本体2a又はドア2bを搬送するロボットアーム7とを備えている。載置台3は、フープ洗浄乾燥装置1のケーシング1aの外部に配設され、バッファ台4、仮置台5、洗浄槽6及びロボットアーム7は、上記ケーシング1aの内部に配設されている。
フープ2は、略ボックス状に形成され前面に開口部を有するフープ本体2aと、フープ本体2aの開口部にロック・アンロック可能に装着されたドア2bとを有する。
載置台3は、複数のフープ2を並列に載置するため、複数のポート(載置部)を備えている。本実施形態では、載置台3は3個のポートを備えており、そのうち左の2ポートがロード専用、右端の1ポートがアンロード専用となっている。
バッファ台4には、複数(本実施形態では4個)のフープ2が一時的に載置される。バッファ台4と載置台3との間のケーシング1aには、フープ2を出し入れするための開口部が形成されており、開口部にはシャッタ8が昇降可能に設けられている。
図3は図2のIII−III線断面図である。
ケーシング1a内の基部フレーム1bには、中間フレーム9が設けられ、中間フレーム9の上部には、上記仮置台5が装着されている。仮置台5は、フープ2を、フープ本体2aとドア2bとに分離するために仮置きするものである。仮置台5は、中間フレーム9の上部に装着された台基部10と、台基部10に複数の柱11を介して取り付けられた頂板12と、頂板12に設けられた複数の台座13とを有する。台座13には、フープ2のドア2bが水平に着座される。
図4は図3のIV−IV線断面図、図5は図4のV−V線断面図である。
仮置台5の台座13は、円柱状に形成され、頂板12に4個、矩形の頂点に配設されている。4個の台座13は同じ高さであり、その内の対角の2個には、フープ2のドア2bを吸着する吸着手段14と、ドア2bに形成された凹部2b1に挿入される位置決めピン15とが設けられている。位置決めピン15は、台座13の中心に立設されており、吸着手段14は、その位置決めピン15を囲むようにして台座13に設けられた吸盤14aと、その位置決めピン15に形成されドア2bと吸盤14aとで区画された空間内の空気を排気するための排気通路14bとを備えている。
詳しくは、台座13の上面には窪み部13aが形成されており、その窪み部13aに吸盤14aが装着されていて、吸盤14aがドア2bに吸着して変形したとき、変形した吸盤14aが窪み部13aに収容されるようになっている。排気通路14bは、位置決めピン15の内部に長手方向に沿って形成された縦排気通路14b1と、縦排気通路14b1に接続され位置決めピン15の側面に開口を有する横排気通路14b2とを有し、縦排気通路14b1が図示しない排気手段(吸込ポンプ等)に接続されている。また、位置決めピン15の先端は、テーパ状又はアール状に形成されており、ドア2bに形成された断面円状の位置決め用の凹部2b1に対して多少ずれていても挿入され易くなっている。
仮置台5の頂板12には、ドアに組込まれたロック・アンロック機構(ラッチ機構)(図示省略)のドア2bとフープ本体2aとのロック・アンロックを切り換えるため、ドア2bに長穴状に形成されたラッチキー穴2b2に挿入された状態で回転されるラッチキー16が、間隔を隔てて一対設けられている。ラッチキー16は、側面視T字状に形成され、台基部10に設けられたロータリーシリンダ17により、鉛直軸廻りに90度の範囲で正逆回転される。ロータリーシリンダ17は、台基部10に固定されたシリンダ本体17aと、シリンダ本体17aに対して90度の範囲で正逆回転するロータ17bとを有し、ロータ17bが頂板12に貫通形成された穴12aに回転可能に挿通されていて、そのロータ17bの頂部に上記ラッチキー16が取り付けられている。
ラッチキー16がドア2bのラッチキー穴(長穴)2b2に挿入された状態で90度回転されると、ドア2bの内部に設けられたロック・アンロック機構によりドア2bとフープ本体2aとのロックが解除され、同時にラッチキー16がラッチキー穴(長穴)2b2に引っ掛かるためドア2bがラッチキー16によりチャック(保持)される。また、この保持状態から、ラッチキー16が逆方向に90度回転されると、上記ロック・アンロック機構によりドア2bとフープ本体2aとがロックされ、同時にラッチキー16がラッチキー穴(長穴)2b2に沿った向きとなるため、ラッチキー16をラッチキー穴(長穴)2b2から引き抜くことが可能となる。
上記ラッチキー16は、上記位置決めピン15よりも低い。すなわち、位置決めピン15は、ラッチキー16よりも上方に突出していて、位置決めピン15の上端は、ラッチキー16の上端よりも高い位置にある。よって、フープ2のドア2bが仮置台5の頂板12に平行に近付くと、先ず位置決めピン15がドア2bの凹部2b1に挿入され、その後ラッチキー16がドア2bのラッチキー穴2b2に挿入されることになる。なお、ドア2bの表面が平坦状であることは勿論である。
仮置台5の頂板12には、フープ2のドア2bが4個の台座13に適正に着座したか否かを検出するためのセンサ18が設けられている。センサ18は、本実施形態では、頂板12に3個、三角形の頂点に配設された距離センサからなる。これら各距離センサ18からドア2bまでの距離を計測し、それらの測定値が揃っていれば(所定の範囲内にあれば)、ドア2bが頂板12と平行であり4個の台座13に適正に着座した(チャックOK)と判定し、さもなければドア2bが傾いている(チャックミス)と判定する。
図1〜図3に示すように、フープ洗浄乾燥装置1のケーシング1a内には、ロボットアーム7が設けられている。ロボットアーム7は、載置台3とバッファ台4と仮置台5との間でフープ2を、仮置台5と洗浄槽6との間でフープ本体2a又はドア2bを移動する多関節ロボットアームからなる。
図6は把持部駆動機構の正面図、図7は把持部駆動機構の底面図、図8は把持部駆動機構の側面図である。
図6〜図8に示すようにロボットアーム7の先端部には、フープ本体2aの上部に突設された方形の被把持部2xを把持する本体把持部19と、被把持部2xよりも大きい方形のドア2bの両端部を把持するドア把持部20とを駆動するための同一軸線上で互いに接近離反する一対の移動体(スライドブロック)21を有する共通の把持部駆動機構22が設けられている。この把持部駆動機構22は、ロボットアーム7の先端部に取付けられるベースプレート22aを有し、左右方向に長いこのベースプレート22aの下面両側に長手方向に沿って上記一対の移動体21が移動可能に配設されている。
本体把持部19は一対の本体把持爪19aからなり、ドア把持部20は一対のドア把持爪20aからなる。詳しくは、上記移動体21に、アームブロック52を介して、一対の本体把持爪19aとドア把持爪20aとが夫々設けられている。
また、上記把持部駆動機構22は、一方の移動体21をベースプレート52aの長手方向に沿って進退(往復)駆動するシリンダ(例えばエアシリンダ)54と、上記ベースプレート22aの下面における両移動体21間の中央に配された支点である支軸53を対象軸として一方の移動体21と他方の移動体21を連動させるリンク機構55とを備えている。上記シリンダ54の下面には図示しないリニアガイドを介して一方の移動体21がスライド可能に設けられ、この一方の移動体21がシリンダ54内の図示しないピストンを介して移動されるようになっている。
他方の移動体21は、ベースプレート22aの他方の下面にリニアガイド56を介してスライド可能に設けられている。上記リンク機構55は、中央部が支軸53とこれを支持する軸受57を介して回動自在に支持された第1リンク(レバー)55aと、該第1リンク55aの両端部にそれぞれの一端が回動可能に連結された第2リンク55bとからなり、一方の第2リンク55bの他端が一方の移動体21の一側部に回動可能に連結され、他方の第2リンク55bの他端が他方の移動体21の他側部に回動可能に連結されている。
上記シリンダ54には、被把持部2xの把持位置及びドア2bの把持位置をそれぞれ検出してシリンダ54の駆動をそれぞれの把持位置で停止させるための位置センサ56a,56bが設けられている。また、把持部駆動機構22のベースプレート22aには、上記被把持部2xの有無を検出する光学式の第1センサ57aと、ドア2bの有無を検出する光学式の第2センサ57bとが設けられている。これにより、チャックミスを監視しており、チャック精度の向上が図られている。
本体把持爪19a同士の間隔はドア把持爪20a同士の間隔よりも狭く、且つ本体把持爪19aはドア把持爪20aよりも奥まった位置に配設されている。そして、本体把持爪19aがフープ本体2aの被把持部2xを把持したとき、ドア把持爪20aがそのフープ本体2aと干渉せず、ドア把持爪20aがドア2bの両端部(図5参照)を把持したとき、本体把持爪19aがそのドア2bと干渉しないようになっている。
また、上記本体把持爪19aは、断面略V字状の把持溝58を有し、把持溝58の両側面58a,58bが傾斜しており、上記被把持部2xとの相対的な位置のばらつき(変位)を吸収でき、チャック性能の向上が図られている。また、同様に、上記ドア把持爪20aも、断面略V字状の把持溝59を有している。この場合、ドア2bのエッジ部60の断面形状が水平面(下面)と傾斜面からなるため、上記把持溝59の一側面59aが水平で、他側面59bが傾斜している。また、水平な一側面59aの縁部には傾斜面61が形成されている。
図9は洗浄槽6の内部の構成を概略的に示す側面透視図である。
図1、図2、図9に示すように、洗浄槽6は、上部に開口を有する洗浄槽本体6aと、洗浄槽本体6aの開口に着脱される筒状の内蓋23と、内蓋23の上部に着脱される外蓋24とを有する。内蓋23及び外蓋24は、パワーシリンダ25、26により開閉されるようになっている。外蓋24の内面には、ドア2bを吸着保持するドア保持部27が設けられている。ドア保持部27は、図5に示す位置決めピン15及び吸着手段14と同様の構成を有し、ドア2bを吸着保持する。外蓋24の外面には、ドア保持部27を回転するドア回転機構28が設けられている。ドア回転機構28は、ドア2bの洗浄時及び乾燥時に、ドア保持部27に吸着保持されたドア2bを回転させる。
図9に示すように、洗浄槽本体6aの下面には軸受筒体29が固設され、軸受筒体29の内部には軸受30を介して筒状の回転軸31が回転可能に設けられ、回転軸31の内部には軸受32を介して固定支軸33が設けられている。回転軸31及び固定支軸33は、洗浄槽本体6aの下面を下方から上方に貫通している。回転軸31の上端部には、回転台34が設けられ、回転台34には、フープ本体2aを開口部を下向きにした状態でその四隅を保持する保持部35が設けられている。
図1に示すように、洗浄槽本体6aは、ケーシング1a内の基部フレーム1bに設けられた洗浄槽フレーム36に固定され、図9に示す固定支軸33には、洗浄槽フレーム36に固定された固定ブラケット37が取り付けられている。固定ブラケット37には、回転軸31を回転駆動するための電動機38が設けられている。電動機38の回転軸には入力プーリー39が、回転軸31には出力プーリー40が夫々設けられ、これらプーリー39、40に無端ベルト41が巻き掛けられている。電動機38は、フープ本体2aの洗浄時及び乾燥時に、回転台34に保持されたフープ本体2aを回転させる。
固定支軸33の上端部には、フープ本体2aの内側を洗浄し乾燥させるべく複数のノズル41を備えた内側洗浄管42が立設され、固定支軸33の内部には、内側洗浄管42と連通する供給通路43が設けられている。この供給通路43には、洗浄水又はドライエアを供給する図示しない供給通路が接続されている。また、洗浄槽本体6aの内側には、フープ本体2aの外側を洗浄し乾燥させるべく複数のノズル44を備えた外側洗浄管45が立設され、この外側洗浄管45には、洗浄水又はドライエアを供給する図示しない供給通路が接続されている。
また、洗浄槽6の内蓋23には、洗浄槽本体6aとの境界に位置して上方のドア2bと下方のフープ本体2aとを洗浄し乾燥させるノズル46を上向き及び下向きに備えた上部洗浄管47が設けられ、この上部洗浄管47には、洗浄水又はドライエアを供給する図示しない供給通路が接続されている。なお、洗浄水又はドライエアは、フープ洗浄乾燥装置1の外部の供給源から供給されるようになっている。洗浄槽本体6aの底部には、排気排水口48が設けられ、この排気排水口48には、図2に示すように、開閉弁49及び気液分離器50を介して排気管51と配水管(図示省略)が接続されている。また、乾燥時に洗浄槽6内を負圧にすることにより乾燥を促進できるように構成されている。
本実施形態の作用を述べる。
図1、図2に示す載置台3に載置されたフープ2は、フープ本体2aに設けた被把持部2xがロボットアーム7に把持されて、バッファ台4に移動される。バッファ台4上のフープ2は、被把持部2xがロボットアーム7に把持されて持ち上げられ、図3に示すように、仮置台5にドア2bを下向きとして所定の位置に載置される。
このとき、図5に示すように、仮置台5の位置決めピン15がラッチキー16よりも上方に突出されているので、ドア2bは、ドア2bに形成された凹部2b1が位置決めピン15に挿入されて位置決めされた後、ドア2bに形成されたラッチキー穴(長穴)2b2がラッチキー16に挿入されることになる。よって、ラッチキー16がラッチキー穴(長穴)2b2に正確に挿入され、ラッチキー16がラッチキー穴(長穴)2b2の周囲の部分に当たってドア2bが傷付くことが防止される。
その後、排気通路14bを介して吸盤14aとドア2bとで区画された空間内の空気を排気し、ドア2bを仮置台5に吸着保持すると共に、ラッチキー16を90度回転させてドア2bとフープ本体2aとのロックを解除する。ここで、ラッチキー16を90度回転させると、ラッチキー16がドア2bのラッチキー穴(長穴)2b2に引っ掛かり、ドア2bがラッチキー16にチャックされることにもなる。チャックミスが生じたか否か、即ちドア2bが仮置台5に適正に着座したか否かは、図4、図6に示すセンサ18によって検出される。
チャックOKであれば、即ちドア2bが仮置台5に適正に吸着保持された状態であれば、フープ本体2aの被把持部2xを把持しているロボットアーム7は、被把持部2xを持ち替えることなく、フープ本体2aのみを仮置台5から持ち上げて洗浄槽6内に移動し、被把持部2xを放す。ここで、ロボットアーム7がフープ本体2aを仮置台5から持ち上げるとき、置き去りとされるドア2bは、吸着手段14により仮置台5に吸着保持されているので、仮置台5に対してガタ付くことはない。よって、ドア2bのラッチキー穴2b2の開口縁が仮置台5のラッチキー16に当たって傷付くことが防止される。
次いで、ロボットアーム7は、図5に示す仮置台5に吸着保持されたドア2bの両端部を把持する。その後、ラッチキー16を90度逆方向に回転させてアンチャック状態とし、排気通路14bからの排気を中止して吸着を解除する。このようにアンチャック状態とし吸着を解除したなら、ロボットアーム7は、把持したドア2bを持ち上げて図1に示す洗浄槽6の外蓋24の内面のドア保持部27に装着する。
洗浄槽6の内蓋23、外蓋24を閉じて、フープ本体2a及びドア2bを洗浄乾燥する。洗浄乾燥の終了後、内蓋23、外蓋24を開く。ロボットアーム7は、外蓋24のドア保持部27に装着されたドア2bの両端部を把持し、そのドア2bを図3及び図5に示す仮置台5に移載する。ドア2bは、前述の位置決めピン15、吸盤14a、排気通路14b及びラッチキー16により、前述したように仮置台5に吸着保持される。その後、ロボットアーム7は、洗浄槽6内のフープ本体2aの被把持部2xを把持して持ち上げ、フープ本体2aを開口部を下向きにして仮置台5に降ろしてドア2bに係合させ、フープ本体2aとドア2bとを一体化する。
その後、仮置台5におけるドア2bの吸着保持を、排気通路14bからの排気を中止しラッチキー16を90度回転させることで解除する。フープ本体2aの被把持部2xを把持しているロボットアーム7は、被把持部2xを持ち替えることなく、ドア2bとフープ本体2aとが一体となったフープ2を持ち上げ、バッファ台4にドア2bが側方を向くようにして移載する。バッファ台4のフープ2はロボットアーム7により被把持部2xが把持されて載置台3に移載される。
このフープ洗浄乾燥装置1によれば、フープ本体2aを把持する本体把持部19及びドア2bを把持するドア把持部20を共通の把持部駆動機構22で駆動することができ、構造の簡素化及び製造コストの低減が図れる。
特に、上記把持部駆動機構22は、一方の移動体21を駆動するシリンダ54と、両移動体21間の中央に配された支点(支軸)53を対象軸として一方の移動体21と他方の移動体21を連動させるリンク機構55とを備えているため、簡単な構造で両移動体21を同期させて接近離間(開閉)させることができる。
また、上記本体把持部19は一対の本体把持爪19aからなり、上記ドア把持部20は一対のドア把持爪20aからなり、本体把持爪19a同士の間隔はドア把持爪20a同士の間隔よりも狭く、本体把持爪19aはドア把持爪20aよりも奥まった位置に配設されているため、本体把持爪19aがフープ本体2aの被把持部2x(図1参照)を把持したとき、ドア把持爪20aがそのフープ本体2aと干渉するのを回避でき、ドア把持爪20aがドア2bの両端部(図5参照)を把持したとき、本体把持爪19aがそのドア2bと干渉するのを回避できる。
上記把持部駆動機構22は、上記被把持部2xの有無を検出する第1センサ57aと、ドア2bの有無を検出する第2センサ57bとを備えているため、チャックミスを防止でき、チャック精度の向上が図られている。
上記本体把持爪19a及び上記ドア把持爪20aは、断面略V字状の把持溝58,59を有しているため、被把持部2xやドア2bとの相対的な位置のばらつき(変位)を吸収でき、チャック性能の向上が図れる。
本発明の一実施形態に係るフープ洗浄乾燥装置の内部の構成を概略的に示す側面透視図である。 図1に示すフープ洗浄乾燥装置の内部の構成を概略的に示す平面透視図である。 図2のIII−III線断面図である。 図3のIV−IV線断面図である。 図4のV−V線断面図である。 把持部駆動機構の正面図である。 把持部駆動機構の底面図である。 把持部駆動機構の側面図である。 洗浄室内の構成を概略的に示す側面透視図である。
符号の説明
1 フープ洗浄乾燥装置
2 フープ
2a フープ本体
2b ドア
2x 被把持部
7 ロボットアーム
19 本体把持部
20 ドア把持部
21 移動体
22 把持部駆動機構
53 支軸(支点)
54 シリンダ
55 リンク機構
57a 第1センサ
57b 第2センサ
58,59 把持溝

Claims (5)

  1. 前面に開口部を有するフープ本体と該フープ本体の開口部にロック・アンロック可能に装着されたドアとを有するフープを、上記フープ本体と上記ドアとに分離して洗浄乾燥するフープ洗浄乾燥装置であって、
    上記フープを把持して搬送するためのロボットアームを備え、該ロボットアームの先端部には、上記フープ本体の上部に突設された被把持部を把持する本体把持部と、上記ドアを把持するドア把持部とを駆動するための同一軸線上で互いに接近離間する一対の移動体を有する共通の把持部駆動機構が設けられていることを特徴とするフープ洗浄乾燥装置。
  2. 上記把持部駆動機構は、一方の移動体を駆動するシリンダと、両移動体間の中央に配された支点を対象軸として一方の移動体と他方の移動体を連動させるリンク機構とを備えたことを特徴とする請求項1記載のフープ洗浄乾燥装置。
  3. 上記本体把持部は一対の本体把持爪からなり、上記ドア把持部は一対のドア把持爪からなり、本体把持爪同士の間隔はドア把持爪同士の間隔よりも狭く、本体把持爪はドア把持爪よりも奥まった位置に配設されていることを特徴とする請求項1又は2記載のフープ洗浄乾燥装置。
  4. 上記把持部駆動機構は、上記被把持部の有無を検出する第1センサと、上記ドアの有無を検出する第2センサとを備えたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のフープ洗浄乾燥装置。
  5. 上記本体把持爪及び上記ドア把持爪は、断面略V字状の把持溝を有していることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のフープ洗浄乾燥装置。
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