JP2523245Y2 - 多面削り用横フライス盤 - Google Patents
多面削り用横フライス盤Info
- Publication number
- JP2523245Y2 JP2523245Y2 JP1992016187U JP1618792U JP2523245Y2 JP 2523245 Y2 JP2523245 Y2 JP 2523245Y2 JP 1992016187 U JP1992016187 U JP 1992016187U JP 1618792 U JP1618792 U JP 1618792U JP 2523245 Y2 JP2523245 Y2 JP 2523245Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bed
- chamfering
- work
- axis direction
- positioning
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Milling Processes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】金属板材の側面四面の加工に加え
て上下、左右の角部の面取り加工のできる多面削り用横
フライスに関する。
て上下、左右の角部の面取り加工のできる多面削り用横
フライスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から金属板材などの加工物(以下、
ワークという。)の側面や角部をフライス盤で加工する
場合は、フェイスミルカッターを横フライス盤に取り付
け、側面四面を加工し、フェイスミルカッターに代えて
面取りカッターを取着し、角部の面取り加工を施してい
たものであり、段取りに手間取ることとなり、ワークが
大きく重くなればなるほど該段取りが煩雑かつ危険なも
のであった。
ワークという。)の側面や角部をフライス盤で加工する
場合は、フェイスミルカッターを横フライス盤に取り付
け、側面四面を加工し、フェイスミルカッターに代えて
面取りカッターを取着し、角部の面取り加工を施してい
たものであり、段取りに手間取ることとなり、ワークが
大きく重くなればなるほど該段取りが煩雑かつ危険なも
のであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記に鑑み、
大型のワークでも側面の加工と角部の面取り加工が簡便
にできる多面削り用横フライス盤を提供するものであ
る。
大型のワークでも側面の加工と角部の面取り加工が簡便
にできる多面削り用横フライス盤を提供するものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の多面削り用横フ
ライス盤は、フェイスミルカッターを軸支するミーリン
グユニットと、面取りカッターを軸支する面取りユニッ
トとを各個にベッドのY軸方向に前後進自在にサドル上
に案内し、該サドルをベッド上に該ベッドのX軸方向に
往復動自在に案内し、該ベッドに対向してワークを位置
決め固定するテーブルの上面に、直角二面による位置決
め手段と、吸磁面と、空気の吐出口とを配設して成る多
面削り用横フライス盤において、面取りユニットが下部
に下面取りカッターをY軸方向の回転主軸を中心に回動
自在に軸支し、上部に上面取りカッターを鉛直線上に昇
降自在にかつY軸方向の回転主軸を中心に回動自在に軸
支したものから成り、テーブル上の位置決め手段が、テ
ーブルの長手方向一端に立設する固定ストッパーに対
し、これと直角に配設される所要数の位置決めストッパ
ーを、ベッド側のテーブルの側方において、該側方より
所要のはみ出し位置に位置決め面を有し、短手方向の水
平軸を中心に揺動自在に軸支されて成るものから成る。
ライス盤は、フェイスミルカッターを軸支するミーリン
グユニットと、面取りカッターを軸支する面取りユニッ
トとを各個にベッドのY軸方向に前後進自在にサドル上
に案内し、該サドルをベッド上に該ベッドのX軸方向に
往復動自在に案内し、該ベッドに対向してワークを位置
決め固定するテーブルの上面に、直角二面による位置決
め手段と、吸磁面と、空気の吐出口とを配設して成る多
面削り用横フライス盤において、面取りユニットが下部
に下面取りカッターをY軸方向の回転主軸を中心に回動
自在に軸支し、上部に上面取りカッターを鉛直線上に昇
降自在にかつY軸方向の回転主軸を中心に回動自在に軸
支したものから成り、テーブル上の位置決め手段が、テ
ーブルの長手方向一端に立設する固定ストッパーに対
し、これと直角に配設される所要数の位置決めストッパ
ーを、ベッド側のテーブルの側方において、該側方より
所要のはみ出し位置に位置決め面を有し、短手方向の水
平軸を中心に揺動自在に軸支されて成るものから成る。
【0005】
【作用】上面取りカッターは所要ストローク昇降自在に
軸支されるから、ワークの肉厚の厚薄のに即応して上下
の各角部の面取り加工に供されるとともに、左右の各角
部の面取り加工を行い、テーブル側方の位置決めストッ
パーは、ワークの位置決め後、ワーク側方の加工に干渉
しない位置に回動退避する。
軸支されるから、ワークの肉厚の厚薄のに即応して上下
の各角部の面取り加工に供されるとともに、左右の各角
部の面取り加工を行い、テーブル側方の位置決めストッ
パーは、ワークの位置決め後、ワーク側方の加工に干渉
しない位置に回動退避する。
【0006】
【実施例】本考案を実施例により説明すると、図1に示
すようにベッド1上の左右方向、すなわちX軸方向に往
復動自在に案内されるサドル2にはミーリングユニット
3と面取りユニット4がそれぞれ各個に前後方向、すな
わちY軸方向に前後進自在に案内され、ミーリングユニ
ット3にはフェイスミルカッター5がY軸方向の回転主
軸を中心に回動自在に軸支され、面取りユニット4には
下面取りカッター6が所要の下部位置(後述するテーブ
ル8のワーク係載面との関係で決定される。)にY軸方
向の回転主軸を中心に回動自在に軸支され、上部には上
面取りカッター7が上下方向、すなわちZ軸方向に昇降
自在にかつY軸方向の回転主軸を中心に回動自在に軸支
される。ベッド1に所要の間隔を配して対向配置するテ
ーブル8の上面には電磁チャック9の吸磁面を配列する
とともに、空気の吐出口10を所要数開口配設し、長手
方向(X軸方向)の一端部(左側)には固定ストッパー
であるサイドガイドストッパー11を係着し、ベッド側
側方(加工面)の所要位置には図2に示すように、該側
方より所要のはみ出し位置に位置決め面を有し、短手方
向(Y軸方向)の水平軸を中心に矢印方向に揺動する位
置決めストッパー12を揺動自在に軸支して成る。
すようにベッド1上の左右方向、すなわちX軸方向に往
復動自在に案内されるサドル2にはミーリングユニット
3と面取りユニット4がそれぞれ各個に前後方向、すな
わちY軸方向に前後進自在に案内され、ミーリングユニ
ット3にはフェイスミルカッター5がY軸方向の回転主
軸を中心に回動自在に軸支され、面取りユニット4には
下面取りカッター6が所要の下部位置(後述するテーブ
ル8のワーク係載面との関係で決定される。)にY軸方
向の回転主軸を中心に回動自在に軸支され、上部には上
面取りカッター7が上下方向、すなわちZ軸方向に昇降
自在にかつY軸方向の回転主軸を中心に回動自在に軸支
される。ベッド1に所要の間隔を配して対向配置するテ
ーブル8の上面には電磁チャック9の吸磁面を配列する
とともに、空気の吐出口10を所要数開口配設し、長手
方向(X軸方向)の一端部(左側)には固定ストッパー
であるサイドガイドストッパー11を係着し、ベッド側
側方(加工面)の所要位置には図2に示すように、該側
方より所要のはみ出し位置に位置決め面を有し、短手方
向(Y軸方向)の水平軸を中心に矢印方向に揺動する位
置決めストッパー12を揺動自在に軸支して成る。
【0007】このようにして成る多面削り用横フライス
盤aは、ワーク13をテーブル8上に載置し、圧力空気
(5kg/cm2以下)を吐出口10より噴出させ、テ
ーブル8のフリーの側端方向(図2の左方向)からワー
ク13の左側端部をサイドガイドストッパー11に係着
し、その状態で長手方向の加工面がテーブル8の側端よ
りはみ出し状になるように位置決めストッパー12の位
置決め面まで押し込み移動し、位置決め後、圧力空気の
噴出を停止し、電磁チャック9に通電し、ワーク13を
磁力でテーブル8に固着するものである。ワーク固定
後、各面の加工運転に入るものであるが、ワークの長
さ、ワークの厚み、上面取り量、下面取り量、縦面取り
量、表面仕上げ量等をパラメータとしてX軸、Y軸、Z
軸の各軸をプログラムによりNC制御し、自動加工運転
するものである。すなわち、加工開始と同時に位置決め
ストッパー12は、各カッターと干渉しない位置に回動
退避し、ワーク13の各側面はミーリングユニット3の
フェイスミルカッター5で加工され、上下角部の面取り
は所要の切込み位置で上面取りカッター7と下面取りカ
ッター6のY軸を固定し、各カッター6、7を回転さ
せ、X軸を移動させることにより、1工程で処理でき、
左右各角部の縦面取りはそれぞれの角部加工位置でX軸
を固定し、上面取りカッター7をZ軸方向に上下させる
ことにより加工することができる。一面の加工が完了し
たら電磁チャック9を脱磁し、吐出口10より圧力空気
を噴出させ、ワーク13を簡単に回転移動させ、他面を
加工位置にセットし、圧力空気の噴出を停止して電磁チ
ャック9でワーク13をテーブル8に固定し、他面の各
加工を行うものである。以下、順次に同様の加工要領で
各面が加工され、図3に示すようにワーク13は仕上げ
られるものである。
盤aは、ワーク13をテーブル8上に載置し、圧力空気
(5kg/cm2以下)を吐出口10より噴出させ、テ
ーブル8のフリーの側端方向(図2の左方向)からワー
ク13の左側端部をサイドガイドストッパー11に係着
し、その状態で長手方向の加工面がテーブル8の側端よ
りはみ出し状になるように位置決めストッパー12の位
置決め面まで押し込み移動し、位置決め後、圧力空気の
噴出を停止し、電磁チャック9に通電し、ワーク13を
磁力でテーブル8に固着するものである。ワーク固定
後、各面の加工運転に入るものであるが、ワークの長
さ、ワークの厚み、上面取り量、下面取り量、縦面取り
量、表面仕上げ量等をパラメータとしてX軸、Y軸、Z
軸の各軸をプログラムによりNC制御し、自動加工運転
するものである。すなわち、加工開始と同時に位置決め
ストッパー12は、各カッターと干渉しない位置に回動
退避し、ワーク13の各側面はミーリングユニット3の
フェイスミルカッター5で加工され、上下角部の面取り
は所要の切込み位置で上面取りカッター7と下面取りカ
ッター6のY軸を固定し、各カッター6、7を回転さ
せ、X軸を移動させることにより、1工程で処理でき、
左右各角部の縦面取りはそれぞれの角部加工位置でX軸
を固定し、上面取りカッター7をZ軸方向に上下させる
ことにより加工することができる。一面の加工が完了し
たら電磁チャック9を脱磁し、吐出口10より圧力空気
を噴出させ、ワーク13を簡単に回転移動させ、他面を
加工位置にセットし、圧力空気の噴出を停止して電磁チ
ャック9でワーク13をテーブル8に固定し、他面の各
加工を行うものである。以下、順次に同様の加工要領で
各面が加工され、図3に示すようにワーク13は仕上げ
られるものである。
【0008】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、ワークの
肉厚の厚薄に即応して簡易に上下各角部の面取り加工が
できるばかりでなく、左右各角部の縦面取り加工も簡易
にできるものであり、また、テーブル上へのワーク設定
は十分なスペースのある側から加工側に加工面を押し込
む状態で位置決めできるとともに、加工面側の位置決め
端を加工時に退避できるなど、位置決めに伴う能率を向
上するなどの効果を奏する。
肉厚の厚薄に即応して簡易に上下各角部の面取り加工が
できるばかりでなく、左右各角部の縦面取り加工も簡易
にできるものであり、また、テーブル上へのワーク設定
は十分なスペースのある側から加工側に加工面を押し込
む状態で位置決めできるとともに、加工面側の位置決め
端を加工時に退避できるなど、位置決めに伴う能率を向
上するなどの効果を奏する。
【図1】本考案に係わる多面削り用横フライス盤の要部
を示す概略斜視図である。
を示す概略斜視図である。
【図2】位置決めストッパーの取付け状態を示す説明図
である。
である。
【図3】ワークの仕上げ加工状態の斜視図である。
1 ベッド 2 サドル 3 ミーリングユニット 4 面取りユニット 5 フェイスミルカッター 6 下面取りカッター 7 上面取りカッター 8 テーブル 9 電磁チャック 10 吐出口 11 サイドガイドストッパー 12 位置決めストッパー 13 ワーク a 多面削り用横フライス盤
Claims (1)
- 【請求項1】 フェイスミルカッターを軸支するミーリ
ングユニットと、面取りカッターを軸支する面取りユニ
ットとを各個にベッドのY軸方向に前後進自在にサドル
上に案内し、該サドルをベッド上に該ベッドのX軸方向
に往復動自在に案内し、該ベッドに対向してワークを位
置決め固定するテーブルの上面に、直角二面による位置
決め手段と、吸磁面と、空気の吐出口とを配設して成る
多面削り用横フライス盤において、面取りユニットが下
部に下面取りカッターをY軸方向の回転主軸を中心に回
動自在に軸支し、上部に上面取りカッターを鉛直線上に
昇降自在にかつY軸方向の回転主軸を中心に回動自在に
軸支したものから成り、テーブル上の位置決め手段が、
テーブルの長手方向一端に立設する固定ストッパーに対
し、これと直角に配設される所要数の位置決めストッパ
ーを、ベッド側のテーブルの側方において、該側方より
所要のはみ出し位置に位置決め面を有し、短手方向の水
平軸を中心に揺動自在に軸支されて成るものから成る多
面削り用横フライス盤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992016187U JP2523245Y2 (ja) | 1992-02-17 | 1992-02-17 | 多面削り用横フライス盤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992016187U JP2523245Y2 (ja) | 1992-02-17 | 1992-02-17 | 多面削り用横フライス盤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0617816U JPH0617816U (ja) | 1994-03-08 |
JP2523245Y2 true JP2523245Y2 (ja) | 1997-01-22 |
Family
ID=11909518
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992016187U Expired - Lifetime JP2523245Y2 (ja) | 1992-02-17 | 1992-02-17 | 多面削り用横フライス盤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2523245Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA956823A (en) * | 1971-11-26 | 1974-10-29 | Douglas L. Sprung | Milling machine |
JPS51123988A (en) * | 1975-04-22 | 1976-10-29 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | Multi-head edge preparation device |
JPS56151729U (ja) * | 1980-03-18 | 1981-11-13 | ||
JPS5889220U (ja) * | 1981-12-07 | 1983-06-16 | 長岡工機株式会社 | 自動開先加工機 |
-
1992
- 1992-02-17 JP JP1992016187U patent/JP2523245Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0617816U (ja) | 1994-03-08 |
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