JPH06207427A - 柱と大梁または大梁と小梁とのコンクリート打ち分け部構造 - Google Patents
柱と大梁または大梁と小梁とのコンクリート打ち分け部構造Info
- Publication number
- JPH06207427A JPH06207427A JP1821293A JP1821293A JPH06207427A JP H06207427 A JPH06207427 A JP H06207427A JP 1821293 A JP1821293 A JP 1821293A JP 1821293 A JP1821293 A JP 1821293A JP H06207427 A JPH06207427 A JP H06207427A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- girder
- concrete
- strength
- strength concrete
- partition plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
- On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 錆を発生させること無く、高強度コンクリー
トの柱と低強度コンクリートの大梁とを耐力大に一体化
できるようにする。 【構成】 高強度コンクリートで構築した柱１の外側面
と、柱１よりも低い強度のコンクリートで構築した大梁
１０の端面とを、柱１の外側面および大梁１０の端面そ
れぞれと一体化させるシャーコッターを備えたプレキャ
スト製仕切り板４を介して一体化する。
トの柱と低強度コンクリートの大梁とを耐力大に一体化
できるようにする。 【構成】 高強度コンクリートで構築した柱１の外側面
と、柱１よりも低い強度のコンクリートで構築した大梁
１０の端面とを、柱１の外側面および大梁１０の端面そ
れぞれと一体化させるシャーコッターを備えたプレキャ
スト製仕切り板４を介して一体化する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、高強度コンクリートと
低強度コンクリートとを併用して建物を構築するときに
採用する柱と大梁または大梁と小梁とのコンクリート打
ち分け部構造に関する。
低強度コンクリートとを併用して建物を構築するときに
採用する柱と大梁または大梁と小梁とのコンクリート打
ち分け部構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】上述のような高強度コンクリートで建物
を構築するときに、その高強度コンクリートは、コスト
が高いうえに粘性が高くて鏝押さえがしづらいために直
仕上げが困難で施工性が低下する不都合があり、効果的
に使用する必要がある。
を構築するときに、その高強度コンクリートは、コスト
が高いうえに粘性が高くて鏝押さえがしづらいために直
仕上げが困難で施工性が低下する不都合があり、効果的
に使用する必要がある。
【０００３】そこで、高強度コンクリートを最も有効に
利用するために、高強度コンクリートを鉛直部材である
柱に用い、一方、水平部材である大梁は低強度のコンク
リートを使用するとか、あるいは、高強度コンクリート
を強度が要求される大梁に用い、一方、小梁に低強度の
コンクリートを使用するといったことが考えられてい
る。
利用するために、高強度コンクリートを鉛直部材である
柱に用い、一方、水平部材である大梁は低強度のコンク
リートを使用するとか、あるいは、高強度コンクリート
を強度が要求される大梁に用い、一方、小梁に低強度の
コンクリートを使用するといったことが考えられてい
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように、柱と大梁あるいは大梁と小梁とでコンクリート
を打ち分ける結果、その高強度コンクリートと低強度コ
ンクリートとを強力に付着して一体化する必要がある
が、この打ち分け部分は構造耐力上極めて重要な部分で
あるため、従来一般にコンクリートどうしを一体化する
ために使用されているラス仕切りのようなものでは、そ
の開口からコンクリートが混ざり合うために不適切であ
り、また、このラス仕切りや、表面に凹凸を形成した鉄
板のような金属系のものでは、錆を発生する可能性が高
いために構造耐力上問題があった。
ように、柱と大梁あるいは大梁と小梁とでコンクリート
を打ち分ける結果、その高強度コンクリートと低強度コ
ンクリートとを強力に付着して一体化する必要がある
が、この打ち分け部分は構造耐力上極めて重要な部分で
あるため、従来一般にコンクリートどうしを一体化する
ために使用されているラス仕切りのようなものでは、そ
の開口からコンクリートが混ざり合うために不適切であ
り、また、このラス仕切りや、表面に凹凸を形成した鉄
板のような金属系のものでは、錆を発生する可能性が高
いために構造耐力上問題があった。
【０００５】本発明は、上述のような事情に鑑みてなさ
れたものであって、請求項１に係る発明の柱と大梁との
コンクリート打ち分け部構造は、錆を発生させること無
く、高強度コンクリートの柱と低強度コンクリートの大
梁とを耐力大に一体化できるようにすることを目的と
し、また、請求項２に係る発明の大梁と小梁とのコンク
リート打ち分け部構造は、錆を発生させること無く、高
強度コンクリートの大梁と低強度コンクリートの小梁と
を耐力大に一体化できるようにすることを目的とする。
れたものであって、請求項１に係る発明の柱と大梁との
コンクリート打ち分け部構造は、錆を発生させること無
く、高強度コンクリートの柱と低強度コンクリートの大
梁とを耐力大に一体化できるようにすることを目的と
し、また、請求項２に係る発明の大梁と小梁とのコンク
リート打ち分け部構造は、錆を発生させること無く、高
強度コンクリートの大梁と低強度コンクリートの小梁と
を耐力大に一体化できるようにすることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１に係る発明の柱
と大梁とのコンクリート打ち分け部構造は、上述のよう
な目的を達成するために、高強度コンクリートで構築し
た柱の外側面と、前記柱よりも低い強度のコンクリート
で構築した大梁の端面とを、前記柱の外側面および前記
大梁の端面それぞれと一体化させるシャーコッターを備
えたプレキャスト製仕切り板を介して一体化して構成す
る。
と大梁とのコンクリート打ち分け部構造は、上述のよう
な目的を達成するために、高強度コンクリートで構築し
た柱の外側面と、前記柱よりも低い強度のコンクリート
で構築した大梁の端面とを、前記柱の外側面および前記
大梁の端面それぞれと一体化させるシャーコッターを備
えたプレキャスト製仕切り板を介して一体化して構成す
る。
【０００７】また、請求項２に係る発明の大梁と小梁と
のコンクリート打ち分け部構造は、上述のような目的を
達成するために、高強度コンクリートで構築した大梁の
外側面と、前記大梁よりも低い強度のコンクリートで構
築した小梁の端面とを、前記大梁の外側面および前記小
梁の端面それぞれと一体化させるシャーコッターを備え
たプレキャスト製仕切り板を介して一体化して構成す
る。
のコンクリート打ち分け部構造は、上述のような目的を
達成するために、高強度コンクリートで構築した大梁の
外側面と、前記大梁よりも低い強度のコンクリートで構
築した小梁の端面とを、前記大梁の外側面および前記小
梁の端面それぞれと一体化させるシャーコッターを備え
たプレキャスト製仕切り板を介して一体化して構成す
る。
【０００８】
【作用】請求項１に係る発明の柱と大梁とのコンクリー
ト打ち分け部構造の構成によれば、高強度コンクリート
と低強度コンクリートとが混ざり合うことをプレキャス
ト製仕切り板で回避し、かつ、柱および大梁それぞれと
プレキャスト製仕切り板とをシャーコッターにより一体
化し、柱と大梁とをプレキャスト製仕切り板を介して一
体化することができる。
ト打ち分け部構造の構成によれば、高強度コンクリート
と低強度コンクリートとが混ざり合うことをプレキャス
ト製仕切り板で回避し、かつ、柱および大梁それぞれと
プレキャスト製仕切り板とをシャーコッターにより一体
化し、柱と大梁とをプレキャスト製仕切り板を介して一
体化することができる。
【０００９】また、請求項２に係る発明の大梁と小梁と
のコンクリート打ち分け部構造の構成によれば、高強度
コンクリートと低強度コンクリートとが混ざり合うこと
をプレキャスト製仕切り板で回避し、かつ、大梁および
小梁それぞれとプレキャスト製仕切り板とをシャーコッ
ターにより一体化し、大梁と小梁とをプレキャスト製仕
切り板を介して一体化することができる。
のコンクリート打ち分け部構造の構成によれば、高強度
コンクリートと低強度コンクリートとが混ざり合うこと
をプレキャスト製仕切り板で回避し、かつ、大梁および
小梁それぞれとプレキャスト製仕切り板とをシャーコッ
ターにより一体化し、大梁と小梁とをプレキャスト製仕
切り板を介して一体化することができる。
【００１０】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
【００１１】図１は、請求項１に係る発明の柱と大梁と
のコンクリート打ち分け部構造の実施例における型枠の
構成状態を示す概略斜視図、図２はコンクリート打ち分
け部構造の断面図、図３は、図２のＡ−Ａ線断面図であ
り、柱１の柱型枠２の三方の側面の上端部が切り欠か
れ、その切欠箇所に嵌め込む状態でＵ字状の梁型枠３の
先端が取り付けられ、その梁型枠３の梁底型枠３ａの先
端側箇所に載置する状態でプレキャスト製仕切り板４が
設けられるとともに、プレキャスト製仕切り板４の上部
側の周囲に補助型枠５が設けられている。
のコンクリート打ち分け部構造の実施例における型枠の
構成状態を示す概略斜視図、図２はコンクリート打ち分
け部構造の断面図、図３は、図２のＡ−Ａ線断面図であ
り、柱１の柱型枠２の三方の側面の上端部が切り欠か
れ、その切欠箇所に嵌め込む状態でＵ字状の梁型枠３の
先端が取り付けられ、その梁型枠３の梁底型枠３ａの先
端側箇所に載置する状態でプレキャスト製仕切り板４が
設けられるとともに、プレキャスト製仕切り板４の上部
側の周囲に補助型枠５が設けられている。
【００１２】プレキャスト製仕切り板４の所定箇所には
開口６が形成され、それらの開口６…それぞれに梁主筋
７が挿通されるとともに、プレキャスト製仕切り板４の
両面それぞれに近接する状態で、梁主筋７…の外側にフ
ープ筋８が取り付けられている。
開口６が形成され、それらの開口６…それぞれに梁主筋
７が挿通されるとともに、プレキャスト製仕切り板４の
両面それぞれに近接する状態で、梁主筋７…の外側にフ
ープ筋８が取り付けられている。
【００１３】プレキャスト製仕切り板４は、図４の要部
の拡大断面図、および、図５の要部の正面図それぞれに
示すように、その両面それぞれに、縦横に所定ピッチで
円形のシャーコッター９を形成して構成され、そして、
図４および図５には図示しないが、プレキャスト製仕切
り板４の所定箇所に前述した開口６…が形成されている
（図２および図３参照）。
の拡大断面図、および、図５の要部の正面図それぞれに
示すように、その両面それぞれに、縦横に所定ピッチで
円形のシャーコッター９を形成して構成され、そして、
図４および図５には図示しないが、プレキャスト製仕切
り板４の所定箇所に前述した開口６…が形成されている
（図２および図３参照）。
【００１４】そして、上述した柱型枠２およびプレキャ
スト製仕切り板４…で囲まれた空間に高強度コンクリー
ト（例えば、コンクリート強度が 600kg/cm2）が打設さ
れるとともに、梁型枠３や床型枠（図示せず）内に低強
度コンクリート（例えば、コンクリート強度が 450kg/c
m2）が打設されている。上記高強度コンクリートの打設
の手順としては、柱１の大梁１０の下面に等しいレベル
まで先に打設しておいてから打ち継ぐなど各種の手法が
可能である。
スト製仕切り板４…で囲まれた空間に高強度コンクリー
ト（例えば、コンクリート強度が 600kg/cm2）が打設さ
れるとともに、梁型枠３や床型枠（図示せず）内に低強
度コンクリート（例えば、コンクリート強度が 450kg/c
m2）が打設されている。上記高強度コンクリートの打設
の手順としては、柱１の大梁１０の下面に等しいレベル
まで先に打設しておいてから打ち継ぐなど各種の手法が
可能である。
【００１５】以上の構成により、高強度コンクリートで
構築した柱１の側面および低強度コンクリートで構築し
た大梁１０…それぞれの端面とプレキャスト製仕切り板
４とがシャーコッター９…により一体化され、柱１と大
梁１０…それぞれとがプレキャスト製仕切り板４を介し
て一体化されている。
構築した柱１の側面および低強度コンクリートで構築し
た大梁１０…それぞれの端面とプレキャスト製仕切り板
４とがシャーコッター９…により一体化され、柱１と大
梁１０…それぞれとがプレキャスト製仕切り板４を介し
て一体化されている。
【００１６】前述したプレキャスト製仕切り板４におけ
る、シャーコッター９などの一例を示せば、直径が30mm
で突出高さが５mmのシャーコッター９が、中心間のピッ
チが縦横に45mmになるように形成される。このシャーコ
ッター９の形状は円形に限らず多角形など各種の変更が
可能である。また、プレキャスト製仕切り板４の一方の
側面と他方の側面とで形状の異なるシャーコッターを形
成するようにしても良い。
る、シャーコッター９などの一例を示せば、直径が30mm
で突出高さが５mmのシャーコッター９が、中心間のピッ
チが縦横に45mmになるように形成される。このシャーコ
ッター９の形状は円形に限らず多角形など各種の変更が
可能である。また、プレキャスト製仕切り板４の一方の
側面と他方の側面とで形状の異なるシャーコッターを形
成するようにしても良い。
【００１７】上述プレキャスト製仕切り板４としては、
工場などで生産するものでも、各建設現場で生産するも
のでも良く、そして、その強度は、大梁１０のコンクリ
ート強度以上であれば良い。そのプレキャスト製仕切り
板４の生産にあたっては、シャーコッター９に対応する
凹凸を形成した上下型枠を用いるとともに、前述開口６
…に相当する箇所に上下型枠をわたる状態で筒体を設置
しておき、所定強度のコンクリートを打設して製作す
る。このとき、割れ止めの鉄筋を配筋しても良い。
工場などで生産するものでも、各建設現場で生産するも
のでも良く、そして、その強度は、大梁１０のコンクリ
ート強度以上であれば良い。そのプレキャスト製仕切り
板４の生産にあたっては、シャーコッター９に対応する
凹凸を形成した上下型枠を用いるとともに、前述開口６
…に相当する箇所に上下型枠をわたる状態で筒体を設置
しておき、所定強度のコンクリートを打設して製作す
る。このとき、割れ止めの鉄筋を配筋しても良い。
【００１８】上述実施例では、柱１に三本の大梁１０…
を一体化したコンクリート打ち分け部構造について説明
したが、角部であれば、柱１に二本の大梁１０を一体化
するものであり、また、中央部であれば、柱１に四本の
大梁１０を一体化するものであり、その一体化する大梁
１０の本数は何本でも良い。
を一体化したコンクリート打ち分け部構造について説明
したが、角部であれば、柱１に二本の大梁１０を一体化
するものであり、また、中央部であれば、柱１に四本の
大梁１０を一体化するものであり、その一体化する大梁
１０の本数は何本でも良い。
【００１９】図６は、請求項２に係る発明の大梁と小梁
とのコンクリート打ち分け部構造の実施例における型枠
の構成状態を示す概略斜視図であり、大梁の梁型枠１１
の両側面それぞれの所定箇所が切り欠かれ、その切欠部
に小梁の梁型枠１２の先端が嵌入されるとともに、小梁
の梁型枠１２の梁底型枠１２ａ上に載置する状態で、前
述の場合よりも小さい面積のプレキャスト製仕切り板４
ａが設けられている。プレキャスト製仕切り板４ａの構
成は先の実施例と同様であり、説明は省略する。そし
て、大梁の梁型枠１１内に高強度コンクリートが打設さ
れ、一方、小梁の梁型枠１２内に低強度コンクリートが
打設され、高強度コンクリートで構築した大梁の側面お
よび低強度コンクリートで構築した小梁それぞれの端面
とプレキャスト製仕切り板４ａとがシャーコッター９…
により一体化され、大梁と小梁それぞれとがプレキャス
ト製仕切り板４を介して一体化されるようになってい
る。このときのプレキャスト製仕切り板４の強度は、小
梁のコンクリート強度以上であれば良い。
とのコンクリート打ち分け部構造の実施例における型枠
の構成状態を示す概略斜視図であり、大梁の梁型枠１１
の両側面それぞれの所定箇所が切り欠かれ、その切欠部
に小梁の梁型枠１２の先端が嵌入されるとともに、小梁
の梁型枠１２の梁底型枠１２ａ上に載置する状態で、前
述の場合よりも小さい面積のプレキャスト製仕切り板４
ａが設けられている。プレキャスト製仕切り板４ａの構
成は先の実施例と同様であり、説明は省略する。そし
て、大梁の梁型枠１１内に高強度コンクリートが打設さ
れ、一方、小梁の梁型枠１２内に低強度コンクリートが
打設され、高強度コンクリートで構築した大梁の側面お
よび低強度コンクリートで構築した小梁それぞれの端面
とプレキャスト製仕切り板４ａとがシャーコッター９…
により一体化され、大梁と小梁それぞれとがプレキャス
ト製仕切り板４を介して一体化されるようになってい
る。このときのプレキャスト製仕切り板４の強度は、小
梁のコンクリート強度以上であれば良い。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１に係る発
明の柱と大梁とのコンクリート打ち分け部構造によれ
ば、高強度コンクリートと低強度コンクリートとの打ち
分けをプレキャスト製仕切り板によって行うから、錆発
生による耐力低下を回避でき、しかも、プレキャスト製
仕切り板を介し、そのシャーコッターにより、高強度コ
ンクリートの柱と低強度コンクリートの大梁とを強固に
一体化でき、耐力を十分に高めることができる。
明の柱と大梁とのコンクリート打ち分け部構造によれ
ば、高強度コンクリートと低強度コンクリートとの打ち
分けをプレキャスト製仕切り板によって行うから、錆発
生による耐力低下を回避でき、しかも、プレキャスト製
仕切り板を介し、そのシャーコッターにより、高強度コ
ンクリートの柱と低強度コンクリートの大梁とを強固に
一体化でき、耐力を十分に高めることができる。
【００２１】また、請求項２に係る発明の大梁と小梁と
のコンクリート打ち分け部構造によれば、高強度コンク
リートと低強度コンクリートとの打ち分けをプレキャス
ト製仕切り板によって行うから、錆発生による耐力低下
を回避でき、しかも、プレキャスト製仕切り板を介し、
そのシャーコッターにより、高強度コンクリートの大梁
と低強度コンクリートの小梁とを強固に一体化でき、耐
力を十分に高めることができる。
のコンクリート打ち分け部構造によれば、高強度コンク
リートと低強度コンクリートとの打ち分けをプレキャス
ト製仕切り板によって行うから、錆発生による耐力低下
を回避でき、しかも、プレキャスト製仕切り板を介し、
そのシャーコッターにより、高強度コンクリートの大梁
と低強度コンクリートの小梁とを強固に一体化でき、耐
力を十分に高めることができる。
【図１】請求項１に係る発明の柱と大梁とのコンクリー
ト打ち分け部構造の実施例における型枠の構成状態を示
す概略斜視図である。
ト打ち分け部構造の実施例における型枠の構成状態を示
す概略斜視図である。
【図２】コンクリート打ち分け部構造の断面図である。
【図３】図２のＡ−Ａ線断面図である。
【図４】要部の拡大断面図である。
【図５】要部の正面図である。
【図６】請求項２に係る発明の大梁と小梁とのコンクリ
ート打ち分け部構造の実施例における型枠の構成状態を
示す概略斜視図である。
ート打ち分け部構造の実施例における型枠の構成状態を
示す概略斜視図である。
１…柱 ４…プレキャスト製仕切板 ９…シャーコッター １０…大梁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桶谷 正博 大阪市中央区本町四丁目１番13号 株式会 社竹中工務店大阪本店内
Claims (2)
- 【請求項１】 高強度コンクリートで構築した柱の外側
面と、前記柱よりも低い強度のコンクリートで構築した
大梁の端面とを、前記柱の外側面および前記大梁の端面
それぞれと一体化させるシャーコッターを備えたプレキ
ャスト製仕切り板を介して一体化してあることを特徴と
する柱と大梁とのコンクリート打ち分け部構造。 - 【請求項２】 高強度コンクリートで構築した大梁の外
側面と、前記大梁よりも低い強度のコンクリートで構築
した小梁の端面とを、前記大梁の外側面および前記小梁
の端面それぞれと一体化させるシャーコッターを備えた
プレキャスト製仕切り板を介して一体化してあることを
特徴とする大梁と小梁とのコンクリート打ち分け部構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01821293A JP3197091B2 (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | 柱と大梁または大梁と小梁とのコンクリート打ち分け部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01821293A JP3197091B2 (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | 柱と大梁または大梁と小梁とのコンクリート打ち分け部構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06207427A true JPH06207427A (ja) | 1994-07-26 |
| JP3197091B2 JP3197091B2 (ja) | 2001-08-13 |
Family
ID=11965347
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP01821293A Expired - Fee Related JP3197091B2 (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | 柱と大梁または大梁と小梁とのコンクリート打ち分け部構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3197091B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016160617A (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-05 | 三井住友建設株式会社 | 複合梁及びこれを構成するＰＣａ複合梁部材並びに複合ラーメン構造 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106403847B (zh) * | 2015-07-31 | 2019-04-16 | 北京航天计量测试技术研究所 | 一种双轴光电自准直仪光电传感器正交度调整方法 |
| KR102656112B1 (ko) * | 2021-07-21 | 2024-04-11 | 권중현 | 게임 카드 |
-
1993
- 1993-01-08 JP JP01821293A patent/JP3197091B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016160617A (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-05 | 三井住友建設株式会社 | 複合梁及びこれを構成するＰＣａ複合梁部材並びに複合ラーメン構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3197091B2 (ja) | 2001-08-13 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3219644U (ja) | 基礎構造および建築物 | |
| JPH06207427A (ja) | 柱と大梁または大梁と小梁とのコンクリート打ち分け部構造 | |
| JPH05287901A (ja) | 階段の構築方法 | |
| WO2002018725A1 (en) | Crux-bar concrete structure | |
| JPH04222742A (ja) | 複合梁 | |
| JPH10311041A (ja) | プレキャストコンクリート柱の柱脚基礎 | |
| JPH0728269Y2 (ja) | プレキヤスト梁 | |
| JP2004124485A (ja) | 型枠コンクリートブロックを使用した建築構造物に対する床面や梁材等の造成工法 | |
| JP2004250904A (ja) | 既存建物の耐震補強方法 | |
| JPH04143338A (ja) | 打ち込み型枠による制振構造用柱の構築方法 | |
| JP2000309998A (ja) | プレキャストコンクリート型枠及びこれを用いた構造体 | |
| JPS6347244Y2 (ja) | ||
| US3779505A (en) | Apparatus for simultaneously precasting a plurality of structural members | |
| JPH03279533A (ja) | ラーメン式ｒｃ造超高層建物の施工法 | |
| JPH0447737B2 (ja) | ||
| JP2972955B2 (ja) | 柱と梁の接合工法およびその構造 | |
| JP2556389B2 (ja) | 耐震壁の構築方法 | |
| JPH0634498Y2 (ja) | プレストレスト・プレキャストコンクリート梁 | |
| JP2952778B2 (ja) | 壁式ｐｃ造高層建物 | |
| JP2531050B2 (ja) | Ｒｃ構造物の柱・梁仕口部の施工方法 | |
| JPH0823148B2 (ja) | 落し込み鉄骨柱脚 | |
| JPH09317000A (ja) | 柱と梁との接合方法及び柱と梁との接合構造 | |
| JPH05230935A (ja) | プレキャストコンクリート製梁型枠部材 | |
| JPH05171682A (ja) | Ｒｃ構造物の柱・梁接合部構造 | |
| JP2651506B2 (ja) | 地中梁の施行方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |