JPH0739271B2 - 自動車の前部車体構造 - Google Patents
自動車の前部車体構造Info
- Publication number
- JPH0739271B2 JPH0739271B2 JP61225884A JP22588486A JPH0739271B2 JP H0739271 B2 JPH0739271 B2 JP H0739271B2 JP 61225884 A JP61225884 A JP 61225884A JP 22588486 A JP22588486 A JP 22588486A JP H0739271 B2 JPH0739271 B2 JP H0739271B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- front pillar
- wall portion
- bracket
- steering shaft
- inner panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は自動車の前部車体構造、特に左右のフロントピ
ラー間において車幅方向に延びるステアリングシャフト
支持メンバの端部とフロントピラーとの結合構造の改良
に関する。
ラー間において車幅方向に延びるステアリングシャフト
支持メンバの端部とフロントピラーとの結合構造の改良
に関する。
（従来技術） 従来より、車両が悪路を走行する際のステアリングハン
ドルの振動を抑制し、かつ衝突時におけるステアリング
シャフトの支持剛性を高めるための構成として、例えば
実開昭60−31960号公報に開示されているように、左右
のフロントピラー間において車幅方向に延びるステアリ
ングシャフト支持メンバを設け、この支持メンバにステ
アリングシャフトを取付けたものが知られている。この
場合、ステアリングシャフト支持メンバの両端部はそれ
ぞれブラケットを介して左右のフロントピラーに結合さ
れているが、フロントピラーまわりの剛性が不充分なた
め、ステアリングハンドルの振動を充分に防止できない
問題があった。
ドルの振動を抑制し、かつ衝突時におけるステアリング
シャフトの支持剛性を高めるための構成として、例えば
実開昭60−31960号公報に開示されているように、左右
のフロントピラー間において車幅方向に延びるステアリ
ングシャフト支持メンバを設け、この支持メンバにステ
アリングシャフトを取付けたものが知られている。この
場合、ステアリングシャフト支持メンバの両端部はそれ
ぞれブラケットを介して左右のフロントピラーに結合さ
れているが、フロントピラーまわりの剛性が不充分なた
め、ステアリングハンドルの振動を充分に防止できない
問題があった。
（発明の目的） 上述の事情に鑑み、本発明はステアリングシャフト支持
メンバが結合されるフロントピラーまわりの剛性を高め
た自動車の前部車体構造を提供することを目的とする。
メンバが結合されるフロントピラーまわりの剛性を高め
た自動車の前部車体構造を提供することを目的とする。
（発明の構成） 本発明においては、ステアリングシャフトを支持して車
幅方向に延びるステアリングシャフト支持メンバの端部
が、フロントピラーのインナーパネルの車室内側面にブ
ラケットを介して固定されている自動車の前部車体構造
において、上記ブラケットは、上記フロントピラーのイ
ンナーパネルの車室内側面に対しほぼ直交する態様で車
体後方側に面して設けられて上記ステアリングシャフト
支持メンバの端部が取付けられる取付壁部と、この取付
壁部から車体前方側に延びその前端部がフランジ部を介
して上記フロントピラーのインナーパネルに連結される
側壁部と、上記取付壁部の上下端にそれぞれ連結されて
いて、上記フロントピラーのインナーパネルの車室内側
面に対しほぼ直交する態様で上記側壁部にそれぞれ連結
されかつフランジ部を介して上記インナーパネルにそれ
ぞれ連結された上壁部および下壁部とを備えており、上
記ブラケットと上記フロントピラーのインナーパネルと
により、上記フロントピラーの延長方向に沿った縦断面
に沿った閉断面が形成され、さらに上記縦断面に直交す
る横断面におい閉断面が形成されていることを特徴とす
る。
幅方向に延びるステアリングシャフト支持メンバの端部
が、フロントピラーのインナーパネルの車室内側面にブ
ラケットを介して固定されている自動車の前部車体構造
において、上記ブラケットは、上記フロントピラーのイ
ンナーパネルの車室内側面に対しほぼ直交する態様で車
体後方側に面して設けられて上記ステアリングシャフト
支持メンバの端部が取付けられる取付壁部と、この取付
壁部から車体前方側に延びその前端部がフランジ部を介
して上記フロントピラーのインナーパネルに連結される
側壁部と、上記取付壁部の上下端にそれぞれ連結されて
いて、上記フロントピラーのインナーパネルの車室内側
面に対しほぼ直交する態様で上記側壁部にそれぞれ連結
されかつフランジ部を介して上記インナーパネルにそれ
ぞれ連結された上壁部および下壁部とを備えており、上
記ブラケットと上記フロントピラーのインナーパネルと
により、上記フロントピラーの延長方向に沿った縦断面
に沿った閉断面が形成され、さらに上記縦断面に直交す
る横断面におい閉断面が形成されていることを特徴とす
る。
（発明の効果） 本発明によれば、ステアリングシャフト支持メンバをフ
ロントピラー車室内側面に取付けるブラケットとフロン
トピラー車室内側面との間に、フロントピラーの延長方
向に沿った縦断面においても、この縦断面に直交する横
断面においても閉断面が形成されて閉空間をなしている
ので、ブラケットおよびステアリングシャフト支持メン
バが変形することなく強固な形で突っ張るため、フロン
トピラーの曲げおよび捩りに対する剛性が著しく向上す
る。そしてこのような態様でフロントピラー車室内側面
に取付けられたブラケットのフロントピラー車室内側面
に対してほぼ直交する取付壁部の面上に、ステアリング
シャフト支持メンバの端部が固定されているので、ステ
アリングハンドルの振動およびステアリングシャフトの
下方への移動ならびに正面衝突時におけるステアリング
シャフト支持メンバの車体後方への移動を充分に防止す
ることができる。
ロントピラー車室内側面に取付けるブラケットとフロン
トピラー車室内側面との間に、フロントピラーの延長方
向に沿った縦断面においても、この縦断面に直交する横
断面においても閉断面が形成されて閉空間をなしている
ので、ブラケットおよびステアリングシャフト支持メン
バが変形することなく強固な形で突っ張るため、フロン
トピラーの曲げおよび捩りに対する剛性が著しく向上す
る。そしてこのような態様でフロントピラー車室内側面
に取付けられたブラケットのフロントピラー車室内側面
に対してほぼ直交する取付壁部の面上に、ステアリング
シャフト支持メンバの端部が固定されているので、ステ
アリングハンドルの振動およびステアリングシャフトの
下方への移動ならびに正面衝突時におけるステアリング
シャフト支持メンバの車体後方への移動を充分に防止す
ることができる。
（実 施 例） 以下、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説
明する。
明する。
第１図は本発明の第１の実施例を概略的に示す斜視図
で、車体前部の左右両側にはフロントピラー1,1が立設
されているとともに、左右のフロントピラー1,1間には
車幅方向に延びるダッシュアッパーパネル２が配設され
ている。３はダッシュアッパーパネル２と平行に車幅方
向に延びるステアリングシャフト支持メンバで、その両
端は、フロントピラー１に溶接されたブラケット４に締
付ブラケット５をボルト締めすることによりフロントピ
ラー1,1にそれぞれ取付けられている。ステアリングシ
ャフト支持メンバ３の中央部分は、下端が車両のフロア
６の隆起部6a上に固定されて垂直に上方へ延びる一対の
補強メンバ７の上端に連結されている。８はステアリン
グシャフト支持メンバ３に支持されたステアリングシャ
フト、９はステアリングハンドルである。
で、車体前部の左右両側にはフロントピラー1,1が立設
されているとともに、左右のフロントピラー1,1間には
車幅方向に延びるダッシュアッパーパネル２が配設され
ている。３はダッシュアッパーパネル２と平行に車幅方
向に延びるステアリングシャフト支持メンバで、その両
端は、フロントピラー１に溶接されたブラケット４に締
付ブラケット５をボルト締めすることによりフロントピ
ラー1,1にそれぞれ取付けられている。ステアリングシ
ャフト支持メンバ３の中央部分は、下端が車両のフロア
６の隆起部6a上に固定されて垂直に上方へ延びる一対の
補強メンバ７の上端に連結されている。８はステアリン
グシャフト支持メンバ３に支持されたステアリングシャ
フト、９はステアリングハンドルである。
第２図は、ステアリングシャフト支持メンバ３の左側の
フロントピラー１に対する取付部分（第１図にＡで示さ
れた部分）を拡大して示す斜視図、第３図は第２図のII
I−III線に沿った概略的断面図である。フロントピラー
１とアウターパネル10とインナーパネル11とにより閉断
面12を形成する構造となされ、これらアウターパネル10
とインナーパネル11の後端はフランジ部1aにおいて接合
されている。またフロントピラー１の前端に溶接されて
いる（各溶接点はＸで示されている）ダッシュアッパー
パネル２には、このダッシュアッパーパネル２とともに
閉断面を形成するように互いに接合されたカウルプレー
トアッパー13およびホイールエプロンレインフォースメ
ント14が接続されて前輪サスペンションタワーの位置ま
で前方に延び、車体前部側方部分の前後方向の強度を確
保している。さらにダッシュアッパーパネル２の上側に
は、フロントガラスを取付けるためのマウントメンバロ
ア15およびマウントメンバアッパー16が接合されてい
る。
フロントピラー１に対する取付部分（第１図にＡで示さ
れた部分）を拡大して示す斜視図、第３図は第２図のII
I−III線に沿った概略的断面図である。フロントピラー
１とアウターパネル10とインナーパネル11とにより閉断
面12を形成する構造となされ、これらアウターパネル10
とインナーパネル11の後端はフランジ部1aにおいて接合
されている。またフロントピラー１の前端に溶接されて
いる（各溶接点はＸで示されている）ダッシュアッパー
パネル２には、このダッシュアッパーパネル２とともに
閉断面を形成するように互いに接合されたカウルプレー
トアッパー13およびホイールエプロンレインフォースメ
ント14が接続されて前輪サスペンションタワーの位置ま
で前方に延び、車体前部側方部分の前後方向の強度を確
保している。さらにダッシュアッパーパネル２の上側に
は、フロントガラスを取付けるためのマウントメンバロ
ア15およびマウントメンバアッパー16が接合されてい
る。
ステアリングシャフト支持メンバ３の端部が取付けられ
るブラケット４は、プレス成形された１枚の鋼板よりな
り、フロントピラー１のインナーパネル11の車室内側面
に、この面に対してほぼ直交する態様でフランジ部4bを
介して取付けられた車体後方側に面する垂直な取付壁部
18と、この取付壁部18から車体前方側に延びその前端部
がフランジ部4bを介してフロントピラー１のインナーパ
ネル11に連結される側壁部4aと、上記取付壁部18の上下
端にそれぞれ連結されていて、フロントピラー１のイン
ナーパネル11の車室内側面に対しほぼ直交する態様で上
記側壁部に4aにそれぞれ連結されかつフランジ部4bを介
してインナーパネル11にそれぞれ連結された上壁部21お
よび下壁部21′とを備えており、ブラケット４とフロン
トピラー１のインナーパネル11とにより、フロントピラ
ー１の延長方向に沿った細長い縦断面が形成され、さら
に上記縦断面に直交する横断面において閉断面20（図３
参照）が形成されて閉空間が構成されている。
るブラケット４は、プレス成形された１枚の鋼板よりな
り、フロントピラー１のインナーパネル11の車室内側面
に、この面に対してほぼ直交する態様でフランジ部4bを
介して取付けられた車体後方側に面する垂直な取付壁部
18と、この取付壁部18から車体前方側に延びその前端部
がフランジ部4bを介してフロントピラー１のインナーパ
ネル11に連結される側壁部4aと、上記取付壁部18の上下
端にそれぞれ連結されていて、フロントピラー１のイン
ナーパネル11の車室内側面に対しほぼ直交する態様で上
記側壁部に4aにそれぞれ連結されかつフランジ部4bを介
してインナーパネル11にそれぞれ連結された上壁部21お
よび下壁部21′とを備えており、ブラケット４とフロン
トピラー１のインナーパネル11とにより、フロントピラ
ー１の延長方向に沿った細長い縦断面が形成され、さら
に上記縦断面に直交する横断面において閉断面20（図３
参照）が形成されて閉空間が構成されている。
上記取付壁部18には、円筒状のステアリングシャフト支
持メンバ３の端部周面を受ける円弧状凹面17と、この凹
面17の上下位置に前記した締付ブラケット５を固定する
ための垂直な平坦面とが形成されている。19は取付壁部
18の上記平坦面に設けられているねじ孔である。
持メンバ３の端部周面を受ける円弧状凹面17と、この凹
面17の上下位置に前記した締付ブラケット５を固定する
ための垂直な平坦面とが形成されている。19は取付壁部
18の上記平坦面に設けられているねじ孔である。
ブラケット４が上述のような態様でフロントピラー１に
取付けられていることにより、ステアリングシャフト支
持メンバ３の端部が結合されるフロントピラー１まわり
の剛性が著しく高められ、これによって、ステアリング
ハンドル９の振動が防止される。
取付けられていることにより、ステアリングシャフト支
持メンバ３の端部が結合されるフロントピラー１まわり
の剛性が著しく高められ、これによって、ステアリング
ハンドル９の振動が防止される。
次に第４図は、本発明の第２の実施例を示し、第２図お
よび第３図に示した構成に加えて、ブラケット４の上壁
部21と、フロントガラスのマウントメンバロア15、マウ
ントメンバアッパー16およびダッシュアッパーパネル２
の接合部との間をガセット22で結合してさらに剛性を高
めたものである。
よび第３図に示した構成に加えて、ブラケット４の上壁
部21と、フロントガラスのマウントメンバロア15、マウ
ントメンバアッパー16およびダッシュアッパーパネル２
の接合部との間をガセット22で結合してさらに剛性を高
めたものである。
第５図は本発明の第３の実施例を第２図に対応させて示
す斜視図、第６図は第５図のVI−VIに沿った概略的断面
図である。本実施例の場合、ステアリングシャフト支持
メンバ３の端部をフロントピラー１に取付けるためのブ
ラケットは、第１および第２ブラケット24,25が互いに
接合されたものよりなり、第１ブラケット24はステアリ
ングシャフト支持メンバ３の端部が取付けられる垂直壁
部24aと、この垂直壁部24aの左側端から後方に折曲され
てフロントピラー１のフランジ部1aに接合されるフラン
ジ部24bと、垂直壁部24aの右側端から斜め前方に折曲さ
れたフランジ部24cと、垂直壁部24aの上端および下端か
らそれぞれ前方へ折曲されて水平に延びるフランジ部24
d,24eとよりなる。そして上方のフランジ部24dには、そ
の左側縁から上方に折曲されてフロントピラー１のイン
ナーパネル11上に接合されるフランジ部24fが形成され
ているとともに、フランジ部24dの前端はダッシュアッ
パーパネル２とマウントメンバロア15およびマウントメ
ンバアッパー16との接合部に接続されている。また下方
のフランジ部24eには、その左側縁から下方に折曲され
てフロントピラー１のインナーパネル11上に接合される
フランジ部24gが形成されているとともに、フランジ部2
4eの前端は結合部材26を介してダッシュアッパーパネル
２の下面に接続されている。一方第２ブラケット25は、
第１ブラケット24の垂直壁部24a、上下のフランジ部24
d,24eおよびフロントピラー１のインナーパネル11との
間で閉断面27を形成するように第１ブラケット24に溶接
されており、その垂直壁部25aの周囲に形成された各フ
ランジは、第１ブラケット24のフランジ部24c,24d,24e
およびフロントピラー１のアウターパネル10とインナー
パネル11の前方の接合部分であるフランジ部1bにそれぞ
れ接続されて、第１ブラケット24とともにブラケットの
本体部を構成している。このように本発明の第３の実施
例においても、ほぼコ字状の断面形状を有するように組
合わされた第１および第２ブラケット24,25とフロント
ピラー１のインナーパネルとにより閉断面27が形成さ
れ、かつステアリングシャフト支持メンバ３の端部が、
第１ブラケット24の垂直壁部24aに対し、フロントピラ
ー１のインナーパネル11の内面よりも室内側に寄った位
置において固定されていることにより、ステアリングシ
ャフト支持メンバ３の端部が結合されるフロントピラー
１まわりの剛性を高めることができ、これによりステア
リングハンドルの振動を防止することができる。なお、
第５図および第６図の構成に加えて、第１ブラケット24
のフランジ部24c,24d,24eおよびダッシュアッパーパネ
ル２に周囲を接合された第３ブラケット28（第６図参
照）を設けてそこに閉断面を形成すれば、さらに剛性を
高めることができる。
す斜視図、第６図は第５図のVI−VIに沿った概略的断面
図である。本実施例の場合、ステアリングシャフト支持
メンバ３の端部をフロントピラー１に取付けるためのブ
ラケットは、第１および第２ブラケット24,25が互いに
接合されたものよりなり、第１ブラケット24はステアリ
ングシャフト支持メンバ３の端部が取付けられる垂直壁
部24aと、この垂直壁部24aの左側端から後方に折曲され
てフロントピラー１のフランジ部1aに接合されるフラン
ジ部24bと、垂直壁部24aの右側端から斜め前方に折曲さ
れたフランジ部24cと、垂直壁部24aの上端および下端か
らそれぞれ前方へ折曲されて水平に延びるフランジ部24
d,24eとよりなる。そして上方のフランジ部24dには、そ
の左側縁から上方に折曲されてフロントピラー１のイン
ナーパネル11上に接合されるフランジ部24fが形成され
ているとともに、フランジ部24dの前端はダッシュアッ
パーパネル２とマウントメンバロア15およびマウントメ
ンバアッパー16との接合部に接続されている。また下方
のフランジ部24eには、その左側縁から下方に折曲され
てフロントピラー１のインナーパネル11上に接合される
フランジ部24gが形成されているとともに、フランジ部2
4eの前端は結合部材26を介してダッシュアッパーパネル
２の下面に接続されている。一方第２ブラケット25は、
第１ブラケット24の垂直壁部24a、上下のフランジ部24
d,24eおよびフロントピラー１のインナーパネル11との
間で閉断面27を形成するように第１ブラケット24に溶接
されており、その垂直壁部25aの周囲に形成された各フ
ランジは、第１ブラケット24のフランジ部24c,24d,24e
およびフロントピラー１のアウターパネル10とインナー
パネル11の前方の接合部分であるフランジ部1bにそれぞ
れ接続されて、第１ブラケット24とともにブラケットの
本体部を構成している。このように本発明の第３の実施
例においても、ほぼコ字状の断面形状を有するように組
合わされた第１および第２ブラケット24,25とフロント
ピラー１のインナーパネルとにより閉断面27が形成さ
れ、かつステアリングシャフト支持メンバ３の端部が、
第１ブラケット24の垂直壁部24aに対し、フロントピラ
ー１のインナーパネル11の内面よりも室内側に寄った位
置において固定されていることにより、ステアリングシ
ャフト支持メンバ３の端部が結合されるフロントピラー
１まわりの剛性を高めることができ、これによりステア
リングハンドルの振動を防止することができる。なお、
第５図および第６図の構成に加えて、第１ブラケット24
のフランジ部24c,24d,24eおよびダッシュアッパーパネ
ル２に周囲を接合された第３ブラケット28（第６図参
照）を設けてそこに閉断面を形成すれば、さらに剛性を
高めることができる。
第１図は本発明の第１の実施例を概略的に示す斜視図、
第２図は第１図の符号Ａで示す部分の拡大斜視図、第３
図は第２図のIII−III線に沿った概略的断面図、第４図
は本発明の第２の実施例の斜視図、第５図は本発明の第
３の実施例の斜視図、第６図は第５図のVI−VI線に沿っ
た概略的断面図である。 １……フロントピラー ２……ダッシュアッパーパネル ３……ステアリングシャフト支持メンバ ４……ブラケット、4a……側壁部 4b……フランジ部、５……締付ブラケット 10……フロントピラーのアウターパネル 11……フロントピラーのインナーパネル 13……カウルプレートアッパー 14……ホイールエプロンレインフォースメント 15……フロントガラスマウントメンバロア 16……フロントガラスマウントメンバアッパー 18……取付壁部、20、27……閉断面 21……上壁部、21′……下壁部 24……第１ブラケット、25……第２ブラケット
第２図は第１図の符号Ａで示す部分の拡大斜視図、第３
図は第２図のIII−III線に沿った概略的断面図、第４図
は本発明の第２の実施例の斜視図、第５図は本発明の第
３の実施例の斜視図、第６図は第５図のVI−VI線に沿っ
た概略的断面図である。 １……フロントピラー ２……ダッシュアッパーパネル ３……ステアリングシャフト支持メンバ ４……ブラケット、4a……側壁部 4b……フランジ部、５……締付ブラケット 10……フロントピラーのアウターパネル 11……フロントピラーのインナーパネル 13……カウルプレートアッパー 14……ホイールエプロンレインフォースメント 15……フロントガラスマウントメンバロア 16……フロントガラスマウントメンバアッパー 18……取付壁部、20、27……閉断面 21……上壁部、21′……下壁部 24……第１ブラケット、25……第２ブラケット
Claims (1)
- 【請求項１】ステアリングシャフト（８）を支持して車
幅方向に延びるステアリングシャフト支持メンバ（３）
の端部が、フロントピラー（１）のインナーパネル（1
1）の車室内側面にブラケット（４）を介して固定され
ている自動車の前部車体構造において、 上記ブラケット（４）は、上記フロントピラー（１）の
インナーパネル（11）の車室内側面に対しほぼ直交する
態様で車体後方側に面して設けられて上記ステアリング
シャフト支持メンバ（３）の端部が取付けられる取付壁
部（18）と、この取付壁部（18）から車体前方側に延び
その前端部がフランジ部（4b）を介して上記フロントピ
ラー（１）のインナーパネル（11）に連結される側壁部
（4a）と、上記取付壁部（18）の上下端にそれぞれ連結
されていて、上記フロントピラー（１）のインナーパネ
ル（11）の車室内側面に対しほぼ直交する態様で上記側
壁部（4a）にそれぞれ連結されかつフランジ部（4b）を
介して上記インナーパネル（11）にそれぞれ連結された
上壁部（21）および下壁部（21′）とを備えており、上
記ブラケット（４）と上記フロントピラー（１）のイン
ナーパネル（11）とにより、上記フロントピラー（１）
の延長方向に沿った縦断面が形成され、さらに上記縦断
面に直交する横断面において閉断面（20）が形成されて
いることを特徴とする自動車の前部車体構造。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61225884A JPH0739271B2 (ja) | 1986-09-26 | 1986-09-26 | 自動車の前部車体構造 |
| KR1019870010679A KR910000502B1 (ko) | 1986-09-26 | 1987-09-25 | 자동차의 앞부분 차체구조 |
| US07/100,790 US4826234A (en) | 1986-09-26 | 1987-09-25 | Steering assembly supporting structure of a motor vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61225884A JPH0739271B2 (ja) | 1986-09-26 | 1986-09-26 | 自動車の前部車体構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6382881A JPS6382881A (ja) | 1988-04-13 |
| JPH0739271B2 true JPH0739271B2 (ja) | 1995-05-01 |
Family
ID=16836373
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61225884A Expired - Fee Related JPH0739271B2 (ja) | 1986-09-26 | 1986-09-26 | 自動車の前部車体構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0739271B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2022162724A1 (ja) * | 2021-01-26 | 2022-08-04 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011131661A (ja) * | 2009-12-23 | 2011-07-07 | Mazda Motor Corp | 車両の上部車体構造 |
| RU171040U1 (ru) * | 2016-11-08 | 2017-05-17 | Публичное акционерное общество "АВТОВАЗ" | Конструкция передней части кузова легкового автомобиля |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5983165U (ja) * | 1982-11-29 | 1984-06-05 | トヨタ自動車株式会社 | 自動車用ステアリング支持装置 |
| JPS62127863U (ja) * | 1986-02-07 | 1987-08-13 |
-
1986
- 1986-09-26 JP JP61225884A patent/JPH0739271B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2022162724A1 (ja) * | 2021-01-26 | 2022-08-04 | ||
| WO2022162724A1 (ja) * | 2021-01-26 | 2022-08-04 | トヨタ車体株式会社 | 車両の前部構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6382881A (ja) | 1988-04-13 |
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