JP2522835Y2 - バンパーの取付構造 - Google Patents

バンパーの取付構造

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JP2522835Y2
JP2522835Y2 JP8020690U JP8020690U JP2522835Y2 JP 2522835 Y2 JP2522835 Y2 JP 2522835Y2 JP 8020690 U JP8020690 U JP 8020690U JP 8020690 U JP8020690 U JP 8020690U JP 2522835 Y2 JP2522835 Y2 JP 2522835Y2
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睦夫 鈴木
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車に設けられたバンパー、とくに補強
材を有するバンパーの取付構造の改良に関するものであ
る。
(従来の技術) 自動車はコストダウンを図り、かつ、燃費を良好にす
るために各構成部材の軽量化および部品点数の低減が図
られている。たとえば自動車用のバンパーにあっては実
公昭60-7253号公報に示すように合成樹脂からなるもの
があり、このように比較的軽量な素材によってバンパー
を構成することによって、上述した軽量化が達成される
ことになる。つぎに自動車に設けられたバンパーの従来
例を第2図と第8図ないし第16図とについて以下に説明
する。
第8図は従来の自動車用バンパーの構成を示してお
り、1はバンパーである。このバンパー1は第2図で示
すように自動車2の前側11に位置する。第8図に戻りバ
ンパー1にはバンパーメンバーアウタ3およびバンパー
メンバーインナ4からなる中空のバンパーメンバーが内
包されている。5は補強用のブレース(リーンフォー
ス)で、このブレース5はハット形状の断面を備えてい
る。ブレース5はバンパーメンバーアウタ3およびバン
パーメンバーインナ4によって形成された中空部6に設
けられ、自動車2の進行方向(第9図中、下方から上
方)に沿って平行に配置されている。またバンパーメン
バーアウタ3およびバンパーメンバーインナ4とブレー
ス5との接合部は溶接されている。7はフロントパネル
ロアーである。
第9図および第10図に示すようにブレース5は上記バ
ンパーメンバーに沿って設けられ、バンパーメンバーイ
ンナ4の両側に配置されたステイ8間に位置し、またバ
ンパーメンバーアウタ3およびバンパーメンバーインナ
4の締めつけ部位にも設けられている。第11図ないし第
16図に示すように、バンパーメンバーアウタ3およびバ
ンパーメンバーインナ4の断面形状にそれぞれ応じて形
成されている。またバンパーメンバーインナ4にはステ
イ8の基部が溶接され、ステイ8にはブラケット9が溶
接されている。なお第12図の仮想線で示された部分はバ
ンパーロアーサポートを表わしている。
(考案が解決しようとする課題) このように構成された従来の自動車用バンパーは、ブ
レース5が自動車2の進行方向に沿って平行に配置され
ていることから、自動車2の軽衝突時等の衝撃力に起因
した中空部6の変形を幾分かは抑止できるものの、その
衝撃力のほとんどは吸収されることなくブレース5を通
してバンパーメンバーインナ4に伝えられる。このため
上記衝撃力はバンパーメンバーインナ4からフロントパ
ネルロアー7まで影響を及ぼすことがあり、バンパーメ
ンバーインナ4が変形する。衝撃力の吸収が小さいこと
から、自動車用バンパーの構成部材の大部分が変形しう
る状況にあるため、各構成部材の復元に係る保守作業の
工数増大を招く。さらには部品点数が比較的多いことか
ら、軽量化が困難になるとともに、取付け工数の低減化
が容易にできないことからコストダウンが困難になると
いう問題を招く。
そこで本考案は、衝撃力の吸収が容易なバンパーの取
付構造の提供を目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成するための手段として、自
動車2のボディにステイ16を介してバンパーメンバー1
2,13を取り付けたバンパー10において、バンパーメンバ
ー12,13に中空部15を形成するとともに中空部15内には
補強用のブレース14をバンパーメンバー12,13に沿って
配設し、ブレース14を、自動車2の幅方向の中心線に平
行な軸線A(第3図参照)に対して僅かに傾けて配置し
た構成としている。
(作用) このような構成とすれば自動車2の軽衝突時等に発生
する衝撃力は、外側のバンパーメンバー12からブレース
14を介して内側のバンパーメンバー13に伝達されるが、
ブレース14が、自動車2の幅方向の中心線に平行な軸線
Aに対して僅かに傾けて配置されていることから、ブレ
ース14の強度はブレース14を自動車2の進行方向と平行
に配置した場合より低下する。このためブレース14は、
自動車2の進行方向に平行に配置された場合よりも上記
衝撃力により中空部15の方向に湾曲し易くなるため、外
側に位置しているバンパーメンバー12は変形され易くな
り、この変形によって上記衝撃力が吸収され、内側のバ
ンパーメンバー13に伝導される上記衝撃力は減少する。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図について詳細に説明す
る。本実施例におけるバンパー10は第1図および第2図
に示すように自動車2の前側11に位置する場合を説明す
ることにする。バンパー10にはバンパーメンバーアウタ
12およびバンパーメンバーインナ13からなるバンパーメ
ンバーが内包されている。14は補強用のブレース(リー
ンフォース)で、ブレース14はバンパーメンバーアウタ
12およびバンパーメンバーインナ13によって形成された
中空部(ボックス)に設けられている。またブレース14
は第3図および第4図に示すように、バンパーメンバー
アウタ12およびバンパーメンバーインナ13に沿って複数
が所定ピッチで配設されており、本考案にあっては自動
車2の進行方向(第3図中、下方から上方)に対してわ
ずかに傾斜してブレース14を配置している。換言すれ
ば、自動車2の幅方向の中心線に平行な軸線Aに対して
僅かに傾けて設けてある。
バンパーメンバーインナ13の両側にはバンパーロアー
ステイ16が配置され、各ブレース14は両バンパーロアー
ステイ16間に位置している。ブレース14は第5図ないし
第7図に示すように、ほぼ方形状の断面を備えバンパー
メンバーアウタ12およびバンパーメンバーインナ13の断
面形状に応じてそれぞれが形成されている。またバンパ
ーメンバーアウタ12およびバンパーメンバーインナ13の
締めつけ部位には、バンパーアッパーステイ17が設けら
れ、バンパーロアーステイ16およびバンパーアッパース
テイ17の基部に位置するバンパーメンバーアウタ12およ
びバンパーメンバーインナ13内には、自動車2の幅方向
(左右方向)に平行な軸線Aに対して僅かに傾けたブレ
ース14が設けられている。
バンパーメンバーアウタ12およびバンパーメンバーイ
ンナ13とブレース14との接合部は溶接されている(第5
図ないし第7図参照)。さらに第1図に戻って、18はフ
ロントパネルロアーでありフロントパネルロアー18はバ
ンパーメンバーインナ13に対して所定の間隔をおいて配
置されている。19はフロントバンパーで、このフロント
バンパー19およびバンパーメンバーアウタ12間にはショ
ックアブソーバー20が介装されている。21はフロントグ
リルを示している。また第3図の22で示したものは、バ
ンパーサイドサポートを表わしている。
このように構成された本実施例に係るバンパー10にあ
っては、自動車2の軽衝突時または5マイルバンパーテ
ストによるペンドラム使用時等に発生する衝撃力は、バ
ンパーメンバーアウタ12からブレース14を介してバンパ
ーメンバーインナ13に伝導される。このとき、ブレース
14が自動車2の幅方向(左右方向)に平行な軸線Aに対
して僅かに傾けてあることから、ブレース14の強度はブ
レース14を自動車2の進行方向と平行に配置した場合よ
り低下することになる。
このためブレース14は、自動車2の進行方向に平行に
配置された場合より上記衝撃力によって中空部15方向に
湾曲し易くなるため、外側に位置しているバンパーメン
バー12は変形され易くなる。この変形によって上記衝撃
力が吸収され、バンパーメンバーインナ13に伝導される
上記衝撃力を減少させることができる。これにより上記
軽衝突時等に発生する衝撃力によってバンパーメンバー
インナ13が変形することはきわめて少なくなることか
ら、バンパーメンバーインナ13との接触に起因してフロ
ントパネルロアー18が変形することは抑止される。
また5マイルバリヤーテストにおいても、ブレース14
は同様に作用し、バンパーメンバーアウタ12およびバン
パーメンバーインナ13の変形が抑止される。
(考案の効果) 本考案は以上説明したように、ブレースの向きを規制
したものであるから、自動車の上記衝撃力がバンパーメ
ンバーの変形によって吸収されることから、フロントパ
ネルなどのボディを保護することができる。さらには部
品点数が従来のものと比較して少ないことからボディの
軽量化を図ることができるのみでなく、部品コストおよ
び取付け工数を低減できるのでコストダウンを図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の要部を示す断面図、第2図
は第1図のものを設けた自動車の斜視図、第3図は第2
図のバンパーの一部の平面図、第4図は第3図のものの
正面図、第5図は第4図のV-Vにおける断面図、第6図
は第4図のVI-VIにおける断面図、第7図は第4図のVII
-VIIにおける断面図、第8図は従来例の要部を示した断
面図、第9図は第8図のものを設けたバンパーの一部の
平面図、第10図は第9図のものの正面図、第11図は第9
図のXI-XIにおける断面図、第12図は第11図のものの斜
視図、第13図は第9図のXIII-XIIIにおける断面図、第1
4図は第13図のものの斜視図、第15図は第9図のXV-XVに
おける断面図、第16図は第15図のものの斜視図である。 2……自動車 12,13……バンパーメンバー 14……ブレース 15……中空部 16……ステイ A……軸線

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車のボディにステイを介してバンパー
    メンバーを取り付けたバンパーにおいて、前記バンパー
    メンバーに中空部を形成するとともに前記中空部内には
    補強用のブレースを前記バンパーメンバーに沿って配設
    し、前記ブレースを、自動車の幅方向の中心線に平行な
    軸線に対して僅かに傾けて配置したことを特徴とするバ
    ンパーの取付構造。
JP8020690U 1990-07-27 1990-07-27 バンパーの取付構造 Expired - Lifetime JP2522835Y2 (ja)

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JPH0437055U JPH0437055U (ja) 1992-03-27
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