JP2523095B2 - 安全用シ−トベルト装置に用いられる、ラツチヘツドを備える滑り部材の固定装置 - Google Patents

安全用シ−トベルト装置に用いられる、ラツチヘツドを備える滑り部材の固定装置

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JP2523095B2
JP2523095B2 JP61175435A JP17543586A JP2523095B2 JP 2523095 B2 JP2523095 B2 JP 2523095B2 JP 61175435 A JP61175435 A JP 61175435A JP 17543586 A JP17543586 A JP 17543586A JP 2523095 B2 JP2523095 B2 JP 2523095B2
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B60R22/04Passive restraint systems, i.e. systems both applied and removed automatically, e.g. by movement of the vehicle door
    • B60R22/06Passive restraint systems, i.e. systems both applied and removed automatically, e.g. by movement of the vehicle door having the belt or harness connected to a member slidable in a vehicle-mounted track

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車の安全用シートベルト装置に関するも
ので、特に、このような装置の構成に含まれる滑り部材
の固定装置に関するものである。
従来の技術 自動車の座席の安全用シートベルトとして用いられる
ラッチヘッドを備える滑り部材の固定装置は既に知られ
ている。これは、一端が巻き取り装置に巻き込まれる、
たすき掛けされる帯で、他方の自由端にはラッチヘッド
に咬み合う輪が取り付けられている。滑り部材は車体に
固定されたガイド兼固定用レール内を待機位置と動作位
置の間で移動可能なように取り付けられている。待機位
置では運転者が座席に乗り込むのに対し、動作位置では
運転者が座席に固定される。滑り部材は、この滑り部材
を駆動手段に結びつけるベルトを備えた操作手段により
操作される。固定装置はさらに動作位置でラッチヘッド
に組み合わされる、車体にしっかりと固定されたラッチ
ヘッド支持部材を備えている。これは、ラッチヘッドに
及ぼされる大きな引っ張り力に耐えられるようにするた
めである。
しかし、上記の固定装置にはかなりの数の欠点があ
る。特に自動車の乗客の安全の点で問題がある。例え
ば、自動車を旋回させる際の事故の場合である。と言う
のは、動作位置での滑り部材の固定は操作手段によって
しか保証されないからである。
文献DE A 3105 480、DE A 3019 158、DE A 2942 20
7、GB A 2024 606によれば、ガイド兼固定用レールに平
行な方向に滑り部材が移動するのを妨げるようにされ
た、滑り部材を動作位置で固定させる手段を備える、滑
り部材の固定装置が知られている。
しかし、これら固定装置の構成は、動作位置にあると
きに滑り部材の固定を確実に行なえるようにはなってい
ない。
本発明の目的は従って上述の問題点を解決することで
ある。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するための本発明は、自動車の座席
の安全用シートベルト装置に特に用いられ、ラッチヘッ
ド(6)を備える滑り部材の固定装置であって、一端は
巻き取り装置(2)に巻き込まれるたすきとなり、他方
の自由端には上記ラッチヘッド(6)と組合わされる輪
(3,56)を取り付けてある帯(1)を備えるタイプのも
ので、上記滑り部材は自動車(V)の車体に固定された
ガイド兼固定用レール(5)内を移動可能に取り付けら
れ、移動は、運転者が座席(S)に乗り込む場合である
待機位置と該運転者を該座席に固定する動作位置の間
で、上記滑り部材を駆動手段に結びつけるベルト(13)
を備える操作手段により行なわれ、上記自動車の車体に
しっかりと固定されたラッチヘッド(6)の支持部材
は、上記ラッチヘッドに及ぼされる引っ張り力に耐えら
れるよう、動作位置で上記ラッチヘッドと組み合わさ
れ、上記固定装置は、動作位置で上記滑り部材の締結手
段(32)を備え、該締結手段(32)は、該滑り部材の上
記ガイド兼固定用レール(5)に平行な方向への移動を
妨げるように取り付けられており、上記ラッチヘッド支
持部材は上記ガイド兼固定用レール(5)と上記滑り部
材の駆動手段との間に配置されている上記固定装置にお
いて、上記ラッチヘッド支持部材は前面(26)をもつケ
ース(25)を備え、該前面にはスリット(27)が設けら
れており、該スリットを通して上記ラッチヘッド(16)
が突出し、上記スリットの縁は2つの面の間の幅を規定
し、該2つの面は、上記ラッチヘッドと組み合わさって
該ラッチヘッドに及ぼされる引っ張り力を受け、上記ス
リット(27)は第1の穴(28)に通じており、該穴は上
記ケース(25)の第1の側面(29)に設けられ、上記滑
り部材が通過できるよう上記ガイド兼固定用レール
(5)と同一の線に並べられ、上記ケース(25)は該ケ
ースの第2の側面(31)に設けられた第2の穴(30)を
備え、該穴は上記ベルト(13)の一部が通過できるよう
にされており、上記締結手段は、上記ケースの前面(2
6)に設けられた開口部(35、36)内に配置された締結
装置(33、34)少なくともひとつからなり、該締結装置
(33、34)は隠れた位置と固定位置との間を移動できる
ように取り付けられ、該隠れた位置では動作位置にある
上記ラッチヘッド(6)の出し入れが可能であり、該固
定位置では上記締結装置の動作部分は上記ラッチヘッド
(6)の開口部と組み合わさって上記ラッチヘッドを動
作位置にとどめておく。
実施例 第1図は自動車Vの概略図である。運転者の座席Sに
はシートベルト装置が備えられている。
シートベルトは帯1を備えている。この帯1はたすき
となって一端が座席Sの内側に設けられた巻き取り装置
2に巻き込まれるようになっている。帯1の、巻き取り
装置2の反対側の自由端には輪3が設けてある。この輪
3は滑り部材(不図示)に固定されたラッチヘッドと組
み合うようになっている。滑り部材は車のドア4の周囲
に沿って設けた凹型のガイド兼固定用レール5内を移動
する。ガイド兼固定用レール5の一部は自動車Vの車体
の縦枠に設けられている。他の部分はドア枠のくぼみの
上方で屋根の外縁部に固定されている。
上記の滑り部材は、ガイド兼固定用レール内で、第1
図に点線で示された待機位置と実線で示された動作位置
の間を移動できるように取り付けてある。滑り部材が待
機位置にあるときに運転者が座席に乗り込むのに対し、
動作位置では運転者が座席に固定される。滑り部材は、
駆動手段にこの滑り部材を結びつけるベルトを備えた操
作手段(不図示)により操作される。滑り部材の動作位
置には、車体にしっかりと固定されてラッチヘッド支持
部材がラッチヘッドと組み合うように設けてある。これ
は、ラッチヘッドに及ぼされる大きな引っ張り力に耐え
られるようにするためである。
第2図からわかるように、滑り部材は、第1のくり抜
き7と第2のくり抜き8のあるラッチヘッド6を備えて
いる。第1のくり抜き7はシートベルトの帯に固定され
た輪と組み合わさるようになっている。第2のくり抜き
8の機能は以下に述べる。ラッチヘッド6は軸9に関節
接合されている。軸9の両端はそれぞれ通し穴9a、9bが
設けてある平面部となっている。接合用突起10a、10bは
それぞれ、軸9の通し穴9a、9bの中を移動することがで
きる。突起10a、10bはスライド11、12に固定されてお
り、スライド11、12には両端に穴が設けてあって、その
中を滑り部材の操作手段の一部をなすベルト13が通され
ている。スライド11、12はガイド兼固定用レールおよび
操作手段と組み合わさるので滑り部材をレールに沿って
移動させることができる。
第3図により特によくわかることだが、突起10a、10b
は軸9に対してほぼ垂直に伸びている。
操作装置14もスライド11、12と同様に、両端の穴をベ
ルト13が通っている。この操作装置14には斜面部15a、1
5bが設けてある。この部分の機能を以下に説明する。
各スライド(第4図)はガイドレールにはまり込む座
金16を備えている。この座金16からはガイドレールから
突出する鉤17が伸びている。鉤17の端部は2本の枝18、
19に分かれている。枝18、19の間に軸の端の対応する平
面部がはめ込まれると同時に対応する突起が枝18、19の
中に伸びている。
ラッチヘッド6は一枚の金属板を180度折り曲げたも
ので、曲げられた部分が丸い膨らみ20となっている。こ
の膨らみ20はほぼ円筒形で、この中を軸9が通る。膨ら
み20からは輪と組み合わさる平面部21が伸びている。ラ
ッチヘッド6は軸9上で軸方向に動きを制限される。こ
れにはよく知られた装置を使用する。図ではこの装置は
省略してある。ラッチヘッド6はガイドレールとほぼ平
行に軸X−X(第2図)のまわりに関節接合されてい
る。
第5図からわかるように、滑り部材は、構造が上記の
ようになっているため、肘のようになっている部分を通
ることができる。この肘部はガイドレールの、車体の縦
枠とドア枠のくぼみの上方で屋根の外縁となっている部
分とを接続する部分で、カーブはかなりきつい。実際、
滑り部材は、上記の構成となっていることで半径が約40
mmの肘部を通過することができる。
上記の実施例ではラッチヘッドは軸に関節接合され、
しかもこの軸が2つのスライドにさらに関節接合されて
いる。ラッチヘッドはしかし、ガイドレール内を移動す
るたった1個のスライドに固定された軸に関節接合され
る構成とすることも可能である。
第6図にはそのような滑り部材の固定装置を示す。こ
の滑り部材固定装置はラッチヘッド支持部材を備えてい
る。このラッチヘッド支持部材は、運転者が座席に固定
された動作位置では車体にしっかりと固定される。これ
は、ラッチヘッドに及ぼされる大きな引っ張り力に耐え
られるようにするためである。ラッチヘッド支持部材は
ケース25となっており、その前面26にはスリット27が設
けてある。このスリットを通してラッチヘッドが顔を出
す。スリットの両縁部は、ラッチヘッド、特にラッチヘ
ッドの膨らみ20が組み合わさる両端の面となっていて、
その面にラッチヘッドに及ぼされた引っ張り力が伝達さ
れる。スリットは滑り部材が通れるように、ケースの第
1の側面29内に設けられていて、ガイド兼固定用レール
5と同じ線上にある第1の穴28に通じている。
ケース25はこのケースの第2の側面31内に設けられた
第2の穴30も備えている。この穴30は滑り部材と駆動手
段の間にまたがって伸びているベルトの一部を通す目的
で設けられている。
上記の固定装置は、動作位置にあるときに滑り部材が
ガイドレールと平行な方向へ移動するのを妨げる、滑り
不在の締結手段32を備えている。
この締結手段32は少なくともひとつの締結装置からな
る。図示の実施例では、ケースの前面26に設けられた開
口部35、36の中に2台の締結装置33、34が配置されてい
る。これら締結装置は隠れた位置と固定位置との間を移
動できるように取り付けてある。隠れた位置では動作位
置にあるラッチヘッドの出し入れが可能であり、固定位
置では締結装置の動作部分がラッチヘッドの開口部に組
み合わさりラッチヘッドを動作位置に保とうとする。
第6図に示されているように、締結装置33、34はスリ
ット27の両側で、その縁部に設けられた開口部35、36に
配置されている。
第7図には第6図の切断線A−Aで切断した断面図が
示されている。この図では滑り部材は動作位置、すなわ
ちケース25にはまった状態を示す。ラッチヘッド6は、
スリット27を通してケース25から突出する。ラッチヘッ
ドの膨らみ20はケースの両端面を決めるスリットの端部
に支えられる。
第7図からわかるように、ケースの第1の穴28と第2
の穴30は前面26から異なった距離に設けてある。その結
果、滑り部材から第2の穴までの幅をもつベルト13は曲
げられて、ケースの前面に対して斜めに拡がることにな
る。これは、滑り部材を動作位置からずらすためにベル
トに圧力が加えられたときに滑り部材がケース25の奥に
押しやられるようにするためである。
以下に、第8〜13図を参照して、上記の固定装置の動
作をより詳しく説明する。
第8図は締結装置が隠れた位置にある状態を示す。こ
の図からわかるように、ラッチヘッド6は、スリット27
を通してケース25から突出する。ラッチヘッドの膨らみ
20は、ラッチヘッドをケース25から引き出そうとする引
っ張り力がラッチヘッドに加わったときにスリット27の
縁に支えられる。ケース25は、このケースに固定された
2つの部材37を備える内部装置を備えている。2つの部
材の間にはラッチヘッドの膨らみ20が位置する。
締結装置33、34はケース25と内部装置の部材37との間
に設けられている。
各締結装置は一枚の金属板の一端を一部90度曲げて鉤
としたものである。この鉤が動作部となり、固定位置に
あるときラッチヘッドのくり抜きの中にはまり込む。締
結装置33、34は互いに同等であるので、締結装置34につ
いてのみ以下に詳述する。
締結装置34は90度曲げられた部分38を備えている。こ
の部分が、開口部36を通してケース25から突出する。開
口部はこの目的のためにケースの前面に設けられてい
る。締結装置の中央部は関節接合部となっている。この
部分は対向する部分に支えられる第1のへこみ39からな
る。対向する部分は内部装置の対応する部材37の第1の
突起40となっている。締結装置34の他端は支持用第1の
部分となっている。この面は、締結装置を隠れた位置に
向かわせる弾性手段42と組み合わさっている第2のねこ
み41と第2の支持部とからなる。この第2の支持部は締
結装置の平面部43からなっており、第2図、第3図に関
連して説明した操作装置14と組み合さるようになってい
て、しかも締結装置を固定位置に保っておくために、滑
り部材に固定されている。
各締結装置の第1と第2の支持部は金属板の両面に形
成されていること、および弾性手段はU字形のバネ42で
あることが望ましく、その枝は2つの締結装置の第1の
支持部に支えられてその部分にケースの内側へ向かう作
用を及ぼし、各締結装置を隠れた位置に導く。
関節接合部と各締結装置の第2の支持部は、この締結
装置のケースの内側を向いている面に形成されている。
各締結装置は関節接合部と第2の支持部の間に第2の
突起44を備えている。この第2の突起44は、締結装置が
隠れた位置にあるときに、内部装置の対応する部材の中
に設けられたくぼみ45に支えられる。第2の突起は、締
結装置の第1の支持部を構成する第2のへこみ41の裏側
の位置に設けてある。
第8図からわかるように、滑り部材を操作手段に接続
するベルト13は2つの締結装置の第2の支持部の間に設
けてある。
第9図を参照すれば、滑り部材がケースに、より深く
はまるときには操作装置14、特に操作装置の斜面15a、1
5bが締結装置33、34の第2の支持部43から離れることが
わかる。第2の支持部43は、ばね42の作用により、90度
折り曲げられて鉤を形成している部分がラッチヘッド6
に近づくように、対応する関節接合部のまわりをシーソ
ー運動する。
滑り部材がケースにはまったままであると(第10
図)、操作装置14は締結装置33、34の第2の支持部から
ますます離れる。その結果、90度に曲げられた部分38は
ラッチヘッド6の平面部分に支えられるようになる。こ
の位置では、締結装置の第1のへこみ39はもはや内部装
置の突起40に支えられず、バネ42が締結装置33、34をこ
の位置に保つ力を及ぼす。
ラッチヘッドのくり抜き8(第11図、第12図)が鉤を
形成している曲げられた部分38と向かい合う位置にくる
と、操作装置14は締結装置の第2の支持部に対する位置
にあるままで、バネ42が、90度曲げられた部分がくり抜
き8の中に入るように力を及ぼす。力による移動が終了
すると(第12図)、 各締結装置33、34は第1へこみ39により内部装置の対
応する突起40で支えられ、第2の支持部43は操作装置14
を介して、他方の締結装置の対応する面に対する位置に
保たれる。第1の支持面である第2のへこみ41は、バネ
42の作用を受ける。このバネは締結装置を互いに近づ
け、従って90度に曲げられた部分38をラッチヘッドのく
り抜き8の内部にとどめておく働きがある。
締結装置をケース25から出そうとする力F(第12図)
が締結装置に及ぼされるとき、締結装置33、34はラッチ
ヘッドをとどめておくいかなる働きももたない。この場
合、ラッチヘッドの膨らみ20はケースの両端面に支えら
れるようになる。この両端面にラッチヘッドに加えられ
た力が与えられる。
締結装置33、34は動作位置でラッチヘッドを停止固定
させる。また、ラッチヘッドを動作位置に保っておくた
めに、締結装置がラッチヘッドのくり抜き8の縁と開口
部35、36に組み合さることで、ラッチヘッドが、ガイド
兼固定用レールに平行な方向に移動するのを妨げる。
ラッチヘッドの固定は以下のようにして行なわれる。
滑り部材からケースの第2の穴までの幅で拡がってい
るベルト13の部分は曲がっており、しかもケースの前面
に対して斜めになっているので、操作装置を介してベル
トのこの部分に及ぼされた圧力は滑り部材を動作位置に
ずらすため、この滑り部材をケースの奥の方に押しや
る。滑り部材に固定されている締結装置33、34の操作装
置14(第13図)は、同様にケースの奥の方に押しやら
れ、U字形のバネ42の作用で隠された位置に動かされた
締結装置33、34の第2の支持部43が自由になる。締結装
置33、34はすると、隠れた位置で、第2の突起44が内部
の部材の中に備えてあるくぼみ45の中に支えられるよう
に内部部材のまわりをシーソー運動する。90度曲げられ
た部分38はするとラッチヘッド6のくり抜き8にはま
り、ラッチヘッドを自由にする。滑り部材はケース内を
ガイド兼固定用レール5の方へ移動する。
スリット27(第6図)は、ケースの第1の穴28と合流
する位置で縁27a、27bが傾いていることが望ましい。縁
は、ケースにラッチヘッドを挿入するときにガイドとな
る。
滑り部材が動作位置にあることを確かめる手段もケー
ス内に備えておくことが可能である。この手段(第10
図、第14図)は、ケース内に設けられ、板バネ51を介し
て滑り部材により作動されるスイッチ50とすることが可
能である。滑り部材が動作位置にあるときに、板バネの
上には、例えば滑り部材のスライド12が支えられる。ス
イッチ50は、滑り部材が動作位置にあるときにベルトの
駆動手段の動力源の遮断を確実にする目的に用いること
が可能である。
さらに、ケース内には輪が動作位置にあることを確か
める手段も備えておくことが可能である。この手段は第
10図と第15図に示されていて、アーム53とラッチヘッド
が動作位置にあるときにケースの前面から突出する押し
ボタン54により動作するスイッチ52である。アーム53と
押しボタン54はバネ55により力を受けている。スイッチ
52は従って、斜面部57を備えた輪56が押しボタン54にぶ
つかりアーム53を動作させて動作位置となったときに動
作する。このスイッチ52から供給される情報は、既知の
手段を用いて、輪が動作位置にあるかないかを示すのに
例えば用いられうる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、安全用シートベルト装置が備えられた自動車
の操縦室の概略図であり、 第2図は、本発明の固定装置とともに用いられる滑り部
材の側面図であり、 第3図は、第2図に示した滑り部材の正面図であり、 第4図は、第2図と第3図に示した滑り部材と組み合わ
されるスライドとラッチヘッドを上方から見た図であ
り、 第5図は、ガイド兼固定用レールの、ある一部分での滑
り部材を示す図であり、 第6図は、本発明の固定装置の正面図であり、 第7図は、第6図の切断線A−Aによる断面図で、滑り
部材が動作位置にある場合を示す図であり、 第8〜13図は、第7図の切断線B−Bによる断面図で、
本発明の固定装置と組み合わされる締結手段の機能を示
す図であり、 第14図は、滑り部材が動作位置にあることを検出する手
段を示した図であり、 第15図は、輪が動作位置にあることを検出する手段を示
した図である。 (主な参照番号) 1……帯、2……巻き取り装置、 3……輪、4……ドア、 5……ガイド兼固定用レール、 6……ラッチヘッド、7,8……くり抜き、 9……軸、9a,9b……通し穴、 10a,10b……突起、11,12……スライド、 13……ベルト、14……操作装置、 16……座金、18,19……枝、 20……膨らみ、21……平面部、 25……ケース、27……スリット、 28……第1の穴、29……第1の側面、 30……第2の穴、31……第2の側面、 32……締結手段、33,34……締結装置、 35,36……開口部、39……第1のへこみ、 40……第1の突起、 41……第1の支持部である第2のへこみ、 42……弾性手段(バネ)、 43……第2の支持部、44……第2の突起、 45……くぼみ、50……スイッチ、 51……板バネ、52……スイッチ、 53……アーム、54……押しボタン、 55……バネ、56……輪

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端が巻き取り装置(2)に巻き込まれ、
    自由な他端にラッチヘッド(6)と係合する輪(3,56)
    を装着されたたすき状の帯(1)を備え、特に自動車の
    座席の安全用シートベルト装置に用いられる、ラッチヘ
    ッド(6)を備えた滑り部材の固定装置であって、 自動車(V)の車体に固定されたガイド兼固定用レール
    (5)内を移動可能に取り付けられ、運転者が座席
    (S)に乗り込む場合に対応した待機位置と運転者を座
    席に固定する動作位置との間で、駆動手段に結合された
    ベルト(13)を備えた操作手段により移動される滑り部
    材と、 該動作位置において該ラッチヘッドを固定し、該ラッチ
    ヘッドに及ぼされる張力に耐え得るようにそれ自体が車
    体に強固に固定された、該レール(5)および該駆動手
    段の間に配置された支持部材と、 該レール(5)に平行な方向への該ラッチヘッドの移動
    を妨げるように、該動作位置において該ラッチヘッドと
    該支持部材とを係合する締結手段(32)とを備えた固定
    装置において; 該ラッチヘッド支持部材は、該ラッチヘッドに及ぼされ
    る引っ張り力を受け得る間隔のスリット(27)により分
    割された1対の前面(26)を有するケース(25)を備
    え、 該スリットを通して該ラッチヘッド(16)が該ケースの
    外へ突出しており、 該スリット(27)は、該ケース(25)の第1の側面(2
    9)に形成された第1の穴(28)に通じ、且つ、該滑り
    部材が通過できるよう該レール(5)と同一の線上に配
    置され、 該ケース(25)は、第2の側面(31)に設けられ、該ベ
    ルト(13)の一部が通過できるように形成された第2の
    穴(30)を備え、 該第1の穴(28)および該第2の穴(30)は、該ケース
    (25)の前面(26)から異なった距離に設けられ、その
    結果上記滑り部材から上記第2の穴(30)までの幅で拡
    がっているベルト(13)が曲がって、上記ケースの前面
    (26)に対して斜めに伸びており、 該締結手段は、該ケースの前面(26)に設けられた開口
    部(35、36)内に配置された締結装置(33、34)を含
    み、 該締結装置(33、34)は、隠れた位置と固定位置との間
    を移動できるように取り付けられ、 該隠れた位置では動作位置にある該ラッチヘッド(6)
    の出入りが可能であり、該固定位置では該締結装置の動
    作部分は該ラッチヘッド(6)の開口部(8)と組み合
    わさって該ラッチヘッドを動作位置に係止することを特
    徴とする滑り部材の固定装置。
  2. 【請求項2】上記締結手段が、上記スリット(27)の両
    側で、該スリットの縁に設けられた開口部(35、36)の
    中の2つの締結装置(33、34)を含むことを特徴とする
    特許請求の範囲第1項に記載の固定装置。
  3. 【請求項3】上記締結装置を隠すように付勢する弾性手
    段(42)を備えることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項または第2項に記載の固定装置。
  4. 【請求項4】上記ケースは、自身に固定された内部装置
    (37)を備え、 上記締結装置は、一端が90度折り曲げられて鉤(38)と
    なっている部分をもつ一枚の金属板であり、該折り曲げ
    られた部分が上記締結装置の作用部分を構成し、該折り
    曲げられた部分は固定位置で上記ラッチヘッド(6)の
    中央部のくり抜き(8)にはまり込み、該金属板の関節
    部(39)は該内部装置(37)の突起(40)に支えられ、
    該金属板の他端では、第1の支持部(41)は上記締結装
    置を隠れた位置へと導く弾性手段(42)と組み合わさ
    れ、第2の支持部(43)は、上記締結装置を固定位置に
    移動させ、その位置にとどめておくために、上記滑り部
    材に固定された操作装置(14)と組み合わされることを
    特徴とする特許請求の範囲第3項に記載の固定装置。
  5. 【請求項5】上記第1と第2の支持部は上記金属板の両
    面に形成され、上記弾性手段はU字形のバネ(42)から
    なり、その枝は上記2つの締結装置の第1の支持部に支
    えられることを特徴とする特許請求の範囲第4項に記載
    の固定装置。
  6. 【請求項6】上記関節部と各締結装置の第2の支持部
    は、該締結装置の表面に形成され、該表面は上記ケース
    (25)の内側を向いており、上記関節部は上記金属板内
    に形成された第1のへこみ(39)からなり、該第1のへ
    こみは上記内部装置(37)の第1の突起(40)と組み合
    わされ、上記第2の支持部は上記金属板の平面部分(4
    3)で構成されることを特徴とする特許請求の範囲第5
    項に記載の固定装置。
  7. 【請求項7】上記締結装置は、上記関節部と上記第2の
    支持部との間に第2の突起(44)を備え、該第2の突起
    は上記締結装置が隠れた位置にある場合に内部装置(3
    7)の中に設けられたくぼみ(45)の中で支えられ、該
    第2の突起は、上記締結装置(33、34)の第1の支持部
    を構成する第2のへこみ(41)の裏側で該締結装置内に
    設けられていることを特徴とする特許請求の範囲第6項
    に記載の固定装置。
  8. 【請求項8】上記滑り部材を動作位置からはずすために
    上記ベルトに圧力が加えられたときに、上記締結装置
    (33、34)の操作装置(14)が、固定位置にある締結装
    置の保持位置からはずされることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項から第7項までの何れか1項に記載の停止
    装置。
  9. 【請求項9】上記操作装置(14)が、上記締結装置の第
    2の支持部と組み合わされる斜面(15a、15b)を備える
    ことを特徴とする特許請求の範囲第4項から第8項まで
    の何れか1項に記載の固定装置。
  10. 【請求項10】上記操作装置(14)が、上記ベルト(1
    3)に装着されていることを特徴とする特許請求の範囲
    第4項から第9項までの何れか1項に記載の固定装置。
  11. 【請求項11】上記スリット(27)が、上記第1の穴
    (28)との合流点で斜面(27a、27b)となる縁を有し、
    上記ケースに挿入する際に上記ラッチヘッド(6)を案
    内するように構成されていることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項から第10項までの何れか1項に記載の固定
    装置。
  12. 【請求項12】上記滑り部材が動作位置にあることを検
    出する手段を備えることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項から第11項の何れか1項に記載の固定装置。
  13. 【請求項13】上記検出手段が、上記ケース(25)内に
    配置され、上記滑り部材により作動させられるスイッチ
    (50)を備えることを特徴とする特許請求の範囲第12項
    に記載の固定装置。
  14. 【請求項14】上記輪が動作位置にあることを検出する
    手段を備えることを特徴とする特許請求の範囲第1項か
    ら第13項までの何れか1項に記載の固定装置。
  15. 【請求項15】上記輪(56)が動作位置にあることを検
    出する手段が、上記ケース(25)内に配置されたスイッ
    チ(52)と、上記ラッチヘッドが動作位置にあるときに
    該ケースから突出し該輪が動作位置に来たときに該輪の
    斜面(57)により作動する押しボタン(54)と、該押し
    ボタンの作用を該スイッチに伝達するアーム(53)とを
    含むことを特徴とする特許請求の範囲第14項に記載の固
    定装置。
JP61175435A 1985-07-26 1986-07-25 安全用シ−トベルト装置に用いられる、ラツチヘツドを備える滑り部材の固定装置 Expired - Lifetime JP2523095B2 (ja)

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