JP2506141Y2 - 車両用タンクの取付構造 - Google Patents

車両用タンクの取付構造

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JP2506141Y2
JP2506141Y2 JP3040790U JP3040790U JP2506141Y2 JP 2506141 Y2 JP2506141 Y2 JP 2506141Y2 JP 3040790 U JP3040790 U JP 3040790U JP 3040790 U JP3040790 U JP 3040790U JP 2506141 Y2 JP2506141 Y2 JP 2506141Y2
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vehicle
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fuel tank
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tank
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博史 田崎
重則 網岡
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、例えば、エンジン中心が後車軸線より前
方にレイアウトされたミッドシップ(midship)方式の
車両にフューエルタンクを取付けるような車両用タンク
の取付構造に関する。
(従来技術) 従来、車両用タンクの取付構造としては、例えば特開
平1-111526号公報に記載の構造がある。
すなわち、車室内における座席シート後方の傾斜バル
クヘッドと、傾斜フロア部と、隔壁との三者で断面が略
三角形状のフューエルタンク収容部を形成し、この収容
部内の左右にフューエルタンクを配設すると共に、トン
ネル部分と対応して左右のフューエルタンクを連結部に
より互に連通させた構造の自動車のフューエルタンク支
持構造である。
この従来構造においては、リヤ側方のデッドスペース
を有効利用して比較的簡単な構造で、大容量のフューエ
ルタンクを左右に振分けて搭載することができる利点が
ある反面、フレームへの入力荷重に対して上述のフュー
エルタンクでフレーム結合剛性の充分な向上を図ること
ができない問題点があった。
(考案の目的) この考案は、フューエルタンクによりフレームへの入
力荷重に対してフレーム結合剛性の充分な向上を図るこ
とができる車両用タンクの取付構造の提供を目的とす
る。
(考案の構成) この考案は、フューエルタンクをリヤ側に配設した車
両用タンクの取付構造であって、上記フューエルタンク
の外周部に設けられた複数の取付部を、車体後部上方を
延びるリヤアッパフレームと、上記リヤアッパフレーム
の下方を延びるリヤサイドフレームと、車体側部下方を
延びるサイドシル間を連結するクロスメンバとにそれぞ
れ固定した車両用タンクの取付構造であることを特徴と
する。
(考案の効果) この考案によれば、上述のフューエルタンク外周の取
付部をリヤアッパフレーム、リヤサイドフレーム、クロ
スメンバにそれぞれ固定したので、これら三者をフェー
エルタンクを介して結合することができ、この結果、車
体フレームへの入力荷重に対して上述のフューエルタン
クでフレーム結合剛性の充分な向上を図ることができる
効果がある。
(実施例) この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面はミッドシップ方式の車両を示し、第1図、第2
図において、車体前部に前後方向に延びるフロントフレ
ーム1,1を設け、これら各フロントフレーム1,1の後端を
ダッシュパネル(図示せず)に連結すると共に、上述の
各フロントフレーム1,1の前端相互間にはクロスメンバ
2(いわゆるNo.1クロスメンバ)を張架して、ラジエー
タ3を取付けるように構成している。
上述のダッシュパネルの左右両端部背面からリヤ側に
かけて車体前後方向へ延びるサイドシル4,4を設け、ド
ライバーズシート5およびパッセンジャシート6の後部
において上述のサイドシル4,4間を閉断面構造のクロン
メンバ7(いわゆるNo.3クロスメンバ)で連結してい
る。
上述のクロスメンバ7の後面に閉断面構造の別のクロ
スメンバ8,8を連結し、これら各クロスメンバ7,8から車
体後部において前後方向へ延びるリヤサイドフレーム9,
9を連結し、左右のリヤサイドフレーム9,9の上部にはリ
ヤアッパフレーム10,10を取付けている。
そして、これらのリヤフレーム9,10にエンジンマウン
ト(図示せず)を介してW型12気筒エンジン11を縦置き
に配置し、このエンジン11の端部から車体前方に向けて
トランスミッション12を連結すると共に、トランスミッ
ション12のフロント側出力部からトンネル部13内を通っ
て車体前方に延びるプロペラシャフト(図示せず)によ
り、フロントデフを介して前輪14,14を駆動すべく構成
している。
また、上述のトランスミッション12のリヤ側出力部か
らエンジン11下方を通って車体後方に延びるプロペラシ
ャフト15を設け、このプロペラシャフト15をリヤデフ16
に連結すると共に、このリヤデフ16の差動出力を左右の
リヤアクスルシャフト17,17を介して後輪18,18に伝達す
るミッドシップ方式の4輪駆動車を構成している。
一方、上述のエンジン11の排気マニホルドを上下2段
に配設したキャタリスト19,19(但し、図面では図示の
便宜上、一方のみを示す)に接続し、これら各キャタリ
スト19,19の出口配管を平面から見てスラント状に配設
したそれぞれのサインサ20,21に連結することで、排気
系を構成している。
なお、図中、22はドライバーズシート5前方に設けた
ステアリングホイール、23はサスクロス、24はバッテリ
である。
ところで、上述のドライバーズシート5とパッセンジ
ャシート6とを備えた2シータ構造の車室25と、エンジ
ンルーム26との間には隔壁27を設けている。
この実施例では、断面略三角形状のクロスメンバ7の
上部と、リヤアッパフレーム10の前端部下面との間に上
述の隔壁27を張架して、車室25とエンジンルーム26とを
仕切っている。
この隔壁27の後部で、かつ上述のリヤサイドフレーム
9,9の外方であって、さらには後輪18,18の斜め前方部に
大容量のフューエルタンク28,29を配設し、これら左右
のフューエルタンク28,29内部を車幅方向に延びるゴム
ホース30により互に連通させている。
換言すれば、上述の左右のフューエルタンク28,29は
乗員中心に近接するデッドスペース部位に配設したもの
である。
次に、第3図に基づいて上述のフューエルタンク28,2
9の取付構造について述べる。
上述の各フューエルタンク28,29はスチール製かつ左
右対称構造であるので、ここでは、左側のフューエルタ
ンク28の取付構造について説明する。
スチール製タンクボディ31の上部にフィラパイプ32を
立設し、フィラパイプ32上端の注入口33にはフィラキャ
ップ(図示せず)を着脱可能に嵌着すべく構成してい
る。
また、上述のタンクボディ31外周上面後部のコーナ部
と、背面中央部と、下面前部のコーナ部左右とにはそれ
ぞれ取付部としての合計4個のブラケット34,35,36,36
(但しブラケット36については手前のものについてのみ
図示している)を溶接固定している。
そして、上述の上面後部コーナ部位の第1ブラケット
34を、ボルト37を用いて車体後部上方を延びるリヤアッ
パフレーム10に固定し、また背面中央部の第2ブラケッ
ト35を、ボルト38を用いてリヤアッパフレーム10の下方
に延びるリヤサイドフレーム9に固定している。
さらに、上述のクロスメンバ8の背面には断面略L字
状のタンクマウントブラケット39を溶接固定して、この
タンクマウントブラケット39上部に上述の下面前部コー
ナ部位の左右の第3ブラケット36,36を上載し、予め第
3ブラケット36内面に溶接固定したナット40に対して下
方からボルト41を締付けることで、これら両ブラケット
36,39を締結し、以って上述の第3ブラケット36を各要
素39,8を介してクロスメンバ7に連結固定している。
なお、右側のフューエルタンク29についても同様の取
付構造を施している。
このように、上述のスチール製のフューエルタンク2
8,29外周の各ブラケット34,35,36,36をリヤアッパフレ
ーム10、リヤサイドフレーム9、クロスメンバ7にそれ
ぞれ固定したので、これら三者7,9,10をスチール製のフ
ューエルタンク28,29を介して相互結合することができ
る。
このため、車体フレームの入力荷重に対して上述のフ
ューエルタンク28,29でフレーム結合剛性の充分な向上
を図ることができる効果がある。
この考案の構成と、上述の実施例との対応において、 この考案の複数の取付部は、実施例の第1、第2、第
3の各ブラケット34,35,36,36に対応し、 以下同様に、 車体側部下方を延びるサイドシル間を連結するクロス
メンバは、クロスメンバ7(No.3クロスメンバ)に対応
するも、 この考案は、上述の実施例の構成のみに限定されるも
のではない。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、 第1図はミッドシップ方式の車両を示す概略側面図、 第2図は同概略平面図、 第3図は車両用タンクの取付構造を示す側面図である。 4……サイドシル 7……クロスメンバ 9……リヤサイドフレーム 10……リヤアッパフレーム 28,29……フューエルタンク 34……第1ブラケット 35……第2ブラケット 36……第3ブラケット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フューエルタンクをリヤ側に配設した車両
    用タンクの取付構造であって、 上記フューエルタンクの外周部に設けられた複数の取付
    部を、車体後部上方を延びるリヤアッパフレームと、上
    記リヤアッパフレームの下方に延びるリヤサイドフレー
    ムと、車体側部下方を延びるサイドシル間を連結するク
    ロスメンバとにそれぞれ固定した 車両用タンクの取付構造。
JP3040790U 1990-03-23 1990-03-23 車両用タンクの取付構造 Expired - Lifetime JP2506141Y2 (ja)

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JPH03121022U JPH03121022U (ja) 1991-12-11
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WO2023189047A1 (ja) * 2022-03-31 2023-10-05 株式会社日立建機ティエラ 建設機械

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