JP2522383B2 - 半導体集積回路装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置およびその製造方法

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JP2522383B2 JP1052335A JP5233589A JP2522383B2 JP 2522383 B2 JP2522383 B2 JP 2522383B2 JP 1052335 A JP1052335 A JP 1052335A JP 5233589 A JP5233589 A JP 5233589A JP 2522383 B2 JP2522383 B2 JP 2522383B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体集積回路装置に関し、特に接合の浅
く、高速スイッチリング動作に適するバイポーラ型半導
体集積回路装置およびその製造方法に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
近年、高速スイッチング動作するバイポーラトランジ
スタは、リソグラフィ技術の進歩で、1.0μmルールで
設計され、さらにエミッタベース間がリソグラフィ技術
の影響を受けないセルフアライン技術で形成される様に
なり、エミッタ幅として実効的に0.5μm以下の物も可
能になってきている。さらに高速化の為には、水平方向
の縮小だけではなく、垂直方向、すなわち各接合を浅く
することが必要であるが、従来から言われている様に、
高速化に重要な要素であるベース幅の縮小は、エミッタ
−コレクタ間のパンチスルー問題があり、縮小にも限界
がある。これに対する対策はベース濃度を高くする事で
あるが、高くするとエミッタからの注入効率が低下し、
増幅作用が行らなくなってしまう。この為、この問題を
解決する手法として、エミッタ、またはベース、または
両方にバンド幅の異なる材料を使用するヘテロ接合バイ
ポーラトランジスタ(以後、HBTという)が研究されて
いる。ところで、現在のシリコンを使用するプロセスに
対する整合性から考えると、エミッタにワイドバンドギ
ャップ材料を使用するか、ベースにナローバンドギャッ
プでかつ、シリコンと同一の四族に属する材料を使用す
る事が望ましい。さらに、今後のトランジスタのスケー
リング(水平方向)を考えると、ナローバンドギャップ
材料をベースに使用する事が望ましいと考えられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した様に、HBT用の材料,構造としては、ベース
に対し、ナローバンドギャップの材料、特にシリコンと
ゲルマニウムの混晶を用いるのが最適と考えられる。し
かし、異なる材質の物をベースとして使用し、トランジ
スタを水平方向へ縮小しようとすると、ナローバンドギ
ャップのHBTでセルフアライン構造の採用が必要とな
る。ところが、ベース部の引き出し電極の形成方法に有
効なものがなかった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の半導体集積回路装置は、シリコン基板内に選
択的に埋設された、拡散層上に分離された第1導電型の
エピタキシャル成長層よりなる第1の島状領域と、この
第1の島状領域内に選択的に形成されたシリコンとゲル
マニウムの混晶からなる、厚さが好ましくは500Å以下
の第2導電型の第2の島状領域と、この第2の島状領域
の側面と接触してこの第2の島状領域を取り囲み、かつ
深さがこの第2の島状領域と同等以上で、かつ第1島状
領域内に有る様に形成された、第2導電型の第3の島状
領域と、第2の島状領域上に第2の島状領域と同等の面
積を持ち、第2の島状領域とpn接合を形成するシリコン
を主成分とする第1導電型の第4の島状領域を有する。
また本発明による製造方法は、第1導電型のシリコン
層よりなる第1の島状領域内にこの第1の島状領域の一
部を取り囲むように第2導電型のシリコンで成る第2の
島状領域を形成する工程と、上記第1の島状領域の上記
一部の表面を露出する開口を有する絶縁層を上記第1の
島状領域上に形成する工程と、上記絶縁層をマスクにし
て上記第1の島状領域の上記一部を上記第2の島状領域
の深さと同等以下に除去し、その除去部分にシリコンと
ゲルマニウムの混晶からなる第2導電型の第3の島状領
域を形成する工程と、この第3の島状領域と同等の面接
を有してpn接合を形成するシリコンを主成分とする第1
導電型の第4の島状領域を形成する工程とを含む。
本発明によれば、ナローバンドギャップHBTのセレフ
アライン構造における、ベース部の引き出し方法に関
し、新しい提案をするものであり、トランジスタの活性
ベース領域と不活性ベース領域とに異なる材質を使用
し、それらをセルフアラインで接続した半導体集積回路
装置を得る。
〔実施例〕
本発明をよりよく理解する為に、次に実施例をもって
説明する。
第1図(a)〜(e)は本発明の第1の実施例の主要
工程の断面図である。まず、第1図(a)の様に、シリ
コン基板1内に選択的に埋込層2をAsドープシリカフィ
ルム塗布,押し込み拡散工程を経て形成する。さらに、
エピタキシャル成長層3を厚さ1.0μmで成長し、その
上に熱酸化により、膜厚500Åの下敷き酸化膜4を形成
する。さらに膜厚1000Åの窒化膜5を形成し、ホトリソ
グラフィ技術により将来、素子となる領域を残し、下敷
き酸化膜4と窒化巻5を除去し、その後絶縁分離酸化膜
6を、膜厚が約1.2μmになる様に形成する。
続いて第1図(b)に示す様に熱拡散によりコレクタ
引出し電極7をを形成し、将来ベースを引き出し電極と
なる膜厚3000Åのボロンをドーピングした第1ポリシリ
膜8を形成する。その後にCVD成長法により、カバーと
して膜厚3000ÅのCVD酸化膜9を形成する。
さらに第1図(c)に示す様に、将来エミッタ電極
と、活性ベース領域を形成する所に写真食刻法により第
1ポリシリ膜8とCVD酸化膜9をエッチングして開口部
を設け、ベース引き出し電極ポリシリ膜と、エミッタ電
極ポリシリ膜を絶縁分離する為のBSG膜を膜厚3000Åで
付着し、その後RIE法により、BSG膜を開口部の側壁に残
すようにエッチングを行ない、図に示すBSG膜11を形成
する。さらに、側壁にBSG膜11を残した開口部をRIE法を
使用して将来シリコンとゲルマニウムの混晶を成長する
領域のエピタキシャル成長層3を深さ400Åでエッチン
グし、その後、N2中で熱処理を行ない外部ベース層16を
形成した所である。
続いて第1図(d)に示す様にボロンを1019/cm3ドー
ピングしたシリコンとゲルマニウムの混晶(シリコン:
ゲルマニウム=7:3の混晶)を選択的に成長し、さらに
その上に、Asを1021/cm3ドーピングしたシリコンエピタ
キシャル層13を成長し、ランプアニール,900℃,10秒行
なって活性化する。その後、ベースとコレクタの電極14
を写真食刻法により形成する。
さらに第1図(e)に示す様にアルミニウム電極15を
形成し本発明のトランジスタが完成する。
第2図(a)〜(e)は本発明の第2の実施例の主要
工程の断面図である。第2図(a)は第1図(a)と同
様にして、シリコン基板21上に、埋込層22を選択的に形
成し、続いてエピタキシャル層23を形成し、選択的にト
ランジスタとしての素子領域を残す様に絶縁分離酸化膜
26を形成した所である。
さらに第2図(b)に示す様にコレクタ引き出し電極
27、ボロンをドーピングした第1ポリシリ膜28,CVD酸化
膜29を形成し、さらにN2雰囲気中で熱処理をし、将来外
部ベース領域となるP+拡散層30を形成する。
その後、第2図(c)に示す様に、写真食刻法とRIE
法により、第1ポリシリ膜28とCVD酸化膜29をエッチン
グし、第1の実施例と同様に開口部の側壁にエミッタ−
ベース間分離用のCVDSiO2膜31をRIE法により残し、続い
て第2図(b)で拡散した、P+拡散層31を開口部の部分
だけRIE法によりエッチングする。その後は第1の実施
例と同様にして、シリコンとゲルマニウムの混晶32,As
をドープしたシリコンエピタキシャル層33を成長し、コ
ンタクト34を開口し、第2図(e)に示す様にアルミ電
極35を形成し、本実施例のトランジスタは完成する。
〔発明の効果〕
以上説明した様に本発明を使用すれば、従来のシリコ
ンプロセスに容易に整合できる、セレフアライン構造で
エミッタ−ベースのpn接合が形成できる微細な、かつ高
速スイッチング可能なトランジスタが提供できる。な
お、今回の実施例はシリコンとゲルマニウムの混晶の割
合がシリコン:ゲルマニウム=7:3であったが、この割
合を変える事により、ベース側のバンドギャップの状態
を変え、より立上り電圧(VF)の低いトランジスタ、す
なわち水平方向のスケーリングに適したトランジスタも
提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(e)、第2図(a)〜(e)はそれぞ
れ本発明の第1及び第2の実施例の主要工程の断面図で
ある。 1,21……シリコン基板、2,22……埋込層、3,23……エピ
タキシャル成長層、4,24……下敷き酸化膜、5,25……窒
化膜、6,26……絶縁分離酸化膜、7,27……コレクタ引き
出し電極、8,28……第1ポリシリ膜、9,29……CVD酸化
膜、30……P+拡散層、31……CVD酸化膜、11……BSG膜、
16……外部ベース層、12,32……シリコンとゲルマニウ
ムの混晶によるベース拡散層、13,33……N型シリコン
エピタキシャル層、14,34……コンタクト、15,35……ア
ルミ電極。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリコン基板内に選択的に埋設された拡散
    層上に設けられ絶縁分離された第1導電型のシリコン層
    よりなる第1の島状領域と、該第1の島状領域内に選択
    的に形成されたシリコンとゲルマニウムの混晶からなる
    第2導電型の第2の島状領域と、該第2の島状領域の側
    面と接して該第2島状領域を取り囲み、かつ深さが該第
    2島状領域と同等以上で、前記第1島状領域内に有る様
    に形成された前記第2導電型のシリコンで成る第3の島
    状領域と、前記第2の島状領域と同等の面積を有して前
    記第2の島状領域とpn接合を形成するシリコンを主構成
    物とした前記第1導電型の第4の島状領域を有すること
    を特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】第1導電型のシリコン層よりなる第1の島
    状領域を形成する工程と、前記第1の島状領域内に前記
    第1の島状領域の表面部分の一部を取り囲みシリコンで
    成る第2導電型の第2の島状領域を形成する工程と、前
    記第1の島状領域の前記一部の表面を露出する開口を有
    する絶縁層を前記第1の島状領域上に形成する工程と、
    前記絶縁層をマスクにして前記第1の島状領域の前記一
    部を前記第2の島状領域の深さと同等以下に除去し、そ
    の除去部分にシリコンとゲルマニウムの混晶からなる第
    2導電型の第3の島状領域を形成する工程と、前記第3
    の島状領域と同等の面積を有して前記第3の島状領域と
    pn接合を形成するシリコンを主構成物とする第1導電型
    の第4の島状領域を形成する工程とを含む半導体集積回
    路装置の製造方法。
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