JPH0472203B2 - - Google Patents

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JPH0472203B2
JPH0472203B2 JP60179475A JP17947585A JPH0472203B2 JP H0472203 B2 JPH0472203 B2 JP H0472203B2 JP 60179475 A JP60179475 A JP 60179475A JP 17947585 A JP17947585 A JP 17947585A JP H0472203 B2 JPH0472203 B2 JP H0472203B2
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JP
Japan
Prior art keywords
optical
mold
lens
molded
draft angle
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60179475A
Other languages
English (en)
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JPS6239808A (ja
Inventor
Hiroshi Nakanishi
Sumio Nakayama
Shoji Akino
Yoshihisa Masuda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP17947585A priority Critical patent/JPS6239808A/ja
Publication of JPS6239808A publication Critical patent/JPS6239808A/ja
Publication of JPH0472203B2 publication Critical patent/JPH0472203B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、光学成形部品、特に型を用いて樹脂
の射出成形や圧縮成形、ガラスのプレス成形等に
より成形される光学成形部品に関するものであ
る。
(従来の技術) 第5図イ,ロ,ハは従来の型を用いて成形した
光学部品の一例で、角型レンズを示している。こ
こで、1はレンズ、1a及び1bは抜き勾配が施
された面で、通常1°〜5°の傾きを有している。従
来、金属等から成る型からレンズ1を引き出す
際、抜き勾配1a,1bを施して離型抵抗を小さ
くし、成形されたレンズ1の形状精度の狂いを防
止していた。又、第6図イ,ロは第5図に示した
様な光学部品を製品に組込む際の支持方法を示し
ており、2は保持部材、2aは保持部材の保持面
を示している。この種の光学部材の抜き勾配を設
けた面1bを基準面として保持する場合、第6図
イに示す様に保持部材2の保持面2aを、光学部
品の抜き勾配を設けた面1bの傾きに対応させて
形成する必要がある。従つて保持部材2自体の加
工が面倒となり、組込み精度に対する信頼性も薄
いものであつた。一方、この様な製造上、精度に
関する解決策としては、例えば第6図ロに示す様
に保持部材2の保持面2aに当接する光学部品の
基準面1bには抜き勾配を設けない方法がある。
しかしながら、この様な構造では型から光学部品
を抜き出す際に離型抵抗のアンバランスが生じ、
光学部品の形状精度に問題が生じていた。又、光
学部品の基準面となる側面を形成する型にスライ
ド駒を用い、型から光学部品を抜き出す前にスラ
イド駒をスライドさせ、光学部品を容易に抜き出
すという方法もあるが、型の構造が複雑になると
いう欠点を有していた。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、上記従来の問題点を解決する目的で
なされ、簡便な型構造により離型抵抗を小さくし
て抜き出す事が出来、組込み精度や形状精度に優
れた光学成形部品を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 前記問題点を解決するための手段として、本発
明は型を用いて成形され、抜き勾配を備えた光学
成形部品に於て、該光学成形部品の抜き勾配を有
する少なくとも1つの面の所定の箇所に勾配を施
さない部分を設けることを要旨とする。
(作用) 上記の構成を採る事により、型から取り出す際
は抜き勾配の為にスムーズに取り出す事が出来、
形状精度の劣化を防ぎ、又、抜き勾配を施さない
部分を製品に組込む際の基準面とする事により、
組込み精度の向上を図る事が出来る。
(実施例) 以下、図面を用いて本発明を詳細に説明する。
第1図〜第3図は本発明に係る光学成型部品の一
例を示す図で、10は角型の凹レンズ、10a及
び10bは凹レンズ10の曲率を有する面で、夫
夫曲率半径R1,R2から成る。10c,10dは
凹レンズ10の側面で、型から抜き出す際に離型
抵抗を小さく抑える為の抜き勾配を施してある。
10eは側面10dの抜き勾配面に設けた溝であ
り、凹レンズ10の光軸と平行な方向(X方向)
に複数個設けられている。ここで、凹レンズ10
を製品に組込み保持する場合、第2図に示す様に
凹レンズの側面10dに形成した溝10eを基準
とし、その溝10eに保持部材2の保持面2aを
当接して凹レンズ10を保持する。尚、実装の際
には凹レンズ10の上部及び側面からバネ等を圧
接し、固定する。従つて、第3図に示す様に、保
持部材2の保持面2aを抜き勾配にあわせて加工
する必要が無く、凹レンズ10の光軸Xと平行に
形成することにより保持部材2の加工精度も向上
する為、凹レンズ10を組込み保持した時の精度
向上も図る事が出来る。又、側面10dに設けた
溝10eは、側面10c及び10dで構成される
全側面の数%〜10数%程度にすぎない為、型から
凹レンズ10を抜き出す時の離型抵抗が溝10e
を形成することにより大きく増えることはない。
従つて、型により成形し抜き出した凹レンズ10
の形状精度に狂いが生じる事は殆どない。
第4図は本発明に係る光学成形部品の他の実施
例で、図中の符号は全て前記実施例と同部材を指
す為、ここでは説明を省く。ここでは抜き勾配を
施した側面10dの内、保持部材2の保持面2a
が当接する領域だけをレンズ10の光軸と略平行
な面としており、更に抜き勾配を設けない部分の
割合を減少させており、抜き出しによる狂いをな
くしてレンズ10の形状精度を維持すると共に、
組込み精度も良好である。
第1図−第4図に示した本光学成形部品は角形
の凹レンズであるが、他の形状のレンズやプリズ
ム等の光学部品などの型を用いて成形するもので
あれば全て本発明が適用出来る。
又、型には金属を用いる金型、セラミツク等を
用いた型など光学部品を成形する為の材料や加工
条件等に合わせて各種の型を用いれば良く、当然
の事ながら抜き勾配を施した面に設ける抜き勾配
を施さない部分の面積や位置等は光学成形部品を
組込む際の保持部材及び該部材の保持面との関係
を考慮して適時決定されるものである。従つて、
前記の2つの実施例では溝又は平面を形成してい
るが、例えば抜き勾配の所定の領域に凸状の平面
を設けても良い。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明は、型を用いて成
型するレンズ、プリズム等の光学成形部品の抜き
勾配を有する面の所定の箇所に、勾配を施さない
部分を一部設けることにより、型から抜き出す際
の離型抵抗を小さくでき、形状精度も狂うことが
ない。又、組込み精度も大幅に向上させることが
出来るものであり、優れた光学成形部品である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係るレンズを示し、イは平
面図、ロは正面図、ハは側面図、第2図は、本発
明に係るレンズの保持状態を示す斜視図、第3図
は、同側面図、第4図は、本発明の他の実施例に
係るレンズの保持状態を示す要部の断面図、第5
図は、従来例におけるレンズを示し、イは平面
図、ロは正面図、ハは側面図、第6図イ,ロは、
いずれも従来例におけるレンズの保持状態を示す
側面図である。 1,10……光学成形部品(レンズ)、10c,
10d……側面、10e……抜き勾配を施さない
部分、2……保持部材、2a……保持面。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 型を用いて成形され、抜き勾配を備えた光学
    成形部品において、該光学成形部品の抜き勾配を
    有する少なくとも1つの面の所定の箇所に勾配を
    施さない部分を形成した事を特徴とする光学成形
    部品。 2 前記勾配を施さない部分の1つが、組込む際
    の基準面であつて光学成形部品の光軸と略平行で
    ある事を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    光学成形部品。
JP17947585A 1985-08-16 1985-08-16 光学成形部品 Granted JPS6239808A (ja)

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JP17947585A JPS6239808A (ja) 1985-08-16 1985-08-16 光学成形部品

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JP17947585A JPS6239808A (ja) 1985-08-16 1985-08-16 光学成形部品

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Publication Number Publication Date
JPS6239808A JPS6239808A (ja) 1987-02-20
JPH0472203B2 true JPH0472203B2 (ja) 1992-11-17

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0595010U (ja) * 1991-10-08 1993-12-24 スミダ電機株式会社 面実装コイル
JP3969397B2 (ja) 2004-02-20 2007-09-05 ソニー株式会社 光学式ビューファインダ装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS539857A (en) * 1976-07-15 1978-01-28 Dainippon Printing Co Ltd Method of molding winding core

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59192104U (ja) * 1983-06-06 1984-12-20 コニカ株式会社 レンズ鏡胴

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JPS6239808A (ja) 1987-02-20

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