JP2803326B2 - 自動車の牽引フック取付構造 - Google Patents

自動車の牽引フック取付構造

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JP2803326B2
JP2803326B2 JP2132303A JP13230390A JP2803326B2 JP 2803326 B2 JP2803326 B2 JP 2803326B2 JP 2132303 A JP2132303 A JP 2132303A JP 13230390 A JP13230390 A JP 13230390A JP 2803326 B2 JP2803326 B2 JP 2803326B2
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英之 舘野
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車の牽引フック取付構造に関する。
従来の技術 第4図は従来の牽引フック取付構造を示すもので、図
中2はフードレッジパネル1に接合したクロージングプ
レート、3はこのクロージングプレート2に接合されて
閉断面を形成した車体前後方向骨格部材であるフロント
サイドメンバ、4は丸棒材をもって側面略U字状に曲折
成形した牽引フックで、前記クロージングプレート2の
前側部外面に、フロントサイドメンバ3よりも下方にオ
フセットした位置にアーク溶接により接合して、クロー
ジングプレート2の下縁より突出配置してある。5はバ
ンパーステイ6を介してフロントサイドメンバ3にボル
ト・ナット7結合したフロントバンパーを示す。この類
似構造は、例えば特開昭61−143241号公報に示されてい
る。
発明が解決しようとする課題 牽引フック4をクロージングプレート2に、主要骨格
部材であるフロントサイドメンバ3から離れた下側部に
接合してあるため、牽引入力に十分に対抗し得るよう
に、該牽引フック4の接合部周りを比較的広く専用の補
強材で補強する必要があって、コスト的におよび重量的
に不利となってしまう。そこで、本発明はクロージング
プレートを広面積で補強する必要がなく、コスト的、重
量的に有利に得ることができることはもとより、車両衝
突時にエネルギー吸収部材としても機能できて、衝突エ
ネルギー吸収効果を向上することができる自動車の牽引
フック取付構造を提供するものである。
課題を解決するための手段 閉断面を形成した車体サイドメンバの端部に、該サイ
ドメンバ内面の上下方向全幅にわたって設けられ、上下
方向に波形に形成したフックブラケットを突設するとと
もに、サイドメンバの端部から車体前後方向に突設した
バンパーステイと長手方向に沿って隣接配置する一方、
フック本体をこのフックブラケットの一側面に波形と交
差して接合して、該フックブラケット端よりも突出して
配置してある。
作用 フックブラケット自体が波形成形されて強度メンバと
なっていて、しかも、このフックブラケットが車体の主
要骨格部材の車体サイドメンバに接合されているため、
フック本体に作用する牽引入力はこれら強度メンバに負
担される。しかも、フックブラケットをサイドメンバ内
面の上下方向全幅にわたって設けてあり、例えばフック
本体に牽引入力が作用した際に、サイドメンバの上下面
が上下方向の曲げモーメントに有効に対抗し得る構造と
なっている。車両の衝突時には、フックブラケット端よ
りも突出しているフック本体に衝突入力が作用して、該
フック本体が塑性変形するが、該フック本体はフックブ
ラケットにその波形と交差して接合してあるため、フッ
クブラケットの断面変形を伴うことがなく、そして、こ
のフック本体の塑性変形過程で障害物がフックブラケッ
ト端に干渉すると、このフックブラケットも前後方向に
潰れ変形して衝突エネルギーを吸収し、これらフックブ
ラケット,フック本体の突出量分車体サイドメンバの実
質潰れストロークが増大し、衝突エネルギー吸収効果が
向上される。
実施例 以下、本発明の一実施例を車体サイドメンバとしてフ
ロントサイドメンバを例に採って、前記従来の構成と同
一部分に同一符号を付して詳述する。
第1〜3図において、3はフードレッジパネル1に接
合したクロージングプレート2に接合されて閉断面を形
成したフロントサイドメンバを示し、このフロントサイ
ドメンバ3の前端部には、その側壁の内面の上下方向全
幅にわたって接合されて前方に同軸上に突出するフック
ブラケット10を、サイドメンバ3の端部から車体前後方
向に突設したバンパーステイ6と長手方向に沿って隣接
配置してある。このフックブラケット10は金属パネル材
をもって上下方向に矩形が連続した波形に成形して、該
フックブラケット10自体が強度メンバとなっている。11
は金属丸棒材をもって側面略U字状に曲折成形したフッ
ク本体を示し、このフック本体11は棒材両端部をフック
ブラケット10の一側面に波形と交差してアーク溶接によ
り接合して、フック部11aをフックブラケット10の前端
よりも前方に突出して配置してある。
従って、以上の実施例構造によれば、車体牽引時にフ
ック本体11に作用する牽引入力はフックブラケット10に
作用するが、このフックブラケット10は波形に形成され
てブラケット自体が強度メンバになっており、しかも、
車体の主要骨格部材であるフロントサイドメンバ3の前
端部に同軸上に接合してあるため、前記牽引入力はこれ
ら強度メンバに負担されて、この牽引入力に十分に対抗
することができる。
しかもフックブラケット10をサイドメンバ3内面に上
下方向全幅にわたって設けてあり、例えばフック本体11
に牽引入力が作用した際、サイドメンバ3の上下面によ
って上下方向の曲げモーメントに有効に対抗し得る構造
となっている。
一方、車両が衝突した際にはフック本体11がフックブ
ラケット10端よりも突出しているため、このフック本体
11が衝突入力により塑性変形するが、該フック本体11は
フックブラケット10にその波形と交差して接合してある
ため、フックブラケット10の断面変形を伴うことはな
い。そして、このフック本体11の塑性変形過程で障害物
がフックブラケット10端に干渉すると、このフックブラ
ケット10もバンパーステイ6とともに前後方向に潰れ変
形して衝突エネルギーを吸収し、これらフックブラケッ
ト10,フック本体11の突出量分、フロントサイドメンバ
3の実質潰れストロークが増大し、衝突エネルギー吸収
効果を向上することができる。
なお、前記実施例では車体サイドメンバとしてフロン
トサイドメンバを例示したが、リヤサイドメンバにも同
様に適用できることは勿論である。
発明の効果 以上のように本発明によれば、車体サイドメンバ端に
接合されたフックブラケット自体が上下方向に波形に形
成されて強度メンバを構成しているため、フック本体に
作用する牽引力は該フックブラケットおよび車体主要骨
格部材の車体サイドメンバに負担され、従って、特別に
牽引入力対策として補強メンバを付設する必要がなく、
コスト的におよび重量的にも非常に有利となる。しか
も、フックブラケットをサイドメンバ内面の上下方向全
幅にわたって設けてあり、例えばフック本体に牽引入力
が作用した際に、サイドメンバの上下面が上下方向の曲
げモーメントに有効に対抗し得る構造となっている。ま
た、車両衝突時にはこれらフック本体,フックブラケッ
トがバンパーステイとともにエネルギー吸収部材として
も機能できるため、衝突エネルギー吸収効果を向上でき
るという実用上多大な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図、第2図は同側
面図、第3図はフック本体とフックブラケットの正面
図、第4図は従来の構造を示す斜視図である。 3……車体サイドメンバ、10……フックブラケット、11
……フック本体。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】閉断面を形成した車体サイドメンバの端部
    に、該サイドメンバ内面の上下方向全幅にわたって設け
    られ、上下方向に波形に形成したフックブラケットを突
    設するとともに、サイドメンバの端部から車体前後方向
    に突設したバンパーステイと長手方向に沿って隣接配置
    する一方、フック本体をこのフックブラケットの一側面
    に波形と交差して接合して、該フックブラケット端より
    も突出して配置したことを特徴とする自動車の牽引フッ
    ク取付構造。
JP2132303A 1990-05-22 1990-05-22 自動車の牽引フック取付構造 Expired - Lifetime JP2803326B2 (ja)

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JPH01136005U (ja) * 1988-03-01 1989-09-18

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