JP2524809Y2 - 引掛ローゼット - Google Patents
引掛ローゼットInfo
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- JP2524809Y2 JP2524809Y2 JP1990059340U JP5934090U JP2524809Y2 JP 2524809 Y2 JP2524809 Y2 JP 2524809Y2 JP 1990059340 U JP1990059340 U JP 1990059340U JP 5934090 U JP5934090 U JP 5934090U JP 2524809 Y2 JP2524809 Y2 JP 2524809Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal
- case
- power supply
- wiring
- connection
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Description
【産業上の利用分野】 本考案は、天井等に配設され引掛栓刃を有する配線機
具を機械的に保持するとともに電気的に接続する引掛ロ
ーゼットに関するものである。
具を機械的に保持するとともに電気的に接続する引掛ロ
ーゼットに関するものである。
この種の引掛ローゼットは、天井等に配設されうケー
スを備え、ケースには、配線器具に設けた引掛栓刃を挿
入する複数個の栓刃挿入口が開口している。また、ケー
ス内には、引掛栓刃に係合する複数個の接触ばねが各栓
刃挿入口に対応する位置でそれぞれ納装され、引掛栓刃
が接触ばねに対して機械的に結合されるとともに電気的
に接続されるようになっている。各接触ばねには、外部
電線と接続可能な給電用端子がケース内で電気的に接続
され、各給電用端子にはそれぞれ複数本の外部電線が接
続できるようになっている。
スを備え、ケースには、配線器具に設けた引掛栓刃を挿
入する複数個の栓刃挿入口が開口している。また、ケー
ス内には、引掛栓刃に係合する複数個の接触ばねが各栓
刃挿入口に対応する位置でそれぞれ納装され、引掛栓刃
が接触ばねに対して機械的に結合されるとともに電気的
に接続されるようになっている。各接触ばねには、外部
電線と接続可能な給電用端子がケース内で電気的に接続
され、各給電用端子にはそれぞれ複数本の外部電線が接
続できるようになっている。
【考案が解決しようとする課題】 上記従来構成では、各接触ばねについてそれぞれ複数
本の外部電線が接続できるから、電源からの給電線を接
触ばねに接続するとともに、給電用端子を介して送り配
線を行うことができるものである。 一方、たとえば、スイッチを設けて接触ばねへの給電
を入切するような場合には、電源からの給電線とスイッ
チとの間に引掛ローゼットとは別途に接続時用端子が必
要になる。したがって、接続用端子を設けたジョイント
ボックス等の取付施工などに手間がかかり、施工現場で
の作業量が増加するという問題がある。 本考案は上記問題点の解決を目的とするものであり、
接続時用端子をケース内に納装することによって、施工
現場での作業量を少なくした引掛ローゼットを提供しよ
うとするものである。
本の外部電線が接続できるから、電源からの給電線を接
触ばねに接続するとともに、給電用端子を介して送り配
線を行うことができるものである。 一方、たとえば、スイッチを設けて接触ばねへの給電
を入切するような場合には、電源からの給電線とスイッ
チとの間に引掛ローゼットとは別途に接続時用端子が必
要になる。したがって、接続用端子を設けたジョイント
ボックス等の取付施工などに手間がかかり、施工現場で
の作業量が増加するという問題がある。 本考案は上記問題点の解決を目的とするものであり、
接続時用端子をケース内に納装することによって、施工
現場での作業量を少なくした引掛ローゼットを提供しよ
うとするものである。
本考案では、上記目的を達成するために、天井等に配
設され引掛栓刃が挿入される複数の栓刃挿入口が開口し
たケースと、各栓刃挿入口に対応する位置でケース内に
納装され栓刃挿入口を通してケース内に導入された引掛
栓刃にそれぞれ接続される複数個の接触ばねと、各接触
ばねへの外部電線の接続用にケース内に配設されケース
内で各接触ばねにそれぞれ電気的に接続された複数個の
給電用端子と、外部電線の配線の補助用にケース内に配
設されケース内では各接触ばねに対して電気的に接続さ
れていない接続用端子とを備え、各給電用端子おほび接
続用端子は、それぞれ端子板および端子板との間に外部
電線を挟持する複数個ずつの鎖錠ばねを具備しているの
である。
設され引掛栓刃が挿入される複数の栓刃挿入口が開口し
たケースと、各栓刃挿入口に対応する位置でケース内に
納装され栓刃挿入口を通してケース内に導入された引掛
栓刃にそれぞれ接続される複数個の接触ばねと、各接触
ばねへの外部電線の接続用にケース内に配設されケース
内で各接触ばねにそれぞれ電気的に接続された複数個の
給電用端子と、外部電線の配線の補助用にケース内に配
設されケース内では各接触ばねに対して電気的に接続さ
れていない接続用端子とを備え、各給電用端子おほび接
続用端子は、それぞれ端子板および端子板との間に外部
電線を挟持する複数個ずつの鎖錠ばねを具備しているの
である。
上記構成によれば、接触ばねに対してケース内で電気
的に接続された給電用端子とは別に、接触ばねに対して
ケース内では電気的に接続されていない接続用端子をケ
ース内に設けているので、引掛ローゼットを各種配線器
具と組み合わせて結線する場合に、接続用端子を配線の
補助に用いることによって、別途の端子台を取り付ける
作業が不要になり、従来に比較して施工作業が省力化さ
れるのである。また、各給電用端子および接続用端子が
端子板と鎖錠ばねとからなる速結端子であって、各給電
用端子および接続用端子がそれぞれ鎖錠ばねを複数個ず
つ備えているので、速結端子であることによって各外部
電線の接続状態を均一化することができるとともに、各
給電用端子および接続用端子についてそれぞれ送り配線
が可能になり、別途にジョイントボックス等を設けるこ
となく複雑な結線ができるようになるのである。たとえ
ば、接触ばねに接続される器具への給電を壁に取り付け
たスイッチによって入切するとすれば、接触ばねと電源
との間にスイッチを挿入する配線が必要であり、天井に
配線されている電源線をスイッチの位置まで立ち下げる
配線を施す必要がある。この場合、スイッチに接続され
る2線の一方を電源から直接引回し、他方を引掛ローゼ
ットに接続すれば電気的な接続関係は満たされるのであ
るが、スイッチに接続される2線がそれぞれ別箇所に接
続されると配線がわかりにくくなり、配線施工および配
線保守の観点から望ましいことではない。また、このよ
うな配線を行なうに際して引掛ローゼットとは別に端子
台を設けることになる。これに対し、本考案の構成を採
用すれば、引掛ローゼットに設けた接続用端子介して電
源線とスイッチとを接続することができるから、スイッ
チに接続される2線をともに引き掛ローゼットに接続す
ることが可能であり、配線施工および配線保守が容易に
なるのである。また、上述のようなスイッチを設けて引
掛ローゼトへの給電を入切する配線がなされているとき
に、電源線を引掛ローゼットから別のコンセントに送り
配線するとすれば、コンセントへの給電をスイッチに連
動させないのであれば別に端子台を設けて電源線からス
イッチを通さない経路でコンセントへの配線を行なうこ
とが必要になる。これに対し、本考案の構成では端子台
を設けなくともスイッチに連動させないようにコンセン
トへの配線を接続することができるのである。
的に接続された給電用端子とは別に、接触ばねに対して
ケース内では電気的に接続されていない接続用端子をケ
ース内に設けているので、引掛ローゼットを各種配線器
具と組み合わせて結線する場合に、接続用端子を配線の
補助に用いることによって、別途の端子台を取り付ける
作業が不要になり、従来に比較して施工作業が省力化さ
れるのである。また、各給電用端子および接続用端子が
端子板と鎖錠ばねとからなる速結端子であって、各給電
用端子および接続用端子がそれぞれ鎖錠ばねを複数個ず
つ備えているので、速結端子であることによって各外部
電線の接続状態を均一化することができるとともに、各
給電用端子および接続用端子についてそれぞれ送り配線
が可能になり、別途にジョイントボックス等を設けるこ
となく複雑な結線ができるようになるのである。たとえ
ば、接触ばねに接続される器具への給電を壁に取り付け
たスイッチによって入切するとすれば、接触ばねと電源
との間にスイッチを挿入する配線が必要であり、天井に
配線されている電源線をスイッチの位置まで立ち下げる
配線を施す必要がある。この場合、スイッチに接続され
る2線の一方を電源から直接引回し、他方を引掛ローゼ
ットに接続すれば電気的な接続関係は満たされるのであ
るが、スイッチに接続される2線がそれぞれ別箇所に接
続されると配線がわかりにくくなり、配線施工および配
線保守の観点から望ましいことではない。また、このよ
うな配線を行なうに際して引掛ローゼットとは別に端子
台を設けることになる。これに対し、本考案の構成を採
用すれば、引掛ローゼットに設けた接続用端子介して電
源線とスイッチとを接続することができるから、スイッ
チに接続される2線をともに引き掛ローゼットに接続す
ることが可能であり、配線施工および配線保守が容易に
なるのである。また、上述のようなスイッチを設けて引
掛ローゼトへの給電を入切する配線がなされているとき
に、電源線を引掛ローゼットから別のコンセントに送り
配線するとすれば、コンセントへの給電をスイッチに連
動させないのであれば別に端子台を設けて電源線からス
イッチを通さない経路でコンセントへの配線を行なうこ
とが必要になる。これに対し、本考案の構成では端子台
を設けなくともスイッチに連動させないようにコンセン
トへの配線を接続することができるのである。
第1図ないし第5図に本発明の実施例を示す。ケース
1は、下面開口したボディ11と、ボディ11の下面に被嵌
されるカバー12とを結合して形成される。カバー12の上
面には円板状の取付金具2が結合され、取付金具2の中
央部に形成された開口窓21にボディ11が挿通されてカバ
ー12と結合されるようになっている。すなわち、カバー
12に形成された透孔13を通して組立ねじ14が取付金具2
のねじ孔22に螺合することによって、取付金具2にカバ
ー12が結合され、また、ボディ11に形成された透孔15を
通してカバー12に螺合する組立ねじ16によってボディ11
とカバー12とが結合されるのである。取付金具2には一
端部に大径部23aを備えた弧状の長孔23が形成され、天
井面等の取付面に螺入した取付ねじの頭部を大径部23a
に挿入して取付金具2を回転させた後、取付ねじを締め
付けらば取付金具2を取付面に固定できるようになって
いる。長孔23はカバー12に覆われる範囲に形成されてお
り、カバー12を取付金具2に結合すれば外部に露出しな
いようになっている。また、取付金具2の周縁には取付
孔24が穿孔された取付片25が設けられ、照明器具等の重
量が保持できるようになっている。 カバー12には配線器具に設けた引掛栓刃が挿入できる
ように弧状に形成された一対の栓刃挿入口17が形成され
ており、ケース1内には各栓刃挿入口17にそれぞれ対応
する位置で接触ばね5a,5bが納装されている。各接触ば
ね5a,5bは、周知のように、引掛栓刃を栓刃挿入口17に
挿入して回転させたときに引掛栓刃に結合し、引掛栓刃
の機械的な固定と同時に電気的な接続を行うように形成
されている。各接触ばね5a,5bには、それぞれかしめ鋲
6を用いて給電用端子3a、3bの端子板31が固着されてい
る。給電用端子3a,3bは、断面略コ形の端子板31と、端
子板31の内側に配設された複数個の鎖錠ばね32と、各一
対の鎖錠ばね32に対応して配設された2個の解除釦33と
により構成され、速結端子を構成している。一方の給電
用端子3aには4個の鎖錠ばね32が配設され、他方の給電
用端子3bには2個の鎖錠ばねが配設されている。各鎖錠
ばね32は、それぞれ鎖錠片34aと押え片34bとを備え、ボ
ディ11の底面に形成された電線挿入孔35に外部電線を挿
入すると、端子板31と押え片34bとの間に外部電線を挟
持するとともに、鎖錠片34aの先端縁が外部電線に食い
込むことによって外部電線の抜け止めをするようになっ
ている。接続された外部電線を外すには、ボディ11に形
成された治具挿入孔36からドライバ等を挿入して解除釦
33を操作し、鎖錠片34aの先端縁が端子板31から離れる
ようにすればよい。ところで、ボディ11内は、仕切壁18
によって3区画19a〜19cに区切られており、各一対の接
触ばね5a,5bおよび給電用端子は、第1区画19aと第2区
画19bとにそれぞれ納装されるようになっている。 ボディ11の第3区画19cには、接触ばね5a,5bとは独立
した接続用端子4が納装される。接続用端子4は給電用
端子3と同様に、断面略コ形の端子板41と、鎖錠片44a
および押え片44bを備えた4個の鎖錠ばね42と、各一対
の鎖錠ばね42に対応する解除釦43とを備えた速結端子と
なっている。ボディ11の底面には各鎖錠ばね42に対応す
る位置で電線挿入孔45が穿孔され、解除釦42に対応する
位置で治具挿入孔36が穿孔されている。 以上の構成によれば、たとえば、第6図に示すよう
に、引掛ローゼットA1の接触ばね5a,5bへの電源ACから
の給電を入切するスイッチSWを設けるとともに、他の引
掛ローゼットA2やコンセントB1,B2への送り配線を行う
ような場合に、接続用端子4を利用すれば、ジョイント
ボックス等を用いることなく配線施工を行うことができ
るのである。すなわち、電源ACの両端を一方の給電用端
子3aと接続用端子4とに接続し、スイッチSWの両端を他
方の給電用端子3bと接続用端子4とに接続することによ
って、接触ばね5a,5bに対する給電を入切できるのであ
る。また、他の引掛ローゼットA2に対して、給電用端子
3a,3bおよび接続用端子4とを対応させて送り配線を行
えば、引掛ローゼットA2の接触ばね5への給電もスイッ
チSWによって入切できることになる。さらに、引掛ロー
ゼットA1,A2について、それぞれ給電用端子3aと接続用
端子4との間にコンセントB1,B2を接続すれば、スイッ
チSWとは無関係にコンセントB1,B2への給電ができるの
である。なお、第6図において二点鎖線で囲んだ部位は
ケーブルを示し、二点鎖線内に2本の線路が示されてい
る部位は2芯ケーブル、3本の線路が示されている部位
は3芯ケーブルを使用している。また、この結線は一例
であり結線方法について限定するものではないが、この
ような複雑な結線であってもジョイントボックス等が不
要になり、現場での施工作業が省力化されるのである。
1は、下面開口したボディ11と、ボディ11の下面に被嵌
されるカバー12とを結合して形成される。カバー12の上
面には円板状の取付金具2が結合され、取付金具2の中
央部に形成された開口窓21にボディ11が挿通されてカバ
ー12と結合されるようになっている。すなわち、カバー
12に形成された透孔13を通して組立ねじ14が取付金具2
のねじ孔22に螺合することによって、取付金具2にカバ
ー12が結合され、また、ボディ11に形成された透孔15を
通してカバー12に螺合する組立ねじ16によってボディ11
とカバー12とが結合されるのである。取付金具2には一
端部に大径部23aを備えた弧状の長孔23が形成され、天
井面等の取付面に螺入した取付ねじの頭部を大径部23a
に挿入して取付金具2を回転させた後、取付ねじを締め
付けらば取付金具2を取付面に固定できるようになって
いる。長孔23はカバー12に覆われる範囲に形成されてお
り、カバー12を取付金具2に結合すれば外部に露出しな
いようになっている。また、取付金具2の周縁には取付
孔24が穿孔された取付片25が設けられ、照明器具等の重
量が保持できるようになっている。 カバー12には配線器具に設けた引掛栓刃が挿入できる
ように弧状に形成された一対の栓刃挿入口17が形成され
ており、ケース1内には各栓刃挿入口17にそれぞれ対応
する位置で接触ばね5a,5bが納装されている。各接触ば
ね5a,5bは、周知のように、引掛栓刃を栓刃挿入口17に
挿入して回転させたときに引掛栓刃に結合し、引掛栓刃
の機械的な固定と同時に電気的な接続を行うように形成
されている。各接触ばね5a,5bには、それぞれかしめ鋲
6を用いて給電用端子3a、3bの端子板31が固着されてい
る。給電用端子3a,3bは、断面略コ形の端子板31と、端
子板31の内側に配設された複数個の鎖錠ばね32と、各一
対の鎖錠ばね32に対応して配設された2個の解除釦33と
により構成され、速結端子を構成している。一方の給電
用端子3aには4個の鎖錠ばね32が配設され、他方の給電
用端子3bには2個の鎖錠ばねが配設されている。各鎖錠
ばね32は、それぞれ鎖錠片34aと押え片34bとを備え、ボ
ディ11の底面に形成された電線挿入孔35に外部電線を挿
入すると、端子板31と押え片34bとの間に外部電線を挟
持するとともに、鎖錠片34aの先端縁が外部電線に食い
込むことによって外部電線の抜け止めをするようになっ
ている。接続された外部電線を外すには、ボディ11に形
成された治具挿入孔36からドライバ等を挿入して解除釦
33を操作し、鎖錠片34aの先端縁が端子板31から離れる
ようにすればよい。ところで、ボディ11内は、仕切壁18
によって3区画19a〜19cに区切られており、各一対の接
触ばね5a,5bおよび給電用端子は、第1区画19aと第2区
画19bとにそれぞれ納装されるようになっている。 ボディ11の第3区画19cには、接触ばね5a,5bとは独立
した接続用端子4が納装される。接続用端子4は給電用
端子3と同様に、断面略コ形の端子板41と、鎖錠片44a
および押え片44bを備えた4個の鎖錠ばね42と、各一対
の鎖錠ばね42に対応する解除釦43とを備えた速結端子と
なっている。ボディ11の底面には各鎖錠ばね42に対応す
る位置で電線挿入孔45が穿孔され、解除釦42に対応する
位置で治具挿入孔36が穿孔されている。 以上の構成によれば、たとえば、第6図に示すよう
に、引掛ローゼットA1の接触ばね5a,5bへの電源ACから
の給電を入切するスイッチSWを設けるとともに、他の引
掛ローゼットA2やコンセントB1,B2への送り配線を行う
ような場合に、接続用端子4を利用すれば、ジョイント
ボックス等を用いることなく配線施工を行うことができ
るのである。すなわち、電源ACの両端を一方の給電用端
子3aと接続用端子4とに接続し、スイッチSWの両端を他
方の給電用端子3bと接続用端子4とに接続することによ
って、接触ばね5a,5bに対する給電を入切できるのであ
る。また、他の引掛ローゼットA2に対して、給電用端子
3a,3bおよび接続用端子4とを対応させて送り配線を行
えば、引掛ローゼットA2の接触ばね5への給電もスイッ
チSWによって入切できることになる。さらに、引掛ロー
ゼットA1,A2について、それぞれ給電用端子3aと接続用
端子4との間にコンセントB1,B2を接続すれば、スイッ
チSWとは無関係にコンセントB1,B2への給電ができるの
である。なお、第6図において二点鎖線で囲んだ部位は
ケーブルを示し、二点鎖線内に2本の線路が示されてい
る部位は2芯ケーブル、3本の線路が示されている部位
は3芯ケーブルを使用している。また、この結線は一例
であり結線方法について限定するものではないが、この
ような複雑な結線であってもジョイントボックス等が不
要になり、現場での施工作業が省力化されるのである。
【考案の効果】 本考案は上述のように、天井等に配設され引掛栓刃が
挿入される複数の栓刃挿入口が開口したケースと、各栓
刃挿入口に対応する位置でケース内に納装され栓刃挿入
口を通してケース内に導入された引掛栓刃にそれぞれ接
続される複数個の接触ばねと、各接触ばねへの外部電線
の接続用にケース内に配設されケース内で各接触ばねに
それぞれ電気的に接続された複数個の給電用端子と、外
部電線の配線の補助用にケース内に配設されケース内で
は各接触ばねに対して電気的に接続されていない接続用
端子とを備え、各給電用端子および接続用端子は、それ
ぞれ端子板および端子板との間に外部電線を挟持する複
数個ずつの鎖錠ばねを具備しているものであり、接触ば
ねに対してケース内で電気的に接続された給電用端子と
は別に、接触ばねに対してケース内では電気的に接続さ
れていない接続用端子をケース内に設けているので、引
掛ローゼットを各種配線器具と組み合わせて結線する場
合に、接続用端子を配線の補助に用いることによって、
別途の端子台を取り付ける作業が不要になり、従来に比
較して施工作業が省力化されるという利点がある。ま
た、各給電用端子および接続用端子が端子板と鎖錠ばね
とからなる速結端子であって、各給電用端子および接続
用端子がそれぞれ鎖錠ばねを複数個ずつ備えているの
で、速結端子であることによって各外部電線の接続状態
を均一化することができるとともに、各給電用端子およ
び接続用端子についてそれぞれ送り配線が可能になり、
別途にジョイントボックス等を設けることなく複雑な結
線ができるようになるのである。つまり、配線施工や配
線保守のために合理的な配線を行なうには、2芯、3芯
などのケーブルを外部電線として用いることが必要であ
り、従来はこのような配線を行なうために配線の補助用
として引掛ローゼットとは別に端子台を設ける必要があ
ったのに対して、本考案では配線の補助用として用いる
ことができる接続用端子を引掛ローゼットのケースに内
蔵し、しかも接続用端子として鎖錠ばねを用いた送り配
線の可能な速結端子を採用しているから、配線施工や配
線保守に適した合理的な配線が可能になり、そのような
配線を行なうために端子台を別途に設ける必要がないの
である。別途に端子台を必要としないことは、端子台の
外殻を形成する材料が不要になって配線系全体としての
コストの低減につながり、また端子台を固定するための
施工作業が不要であるから、配線作業に要する作業量が
低減されるとともに配線器具の個数が少なく配線スペー
スを広く有効に利用することができるのである。上述の
ような効果は引掛ローゼットの個数が増加するほど顕著
になるものであり、配線施工上きわめて有用である。
挿入される複数の栓刃挿入口が開口したケースと、各栓
刃挿入口に対応する位置でケース内に納装され栓刃挿入
口を通してケース内に導入された引掛栓刃にそれぞれ接
続される複数個の接触ばねと、各接触ばねへの外部電線
の接続用にケース内に配設されケース内で各接触ばねに
それぞれ電気的に接続された複数個の給電用端子と、外
部電線の配線の補助用にケース内に配設されケース内で
は各接触ばねに対して電気的に接続されていない接続用
端子とを備え、各給電用端子および接続用端子は、それ
ぞれ端子板および端子板との間に外部電線を挟持する複
数個ずつの鎖錠ばねを具備しているものであり、接触ば
ねに対してケース内で電気的に接続された給電用端子と
は別に、接触ばねに対してケース内では電気的に接続さ
れていない接続用端子をケース内に設けているので、引
掛ローゼットを各種配線器具と組み合わせて結線する場
合に、接続用端子を配線の補助に用いることによって、
別途の端子台を取り付ける作業が不要になり、従来に比
較して施工作業が省力化されるという利点がある。ま
た、各給電用端子および接続用端子が端子板と鎖錠ばね
とからなる速結端子であって、各給電用端子および接続
用端子がそれぞれ鎖錠ばねを複数個ずつ備えているの
で、速結端子であることによって各外部電線の接続状態
を均一化することができるとともに、各給電用端子およ
び接続用端子についてそれぞれ送り配線が可能になり、
別途にジョイントボックス等を設けることなく複雑な結
線ができるようになるのである。つまり、配線施工や配
線保守のために合理的な配線を行なうには、2芯、3芯
などのケーブルを外部電線として用いることが必要であ
り、従来はこのような配線を行なうために配線の補助用
として引掛ローゼットとは別に端子台を設ける必要があ
ったのに対して、本考案では配線の補助用として用いる
ことができる接続用端子を引掛ローゼットのケースに内
蔵し、しかも接続用端子として鎖錠ばねを用いた送り配
線の可能な速結端子を採用しているから、配線施工や配
線保守に適した合理的な配線が可能になり、そのような
配線を行なうために端子台を別途に設ける必要がないの
である。別途に端子台を必要としないことは、端子台の
外殻を形成する材料が不要になって配線系全体としての
コストの低減につながり、また端子台を固定するための
施工作業が不要であるから、配線作業に要する作業量が
低減されるとともに配線器具の個数が少なく配線スペー
スを広く有効に利用することができるのである。上述の
ような効果は引掛ローゼットの個数が増加するほど顕著
になるものであり、配線施工上きわめて有用である。
第1図は本考案の実施例を示す分解斜視図、第2図は同
上の下面図、第3図は同上の側面図、第4図は同上の平
面図、第5図は同上のカバーを外した状態の下面図、第
6図は同上の使用例を示す回路図である。 1……ケース、2……取付金具、3a,3b……給電用端
子、4……接続用端子、5a,5b……接触ばね、31……端
子板、32……鎖錠ばね、41……端子板、42……鎖錠ば
ね。
上の下面図、第3図は同上の側面図、第4図は同上の平
面図、第5図は同上のカバーを外した状態の下面図、第
6図は同上の使用例を示す回路図である。 1……ケース、2……取付金具、3a,3b……給電用端
子、4……接続用端子、5a,5b……接触ばね、31……端
子板、32……鎖錠ばね、41……端子板、42……鎖錠ば
ね。
Claims (1)
- 【請求項1】天井等に配設され引掛栓刃が挿入される複
数の栓刃挿入口が開口したケースと、各栓刃挿入口に対
応する位置でケース内に納装され栓刃挿入口を通してケ
ース内に導入された引掛栓刃にそれぞれ接続される複数
個の接触ばねと、各接触ばねへの外部電線の接続用にケ
ース内に配設されケース内で各接触ばねにそれぞれ電気
的に接続された複数個の給電用端子と、外部電線の配線
の補助用にケース内に配設されケース内では各接触ばね
に対して電気的に接続されていない接続用端子とを備
え、各給電用端子および接続用端子は、それぞれ端子板
および端子板との間に外部電線を挟持する複数個ずつの
鎖錠ばねを具備して成る引掛ローゼット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990059340U JP2524809Y2 (ja) | 1990-06-05 | 1990-06-05 | 引掛ローゼット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990059340U JP2524809Y2 (ja) | 1990-06-05 | 1990-06-05 | 引掛ローゼット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0418989U JPH0418989U (ja) | 1992-02-18 |
JP2524809Y2 true JP2524809Y2 (ja) | 1997-02-05 |
Family
ID=31585753
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990059340U Expired - Lifetime JP2524809Y2 (ja) | 1990-06-05 | 1990-06-05 | 引掛ローゼット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2524809Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5924142Y2 (ja) * | 1979-04-30 | 1984-07-17 | 松下電工株式会社 | シ−リングロ−ゼツト |
JPS63284770A (ja) * | 1987-05-15 | 1988-11-22 | Toshiba Electric Equip Corp | シーリングローゼツト |
-
1990
- 1990-06-05 JP JP1990059340U patent/JP2524809Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0418989U (ja) | 1992-02-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |