JP2522078Y2 - 光部品 - Google Patents

光部品

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JP2522078Y2
JP2522078Y2 JP1990069113U JP6911390U JP2522078Y2 JP 2522078 Y2 JP2522078 Y2 JP 2522078Y2 JP 1990069113 U JP1990069113 U JP 1990069113U JP 6911390 U JP6911390 U JP 6911390U JP 2522078 Y2 JP2522078 Y2 JP 2522078Y2
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JP
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resin
hole
optical fiber
groove
molded body
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JP1990069113U
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浩之 山田
浩一 高木
孝 繁松
寿彦 太田
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、光ファイバ接続用の光部品に係わり、特に
相手方光部品と端面を突き合わせ、位置決めピンで光フ
ァイバの芯合わせを行うタイプの光部品に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
従来のこの種の光部品としては、プラスチック成形ブ
ロックに位置決めピン穴と光ファイバ挿入孔を形成した
ものがある。この光部品は、プラスチックのモールド成
形により量産できるため、コスト安であり、また光ファ
イバを光ファイバ挿入孔に挿入するだけで位置決めでき
るため、光ファイバ芯線端部への取り付け作業も容易で
ある。しかし材料がプラスチックであるため、温度変化
に対する安定性、劣化などの面で長期信頼性に難点があ
り、特にピン穴と光ファイバ挿入孔の位置精度が低下し
易いという問題がある。
一方、セラミックまたは金属製の光部品では、基板に
位置決め溝と光ファイバ装着溝を形成したものがある。
この光部品は基板表面の研削加工により製作されるた
め、精度は極めて高く、また長期信頼性にも優れてい
る。しかし、光ファイバの光ファイバ装着溝へのセット
が難しく、組立作業性に難点がある。また、精密研削加
工を必要とするため、生産性が低く、極めてコスト高に
なるという欠点もある。
そこで、最近になり下記のような光コネクタが開発さ
れている。例えば第6図〜第8図に示すように、この光
コネクタ31はセラミックまたは金属製の基板32と、それ
に被せられる蓋板33とを備えている。蓋板33は表面平滑
な板である。
上記基板32は、蓋板33と対向する面に、位置決めピン
43装着用の一対の平行な位置決め溝34を有している。こ
の光コネクタの特徴は、この位置決め溝34の間の基板32
内に、その位置決め溝34と同方向に穴35が形成されてお
り、その穴35の中に樹脂成形体36が詰まっていて、その
樹脂成形体36内に位置決め溝34と所定の位置関係を保っ
て平行に所要本数の光ファイバ挿入孔37が形成されてい
ることである。
なお樹脂成形体36は、基板32の後端面から突出した部
分36aを有しており、この突出部36aの上面に、光ファイ
バを光ファイバ挿入孔37に挿入するときのガイド溝38
と、光ファイバ心線の被覆部装着溝39を形成した構造と
なっている。
樹脂成形体36は基板32の穴35内に樹脂を注入して固化
させることにより形成される。すなわち、樹脂成形体の
突出部36aを形成する金型の前部に基板32をセットし、
基板32の穴35をキャビティの一部としモールド成形を行
うのである。このとき穴35内に光ファイバ挿入孔37を形
成するためのコアピンを、位置決め溝34と所定の位置関
係になるように配置しておけば、高精度で光ファイバ挿
入孔37を形成することができる。したがって穴35の寸法
精度は低くても差し支えない。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記光コネクタには次のような問題が
あった。即ち、セラミックまたは金属の基板を高温(18
0℃)の金型にインサートして穴に樹脂を注入するが、
樹脂の熱膨張は基板材料よりも大きいため、樹脂は成形
後収縮し、基板と樹脂成形体との間に隙間が生ずる。そ
の結果、基板に加工してある位置決め溝と樹脂成形体に
ある光ファイバ挿入孔との位置関係の寸法にばらつきが
生じ、ロス値を所望の値に下げられなかった。
〔課題を解決するための手段と作用〕
本考案は上記問題点を解決した光部品を提供するもの
で、位置決め溝と樹脂成形体が詰まっている穴または溝
を有し、その樹脂成形体内に上記溝と所定の位置関係を
保って光ファイバ挿入孔が形成されている基板を有する
光部品において、上記穴または溝は樹脂収縮拘束部を有
することを特徴とするものである。
上述のように、樹脂を注入する穴に樹脂収縮拘束物を
設けると、樹脂成形体の収縮方向を管理することがで
き、樹脂の熱収縮に伴う位置決め溝と光ファイバ挿入孔
との位置関係の寸法の変動を抑えることができる。
〔実施例〕
以下、図面に示した実施例に基づいて本考案を詳細に
説明する。
第1図は本考案に係る光部品の一実施例の正面図であ
り、セラミックまたは金属製の基板1とそれに被せられ
る蓋板2とから構成されている。基板1にはガイドピン
6の位置決め溝3と切り替えストローク用位置決め溝
4、および樹脂注入用穴5が設けられ、樹脂注入用穴5
には樹脂が注入されて樹脂成形体7が形成されている。
樹脂成形体7には光ファイバ挿入孔8が開けられてい
る。穴5には、左右の下角部に図示のような鉤状の樹脂
収縮拘束部9が設けられている。この穴5に注入された
樹脂は、第2図に示すように、鉤状の樹脂収縮拘束部9
に拘束されながら収縮固定する。樹脂収縮拘束部9の位
置及び大きさを適切に管理することにより、位置決め溝
3、4と光ファイバ挿入孔8との位置関係の寸法の変動
を抑えることができる。第3図は本考案の他の実施例を
示し、樹脂注入用穴15はその四隅に円状凸形状の樹脂収
縮拘束部19を有する。前記実施例では、樹脂の熱収縮に
より、光ファイバ挿入孔8の配列方向の軸は鉤状の樹脂
収縮拘束部9側(即ち下方)に寄る恐れがあるが、本実
施例では、樹脂成形体17中の光ファイバ挿入孔8の配列
方向の軸を固定させることができる。
第4図は本考案の更なる他の実施例であり、樹脂注入
用穴25は中央部が細く両端部が広がったくびれ状の樹脂
収縮拘束部29を有する。この場合、使用する樹脂の収縮
率が縦、横方向とも等しい場合、A>(B/tanθ)にな
る様な寸法設定の時,A方向の収縮値が大きくなり、中央
のくびれ部分への収縮力により拘束される。第5図は本
考案の更なる他の実施例であり、基板51に位置決め溝53
と溝55とが形成され、溝55に樹脂成形体57が詰まってい
る。溝55は台形状をなし、底辺の角部が鋭角状の樹脂収
縮拘束部59となっている。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、樹脂が注入され
る穴または溝は樹脂収縮拘束部を有するため、そこに形
成された樹脂成形体の収縮方向を管理することができ、
位置決め溝と樹脂成形体中に形成された光ファイバ挿入
孔の位置関係のばらつきを防ぎ、精度のよい光部品が得
られるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る光部品の一実施例の正面図、第2
図は同実施例の樹脂注入用穴の拡大図、第3図は他の実
施例の樹脂注入用穴の正面図、第4図は更なる他の実施
例の樹脂注入用穴の正面図、第5図は更なる他の光部品
の実施例の正面図、第6図は従来例の光部品の正面図、
第7図は第6図のII−II線における断面図、第8図は第
6図の光部品の蓋板を除いた状態の平面図である。 1,32,51……基板、2,33……蓋板、3,4,34,53……位置決
め溝、5,15,25,35……穴、6……ガイドピン、7,36,57
……樹脂成形体、8,37……光ファイバ挿入孔、9,19,29,
59……樹脂収縮拘束部、31……光コネクタ、36a……突
出部,38……ガイド溝、39……被覆部装着溝、43……ピ
ン、55……溝。
フロントページの続き (72)考案者 高木 浩一 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古河電気工業株式会社内 (72)考案者 繁松 孝 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古河電気工業株式会社内 (72)考案者 太田 寿彦 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古河電気工業株式会社内

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】位置決め溝と樹脂成形体が詰まっている穴
    または溝を有し、その樹脂成形体内に上記溝と所定の位
    置関係を保って光ファイバ挿入孔が形成されている基板
    を有する光部品において、上記穴または溝は樹脂収縮拘
    束部を有することを特徴とする光部品。
JP1990069113U 1990-06-29 1990-06-29 光部品 Expired - Lifetime JP2522078Y2 (ja)

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JPH0428602U JPH0428602U (ja) 1992-03-06
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JPS5626714B2 (ja) * 1975-06-16 1981-06-20
JPS61209404A (ja) * 1985-03-13 1986-09-17 Furukawa Electric Co Ltd:The 多心光フアイバコネクタの製造方法

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JPH0428602U (ja) 1992-03-06

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