JP2522723Y2 - 電子部品のシールド構造 - Google Patents

電子部品のシールド構造

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JP2522723Y2
JP2522723Y2 JP1990102380U JP10238090U JP2522723Y2 JP 2522723 Y2 JP2522723 Y2 JP 2522723Y2 JP 1990102380 U JP1990102380 U JP 1990102380U JP 10238090 U JP10238090 U JP 10238090U JP 2522723 Y2 JP2522723 Y2 JP 2522723Y2
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shield
case
plate
side plate
substrate
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崇嗣 松留
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電子部品のシールド構造に関し、特に例え
ばテレビジョン用チューナー等において、ケース内に実
装されたフィルター等を別体のシールド板により包囲す
るようにしたシールド構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、このような電子部品のシールド構造は、例え
ば、第3図に示すように構成されている。即ち、第3図
において、シールド構造1は、ケース2と、該ケース2
内に保持された基板3と、該基板3の上に実装された図
示しないシールドすべき電子部品を包囲するように上方
から見て「コ」字状に形成されたシールド板4とから構
成されている。
該基板3は、その上面に、適宜の導電パターン(図示
せず)を備えていると共に、該導電パターンに関してテ
レビジョン用チューナー等の所定の回路を構成するよう
に種々の回路素子が実装されている。該シールド板4
は、そのケース側板2aに対向する二つの端部の先端に、
突出部4aを有しており、該突出部4aは、第4図に示すよ
うに、該ケース側板2aに設けられた垂直方向に延びるス
リット2b内に嵌合し、該スリット2bの上縁のカシメ部2c
を互いに接近させるようにカシメることにより該スリッ
ト2b内に挟持され、その位置に固定保持され得る。さら
に、該シールド板4は、その下縁に、基板3に設けられ
た貫通孔3aに挿入され、且つ該基板3のアースパターン
に接続され得るように、下方に突出した脚部4bを有して
いる。
このような構成のシールド構造1によれば、先づケー
ス2の側板2aのスリット2bに対してシールド板4の突出
部4aを嵌合させて、該側板2aのカシメ部2cをカシメるこ
とにより、該シールド板4を該側板2aに装着する。この
状態から該ケース2に基板3を装着すると、該側板2aに
固定保持されたシールド板4は、該基板3の表面に実装
されたシールドすべき電子部品(図示せず)を包囲する
ことになり、その脚部4bが、該基板3に設けられた貫通
孔3aを貫通して、該基板3の裏側に達し、その後例えば
該基板3の裏面に形成されたアースパターンに対してハ
ンダ付けされることにより、電気的に接続されることに
なる。
また、ケース2と一体であるシールド壁2dとシールド
板4とを半田付けする場合は、シールド壁2dとシールド
板4が交わるところで、第4図に示すように半田5で半
田付けすることになる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような構成のシールド構造におい
ては、シールド板4は、ケース側板2aに対してカシメ部
2cのカシメにより挟持されており、該ケース2から脱落
しないように固定保持されているが、該カシメ部2cのみ
により保持されているために、該シールド板4が該カシ
メ部2cを中心にして揺動したり、また該シールド板4の
突出部4aが、その長手方向に関しては、特に係止されて
いないことから、該シールド板4は、その突出部4aの長
手方向にずれてしまうことがあり、従って該脚部4bの寸
法精度が低下して、ケース2に基板3を装着する際に、
該シールド板4の脚部4bが、対応する基板3の貫通孔か
らずれて、挿入できなくなってしまうことがある。ま
た、シールド壁2dとシールド板4の半田付けを行う場
合、ケース2が小型になればなるほど半田付けが困難と
なり、組立作業性が低下してしまうという問題があっ
た。
本考案は、上述の点に鑑み、シールド板がケース側板
に対して確実に固定保持され得るようにして、基板に対
する脚部の寸法精度を向上させ、組立の際の作業性を改
善するようにした電子部品のシールド構造を提供するこ
とを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、本考案によれば、ケース内に保持される
電子部品等が実装された基板と、該基板上のシールドす
べき電子部品をケース側板との間に包囲するように形成
されたシールド板とを含んでいる電子部品のシールド構
造において、該シールド板が、そのケース側板に対向す
る二つの端部の先端が、該ケース側板に設けられたスリ
ットに嵌合すべき突出部を備えていると共に、該シール
ド板のケース側板とは反対側の後側面が、ケースに対し
て固定的に配設され該シールド板を該ケース側板に向か
って押圧する可撓性の係止部に係合し得る係合部を備え
ていることにより、達成される。
〔作用〕
この考案によれば、シールド板は、その突出部が、ケ
ース側板のスリットに嵌合することにより該ケース側板
に対して左右方向に規制され得ると共に、該シールド板
の後側面に設けられた係合部に対して、ケース側に備え
られた可撓性の係止部が、張力を持って該シールド板を
該ケース側板に向かって押圧し当接することから、該シ
ールド板は、前後方向に規制され、さらに該係止部が、
該係合部に対して係合することによって、確実に固定保
持されることにより、該シールド板は、上下方向にも規
制されることになり、かくして該シールド板は、上下,
左右,前後の3方向に規制されることになるので、該ケ
ース側板に対する装着位置の寸法精度が向上し、組立の
際の作業性が改善され得ることになる。
〔実施例〕
以下、図面に示した一実施例に基づいて本考案をさら
に詳細に説明する。
第1図は本考案による電子部品のシールド構造の一実
施例を示しており、シールド構造10は、ケース11と、該
ケース11内に保持された基板12と、該基板12の上に実装
された図示しないシールドすべき電子部品を包囲するよ
うに上方から見て「コ」字状に形成されたシールド板13
とから構成されている。
該基板12は、その上面に適宜の導電パターン(図示せ
ず)を備えていると共に、該導電パターンに関してテレ
ビジョン用チューナー等の所定の回路を構成するように
種々の回路素子が実装されている。該シールド板13は、
そのケース側板11aに対向する2つつの端部の先端に、
突出部13aを有しており、該突出部13aは、第4図に示し
た従来のシールド構造1の場合と同様に、該ケース側板
11aに設けられた垂直方向に延びるスリット11b内に嵌合
する。さらに、該シールド板13は、その下縁に、基板12
に設けられた貫通孔12aに挿入され、且つ該基板12のア
ースパターンに接続され得るように、下方に突出した脚
部13bを有している。
以上の構成は、第3図及び第4図に示した従来のシー
ルド構造1と同様の構成であるが、本考案によるシール
ド構造10においては、第2図に示すように、さらに該シ
ールド板13のケース側板11aとは反対側の後側面13dに、
係合部、図示の場合、凹陥部13cが設けられており、該
凹陥部13cには、ケース11に対して固定的に配置され
た、図示の場合には、ケース11と一体であるシールド壁
11dの上部から屈曲せしめられた可撓性の係止部11cが係
合し得るようになっている。
本考案によるシールド構造10は以上のように構成され
ており、、先づケース11の側板11aのスリット11bに対し
てシールド板13の突出部13aを嵌合させると共に、該シ
ールド板13の後側面13dの凹陥部13c内に可撓性の係止部
11cを係合させることにより、該シールド板13を該側板1
1aに装着する。従って、該シールド板13は、その突出部
13aがケース側板11aのスリット11bに嵌合していること
により、左右方向に規制されることとなり、また該可撓
性の係止部11cがシールド板13の後側面の凹陥部13c内に
張力をもって係合していることにより、該シールド板13
が該ケース側板11aに対して押圧されることから、該シ
ールド板13は、上下及び前後方向に規制されることにな
る。これにより、該シールド板13は、該ケース側板11a
に対して、確実に固定保持されるので、該シールド板13
の脚部13bは、該基板12に対して正確に所定位置に保持
されることになる。
この状態から、該ケース11に基板12を装着すると、該
側板11aに固定保持されたシールド板13は、該基板12の
表面に実装されたシールドすべき電子部品(図示せず)
を包囲することになり、その脚部13bが、該基板12に設
けられた貫通孔12aに対して正確に対向するので、該貫
通孔12aを貫通して、該基板12の裏側に達し、その後例
えば該基板12の裏面に形成されたアースパターンに対し
てハンダ付けされることにより、電気的に接続されるこ
とになる。
尚、上述した実施例においては、シールド板13の後側
面13dに、凹陥部13cが、またケース11側に係止部11cが
設けられているが、これに限らず、例えば、シールド板
13の後側面13dに、突起部を設け、ケース11側に配設さ
れた可撓性を有する凹陥部に対して係合させるようにし
てもよいことは明らかである。
また、シールド壁11dと、シールド板13の半田付けを
行う場合は、シールド板13の後側面13dの上部とケース1
1の係止部11cの上部の間に半田14を置き、半田ごてで半
田14を解かすことにより、係止部11cを介してシールド
板13とシールド壁11dとの間の半田付けを行うことがで
き、半田付け作業が容易となる。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、シールド板がケ
ース側板に対して確実に固定保持され得ることにより、
ケース側板に対する装着位置の寸法精度が向上せしめら
れ、かくして組立の際の作業性が改善され得る、極めて
優れた電子部品のシールド構造が提供され得ることにな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による電子部品のシールド構造の一実施
例を示す概略断面図、第2図は第1図の実施例のシール
ド板を示す斜視図、第3図は従来の電子部品のシールド
構造を示す概略断面図、第4図は第3図のシールド構造
における要部の部分拡大斜視図である。 10……電子部品のシールド構造、11……ケース、11a…
…ケース側板、11b……スリット、11c……係止部、12…
…基板、12a……貫通孔、13……シールド板、13a……突
出部、13b……脚部、13c……凹陥部、13d……後側面。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース内に保持される電子部品等が実装さ
    れた基板と、該基板上のシールドすべき電子部品をケー
    ス側板との間に包囲するように形成されたシールド板と
    を含んでいる電子部品のシールド構造において、 該シールド板が、そのケース側板に対向する二つの端部
    の先端が、該ケース側板に設けられたスリットに嵌合す
    べき突出部を備えていると共に、該シールド板のケース
    側板とは反対側の後側面が、ケースに対して固定的に配
    設され該シールド板を該ケース側板に向かって押圧する
    可撓性の係止部に係合し得る係合部を備えていることを
    特徴とする電子部品のシールド構造。
JP1990102380U 1990-09-29 1990-09-29 電子部品のシールド構造 Expired - Lifetime JP2522723Y2 (ja)

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JPH0459997U JPH0459997U (ja) 1992-05-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5941222A (ja) * 1982-09-01 1984-03-07 Arakawa Shatai Kogyo Kk 真空成形法における被成形材料のシ−ル方法

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