JPH07165116A - 自動車の前部車体構造 - Google Patents

自動車の前部車体構造

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Publication number
JPH07165116A
JPH07165116A JP31773793A JP31773793A JPH07165116A JP H07165116 A JPH07165116 A JP H07165116A JP 31773793 A JP31773793 A JP 31773793A JP 31773793 A JP31773793 A JP 31773793A JP H07165116 A JPH07165116 A JP H07165116A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock member
hood lock
lamp support
vehicle body
automobile
Prior art date
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Pending
Application number
JP31773793A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Takanishi
利昭 高西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Publication of JPH07165116A publication Critical patent/JPH07165116A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フードロックメンバの板厚を厚くしたり、部
品点数の増大を来すことなく、車体前部(フロントエン
ド)のねじれ剛性を高めることができ、車体前部におけ
るフードロックメンバやランプサポートパネル等の組付
精度の向上を図り得るような構成の自動車の前部車体構
造を提供する。 【構成】 車体前部の左右両側に配設される一対のラン
プサポートパネル2a,2bの上部箇所であって、か
つ、左右一対のフェンダエプロン3a,3bの間の箇所
に、フードロックメンバ4を架設して成る自動車の前部
車体構造において、フードロックメンバ4とランプサポ
ートパネル2a,2bとの接合箇所にこれら両部材にて
閉断面形状部30を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体前部の左右両側に
配設される一対のランプサポートパネルの上部箇所であ
って、かつ、左右一対のフェンダエプロンの間の箇所
に、フードロックメンバを架設して成る自動車の前部車
体構造(フロントエンド上部の構造)に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図3はこの種の従来の前部車体構造を示
すものであって、同図において、1はエンジンルーム、
2a,2bはエンジンルーム1の前方の両側部に配設さ
れた一対のランプサポートパネル、3a,3bはエンジ
ンルーム1の左右両側部に配設された一対のフェンダエ
プロン、4は図外のフロントフードを閉状態にロックす
るロック部材が配設されるフードロックメンバ、5はエ
ンジンルーム1と車室とを仕切るダッシュパネル、6は
ダッシュパネル5の上部箇所に配置されるカウルトップ
パネルである。
【0003】上述のフードロックメンバ4は、図3に示
すようにフェンダエプロン3a,3bの間に架設され、
その両端縁4a,4bが図4に示すようにランプサポー
トパネル2a,2bの上部箇所に接合されてスポット溶
接Sにて固着されている。かくして、フェンダエプロン
3a,3bの前部の間にフードロックメンバ4が架設さ
れると共に、その下部にクロスメンバ7が架設され、こ
れらの部材にて前部車体構造の一部となるフロントエン
ド8が構成されている(図6参照)。
【0004】なお、ランプサポートパネル2a,2bへ
のフードロックメンバ4の取付けは、図4に示すよう
に、ランプサポートパネル2a,2bの上部に屈曲成形
された水平屈曲片部9上に断面ほぼコ字状のフードロッ
クメンバ4の水平基体面10を載置した状態の下で、ス
ポット溶接Sにて溶接結合されている。そして、フード
ロックメンバ4の後端側の垂下片部11が前記フェンダ
エプロン3a,3bの上方に対応配置されている。
【0005】また、エンジンの修理・点検等のサービス
上、フードロックメンバ4を図5に示す如く3つの部材
4A,4B及び4Cに分割し、これらの部材4A,4B
及び4Cをボルト12にて連結することにより、1本の
フードロックメンバ4を構成するようにしたものもあ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如き従来における自動車の前部車体構造では、フードロ
ックメンバ4の取付けは、フードロックメンバ4の水平
基体面10とランプサポートパネル2a,2bの水平屈
曲片部9との平面接合状態の下での溶接結合によりなさ
れていたため(図4参照)、次のような問題点がある。
すなわち、フードロックメンバ4の単品剛性が不充分で
ある場合には、ランプサポートパネル2a,2bへのフ
ードロックメンバ4の取付けを完了した後に組付治具を
取外した時に、図6において例えば矢印α及びβで示す
ようにフロントエンド8に車幅方向(フードロックメン
バ4の長手方向)を中心とするねじれを生じるおそれが
ある。このような事態を生じると、組付作業及び組付精
度に悪影響を及ぼすこととなる。
【0007】ところで、最近では、自動車のデザイン上
の傾向として、図7に示すようにターンシグナルランプ
13とヘッドランプ14が一体化されてフロントから大
きくサイドまで回り込む形状にしたものが多くなってい
る。この場合には、フードロックメンバ4はこれらのラ
ンプ13,14に制限を受けてその端部部分4a,4b
が大きく後退して配置されることとなり(図7参照)、
これに応じて車体の中央断面とフードロックメンバ4の
端部部分4a,4bとのオーバハング量が多くなる。こ
のため、先に述べた車幅方向を中心とする車体前部のね
じれ現象がより顕著に生じるおそれがある。
【0008】また、かかる不具合を解消するにはフード
ロックメンバ4の単品剛性を高くすればよいのである
が、このように構成する方策としては、フードロックメ
ンバ4の板厚をより厚くしたり、フードロックメンバ4
自体を閉断面形状にすること等が考えられる。しかし、
このような構成を採用した場合には、いずれの場合も、
重量の増大やコストアップを招来することとなり、さら
に閉断面化の場合には、部品点数の増大を来すこととな
る。このため、上述のような構成は採用できないのが実
状である。
【0009】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的は、フードロックメンバの
板厚を厚くしたり、部品点数の増大を来すことなく、車
体前部(フロントエンド)のねじれ剛性を高めることが
でき、車体前部におけるフードロックメンバやランプサ
ポートパネル等の組付精度の向上を図り得るような構成
の自動車の前部車体構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明では、車体前部の左右両側に配設される一
対のランプサポートパネルの上部箇所であって、かつ、
左右一対のフェンダエプロンの間の箇所に、フードロッ
クメンバを架設して成る自動車の前部車体構造におい
て、前記フードロックメンバとランプサポートパネルと
の接合箇所にこれら両部材にて閉断面形状部を形成する
ようにしている。
【0011】
【作用】フードロックメンバとランプサポートパネルと
で形成される閉断面形状部の存在により、これら両部材
の組付剛性が単品剛性に比べてそれぞれ高くなり、ひい
てはフードロックメンバ及びランプサポートパネル等か
ら構成される車体前部の組付剛性並びに組付精度が大幅
に向上される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1及び図
2を参照して説明する。なお、図1及び図2において図
3及び図4と共通する部分には同一の符号を付してその
詳細な説明を省略する。
【0013】図1及び図2は本発明に係る自動車の前部
車体構造の要部を説明するためのものであって、自動車
の前部に配設されるフォロントエンド8の側部上端の構
造を示すものである。
【0014】本例においては、図1及び図2に示すよう
に、ランプサポートパネル2a,2bの上端には上方に
延びる延長部分20が設けられ、さらにこの延長部分2
0に対して車体前方側にほぼ直角に屈曲された屈曲片部
21が延設されている。
【0015】一方、フードロックメンバ4は、上面部2
2,前面部23及び後面部24を有する断面ほぼコ字状
の部材から成り、その両端部分は図外のターンシグナル
ランプ及びヘッドランプ等を回避すべく車体側部に大き
く回り込んだ形状に成形されている。さらに、図1に示
すように、フードロックメンバ4の両端部分には、上方
に突出した突出部25が屈曲成形されている。そして、
ランプサポートパネル2a,2bに対応する後面部24
部分の下端には、垂直下方向(縦面方向)に延設された
延長部分26が設けられると共に(図2参照)、その前
面部23の下端には前方側に屈曲された屈曲片部27が
設けられている。
【0016】かくして、ランプサポートパネル2a,2
bの延長部分20とフードロックメンバ4の後面部24
の延長部分26とが互いに接合されてスポット溶接S1
にて結合されると共に、ランプサポートパネル2a,2
bの屈曲片部21の先端部21aとフードロックメンバ
4の屈曲片部27とが互いに接合されてスポット溶接S
2 にて結合されている。これにより、ランプサポートパ
ネル2a,2bとフードロックメンバ4とにより、図2
に示す如く断面がほぼ矩形の閉断面形状部30が構成さ
れている。
【0017】このような構成の前部車体構造によれば、
ランプサポートパネル2a,2b及びフードロックメン
バ4の各々の延設部分を利用して高強度の閉断面形状部
30を構成するようにしたので、他の補強部材を用いる
ことなくすなわち部品点数の増大を来すことなく、フロ
ントエンド8の剛性を大幅に向上させることができる。
その結果、車幅方向(左右方向)を中心とするフロント
エンド8のねじれに対して強い構造にすることができ
る。従って、フロントエンド8ひいては車体前部の組付
精度の向上を図ることができる。
【0018】また、エアバック等のフォワードセンサ等
はその感度上、高剛性の部位へ取付けることが望ましい
が、フォワードセンサ等を前記閉断面形状部30に取付
けるようにすれば、フォワードセンサ取付部の剛性向上
用の補強部材を減少或いは省略をすることができる。
【0019】以上、本発明の一実施例につき述べたが、
本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発明
の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能であ
る。例えば、ランプサポートパネル2a,2b及びフー
ドロックメンバ4にて閉断面形状部30を構成する手段
は必要に応じて変更可能であり、また閉断面形状部30
の断面形状等も適宜に変更可能である。
【0020】
【発明の効果】以上の如く、本発明は、フードロックメ
ンバとランプサポートパネルとの接合箇所にこれら両部
材にて閉断面形状部を形成するようにしたものであるか
ら、この閉断面形状部の存在により、これらの両部材等
から構成される車体前部(フロントエンド)の補強がな
されることとなる。そのため、フードロックメンバの板
厚を特別に厚くしたり、専用の補強部材を必要として部
品点数の増大を招くようなことなく、車体前部構造の剛
性が大幅に向上され、車幅方向を中心とするねじれに対
して強い構造となる。
【0021】従って、車体前部の組立作業に当たってフ
ロントエンドを治具から開放した際にねじれを生じない
ため、その組立作業を何らの支障を来すことなくしかも
精度良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車の前部車体構造の要部を示
す斜視図である。
【図2】図1におけるA−A線断面図である。
【図3】従来の自動車の前部車体構造を示す斜視図であ
る。
【図4】図3におけるB−B線断面図である。
【図5】フードロックメンバの別例を示す斜視図であ
る。
【図6】従来の自動車の前部車体構造におけるフロント
エンドの斜視図である。
【図7】自動車のヘッドランプ箇所の斜視図である。
【符号の説明】
1 エンジンルーム 2a,2b ランプサポートパネル 3a,3b フェンダエプロン 4 フードロックメンバ 20 延長部分 21 屈曲片部 21a 先端部 27 屈曲片部 22 上面部 23 前面部 24 後面部 30 閉断面形状部 S1 ,S2 スポット溶接部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体前部の左右両側に配設される一対の
    ランプサポートパネルの上部箇所であって、かつ、左右
    一対のフェンダエプロンの間の箇所に、フードロックメ
    ンバを架設して成る自動車の前部車体構造において、前
    記フードロックメンバとランプサポートパネルとの接合
    箇所にこれら両部材にて閉断面形状部を形成するように
    したことを特徴とする自動車の前部車体構造。
JP31773793A 1993-12-17 1993-12-17 自動車の前部車体構造 Pending JPH07165116A (ja)

Priority Applications (1)

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JP31773793A JPH07165116A (ja) 1993-12-17 1993-12-17 自動車の前部車体構造

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JP31773793A JPH07165116A (ja) 1993-12-17 1993-12-17 自動車の前部車体構造

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JPH07165116A true JPH07165116A (ja) 1995-06-27

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JP31773793A Pending JPH07165116A (ja) 1993-12-17 1993-12-17 自動車の前部車体構造

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JP (1) JPH07165116A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009234336A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Daihatsu Motor Co Ltd 自動車の前部車体構造
JP2009286148A (ja) * 2008-05-27 2009-12-10 Honda Motor Co Ltd 車体前部構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009234336A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Daihatsu Motor Co Ltd 自動車の前部車体構造
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