JPH07318761A - 多心光コネクタ - Google Patents
多心光コネクタInfo
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- JPH07318761A JPH07318761A JP13250994A JP13250994A JPH07318761A JP H07318761 A JPH07318761 A JP H07318761A JP 13250994 A JP13250994 A JP 13250994A JP 13250994 A JP13250994 A JP 13250994A JP H07318761 A JPH07318761 A JP H07318761A
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- JP
- Japan
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- positioning
- optical connector
- holes
- fiber
- substrate
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- Pending
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/24—Coupling light guides
- G02B6/36—Mechanical coupling means
- G02B6/38—Mechanical coupling means having fibre to fibre mating means
- G02B6/3807—Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
- G02B6/3873—Connectors using guide surfaces for aligning ferrule ends, e.g. tubes, sleeves, V-grooves, rods, pins, balls
- G02B6/3885—Multicore or multichannel optical connectors, i.e. one single ferrule containing more than one fibre, e.g. ribbon type
Landscapes
- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 光ファイバ挿入孔に注入された成形体の収縮
が少なく、また使用時の温度変化等に対する成形体の寸
法の安定性の良い高密度対応の多心光コネクタを提供す
る。 【構成】 基板に位置決めピン５３装着用の平行な一対
の位置決め孔５０が形成され、かつその位置決め孔５０
の間にその位置決め孔５０と同方向に埋込み成形体用穴
４５が複数個所定間隔を有して形成されており、その複
数の埋込み成形体用穴４５の中には埋込み成形体４６が
嵌入されていて、その埋込み成形体４６内に位置決め孔
５０と所定の位置関係を保って光ファイバ挿入孔４７が
形成されている。 【効果】 基板に設けられた埋込み成形体用穴は複数
個、所定間隔を有して形成されているので、埋込み成形
体用穴の寸法を大きくする必要がないので、温度変化に
対する埋込み成形の熱膨脹や収縮の変動が少ない。
が少なく、また使用時の温度変化等に対する成形体の寸
法の安定性の良い高密度対応の多心光コネクタを提供す
る。 【構成】 基板に位置決めピン５３装着用の平行な一対
の位置決め孔５０が形成され、かつその位置決め孔５０
の間にその位置決め孔５０と同方向に埋込み成形体用穴
４５が複数個所定間隔を有して形成されており、その複
数の埋込み成形体用穴４５の中には埋込み成形体４６が
嵌入されていて、その埋込み成形体４６内に位置決め孔
５０と所定の位置関係を保って光ファイバ挿入孔４７が
形成されている。 【効果】 基板に設けられた埋込み成形体用穴は複数
個、所定間隔を有して形成されているので、埋込み成形
体用穴の寸法を大きくする必要がないので、温度変化に
対する埋込み成形の熱膨脹や収縮の変動が少ない。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバ接続用の多
心光コネクタに関する。更に詳しくは相手方多心光コネ
クタと端面を突き合わせ、位置決めピンで光ファイバの
心合わせを行うタイプの多心光コネクタに関する。
心光コネクタに関する。更に詳しくは相手方多心光コネ
クタと端面を突き合わせ、位置決めピンで光ファイバの
心合わせを行うタイプの多心光コネクタに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の多心光コネクタの一例を
図６に示す。この多心光コネクタ１１は、プラスチック
製のブロック１２内に、前端面Ａに対して垂直に一対の
平行なピン穴１３を形成し、そのピン穴１３の間にピン
穴１３と所定の位置関係を保って平行に所要本数の光フ
ァイバ挿入孔１４を形成したものである。この多心光コ
ネクタ１１はテープ状多心光ファイバ心線などの接続に
用いられるものである。接続する場合には、心線端部の
被覆を除去して光ファイバを露出させ、その光ファイバ
を光ファイバ挿入孔１４に挿入すると共に、心線端部を
接着剤等により多心光コネクタ１１に固定し、端面Ａを
固定する。
図６に示す。この多心光コネクタ１１は、プラスチック
製のブロック１２内に、前端面Ａに対して垂直に一対の
平行なピン穴１３を形成し、そのピン穴１３の間にピン
穴１３と所定の位置関係を保って平行に所要本数の光フ
ァイバ挿入孔１４を形成したものである。この多心光コ
ネクタ１１はテープ状多心光ファイバ心線などの接続に
用いられるものである。接続する場合には、心線端部の
被覆を除去して光ファイバを露出させ、その光ファイバ
を光ファイバ挿入孔１４に挿入すると共に、心線端部を
接着剤等により多心光コネクタ１１に固定し、端面Ａを
固定する。
【０００３】この状態のものを図７のように突き合わせ
（図７の符号１６はテープ状多心光ファイバ心線）、両
多心光コネクタ１１のピン穴１３に跨がるように位置決
めピン１５を挿入すれば、両多心光コネクタ１１の光フ
ァイバが心合わせされ、光学的に接続された状態とな
る。この多心光コネクタはプラスチックのモールド成形
により量産できるため、コストが安く、また光ファイバ
を光ファイバ挿入孔に挿入するだけで位置決めできるた
め、心線端部への取り付け作業も容易である。
（図７の符号１６はテープ状多心光ファイバ心線）、両
多心光コネクタ１１のピン穴１３に跨がるように位置決
めピン１５を挿入すれば、両多心光コネクタ１１の光フ
ァイバが心合わせされ、光学的に接続された状態とな
る。この多心光コネクタはプラスチックのモールド成形
により量産できるため、コストが安く、また光ファイバ
を光ファイバ挿入孔に挿入するだけで位置決めできるた
め、心線端部への取り付け作業も容易である。
【０００４】しかし、材料がプラスチックであるため、
温度変化に対する安定性、劣化などの面で長期信頼性に
難点があり、特にピン穴の精度が低下し易いという問題
がある。このため、図６のような構造の多心光コネクタ
をセラミックや金属で製作することも考えられるが、セ
ラミックや金属では極めて細い光ファイバ挿入孔を高精
度で形成することが困難である。
温度変化に対する安定性、劣化などの面で長期信頼性に
難点があり、特にピン穴の精度が低下し易いという問題
がある。このため、図６のような構造の多心光コネクタ
をセラミックや金属で製作することも考えられるが、セ
ラミックや金属では極めて細い光ファイバ挿入孔を高精
度で形成することが困難である。
【０００５】一方、セラミックまたは金属製の多心光コ
ネクタとしては図８のような構造のものが公知である。
この多心光コネクタ２１は、基板２２と、それに被せら
れる蓋板２３とを備えている。基板２２には、蓋板２３
との対向面に一対の平行な位置決め溝（通常はＶ溝）２
４を前端面Ａに対し垂直に形成し、かつその位置決め溝
２４の間に位置決め溝２４と平行に所要本数の光ファイ
バ装着溝（通常はＶ溝）２５を形成した構造となってい
る。
ネクタとしては図８のような構造のものが公知である。
この多心光コネクタ２１は、基板２２と、それに被せら
れる蓋板２３とを備えている。基板２２には、蓋板２３
との対向面に一対の平行な位置決め溝（通常はＶ溝）２
４を前端面Ａに対し垂直に形成し、かつその位置決め溝
２４の間に位置決め溝２４と平行に所要本数の光ファイ
バ装着溝（通常はＶ溝）２５を形成した構造となってい
る。
【０００６】この多心光コネクタ２１で、例えばテープ
状多心光ファイバ心線１６を接続する場合には、図９に
示すように、心線１６の端部の被覆を所定長さ除去して
に露出させた光ファイバ１７を光ファイバ装着溝２５に
セットし、心線１６の被覆部１８を被覆部装着溝２６に
セットした後、その上に接着剤を介して蓋板２３を被せ
て全体を一体化し、端面を研磨する。この状態のものを
図示のように突き合わせ、両多心光コネクタ２１の位置
決め溝２４に跨がるように位置決めピン１５を挿入すれ
ば、両多心光コネクタ２１の光ファイバ１７が心合わさ
れ、光学的に接続された状態となる。
状多心光ファイバ心線１６を接続する場合には、図９に
示すように、心線１６の端部の被覆を所定長さ除去して
に露出させた光ファイバ１７を光ファイバ装着溝２５に
セットし、心線１６の被覆部１８を被覆部装着溝２６に
セットした後、その上に接着剤を介して蓋板２３を被せ
て全体を一体化し、端面を研磨する。この状態のものを
図示のように突き合わせ、両多心光コネクタ２１の位置
決め溝２４に跨がるように位置決めピン１５を挿入すれ
ば、両多心光コネクタ２１の光ファイバ１７が心合わさ
れ、光学的に接続された状態となる。
【０００７】この多心光コネクタは、セラミックまたは
金属製で、基板表面の研削加工により製作されるため、
精度は極めて高く、また長期信頼性にも優れている。し
かし、光ファイバの光ファイバ装着溝へのセットが難し
く、またセットしても蓋板を被せるまでに光ファイバが
移動し易い等、組み立て作業性に難点がある。また光フ
ァイバ装着溝と位置決め溝が隣合っているため位置決め
溝にも接着剤が入り込むことがあり、このため位置決め
精度が低下したり、位置決めピンが抜けなくなったりす
る欠点がある。更に、精密研削加工を必要とするため、
生産性が低く、極めてコスト高になる（プラスチック製
の１０倍以上）という欠点もある。
金属製で、基板表面の研削加工により製作されるため、
精度は極めて高く、また長期信頼性にも優れている。し
かし、光ファイバの光ファイバ装着溝へのセットが難し
く、またセットしても蓋板を被せるまでに光ファイバが
移動し易い等、組み立て作業性に難点がある。また光フ
ァイバ装着溝と位置決め溝が隣合っているため位置決め
溝にも接着剤が入り込むことがあり、このため位置決め
精度が低下したり、位置決めピンが抜けなくなったりす
る欠点がある。更に、精密研削加工を必要とするため、
生産性が低く、極めてコスト高になる（プラスチック製
の１０倍以上）という欠点もある。
【０００８】そこで、本出願人は先に図１０に示すよう
な多心光コネクタ３１を提案している。この多心光コネ
クタ３１は基板３２と、それに被せられる蓋板３３とを
備え、基板３２はセラミックまたは金属製で、基板３２
には蓋板３３と対向する面に位置決めピン装着用の平行
な位置決め溝３４が形成され、かつその位置決め溝３４
の間の内部にその位置決め溝３４と同方向に穴３５が形
成されており、その穴３５の中には樹脂成形体３６が嵌
入されていて、その樹脂成形体３６内に溝３４と所定の
位置関係を保って光ファイバ挿入孔３７が形成されてい
るものである。符号３８は位置決めピンである。
な多心光コネクタ３１を提案している。この多心光コネ
クタ３１は基板３２と、それに被せられる蓋板３３とを
備え、基板３２はセラミックまたは金属製で、基板３２
には蓋板３３と対向する面に位置決めピン装着用の平行
な位置決め溝３４が形成され、かつその位置決め溝３４
の間の内部にその位置決め溝３４と同方向に穴３５が形
成されており、その穴３５の中には樹脂成形体３６が嵌
入されていて、その樹脂成形体３６内に溝３４と所定の
位置関係を保って光ファイバ挿入孔３７が形成されてい
るものである。符号３８は位置決めピンである。
【０００９】この多心光コネクタ３１は基板がセラミッ
クまたは金属製であり、高い精度と長期信頼性が得られ
る。また光ファイバを光ファイバ挿入孔に挿入して位置
決めするようになっているため、心線端部への取り付け
も容易であり、接着剤が前記位置決め溝に入り込む恐れ
もない。更に光ファイバ挿入孔は、基板に埋込み成形体
用穴を形成して、その穴に詰めた樹脂成形体に形成する
ようになっているため、樹脂成形体の成形時に容易に形
成することができ、コスト安である。ところで、最近、
多心光コネクタは高密度化が要求されるようになってき
ており、多心光コネクタに挿入される光ファイバの本数
が数十本、例えば８０本にもなる高密度のものがある。
クまたは金属製であり、高い精度と長期信頼性が得られ
る。また光ファイバを光ファイバ挿入孔に挿入して位置
決めするようになっているため、心線端部への取り付け
も容易であり、接着剤が前記位置決め溝に入り込む恐れ
もない。更に光ファイバ挿入孔は、基板に埋込み成形体
用穴を形成して、その穴に詰めた樹脂成形体に形成する
ようになっているため、樹脂成形体の成形時に容易に形
成することができ、コスト安である。ところで、最近、
多心光コネクタは高密度化が要求されるようになってき
ており、多心光コネクタに挿入される光ファイバの本数
が数十本、例えば８０本にもなる高密度のものがある。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】このような高密度の本
数の光ファイバを上記の多心光コネクタ３１に適用する
場合、基板３２に形成された穴３５に８０本の光ファイ
バを挿入する光ファイバ挿入孔３７を有する樹脂成形体
３６を樹脂を注入して形成することになる。ところが、
穴３５はその内部に８０本の光ファイバを挿入する光フ
ァイバ挿入孔３７を設けることになるため幅方向の寸法
が大きくなる。このため、中に注入された樹脂の硬化時
の収縮のため、光ファイバ間の所定の寸法間隔をとるこ
とが難しくなる。即ち、幅方向の両端側の光ファイバ挿
入孔ほど収縮によるずれが大きくなる。また、幅方向の
寸法が大きくなると、注入圧によって穴が拡張し基板が
変形したり破損したりすることがある。更に、幅方向の
寸法が大きくなると使用時の温度変化に起因する樹脂の
熱膨張や収縮による寸法変化が大きくなるという問題が
発生する。
数の光ファイバを上記の多心光コネクタ３１に適用する
場合、基板３２に形成された穴３５に８０本の光ファイ
バを挿入する光ファイバ挿入孔３７を有する樹脂成形体
３６を樹脂を注入して形成することになる。ところが、
穴３５はその内部に８０本の光ファイバを挿入する光フ
ァイバ挿入孔３７を設けることになるため幅方向の寸法
が大きくなる。このため、中に注入された樹脂の硬化時
の収縮のため、光ファイバ間の所定の寸法間隔をとるこ
とが難しくなる。即ち、幅方向の両端側の光ファイバ挿
入孔ほど収縮によるずれが大きくなる。また、幅方向の
寸法が大きくなると、注入圧によって穴が拡張し基板が
変形したり破損したりすることがある。更に、幅方向の
寸法が大きくなると使用時の温度変化に起因する樹脂の
熱膨張や収縮による寸法変化が大きくなるという問題が
発生する。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題を解
決し、光ファイバ挿入孔に注入された成形体の収縮が少
なく、また使用時の温度変化等に対する成形体の寸法の
安定性の良い高密度対応の多心光コネクタを提供するこ
とを目的とする。上記の目的を達成するために、本発明
は以下のような手段を有している。
決し、光ファイバ挿入孔に注入された成形体の収縮が少
なく、また使用時の温度変化等に対する成形体の寸法の
安定性の良い高密度対応の多心光コネクタを提供するこ
とを目的とする。上記の目的を達成するために、本発明
は以下のような手段を有している。
【００１２】本発明のうち請求項１の多心光コネクタ
は、基板に位置決めピン装着用の平行な一対の位置決め
孔が形成され、かつその位置決め孔の間にその位置決め
孔と同方向に埋込み成形体用穴が複数個所定間隔を有し
て形成されており、その複数の埋込み成形体用穴の中に
は埋込み成形体が嵌入されていて、その埋込み成形体内
に前記位置決め孔と所定の位置関係を保って光ファイバ
挿入孔が形成されていることを特徴とする。
は、基板に位置決めピン装着用の平行な一対の位置決め
孔が形成され、かつその位置決め孔の間にその位置決め
孔と同方向に埋込み成形体用穴が複数個所定間隔を有し
て形成されており、その複数の埋込み成形体用穴の中に
は埋込み成形体が嵌入されていて、その埋込み成形体内
に前記位置決め孔と所定の位置関係を保って光ファイバ
挿入孔が形成されていることを特徴とする。
【００１３】本発明のうち請求項２の多心光コネクタ
は、位置決め孔は基板上面に設けられた位置決め溝と、
前記位置決め溝を覆うように被せられる蓋板によって形
成されていることを特徴とする。
は、位置決め孔は基板上面に設けられた位置決め溝と、
前記位置決め溝を覆うように被せられる蓋板によって形
成されていることを特徴とする。
【００１４】本発明のうち請求項３の多心光コネクタ
は、位置決め孔は基板に貫通した孔によって形成されて
いることを特徴とする。
は、位置決め孔は基板に貫通した孔によって形成されて
いることを特徴とする。
【００１５】本発明のうち請求項４の多心光コネクタ
は、基板はセラミックからなっていることを特徴とす
る。
は、基板はセラミックからなっていることを特徴とす
る。
【００１６】本発明のうち請求項５の多心光コネクタ
は、基板は金属からなっていることを特徴とする。
は、基板は金属からなっていることを特徴とする。
【００１７】本発明のうち請求項６の多心光コネクタ
は、埋込み成形体はプラスチック樹脂からなっているこ
とを特徴とする。
は、埋込み成形体はプラスチック樹脂からなっているこ
とを特徴とする。
【００１８】本発明のうち請求項７の多心光コネクタ
は、一対の位置決め孔の少なくとも一方の位置決め孔は
埋込み成形体内に形成されている光ファイバ挿入孔同志
のピッチの整数倍の単位で、前記位置決め孔に装着され
る位置決めピンが移動できる長孔であることを特徴とす
る。
は、一対の位置決め孔の少なくとも一方の位置決め孔は
埋込み成形体内に形成されている光ファイバ挿入孔同志
のピッチの整数倍の単位で、前記位置決め孔に装着され
る位置決めピンが移動できる長孔であることを特徴とす
る。
【００１９】
【作用】本発明のうち請求項１〜７の多心光コネクタに
よれば、基板に設けられた埋込み成形体用穴は複数個、
所定間隔を有して形成されているので、一つの埋込み成
形体用穴で許容できる本数の光ファイバを挿入する光フ
ァイバ挿入孔を形成することが可能となる。従って、埋
込み成形体用穴を大きくする必要がないので、中に注入
される埋込み成形体の硬化時の収縮を小さくすることが
できるとともに、埋込み成形体用穴がそれぞれ独立して
いるので、埋込み成形体の硬化時に隣の埋込み成形体の
影響を受けない。それ故、埋込み成形体両端部に位置す
るファイバ挿入孔でも埋め込み成形体中心部に位置する
ファイバ挿入孔と同程度の高い位置精度を得ることがで
き、光ファイバ間の所定の寸法間隔を保持できる。
よれば、基板に設けられた埋込み成形体用穴は複数個、
所定間隔を有して形成されているので、一つの埋込み成
形体用穴で許容できる本数の光ファイバを挿入する光フ
ァイバ挿入孔を形成することが可能となる。従って、埋
込み成形体用穴を大きくする必要がないので、中に注入
される埋込み成形体の硬化時の収縮を小さくすることが
できるとともに、埋込み成形体用穴がそれぞれ独立して
いるので、埋込み成形体の硬化時に隣の埋込み成形体の
影響を受けない。それ故、埋込み成形体両端部に位置す
るファイバ挿入孔でも埋め込み成形体中心部に位置する
ファイバ挿入孔と同程度の高い位置精度を得ることがで
き、光ファイバ間の所定の寸法間隔を保持できる。
【００２０】また、埋込み成形体用穴と埋込み成形体用
穴の間には仕切りがあるので、仕切りが支柱の役目とし
て作用するので、埋込み成形体を埋め込み成形体用孔内
に注入する際の注入圧によって埋込み成形体用穴が拡張
することがなく、基板が変形したり破損したりすること
もない。更に、埋込み成形体用穴の幅方向の寸法を大き
くする必要がないので、使用時の温度変化等に対する埋
込み成形体の熱膨張や収縮による変動が少ない。それ
故、寸法の変化も極めて小さい。
穴の間には仕切りがあるので、仕切りが支柱の役目とし
て作用するので、埋込み成形体を埋め込み成形体用孔内
に注入する際の注入圧によって埋込み成形体用穴が拡張
することがなく、基板が変形したり破損したりすること
もない。更に、埋込み成形体用穴の幅方向の寸法を大き
くする必要がないので、使用時の温度変化等に対する埋
込み成形体の熱膨張や収縮による変動が少ない。それ
故、寸法の変化も極めて小さい。
【００２１】本発明のうち請求項２の多心光コネクタに
よれば、基板に設けられた位置決め孔は基板上面に設け
られた位置決め溝と、位置決め溝を覆うように被せられ
る蓋板によって形成される。そのため基板上面に溝を研
削加工により精度よく容易に作成することができる。
よれば、基板に設けられた位置決め孔は基板上面に設け
られた位置決め溝と、位置決め溝を覆うように被せられ
る蓋板によって形成される。そのため基板上面に溝を研
削加工により精度よく容易に作成することができる。
【００２２】本発明のうち請求項３の多心光コネクタに
よれば、基板に設けられた位置決め孔は基板に直接貫通
した孔によって形成されているので、他の部材、例えば
前述した蓋板等を使用しないので多心光コネクタはシン
プルな構造とすることができる。
よれば、基板に設けられた位置決め孔は基板に直接貫通
した孔によって形成されているので、他の部材、例えば
前述した蓋板等を使用しないので多心光コネクタはシン
プルな構造とすることができる。
【００２３】本発明のうち請求項４の多心光コネクタに
よれば、基板はセラミックで構成されているので、熱的
にも、機械的にも変形し難いので、長期信頼性に優れた
多心光コネクタとすることができる。
よれば、基板はセラミックで構成されているので、熱的
にも、機械的にも変形し難いので、長期信頼性に優れた
多心光コネクタとすることができる。
【００２４】本発明のうち請求項５の多心光コネクタに
よれば、基板は金属で構成されているので加工がし易い
多心光コネクタとすることができる。
よれば、基板は金属で構成されているので加工がし易い
多心光コネクタとすることができる。
【００２５】本発明のうち請求項６の多心光コネクタに
よれば、埋込み成形体はプラスチック樹脂で構成されて
いるので、埋込み成形体の成形が容易であるとともに低
コストの多心光コネクタとすることができる。
よれば、埋込み成形体はプラスチック樹脂で構成されて
いるので、埋込み成形体の成形が容易であるとともに低
コストの多心光コネクタとすることができる。
【００２６】本発明のうち請求項７の多心光コネクタに
よれば、一対の位置決め孔の少なくとも一方の位置決め
孔は位置決めピンが移動できる長孔であるので、同じ長
孔を有するこの多心光コネクタ同志を、普通の位置決め
孔と長孔の位置決め孔とを対向させた状態で使用し、普
通の位置決め孔に挿入された位置決めピンを固定側とし
てその位置決めピンを軸にして相手の多心光コネクタを
長孔分移動させると、ファイバ挿入孔同志が相対的に光
ファイバ挿入孔同志のピッチの整数倍の単位で移動し
て、移動先の光ファイバ挿入孔と元の光ファイバ挿入孔
が心合わされ、それぞれの光ファイバ挿入孔に挿入され
ている光ファイバの切替えが行われる光伝送線路切替用
の多心光コネクタとすることができる。
よれば、一対の位置決め孔の少なくとも一方の位置決め
孔は位置決めピンが移動できる長孔であるので、同じ長
孔を有するこの多心光コネクタ同志を、普通の位置決め
孔と長孔の位置決め孔とを対向させた状態で使用し、普
通の位置決め孔に挿入された位置決めピンを固定側とし
てその位置決めピンを軸にして相手の多心光コネクタを
長孔分移動させると、ファイバ挿入孔同志が相対的に光
ファイバ挿入孔同志のピッチの整数倍の単位で移動し
て、移動先の光ファイバ挿入孔と元の光ファイバ挿入孔
が心合わされ、それぞれの光ファイバ挿入孔に挿入され
ている光ファイバの切替えが行われる光伝送線路切替用
の多心光コネクタとすることができる。
【００２７】
【実施例】以下に本発明を実施例により詳細に説明す
る。 （実施例１）図１乃至図３は本発明の多心光コネクタの
一実施例を示すもので、この多心光コネクタ４１はセラ
ミックの基板４２と、それに被せられる蓋板４３とを備
えている。蓋板４３は表面平滑な板で、図８に示す従来
の光コネクタに用いられていたものと同様である。上記
基板４２は、その両端部にあって蓋板４３と対向する面
に、位置決めピン５３装着用の一対の平行な位置決め溝
４４を有している。この位置決め溝４４の間の基板４２
内に、その位置決め溝４４と同方向に埋込み成形体用穴
４５が所定間隔を有して複数個形成されており、その各
埋込み成形体用穴４５の中にはプラスチックからなる埋
込み成形体４６が嵌入されていて、その埋込み成形体４
６内に位置決め溝４４と所定の位置関係を保って平行に
所要本数の光ファイバ挿入孔４７が形成されている。
る。 （実施例１）図１乃至図３は本発明の多心光コネクタの
一実施例を示すもので、この多心光コネクタ４１はセラ
ミックの基板４２と、それに被せられる蓋板４３とを備
えている。蓋板４３は表面平滑な板で、図８に示す従来
の光コネクタに用いられていたものと同様である。上記
基板４２は、その両端部にあって蓋板４３と対向する面
に、位置決めピン５３装着用の一対の平行な位置決め溝
４４を有している。この位置決め溝４４の間の基板４２
内に、その位置決め溝４４と同方向に埋込み成形体用穴
４５が所定間隔を有して複数個形成されており、その各
埋込み成形体用穴４５の中にはプラスチックからなる埋
込み成形体４６が嵌入されていて、その埋込み成形体４
６内に位置決め溝４４と所定の位置関係を保って平行に
所要本数の光ファイバ挿入孔４７が形成されている。
【００２８】尚、埋込み成形体４６は、必要により基板
４２の後端部から突出した樋状の部分４６ａ（以下単に
突出部という）を有しており、この突出部４６ａの上面
に、光ファイバを光ファイバ挿入孔４７に挿入するとき
のガイド溝４８と、光ファイバ心線の被覆部装着溝４９
を形成した構造となっている。プラスチックの埋込み成
形体４６は基板４２の埋込み成形体用穴４５内にプラス
チック樹脂を注入して硬化させることにより形成され
る。即ち、図２（図１のＭ−Ｍ線断面図）に示すよう
に、埋込み成形体４６の突出部４６ａを形成する金型の
前部に基板４２をセットし、基板４２の埋込み成形体用
穴４５をキャビティの一部としモールド成形を行うので
ある。
４２の後端部から突出した樋状の部分４６ａ（以下単に
突出部という）を有しており、この突出部４６ａの上面
に、光ファイバを光ファイバ挿入孔４７に挿入するとき
のガイド溝４８と、光ファイバ心線の被覆部装着溝４９
を形成した構造となっている。プラスチックの埋込み成
形体４６は基板４２の埋込み成形体用穴４５内にプラス
チック樹脂を注入して硬化させることにより形成され
る。即ち、図２（図１のＭ−Ｍ線断面図）に示すよう
に、埋込み成形体４６の突出部４６ａを形成する金型の
前部に基板４２をセットし、基板４２の埋込み成形体用
穴４５をキャビティの一部としモールド成形を行うので
ある。
【００２９】このとき、各埋込み成形体用穴４５内に光
ファイバ挿入孔４７を形成するためのコアピンを、位置
決め溝４４と所定の位置関係になるように配置しておけ
ば、高精度で光ファイバ挿入孔４７を形成することがで
きる。従って各埋込み成形体用穴４５の寸法精度は低く
ても差し支えない。図３は上記構成の多心光コネクタ４
１を枠体５１内に挿入し、ネジ５２で締めつけて、基板
４２と蓋板４３を一体化した状態を示している。位置決
めピン５３は位置決め溝４４の内面と蓋板４３の下面に
よって構成される位置決め孔５０で保持されて、光ファ
イバ挿入孔４７に挿入された光ファイバ５４（５５は光
ファイバ心線）と所定の位置関係に保たれることにな
る。
ファイバ挿入孔４７を形成するためのコアピンを、位置
決め溝４４と所定の位置関係になるように配置しておけ
ば、高精度で光ファイバ挿入孔４７を形成することがで
きる。従って各埋込み成形体用穴４５の寸法精度は低く
ても差し支えない。図３は上記構成の多心光コネクタ４
１を枠体５１内に挿入し、ネジ５２で締めつけて、基板
４２と蓋板４３を一体化した状態を示している。位置決
めピン５３は位置決め溝４４の内面と蓋板４３の下面に
よって構成される位置決め孔５０で保持されて、光ファ
イバ挿入孔４７に挿入された光ファイバ５４（５５は光
ファイバ心線）と所定の位置関係に保たれることにな
る。
【００３０】ところで、本実施例の多心光コネクタは基
板および蓋板がセラミックで埋込み成形体がプラスチッ
クであるので、多心光コネクタの端面の硬度は、基板お
よび蓋板＞光ファイバ＞埋込み成形体、の順で低くなる
ため、端面を研磨した場合、埋込み成形体４６の端面に
僅かな凹みができ、光ファイバの端面は基板４２および
蓋板４３の端面より僅かに後退する。このため、多心光
コネクタ４１の端面を接続する相手の多心光コネクタの
端面と突き合わせた場合、光ファイバの端面が直接相手
方と突き当たらないため損傷を受け難く、また埋込み成
形体４６の端面間にはマッチングオイル溜まりができて
マッチングオイルが長期的に保持されるようになり、好
都合である。
板および蓋板がセラミックで埋込み成形体がプラスチッ
クであるので、多心光コネクタの端面の硬度は、基板お
よび蓋板＞光ファイバ＞埋込み成形体、の順で低くなる
ため、端面を研磨した場合、埋込み成形体４６の端面に
僅かな凹みができ、光ファイバの端面は基板４２および
蓋板４３の端面より僅かに後退する。このため、多心光
コネクタ４１の端面を接続する相手の多心光コネクタの
端面と突き合わせた場合、光ファイバの端面が直接相手
方と突き当たらないため損傷を受け難く、また埋込み成
形体４６の端面間にはマッチングオイル溜まりができて
マッチングオイルが長期的に保持されるようになり、好
都合である。
【００３１】（その他の実施例）上記の実施例におい
て、基板および蓋板はセラミックでできているが基板お
よび蓋板を金属にしてもよい、金属の場合セラミックよ
り加工がし易い。
て、基板および蓋板はセラミックでできているが基板お
よび蓋板を金属にしてもよい、金属の場合セラミックよ
り加工がし易い。
【００３２】更にまた、図４はその他の実施例で、基板
５６に設けられた位置決め孔５７は基板５６に直接貫通
した孔によって形成されている。その他の構成は実施例
１と同様につき詳細な説明は省略する。この基板５６を
使用した多心光コネクタ４１Ａは他の部材等を使用しな
いのでシンプルな構造とすることができる。
５６に設けられた位置決め孔５７は基板５６に直接貫通
した孔によって形成されている。その他の構成は実施例
１と同様につき詳細な説明は省略する。この基板５６を
使用した多心光コネクタ４１Ａは他の部材等を使用しな
いのでシンプルな構造とすることができる。
【００３３】更にまた、図５（イ）乃至（ハ）はその他
の実施例で、図５（イ）は基板上面に設けられた一方の
位置決め溝４４Ａは、埋込み成形体内に形成されている
光ファイバ挿入孔同志のピッチの整数倍、例えば２倍の
単位で前記位置決め孔５０Ａに装着される位置決めピン
５３が移動できる長溝となっている。図５（ロ）は基板
に直接位置決め孔が設けられたもので、一方の位置決め
孔５７Ａが埋込み成形体内に形成されている光ファイバ
挿入孔同志のピッチの整数倍、例えば２倍の単位で前記
位置決め孔５７Ａに装着される位置決めピン５３が移動
できる長孔となっている。図５（ハ）は基板上面に設け
られた位置決め溝４４Ａの両方が、埋込み成形体内に形
成されている光ファイバ挿入孔同志のピッチの整数倍、
例えば２倍の単位で前記位置決め孔５０Ａに装着される
位置決めピン５３が移動できる長溝となっている。図５
（イ）乃至（ハ）は、その他の構成は実施例１と同様に
つき詳細な説明を省略する。
の実施例で、図５（イ）は基板上面に設けられた一方の
位置決め溝４４Ａは、埋込み成形体内に形成されている
光ファイバ挿入孔同志のピッチの整数倍、例えば２倍の
単位で前記位置決め孔５０Ａに装着される位置決めピン
５３が移動できる長溝となっている。図５（ロ）は基板
に直接位置決め孔が設けられたもので、一方の位置決め
孔５７Ａが埋込み成形体内に形成されている光ファイバ
挿入孔同志のピッチの整数倍、例えば２倍の単位で前記
位置決め孔５７Ａに装着される位置決めピン５３が移動
できる長孔となっている。図５（ハ）は基板上面に設け
られた位置決め溝４４Ａの両方が、埋込み成形体内に形
成されている光ファイバ挿入孔同志のピッチの整数倍、
例えば２倍の単位で前記位置決め孔５０Ａに装着される
位置決めピン５３が移動できる長溝となっている。図５
（イ）乃至（ハ）は、その他の構成は実施例１と同様に
つき詳細な説明を省略する。
【００３４】図５（イ）、（ロ）の多心光コネクタは、
普通の位置決め孔５０（５７）と長孔の位置決め孔５０
Ａ（５７Ａ）とを対向させた状態で使用し、位置決めピ
ン５３で光ファイバ挿入孔の光ファイバ同志が心合わせ
された多心光コネクタ同志を普通の位置決め孔５０（５
７）を固定側として位置決めピン５３を軸にして多心光
コネクタを移動させると光ファイバ挿入孔同志が相対的
に１ピッチ移動して、移動先の光ファイバ挿入孔と元の
光ファイバ挿入孔が心合わされ、光ファイバ挿入孔に挿
入されている光ファイバの切替えが行われる光伝送線路
切替用の多心光コネクタとすることができる。図５
（ハ）の多心光コネクタは、普通の位置決め孔５０を有
する多心光コネクタと対向させた状態で使用する。使用
法は図５（イ）、（ロ）の多心光コネクタと同様につき
使用法の説明は省略する。
普通の位置決め孔５０（５７）と長孔の位置決め孔５０
Ａ（５７Ａ）とを対向させた状態で使用し、位置決めピ
ン５３で光ファイバ挿入孔の光ファイバ同志が心合わせ
された多心光コネクタ同志を普通の位置決め孔５０（５
７）を固定側として位置決めピン５３を軸にして多心光
コネクタを移動させると光ファイバ挿入孔同志が相対的
に１ピッチ移動して、移動先の光ファイバ挿入孔と元の
光ファイバ挿入孔が心合わされ、光ファイバ挿入孔に挿
入されている光ファイバの切替えが行われる光伝送線路
切替用の多心光コネクタとすることができる。図５
（ハ）の多心光コネクタは、普通の位置決め孔５０を有
する多心光コネクタと対向させた状態で使用する。使用
法は図５（イ）、（ロ）の多心光コネクタと同様につき
使用法の説明は省略する。
【００３５】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項１〜
７の多心光コネクタによれば、基板に設けられた埋込み
成形体用穴は複数個、所定間隔を有して形成されている
ので、一つの埋込み成形体用穴で許容できる本数の光フ
ァイバを挿入する光ファイバ挿入孔を形成することが可
能となる。従って、埋込み成形体用穴を大きくする必要
がないので、中に注入される埋込み成形体の硬化時の収
縮を小さくすることができるとともに、埋込み成形体用
穴がそれぞれ独立しているので、埋込み成形体の硬化時
に隣の埋め込み成形体の影響を受けない。それ故、埋め
込み成形体両端部に設けられたファイバ挿入孔でも中心
部に設けられたものと同程度の高い位置精度を得ること
ができ光ファイバ間の所定の寸法間隔を保持できる。
７の多心光コネクタによれば、基板に設けられた埋込み
成形体用穴は複数個、所定間隔を有して形成されている
ので、一つの埋込み成形体用穴で許容できる本数の光フ
ァイバを挿入する光ファイバ挿入孔を形成することが可
能となる。従って、埋込み成形体用穴を大きくする必要
がないので、中に注入される埋込み成形体の硬化時の収
縮を小さくすることができるとともに、埋込み成形体用
穴がそれぞれ独立しているので、埋込み成形体の硬化時
に隣の埋め込み成形体の影響を受けない。それ故、埋め
込み成形体両端部に設けられたファイバ挿入孔でも中心
部に設けられたものと同程度の高い位置精度を得ること
ができ光ファイバ間の所定の寸法間隔を保持できる。
【００３６】また、埋込み成形体用穴と埋込み成形体用
穴の間には仕切りがあるので、仕切りが支柱の役目とし
て作用するので、埋込み成形体を注入する際の注入圧に
よって埋込み成形体用穴が拡張することがなく基板が破
損することもない。更に、埋込み成形体用穴の幅方向の
寸法を大きくする必要がないので、使用時の温度変化等
に対する埋込み成形体の熱膨張や収縮による変動が少な
い。それ故、寸法の変化の少ない多心光コネクタを得る
ことができる。
穴の間には仕切りがあるので、仕切りが支柱の役目とし
て作用するので、埋込み成形体を注入する際の注入圧に
よって埋込み成形体用穴が拡張することがなく基板が破
損することもない。更に、埋込み成形体用穴の幅方向の
寸法を大きくする必要がないので、使用時の温度変化等
に対する埋込み成形体の熱膨張や収縮による変動が少な
い。それ故、寸法の変化の少ない多心光コネクタを得る
ことができる。
【００３７】本発明のうち請求項２の多心光コネクタに
よれば、基板に設けられた位置決め孔は基板上面に設け
られた位置決め溝と位置決め溝を覆うように被せられる
蓋板によって形成されるので、基板上面に溝を研削加工
により精度よく容易に作成することができる。
よれば、基板に設けられた位置決め孔は基板上面に設け
られた位置決め溝と位置決め溝を覆うように被せられる
蓋板によって形成されるので、基板上面に溝を研削加工
により精度よく容易に作成することができる。
【００３８】本発明のうち請求項３の多心光コネクタに
よれば、基板に設けられた位置決め孔は基板に直接貫通
した孔によって形成されているので、他の部材具体的に
は蓋板を使用しないので多心光コネクタはシンプルな構
造とすることができる。
よれば、基板に設けられた位置決め孔は基板に直接貫通
した孔によって形成されているので、他の部材具体的に
は蓋板を使用しないので多心光コネクタはシンプルな構
造とすることができる。
【００３９】本発明のうち請求項４の多心光コネクタに
よれば、基板はセラミックで構成されているので、熱的
にも、機械的にも変形し難く、長期信頼性に優れた多心
光コネクタとすることができる。
よれば、基板はセラミックで構成されているので、熱的
にも、機械的にも変形し難く、長期信頼性に優れた多心
光コネクタとすることができる。
【００４０】本発明のうち請求項５の多心光コネクタに
よれば、基板は金属で構成されているので加工がし易い
多心光コネクタとすることができる。
よれば、基板は金属で構成されているので加工がし易い
多心光コネクタとすることができる。
【００４１】本発明のうち請求項６の多心光コネクタに
よれば、埋込み成形体はプラスチック樹脂で構成されて
いるので、埋込み成形体の成形が容易にできる低コスト
の多心光コネクタを得ることができる。
よれば、埋込み成形体はプラスチック樹脂で構成されて
いるので、埋込み成形体の成形が容易にできる低コスト
の多心光コネクタを得ることができる。
【００４２】本発明のうち請求項７の多心光コネクタに
よれば、一対の位置決め孔の少なくとも一方の位置決め
孔は位置決めピンが移動できる長孔であるので、同じ長
孔を有するこの多心光コネクタ同志を、普通の位置決め
孔と長孔の位置決め孔とを対向させた状態で使用し、普
通の位置決め孔に挿入された位置決めピンを固定側とし
てその位置決めピンを軸にして相手の多心光コネクタを
長孔分移動させると、ファイバ挿入孔同志が相対的に光
ファイバ挿入孔同志のピッチの整数倍の単位で移動し
て、移動先の光ファイバ挿入孔と元の光ファイバ挿入孔
が心合わされ、それぞれの光ファイバ挿入孔に挿入され
ている光ファイバの切替えが行われる光伝送線路切替用
の多心光コネクタとすることができる。
よれば、一対の位置決め孔の少なくとも一方の位置決め
孔は位置決めピンが移動できる長孔であるので、同じ長
孔を有するこの多心光コネクタ同志を、普通の位置決め
孔と長孔の位置決め孔とを対向させた状態で使用し、普
通の位置決め孔に挿入された位置決めピンを固定側とし
てその位置決めピンを軸にして相手の多心光コネクタを
長孔分移動させると、ファイバ挿入孔同志が相対的に光
ファイバ挿入孔同志のピッチの整数倍の単位で移動し
て、移動先の光ファイバ挿入孔と元の光ファイバ挿入孔
が心合わされ、それぞれの光ファイバ挿入孔に挿入され
ている光ファイバの切替えが行われる光伝送線路切替用
の多心光コネクタとすることができる。
【図１】本発明の多心光コネクタの一例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図２】図１のＭ−Ｍ線断面の断面図である。
【図３】図１の多心光コネクタに枠体を設けた例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図４】本発明の多心光コネクタの他の一例を示す斜視
図である。
図である。
【図５】本発明の多心光コネクタのその他の例の一部を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図６】従来の多心光コネクタの一例を示す斜視図であ
る。
る。
【図７】従来の多心光コネクタの一部を切開した斜視図
である。
である。
【図８】従来の多心光コネクタのその他の例を示す斜視
図である。
図である。
【図９】従来の多心光コネクタの一部を切開した斜視図
である。
である。
【図１０】従来の多心光コネクタのその他の例を示す正
面図である。
面図である。
41、41Ａ 多心光コネクタ 42、56 基板 43 蓋板 44、44Ａ 位置決め溝 45 埋め込み成形体用穴 46 埋め込み成形体 47 光ファイバ挿入孔 50、50Ａ、57、57Ａ 位置決め孔 53 位置決めピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 末木 宏嘉 東京都千代田区丸の内２丁目６番１号 古 河電気工業株式会社内
Claims (7)
- 【請求項１】 基板に位置決めピン装着用の平行な一対
の位置決め孔が形成され、かつその位置決め孔の間にそ
の位置決め孔と同方向に埋込み成形体用穴が複数個所定
間隔を有して形成されており、その複数の埋込み成形体
用穴の中には埋込み成形体が嵌入されていて、その埋込
み成形体内に前記位置決め孔と所定の位置関係を保って
光ファイバ挿入孔が形成されていることを特徴とする多
心光コネクタ。 - 【請求項２】 位置決め孔は基板上面に設けられた位置
決め溝と、前記位置決め溝を覆うように被せられる蓋板
によって形成されていることを特徴とする請求項１記載
の多心光コネクタ。 - 【請求項３】 位置決め孔は基板に貫通した孔によって
形成されていることを特徴とする請求項１記載の多心光
コネクタ。 - 【請求項４】 基板はセラミックからなっていることを
特徴とする請求項１乃至請求項３記載の多心光コネク
タ。 - 【請求項５】 基板は金属からなっていることを特徴と
する請求項１乃至請求項３記載の多心光コネクタ。 - 【請求項６】 埋込み成形体はプラスチック樹脂からな
っていることを特徴とする請求項１乃至請求項５記載の
多心光コネクタ。 - 【請求項７】 一対の位置決め孔の少なくとも一方の位
置決め孔は埋込み成形体内に形成されている光ファイバ
挿入孔同志のピッチの整数倍の単位で、前記位置決め孔
に装着される位置決めピンが移動できる長孔であること
を特徴とする請求項１乃至請求項６記載の多心光コネク
タ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13250994A JPH07318761A (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 多心光コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13250994A JPH07318761A (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 多心光コネクタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07318761A true JPH07318761A (ja) | 1995-12-08 |
Family
ID=15083018
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13250994A Pending JPH07318761A (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 多心光コネクタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07318761A (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1994
- 1994-05-23 JP JP13250994A patent/JPH07318761A/ja active Pending
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