JPH08229754A - タイヤ把持装置 - Google Patents
タイヤ把持装置Info
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- JPH08229754A JPH08229754A JP7038804A JP3880495A JPH08229754A JP H08229754 A JPH08229754 A JP H08229754A JP 7038804 A JP7038804 A JP 7038804A JP 3880495 A JP3880495 A JP 3880495A JP H08229754 A JPH08229754 A JP H08229754A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tire
- gripping device
- gripping
- plate
- wheel disc
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Automatic Assembly (AREA)
- Manipulator (AREA)
- Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】タイヤの幅やホイールディスクの厚さの仕様が
変更されてもロボットアームの移動位置や把持爪の位置
を変更する必要がなく、タイヤやホイールディスクが損
傷する懸念を払拭し、小型でコストを低廉化できるタイ
ヤ把持装置を提供する。 【構成】第1と第2のタイヤ把持装置10、56からな
り、第1タイヤ把持装置10はタイヤ96の軸心に沿っ
て変位自在な把持部46a〜46dを有し、第2タイヤ
把持装置56は前記タイヤ96のホイールディスク98
に弾性的に圧接する板状部材66と把持爪84a、84
bを備える。第1タイヤ把持装置10の把持部46a〜
46dによってタイヤ96を把持し、反転させて第2タ
イヤ把持装置56に移送する。該第2タイヤ把持装置5
6は板状部材66と把持爪84a、84bによってタイ
ヤ96を挟持して車両に搭載する。
変更されてもロボットアームの移動位置や把持爪の位置
を変更する必要がなく、タイヤやホイールディスクが損
傷する懸念を払拭し、小型でコストを低廉化できるタイ
ヤ把持装置を提供する。 【構成】第1と第2のタイヤ把持装置10、56からな
り、第1タイヤ把持装置10はタイヤ96の軸心に沿っ
て変位自在な把持部46a〜46dを有し、第2タイヤ
把持装置56は前記タイヤ96のホイールディスク98
に弾性的に圧接する板状部材66と把持爪84a、84
bを備える。第1タイヤ把持装置10の把持部46a〜
46dによってタイヤ96を把持し、反転させて第2タ
イヤ把持装置56に移送する。該第2タイヤ把持装置5
6は板状部材66と把持爪84a、84bによってタイ
ヤ96を挟持して車両に搭載する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車組立ラインに組
み込まれ、例えば、異種のスペアタイヤを車両に搭載す
る工程で使用されるタイヤ把持装置に関する。
み込まれ、例えば、異種のスペアタイヤを車両に搭載す
る工程で使用されるタイヤ把持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車組立ラインで使用されるス
ペアタイヤ搭載装置は、第1のロボットアームと、該第
1ロボットアームの先端に設けられタイヤの外側を把持
する第1のタイヤ把持装置と、第2のロボットアーム
と、該第2ロボットアームの先端に設けられタイヤに取
り付けられたホイールディスクのセンタ孔に挿入されて
該ホイールディスクを把持する第2のタイヤ把持装置と
を備える。
ペアタイヤ搭載装置は、第1のロボットアームと、該第
1ロボットアームの先端に設けられタイヤの外側を把持
する第1のタイヤ把持装置と、第2のロボットアーム
と、該第2ロボットアームの先端に設けられタイヤに取
り付けられたホイールディスクのセンタ孔に挿入されて
該ホイールディスクを把持する第2のタイヤ把持装置と
を備える。
【0003】前記第1タイヤ把持装置は、互いに接近離
間する摺動板を備え、該摺動板に円柱状の把持部が互い
に平行に複数設けられ、前記第1ロボットアームの所定
の動作により、タイヤ供給装置から供給されたタイヤの
外周に前記把持部が移動し、前記摺動板の変位作用下に
前記把持部同士を接近させて前記タイヤを挟持する。そ
して、前記第1ロボットアームの所定の動作によって前
記タイヤを移送する。次に、前記タイヤに取り付けられ
たホイールディスクのセンタ孔に前記第2タイヤ把持装
置を挿着して該ホイールディスクを把持する。この場
合、実開昭64−34390公報に開示されているよう
に、該第2把持装置はホイールディスクの側面に当接さ
れる板状部材と、前記ホイールディスクのセンタ孔を挟
持する2個の把持爪とを有し、前記第2ロボットアーム
の所定の動作により、板状部材がホイールディスクの側
面に当接すると前記把持爪がセンタ孔に進入し、該把持
爪が互いに離間する方向に駆動されてセンタ孔の周縁部
を挟持する。この第2タイヤ把持装置は、板状部材と把
持爪との間隔を接近、あるいは離間させることで幅の違
う各種のタイヤを把持することができるように構成され
ている。
間する摺動板を備え、該摺動板に円柱状の把持部が互い
に平行に複数設けられ、前記第1ロボットアームの所定
の動作により、タイヤ供給装置から供給されたタイヤの
外周に前記把持部が移動し、前記摺動板の変位作用下に
前記把持部同士を接近させて前記タイヤを挟持する。そ
して、前記第1ロボットアームの所定の動作によって前
記タイヤを移送する。次に、前記タイヤに取り付けられ
たホイールディスクのセンタ孔に前記第2タイヤ把持装
置を挿着して該ホイールディスクを把持する。この場
合、実開昭64−34390公報に開示されているよう
に、該第2把持装置はホイールディスクの側面に当接さ
れる板状部材と、前記ホイールディスクのセンタ孔を挟
持する2個の把持爪とを有し、前記第2ロボットアーム
の所定の動作により、板状部材がホイールディスクの側
面に当接すると前記把持爪がセンタ孔に進入し、該把持
爪が互いに離間する方向に駆動されてセンタ孔の周縁部
を挟持する。この第2タイヤ把持装置は、板状部材と把
持爪との間隔を接近、あるいは離間させることで幅の違
う各種のタイヤを把持することができるように構成され
ている。
【0004】その後、前記第2ロボットアームにより前
記タイヤを移送し、該タイヤを車体の所定の箇所に搭載
する。
記タイヤを移送し、該タイヤを車体の所定の箇所に搭載
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術に係る第1タイヤ把持装置では、タイヤ幅の仕
様が変更される毎に第1ロボットアームの移動位置を調
整する必要があり、また、把持されたタイヤの位置に誤
差があると、第2タイヤ把持装置が前記タイヤを把持し
ようとして接近したとき、前記誤差を吸収できずに前記
タイヤやホイールディスクに当接してこれらを損傷する
懸念があった。
従来技術に係る第1タイヤ把持装置では、タイヤ幅の仕
様が変更される毎に第1ロボットアームの移動位置を調
整する必要があり、また、把持されたタイヤの位置に誤
差があると、第2タイヤ把持装置が前記タイヤを把持し
ようとして接近したとき、前記誤差を吸収できずに前記
タイヤやホイールディスクに当接してこれらを損傷する
懸念があった。
【0006】また、上記の従来技術に係る第2タイヤ把
持装置では、ホイールディスクの厚さに関する仕様が変
更される毎に板状部材、把持爪の変位量を調整する必要
があるため作業が煩雑となり、また、板状部材と把持爪
の両方の駆動機構を必要とするため把持機構が大型化
し、さらに、製造コストも高くなるという問題があっ
た。
持装置では、ホイールディスクの厚さに関する仕様が変
更される毎に板状部材、把持爪の変位量を調整する必要
があるため作業が煩雑となり、また、板状部材と把持爪
の両方の駆動機構を必要とするため把持機構が大型化
し、さらに、製造コストも高くなるという問題があっ
た。
【0007】本発明は前記の種々の不都合を克服するた
めになされたものであり、タイヤの幅やホイールディス
クの厚さの仕様が変更されてもロボットアームの移動位
置や板状部材、把持爪の変位量を調整する必要がなく、
また、把持されたタイヤの位置に関して生じる誤差を吸
収し、タイヤやホイールディスクを損傷する懸念を払拭
するとともに小型化が可能となり、しかも製造コストを
低廉化することが可能なタイヤ把持装置を提供すること
を目的とする。
めになされたものであり、タイヤの幅やホイールディス
クの厚さの仕様が変更されてもロボットアームの移動位
置や板状部材、把持爪の変位量を調整する必要がなく、
また、把持されたタイヤの位置に関して生じる誤差を吸
収し、タイヤやホイールディスクを損傷する懸念を払拭
するとともに小型化が可能となり、しかも製造コストを
低廉化することが可能なタイヤ把持装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、第1の発明は、第1と第2のタイヤ把持装置から
なり、第1タイヤ把持装置で把持されたタイヤを反転さ
せて第2タイヤ把持装置に移送し、前記第2タイヤ把持
装置を介して車両に該タイヤを搭載する装置において、
前記第1タイヤ把持装置はタイヤの軸心に沿って変位自
在な該タイヤの外周部に圧接する複数の把持部を有し、
前記第2タイヤ把持装置は前記タイヤのホイールディス
クに弾性的に圧接する板状部材と把持爪とを備え、前記
第1タイヤ把持装置によって移送され、反転された幅に
差異のあるタイヤを把持部によって常時下端の一定位置
で位置決めし、前記第2タイヤ把持装置の板状部材で位
置決めされた前記タイヤのホイールディスクを押圧して
該ホイールディスクを把持爪により把持してタイヤを車
両に搭載することを特徴とする。
めに、第1の発明は、第1と第2のタイヤ把持装置から
なり、第1タイヤ把持装置で把持されたタイヤを反転さ
せて第2タイヤ把持装置に移送し、前記第2タイヤ把持
装置を介して車両に該タイヤを搭載する装置において、
前記第1タイヤ把持装置はタイヤの軸心に沿って変位自
在な該タイヤの外周部に圧接する複数の把持部を有し、
前記第2タイヤ把持装置は前記タイヤのホイールディス
クに弾性的に圧接する板状部材と把持爪とを備え、前記
第1タイヤ把持装置によって移送され、反転された幅に
差異のあるタイヤを把持部によって常時下端の一定位置
で位置決めし、前記第2タイヤ把持装置の板状部材で位
置決めされた前記タイヤのホイールディスクを押圧して
該ホイールディスクを把持爪により把持してタイヤを車
両に搭載することを特徴とする。
【0009】また、第2の発明は、ロボットアームの先
端に装着された摺動板と、前記摺動板に互いに平行に設
けられた柱状の把持部とを有し、前記摺動板の変位作用
下に前記把持部同士を接近させてタイヤの外周を挟持し
て搬送するタイヤ把持装置であって、前記把持部をその
軸線に沿って前記摺動板に対し変位自在に構成したこと
を特徴とする。
端に装着された摺動板と、前記摺動板に互いに平行に設
けられた柱状の把持部とを有し、前記摺動板の変位作用
下に前記把持部同士を接近させてタイヤの外周を挟持し
て搬送するタイヤ把持装置であって、前記把持部をその
軸線に沿って前記摺動板に対し変位自在に構成したこと
を特徴とする。
【0010】この場合、前記摺動板と前記把持部との間
に弾性部材が装着され、前記把持部が前記摺動板に対し
弾性的に変位するように構成する。
に弾性部材が装着され、前記把持部が前記摺動板に対し
弾性的に変位するように構成する。
【0011】また、この場合、前記摺動板は一対設けら
れ、該摺動板同士をリンクにより互いに接近、離間可能
に構成すると好適である。
れ、該摺動板同士をリンクにより互いに接近、離間可能
に構成すると好適である。
【0012】また、第3の発明では、ロボットアームの
先端に装着され、タイヤを保持するホイールディスクの
センタ孔に進入して該ホイールディスクを一面側から保
持する把持爪と、前記ホイールディスクの他面に当接す
る板状部材と、該板状部材を把持されるタイヤの軸線方
向に沿って弾性的に摺動させる弾性部材と、を設けたこ
とを特徴とする。
先端に装着され、タイヤを保持するホイールディスクの
センタ孔に進入して該ホイールディスクを一面側から保
持する把持爪と、前記ホイールディスクの他面に当接す
る板状部材と、該板状部材を把持されるタイヤの軸線方
向に沿って弾性的に摺動させる弾性部材と、を設けたこ
とを特徴とする。
【0013】この場合、前記板状部材が所定の位置に変
位すると信号を発生する検出スイッチを備え、該検出ス
イッチの信号により前記把持爪を作動させてタイヤを保
持するように構成すると好適である。
位すると信号を発生する検出スイッチを備え、該検出ス
イッチの信号により前記把持爪を作動させてタイヤを保
持するように構成すると好適である。
【0014】
【作用】本発明に係るタイヤ把持装置によれば、第1タ
イヤ把持装置はタイヤの外周を把持部で挟持し、第1ロ
ボットアームの所定の動作により前記タイヤを第2ロボ
ットアームに移送する。第2タイヤ把持装置が前記タイ
ヤに取り付けられたホイールディスクを押圧すると、前
記把持部は弾性的に変位する。同時に、第2タイヤ把持
装置の板状部材は前記ホイールディスクを押圧した反作
用によって押圧され、弾性的に変位する。そのため、タ
イヤは前記把持部と前記板状部材とに挟まれ、タイヤの
幅が異なる場合やタイヤの位置に誤差がある場合でも、
ホイールディスクは板状部材に対して同じ位置を占め、
第2タイヤ把持装置の把持爪は幅の異なるタイヤを把持
することができる。
イヤ把持装置はタイヤの外周を把持部で挟持し、第1ロ
ボットアームの所定の動作により前記タイヤを第2ロボ
ットアームに移送する。第2タイヤ把持装置が前記タイ
ヤに取り付けられたホイールディスクを押圧すると、前
記把持部は弾性的に変位する。同時に、第2タイヤ把持
装置の板状部材は前記ホイールディスクを押圧した反作
用によって押圧され、弾性的に変位する。そのため、タ
イヤは前記把持部と前記板状部材とに挟まれ、タイヤの
幅が異なる場合やタイヤの位置に誤差がある場合でも、
ホイールディスクは板状部材に対して同じ位置を占め、
第2タイヤ把持装置の把持爪は幅の異なるタイヤを把持
することができる。
【0015】また、前記板状部材が所定の位置に摺動し
たとき、検出スイッチは信号を発生し、これによって把
持爪が作動して前記ホイールディスクを把持する。この
ため、板状部材を駆動する駆動機構は不要となる。
たとき、検出スイッチは信号を発生し、これによって把
持爪が作動して前記ホイールディスクを把持する。この
ため、板状部材を駆動する駆動機構は不要となる。
【0016】
【実施例】本発明に係るタイヤ把持装置について、好適
な実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に
説明する。
な実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に
説明する。
【0017】図1は、本実施例に係る第1のタイヤ把持
装置の平面図、図2は、図1の第1タイヤ把持装置の右
側面図、図3は、図1の第1タイヤ把持装置の正面図、
図4は、図1の第1タイヤ把持装置の動作状態を示す平
面図、図5は、図1の第1タイヤ把持装置が取り付けら
れた第1のロボットアームの左側面図、図6は、本実施
例に係る第2のタイヤ把持装置の右側面図、図7は、図
6の第2タイヤ把持装置の平面図、図8は、図6の第2
タイヤ把持装置の底面図、図9は、図6の第2タイヤ把
持装置の正面一部断面図、図10a、図10bは、図6
に示す第2タイヤ把持装置の動作を説明する正面一部断
面図、図11は、本発明の実施例に係る第1、第2タイ
ヤ把持装置の配置図である。
装置の平面図、図2は、図1の第1タイヤ把持装置の右
側面図、図3は、図1の第1タイヤ把持装置の正面図、
図4は、図1の第1タイヤ把持装置の動作状態を示す平
面図、図5は、図1の第1タイヤ把持装置が取り付けら
れた第1のロボットアームの左側面図、図6は、本実施
例に係る第2のタイヤ把持装置の右側面図、図7は、図
6の第2タイヤ把持装置の平面図、図8は、図6の第2
タイヤ把持装置の底面図、図9は、図6の第2タイヤ把
持装置の正面一部断面図、図10a、図10bは、図6
に示す第2タイヤ把持装置の動作を説明する正面一部断
面図、図11は、本発明の実施例に係る第1、第2タイ
ヤ把持装置の配置図である。
【0018】図1において、参照符号10は、本実施例
に係る第1のタイヤ把持装置を示す。この第1タイヤ把
持装置10は、第1のロボットアーム12の先端に長尺
状に形成された柱状部材14が固着され、前記柱状部材
14の下面に、該柱状部材14の長手方向に沿ってレー
ル16a、16bが固着される。前記レール16a、1
6bにはスライダ18a、18bがその長手方向に沿っ
て摺動自在に取り付けられ、前記スライダ18a、18
bには摺動板20a、20bが固着される。該摺動板2
0a、20bはそれぞれのスライダ18a、18bの長
手方向に摺動するように構成される。前記柱状部材14
の中央には中空状の円筒21の上下両端部にベアリング
22a、22bが固設されると共に、該ベアリング22
a、22bに軸部材24が挿通される(図3参照)。さ
らに、前記軸部材24を介して回動自在にリンク26が
軸着され、前記リンク26はアーム28a、28bを介
して前記摺動板20a、20bに連結される。これによ
り、前記リンク26が回動すると前記摺動板20aと摺
動板20bがスライダ18a、18bに沿って互いに接
近、または離間する。第1のシリンダ30が前記柱状部
材14と平行に屈曲した支持部材29a、29bによっ
て前記ロボットアーム12の先端に固着され、該第1シ
リンダ30のピストンロッド32の先端は連結部材34
を介して前記摺動板20aに固着される。また、前記柱
状部材14には、前記ピストンロッド32が退動したと
きに前記連結部材34の対向する位置に第1の検出スイ
ッチ36が設けられる。前記第1検出スイッチ36は前
記連結部材34が接近したときにオンになるように構成
された近接スイッチである。前記摺動板20a、20b
にそれぞれ2箇所ずつ孔部38a〜38dが画成され、
前記孔部38a〜38dにベアリング40a〜40dが
固設され、該ベアリング40a〜40dに第1のロッド
42a〜42dがその軸線方向に沿って変位自在に挿通
される。前記第1ロッド42a〜42dの上端部に係止
部材44a〜44dが固着され、該第1ロッド42a〜
42dには円筒状に形成された把持部46a〜46dが
装着される。従って、把持部46a〜46dは互いに平
行に配設されることになる。前記把持部46a〜46d
の上端と前記摺動板20a、20bとの間には、それぞ
れ弾性部材である第1のばね48a〜48dが配設さ
れ、該第1ばね48a〜48dにより前記摺動板20
a、20bに対し前記把持部46a〜46dは常時離間
する方向に押圧されている。
に係る第1のタイヤ把持装置を示す。この第1タイヤ把
持装置10は、第1のロボットアーム12の先端に長尺
状に形成された柱状部材14が固着され、前記柱状部材
14の下面に、該柱状部材14の長手方向に沿ってレー
ル16a、16bが固着される。前記レール16a、1
6bにはスライダ18a、18bがその長手方向に沿っ
て摺動自在に取り付けられ、前記スライダ18a、18
bには摺動板20a、20bが固着される。該摺動板2
0a、20bはそれぞれのスライダ18a、18bの長
手方向に摺動するように構成される。前記柱状部材14
の中央には中空状の円筒21の上下両端部にベアリング
22a、22bが固設されると共に、該ベアリング22
a、22bに軸部材24が挿通される(図3参照)。さ
らに、前記軸部材24を介して回動自在にリンク26が
軸着され、前記リンク26はアーム28a、28bを介
して前記摺動板20a、20bに連結される。これによ
り、前記リンク26が回動すると前記摺動板20aと摺
動板20bがスライダ18a、18bに沿って互いに接
近、または離間する。第1のシリンダ30が前記柱状部
材14と平行に屈曲した支持部材29a、29bによっ
て前記ロボットアーム12の先端に固着され、該第1シ
リンダ30のピストンロッド32の先端は連結部材34
を介して前記摺動板20aに固着される。また、前記柱
状部材14には、前記ピストンロッド32が退動したと
きに前記連結部材34の対向する位置に第1の検出スイ
ッチ36が設けられる。前記第1検出スイッチ36は前
記連結部材34が接近したときにオンになるように構成
された近接スイッチである。前記摺動板20a、20b
にそれぞれ2箇所ずつ孔部38a〜38dが画成され、
前記孔部38a〜38dにベアリング40a〜40dが
固設され、該ベアリング40a〜40dに第1のロッド
42a〜42dがその軸線方向に沿って変位自在に挿通
される。前記第1ロッド42a〜42dの上端部に係止
部材44a〜44dが固着され、該第1ロッド42a〜
42dには円筒状に形成された把持部46a〜46dが
装着される。従って、把持部46a〜46dは互いに平
行に配設されることになる。前記把持部46a〜46d
の上端と前記摺動板20a、20bとの間には、それぞ
れ弾性部材である第1のばね48a〜48dが配設さ
れ、該第1ばね48a〜48dにより前記摺動板20
a、20bに対し前記把持部46a〜46dは常時離間
する方向に押圧されている。
【0019】前記第1ロボットアーム12は、図5に示
すように、回転軸49に装着され、該回転軸49は、軸
支部材50により基台51の上部に軸着される。当該回
転軸49はプーリ52、ベルト53を介して前記基台5
1の内部に配設された回転駆動源54に連結されてい
る。
すように、回転軸49に装着され、該回転軸49は、軸
支部材50により基台51の上部に軸着される。当該回
転軸49はプーリ52、ベルト53を介して前記基台5
1の内部に配設された回転駆動源54に連結されてい
る。
【0020】次に、第1のタイヤ把持装置10に関連し
て設けられる第2のタイヤ把持装置について説明する。
て設けられる第2のタイヤ把持装置について説明する。
【0021】図6において、参照符号56は本実施例に
係る第2タイヤ把持装置を示す。第2のロボットアーム
58の先端に取り付けられた第2タイヤ把持装置56
は、四角柱状のボデイ59を備え、前記ボデイ59の外
壁には該ボデイ59の長手方向に沿って筒状部材60
a、60bが接続部材62a、62bを介して固着され
る。すなわち、接続部材62a、62bは該ボデイ59
の外方へと突出形成され、従って、前記接続部材62
a、62bに固着される前記筒状部材60a、60bは
前記ボデイ59の外側に平行に延在している。前記筒状
部材60a、60bの内部にはその軸線に沿って摺動自
在に第2のロッド64a、64bが挿入される。前記第
2ロッド64a、64bを相互に連結すべく、その下端
部に板状部材66がねじ68a、68bを介して固着さ
れる。板状部材66の中央部には孔部69が画成されて
いる(図9参照)。前記第2ロッド64a、64bの上
端に係止部材70a、70bが固着され、該係止部材7
0a、70bから外方へと突出する突出部71a、71
bと前記接続部材62a、62bとの間に弾性部材であ
る第2のばね72a、72bが配設される。前記第2ば
ね72a、72bは前記係止部材70a、70bと前記
接続部材62a、62bとを互いに接近する方向に引張
するためのものであり、従って、前記板状部材66は常
時ボデイ59から離間するように付勢されている。前記
ボデイ59の外壁部に屈曲した支持部材73によって第
2の検出スイッチ74が取り付けられる。該第2検出ス
イッチ74は前記係止部材70aが上方に変位して接近
したときにオンになるように構成された近接スイッチで
あり、その検出信号は、図示しないコントローラに導入
されるように構成されている。
係る第2タイヤ把持装置を示す。第2のロボットアーム
58の先端に取り付けられた第2タイヤ把持装置56
は、四角柱状のボデイ59を備え、前記ボデイ59の外
壁には該ボデイ59の長手方向に沿って筒状部材60
a、60bが接続部材62a、62bを介して固着され
る。すなわち、接続部材62a、62bは該ボデイ59
の外方へと突出形成され、従って、前記接続部材62
a、62bに固着される前記筒状部材60a、60bは
前記ボデイ59の外側に平行に延在している。前記筒状
部材60a、60bの内部にはその軸線に沿って摺動自
在に第2のロッド64a、64bが挿入される。前記第
2ロッド64a、64bを相互に連結すべく、その下端
部に板状部材66がねじ68a、68bを介して固着さ
れる。板状部材66の中央部には孔部69が画成されて
いる(図9参照)。前記第2ロッド64a、64bの上
端に係止部材70a、70bが固着され、該係止部材7
0a、70bから外方へと突出する突出部71a、71
bと前記接続部材62a、62bとの間に弾性部材であ
る第2のばね72a、72bが配設される。前記第2ば
ね72a、72bは前記係止部材70a、70bと前記
接続部材62a、62bとを互いに接近する方向に引張
するためのものであり、従って、前記板状部材66は常
時ボデイ59から離間するように付勢されている。前記
ボデイ59の外壁部に屈曲した支持部材73によって第
2の検出スイッチ74が取り付けられる。該第2検出ス
イッチ74は前記係止部材70aが上方に変位して接近
したときにオンになるように構成された近接スイッチで
あり、その検出信号は、図示しないコントローラに導入
されるように構成されている。
【0022】図9に示すように、前記ボデイ59内に室
76が画成され、該室76の内部に前記ボデイ59に収
装された第2のシリンダ78から延在するピストンロッ
ド80が臨む。前記室76を画成するボデイ59の脚部
81a、81bのそれぞれの先端部に軸部材82a、8
2bが設けられ、前記軸部材82a、82bに段部83
a、83bが設けられた把持爪84a、84bが軸着さ
れる。把持爪84a、84bの膨出する尾端部を軸部材
90によって連結すると共に、該軸部材90をさらに連
結部材92によってピストンロッド80に連結してお
く。前記連結部材92にはフランジ93が膨出形成さ
れ、このフランジ93とシリンダ78のカバー部材との
間にはばね94が配設される。従って、該ばね94は前
記連結部材92を常時押圧し、軸部材90を介して把持
爪84a、84bを互いに離間する方向へと拡開する機
能を果たす。
76が画成され、該室76の内部に前記ボデイ59に収
装された第2のシリンダ78から延在するピストンロッ
ド80が臨む。前記室76を画成するボデイ59の脚部
81a、81bのそれぞれの先端部に軸部材82a、8
2bが設けられ、前記軸部材82a、82bに段部83
a、83bが設けられた把持爪84a、84bが軸着さ
れる。把持爪84a、84bの膨出する尾端部を軸部材
90によって連結すると共に、該軸部材90をさらに連
結部材92によってピストンロッド80に連結してお
く。前記連結部材92にはフランジ93が膨出形成さ
れ、このフランジ93とシリンダ78のカバー部材との
間にはばね94が配設される。従って、該ばね94は前
記連結部材92を常時押圧し、軸部材90を介して把持
爪84a、84bを互いに離間する方向へと拡開する機
能を果たす。
【0023】本実施例のタイヤ把持装置は基本的には以
上のように構成されるものであり、次にその動作につい
て説明する。
上のように構成されるものであり、次にその動作につい
て説明する。
【0024】先ず、第1タイヤ把持装置10の把持部4
6a〜46dの間に、図示しないタイヤ供給機構からタ
イヤ96が搬送され、把持部46a〜46dの下方へと
到達する。そこで、第1シリンダ30を付勢するとピス
トンロッド32が退動し、摺動板20aがレール16a
に沿って直線的に作動する。この摺動板20aの動作
は、図4に示すように、アーム28a、リンク26、ア
ーム28bを介して摺動板20bに伝達され、該摺動板
20bもレール16bに沿って直線的に作動し、摺動板
20aと摺動板20bは互いに接近するに至る。そのた
め、把持部46aと把持部46c、把持部46bと把持
部46dが互いに接近して前記タイヤ96を挟持する。
このとき、ピストンロッド32の先端に設けられた連結
部材34が第1検出スイッチ36に接近して該第1検出
スイッチ36がオンになり、図示しないコントローラは
前記タイヤ96が挟持されたことを検出する。また、図
3に2点鎖線で示すように、把持部46a〜46dは幅
広なタイヤ96aに対して十分な長さを持ち、把持部4
6a〜46dの全体で把持し、一方、幅の狭いタイヤ9
6bの場合には把持部46a〜46dの先端の部分で把
持する。そのため、幅方向の寸法の異なるタイヤでも、
その下面の位置が変化することなく把持することができ
る。しかも、把持部46a〜46dは第1ばね48a〜
48dによって、常時、図3において下方へと付勢され
ており、このため、大から小にわたる幅のタイヤも十分
に許容して把持することが可能となる。
6a〜46dの間に、図示しないタイヤ供給機構からタ
イヤ96が搬送され、把持部46a〜46dの下方へと
到達する。そこで、第1シリンダ30を付勢するとピス
トンロッド32が退動し、摺動板20aがレール16a
に沿って直線的に作動する。この摺動板20aの動作
は、図4に示すように、アーム28a、リンク26、ア
ーム28bを介して摺動板20bに伝達され、該摺動板
20bもレール16bに沿って直線的に作動し、摺動板
20aと摺動板20bは互いに接近するに至る。そのた
め、把持部46aと把持部46c、把持部46bと把持
部46dが互いに接近して前記タイヤ96を挟持する。
このとき、ピストンロッド32の先端に設けられた連結
部材34が第1検出スイッチ36に接近して該第1検出
スイッチ36がオンになり、図示しないコントローラは
前記タイヤ96が挟持されたことを検出する。また、図
3に2点鎖線で示すように、把持部46a〜46dは幅
広なタイヤ96aに対して十分な長さを持ち、把持部4
6a〜46dの全体で把持し、一方、幅の狭いタイヤ9
6bの場合には把持部46a〜46dの先端の部分で把
持する。そのため、幅方向の寸法の異なるタイヤでも、
その下面の位置が変化することなく把持することができ
る。しかも、把持部46a〜46dは第1ばね48a〜
48dによって、常時、図3において下方へと付勢され
ており、このため、大から小にわたる幅のタイヤも十分
に許容して把持することが可能となる。
【0025】第1検出スイッチ36がオンになると、図
5に矢印で示すように、回転駆動源54が付勢され、第
1ロボットアーム12は回転軸49を中心に回動し、第
1タイヤ把持装置10は把持したタイヤ96を2点鎖線
で示すように反転させて第2タイヤ把持装置56に移送
する。このとき、第2タイヤ把持装置56の板状部材6
6がタイヤ96に取り付けられたホイールディスク98
を押圧する、すなわち、図5において下降させると、把
持部46a〜46dは摺動板20a、20bに接近する
方向に変位するため、幅方向の寸法の異なるタイヤでも
第2タイヤ把持装置56に対する前記ホイールディスク
98の下降後の位置は常に同じになり、タイヤ96の受
け渡しの際に、前記第2タイヤ把持装置56に対する第
1ロボットアーム12の上下移動位置の調整を必要とせ
ず、タイヤ96は第2タイヤ把持装置56に至る。
5に矢印で示すように、回転駆動源54が付勢され、第
1ロボットアーム12は回転軸49を中心に回動し、第
1タイヤ把持装置10は把持したタイヤ96を2点鎖線
で示すように反転させて第2タイヤ把持装置56に移送
する。このとき、第2タイヤ把持装置56の板状部材6
6がタイヤ96に取り付けられたホイールディスク98
を押圧する、すなわち、図5において下降させると、把
持部46a〜46dは摺動板20a、20bに接近する
方向に変位するため、幅方向の寸法の異なるタイヤでも
第2タイヤ把持装置56に対する前記ホイールディスク
98の下降後の位置は常に同じになり、タイヤ96の受
け渡しの際に、前記第2タイヤ把持装置56に対する第
1ロボットアーム12の上下移動位置の調整を必要とせ
ず、タイヤ96は第2タイヤ把持装置56に至る。
【0026】図9に示すように、第2タイヤ把持装置5
6では第2シリンダ78のピストンロッド80は退動し
て把持爪84a、84bの先端は互いに接近している状
態にある。そこで、第2ロボットアーム58が駆動して
前記第2タイヤ把持装置56の中心が前記タイヤ96の
中心と一致する位置まで移動する。次に、第2タイヤ把
持装置56がタイヤ96に接近し、板状部材66が前記
タイヤ96に取り付けられたホイールディスク98に当
接すると、把持爪84a、84bが前記ホイールディス
ク98のセンタ孔100に進入する。さらに第2タイヤ
把持装置56が移動を続けると、板状部材66はホイー
ルディスク98に押圧されて第2ロッド64a、64b
が上方に移動する。把持爪84a、84bがセンタ孔1
00内の所定の位置まで進入すると、板状部材66が所
定の位置まで変位したことを第2検出スイッチ74が検
出し、図示しないコントローラにその検出に係る信号を
送給する。コントローラは第2タイヤ把持装置56の下
降移動を停止し、次に、第2シリンダ78が付勢され、
そのピストンロッド80は軸部材90を下方に変位せし
め、把持爪84a、84bは軸部材82a、82bを支
点にして互いに離間する方向に作用する。この結果、把
持爪84a、84bの段部83a、83bがホイールデ
ィスク98のセンタ孔100周縁のフランジ部分に係合
し、把持爪84a、84bはホイールディスク98を内
側から把持する。このとき、把持爪84a、84bはば
ね94の弾発力によって常時拡開する方向へと付勢され
ているので、センタ孔100の直径に違いのあるタイヤ
でも確実に把持することができる(図10a、図10b
参照)。
6では第2シリンダ78のピストンロッド80は退動し
て把持爪84a、84bの先端は互いに接近している状
態にある。そこで、第2ロボットアーム58が駆動して
前記第2タイヤ把持装置56の中心が前記タイヤ96の
中心と一致する位置まで移動する。次に、第2タイヤ把
持装置56がタイヤ96に接近し、板状部材66が前記
タイヤ96に取り付けられたホイールディスク98に当
接すると、把持爪84a、84bが前記ホイールディス
ク98のセンタ孔100に進入する。さらに第2タイヤ
把持装置56が移動を続けると、板状部材66はホイー
ルディスク98に押圧されて第2ロッド64a、64b
が上方に移動する。把持爪84a、84bがセンタ孔1
00内の所定の位置まで進入すると、板状部材66が所
定の位置まで変位したことを第2検出スイッチ74が検
出し、図示しないコントローラにその検出に係る信号を
送給する。コントローラは第2タイヤ把持装置56の下
降移動を停止し、次に、第2シリンダ78が付勢され、
そのピストンロッド80は軸部材90を下方に変位せし
め、把持爪84a、84bは軸部材82a、82bを支
点にして互いに離間する方向に作用する。この結果、把
持爪84a、84bの段部83a、83bがホイールデ
ィスク98のセンタ孔100周縁のフランジ部分に係合
し、把持爪84a、84bはホイールディスク98を内
側から把持する。このとき、把持爪84a、84bはば
ね94の弾発力によって常時拡開する方向へと付勢され
ているので、センタ孔100の直径に違いのあるタイヤ
でも確実に把持することができる(図10a、図10b
参照)。
【0027】次に、第2ロボットアーム58が所定の動
作により前記の如く把持したタイヤ96を移送する。こ
のとき、第2ばね72a、72bの弾発力によって板状
部材66はホイールディスク98に押圧され、該ホイー
ルディスク98は板状部材66と把持爪84a、84b
の先端の段部83a、83bとの間に挟持された状態を
維持している。このため、ホイールディスク98の厚さ
方向の寸法に違いがあるタイヤ96でも把持爪84a、
84bの変位量を調整せずに、把持することができる。
さらに、板状部材66を駆動するための別異の駆動装置
を必要としないため、第2タイヤ把持装置56が小型化
され、製造コストを低廉化することができる。
作により前記の如く把持したタイヤ96を移送する。こ
のとき、第2ばね72a、72bの弾発力によって板状
部材66はホイールディスク98に押圧され、該ホイー
ルディスク98は板状部材66と把持爪84a、84b
の先端の段部83a、83bとの間に挟持された状態を
維持している。このため、ホイールディスク98の厚さ
方向の寸法に違いがあるタイヤ96でも把持爪84a、
84bの変位量を調整せずに、把持することができる。
さらに、板状部材66を駆動するための別異の駆動装置
を必要としないため、第2タイヤ把持装置56が小型化
され、製造コストを低廉化することができる。
【0028】
【発明の効果】本発明に係るタイヤ把持装置によれば、
以下のような効果ならびに利点が得られる。
以下のような効果ならびに利点が得られる。
【0029】タイヤは第1タイヤ把持装置の把持部と第
2タイヤ把持装置の板状部材との間に弾性的に押圧され
て挟持されるため、受け渡しの際に、タイヤの幅が違う
場合でもホイールディスクは前記板状部材に対して同じ
下端位置を占め、従って第2タイヤ把持装置はタイヤを
常に同一の位置で把持することができ、第1タイヤ把持
装置が反転して第2タイヤ把持装置へタイヤを移送する
際に、第1タイヤ把持装置を構成する第1ロボットアー
ムの移動位置を調整する必要がなくなる。また、タイヤ
の反転位置に誤差がある場合でも、同様に、ホイールデ
ィスクは板状部材に対して同じ位置となり、第2のタイ
ヤ把持装置は確実にタイヤを把持することができ、タイ
ヤやホイールディスクを損傷させる懸念が払拭される。
2タイヤ把持装置の板状部材との間に弾性的に押圧され
て挟持されるため、受け渡しの際に、タイヤの幅が違う
場合でもホイールディスクは前記板状部材に対して同じ
下端位置を占め、従って第2タイヤ把持装置はタイヤを
常に同一の位置で把持することができ、第1タイヤ把持
装置が反転して第2タイヤ把持装置へタイヤを移送する
際に、第1タイヤ把持装置を構成する第1ロボットアー
ムの移動位置を調整する必要がなくなる。また、タイヤ
の反転位置に誤差がある場合でも、同様に、ホイールデ
ィスクは板状部材に対して同じ位置となり、第2のタイ
ヤ把持装置は確実にタイヤを把持することができ、タイ
ヤやホイールディスクを損傷させる懸念が払拭される。
【0030】また、板状部材はばねによりホイールディ
スクを押圧し、該ホイールディスクは前記板状部材と前
記把持爪との間に挟持される。このため、厚さの異なる
ホイールディスクでも把持することが可能となり、板状
部材、把持爪の変位量を調整する必要がなくなる。
スクを押圧し、該ホイールディスクは前記板状部材と前
記把持爪との間に挟持される。このため、厚さの異なる
ホイールディスクでも把持することが可能となり、板状
部材、把持爪の変位量を調整する必要がなくなる。
【0031】また、板状部材を駆動する駆動機構が不要
となることから、第2のタイヤ把持装置が小型化され、
さらに製造コストの低廉化が可能となる。
となることから、第2のタイヤ把持装置が小型化され、
さらに製造コストの低廉化が可能となる。
【図1】本実施例に係る第1のタイヤ把持装置の平面図
である。
である。
【図2】図1の第1のタイヤ把持装置の右側面図であ
る。
る。
【図3】図1の第1のタイヤ把持装置の正面図である。
【図4】図1の第1のタイヤ把持装置の動作状態を示す
平面図である。
平面図である。
【図5】図1の第1のタイヤ把持装置が取り付けられた
ロボットアームの左側面図である。
ロボットアームの左側面図である。
【図6】本発明の実施例に係る第2のタイヤ把持装置の
右側面図である。
右側面図である。
【図7】図6の第2のタイヤ把持装置の平面図である。
【図8】図6の第2のタイヤ把持装置の底面図である。
【図9】図6の第2のタイヤ把持装置の正面一部断面図
である。
である。
【図10】図10a、図10bは、図6に示す第2のタ
イヤ把持装置の動作を説明する正面一部断面図である。
イヤ把持装置の動作を説明する正面一部断面図である。
【図11】本発明の実施例に係る第1、第2タイヤ把持
装置の配置図である。
装置の配置図である。
10、56…タイヤ把持装置 12、58…ロボ
ットアーム 24、82a、82b、90…軸部材 36、74…検出スイッチ 46a〜46d…
把持部 48a〜48d、72a、72b、94…ばね 66…板状部材 84a、84b…
把持爪 96、96a、96b…タイヤ 98…ホイールデ
ィスク
ットアーム 24、82a、82b、90…軸部材 36、74…検出スイッチ 46a〜46d…
把持部 48a〜48d、72a、72b、94…ばね 66…板状部材 84a、84b…
把持爪 96、96a、96b…タイヤ 98…ホイールデ
ィスク
Claims (6)
- 【請求項1】第1と第2のタイヤ把持装置からなり、第
1タイヤ把持装置で把持されたタイヤを反転させて第2
タイヤ把持装置に移送し、前記第2タイヤ把持装置を介
して車両に該タイヤを搭載する装置において、 前記第1タイヤ把持装置はタイヤの軸心に沿って変位自
在な該タイヤの外周部に圧接する複数の把持部を有し、
前記第2タイヤ把持装置は前記タイヤのホイールディス
クに弾性的に圧接する板状部材と把持爪とを備え、前記
第1タイヤ把持装置によって移送され、反転された幅に
差異のあるタイヤを把持部によって常時下端の一定位置
で位置決めし、前記第2タイヤ把持装置の板状部材で位
置決めされた前記タイヤのホイールディスクを押圧して
該ホイールディスクを把持爪により把持してタイヤを車
両に搭載することを特徴とするタイヤ把持装置。 - 【請求項2】ロボットアームの先端に装着された摺動板
と、前記摺動板に互いに平行に設けられた柱状の把持部
とを有し、前記摺動板の変位作用下に前記把持部同士を
接近させてタイヤの外周を挟持して搬送するタイヤ把持
装置であって、 前記把持部をその軸線に沿って前記摺動板に対し変位自
在に構成したことを特徴とするタイヤ把持装置。 - 【請求項3】請求項2記載のタイヤ把持装置において、 前記摺動板と前記把持部との間に弾性部材が装着され、
前記把持部が前記摺動板に対し弾性的に変位するように
構成したことを特徴とするタイヤ把持装置。 - 【請求項4】請求項2または3記載のタイヤ把持装置に
おいて、 前記摺動板は一対設けられ、該摺動板同士をリンクによ
り互いに接近、離間可能に構成したことを特徴とするタ
イヤ把持装置。 - 【請求項5】ロボットアームの先端に装着され、タイヤ
を保持するホイールディスクのセンタ孔に進入して該ホ
イールディスクを一面側から保持する把持爪と、 前記ホイールディスクの他面に当接する板状部材と、 該板状部材を把持されるタイヤの軸線方向に沿って弾性
的に摺動させる弾性部材と、 を設けたことを特徴とするタイヤ把持装置。 - 【請求項6】請求項5記載のタイヤ把持装置において、 前記板状部材が所定の位置に変位すると信号を発生する
検出スイッチを備え、該検出スイッチの信号により前記
把持爪を作動させてタイヤを保持するように構成したこ
とを特徴とするタイヤ把持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7038804A JPH08229754A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | タイヤ把持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7038804A JPH08229754A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | タイヤ把持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08229754A true JPH08229754A (ja) | 1996-09-10 |
Family
ID=12535491
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7038804A Pending JPH08229754A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | タイヤ把持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08229754A (ja) |
Cited By (13)
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---|---|---|---|---|
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1995
- 1995-02-27 JP JP7038804A patent/JPH08229754A/ja active Pending
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