JP2564274Y2 - 自動車のバンパビ−ム構造 - Google Patents

自動車のバンパビ−ム構造

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JP2564274Y2
JP2564274Y2 JP1991093003U JP9300391U JP2564274Y2 JP 2564274 Y2 JP2564274 Y2 JP 2564274Y2 JP 1991093003 U JP1991093003 U JP 1991093003U JP 9300391 U JP9300391 U JP 9300391U JP 2564274 Y2 JP2564274 Y2 JP 2564274Y2
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JP
Japan
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bumper beam
gusset
plate
bumper
outer member
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JP1991093003U
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JPH0535507U (ja
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耕治 山岡
哲也 楠山
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Isuzu Motors Ltd
Topre Corp
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
Topre Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両の対物衝突あるい
は車両同士の衝突時において車体を保護するバンパの構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の衝突時におけるバンパの衝突性能
は、衝突時の車体および機能部品の保護が要求される。
従来のバンパの構造は実開昭57−92559号公報に
開示されているが、ここでは図6から図8に示す図面に
より説明する。自動車のバンパ内部には金属製のアウタ
部材10、インナ部材12、パッチ部材14、ガゼット
部材16とで構成する緩衝材を取り付ける取付(ビ−
ム)部1を内在している。この取付部1はアウタ部材1
0とインナ部材12とで形成した外枠内にインナ部材1
2に沿ってパッチ部材14を固着して補強すると共に、
パッチ部材14からアウタ部材10方向に平行してガゼ
ット部材16を設けて取付部1の内部剛性を高め、外部
からの入力を吸収、分散する構成となっている。この場
合に用いる各部材はその肉厚をアウタ部材10は1.8
mm、インナ部材12は1.2mm、パッチ部材14は2.
0mm、ガゼット部材は1.2mmとするものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来のバ
ンパに内装する緩衝材取付部(ビーム部)1はアウタ部
材10、インナ部材12、パッチ部材14、ガゼット部
材16と構成部品点数が多く、かつ、剛性を確保するた
め各部材はある程度の板厚を必要とするため、製品の重
量を重くして作業性能を低下させ、さらに、アセンブリ
工数を多く要するため、製品のコストアップを招いてい
た。さらに、バンパビームの軽量化、簡素化を図った考
案が実開昭60−161651号公報、実開平1−67
166号公報に開示されている。
【0004】そこで、本考案は確実に緩衝材の取付がで
きる剛性を有し、かつ上記従来のバンパビーム構造より
さらに部品点数が少なく軽量化された構造により、経済
的なバンパビームを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案のバンパビーム構
造は、解放断面を有するアウタ部材と、板状のインナ部
材と、板状のガゼット部材とを備え、ガゼット部材はそ
の板厚をアウタ部材の板厚のほぼ2倍とすると共に、イ
ンナ部材の両端に緩衝部を固着したガゼット部材を連結
して1枚板とし、アウタ部材の開放部分を閉塞した構成
を具備する。
【0006】
【作用】バンパビーム構造はアウタ部材、インナ部材と
2枚のガゼット部材の4枚の板状部材で構成され、部品
点数が少なく、かつ、負荷のかかるガゼット部材のみの
板厚を厚くすることにより、他の部材の板厚を薄くする
ことができ、バンパビームの軽量化と緩衝部の確実な固
着が達成される。さらに、アウタ部材にインナ部材とガ
ゼット部材を連結した1枚板を組み合わせて、連続する
閉断面を構成することにより外部から入力する力に対抗
する剛性を有する。
【0007】
【実施例】本考案の実施例を図面を参照して説明する。
図1は本考案によるバンパ内部に装着するバンパビ−ム
の説明図、図2はバンパビ−ムの斜視図、図5はバンパ
ビ−ムを装着したバンパを車体に取り付けた状態説明図
である。
【0008】車体Cの前後に装着する衝撃力を吸収する
バンパ50はその内面に緩衝部60を取り付けるための
バンパビ−ム70を内装する。バンパビ−ム70は金属
板よりなる断面がほぼコ字型をなすアウタ部材72、ア
ウタ部材72の開放部分に装着する金属板よりなるイン
ナ部材74と、緩衝部60を取り付けるガゼット部材7
6とを有する。アウタ部材72は肉厚を1.6mmとする
金属板を折り曲げて断面をコ字型とした、バンパ50の
湾曲に沿った湾曲形状をなす長尺体である。インナ部材
74はアウタ部材72の開放部分の幅寸法の幅寸法を有
し、アウタ部材72の開放部の一部である中央部分に相
当する長さ寸法をする長尺板であって、長手方向上下縁
にはアウタ部材72に嵌合する嵌合片73を、また、長
手方向両端にはガゼット部材76への取付片75を備え
ている。ガゼット部材76は肉厚を3.2mmと板厚をア
ウタ部材72の板厚のほぼ2倍と厚くしたハイテンショ
ン鋼材よりなり、長手方向上下にはアウタ部材72の開
放部分に嵌合する嵌合部77を有し、その一端にはイン
ナ部材74の取付片75を取り付けるガゼット片78を
有する。
【0009】このように形成した部材によるバンパビ−
ム70の構成を説明する。アウタ部材72の長手方向中
央部の開放部分に開放部分を閉塞するようにインナ部材
74を装着する。インナ部材74の両側にガゼット部材
76を取り付ける。インナ部材74の両端にガゼット部
材76を連結すると、アウタ部材72の長さ寸法とな
り、アウタ部材72の開放部分をインナ部材74とガゼ
ット部材76で完全に閉塞して、閉断面を形成する。各
部材の取付はインナ部材74の取付片75をガゼット部
材76のガゼット片78に拝みあわせ状態に合わせ溶接
接着し、さらにガゼット部材76の嵌合部77をアウタ
部材72に嵌合させスポット溶接等の手段により固着部
71を形成する。板厚を厚くしたガゼット部材76に緩
衝部60を固着した取付板62を留め具79で固着す
る。緩衝部60の他端は車体Cに取り付けられている。
【0010】そして、バンパビーム70の外周にバンパ
50の表部を取り付ける。このようにアウタ部材72
、インナ部材74板厚が厚いガゼット部材76を連
結した1枚板を組み合わせることにより、連続する閉断
面を構成したバンパビーム70は外側からの入力に対し
て剛性を向上させ、外力を分散させる。さらに、入力し
た外力は緩衝部60によりその力が吸収され、車体を保
護する。
【0011】
【考案の効果】本考案のバンパビーム構造はアウタ部
材、小さい面積のインナ部材、ガゼット部材の部材で
構成されているので、従来の部品点数の多いバンパビー
ムに比較して、部品点数が少なく、かつインナ部材とガ
ゼット部材を連結した1枚板としてアウト部材に組み合
わせるのでアセンブリ工程を減少でき、経済的なバンパ
ビーム構造が提供できる。また、緩衝材の取付面は肉厚
のガゼット部材を用いて緩衝材の確実な固着をはかると
共に、外力に対しては連続する閉断面で剛性を向上させ
ているので、アウタ部材、インナ部材の板厚が薄くで
き、バンパビームの重量軽量化が達成される
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のバンパビ−ムの構成説明図。
【図2】バンパビ−ムの斜視図。
【図3】図2線A−A断面図。
【図4】図2線B−B断面図。
【図5】バンパを車体に取り付けた状態説明図。
【図6】従来の緩衝材取付部の斜視図。
【図7】図6線D−D断面図。
【図8】図6線E−E断面図。
【符号の説明】 50 バンパ 60 緩衝部 70 バンパビ−ム 72 アウタ部材 74 インナ部材 76 ガゼット部材 78 ガゼット片

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衝部を介し車体に取り付ける自動車
    のバンパビーム構造において、 前記バンパビームは解放断面を有するアウタ部材と、板
    状のインナ部材と、板状のガゼット部材とを備え、 ガゼット部材はその板厚をアウタ部材の板厚のほぼ2倍
    板厚を有する板状体で構成し、バンパビームはインナ
    部材の両端にガゼット部材を連結した1枚板をアウタ部
    材の開放部分に配設して、連続した閉断面を形成すると
    共に、ガゼット部材に緩衝部を取付けたことを特徴とす
    る自動車のバンパビーム構造。
JP1991093003U 1991-10-18 1991-10-18 自動車のバンパビ−ム構造 Expired - Lifetime JP2564274Y2 (ja)

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JPH0535507U JPH0535507U (ja) 1993-05-14
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JP4219189B2 (ja) * 2003-02-28 2009-02-04 株式会社アステア 車体メンバに対するバンパ補強材の支持構造
JP2012188072A (ja) * 2011-03-14 2012-10-04 Takebe Tekkosho:Kk アンダーラン・プロテクタ

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JPH05451Y2 (ja) * 1987-10-27 1993-01-07

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