JPS6487Y2 - - Google Patents
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- JPS6487Y2 JPS6487Y2 JP10169982U JP10169982U JPS6487Y2 JP S6487 Y2 JPS6487 Y2 JP S6487Y2 JP 10169982 U JP10169982 U JP 10169982U JP 10169982 U JP10169982 U JP 10169982U JP S6487 Y2 JPS6487 Y2 JP S6487Y2
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- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 5
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 5
- 238000000605 extraction Methods 0.000 claims description 4
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 7
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 7
- 238000010494 dissociation reaction Methods 0.000 description 3
- 230000005593 dissociations Effects 0.000 description 3
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
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- Buckles (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は車両緊急時の乗員保護用シートベルト
装置に用いられてタングプレートが係合するバツ
クル装置に関する。
装置に用いられてタングプレートが係合するバツ
クル装置に関する。
シートベルト装置に用いられるバツクル装置で
は、乗員拘束用ウエビングの端部に取付けられた
タングプレートが係合することにより乗員はウエ
ピングを装着することができるようになつてい
る。
は、乗員拘束用ウエビングの端部に取付けられた
タングプレートが係合することにより乗員はウエ
ピングを装着することができるようになつてい
る。
このバツクル装置は車両緊急時に乗員の慣性力
でウエピングに生ずる大きな張力を確実に車体へ
伝達させる必要があるため、タングプレートとの
係合状態が確実に保持されるようになつている。
このタングプレートとバツクル装置の係合状態で
は、挿入されたタングプレートの係合孔へロツク
プレートのラツチ部が挿入され、タングプレート
の抜出方向の移動が阻止されるようになつてい
る。
でウエピングに生ずる大きな張力を確実に車体へ
伝達させる必要があるため、タングプレートとの
係合状態が確実に保持されるようになつている。
このタングプレートとバツクル装置の係合状態で
は、挿入されたタングプレートの係合孔へロツク
プレートのラツチ部が挿入され、タングプレート
の抜出方向の移動が阻止されるようになつてい
る。
ところが従来のバツクル装置では、タングプレ
ートがロツクプレートと確実に係合していないハ
ーフラツチ状態を生ずることがあり、このハーフ
ラツチ状態ではロツクプレートが確実にタングプ
レートを係合保持することができない不具合を有
している。また、従来のバツクル装置ではウエビ
ング装置を解除する場合のバツクル解離力が高い
ものがあり、解除操作時に比較的大きな操作力を
要するものがあつた。
ートがロツクプレートと確実に係合していないハ
ーフラツチ状態を生ずることがあり、このハーフ
ラツチ状態ではロツクプレートが確実にタングプ
レートを係合保持することができない不具合を有
している。また、従来のバツクル装置ではウエビ
ング装置を解除する場合のバツクル解離力が高い
ものがあり、解除操作時に比較的大きな操作力を
要するものがあつた。
本考案は上記事実を考慮し、タングプレートが
確実にバツクル装置へ係合状態となることがで
き、この係合状態では乗員がタングプレートの係
合を解除する操作をしない限りタングプレートが
バツクル装置から抜出されることがなくかつウエ
ビング装着解除時のバツクル解離力が低いバツク
ル装置を得ることが目的である。
確実にバツクル装置へ係合状態となることがで
き、この係合状態では乗員がタングプレートの係
合を解除する操作をしない限りタングプレートが
バツクル装置から抜出されることがなくかつウエ
ビング装着解除時のバツクル解離力が低いバツク
ル装置を得ることが目的である。
本考案に係るバツクル装置では、バツクルフレ
ームへ軸支されたロツクプレートが挿入されるタ
ングプレートの係合方向に付勢されており、ロツ
クプレートがタングプレートへ係合すると、ロツ
クバーが第1位置へ移動してロツクプレートの非
係合状態への回動を阻止することによりタングプ
レートを確実に保持し、乗員の操作力でロツクバ
ーが第2位置まで移動するとタングプレートの抜
出しが可能となつており、タングプレートがロツ
クプレートと確実に係合していない状態では弾性
体がタングプレートを抜出し方向に付勢すること
によりハーフラツチ状態の発生を阻止し、ロツク
プレートは鉤部板表面がタングプレートと係合す
ると共に、ロツクプレートの回転中心がタングプ
レートの抜差方向片側で鉤部の配置側とされるこ
とによりバツクル解離力が低減されている。
ームへ軸支されたロツクプレートが挿入されるタ
ングプレートの係合方向に付勢されており、ロツ
クプレートがタングプレートへ係合すると、ロツ
クバーが第1位置へ移動してロツクプレートの非
係合状態への回動を阻止することによりタングプ
レートを確実に保持し、乗員の操作力でロツクバ
ーが第2位置まで移動するとタングプレートの抜
出しが可能となつており、タングプレートがロツ
クプレートと確実に係合していない状態では弾性
体がタングプレートを抜出し方向に付勢すること
によりハーフラツチ状態の発生を阻止し、ロツク
プレートは鉤部板表面がタングプレートと係合す
ると共に、ロツクプレートの回転中心がタングプ
レートの抜差方向片側で鉤部の配置側とされるこ
とによりバツクル解離力が低減されている。
以下本考案の実施例を図面に従い説明する。
第1図〜第5図には本実施例に係るバツクル装
置10が示されている。このバツクル装置10で
は主要部がバツクルフレーム12内へ収容されて
いる。
置10が示されている。このバツクル装置10で
は主要部がバツクルフレーム12内へ収容されて
いる。
このバツクルフレーム12は所定肉厚の板材か
ら構成されており、一端へリベツト14により接
続プレート16が固着されている。この接続プレ
ート16には長孔18が穿設されており、この長
孔18へは車体から立設される図示しないストラ
ツプが取付けられるようになつており、これによ
つてバツクル装置10が車体から立設されるよう
になつている。
ら構成されており、一端へリベツト14により接
続プレート16が固着されている。この接続プレ
ート16には長孔18が穿設されており、この長
孔18へは車体から立設される図示しないストラ
ツプが取付けられるようになつており、これによ
つてバツクル装置10が車体から立設されるよう
になつている。
バツクルフレーム12の両側部から直角に屈曲
されて互に平行に延長される脚板20,22には
略L字状の切欠24がそれぞれ穿設されており、
この切欠24内へロツクプレート26が軸支され
ている。
されて互に平行に延長される脚板20,22には
略L字状の切欠24がそれぞれ穿設されており、
この切欠24内へロツクプレート26が軸支され
ている。
このロツクプレート26は第5図に明瞭に示さ
れる如く一端にL字突起28が突出されており、
このL字突起28が切欠24内へ収容されること
によりこのL字突起28を中心としてロツクプレ
ート26の脚板20,22間で回動可能となつて
いる。
れる如く一端にL字突起28が突出されており、
このL字突起28が切欠24内へ収容されること
によりこのL字突起28を中心としてロツクプレ
ート26の脚板20,22間で回動可能となつて
いる。
ロツクプレート26の先端部付近には回動中心
であるL字突起28から半径方向に延びる平板部
30及びこの平板部30の先端部から略直角に屈
曲された鉤部32を有している。この鉤部32は
バツクルフレーム12内へ矢印B方向に挿入され
るタングプレート34の係合開口36内へ矢印A
方向に回動して挿入されるようになつている。
であるL字突起28から半径方向に延びる平板部
30及びこの平板部30の先端部から略直角に屈
曲された鉤部32を有している。この鉤部32は
バツクルフレーム12内へ矢印B方向に挿入され
るタングプレート34の係合開口36内へ矢印A
方向に回動して挿入されるようになつている。
このタングプレート34は乗員拘束用ウエビン
グ38の先端へ取付けられており、ウエビング3
8の他端は車体へ係止されている。従つてこのタ
ングプレート34をバツクル装置10へ係合させ
れば、乗員がウエビング38の中間部を装着でき
るようになつている。
グ38の先端へ取付けられており、ウエビング3
8の他端は車体へ係止されている。従つてこのタ
ングプレート34をバツクル装置10へ係合させ
れば、乗員がウエビング38の中間部を装着でき
るようになつている。
タングプレート34と鉤部32との係合部はロ
ツクプレートL字突起28とはオフセツトされて
おり、すなわちL字突起28はタングプレート3
4の挿入軌跡である抜差方向の片側であつてかつ
鉤部の配置側(第2図においてタングプレート3
4及びその延長線の上側)に設けられている。こ
れによつてタングプレート34の抜出力はロツク
プレート26の解離方向回転力(矢印A方向と反
対方向)となつて伝わるようになると共にロツク
プレート26が解離方向に回転する場合にタング
プレート34がバツクルフレーム12内から抜き
出る方向に移動しながら(一時的にバツクルフレ
ーム12内へ引き戻されることがない)係合解除
されるので、解離力が低くなつている。
ツクプレートL字突起28とはオフセツトされて
おり、すなわちL字突起28はタングプレート3
4の挿入軌跡である抜差方向の片側であつてかつ
鉤部の配置側(第2図においてタングプレート3
4及びその延長線の上側)に設けられている。こ
れによつてタングプレート34の抜出力はロツク
プレート26の解離方向回転力(矢印A方向と反
対方向)となつて伝わるようになると共にロツク
プレート26が解離方向に回転する場合にタング
プレート34がバツクルフレーム12内から抜き
出る方向に移動しながら(一時的にバツクルフレ
ーム12内へ引き戻されることがない)係合解除
されるので、解離力が低くなつている。
また鉤部32は平板表面がタングプレート34
の開口36と係合するので、平板せん断面が開口
と係合することによる摩擦力の増大がなく、これ
によつても解離力が低減できる。鉤部32の平板
表面はロツクプレート26を圧延板材から形成す
れば円滑面となる。
の開口36と係合するので、平板せん断面が開口
と係合することによる摩擦力の増大がなく、これ
によつても解離力が低減できる。鉤部32の平板
表面はロツクプレート26を圧延板材から形成す
れば円滑面となる。
ロツクプレート26の平板部30はバツクルフ
レーム12の脚板20,22へ取付けられるロツ
クバー40と対応している。このロツクバー40
は脚板20,22へ穿設された長孔42内へ両端
部が挿入されてバツクルフレーム12の長手方向
(第2図矢印C方向)へ摺動可能となつており、
ロツクプレート26がタングプレート34の係合
開口36へ挿入された係合状態では、平板部30
へ当接してロツクプレート26がタングプレート
との非係合状態へ回動するのを、即ち第2図時計
方向へ回動するのを阻止するようになつている。
レーム12の脚板20,22へ取付けられるロツ
クバー40と対応している。このロツクバー40
は脚板20,22へ穿設された長孔42内へ両端
部が挿入されてバツクルフレーム12の長手方向
(第2図矢印C方向)へ摺動可能となつており、
ロツクプレート26がタングプレート34の係合
開口36へ挿入された係合状態では、平板部30
へ当接してロツクプレート26がタングプレート
との非係合状態へ回動するのを、即ち第2図時計
方向へ回動するのを阻止するようになつている。
しかしこのロツクバー40は長孔42内を摺動
してロツクプレート26の平板部30とL字突起
28との間に形成される凹部44へ対応した場合
には、ロツクプレート26を第4図に示される如
く時計方向へ回動可能として鉤部32がタングプ
レート34の係合開口36から抜け出す移動を可
能としている。
してロツクプレート26の平板部30とL字突起
28との間に形成される凹部44へ対応した場合
には、ロツクプレート26を第4図に示される如
く時計方向へ回動可能として鉤部32がタングプ
レート34の係合開口36から抜け出す移動を可
能としている。
この凹部44はロツクプレート26の中間部に
形成される屈曲形状によつて構成されておりこの
凹部44へはリベツト44によつて接続プレート
16へ共締めされる板ばね46の付勢力が作用し
てロツクプレート26をタングプレート34への
係合方向(矢印A方向)に移動させるようになつ
ている。
形成される屈曲形状によつて構成されておりこの
凹部44へはリベツト44によつて接続プレート
16へ共締めされる板ばね46の付勢力が作用し
てロツクプレート26をタングプレート34への
係合方向(矢印A方向)に移動させるようになつ
ている。
またこの凹部44の一部には切り起し部48が
設けられてその先端がロツクバー40の移動軌跡
と干渉するようになつている。即ちロツバー40
が凹部44に対応する配置から、更に長孔42内
を移動するとこの切り起し部48へ当接してロツ
クプレート26をタングプレート34との非係合
状態へと回動させるようになつている。
設けられてその先端がロツクバー40の移動軌跡
と干渉するようになつている。即ちロツバー40
が凹部44に対応する配置から、更に長孔42内
を移動するとこの切り起し部48へ当接してロツ
クプレート26をタングプレート34との非係合
状態へと回動させるようになつている。
このロツクバー40はロツクプレート26のL
字突起28との間に圧縮コイルばね50が介在さ
れてL字突起28から離間する方向に付勢されて
いる。従つて第2図に示される如くロツクプレー
ト26がタングプレート34と係合状態になる
と、このばね付勢力でロツクプレート平板部30
へ接触すべく長孔42内を摺動するようになつて
いる。またこのロツクバー40の長孔42から突
出した先端部はスライドノブ52と係合してい
る。このスライドノブ52はバツクルフレーム1
2の脚部20,22の先端部から直角に屈曲され
る折曲部54に案内されてバツクルフレーム12
の長手方向へ移動可能であり、乗員はこのスライ
ドノブ52を圧縮コイルばね50の付勢力に抗し
てロツクバー40と共に第1,2図右方向へ移動
すれば第4図に示される如くロツクプレート26
を回動させてタングプレート34をバツクル装置
から抜出すことができるようになつている。
字突起28との間に圧縮コイルばね50が介在さ
れてL字突起28から離間する方向に付勢されて
いる。従つて第2図に示される如くロツクプレー
ト26がタングプレート34と係合状態になる
と、このばね付勢力でロツクプレート平板部30
へ接触すべく長孔42内を摺動するようになつて
いる。またこのロツクバー40の長孔42から突
出した先端部はスライドノブ52と係合してい
る。このスライドノブ52はバツクルフレーム1
2の脚部20,22の先端部から直角に屈曲され
る折曲部54に案内されてバツクルフレーム12
の長手方向へ移動可能であり、乗員はこのスライ
ドノブ52を圧縮コイルばね50の付勢力に抗し
てロツクバー40と共に第1,2図右方向へ移動
すれば第4図に示される如くロツクプレート26
を回動させてタングプレート34をバツクル装置
から抜出すことができるようになつている。
バツクルフレーム12には中央部に長孔56が
穿設されており、エジエクタ58がこの長孔56
に案内されて移動できるようになつている。この
エジエクタ58とバツクルフレーム12との間に
は圧縮コイルばね60が介在されており、これに
よつてエジエクタ58はバツクル装置10内へ挿
入されるタングプレート34へバツクル装置10
から抜出す方向の付勢力を付与するようになつて
いる。またこのエジエクタ58はバツクル装置の
抜出し状態で、第4図に示される如くロツクプレ
ート26の鉤部32の先端部と係合して鉤部32
をタングプレート34の移動軌跡内から排除する
ようになつている。
穿設されており、エジエクタ58がこの長孔56
に案内されて移動できるようになつている。この
エジエクタ58とバツクルフレーム12との間に
は圧縮コイルばね60が介在されており、これに
よつてエジエクタ58はバツクル装置10内へ挿
入されるタングプレート34へバツクル装置10
から抜出す方向の付勢力を付与するようになつて
いる。またこのエジエクタ58はバツクル装置の
抜出し状態で、第4図に示される如くロツクプレ
ート26の鉤部32の先端部と係合して鉤部32
をタングプレート34の移動軌跡内から排除する
ようになつている。
なお脚部20,22には円形状の打出突起62
が互に接近する方向に突出されており、挿入され
るタングプレート34のガイドを構成するように
なつている。またバツクル装置10はスライドノ
ブ52の一部及びタングプレート34の挿入開口
を残して図示しないカバーで被覆されるようにな
つている。
が互に接近する方向に突出されており、挿入され
るタングプレート34のガイドを構成するように
なつている。またバツクル装置10はスライドノ
ブ52の一部及びタングプレート34の挿入開口
を残して図示しないカバーで被覆されるようにな
つている。
このように構成される本実施例のバツクル装置
10の作用を説明する。
10の作用を説明する。
車体から立設されるバツクル装置10へは、乗
員がタングプレート34を挿入することによりウ
エビング38を装着することができる。このタン
グプレート34はバツクル装置10へ挿入される
と第4図に示される如くタングプレート34の移
動軌跡内にエジエクタ58が介在しているため、
このエジエクタ58を圧縮コイルばね60の付勢
力に抗して押し込むことにより、タングプレート
34の押し込み量が所定値に達すると、このタン
グプレート34の係合開口36へロツクプレート
鉤部32が挿入されて第2図に示される如くタン
グプレート34の係合状態となる。
員がタングプレート34を挿入することによりウ
エビング38を装着することができる。このタン
グプレート34はバツクル装置10へ挿入される
と第4図に示される如くタングプレート34の移
動軌跡内にエジエクタ58が介在しているため、
このエジエクタ58を圧縮コイルばね60の付勢
力に抗して押し込むことにより、タングプレート
34の押し込み量が所定値に達すると、このタン
グプレート34の係合開口36へロツクプレート
鉤部32が挿入されて第2図に示される如くタン
グプレート34の係合状態となる。
このように鉤部32がタングプレート34の係
合開口36へ確実に係合されていない状態では、
エジエクタ58が圧縮コイルばね60の付勢力で
タングプレート34をバツクル装置10から押し
出すため、ハーフラツチ状態が生ずることはな
い。
合開口36へ確実に係合されていない状態では、
エジエクタ58が圧縮コイルばね60の付勢力で
タングプレート34をバツクル装置10から押し
出すため、ハーフラツチ状態が生ずることはな
い。
タングプレート係合開口36へ鉤部32が挿入
されると、第2図に示される如くロツクプレート
26の平板部30はロツクバー40の移動軌跡内
から脱出するので、ロツクバー40が圧縮コイル
ばね50の付勢力で長孔42内を摺動して平板部
30と当接する。
されると、第2図に示される如くロツクプレート
26の平板部30はロツクバー40の移動軌跡内
から脱出するので、ロツクバー40が圧縮コイル
ばね50の付勢力で長孔42内を摺動して平板部
30と当接する。
このロツクバー40はバツクルフレーム12の
長孔42と接触することによりロツクプレート2
6の時計方向移動を阻止するので、タングプレー
ト34はバツクル装置10から抜け出すことはな
く、不用意なタングプレート34の抜出しが解消
して確実な係合状態が維持される。この結果、車
両衝突等の緊急時に乗員の慣性力でウエビング3
8へ生ずる大きな張力はバツクル装置10を介し
て確実に車体へ伝達されて乗員の拘束状態が確保
される。
長孔42と接触することによりロツクプレート2
6の時計方向移動を阻止するので、タングプレー
ト34はバツクル装置10から抜け出すことはな
く、不用意なタングプレート34の抜出しが解消
して確実な係合状態が維持される。この結果、車
両衝突等の緊急時に乗員の慣性力でウエビング3
8へ生ずる大きな張力はバツクル装置10を介し
て確実に車体へ伝達されて乗員の拘束状態が確保
される。
車両の通常走行状態が終了した後に乗員がウエ
ビング38の装着を解除する場合には、スライド
ノブ52をバツクルフレーム12に沿つて第4図
に示される如く摺動させれば、ロツクバー40は
ロツクプレート26の凹部44に対応する位置ま
で移動する。従つてロツクプレート26はタング
プレート34の非係合状態へ移動可能となり、エ
ジエクタ58が圧縮コイルばね60の付勢力でタ
ングプレート34を押し出すため、ロツクプレー
ト26には非係合方向への回動力が生じ、タング
プレート34はロツクプレート26を回動させて
鉤部32を押し出しながらバツクル装置10の外
部へ抜出される。
ビング38の装着を解除する場合には、スライド
ノブ52をバツクルフレーム12に沿つて第4図
に示される如く摺動させれば、ロツクバー40は
ロツクプレート26の凹部44に対応する位置ま
で移動する。従つてロツクプレート26はタング
プレート34の非係合状態へ移動可能となり、エ
ジエクタ58が圧縮コイルばね60の付勢力でタ
ングプレート34を押し出すため、ロツクプレー
ト26には非係合方向への回動力が生じ、タング
プレート34はロツクプレート26を回動させて
鉤部32を押し出しながらバツクル装置10の外
部へ抜出される。
なお乗員がスライドノブ52を比較的大きく摺
動させれば、ロツクバー40はロツクプレート2
6の切り起し部48へ接触してロツクプレート2
6を積極的に非係合方向へ移動させるので、確実
にタングプレート34との係合を解除することが
できる。
動させれば、ロツクバー40はロツクプレート2
6の切り起し部48へ接触してロツクプレート2
6を積極的に非係合方向へ移動させるので、確実
にタングプレート34との係合を解除することが
できる。
このようなロツクプレート26の解離方向への
回動時にはタングプレート34が一時的にバツク
ルフレーム12内へ引き戻されることはなく、ま
た鉤部32の円滑な板表面はタングプレート34
の係合開口36と大きな摩擦力を生ずることなく
摺動するので乗員によるスライドノブ52への操
作力は極めて小さく、小さなバツクル解離力とな
る。
回動時にはタングプレート34が一時的にバツク
ルフレーム12内へ引き戻されることはなく、ま
た鉤部32の円滑な板表面はタングプレート34
の係合開口36と大きな摩擦力を生ずることなく
摺動するので乗員によるスライドノブ52への操
作力は極めて小さく、小さなバツクル解離力とな
る。
以上説明した如く本考案に係るバツクル装置
は、ロツクバーがタングプレートと係合している
ロツクプレートの非係合状態への回動を阻止する
ので、ロツクプレートがタングプレートと強制的
に係合してタングプレートを確実に保持すること
ができ、またタングプレートはバツクルフレーム
への挿入状態で付勢力により抜出し方向に力を受
けるためハーフラツチ状態が解除されて確実な係
合状態が保証される効果を有する。
は、ロツクバーがタングプレートと係合している
ロツクプレートの非係合状態への回動を阻止する
ので、ロツクプレートがタングプレートと強制的
に係合してタングプレートを確実に保持すること
ができ、またタングプレートはバツクルフレーム
への挿入状態で付勢力により抜出し方向に力を受
けるためハーフラツチ状態が解除されて確実な係
合状態が保証される効果を有する。
第1図は本考案に係るバツクル装置の実施例を
示す側面図、第2図は第1図の断面図、第3図は
第2図−線断面図、第4図は第2図の作動
図、第5図は第1図の主要部分解斜視図である。 10……バツクル装置、12……バツクルフレ
ーム、26……ロツクプレート、28……L字突
起、30……平板部、32……鉤部、34……タ
ングプレート、36……係合開口、38……ウエ
ビング、40……ロツクバー、58……エジエク
タ、60……圧縮コイルばね。
示す側面図、第2図は第1図の断面図、第3図は
第2図−線断面図、第4図は第2図の作動
図、第5図は第1図の主要部分解斜視図である。 10……バツクル装置、12……バツクルフレ
ーム、26……ロツクプレート、28……L字突
起、30……平板部、32……鉤部、34……タ
ングプレート、36……係合開口、38……ウエ
ビング、40……ロツクバー、58……エジエク
タ、60……圧縮コイルばね。
Claims (1)
- 車体へ取付けられタングプレートが抜差可能な
バツクルフレームと、このバツクルフレームへ軸
支されバツクルフレームへ挿入されるタングプレ
ートへの係合方向に付勢され鉤部板表面がタング
プレートと係合すると共にバツクルフレームへの
回転中心がタングプレートの抜差方向片側であつ
て前記鉤部の配置側であるロツクプレートと、前
記バツクルボデイへ支持されロツクプレートをタ
ングプレートへの係合状態で非係合状態への回動
を阻止する第1位置から非係合状態への回動を可
能とする第2位置まで乗員の操作力で摺動可能な
ロツクバーと、バツクルフレームへ挿入されるタ
ングプレートを抜出方向に付勢する弾性体と、を
有することを特徴としたバツクル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10169982U JPS596914U (ja) | 1982-07-05 | 1982-07-05 | バツクル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10169982U JPS596914U (ja) | 1982-07-05 | 1982-07-05 | バツクル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS596914U JPS596914U (ja) | 1984-01-17 |
JPS6487Y2 true JPS6487Y2 (ja) | 1989-01-05 |
Family
ID=30240051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10169982U Granted JPS596914U (ja) | 1982-07-05 | 1982-07-05 | バツクル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS596914U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012165591A1 (ja) * | 2011-05-31 | 2012-12-06 | ビルマテル株式会社 | ロック機構付きバックル |
JP2012249999A (ja) * | 2011-05-31 | 2012-12-20 | Birumateru Kk | ロック機構付きバックル |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5964194B2 (ja) * | 2012-10-04 | 2016-08-03 | ビルマテル株式会社 | ロック機構付きスライドアジャスタ |
-
1982
- 1982-07-05 JP JP10169982U patent/JPS596914U/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012165591A1 (ja) * | 2011-05-31 | 2012-12-06 | ビルマテル株式会社 | ロック機構付きバックル |
JP2012249999A (ja) * | 2011-05-31 | 2012-12-20 | Birumateru Kk | ロック機構付きバックル |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS596914U (ja) | 1984-01-17 |
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