JP2524456B2 - パネルの製造方法 - Google Patents

パネルの製造方法

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JP2524456B2
JP2524456B2 JP4263641A JP26364192A JP2524456B2 JP 2524456 B2 JP2524456 B2 JP 2524456B2 JP 4263641 A JP4263641 A JP 4263641A JP 26364192 A JP26364192 A JP 26364192A JP 2524456 B2 JP2524456 B2 JP 2524456B2
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宣文 横井
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Misawa Homes Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパネルの製造方法に係
り、特に互いに所定角度で交差し、かつ凹凸模様を有す
る少なくとも2つの外面からなるパネルを製造する際に
利用できる。
【0002】
【背景技術】図5に示すように、建物ユニット60は、四
隅の四本の柱61とこれらの柱61の上下端間をそれぞれ連
結する天井梁,床梁62とで構成される骨組みに、外壁63
や内壁、天井材、床材等を取り付けて構成されている。
外壁63は上下の天井梁,床梁62間に取り付けられる平板
状の外壁64と、柱61の外側2面を覆って取り付けられ、
断面略L字形のコーナ用パネル65等で構成されている。
【0003】このコーナ用パネル65の外面には、一般に
例えば凹凸形状等の模様が形成されており、パネル65は
図6に示すような型枠70によって製造されている。すな
わち、型枠70は、第1および第2の枠体71,72を備えて
構成されており、第1の枠体71は、内面に凹凸形状等の
模様73が刻設された縦枠71A と横枠71B とで、第2の枠
体72は縦枠72A と横枠72B とでそれぞれ略L字形に形成
されている。そして、それらの内面がコーナ用パネル65
の厚みを確保して互いに巴状に組み立てられ、枠体71,
72の内部が、略L字形に形成された空間、すなわち、互
いに所定角度で交差しかつ凹凸模様を有する少なくとも
2つの外面からなるパネル65のキャビティ74とされてい
る。
【0004】このような型枠70によってコーナ用パネル
65を製造するには、まず、型枠70にキャビティ74の上方
から気泡入りのコンクリートスラリ100 を打設する。次
に、そのスラリ100 が硬化した後、第1の枠体71と第2
の枠体72との結合を外し、さらに第1の枠体71の縦枠71
A と横枠71B との結合を外す。そして、縦枠71A と横枠
71B とを、凹凸形状等の模様73を壊さないように水平お
よび垂直方向に移動して取り外す。第2の枠体72につい
ては、内面に凹凸形状等の模様がなく模様が壊れる等の
恐れがないので、縦枠72A と横枠72B とを結合したま
ま、あるいは互いにばらしてから取り外し、このように
してコーナ用パネル65が製造される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ようなパネルの製造方法では、型枠70を構成する第1お
よび第2の枠体71,72を、それぞれ縦枠71A ,72A と横
枠71B ,72B とからなる別部材を組み立てることで形成
しているので、使用時にはそれら縦枠71A と横枠71B と
を組み立て、パネルの脱型時にはそれらを取り外してば
らさなければならず、面倒で時間がかかり、パネル製造
の作業能率が悪いという問題があった。
【0006】また、第1および第2の枠体71,72は、そ
れぞれ縦枠71A ,72A と横枠71B ,72B とで構成されて
おり、部品点数が多いので管理が大変であるという問題
もあった。
【0007】ここに本発明の目的は、型枠の組み立てが
容易となり、かつ、凹凸模様を壊さずにパネルからの
型が容易に行え、パネル製造の作業能率が向上する
うになる凹凸模様を有するパネルの製造方法を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、互いに
所定角度で交差しかつ凹凸模様を有する少なくとも2つ
の外面からなるパネルの製造方法であって、内面に前記
凹凸模様を作成する凹凸模様作成部が形成され、かつ、
前記2外面を形成する外面用枠体と、この外面用枠体と
の間に前記パネルの形状に対応したキャビティを形成す
る内面用枠体とを組み合わせて型枠を形成し、前記凹凸
模様作成部における前記外面用枠体が形成する角度の2
等分線から遠い位置の斜辺を、前記2等分線に平行、ま
たは、前記斜辺の延長上と前記内面かつ斜辺の外側の表
面との角度を、前記2等分線と内面の表面との角度より
も小さく形成し、前記型枠内に打設されたコンクリート
スラリが硬化したのち、前記外面用枠体を前記2等分線
方向外側へ移動させて型枠から外しパネルを製造する
ことを特徴とするパネルの製造方法としたものである。
【0009】
【作用】このような本発明では、外面用枠体の内面に形
成されている凹凸模様作成部4は2等分線Eに沿って移
動できる角度の斜辺を有する形状となっているので、
の外面用枠体と内面用枠体とを組み合わせた型枠内に
設されたコンクリートスラリが硬化したのち、外面用枠
体を2等分線方向へ型枠から外してパネルを製造できる
ので、型枠の組み立てが容易となり、かつ、凹凸模様を
壊さずにパネルからの脱型を容易に行え、パネル製造
の作業能率が向上するようになり、これらにより前記目
的が達成される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1,2には、パネルの製造方法に使用される第
1実施例の型枠が示されており、この型枠1で製造され
るパネルは、建物ユニット60等のコーナ部に用いられる
コーナ用パネル65とされる。
【0011】図1に示すように、型枠1は、外面用枠体
2と内面用枠体3とを連結して構成されており、これら
の枠体1,2は、それぞれが、互いに交差する一辺2A,
3Aと他辺2B,3Bとを有し、断面略L字形とされている。
【0012】外面用枠体2の内角θは略90°に形成され
ているとともに、前記一辺2Aと他辺2Bとは、この内角θ
をθ1 とθ1 とに2等分する2等分線Eに対して対称的
に形成されている。また、外面用枠体2の内面には、前
記コーナ用パネル65の凹凸模様73を作成する凹凸模様
成部4が刻設されており、この凹凸模様作成部4は断面
略台形状となっている。そして、それぞれの凹凸模様
成部4の、2等分線Eから遠い位置の斜辺4Aが2等分線
Eに平行、または、斜辺4Aの延長上と前記内面かつ斜辺
の外側の表面との角度αが、2等分線Eと内面の表面と
の角度、つまり、θ1 よりも小さくなっている。このた
め、外面用枠体2をパネル65から2等分線Eに沿って移
させて、取り外せるようになっている。内面用枠体3
において、外面用枠体2の一辺2Aと他辺2Bとの交点と対
応する外角も略90°に形成されているが、コーナ用パネ
ル65と接触する表面は平滑であり、外面用枠体2に形成
されている凹凸模様作成部4は刻設されていない。
【0013】図2に示すように、外面用枠体2と内面用
枠体3とが互いに巴状に組み合わされた際、枠体2,3
の内面には略L字形の空間、つまりコンクリートスラリ
を打設し、それによってコーナ用パネル65を製造するた
めのキャビティ65A が形成される。
【0014】次に、このような型枠1を使用してコーナ
用パネル65を製造する手順を説明する。まず、外面用枠
体2と内面用枠体3とを互いに巴状に組み合わせ、外面
用枠体2の一辺2Aを立ち上げた状態で型枠1を組み立て
る。次いで、キャビティ65A の上部から気泡入りのコン
クリートスラリ100 を打設し、このスラリ100 が硬化し
たのち、外面用枠体2および内面用枠体3を取り外す。
【0015】外面用枠体2を取り外すには、この枠体2
を2等分線Eに沿った外側の方向に移動させて、硬化し
たパネル65から取り外す。内面用枠体3を取り外すに
は、2等分線Eに沿ってパネル65の内面から離れる方向
に移動させて、硬化したパネル65から取り外す。
【0016】前述のような本実施例によれば次のような
効果がある。すなわち、パネル65の外面となる外面用枠
体2の内面には凹凸模様作成部4が形成されているが、
この凹凸模様作成部4は2等分線Eに沿って移動できる
角度の斜辺を有する形状となっているので、型枠1を取
り外す際、型枠1を2等分線Eに沿って移動すれば、パ
ネル65の凹凸模様73を壊すことなく取り外せる。このよ
うに、一つの枠体1でパネル65の2面を形成できるとと
もに、一回の動作で枠体1を取り外すことができる。
【0017】図3には、本発明の第2実施例が示されて
いる。本実施例の型枠40で製造されるパネル43は断面略
コ字形とされ、例えば玄関ポーチ等に利用される。そし
て、このパネル43の外表面には、前記凹凸模様73が形成
されている。
【0018】本実施例の型枠40も、外面用枠体41と内面
用枠体42とを連結して構成されており、このうち外面用
枠体41は互いに交差する一辺41A と、この一辺41A より
も長い他辺41B とを有し、断面略L字形とされている。
【0019】内面用枠体42は、外面用枠体41の他辺41B
に当接するとともに一辺41A と同一高さに形成された板
状部材42A と、外面用枠体41の内部に設けられ、この外
面用枠体41とともにキャビティ43A を形成する断面略直
方体の内面部材44とで構成されている。
【0020】外面用枠体2の内角には、前記外面用枠体
2と同様に、前記凹凸模様73を形成する凹凸模様作成部
4が作成されており、従って、この外面用枠体41もパネ
ル43から2等分線Eに沿って移動し、取り外せるように
なっている。内面用枠体3のうち板状部材421 、外面用
枠体2の他辺41B を当接する部分の他の部分にも、凹凸
模様作成部4が刻設されているが、内面用枠体のうち
内面部材44の表面は平滑であり凹凸模様作成部4等は刻
設されていない。
【0021】このような本実施例においては、外面用枠
体41と内面用枠体41とを互いに組み合わせ、キャビティ
43A の上部から気泡入りのコンクリートスラリ1OO を打
設し、このスラリ100 が硬化したのち、外面用枠体41お
よび内面用枠体42を取り外す。
【0022】外面用枠体2を取り外すには、まず、この
外面用枠体2に組み込まれた板状部材42A との結合を外
し、外面用枠体2を2等分線Eに沿った外側の方向に移
動させて、硬化したパネル43から取り外す。内面用枠体
3を取り外すには、板状部材42A を水平方向に移動させ
て硬化したパネル43から取り外した後、内面部材3を取
り外す。
【0023】このような本実施例においても前述した第
1の実施例と同様の効果を奏することができる。
【0024】なお、本発明は前述の各実施例に限定され
るものではなく、次に示すような変形例を含むものであ
る。すなわち、各実施例の方法によって製造されるパネ
ル65,43は、内角θが略90°の断面L字形とコ字形とな
っているが、これに限らず、例えば図4に示すように、
内角θが90°より狭い形状のパネル50を製造する場合、
あるいは図示しないが内角θが90°より広い形状のパネ
ルを製造する場合等にも利用できる。要は、交差する2
つの外面と内角θとを有するパネルであればよい。
【0025】また、前記各実施例におけるパネル外面の
凹凸模様73は、断面略台形状とされているが、外面用枠
体2,41を2等分線Eに沿った外側の方向に移動させた
際、模様が壊れなければ模様の形状は問わず、例えば
断面三角形状の模様であってもよい。
【0026】その他、本発明の実施の際の具体的な構造
および形状等は、本発明の目的を達成できる範囲であれ
ば他の構造等でもよい。
【0027】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のパネル
の製造方法によれば、外面用枠体の内面に形成されたパ
ネルの凹凸模様を作成用の凹凸模様作成部の形状は、外
面用枠体をばらさなくてもその内角を2等分する2等分
線方向外側へ外面用枠体を移動すれば、凹凸模様を壊さ
ずにすむ形状となっているので、コンクリートスラリが
硬化したのち、外面用枠体と内面用枠体とを、ばらさず
にパネルから取り外すことができ、これにより、型枠の
組み立てとパネルからの脱型が容易となり、凹凸模様を
有するパネル製造の作業能率が向上するという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るパネルの製造方法
に使用される型枠の分解断面図である。
【図2】同型枠の組み立て断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例に係るパネルの製造方法
に使用される型枠の組み立て断面図である。
【図4】90°より狭い内角を有するパネルの断面図であ
る。
【図5】一般的な建物ユニットのコーナ部を示す横断面
図である。
【図6】コーナ用パネルを製造する従来の型枠を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 型枠 2 外面用枠体 3 内面用枠体 4 凹凸模様作成部 65 コーナパネル73 凹凸模様 E 2等分線

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに所定角度で交差しかつ凹凸模様を
    有する少なくとも2つの外面からなるパネルの製造方法
    であって、内面に前記凹凸模様を作成する凹凸模様作成
    部が形成され、かつ、前記2外面を形成する外面用枠体
    と、この外面用枠体との間に前記パネルの形状に対応し
    たキャビティを形成する内面用枠体とを組み合わせて型
    枠を形成し、前記凹凸模様作成部における前記外面用枠
    体が形成する角度の2等分線から遠い位置の斜辺を、前
    記2等分線に平行、または、前記斜辺の延長上と前記内
    面かつ斜辺の外側の表面との角度を、前記2等分線と内
    面の表面との角度よりも小さく形成し、前記型枠内に打
    設されたコンクリートスラリが硬化したのち、前記外面
    用枠体を前記2等分線方向外側へ移動させて型枠から外
    パネルを製造することを特徴とするパネルの製造方
    法。
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US9259853B2 (en) 2011-02-02 2016-02-16 Anchor Wall Systems, Inc. Molds for producing concrete blocks with roughened surfaces; blocks made therefrom; and methods of use

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