JP2522063Y2 - 画像再生装置 - Google Patents

画像再生装置

Info

Publication number
JP2522063Y2
JP2522063Y2 JP1988036950U JP3695088U JP2522063Y2 JP 2522063 Y2 JP2522063 Y2 JP 2522063Y2 JP 1988036950 U JP1988036950 U JP 1988036950U JP 3695088 U JP3695088 U JP 3695088U JP 2522063 Y2 JP2522063 Y2 JP 2522063Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
sampling
signal
image data
sampling clock
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988036950U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01142287U (ja
Inventor
正弘 大沢
誠 足立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP1988036950U priority Critical patent/JP2522063Y2/ja
Publication of JPH01142287U publication Critical patent/JPH01142287U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2522063Y2 publication Critical patent/JP2522063Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、ビデオプリンタなどの画像再生装置に関す
る。
従来の技術 第5図は、従来のビデオプリンタの一例の構成を示す
ブロック図である。図において、1は入力される映像信
号aに含まれる水平同期信号HSYNCおよび垂直同期信号V
SYNCを取り込むとともに、水平同期信号HSYNCの周波数
を検知する水平周波数検知回路であり、2は上記映像信
号aにアナログ信号として含まれる画像データをサンプ
リングして、デジタル信号に変換するアナログ−デジタ
ル変換器である。水平周波数検知回路1の次段には、ア
ナログ−デジタル変換器2のサンプリング動作を制御す
るためのサンプリング・クロックbを発生するサンプリ
ング・クロック発生回路3が接続されている。アナログ
−デジタル変換器2の次段には、アナログ−デジタル変
換器2によってサンプリングされた画像データを一時ス
トアするラインメモリ4が接続されている。このライン
メモリ4には、さらに印画制御回路5およびタイミング
信号発生回路6に接続されており、印画制御回路5はさ
らにタイミング信号発生回路6、サーマルヘッド7、水
平周波数検知回路1およびサンプリング・クロック発生
回路3に接続されている。この印画制御回路5は、ライ
ンメモリ4から読み出される画像データに対応するコン
トロール信号cをタイミング信号発生回路6から与えら
れるタイミング信号dと、サンプリング・クロック発生
回路3から与えられるクロックeとに基づきサーマルヘ
ッド7に与える機能と、水平周波数検知回路1からの判
別信号f(水平同期信号HSYNCの周波数が15.734kHz程度
であると判別したことを示す信号)を受けて、サンプリ
ング・クロック発生回路3に基準信号を与える機能とを
有する。
このビデオプリンタでは、NTSC(National Televisio
n System Committee)方式の映像信号aが入力される
と、水平周波数検知回路1がこの映像信号aに含まれる
水平同期信号HSYNCの周波数(15.734kHz)を検知し、水
平周波数検知回路1から印画制御回路5に判別信号fが
送られる。印画制御回路5では、上記判別信号fを受け
て基準信号gを出力する。この基準信号gを受けたサン
プリング・クロック発生回路3からは、上記水平同期信
号HSYNCの周波数をサーマルヘッド7で印画される再生
画像の1走査線に含まれる画素数で掛算して得られる周
波数を持つサンプリング・クロックbが出力される。こ
のサンプリング・クロックbに同期して、アナログ−デ
ジタル変換器2がサンプリング動作し、入力される映像
信号aから画像データがサンプリングされ、6ビットの
デジタル信号に変換される。デジタル信号に変換された
画像データは一旦ラインメモリ4にストアされたあと、
タイミング信号発生回路6からラインメモリ4に与えら
れるアドレス信号kに応じて順次ラインメモリ4から読
み出され印画制御回路5に送られる。印画制御回路5で
は、サンプリング・クロック発生回路3から与えられる
クロックeとタイミング信号発生回路6から与えられる
タイミング信号dとで定められる一定のタイミングで、
画像データに対応するコントロール信号cがサーマルヘ
ッド7に与えられ、これによってサーマルヘッド7では
画像データに応じた熱転写プリントが行われ、画像が再
生される。
第6図は、従来のビデオプリンタの他の一例の構成を
示すブロック図である。図において、回路8は第5図の
ビデオプリンタにおけるサンプリング・クロック発生回
路3とタイミング信号発生回路6とを合わせた機能を有
し、タイミングコントローラ9とPLL(Phase Locked Lo
op)回路10とで構成されている。PLL回路10は、位相比
較回路11と電圧制御発振器12と分周器13とで構成されて
いる。その他の構成部分は、第5図のビデオプリンタと
同じである。
このビデオプリンタにおいて、水平周波数検知回路1
では、入力された映像信号aから水平同期信号HSYNC
垂直同期信号VSYNCとが分離され、水平同期信号HSYNC
周波数が15.734kHz程度の場合には、判別信号fが出力
される。PLL10では、その位相比較回路11において、電
圧制御発振器12で発振したクロックを分周器13で1/Nの
分周比(ただしNは整数)で分周して得られる出力と、
水平周波数検知回路1から送られくる水平同期信号H
SYNCとの位相比較が行われ、水平同期信号HSYNCに位相
同期したクロックjが取り出され、このクロックjはタ
イミングコントローラ9に与えられる。タイミングコン
トローラ9では、このほか水平周波数検知回路1から水
平同期信号HSYNC、垂直同期信号VSYNCおよび判別信号f
を受け、これによって水平同期信号HSYNCの周波数を再
生画像の1走査線分の画素数で掛算して得られる周波数
を持つサンプリング・クロックbが出力され、そのサン
プリング・クロックbがアナログ−デジタル変換器2に
入力される。また、タイミングコントローラ9からは、
ラインメモリ4にアドレス信号kが印画制御回路5にタ
イミング信号dがそれぞれ与えられ、第5図のビデオプ
リンタと同様にして画像データに応じた熱転写プリント
が行われる。
考案が解決しようとする課題 ところが、上記した従来のビデオプリンタでは、映像
信号aに含まれる画像データをサンプリングするアナロ
グ−デジタル変換器2を、水平同期信号HSYNCの周波数
を再生画像の1走査線分の画素数で掛算して得られる周
波数を持つサンプリング・クロックbに同期してサンプ
リング動作させる構成としているため、水平同期信号H
SYNCの周波数が高い映像信号aから画像を再生する場合
には、水平同期信号HSYNCの周波数が高い分だけ、アナ
ログ−デジタル変換器2をサンプリング動作させるサン
プリング・クロックbの周波数が高くなる。そこで、た
とえばパーソナル・コンピュータなどで取り扱われる高
解像度の映像信号(水平同期信号の周波数は24.8kHz,3
1.5kHzなど)から画像を再生するのに、上記した従来の
ビデオプリンタの構成を用いるとすると、アナログ−デ
ジタル変換器2のサンプリング動作の高速化が必要にな
り、それだけアナログ−デジタル変換器2やその周辺の
回路が高価になり、動作マージンも低下するなどの問題
点があった。
したがって、本考案の目的は、安価で動作マージンの
高い回路構成により、水平同期信号の周波数の高い高解
像度の映像信号からの画像の再生も可能な画像再生装置
を提供することである。
課題を解決するための手段 本考案は、(a) 入力される映像信号に含まれる画
像データをサンプリングし て再生画像を得る画像再生
装置において、 (b) 前記映像信号に含まれる水平同期信号の周波数
を検知する周波数検知手段と、 (c) この周波数検知手段が第1の周波数を検知した
とき、その周波数のn倍(nは整数)の周波数を持つサ
ンプリング・クロックを発生する第1のサンプリング・
クロック発生手段と、 (d) 前記周波数検知手段が前記第1の周波数より高
い第2の周波数を検知したとき、その第2の周波数のn/
m(mは整数)倍の周波数を持ち、互いに位相が異なる
m種類のサンプリング・クロックを発生する第2のサン
プリング・クロック発生手段と、 (e) 前記映像信号から画像データをサンプリングす
る少なくともm個のサンプリング回路とを含み、 (f) 前記第1のサンプリング・クロック発生手段が
サンプリング・クロックを発生するときは、そのサンプ
リング・クロックに同期して1個のサンプリング回路が
前記映像信号から画像データをサンプリングする一方、
前記第2のサンプリング・クロック発生手段がm種類の
サンプリング・クロックを発生するときは、各種類のサ
ンプリング・クロックに対応付けられたm個のサンプリ
ング回路が互いに並行してそれぞれ対応するサンプリン
グ・クロックに同期して前記映像信号から画像データを
サンプリングするように動作を切換える切換手段と、 (g) このサンプリング回路によってサンプリングさ
れた画像データを画像に再生する再生手段とを備えたこ
とを特徴とする画像再生装置である。
また本考案は、(a) 入力される映像信号に含まれ
る画像データをサンプリングして再生画像を得る映像再
生装置において、 (b) 前記映像信号に含まれる水平同期信号の周波数
を検知する周波数検知手段と、 (c) PLL回路30であって、 周波数検知手段の出力が一方の入力に与えられる位相
比較回路31と、 位相比較回路31の出力によって発振周波数が変化する
電圧制御発振器32と、 1/n(nは整数)分周比の第1分周器33aと、 m/n(mは整数)分周比の第2分周器33bと、 周波数検知手段の出力に応答して、周波数検知手段が
第1の周波数を検知したとき、電圧制御発振器の出力を
第1分周器に与えるとともに、第1分周器の出力を位相
比較回路の他方の入力に与え、これによって電圧制御発
振器からは第1周波数のn倍の周波数を有する第1サン
プリング・クロックを発生し、周波数検知手段が第1の
周波数より高い第2の周波数を検知したとき、電圧制御
発振器の出力を第2分周器に与えるとともに、第2分周
器の出力を位相比較回路の他方の入力に与え、これによ
って電圧制御発振器からは第1周波数のn/m倍の周波数
を有する第2サンプリング・クロックを発生する切換え
スイッチとを有するPLL回路と、 (d) サンプリング手段であって、PLL回路の第1ま
たは第2サンプリング・クロックに応答し、第1サンプ
リング・クロックが発生されるときは、そのサンプリン
グ・クロックに同期して前記映像信号から画像データを
サンプリングする一方、第2サンプリング・クロックが
発生されるときは、再生画像の1画面分に相当する映像
信号の時間幅毎に、相互に位相が異なりかつ第2サンプ
リング・クロックと同一周波数を有するm種類のサンプ
リング・クロックのうちの1つずつを、発生し、前記各
1つの種類のサンプリング・クロックに同期して前記映
像信号から画像データをサンプリングするサンプリング
手段と、 (e) このサンプリング手段によってサンプリングさ
れた画像データを画像に再生する再生手段とを備えたこ
とを特徴とする画像再生装置である。
作用 本考案に従えば、水平同期信号の周波数が高い映像信
号の場合には、水平同期信号の周波数が低い映像信号の
場合よりも大きい分周比mで水平同期信号の周波数を分
周して得られる周波数がm/mがサンプリング・クロック
の周波数となるので、映像信号から画像データをサンプ
リングするサンプリング手段のサンプリング動作速度を
高速化しないで済ませることができる。
実施例 第1図は、本考案の画像再生装置の一実施例であるビ
デオプリンタの構成を示すブロック図である。図におい
て、21は入力される映像信号aに含まれる水平同期信号
HSYNCおよび垂直同期信号VSYNCを取り込むとともに、水
平同期信号HSYNCの周波数を検知する水平周波数検知回
路であり、22a,22bは上記映像信号aにアナログ信号と
して含まれる画像データをサンプリングして、デジタル
信号に変換するアナログ−デジタル変換器である。水平
周波数検知回路21の次段には、アナログ−デジタル変換
器22a,22bのサンプリング動作を制御するためのサンプ
リング・クロックb1,b2を発生するサンプリング・クロ
ック発生回路23が接続されている。アナログ−デジタル
変換器22a,22bの次段には、それぞれ対応するアナログ
−デジタル変換器22a,22bによってサンプリングされた
画像データを一時ストアするラインメモリ24a,24bが接
続されている。これらのラインメモリ24a,24bは、さら
にそれぞれ印画制御回路25およびタイミング信号発生回
路26に接続されており、印画制御回路25はさらにタイミ
ング信号発生回路26、サーマルヘッド27、水平周波数検
知回路21およびサンプリング・クロック発生回路23に接
続されている。この印画制御回路25は、ラインメモリ24
a,24bから読み出される画像データに対応するコントロ
ール信号cを、タイミング信号発生回路26から与えられ
るタイミング信号dと、サンプリング・クロック発生回
路23から与えられるクロックeとに基づきサーマルヘッ
ド27に与える機能と、水平周波数検知回路21からの判別
信号fを受けて、その判別信号fに応じた基準信号gを
サンプリング・クロック発生回路23に与える機能とを有
する。
このビデオプリンタでは、NTSC方式の映像信号aが入
力されると、水平周波数検知回路21がこの映像信号aに
含まれる水平同期信号HSYNCの周波数(15.734kHz)を検
知し、水平周波数検知回路21から印画制御回路25に対
し、15.734kHz程度の周波数を検知した旨の判別信号f
が送られる。印画制御回路25からは、上記判別信号fに
対応した基準信号gが出力される。この基準信号gを受
けたサンプリング・クロック発生回路23からは、上記水
平同期信号HSYNCの周波数を、サーマルヘッド27で印画
される再生画像の1走査線分の画素数n(ただしnは整
数)で掛算して得られる周波数を持つサンプリング・ク
ロックb1が出力される。すなわち、このサンプリング・
クロックb1は、周波数が15.734kHzの水平同期信号HSYNC
の1同期の区間に再生画像の1走査線分の画素数だけ発
生する。このサンプリング・クロックb1を受けるアナロ
グ−デジタル変換器22aはこのクロックb1に同期してサ
ンプリング動作し、入力される映像信号aから画像デー
タがサンプリングされ、6ビットのデジタル信号に変換
される。デジタル信号に変換された画像データは一旦ラ
インメモリ24aにストアされたあと、タイミング信号発
生回路26からラインメモリ24aに与えられるアドレス信
号k1に応じて順次ラインメモリ24aから読み出され、印
画制御回路25に送られる。印画制御回路25では、サンプ
リング・クロック発生回路23から与えられるクロックe
とタイミング信号発生回路26から与えられるタイミング
信号dとで定められる一定のタイミングで、画像データ
に対応するコントロール信号cがサーマルヘッド27に与
えられ、これによってサーマルヘッド27では画像データ
に応じた熱転写プリントが行われる。
一方、NTSC方式の映像信号の場合よりも、高い周波数
(たとえば31.4kHz)の水平同期信号HSYNCを含む高解像
度の映像信号aが入力されると、水平周波数検知回路21
がこの映像信号aに含まれる水平同期信号HSYNCの周波
数(31.4kHz)を検知し、水平周波数検知回路21から印
画制御回路25に対し、15.734kHzより高い周波数を検知
した旨の判別信号fが送られる。印画制御回路25から
は、上記判別信号fに対応した基準信号gが出力され、
この基準信号gを受けたサンプリング・クロック発生回
路23からは、上記水平同期信号HSYNCの周波数を、再生
画像の1走査線分の画素数nの1/2の数で掛算して得ら
れる周波数n/m(ただし、この実施例ではm=2)を持
つ互いに位相の異なる2種類のサンプリング・クロック
b1,b2(それらの波形を第2図の(a),(c)にそれ
ぞれ示す)が出力される。すなわち、この2種類のサン
プリング・クロックb1,b2は、ともに周波数が31.4kHzの
水平同期信号HSYNCの1周期の区間に再生画像の1走査
線分の画素数の1/2の数だけ発生し(水平同期信号HSYNC
の周波数が15.734kHzのほぼ倍であるから、各サンプリ
ング・クロックb1,b2の周波数は、水平同期信号HSYNC
周波数が15.734kHzであった先の場合のサンプリング・
クロックb1と同じになる)、これら2種類のサンプリン
グ・クロックb1,b2を合せた数が再生画像の1走査線分
の画素数に等しくなる。これら2種類のサンプリング・
クロックb1,b2を受けるそれぞれのアナログ−デジタル
に変換器22a,22bは、それぞれのサンプリング・クロッ
クb1,b2に同期してサンプリング動作し、入力される映
像信号aから画像データがサンプリングされ、6ビット
のデジタル信号に変換されて一旦それぞれ対応するライ
ンメモリ24a,24bにストアされる。すなわち、水平同期
信号の1周期を再生画像の1走査線分の画素数の1/2の
数に分割して得られる各区間に含まれる画像データを、
区間別に時間の経過順序に従って「0」,「1」,
「2」,…のように番号付けすると、第2図(b)に示
すように生ずサンプリング・クロックb1群の第1番目の
クロックのタイミングによって区間「0」の画像データ
の前半部がサンプリングされてラインメモリ24aにスト
アされ、ついで第2図(d)に示すようにサンプリング
・クロックb2群の第1番目のクロックタイミングによっ
て区間「0」の画像データの後半部がサンプリングされ
てラインメモリ24bにストアされ、以下同様にして区間
「1」,「2」,…の画像データの前半部と後半部が2
種類のサンプリング・クロックb1,b2のタイミングで分
担して順次サンプリングされ、対応する各ラインメモリ
24a,24bにストアされる。ストアされた画像データは、
タイミング信号発生回路26からラインメモリ24a,24bに
与えられるアドレス信号k1,k2に応じて順次ラインメモ
リ24a,24bから読み出され、印画制御回路25に送られ
て、先の場合と同様にして画像に再生される。以上の動
作により、2つのアナログ−デジタル変換器24a,24bの
サンプリング動作の速度は、水平同期信号HSYNCの周波
数が15.734kHzの場合のアナログ−デジタル変換器24aの
動作速度と同じになる。
第3図は、本考案の画像再生装置の他の実施例である
ビデオプリンタの構成を示すブロック図である。図にお
いて、回路28は先の実施例におけるサンプリング・クロ
ック発生回路23とタイミング信号発生回路26とを合わせ
た機能を有し、タイミングコントローラ29とPLL回路30
とで構成されている。PLL回路30は、位相比較回路31と
電圧制御発振器32と2つの分周器33a,33bと、切換えス
イッチ34とで構成されている。分周器33aは、入力され
た信号を、その信号の周波数のn倍の周波数の信号に変
換する1/n分周比で分周する機能を有し、もう一方の分
周器33bは入力された信号を、その信号の周波数のn/m
(ただし、この実施例ではm=2)倍の周波数の信号に
変換する2/nの分周比で分周する機能を有する。切換え
スイッチ34は、電圧制御発振器32の出力を2つの分周器
33a,33bに切換えて入力する切換え接点35aと、2つの分
周器33a,33bの出力を切換えて位相比較回路31に入力す
る切換え接点35bとで構成されている。アナログ−デジ
タル変換器22およびラインメモリ24は、それぞれ1つだ
け設けられている点が先の実施例と異なるが、水平周波
数検知回路21、印画制御回路25、サーマルヘッド27につ
いては先の実施例と同様であり、ここではその説明を省
略する。
このビデオプリンタにおいて、水平周波数検知回路21
にNTSC方式の映像信号aが入力されると、水平周波数検
知回路21では、入力された映像信号aから水平同期信号
HSYNCと垂直同期信号VSYNCとが分離され、水平同期信号
HSYNCの周波数が15.734kHz程度である旨の判別信号fが
出力される。この判別信号fを受けて、PLL回路30の切
換えスイッチ34では切換え接点35a,35bが位相比較回路3
1とで電圧制御発振器32の間に分周器33aを介挿する接続
状態に設定される。このため、PLL30では、その位相比
較回路31において、電圧制御発振器32で発振したクロッ
クを分周器32aで分周して得られる出力と、水平同期信
号HSYNCとの位相比較が行われ、水平同期信号HSYNCに位
相同期したクロックjが取り出され、このクロックjは
タイミングコントローラ29に与えられる。タイミングコ
ントローラ29では、このほか水平周波数検知回路21から
水平同期信号HSYNC、垂直同期信号VSYNCおよび判別信号
fを受け、これによって水平同期信号HSYNCの周波数を
再生画像の1走査線分の画素数で掛算して得られる周波
数を持つサンプリング・クロックbが出力される。すな
わち、このサンプリング・クロックbは、周波数が15.7
34kHzの水平同期信号HSYNCの1周期の区間に再生画像の
1走査線分の画素数だけ発生する。このサンプリング・
クロックbを受けるアナログ−デジタル変換器22は、こ
のクロックbに同期してサンプリング動作し、入力され
る映像信号aから画像データがサンプリングされ、デジ
タル信号に変換されたあとラインメモリ24にストアされ
る。このあと、タイミングコントローラ29からラインメ
モリ24にアドレス信号kが、印画制御回路25にタイミン
グ信号dがそれぞれ与えられ、先の実施例の場合と同様
にして熱転写プリントが行われ、画像データに対応した
画像が再生される。
一方、NTSC方式の映像信号の場合よりも、高い周波数
(たとえば31.4kHz)の水平同期信号HSYNCを含む高解像
度の映像信号aが入力されると、水平周波数検知回路21
がこの映像信号aに含まれる水平同期信号HSYNCの周波
数31.4kHz)を検知し、水平周波数検知回路21からPLL回
路30の切換えスイッチ34およびタイミングコントローラ
29に対し、15.734kHzより高い周波数を検知した旨の判
別信号fが送られる。この判別信号fを受けて、切換え
スイッチ34では切換え接点35a,35bが位相比較回路31と
電圧制御発振器32の間に分周器33bを介挿する接続状態
に設定される。このためPLL回路30では、その位相比較
回路31において、電圧制御発振器32で発振したクロック
を分周器33bで分周して得られる出力と、水平同期信号H
SYNCとの位相比較が行われ、水平同期信号HSYNCを2/nの
分周比で分周したクロックj(水平同期信号HSYNCは31.
4kHzであるから、クロックjの周波数は15.7kHzとな
る)が取り出され、このクロックjはタイミングコント
ローラ29に与えられる。タイミングコントローラ29で
は、このほか水平周波数検知回路21から水平同期信号H
SYNC、垂直同期信号VSYNCおよび判別信号fを受け、こ
れによって水平同期信号HSYNCの周波数を、再生画像の
1走査線分の画素数の1/2の数で掛算して得られる周波
数を持つサンプリング・クロックbが出力される。しか
も、このサンプリング・クロックbは、垂直同期信号V
SYNCの1周期(再生画像の1画面分に相当する1垂直区
間)ごとに位相がほぼ180度ずれたものとなる。
第4図(a)は映像信号aの波形を示し、第4図(b)
は上記サンプリング・クロックbのうち、1回目の垂直
区間に出力されるサンプリング・クロックb1の波形を示
し、第4図(c)は2回目の垂直区間に出力されるサン
プリング・クロックb2の波形を示す。すなわち、この2
種類のサンプリング・クロックb1,b2は、それぞれ対応
する各垂直区間において、周波数が31.4kHzの水平同期
信号HSYNCの1周期の区間に再生画像の1走査線分の画
素数の1/2の数だけ発生し(水平同期信号HSYNCの周波数
が15.734kHzのほぼ倍であるから、各サンプリング・ク
ロックb1,b2の周波数は、水平同期信号HSYNCの周波数が
15.734kHzであった先の場合のサンプリング・クロック
bと同じになる)、これら2種類のサンプリング・クロ
ックb1,b2を合わせた数が再生画像の1走査線分の画素
数に等しくなる。アナログ−デジタル変換器22は、垂直
区間が変わるたびに上記した2種類のサンプリング・ク
ロックb1,b2を交互に受け、それぞれサンプリング・ク
ロックb1,b2に同期してサンプリング動作し、入力され
る映像信号aから画像データがサンプリングされ、デジ
タル信号に変換されたあとラインメモリ24にストアされ
る。すなわち、水平同期信号の1周期を再生画像の1走
査線分の画素数の1/2の数に分割して得られる各区間に
含まれる画像データを、区間別に時間の経過順序に従っ
て「0」,「1」,「2」,…のように番号付けする
と、たとえば先ず1回目の垂直区間において、第4図
(b),(d)に示すように、サンプリング・クロック
b1によって区間「0」,「1」,「2」,…の画像デー
タ(1−0),(1−1),(1−2),…の前半部が
サンプリングされてラインメモリ24にストアされ、次に
2回目の垂直区間において、第4図(c),(d)に示
すように、サンプリング・クロックb2によって区間
「0」,「1」,「2」,…の画像データ(2−0),
(2−1),(2−2),…後半部がサンプリングされ
てラインメモリ24にストアされる。たとえば、画像デー
タ(1−0)は1回目の垂直区間における水平同期信号
HSYNCの1周期の区間「0」のデータであり、画像デー
タ(2−0)は2回目の垂直区間における同じ水平同期
信号HSYNCの1周期の区間「0」のデータであるから、
これらの画像データは一般的にいって同一であるとはい
えないが、入力される映像信号aとしてパーソナル・コ
ンピュータなどで扱われる静止画像の映像信号aを想定
した場合、画像データ(1−0),(2−0)は同一の
データとなる。したがって、2回の垂直区間のサンプリ
ングによって、ラインメモリ24には1画面分の画像デー
タがストアされる。ストアされた画像データは、タイミ
ングコントローラ29からラインメモリ24に与えられるア
ドレス信号kに応じて順次ラインメモリ24から読み出さ
れ、印画制御回路25に送られて、先の場合と同様にして
画像に再生される。以上の動作により、アナログ−デジ
タル変換器24のサンプリング動作の速度は、水平同期信
号HSYNCの周波数が15.734kHzの場合の動作速度と同じに
なる。
なお、上記の各実施例では、水平同期信号HSYNCの周
波数が高い場合のサンプリング・クロックの周波数を、
水平同期信号HSYNCの周波数が低い場合のサンプリング
・クロックの周波数の2倍に分周する例について説明し
たが、これに限らず一般的にm倍(mは整数)に分周し
てもよい。m倍に分周する場合、第1の実施例ではアナ
ログ−デジタル変換器およびラインメモリをそれぞれm
個用意すればよいし、第2の実施例ではm回の垂直区間
によって1画面分の画像データをサンプリングすること
になる。
また、上記各実施例ではビデオプリンタの場合につい
て説明したが、これに限らずファクシミリその他の画像
再生装置にも適用できる。
考案の効果 以上のように本考案の画像再生装置によれば、水平同
期信号の周波数が高い映像信号の場合には水平同期信号
の周波数が低い映像信号の場合よりも大きい分周比で水
平同期信号の周波数を分周して得られる周波数を持つサ
ンプリング・クロックに同期してサンプリング手段をサ
ンプリング動作させるように構成しているので、水平同
期信号の周波数が高い高解像度の映像信号から画像を再
生する場合にもサンプリング手段のサンプリング動作の
速度を高速化しないで済ませることができ、サンプリン
グ手段およびその周辺回路を安価に構成できるととも
に、サンプリング手段の動作マージンも向上するなどの
効果が得られる。特に請求項1記載の画像再生装置によ
れば、入力される映像信号をそのままサンプリングする
ようにしたので、いわばリアルタイムでサンプリングを
行うことができ、したがって解像度の高い映像信号であ
っても、リアルタイムで画像再生を行うことができると
いう優れた効果が達成される。
請求項2の本考案によれば、サンプリング手段は単一
個でよく、構成が簡略化されるという優れた利点が達成
される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例であるビデオプリンタの構成
を示すブロック図、第2図はそのビデオプリンタの動作
を示すタイミングチャート、第3図は本考案の他の実施
例であるビデオプリンタの構成を示すブロック図、第4
図はそのビデオプリンタの動作を示すタイミングチャー
ト、第5図は従来のビデオプリンタの構成の一例を示す
ブロック図、第6図は従来のビデオプリンタの構成の他
の一例を示すブロック図である。 21……水平周波数検知回路(周波数検知手段)、22,22
a,22b……アナログ−デジタル変換器(サンプリング手
段)、23……サンプリング・クロック発生回路(第1、
第2のサンプリング・クロック発生手段)、24,24a,24b
……ラインメモリ、25……印画制御回路、27……サーマ
ルヘッド、28……回路(第1、第2のサンプリング・ク
ロック発生手段)、29……タイミングコントローラ、30
……PLL

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) 入力される映像信号に含まれる画
    像データをサンプリングして再生画像を得る画像再生装
    置において、 (b) 前記映像信号に含まれる水平同期信号の周波数
    を検知する周波数検知手段と、 (c) この周波数検知手段が第1の周波数を検知した
    とき、その周波数のn倍(nは整数)の周波数を持つサ
    ンプリング・クロックを発生する第1のサンプリング・
    クロック発生手段と、 (d) 前記周波数検知手段が前記第1の周波数より高
    い第2の周波数を検知したとき、その第2の周波数のn/
    m(mは整数)倍の周波数を持ち、互いに位相が異なる
    m種類のサンプリング・クロックを発生する第2のサン
    プリング・クロック発生手段と、 (e) 前記映像信号から画像データをサンプリングす
    る少なくともm個のサンプリング回路とを含み、 (f) 前記第1のサンプリング・クロック発生手段が
    サンプリング・クロックを発生するときは、そのサンプ
    リング・クロックに同期して1個のサンプリング回路が
    前記映像信号から画像データをサンプリングする一方、
    前記第2のサンプリング・クロック発生手段がm種類の
    サンプリング・クロックを発生するときは、各種類のサ
    ンプリング・クロックに対応付けられたm個のサンプリ
    ング回路が互いに並行してそれぞれ対応するサンプリン
    グ・クロックに同期して前記映像信号から画像データを
    サンプリングするように動作を切換える切換手段と、 (g) このサンプリング回路によってサンプリングさ
    れた画像データを画像に再生する再生手段とを備えたこ
    とを特徴とする画像再生装置。
  2. 【請求項2】(a) 入力される映像信号に含まれる画
    像データをサンプリングして再生画像を得る映像再生装
    置において、 (b) 前記映像信号に含まれる水平同期信号の周波数
    を検知する周波数検知手段と、 (c) PLL回路30であって、 周波数検知手段の出力が一方の入力に与えられる位相比
    較回路31と、 位相比較回路31の出力によって発振周波数が変化する電
    圧制御発振器32と、 1/n(nは整数)分周比の第1分周器33aと、 m/n(mは整数)分周比の第2分周器33bと、 周波数検知手段の出力に応答して、周波数検知手段が第
    1の周波数を検知したとき、電圧制御発振器の出力を第
    1分周器に与えるとともに、第1分周器の出力を位相比
    較回路の他方の入力に与え、これによって電圧制御発振
    器からは第1周波数のn倍の周波数を有する第1サンプ
    リング・クロックを発生し、周波数検知手段が第1の周
    波数より高い第2の周波数を検知したとき、電圧制御発
    振器の出力を第2分周器に与えるとともに、第2分周器
    の出力を位相比較回路の他方の入力に与え、これによっ
    て電圧制御発振器からは第1周波数のn/m倍の周波数を
    有する第2サンプリング・クロックを発生する切換えス
    イッチとを有するPLL回路と、 (d) サンプリング手段であって、PLL回路の第1ま
    たは第2サンプリング・クロックに応答し、第1サンプ
    リング・クロックが発生されるときは、そのサンプリン
    グ・クロックに同期して前記映像信号から画像データを
    サンプリングする一方、第2サンプリング・クロックが
    発生されるときは、再生画像の1画面分に相当する映像
    信号の時間幅毎に、相互に位相が異なりかつ第2サンプ
    リング・クロックと同一周波数を有するm種類のサンプ
    リング・クロックのうちの1つずつを、発生し、前記各
    1つの種類のサンプリング・クロックに同期して前記映
    像信号から画像データをサンプリングするサンプリング
    手段と、 (e) このサンプリング手段によってサンプリングさ
    れた画像データを画像に再生する再生手段とを備えたこ
    とを特徴とする画像再生装置。
JP1988036950U 1988-03-19 1988-03-19 画像再生装置 Expired - Lifetime JP2522063Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988036950U JP2522063Y2 (ja) 1988-03-19 1988-03-19 画像再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988036950U JP2522063Y2 (ja) 1988-03-19 1988-03-19 画像再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01142287U JPH01142287U (ja) 1989-09-29
JP2522063Y2 true JP2522063Y2 (ja) 1997-01-08

Family

ID=31263536

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988036950U Expired - Lifetime JP2522063Y2 (ja) 1988-03-19 1988-03-19 画像再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2522063Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4498963B2 (ja) * 2005-03-30 2010-07-07 三菱電機株式会社 デジタルシステム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6238980A (ja) * 1985-08-14 1987-02-19 Minolta Camera Co Ltd ビデオ信号のサンプリング方式

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01142287U (ja) 1989-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0251313B2 (ja)
JPH0267883A (ja) ビデオプリンタ信号処理回路
US4853781A (en) Video format signal processing system
JP2522063Y2 (ja) 画像再生装置
JP2908870B2 (ja) 画像記憶装置
JP2785339B2 (ja) クランプ回路
KR100222788B1 (ko) 정지화상 기록장치
KR100196845B1 (ko) 컴퓨터와텔레비젼의영상신호인터페이스장치
KR920000400B1 (ko) 화상 기억 장치
JP2692128B2 (ja) 画像処理回路
KR100237421B1 (ko) 액정표시장치 출력신호의 주사선수 변환장치
JPS5949756B2 (ja) ビデオ信号同期方式
JP2722807B2 (ja) サンプリングクロック発生回路
JPH0548668B2 (ja)
JP2538617Y2 (ja) デジタルストレ−ジオシロスコ−プ
JPH0685572B2 (ja) 印画装置
JPH1049103A (ja) 表示制御装置
KR910007371A (ko) 일반교환회선용 정지화상 전화기의 영상 입출력 장치
JPH029277A (ja) 映像記憶装置
JP2860988B2 (ja) 画像記憶装置
JPH09294252A (ja) サンプリング装置
JPH03256456A (ja) 映像信号処理装置
JPH0748823B2 (ja) 映像信号処理装置
JPS63199596A (ja) 映像信号処理装置
JPH07334136A (ja) 画像信号のサンプリング方法及び装置