JP2543599B2 - 自動車の車体構造 - Google Patents

自動車の車体構造

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JP2543599B2
JP2543599B2 JP1267707A JP26770789A JP2543599B2 JP 2543599 B2 JP2543599 B2 JP 2543599B2 JP 1267707 A JP1267707 A JP 1267707A JP 26770789 A JP26770789 A JP 26770789A JP 2543599 B2 JP2543599 B2 JP 2543599B2
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英之 舘野
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、自動車の車体構造、とりわけ、車体前部
の車体構造に関する。
従来の技術 自動車の車体構造、とりわけ車体前部の車体構造とし
ては、例えば、第4〜6図に示すものがある。
同図において、フードリッジパネル1の下部には、閉
断面構造部を形成するフロントサイドメンバ2が取付け
られている。
左右のフロントサイドメンバ2の前端部には第4図に
も示すように、これら左右のフロントサイドメンバ2の
連結するファーストクロスメンバ3が取付けられてい
る。
ここで、ファーストクロスメンバ3は、第4図に示す
ように断面L字状の部材3aと断面コの字状の部材3bとで
構成され部材3aの前縁がフロントサイドメンバ2にスポ
ット溶接され、部材3bの下縁が部材3aの下縁とスポット
溶接されている。
ファーストクロスメンバ3の後方には、第5図にも示
すように両フロントサイドメンバ2に渡ってエンジンマ
ウント用のクロスメンバ4がブラケット5を介して両フ
ロントサイドメンバ2に取付けられ、両フロントサイド
メンバ2間に配置されたエンジン6をアーム7を介して
支持している。
尚、エンジンマウント用のクロスメンバ4の取付部位
の後方にはフロントサイドメンバ2につぶれ用ビード8
が形成されている。
この種の構造は、例えば、実開昭49−130521号、特開
昭49−126017号公報に示されている。
発明が解決しようとする課題 フロントサイドメンバ2にファーストクロスメンバ3
をスポット溶接する場合に、溶接ガンが入らないためフ
ァーストクロスメンバ3の断面コの字状の部材3bの上縁
部分を溶接することができず、したがって接合強度が低
下するという問題がある。
また、車両前面衝突時においては、図示しないバンパ
によって吸収することができない荷重はフロントサイド
メンバ2の座屈変形によって吸収されるが、エンジンマ
ウント用のクロスメンバ4のブラケット5が取付けられ
ている分だけつぶれスペースが減少し有効つぶれしろl
が小さくなり、エネルギ吸収特性が悪化するという問題
がある。
そこで、この発明は、フロントサイドメンバとファー
ストクロスメンバとの接合強度を高められると共に車両
前面衝突時におけるエネルギ吸収特性を高められる自動
車の車体構造を提供するものである。
課題を解決するための手段 左右のフロントサイドメンバの前端部下面にファース
トクロスメンバを固着して差し渡すとともに、該ファー
ストクロスメンバの後方にエンジンマウント用クロスメ
ンバを配置してなる自動車において、上記エンジンマウ
ント用クロスメンバの両端に略L字型のブラケットを設
け、該ブラケットの一端を上記フロントサイドメンバ下
面のファーストクロスメンバ固着箇所よりも後方側にね
じ結合し、上記ブラケットの他端を上記ファーストクロ
スメンバの下面にねじ結合してある。
作用 フロントサイドメンバとファーストクロスメンバとが
エンジンマウント用のクロスメンバのブラケットを介し
て結合される。
また、エンジンマウント用のクロスメンバのブラケッ
トをファーストクロスメンバ寄りに配置することにより
車両前面衝突時におけるフロントサイドメンバの有効つ
ぶれしろを確保する。
実施例 以下この発明の実施例を図面と共に説明する。
第1,3図に示すように、フードリッジパネル1の下部
に、閉断面構造部を形成するフロントサイドメンバ2が
取付けられ、左右のフロントサイドメンバ2の前端部に
は、これらにまたがってファーストクロスメンバ3が取
付けられている点、及びファーストクロスメンバ3が断
面L字状の部材3aと断面コの字状の部材3bとで構成さ
れ、部材3aの前縁がフロントサイドメンバ2にスポット
溶接され、部材3bの下縁が部材3aの下縁とスポット溶接
されている点は前記従来と同様である。
ここで、上記ファーストクロスメンバ3の後方であっ
て、ファーストクロスメンバ3に近接した位置には、両
フロントサイドメンバ2にまたがるエンジンマウント用
のクロスメンバ4が配置されている。
上記クロスメンバ4は、第2図に詳示するようにその
両端部にフロントサイドメンバ2とファーストクロスメ
ンバ3にまたがるL字型で断面コの字状のブラケット9
が取付けられたパイプ状の部材である。
ブラケット9の前端部は前記ファーストクロスメンバ
3の部材3aの底面のウェルドナット10にボルト11により
締め付けられ、ブラケット9の上端部は、フロントサイ
ドメンバ2のウェルドナット10にボルト11により締め付
けられている。
このようにして、取付けられたクロスメンバ4の略中
央部にアーム7(エンジンマウント付き)が取付けら
れ、両フロントサイドメンバ2間に配置されたエンジン
6をこのアーム7を介して支持している。
また、上記フロントサイドメンバ2にはエンジンマウ
ント用のクロスメンバ4の取付部位の後方につぶれ用ビ
ード8が形成されると共に前記ブラケット9の後端部後
方に車両前面衝突時におけるエネルギ吸収用のつぶれし
ろLが設定されている。
上記実施例構造によれば、ファーストクロスメンバ3
とフロントサイドメンバ2とがエンジンマウント用のク
ロスメンバ4のブラケット9によって結合されているた
め、断面コの字状の部材3bの上縁がフロントサイドメン
バ2にスポット溶接することができず取付強度が低いフ
ァーストクロスメンバ3周辺の車体剛性の向上が図れ
る。
また、エンジンマウント用のクロスメンバ4のブラケ
ット9がファーストクロスメンバ3に近接して配置され
ているため、このブラケット9の後方に確保されたフロ
ントサイドメンバ2のつぶれしろL(L>l)が大きく
設定でき、エネルギ吸収特性を向上させることができ
る。
即ち、ブラケット9が取付られているためつぶれ変形
し難い部分がそれだけ少なくなり、その分つぶれしろL
が大きく確保できるのである。
発明の効果 以上説明してきたようにこの発明によれば、エンジン
マウント用のクロスメンバを取付けるためのブラケット
がファーストクロスメンバとフロントサイドメンバとに
またがっているため、ファーストクロスメンバ周辺の車
体剛性を高めることができるという効果がある。
また、略L字型のブラケットの両端をファーストクロ
スメンバ,フロントサイドメンバにそれぞれ結合して、
エンジンマウント用クロスメンバにかかる荷重を、これ
らのメンバに分担させてあるので、このブラケットのフ
ロントサイドメンバに対する取付代が少なくて済む。こ
の結果、フロントサイドメンバの有効つぶれ代が大きく
なり、エネルギ吸収特性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は、この発明の実施例を示し、第1図は第3
図のI−I線に沿う断面図、第2図はブラケットの斜視
図、第3図は全体斜視図、第4図は従来技術の第6図IV
−IV線に沿う断面図、第5図は同クロスメンバ付近の斜
視図、第6図は同全体斜視図である。 2……フロントサイドメンバ、3……ファーストクロス
メンバ、4……クロスメンバ、9……ブラケット。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右のフロントサイドメンバの前端部下面
    にファーストクロスメンバを固着して差し渡すととも
    に、該ファーストクロスメンバの後方にエンジンマウン
    ト用クロスメンバを配置してなる自動車において、上記
    エンジンマウント用クロスメンバの両端に略L字型のブ
    ラケットを設け、該ブラケットの一端を上記フロントサ
    イドメンバ下面のファーストクロスメンバ固着箇所より
    も後方側にねじ結合し、上記ブラケットの他端を上記フ
    ァーストクロスメンバの下面にねじ結合したことを特徴
    とする自動車の車体構造。
JP1267707A 1989-10-13 1989-10-13 自動車の車体構造 Expired - Lifetime JP2543599B2 (ja)

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