JP2522351Y2 - 車両の後部車体構造 - Google Patents

車両の後部車体構造

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JP2522351Y2
JP2522351Y2 JP1990015988U JP1598890U JP2522351Y2 JP 2522351 Y2 JP2522351 Y2 JP 2522351Y2 JP 1990015988 U JP1990015988 U JP 1990015988U JP 1598890 U JP1598890 U JP 1598890U JP 2522351 Y2 JP2522351 Y2 JP 2522351Y2
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JP
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fuel tank
vehicle
floor
rising
rear wheel
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JP1990015988U
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智史 藤田
幸一郎 島田
誠一 辻
信広 小松
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、リヤシート後方に背負い式でフューエルタ
ンクを取り付けた車両の後部車体構造に関する。
(従来の技術) 自動車のフューエルタンクをリヤシート後方のスペー
スを利用して背負い式で取り付ける場合に、従来は、リ
ヤシートの後方でリヤフロア上にフューエルタンクケー
スを設け、その中にフューエルタンクを配置するのが普
通であった。しかし、このような態様でフューエルタン
クを取り付ける場合に、リヤホイールハウス間に補強部
材を挟持するためには、フロア上に配置された上記フュ
ーエルタンクケースを避けなければならず、そのため、
補強部材の断面積を小さくしなければならないというよ
うなことになって、車体の支持補強が必ずしも充分に行
えない。
実開昭61−61227号公報記載の考案は背負い式のフュ
ーエルタンクにおけるこのような問題点を解決しようと
したものである。すなわち、この考案によれば、車体両
側リヤホイールハウス間のフロア上部に支持される外装
材によってフューエルタンクケースを形成し、このフュ
ーエルタンクケースの内部にフューエルタンクを収納す
ると共にこの外装材の両端部を車体幅方向に延出して車
体両側リヤホイールハウスに固設することにより、フュ
ーエルタンクの保護と車体の補強とを同時に行うように
している。
(考案が解決しようとする課題) 上記公報記載のフューエルタンクケース構造は、上述
のようにフューエルタンクケースによってフューエルタ
ンクの保護と車体の補強を同時に行おうとするものであ
るが、この場合、フューエルタンクケースはフロア上部
に支持される外装材によって形成されるものであって、
それ自体充分な剛性を確保することが難しい。そのた
め、従来の構造では、特に側方からの荷重に対しフュー
エルタンクを充分に保護することができず、また、サス
タワーの内方への倒れを防止する補強部材としても必ず
しも充分に機能し得ないという問題がある。また、この
公報のものを含む従来の背負い式のフューエルタンクの
ようにフューエルタンクがフロアの上部に配置されてい
たのでは、衝突によってフューエルタンクが万一破損す
ると、車室内に燃料が漏れる恐れがあった。
本考案はこのような問題点に鑑みてなされたものであ
って、フューエルタンクを確実に保護することができ、
また、衝突時の車室内への燃料の漏れが防止できるとと
もに、サスタワーの内倒れに対する補強を充分に行うこ
とのできる車両の後部車体構造を得ることを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 本考案に係る車両の後部車体構造は、リヤフロアにサ
スタワーと一体の左右リヤホイールハウスを内側から支
持するよう立ち上がりこれらリヤホイールハウスの下部
から上部に至る立ち上がり壁を備えた立ち上がり部を一
体形成し、この立ち上がり部の背面側空間にフューエル
タンクを配置するとともに、立ち上がり部の両側端をサ
スタワーの上部に接合したことを特徴とするものであ
る。
(作用) フューエルタンクは、リヤフロアの立ち上がり部の背
面側空間に配置されたことにより、リヤフロアと一体で
強度の高いこの立ち上がり部により強固に保護される。
しかも、フューエルタンクは車室外に配置されることに
なるため、燃料が車室内に漏れることがない。また、サ
スタワーは、サスタワーと一体の左右リヤホイールハウ
スがリヤフロアと一体で強度の高い立ち上がり部の立ち
上がり壁によって内側から支持されるとともに、上部に
この強度の高い立ち上がり部の両側端が接合されること
により、内方から強力に補強され内倒れが防止される。
(実施例) 以下、実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例に係る車両後部床下の平面
配置図、第2図は同車両後部の側面配置図であり、第3
図はその要部縦断面図、第4図は同要部の分解斜視図で
ある。
この実施例において、車両のリヤフロア1の下面側に
は車幅方向の両端を車体長手方向に延びるサイドフレー
ム2,2が設けられ、左右リヤホイールハウス3,3の近傍で
は、上記サイドフレーム2,2間を連結する前後二つのク
ロスメンバ4,5が設けられている。また、リヤフロア1
には、リヤシート6の背後で大きく立ち上がり略台形を
なして後方のトランクフロア部7につながる立ち上がり
部8が形成されている。この立ち上がり部8は、車室9
とトランクルーム10を仕切るバルクヘッドの一部とな
り、その前面上端部には、上端がリヤパッケージトレイ
11の前端側接合フランジ11aに接合された板材12の下端
が接合されている。
前述の二つのクロスメンバ4,5は、上記立ち上がり部
8の前側傾斜位置およびトランクフロア接続位置にそれ
ぞれ配置されている。フューエルタンク13は、これら二
つのクロスメンバ4,5間における上記立ち上がり部8の
背面側空間に配設され、前後クロスメンバ4,5の下面に
ボルトで固定されるバンド14によって支持固定される。
また、フィラーインレット15は後側のクロスメンバ5よ
りも前方に位置するよう配設されている。
上記のように配置されたフューエルタンク13は、リヤ
ディファレンシャル16の上方に位置することになる。一
方、排気系は、プリサイレンサ17がリヤフロア1の下方
で上記立ち上がり部8よりも前側の片側位置に配置さ
れ、メインサイレンサ18は立ち上がり部8の後側下方で
同じ側に配置され、これらプリサイレンサ17およびメイ
ンサイレンサ18を連結する排気管19はサスリンク20の下
方に配置されている。
リヤフロア1の下面側の前端位置には、両サイドフレ
ーム2,2間を連結する第3のクロスメンバ21が設けられ
ている。また、上記トランクフロア部7にはスペアタイ
ヤパン22が形成されている。
リヤフロア1の上記立ち上がり部8は、サスタワー3
a,3aと一体の左右リヤホイールハウス3,3を内側から支
持するよう立ち上がりこれらリヤホイールハウスの下部
から上部に至る立ち上がり壁を備え、また、両側端に接
合フランジ8aが設けられ、この接合フランジ8aがリヤホ
イールハウス3,3と一体のサスタワー3a,3aの上部位置に
接合されている。また、リヤパッケージトレイ11の両端
は、サスタワー3a,3aの上方に配置されたリヤパッケー
ジシャンクション23に接合されている。そして、上記板
材12は、両端下縁部がリヤホイールハウス3,3に接合さ
れ、また、上縁部はリヤパッケージトレイ11およびリヤ
パッケージシャンクション23の各前端側接合フランジ11
a,23aに接合されている。
このような構造とされていることにより、上部が内側
に傾いた格好でサスタワー3a,3aに支持されるサスダン
パー24,24は、リヤフロア1に一体形成されサスタワー3
a,3aと一体の左右リヤホイールハウス3,3を内側から支
持するよう立ち上がりこれらリヤホイールハウスの下部
から上部に至る立ち上がり壁を備えた上記立ち上がり部
8によって内側から強力に補強され、内倒れが防止され
る。また、リヤフロア1がバルクヘッド部において大き
く立ち上げられ、その一体の立ち上がり部8の背面側に
おいて前後クロスメンバ4,5の間にフューエルタンク13
が配置された床下背負い式の構造であることによって、
強度の高いフロア構造と両側のサスタワーとでフューエ
ルタンク13が強固に保護され、また、フューエルタンク
が万一破損しても車室内への燃料漏れが防止される。ま
た、フィラーインレット15が後側クロスメンバ5の前方
に配置されていることによって、後突時のフィラーイン
レット15の変形,破損を防ぎ燃料漏れを防止することが
できる。
また、この実施例の構造では、フューエルタンク13が
上記のようにリヤディファレンシャル16の上方に位置
し、サスリンク20の下方に排気系が配置されているた
め、フューエルタンク13に対する排気系の熱害が防止さ
れ、また、排気系のストレート化が可能で、排気抵抗が
低減され、排気系のサービス性が容易となる。
(考案の効果) 本考案は以上のように構成されているので、背負い式
でフューエルタンクを取り付ける車両において、フュー
エルタンクを強固に保護し、同時に、サスタワーの内倒
れに対する補強を充分に行うことができる。また、衝突
時の車室内への燃料の漏れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る車両後部床下の平面配
置図、第2図は同車両後部の側面配置図、第3図はその
要部縦断面図、第4図は同要部の分解斜視図である。 1:リヤフロア、3a:サスタワー、8:立ち上がり部、13:フ
ューエルタンク、24:サスダンパー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小松 信広 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 実開 昭63−180327(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リヤフロアにサスタワーと一体の左右リヤ
    ホイールハウスを内側から支持するよう立ち上がりこれ
    らリヤホイールハウスの下部から上部に至る立ち上がり
    壁を備えた立ち上がり部を一体形成し、該立ち上がり部
    の背面側空間にフューエルタンクを配置するとともに、
    前記立ち上がり部の両側端をサスタワーの上部に接合し
    たことを特徴とする車両の後部車体構造。
JP1990015988U 1990-02-19 1990-02-19 車両の後部車体構造 Expired - Lifetime JP2522351Y2 (ja)

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JPH03107228U JPH03107228U (ja) 1991-11-05
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JPS63180327U (ja) * 1987-05-08 1988-11-22

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