JPH0813670B2 - 車両の後部車体構造 - Google Patents

車両の後部車体構造

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JPH0813670B2
JPH0813670B2 JP1255560A JP25556089A JPH0813670B2 JP H0813670 B2 JPH0813670 B2 JP H0813670B2 JP 1255560 A JP1255560 A JP 1255560A JP 25556089 A JP25556089 A JP 25556089A JP H0813670 B2 JPH0813670 B2 JP H0813670B2
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floor
vehicle
fuel tank
trunk
vehicle body
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隼次 原崎
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K15/00Arrangement in connection with fuel supply of combustion engines or other fuel consuming energy converters, e.g. fuel cells; Mounting or construction of fuel tanks
    • B60K15/03Fuel tanks
    • B60K15/063Arrangement of tanks
    • B60K2015/0638Arrangement of tanks the fuel tank is arranged in the rear of the vehicle

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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は車両の後部車体構造に関する。
(従来技術) 車両の後部車体構造は、一般的に、リヤフレームが車
体前後方向に延び、該リヤフレーム上にリヤフロアパネ
ルが配設されることになっている。
ところで、車両の後部車体構造には、実開昭63−3733
2号公報に示すように、リアフロアパネルを立上らせ、
該リヤフロアパネルの立上り部の車体後方側に燃料タン
クを配設するものが知られている。
このものにおいては、リヤフロア立上り部の車体後方
側における空間を利用して、燃料タンク容量を偏平では
ない形状をもって大きくすることができ、これに伴っ
て、燃料タンク自体の要求剛性をも確保することができ
る。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、上記後部車体構造においては、燃料タンクの
側方には車体パネルだけが存在することになっており、
車体側方から衝突された場合には、車体パネルをもって
燃料タンクを十分に保護できるとは言い切れない状態に
ある。
本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、その目的
は、リヤフロアパネルの立上り部後方に燃料タンクを配
設した車両の後部車体構造において、上記燃料タンク
を、車体側方からの衝突に対して、より一層確実に保護
することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために請求項1の発明にあって
は、 車両後部のトランクルーム下部を形成するトランクフ
ロア部及び該トランクフロア部の前端につながるリヤフ
ロア立上り部を有するリヤフロアパネルと、左右のホイ
ールハウス内側で車体前後方向にそれぞれ伸びて前記リ
アフロアパネルを支持する2本のリヤフレーム部と、前
記リヤフロアパネル下方に配置される燃料タンクとを備
えた車両の後部車体構造において、 前記トランクフロア部は、前記リヤフロア立上り部か
ら連続して後方に伸びる第1水平と、該第1水平部から
下方に伸びる垂直部と、該垂直部から後方に伸びてトラ
ンクルーム下部を形成する第2水平部とからなり、 前記燃料タンクは、前記左右のホイールハウス間にお
いて、前記立上り部、前記第1水平部、前記垂直部とで
区画される領域に配置され、 前記各リヤフレーム部は、前記燃料タンク後方におい
て前記トランクフロア部の第2水平部下部に接合される
トランクフロア接合部と、前記第1水平部の下方位置に
おいて、前記燃料タンク側方を横切る閉断面を形成しつ
つ前記ホイールハウスに接合されるホイールハウス接合
部とを有している、構成としてある。
また、上記請求項1の好ましい態様としては、請求項
2〜4の通りとなる。
(発明の効果) 請求項1〜4の発明によれば、リヤフレーム部が燃料
タンクの側方を横切るように配設されるばかりか、左右
ホイールハウスの対向領域内に燃料タンクが収まるよう
にして配設されることから、その強固な各部材により車
体側方からの衝突を受止められることになり、さらに
は、その受止め効果は、リヤフレーム部におけるホイー
ルハウス接合部とホイールハウスとの接合に基づく補
強、協働関係によって高められることになる。このた
め、リヤフロアパネルの立上り部後部に燃料タンクを配
設した車両の後部車体構造において、上記燃料タンク
を、車体側方からの衝突に対して、より一層確実に保護
することができることになる。
その一方、リヤフレーム部を、トランクフロア部の第
2水平部下面に接合されるトランクフロア接合部と、第
1水平部の下方位置において、燃料タンク側方を横切る
閉断面を形成しつつホイールハウスに接合されるホイー
ルハウス接合部とを有するように構成し、リヤフレーム
部を第1水平部に沿わさないようにしたことから、リヤ
フレーム部を、上下に大きく屈曲することなく(リヤフ
レーム部の立上げ長さをできるだけ短くすること)、で
きるだけ真直ぐに車体前後方向に延ばすことができるこ
とになり、車体後方からの衝突による衝撃を受けても、
リヤフレーム部を車体前方に変形しにくくすることがで
きることになる。
しかもこの場合、リヤフレーム部におけるホイールハ
ウス接合部とホイールハウスとが接合されていることか
ら、上記リヤフレーム部の補強が図られて上記変形によ
り一層抑制することができることになる。
このため、何等新たな部材を設けることなく、車体後
方からの衝突に対するリヤフレーム部に基づく上記燃料
タンクの保護を、より一層確実なものとすることができ
ることになる。
請求項2の発明によれば、各リヤフレーム部における
ホイールハウス接合部の強度が向上されて、請求項1に
よる効果をより高めることができることになる。
請求項3の発明によれば、リヤフレーム部の前側をリ
ヤフロア立上り部に接合すると共にリヤフレーム部の前
端をサイドシルに接続することで、リヤフレーム部自体
の剛性を上げて、燃料タンクの保護効果を高めることが
できることになる。
請求項4の発明によれば、いわゆるFR車において、燃
料タンクの容量を確保した上で燃料タンクの下方側を保
護できることになる。
(実施例) 以下、実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第14図において、1はリヤフレームで、該リ
ヤフレーム1は第2図に示すように、一対のフレーム部
1a(1b)が所定間隔をあけて車体前後方向に延びてい
る。この一対のフレーム部1a(1b)の外側にはホイール
ハウス2a(2b)がそれぞれ配設され、各ホイールハウス
2a(2b)からサイドシル3a(3b)が車体前方に向かって
延びており、そのサイドシル3a(3b)に前記各フレーム
部1a(1b)の前端部がそれぞれ固定されている。
前記サイドシル3a(3b)及び前記リヤフレーム1(1
a、1b)上には、第1図、第3図に示すように、リヤフ
ロア4が配設されている。リヤフロア4は、床部4aと、
立上り部(リヤフロア立上り部)4bと、リヤパッケージ
トレイ部4cとからなっており、これらは一体的に成形さ
れている。上記床部4aは、後部座席5が配置できるよう
に水平に配設され、その車幅方向中央部には、プロペラ
シャフト6等で配設できるようにトンネル部7が形成さ
れている。上記立上り部4bは、第3図に示すように後部
座席5背面に沿うように上方に延びており、リヤフロア
4は、該リヤフロア4の立上り部4bの途中からリヤフレ
ーム1に対して離間するようになっている。上記リヤパ
ッケージトレイ部4cは立上り部4bに連続しており、該リ
ヤパッケージトレイ部4cは、後部座席5上端付近の高さ
位置において水平に配設されている。
前記立上り部4bの車体後方側には、第1図、第3図、
第4図に示すようにトランクフロア8が配設されてい
る。トランクフロア8は、前記リヤフロア4と共にリヤ
フロアパネルを構成しており、該トランクフロア8は、
略直角に折曲された板体(立上り部4bから連続して後方
に伸びる第1水平部と、該第1水平部から下方に伸びる
垂直部とで構成)8aと、平坦面をなす板体(第2水平
部)8bとを有して、車体下方側に対してトランクルーム
9を画成している。板体8aは前記ホイールハウス2a、2b
間に位置されており、その前端側が前記立上り部4bの背
面に略中間高さ位置において接続され、その板体8aの後
端側は下方に向けられている。これにより、板体8aの下
方側にはホイールハウス2a、2b間において燃料タンク収
容空間10が形成されている。板体8bは、前記一対のフレ
ーム部1a、1b上に水平状態をもって配設されており、そ
の板体8bの前端面は前記板体8aの後端側に接続されてい
る。この板体8bには、車幅方向略中央においてスペアタ
イヤ保持用の凹所11が形成されており、該凹所11内にス
ペアタイヤ12が収容される。
前記燃料タンク収容空間10には、第1図、第3図に示
すように第1の燃料タンクとしての燃料タンク13が配設
されている。この燃料タンク13は比較的大きな容量とさ
れており、該燃料タンク13は、第2図、第3図に示すよ
うに一対の金属バンド14a、14bにより前記燃料タンク収
容空間10内に保持されている。この燃料タンク13の下方
側は、差動機構15が配設されており、この差動機構15の
入力側には前記プロペラシャフト6が連係され、該差動
機構15の出力側はリアアクスル16a(16b)を介して後輪
17a(17b)に連係されている。
前記リヤフロア4の床部4a下方には、第1図〜第3
図、第5図に示すように、前記トンネル部7を基準とし
て車幅方向一方側において、第2の燃料タンクとしての
サブタンク18が配設されている。このサブタンク18は、
前記燃料タンク13よりも容量が小さく、その形状は偏平
形状とされている。このサブタンク18は、その偏平面が
路面に対向するように一対の金属バンド19a、19bをもっ
て前記床部4a下面に支持されており、このとき、サブタ
ンク18は、前記燃料タンク13よりも低い位置に位置する
ようになっている。このサブタンク18と前記燃料タンク
13とは接続管20を介して接続されており、燃料タンク13
の燃料は位置ヘッドによりサブタンク18を介してエンジ
ン側に供給されるようになっている。尚、第1図中、21
は給油口である。
前記リアフロア4の床部4a下方には、第2図、第5図
に示すように前記トンネル部7を基準として車幅方向他
方側において、プリサイレンサ22が配設されている。こ
のプリサイレンサ22には排気管23が接続されており、排
気管23は、第2図に示すように、前記トンネル部7を基
準として車幅方向他方側において、車体前後方向に延び
るように配設されている。
前記一対のフレーム部1a、1bは、第2図、第3図に示
すように、前記燃料タンク13の両側方をそれぞれ横切る
ようにして配設されている。フレーム部1b(1a)は、第
2図、第3図に示すように、サイドシル3b(3a)の後端
側からホイールハウス2b(2a)の前側に至ると、斜め上
方に曲げられて前記燃料タンク13の側方位置にまで持上
げられ、その後、再び曲げられて、車体後方に向って略
水平状態で延ばされており、該フレーム部1b(1a)は、
ホイールハウス2b(2a)領域においては燃料タンク13の
側方を横切り、ホイールハウス2b(2a)領域よりも車体
後方側においては、前記トランクフロア8の板体8bを支
持できるように設定されている。
前記フレーム部1b(1a)は、ホイールハウス2b(2a)
の領域においては該ホイールハウス2b(2a)の側面(内
側側面)に該ホイールハウス2b(2a)の側面に沿わせた
状態で接合されており、該フレーム部1b(1a)は、第6
図、第7図に示すように、板状の複数の構成部材(ホイ
ールハウス接合部)24、構成部材25、構成部材(トラン
クフロア接合部)26により構成されている。構成部材24
は、第6図に示すように、ホイールハウス2b(2a)に対
応しつつ縦壁面24aを形成しており、その縦壁面24aはア
ーチ状に形成されている。この構成部材24の外側面は、
ホイールハウス2b(2a)領域において第8図に示すよう
に該ホイールハウス2b(2a)(インナー)に接合され、
該ホイールハスウ2b(2a)の前側領域においては第6図
に示すように前記サイドシル3b(3a)に接合されてい
る。構成部材25は、第6図〜第9図に示すように、サイ
ドシル3b(3a)及び前記構成部材24に沿いつつ、車体前
方側から構成部材24の後端側に延びている。この構成部
材25は、第6図、第9図に示すように、構成部材24より
もよ車体前方側においてサイドシル3b(3a)(インナ
ー)に接合され、構成部材24の前端側において構成部材
24に接合されており、この構成部25の部分において、リ
ヤフロア4の立上がり部4bの立上がりが案内されてい
る。また、構成部材25は、構成部材24の前端側から後端
側においては、第6図、第8図に示すように該構成部材
24と協働して閉断面を形成するように該構成部材24に接
合されており、該構成部材25の下部は、構成部材24の後
端側において階段状に湾曲されている。構成部材26は、
断面コ字状に形成されており、該構成部材26は、その開
口部を上方に向けつつ車体後方側から構成部材24と25と
の閉断面内にやや湾曲しつつ進入されて、構成部材24の
前端側にまで延びている。この構成部材26は、第6図〜
第8図に示すように、構成部材24と25との閉断面内への
進入部分において、構成部材24、25に一体的に接合さ
れ、該構成部材24よりも車体後方側において、第6図,
第10図に示すように、前記トランクフロア8の板体8bを
支持するようになっている。また、この構成部材26の下
部は前記構成部材25の下部に対応して階段状に形成され
ており、これにより、構成部材25に対する車体前後方向
における構成部材24の位置決めが容易に行えるようにな
っている。
前記フレーム部1b(1a)には、第11図、第12図に示す
ように、サスペンション27支持用のブラケット28がそれ
ぞれ支持されている。このブラケット28は、前記構成部
材24の下方側に位置するように、一対の支持部28a、28b
によってフレーム部1b(1a)下部に支持されており、そ
の一方の支持部28bは、前記構成部材26の下部に前記構
成部材25よりも車体後方側において支持されている(フ
レーム部1bに対する他方の支持部28aの支持は便宜上、
図示を略す)。
前記一対のフレーム部1a、1bには、第4図、第11図〜
第14図に示すようにクロスメンバ29が跨っている。この
クロスメンバ29は、前記トランクフロア8の板体8b下方
において、前記凹所11の側壁11aに対向するよう延ばさ
れており、その端部29aは、前記構成部材26に、前記ブ
ラケット28の一方の支持部28b位置に対向するように接
続されている。このクロスメンバ29は、第4図、第11図
に示すように断面形状が開口部29bを有するように形成
されており、この開口部29bは、凹所側壁11aに対向する
領域よりも車幅方向外方領域においては第4図、第12
図、第13図に示すように、従来通り、板体8b下面に接合
され、凹所側壁11aに対向する領域においては第4図、
第14図に示すように凹所側壁11aに接合されている。こ
のため、クロスメンバ29は、第4図、第11図に示すよう
に、該クロスメンバ29が凹所側壁11aに対向する領域と
該領域よりも車幅方向外方領域との間においてねじられ
ている。このクロスメンバ29のねじりに伴って、該クロ
スメンバ29は、第4図に示すように、フレーム部1b(1
a)から凹所側壁11aにかけて、やや車体後方側に設けら
れており、その傾き方向は、荷重に対して剛性を効果的
に活す観点から、サスペンション27の車幅方向内方側へ
の傾斜に伴う車体後方側への傾き方向(第2図中、一点
鎖線で示す)と略等しくされている。
尚、30は、フレーム部1b(1a)の構成部材26とクロス
メンバ29とに支持されている補強用ステーである。
したがって、上記構成によれば、リヤフロア4の立上
り部4bとリヤバッケージトレイ部4cとが一体的に成形さ
れていることから、この立上がり部4b、リヤパッケージ
トレイ部4cが構成する遮蔽板としての剛性は著しく向上
することになる。このため、衝突時に、燃料タンク13内
の燃料が車室R内に漏れ込むことをより一層確実に防止
できることになる。
また同時に、リヤフロア4の立上り部4bとリヤパッケ
ージトレイ部4cとが一体的に成形されることから、リヤ
パッケージトレイ部4cを別個に組付ける必要はなくな
り、組付け性を向上させることができることになる。
また、サブタンク18の配設においては、どのような車
両にも存在するリヤフロア4の床部4a下方の有効スペー
スを利用することになっており、これにより、小型車両
であっても、サブタンク18を配設できることになる。こ
のため、燃料タンク13だけでなくサブタンク18によって
も容量が得られることになり、小型車両であっても、所
望の大容量を確保できることになる。この結果、車両の
大きさがどのようなものであろうとも、要求容量に対し
て応えることができることになり、燃料タンクの共通化
を図ることができることになる。
また、この場合、本実施例においては、燃料タンク13
によって容量をできるだけ確保し、サブタンク18によっ
て容量を捕うことになっており、サブタンク18を特別に
大きくする必要はない。しかも、サブタンク18は偏平形
状とされている。このため、サブタンク18をリヤフロア
4の床部4a下方に配設しても、路面からの必要最小限の
高さを確保できることになる。
さらに、この場合、サブタンク18の配設において、床
部4a下方の車幅方向一方側だけを利用し、床部4a下方の
車幅方向他方側には、プリサイレンサ22、排気管23が配
設されることになっており、従来のスペース使用を阻害
することにはならない。
さらに、本実施例においては、燃料タンク13の両側方
をフレーム部1a、1bがそれぞれ横切っており、車体の側
方から衝突されたとしても、比較的強固なホイールハウ
ス2a、2bだけでなく、上記フレーム部1a、1bによって
も、その衝突荷重を支えることになる。これにより、車
体側方からの衝突に対して燃料タンク13をより一層確実
に保護できることになる。
さらにまた、上記フレーム部1a、1bの配設において
は、ホイールハウス2b(2a)に対してフレーム部1b(1
a)が該ホイールハウス2b(2a)の側面に沿わせた状態
で接合されており、フレーム部1b(1a)を利用してホイ
ールハウス2b(2a)の剛性を一層高めることができるこ
とになる。このため、サスペンション27等による荷重に
対して十分な強度を確保できることになる。
また、この場合、フレーム部1b(1a)が複数の構成部
材24〜26により構成されており、フレーム部1b(1a)を
ホイールハウス2b(2a)の側面に沿わせるに際しては、
フレーム部1b(1a)の複雑な曲り形状を上記複数の構成
部材24〜26を組合わせることによって簡単に得ることが
できることになる。
しかも、本実施例においては、フレーム部1b(1a)の
上記配設により、フレーム部1b(1a)がサスペンション
27支持用のブラケット28の取付位置を通ることになるた
め、該フレーム部1b(1a)に該ブラケット28が支持され
ている。これにより、取付部材として強固なフレーム部
1b(1a)を利用できることになり、ブラケット28の支持
剛性を高めることができることになる。この結果、サス
ペンション27の荷重等をいままで以上に確実に受止める
ことができることになる。
また、本実施例においては、クロスメンバ29は、凹所
側壁11aに対向する領域において開口部29bが該凹所側壁
11aに接合され、該凹所側壁11aよりも車幅方向外方領域
において開口部29bが板体8b下面に接合されており、該
開口部29bは板体8b下面、凹所側壁11aに対して連続的に
接合されている。このため、開口部29bの接合方向を、
全て同じではなく異ならせることができることになり、
あらゆる方向のねじり荷重に対して板体8bの剛性を向上
させることができる。これにより、サスペンション27の
荷重等に対する強度を、より一層向上させることができ
ることになる。
【図面の簡単な説明】 第1図は実施例に係る構造を示す斜視図、 第2図はリヤフロアを除いた状態をもって実施例に係る
構造を示す平面図、 第3図は第2図の構造を側方から説明する説明図、 第4図は車体後方側の車体構造を示す斜視図、 第5図は車体後方側から見た状態をもって車体構造を説
明する説明図、 第6図は車体前方側から見た状態をもってフレーム部
(リヤフレーム)を説明する斜視図、 第7図は車体後方側から見た状態をもってフレーム部を
説明する斜視図、 第8図は第6図のVIII−VIII線断面図、 第9図は第6図のIX−IX線断面図、 第10図は第6図のX−X線断面図、 第11図は車体内方側から見た状態をもってフレーム部
(リヤフレーム)とサスペンション支持用のブラケット
との関係を説明する説明図、 第12図は車体外方側から見た状態をもってフレーム部と
サスペンション支持用のブラケットとの関係を説明する
説明図、 第13図は第4図のXIII−XIII線断面図、 第14図は第4図のXIV−XIV線断面図である。 1……リヤフレーム 1a、1b……フレーム部 2a、2b……ホイールハウス 3a、3b……サイドシル 4……リアフロア 4b……立上り部 4c……リヤパッケージトレイ部 5……後部座席 8……トランクフロア 8a……板体 8b……板体 13……燃料タンク 15……差動機構 24……構成部材 26……構成部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両後部のトランクルーム下部を形成する
    トランクフロア部及び該トランクフロア部の前端につな
    がるリヤフロア立上り部を有するリヤフロアパネルと、
    左右のホイールハウス内側で車体前後方向にそれぞれ伸
    びて前記リアフロアパネルを支持する2本のリヤフレー
    ム部と、前記リヤフロアパネル下方に配置される燃料タ
    ンクとを備えた車両の後部車体構造において、 前記トランクフロア部は、前記リヤフロア立上り部から
    連続して後方に伸びる第1水平部と、該第1水平部から
    下方に伸びる垂直部と、該垂直部から後方に伸びてトラ
    ンクルーム下部を形成する第2水平部とからなり、 前記燃料タンクは、前記左右のホイールハウス間におい
    て、前記立上り部、前記第1水平部、前記垂直部とで区
    画される領域に配置され、 前記各リヤフレーム部は、前記燃料タンク後方において
    前記トランクフロア部の第2水平部下面に接合されるト
    ランクフロア接合部と、前記第1水平部の下方位置にお
    いて、前記燃料タンク側方を横切る閉断面を形成しつつ
    前記ホイールハウスに接合されるホイールハウス接合部
    とを有している、 ことを特徴とする車両の後部車体構造。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記各リヤフレーム部におけるホイールハウス接合部
    は、該ホイールハウス接合部自体が閉断面構造を形成す
    るように設定されている、 ことを特徴とする車両の後部車体構造。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、 前記各リヤフレーム部は、前記燃料タンクの側方を車体
    前方に向けて横切った後、前側が前記リヤフロア立上り
    部に接合され、前端部がサイドシルに接続されている、 ことを特徴とする車両の後部車体構造。
  4. 【請求項4】請求項1において、 前記燃料タンクの下方領域に差動機構が配設されてい
    る、 ことを特徴とする車両の後部車体構造。
JP1255560A 1989-09-30 1989-09-30 車両の後部車体構造 Expired - Lifetime JPH0813670B2 (ja)

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JP1255560A JPH0813670B2 (ja) 1989-09-30 1989-09-30 車両の後部車体構造
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KR1019900015880A KR940010695B1 (ko) 1989-09-30 1990-09-29 자동차 후부 차체 구조
US07/815,589 US5174628A (en) 1989-09-30 1991-12-31 Automobile rear body structure

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