JP2692128B2 - 画像処理回路 - Google Patents

画像処理回路

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JP2692128B2 JP63102636A JP10263688A JP2692128B2 JP 2692128 B2 JP2692128 B2 JP 2692128B2 JP 63102636 A JP63102636 A JP 63102636A JP 10263688 A JP10263688 A JP 10263688A JP 2692128 B2 JP2692128 B2 JP 2692128B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、画像処理回路に関し、特に、色信号間でレ
ベルがオフセットした線順次色信号を処理する画像処理
回路に関する 〔従来の技術〕 画像メモリを持つ装置では、入力ビデオ信号は通常、
コンデンサによって直流成分が予めカットされ、通常の
処理では直流カットされたビデオ信号が用いられるが、
画像メモリに取り込む場合などでは、カットされた直流
成分の大きさが重要になるので、クランプ処理を行う必
要がある。
第8図は従来のクランプ回路の構成を示す。800はア
ナログ・ビデオ信号の入力端子、802はクランプ・パル
スを印加する制御端子、804はクランプされた信号の出
力端子である。出力端子804の信号は、通常、A/D変換器
(図示せず)に供給される。第8図の構成では、入力端
子800に入力するビデオ信号は、トランジスタ806により
電流増幅され、コンデンサ808で直流成分をカットされ
る。制御端子802に印加されるクランプ・パルスが“H"
のときには、定電圧ダイオード810によって決まる一定
電位がトランジスタ812のベースに現れ、“L"の期間で
はコンデンサ806によって電位が保持される。このよう
にして、出力端子804の信号は、定電圧ダイオード810に
よって定まる電位にクランプされる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし上記従来例には次の問題点がある。即ち、上記
従来例によるクランプ出力をA/D変換して画像メモリに
格納する状況を考えると、入力ビデオ信号の映像成分が
0(無し)のとき、オフセット調整を1LSBの単位で行わ
ないと、例えば輝度・色差信号間又は、R,G,B信号間で
誤差を生じてしまい、この誤差を解消するためには精度
の高い調整が必要になってくる。また、この誤差を無く
するのは極めて困難である。更に、従来例の構成では、
クランプ速度が遅く、1ラスタ単位でのクランプを行え
ないという欠点がある。
そこで本発明は、上記のような問題点を完全に解消し
た画像処理回路を提示することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る画像処理回路は、色信号間でレベルがオ
フセットした線順次色信号を、ディジタル画像信号とし
て入力し、当該ディジタル画像信号のバックポーチ期間
に複数回サンプリングして累積加算し、その平均値デー
タを出力する累積手段と、当該累積手段からの平均値デ
ータを、入力されたディジタル画像信号から減算する減
算手段と、隣接するバックポーチ期間における当該累積
手段の出力を比較する比較手段とを具備することを特徴
とする。
〔作用〕
上述の如く、ディジタル信号の状態でクランプ処理を
行うので、クランプ速度が速いだけでなく、1水平同期
期間毎にオフセットを有する線順次色信号を正確にクラ
ンプすることができ、また、このクランプに用いた累積
加算出力を比較することによって各水平同期期間に重畳
されている色信号の種類をも判別することができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第2図は本発明を適用した静止画像記録再生装置の全
体構成ブロック図を示す。210は外部からビデオ信号を
入力するためのビデオ入力端子、212はビデオ信号を輝
度信号と色差信号に分離するデコーダ、214はデコーダ2
12からの水平同期信号Hsyncに同期して切り換わるスイ
ッチであり、デコーダ212から出力される2つの色差信
号R−Y,B−Yを線順次色差信号に変換する。216,217は
磁気記録媒体である磁気シート215に記録されたビデオ
信号を再生する磁気ヘッド、218は磁気ヘッド216又は同
217を選択するスイッチ、220は当該スイッチ218の切換
を制御する切換制御回路、222は磁気ヘッド216,217の再
生出力を復調し、輝度信号及び線順次色差信号を出力す
る再生回路、224は、デコーダ212からの輝度信号又は再
生回路222からの輝度信号を選択するスイッチ、226は、
デコーダ212からの線順次色差信号又は再生回路222から
の線順次色差信号を選択するスイッチである。
228,230は、A/D変換器、画像メモリ及びD/A変換器か
らなる画像メモリ回路であり、画像メモリ回路228は輝
度信号用、画像メモリ回路230は色差信号用である。画
像メモリ回路230は色差信号を線同時で出力する。232
は、デコーダ212の出力(輝度信号と2つの色差信号)
又は画像メモリ回路228,230の出力を選択するスイッ
チ、234はスイッチ232からの輝度信号及び色差信号に対
し変調、合成などを行うエンコーダ、236に合成された
ビデオ信号の出力端子である。
238は、画像メモリ回路230から出力される2つの色差
信号を線順次に変換するスイッチであり、水平同期信号
に同期して切り換わる。240は、画像メモリ回路228及び
同230(正確にはスイッチ238)からの輝度信号及び色差
信号に対し変調などの、磁気記録のための各種の処理を
施す記録回路、241,242は磁気シート243に記録回路240
からの信号を磁気記録する磁気ヘッド、244は磁気ヘッ
ド241,242を選択するスイッチである。
246はスイッチ224により選択された輝度信号から同期
信号を分離する同期分離回路、248はPLLにより、同期分
離回路246から出力される水平同期信号に同期したクロ
ック、水平同期信号及び垂直同期信号などの各種の同期
信号を発生する同期信号発生回路、250は水晶振動子に
よりクロック、水平同期信号及び垂直同期信号などの各
種の同期信号を発生する基準同期信号発生回路である。
基準同期信号発生回路250はリセット・スイッチ252をオ
ンすることにより、外部からの水平同期信号、垂直同期
信号などによりリセット状態になる。254は同期信号発
生回路248又は基準同期信号発生回路250の出力を選択す
るセレクタであり、その選択信号は画像メモリ回路228,
230及びエンコーダ234に印加される。256は、回路248,2
50から出力される同期信号のフィールドを比較する比較
回路であり、相互のフィールドの一致、不一致によって
切換制御回路220によるヘッド切換及び画像メモリ回路2
28,230を制御する。
第2図において、外部からの入力ビデオ信号を磁気シ
ート243に記録する記録モードでは、スイッチ224,226は
デコーダ212の側を選択する。入力端子210の入力信号は
デコーダ212で輝度信号と色差信号に分離され、輝度信
号はスイッチ224を介して画像メモリ回路228に、色差信
号はスイッチ214により線順次化されて画像メモリ回路2
30に印加される。図示しない記録命令キーの操作によ
り、画像メモリ回路228,230に記憶される。
この時、セレクタ254は同期信号発生回路248を選択し
ており、画像メモリ回路228,230とエンコーダ234は回路
248からの同期信号に従って動作する。尚、磁気シート2
43を回転させるモータ(図示せず)は常に、基準同期信
号発生回路259から出力される垂直同期信号に同期して
回転しており、リセット・スイッチ252をオンとするこ
とにより外リセット状態になり、入力ビデオ信号に同期
するようになる。
次に、セレクタ254は基準同期信号発生回路250を選択
し、画像メモリ回路228,230及びエンコーダ234はその同
期信号に従って動作する。画像メモリ回路228,230は読
出状態になり、輝度信号と色差信号を出力する。色差信
号はスイッチ238により線順次化される。記録回路240は
記録処理を行い、その出力は磁気ヘッド241,242により
磁気シート243に記録される。磁気シート243に記録する
期間(フレーム画像であれば2垂直同期期間、即ち2V、
フィールド画像であれば1V)の間、リセット・スイッチ
252をオフ状態にしておく。
磁気シート243への記録終了後、セレクタ254は再び同
期信号発生回路248を選択する。そして、画像メモリ22
8,230の記憶画像を縮小読み出しし、スイッチ232の切換
制御により、エンコーダ234には入力ビデオ信号との重
畳信号が印加されるようにする。これにより、出力端子
236のビデオ信号は、入力ビデオ信号の画像の一部に、
磁気シートの記録画像が縮小表示された画像を表すこと
になる。
次に磁気シート215の記録信号を再生する再生モード
を説明する。再生モードでは、磁気ヘッド216,217の再
生出力は再生回路232により復調され、スイッチ224,226
を介して画像メモリ回路228,230に印加され、記憶され
る。記憶と同時に読出が行われ、画像メモリ回路228,23
0の出力はスイッチ232及びエンコーダ234を介して出力
端子236に供給される。この時、セレクタ254は同期信号
発生回路248を選択しており、リセット・スイッチ252は
オフ状態にしておく。
画像メモリ回路228,230への書込が終了すると、セレ
クタ254は基準同期信号発生回路250を選択し、画像メモ
リ回路228,230は読出状態になる。
第1A図は画像メモリ回路228の詳細な構成ブロック図
を示す。100は入力のアナログ輝度信号をディジタル化
するA/D変換器、102はクランプ回路、104はK(0<K
<1)倍の乗算器、106は(1−K)倍の乗算器、108は
乗算器104,108の出力を加算する加算器、110は乗算器10
4,108の入力及び加算器108の出力の内から1つを選択す
るセレクタ、112は所定データを保持するラッチ回路、1
14はセレクタ110の出力又はラッチ回路112の出力を選択
するセレクタ、116は、ランダム・アクセス・ポート
(以下、Pポートと呼ぶ)とシリアル出力ポート(以
下、Sポートという)とを持つデュアル・ポートの画像
メモリ、118は、セレクタ114から出力される画像データ
を3画素分ラッチしてパラレル出力し、また画像メモリ
118から出力される3画素分の画像データをシリアル出
力するS−P−S変換回路である。
120は画像メモリ116のSポートから出力される3画素
分の画像データを一時保持するラッチ回路、122はラッ
チ回路120の出力をビデオ・レートで切換・選択するセ
レクタ、124はS−P−S変換回路118からの画像データ
と、セレクタ122からの画像データとを加算する加算
器、126は加算器124の出力又はセレクタ122の出力を選
択するセレクタ、128はセレクタ126の出力データをアナ
ログ信号に変換するD/A変換器である。
130はブランキング領域を示す信号を出力するブラン
キング信号発生回路、132,134はブランキング領域を決
定する信号を保持するラッチ回路、136は画像メモリ116
のランダム・アクセス・ポート用アドレス信号(以下、
Pアドレス信号という)を発生するPアドレス発生回
路、138は画像メモリ116のシリアル・ポート用アドレス
信号(以下、Sアドレス信号という)を発生するSアド
レス発生回路、140はPアドレス発生回路136又はSアド
レス発生回路138の出力を選択するセレクタ、142は画像
メモリ116を制御するメモリ制御回路である。
第1B図は画像メモリ回路230の詳細な構成ブロック図
を示す。尚、第1B図の回路100〜110は、輝度信号の代わ
りに線順次色差信号であることを除いて、第1A図の場合
と同じであり、回路130〜142は第1A図のものと同じ作用
を奏する。150は線順次色差信号の色差信号R−Y,B−Y
を判別する色差判別回路、152,154は所定データを保持
するラッチ回路、154はラッチ回路152,154の出力を選択
するセレクタ、158はセレクタ110又は同156の出力を選
択するセレクタ、160はセルクタ158からの画像データを
通常のビデオ・レートの1/3の速さで蓄えるラッチ回
路、162(162a,162b)は画像メモリ116と同様にデュア
ル・ポートを持つ画像メモリ、164は画像メモリ162のS
ポートから出力される2つの画像データを保持するラッ
チ回路、166はラッチ回路164の2つの出力を選択するセ
レクタ、168は画像メモリ162のPポートから出力される
画像データを通常のビデオ・レートの1/3の速さで蓄え
るラッチ回路、170,172はラッチ回路164の出力にラッチ
回路168の出力を加算する加算器、174,176はそれぞれ、
ラッチ回路164の出力又は加算器170,172の出力を選択す
るセレクタ、178,180はセレクタ174,176の出力を選択す
るセレクタ、182,184はD/A変換器である。
第1A図及び第1B図はクランプ回路102及び第1B図の色
差判別回路150の詳細な構成ブロック図を第3A図に示
す。第3A図で、300はA/D変換器100からの画像データの
入力端子、302は加算器、304は加算器302の出力データ
をn(1より大きい整数)回累積加算するためのラッチ
回路、306はラッチ回路304の出力を1/n倍する乗算器、3
08は入力端子300の入力データから乗算器306の出力デー
タを減算する減算器、310は、減算器308の出力データに
オーバーフロー又はアンダーフローが生じた場合の処理
を行う処理回路、312は処理回路310の出力データを出力
する出力端子であり、乗算器108及びセレクタ110に接続
する。色差判別回路150において、314はラッチ回路304
の出力を特定のタイミングで保持するラッチ回路、316
はラッチ回路304の出力とラッチ回路314の出力とを比較
する比較回路、318は比較回路316の比較結果をカウント
するカウンタ、320はカウンタ318の計数値が所定値以上
になったか否かをフラグとして知らせるためのラッチ回
路である。
第3A図の動作を説明する。入力端子300に入力する画
像データが輝度信号データである場合、ラッチ回路304
は水平同期期間中にゼロ・クリアされる。そして、入力
画像データのバックポーチ期間にn(1より大きい整
数)回、ラッチ回路304にクロックを印加し、n回の累
積加算を行わせる。加算器302は入力画像データにラッ
チ回路304の出力を加算し、その加算結果をラッチ回路3
04に印加する。このループにより、ラッチ回路304には
バックポーチ期間のデータ、即ちペデスタル・レベルの
値をn回加算した値が蓄えられることになる。
次に、ラッチ回路304の出力を乗算器306により1/nに
して、ペデスタル・レベルのn回加算の平均値を求め
る。減算器308により、入力画像データから乗算器306の
出力を減算すると、出力端子312の画像データは、00HEX
にクランプされたことになる。尚、減算器308の出力が
アンダーフローを起こした場合には、処理回路310によ
り強制的に00HEXにする。
第3A図で、入力画像データが線順次色差信号データで
ある場合も、輝度信号の場合と同様にして00HEXにクラ
ンプできる。但し、色差信号には正負の極性があるの
で、80HEXを0Vと決めると80HEXのクランプを行わなけれ
ばならない。これは、入力画像データをRY/BY(t)、
ペデスタル・レベルのn回加算平均値を とすると、80HEXクランプを行うためには、 となり、これは、00HEXクランプに80HEXを加算したもの
と等しくなる。
デコーダ212(第2図)から出力される輝度信号及び
色差信号には、通常、バースト信号は存在しないが、回
路中での漏れなどにより振幅の小さなバースト信号が残
ることがある。このような場合、上記クランプを行う
と、バックポーチ期間(バースト信号期間)にラッチ回
路304に印加するクロックの周波数を2mfSC(mは正の整
数、fSCはサブキャリア周波数)とし、累積加算の回数
を2l回(lは正の整数)とし、乗算器306の係数を1/2l
とする。これにより、バースト信号成分を打ち消すこと
ができる。尚、この場合、輝度信号、色差信号のクラン
プに限らず、バースト信号の存在するNTSC信号をそのま
まクランプにも適用できる。
色差判別回路150の動作を説明する。磁気シートに記
録された線順次色差信号の信号B−Yにはオフセット値
があり、この分だけ信号R−Yよりも高くなっている。
従って、上記クランプ時、バックポーチ期間に入力され
るデータのn回加算値を、1H前又は後のものと比較する
ことにより、線順次の色差信号R−Y,B−Yを判別でき
る。第3B図を参照してより詳しく説明する。第3B図
(a)は入力端子300に入力する再生線順次色差信号、
同(b)は水平同期信号、同(c)はラッチ回路314に
制御するクロック、同(d)はカウンタ318に印加する
クロックである。尚、カウンタ318は垂直同期期間中に
ゼロ・クリアされる。ラッチ回路304の出力はバックポ
ーチ期間中に確定し、第3B図(c)のタイミングでラッ
チ回路314にラッチされる。ラッチ回路304の出力は次の
バックポーチ期間に新たに確定し、この出力とラッチ回
路314の出力とが比較回路316で比較される。比較回路31
6の比較結果により、カウンタ318の計数を行うか否かを
制御する。これを1フィールド期間について行い、カウ
ンタ318の計数値が所定値よりも大きいか否かで、ラッ
チ回路320のフラグを決定する。
つまり、ノイズやドロップアウトなどがあっても、確
実に色差判別を行うために、カウンタ318を設けて1フ
ィールド期間内で多数決をとっており、これにより、R
−Y,B−Yがそれぞれ偶数ラスタか奇数ラスタかを知る
ことができる。
第2図の構成では、入力ビデオ信号を磁気シートに記
録する記録モードと、磁気シートから記録ビデオ信号を
再生する再生モードとがある。先ず、記録モードでの動
作を説明する。第4A図はそのフローチャートを示し、第
4B図はタイム・チャートを示す。第4B図で、410は同期
信号発生回路248,250の出力するフィールド信号、412は
フリーズ信号、414は記録期間を示す信号、416は縮小画
の重畳期間を示す信号、418はセレクタ254の選択信号で
あり、同期信号発生回路250が選択されたことを示す信
号である。420はリセット・スイッチ252がオンであるリ
セット状態を示す信号である。
セレクタ254が同期信号発生回路248を選択し、リセッ
ト・スイッチ252がオン状態とする。そして、スイッチ2
32は入力ビデオ信号側を選択し、入力端子210の入力ビ
デオ信号がそのまま出力端子236に出力している(S40
0)。次に、画像メモリ116,162を所定値にクリアする
(S401)。画像メモリ116の場合には、ラッチ回路112に
所定値をラッチし、これをセレクタ114で選択し、S−
P−S変換回路118を介して1フレーム分、画像メモリ1
16に書き込む。ラッチ回路132には、通常の画像領域を
全て満足するようにブランキング領域を示す値を設定
し、ラッチ回路134には、画像メモリ116のメモリ空間を
全てクリアするようブランキング領域を示す値を設定す
る。画像メモリ116のクリア中は、ラッチ回路134による
ブランキング信号により動作し、それ以外ではラッチ回
路132によるブランキング信号で動作する。
また、画像メモリ162については、ラッチ回路320をR
−Y信号を示す状態に設定しておき、次にラッチ回路15
2,154に所定値を設定し、セレクタ156は水平同期信号の
タイミングでラッチ回路152,154の出力を切り換え、セ
レクタ158でこれを選択する。そして、ラッチ回路160を
介して1フレーム分を画像メモリ162に取り込む。但し
1ラスタ毎に画像メモリ162a,162bへの書込を切り換え
る。また、画像メモリ162のメモリ空間を全てクリアす
るようにブランキング信号発生回路130のブランキング
領域を設定するのであるが、これは画像メモリ116の場
合と同じである。これにより、画像メモリ162aはラッチ
回路152の設定値に全てクリアされ、画像メモリ162bは
ラッチ回路154の設定値に全てクリアされ、画像メモリ1
62aはR−Yメモリに、画像メモリ162bはB−Yメモリ
になる。
入力ビデオ信号の磁気シートへの記録命令が入力され
ると(S402)、第1A図で、入力の輝度信号は、A/D変換
器100、クランプ回路102、セレクタ110,114及びS−P
−S変換回路118を介して、1フレーム分が画像メモリ1
16に書き込まれる。この時、入力輝度信号の画像領域を
指示するラッチ回路132によるブランキング信号によっ
て動作している。
また入力色差信号は、スイッチ214により線順次信号
に変換される。このとき、R−Y成分とB−Y成分のど
ちらを先にするかは任意であるが、前記クリア時にラッ
チ回路320をR−Yを示す状態に設定したので、本例で
はR−Y成分を先にする必要がある。この線順次色差信
号は、第1B図において、A/D変換100、クランプ回路10
2、セレクタ110,158及びラッチ回路160を介して、1フ
レーム分が画像メモリ162に書き込まれる。この時、入
力線順次色差信号の画像領域を全て記憶できるように、
ラッチ回路132によるブランキング信号で動作してお
り、垂直方向のブランキング期間が終了した後、記憶す
べき第1ラスタ目の画像データを画像メモリ162aに取り
込み、第2ラスタ目の画像データを画像メモリ162bに取
り込み、以後、1ラスタ毎に交互に取り込む。これによ
り、入力線順次色差信号データのR−Y成分は画像メモ
リ162aに取り込まれ、B−Y成分は画像メモリ162bに取
り込まれる(S403)。
次にセレクタ254は同期信号発生回路250の出力を選択
し、リセット・スイッチ252をオフにする。そして、画
像メモリ116,162を読み出し、磁気シートに記録する(S
404)。即ち、第1A図で、画像メモリ116にフレームで記
憶した画像データはSポートから読み出され、ラッチ回
路120及びセレクタ122,126を介してD/A変換器128に印加
される。画像メモリ116に記憶するフレーム画像を磁気
シートにフレーム記録する場合には、D/A変換器128の出
力を1フレーム記録すればよい。また、フィールド画像
として記録する場合には、フィールド間で画像データの
加算平均を取って記録する。フィールド間の加算平均
は、フィールド間でフィルタ処理を行うことに相当す
る。
即ち、画像メモリ116にフレームで記憶した画像デー
タの第1フィールドの信号を、Sアドレス発生回路138
により第1ラスタから順にSポートからY0,Y1,Y2,Y3,
Y4,…というように読み出す。同時に、第2フィールド
の信号を、Pアドレス発生回路136により第1ラスタか
ら順にPポートからY0′,Y1′,Y2′,Y3′,Y4′,…とい
うように読み出す。セレクタ126では加算器124の出力を
選択する。これにより、D/A変換器128の出力は(Y0
Y0′)/2,(Y1+Y1′)/2,(Y2+Y2′)/2,(Y3
Y3′)/2,(Y4+Y4′)/2,…となり、これを1フィール
ドとして記録する。
また、色差信号については次のようにする。第1B図
で、画像メモリ162にフレームで記憶した画像データを
Sポートから同時に2ラスタずつ、 RY0,RY0,RY2,RY2,RY4,RY4,RY6,RY6,… BY1,BY1,BY3,BY3,BY5,BY5,BY7,BY7,… というように読み出す。ラッチ回路164及びセレクタ174
〜180によりD/A変換器182,184はそれぞれ、常にR−Y,B
−Y信号を出力する。
画像メモリ162に記憶した画像を磁気シートにフレー
ム画像として記録する場合には、ラッチ回路320の示す
成分(R−Y)から1ラスタ毎に交互にスイッチ238
(第2図)で選択することにより、RY0,BY1,RY2,BY3,RY
4,BY5,RY6,BY7,…というように線順次化する。これを1
フレーム分、磁気シートに記録する。また、この時Pポ
ートからも同時に読み出して、後述の同時化を行っても
よい。
他方、フィールド記録する場合には、フィールド間で
画像データの加算平均をとり、これを記録する。即ち、
画像メモリ162にフレームで記録された画像データの片
方のフィールドを、Sポートから同時に2ラスタずつ、 RY0,RY0,RY2,RY2,RY4,RY4,RY6,RY6,… BY1,BY1,BY3,BY3,BY5,BY5,BY7,BY7,… というように読み出す。同時に他方のフィールドを、P
ポートからR−Y,B−Yのラスタを交互に、 RY0′,BY1′,RY2′,BY3′,RY4′,BY5′,… というように読み出す。セレクタ174,176は共に1ラス
タ毎に入力信号を切り換え、セレクタ178,180は、D/A変
換器182,184がそれぞれ常にR−Y,B−Y信号を出力する
ように切り換わる。これにより、D/A変換器182の出力は
(RY0+RY0′)/2,RY0,(RY2+RY2′)/2,RY2,(RY4+R
Y4′)/2,RY4,…となり、D/A変換器184の出力はBY1,(B
Y1+BY1′)/2,BY3,(BY3+BY3′)/2,BY5,(BY5+B
Y5′)/2…となる。
ここで、ラッチ回路320が示す成分(R−Y)から1
ラスタ毎に交互にスイッチ238を切り換えると、常に加
算平均を行っているラスタになり、スイッチ238の出力
は、(RY0+RY0′)/2,(RY1,RY1′)/2,(RY2+R
Y2′)/2,(BY3+BY3′)/2,(RY4+RY4′)/2,(BY5
BY5′)/2…となる。これを1フィールド分、磁気シー
トに記録する。
次に、セレクタ254は再び同期信号発生回路248の出力
を選択し、リセット・スイッチ252をオンにする。そし
て、画像メモリ116,162に記憶した画像を縮小読出しし
て、入力ビデオ信号に重畳する(S405)。即ち、第1A図
で、画像メモリ116にフレームで記憶した画像データを
Sポートから読み出し、3画素分のデータをラッチ120
にラッチする。セレクタ122はこのうちの1画素のみを
選択する。Sポートからの読出をビデオ・レートで行う
ことにより、画像メモリ116の記憶画像は水平方向に1/3
になる。更に、Sアドレス発生回路138による垂直アド
レス信号を3ラスタ毎のアドレスを指すようにすること
で、画像メモリ116の記憶画像は垂直方向にも1/3にな
る。
また、第1B図で、画像メモリ162にフレーム記憶した
画像データをSポートからR−Y,B−Yを同時に2ラス
タ読み出す。色差信号は帯域が狭いので、通常のビデオ
・レートの1/3の速さで記憶されているので、通常のビ
デオ・レートでの読出を行うと、画像メモリ162の記憶
画像は水平方向に1/3になる。更に、Sアドレス発生回
路138による垂直アドレス信号を3ステップ毎のアドレ
スを指すようにすることで、Sポートから同時に2ラス
タずつ、 RY0,RY2,RY6,RY8,RY12,RY14,… BY1,BY3,BY7,BY9,BY13,BY15,… というように読み出され、画像メモリ162の記憶画像は
垂直方向にも1/3になる。
第5A図で、画像メモリ116,162の全空間のうち画像以
外の領域を、水平方向及び垂直方向共に重複して読み出
せば、1/3×1/3に縮小された画像に容易に枠を付けるこ
とができる。即ち、Sアドレス発生回路138は水平アド
レスを通常、x0→x1で出力するが、ここではx1→x2(=
x0)→x1→x2で出力し、また、垂直アドレスは通常y0
y1であるが、ここではy1→y2(=y0)→y1→y2で出力す
る。この結果、第5B図に示すように枠を付けることがで
きる。縮小画像の表示のときにはスイッチ232を画像メ
モリ回路228,230の出力側に接続し、それ以外では入力
ビデオ信号(デコーダ212)の側に接続することで、第5
C図に示すように、入力画像に縮小画像を重畳して表示
できる。
スイッチ232の制御信号は、ブランキング信号発生回
路130のブランキング信号に等しくなり、縮小画像の重
畳位置は、ブランキング信号を変えることにより移動さ
せることができる。ここで、ラッチ回路134には新たな
値を設定し直し、これによるブランキング信号によって
動作させる。
次に記録ヘッド241,242を移動し(S406)、次の記録
命令が入力されるまで待機状態になり、以下、上記の動
作を繰り返す。
尚、第4A図は入力ビデオ信号の磁気シートへのフレー
ム記録の場合のタイム・チャートであり、画像メモリ11
6,162のクリアと磁気シートへの記録を2回行った場合
を示す。
次に再生モードを説明する。第6A図にそのフローチャ
ートを示し、第6B図及び第6C図にそのタイム・チャート
を示す。610,612は、同期信号発生回路248,250の発生す
るフィールド信号、614は再生線順次色差信号の色差判
別期間を示す信号、616はフリーズ信号、618はセレクタ
254の選択制御信号であり、同期信号発生回路250を選択
したことを示す信号、620はリセット・スイッチ252の状
態(オンのときリセット)を示す信号である。
同期信号発生回路248は磁気シート215から再生させる
再生ビデオ信号の水平同期信号に同期し、垂直同期信号
によりリセットされるので、再生ビデオ信号の同期信号
と同じ同期信号を出力する。また、磁気シート215を回
転させるモータ(図示せず)は、基準同期信号発生回路
250から出力される垂直同期信号に同期して回転し、リ
セット・スイッチ252はオフであるので、磁気シート215
から再生される再生ビデオ信号の垂直同期信号は基準同
期信号発生回路250から出力される垂直同期信号に同期
する。フィールド画の場合には1フィールド毎にフィー
ルドが一致することになるが、再生画像がフレーム画の
場合、両同期信号発生回路248,250においてフィールド
が一致しない可能性がある。磁気シート215に記録され
た信号がフレームの場合、同期信号発生回路248の発生
する各種同期信号と、基準同期信号発生回路250の発生
する各種同期信号とを切り換える時に、この同期信号間
で上記のようにフィールドが一致しないときには、同期
信号の切換時にスキューを生じることになる。
そこで先ず、フィールドを合わせる(S600)。即ち、
磁気シート215の2トラックに2フィールドとして記録
されているビデオ信号をスイッチ218により交互に再生
することにより、フレーム再生を行い、もし前記のよう
にフィールドが一致していないことが比較回路256によ
り検出されると、この交互再生を1Vの期間停止する。ス
イッチ218の切換を1Vの期間停止することにより、相互
のフィールドを一致させる。この後、色差判別回路150
により2フィールドのそれぞれについて判別を行い、こ
れをラッチ回路320に記憶しておく(S601)。ここで、
セレクタ254は同期信号発生回路248を選択し、リセット
・スイッチ252をオフとし、再生ビデオ信号のフリーズ
を行う。
磁気シート215に記録された信号がフィールド画であ
る場合、再生ビデオ信号は常に片フィールドであるのに
対し、基準同期信号発生回路250はリセット・スイッチ2
52がオフでフレーム画の同黄信号を発生するため、1フ
ィールド毎にフィールドが一致することになり、一致し
ないときに同期信号発生回路248,250の同期信号の切換
を行うとスキューを生じることになる。そこで先ずフィ
ールドを合わせる(S600)。即ち、前記のようにフィー
ルドが一致していないことが比較回路256により検出さ
れると、画像メモリ回路228,230を制御して1Vの期間待
機することにより、フィールドを合わせることができ
る。この後、次の1V期間で色差判別回路150により判別
を行い、判別結果をラッチ回路320に記憶しておく。こ
の時、フィールドは一致していないことになる(S60
1)。ここで、セレクタ254は同期信号発生回路248を選
択し、次の1V期間で再生ビデオ信号のフリーズを行う。
尚、この時フィールドは一致することになる。
さて、第1A図において、再生輝度信号はA/D変換器10
0、クランプ回路102、セレクタ110,114及びS−P−S
変換回路118を介して、1フレーム又は1フレーム又は
1フィールド分が、画像メモリ116にPポートからY0,
Y0,Y1,Y2,Y3,Y4,Y5,…というように書き込まれる。この
信号は同時にSポートから、Y0,Y1,Y2,Y3,Y4,…という
ように読み出され、セレクタ126及びD/A変換器128並び
に、スイッチ232及びエンコーダ234を介して出力端子23
6に出力される。一方、セレクタ122の出力はセレクタ11
0にも印加されており、これは即ち、入力される再生輝
度信号の1ラスタ前の画像データであり、再生ビデオ信
号にもしドロップアウトがあった場合に、その期間中セ
レクタ110は、この1ラスタ前の画像データを選択し、
ドロップアウト補償を行う。
第1B図において、再生線順次色差信号はA/D変換器10
0、クランプ回路102、セレクタ110,158及びラッチ回路1
60を介して画像メモリ162に、RY0,BY1,RY2,BY3,RY4,B
Y5,RY6,BY7,…というように、R−Y成分から順に入力
されたとする。この画像データを1フレーム又は1フィ
ールド分、画像メモリ162a,162bにPポートから1ラス
タ毎に交互に取り込む。Sポートから同時に2ラスタず
つ、 RY0,RY0,RY0,RY0,RY2,RY2,RY4,RY4,… BY1,BY1,BY1,BY1,BY3,BY3,BY5,BY5,… というように読み出される。そして、この画像データは
セレクタ174,176,178,180により、D/A変換器182,184が
それぞれ常に、R−Y,B−Y成分を出力するように、D/A
変換器182,184に振り分けられる。一方、セレクタ166は
RY0,BY1,RY0,BY1,RY2,BY3,RY4,BY5,RY6,BY7,…という順
に選択し、この出力はセレクタ110にも印加される。こ
れは即ち、入力の再生線順次色差信号の2ラスタ前の画
像データであり、再生ビデオ信号にもしドロップアウト
があった場合に、その期間中セレクタ110はこの2ラス
タ前の画像データを選択し、ドロップアウト補償を行う
(S602)。
次に、第1A図において、A/D変換器100には続けて再生
輝度信号が入力され、セレクタ110は加算器108の出力を
選択し、これを1フレーム又は1フィールド分、画像メ
モリ116にフリーズする。同時に、Sポートからは再生
輝度信号のフィールドと同じフィールドを、Y0,Y1,Y2,Y
3,Y4,Y5,…読み出し、このデータに乗算器104で係数K
(0<K<1)を乗算したものと、再生輝度信号に乗算
器106で係数(1−K)を乗算したものとを加算器108で
加算する。このとき、再生輝度信号にドロップアウトが
あった場合、その期間中セレクタ110はセレクタ122の出
力側を選択し、ドロップアウト補償を行う。
第1B図において、A/D変換器100には続けて再生線順次
色差信号が入力され、セレクタ110は加算器108の出力を
選択し、これを1フレーム又は1フィールド分、画像メ
モリ162にフリーズする。この時、Sポートから再生線
順次色差信号のフィールドと同じフィールドを、同時に
2ラスタずつ、 RY0,RY0,RY2,RY2,RY4,RY4,RY6,RY6,… BY1,BY1,BY3,BY3,BY5,BY5,BY7,BY7,… というように読み出す。セレクタ166はこれを選択し
て、RY0,BY1,RY2,BY3,RY4,BY5,RY6,BY7,…というように
出力する。これに乗算器104で係数K(0<K<1)を
乗算したものと、再生線順次色差信号に乗算器106で係
数(1−K)を乗算したものとを加算器108で加算す
る。再生線順次色差信号にドロップアウトがあった場
合、その期間中セレクタ110はセレクタ166の出力側を選
択し、ドロップアウト補償を行う。
上記動作を数Vの期間行うことにより、磁気シート21
5から再生される同一の静止画像の画像データを数回加
算する。加算によりランダム・ノイズを低減することが
できる(S603)。再生ビデオ信号がフレームの場合には
上記の動作をフレーム単位で行い、フィールドの場合に
は、再生ビデオ信号のフィールドと同期信号発生回路25
0のフィールドが一致したときに、上記の動作を行い、
一致しないときには、後述のフィールド間補間を行って
画像メモリ116,162を読み出す。
尚、第6B図は再生ビデオ信号がフレームの場合のタイ
ム・チャートであり、ノイズ低減を行わない場合と、4
フレームにわたってノイズ低減を行った場合とを示す。
第6C図は再生ビデオ信号がフィールドの場合のタイム・
チャートであり、ノイズ低減を行わない場合と、4フィ
ールドにわたってノイズ低減を行った場合とを示す。
次に、画像メモリ228,230の記憶データを読み出す(S
604)。輝度信号の場合には、第1A図において、Sアド
レス発生回路138からのアドレス信号に従って、画像メ
モリ116のSポートから記憶データを読み出す。この読
出信号はセレクタ122,126を介してD/A変換器128に印加
される。画像メモリ116の記憶画像がフレーム画である
場合には、片フィールドずつ交互に読み出せばよい。ま
た、フィールド画である場合には、一方のフィールドに
対してはそのまま読み出した信号を用い、他方のフィー
ルドに対しては、フィールド間補間を行った信号を用い
る。即ち、画像メモリ116の奇数フィールドに記憶され
た画像を用いる場合、奇数フィールド信号として出力す
るときには、画像メモリ116のSポートからY0,Y1,Y2,
Y3,Y4,Y5,Y6,…というように通常のラスタ順に読み出
し、セレクタ122,126及びD/A変換器128を介して出力す
る。偶数フィールド信号として出力するときには、画像
メモリ116のSポートからY0,Y1,Y2,Y3,Y4,Y5,Y6,…とい
うように読み出すと同時に、PポートからY1,Y2,Y3,Y4,
Y5,Y6,…というように読み出す。このSポート出力とP
ポート出力を加算器124で加算平均し、セレクタ126では
加算器124の出力を選択する。この結果、D/A変換器128
の出力は、奇数フィールドではY0,Y1,Y2,Y3,Y4,Y5,Y6,
…であり、偶数フィールドでは(Y0+Y1)/2,(Y1
Y2)/2,(Y2+Y3)/2,(Y3+Y4)/2,(Y4+Y5)/2,…と
いうようにフィールド間補間値になる。
また、画像メモリ116の偶数フィールドに記憶された
信号を用いる場合で、偶数フィールド信号として出力す
るときには、画像メモリ116のSポートからY0,Y1,Y2,
Y3,Y4,Y5,Y6,…というように通常のラスタ順に読み出
し、奇数フィールド信号として出力するときには、画像
メモリ116のSポートからY0,Y1,Y2,Y3,Y4,Y5,Y6,…とい
うように読み出すと同時に、PポートからY0,Y0,Y1,Y2,
Y3,Y4,Y5,…というように通常ラスタ順で1ラスタ前の
データを読み出す。このSポート出力とPポート出力を
加算器124で加算平均し、セレクタ126では加算器124の
出力を選択する。この結果、D/A変換器128の出力は、奇
数フィールドでは(Y0+Y0)/2,(Y0+Y1)/2,(Y1
Y2)/2,(Y2+Y3)/2,(Y3+Y4)/2,(Y4+Y5)/2,…と
いうようにフィールド間補間値になり、偶数フィールド
ではY0,Y1,Y2,Y3,Y4,Y5,Y6,…というようになる。
色差信号については次のようになる。画像メモリ回路
230への入力信号は線順次色差信号であるので、その記
憶データを出力する場合に、線同時化を行う必要があ
る。即ち第1B図において、画像メモリ162に入力する線
順次色差信号が、1ラスタ毎にRY0,BY1,RY2,BY3,RY4,BY
5,RY6,BY7,…というようにR−Y成分から始まる場合に
は、画像メモリ162aにはR−Y成分RY0,RY2,RY4,RY6,…
が記憶され、画像メモリ162bにはB−Y成分BY1,BY3,BY
5,BY7,…が記憶され、色差判別回路150のラッチ回路320
は、第1ラスタがR−Y成分であることを示す状態にな
っている。そして、画像メモリ162の記憶データはSポ
ートから同時に2ラスタずつ、 RY0,RY0,RY2,RY2,RY4,RY4,RY6,RY6,… BY1,BY1,BY3,BY3,BY5,BY5,BY7,BY7,… というように読み出される。Pポートからも同時に、R
−Y,B−Yのラスタを交互にBY1,RY2,BY1,RY4,BY3,RY6,B
Y5,…というように読み出される。
セレクタ174,176は共に1ラスタ毎に入力信号を切り
換え、セレクタ178,180はD/A変換器182,184がそれぞれ
常にR−Y,B−Y信号を出力するように切り換わる。こ
の結果、D/A変換器182はRY0,(RY0+RY2)/2,RY2,(RY2
+RY4)/2,RY4,(RY4+RY6)/2,…を出力し、D/A変換器
184は(BY1+BY1)/2,BY1,(BY1+BY3)/2,BY3,(BY3
BY5)/2,BY5,…を出力し、線同時化色差信号が形成され
る。
また、画像メモリ回路230に入力される線順次色差信
号がB−Y成分から始まる場合には、画像メモリ162aに
はB−Y成分BY0,BY2,BY4,BY6,…が記憶され、画像メモ
リ162bにはR−Y成分RY1,RY3,RY5,RY7,…が記憶され、
色差判別回路150のラッチ回路320は、第1ラスタがB−
Y成分であることを示す状態になっている。そして、画
像メモリ162の記憶データはSポートから同時に2ラス
タずつ、 BY0,BY0,BY2,BY2,BY4,BY4,BY6,BY6,… RY1,RY1,RY3,RY3,RY5,RY5,RY7,RY7,… というように読み出され、Pポートからも同時に、R−
Y,B−Yのラスタを交互に、RY1,BY2,RY1,BY4,RY3,BY6,R
Y5,…というように読み出される。セレクタ174〜180の
切換により、D/A変換器182は(RY1+RY1)/2,RY1,(RY1
+RY3)/2,RY3,(RY3+RY5)/2,RY5,…を出力し、D/A変
換器184がBY0,(BY0+BY2)/2,BY2,(BY2+BY4)/2,B
Y4,(BY4+BY6)/2,…を出力する。
画像メモリ162の記憶画像がフレーム画である場合に
は、各フィールドにおいて上記の動作を行えばよい。ま
た、フィールド画の場合には、片フィールドにおいて上
記動作を2度続けて行う(S604)。
次に再生ヘッド216,217を移動し(S605)、待機状態
となり、以下、前記の動作を繰り返す。
以上の再生モードでは、ブランキング領域を示すラッ
チ回路132によって動作しており、これは再生ビデオ信
号の画像領域を全て満足するものである。
再生モードにおいて再生画像を縮小して画像メモリ11
6,162に記録する動作を説明する。そのフローチャート
を第7A図に示す。このときのタイム・チャートは、第6C
図の再生ビデオ信号がフィールドのときのノイズ低減を
行わない場合と同じである。
先ず、画像メモリ116,162を所定値にクリアする(S70
0)。次に、フィールド画像の再生ビデオ信号と基準同
期信号発生回路250とのフィールド合わせを行い(S70
1)、1V期間で色差判別回路150により判別を行う(S70
2)。この部分の詳細は先の説明と同じであるので、説
明は省略する。次に、セレクタ254は同期信号発生回路2
48を選択し、次の1V期間で再生ビデオ信号の画像を縮小
して画像メモリ116,162に書き込む(S703)。即ち第1B
図において、再生線順次色差信号が1ラスタ毎に、RY0,
BY1,RY2,BY3,RY4,BY5,RY6,BY7,…というようにR−Y成
分から始まるとする。例えば、これを1/5×1/5のフィー
ルド画像に縮小して画像メモリ162に記憶する場合、水
平方向を1/5倍するためにPアドレス発生回路136の水平
アドレス信号の発生用のクロックを1/5分周し、垂直方
向を1/5倍するためにPアドレス発生回路136の垂直アド
レス信号の発生用の水平同期信号を1/5分周する。つま
り、再生線順次色差信号から5ラスタに1ラスタの割合
で、且つR−Y成分から交互にサンプリングし、他のデ
ータを間引く。例えば、RY0,BY1,RY2,BY3,RY4,BY5,RY6,
BY7,RY8,BY9,RY10,BY11,…から、RY0,BY5,RY10,…とい
うサンプリング又は、RY0,BY1,RY10,BY11,…というサン
プリングを行う。間引かれたラスタは常に、ドロップア
ウト補償のために、画像メモリ162のメモリ空間の最下
位ラスタ領域に取り込まれる。つまり、R−Yの場合に
は画像メモリ162a、B−Yの場合には画像メモリ162bの
最下位ラスタ領域に取り込むのである。この書込と同時
に、Sポートから常に2ラスタずつ画像メモリ162のメ
モリ空間の最下位ラスタ領域の読出を行い、セレクタ16
6により交互に選択して、前記同様、再生ビデオ信号の
ドロップアウト補償に用いる。
以上により、フィールド画像の再生線順次色差信号か
ら1/5×1/5の縮小画像をフィールド画として画像メモリ
162に記憶できる。
また、1/5×1/5のフレーム画像に縮小して画像メモリ
162に記憶する場合、水平方向に1/5倍するのは、前記と
同じである。垂直方向に1/5倍するには、Pアドレス発
生回路136の垂直アドレス信号発生用の水平同期信号を2
/5分周又はこれに準ずる分周率で分周する。つまり、再
生線順次色差信号から5ラスタに2ラスタの割合で、且
つR−Y成分から2ラスタずつサンプリングする。例え
ば、RY0,RY2,BY5,BY7,RY10,RY12,…をサンプリングし、
又はRY0,RY2,BY7,BY9,RY10,RY12,…をサンプリングす
る。そして、1ラスタずつ交互にフィールドを切り換え
る。前者の場合、画像メモリ162の奇数フィールドにR
Y0,BY5,RY10,…を格納し、偶数フィールドには、RY2,BY
7,RY12,…を格納する。間引かれたラスタは前記同様、
画像メモリ162のメモリ空間の最下位ラスタ領域に格納
し、これをSポートから読み出して再生ビデオ信号のド
ロップアウト補償に用いる。
以上により、フィールド画像の再生線順次色差信号か
ら1/5×1/5の縮小画像をフレーム画として画像メモリ16
2に記憶できる。
尚、Pアドレス発生回路136の初期値を変えることに
より、縮小画像を画像メモリ162のメモリ空間の任意の
位置に配置し、記憶させることができるが、画像メモリ
162は見掛け上、線順次色差メモリであるので、画像メ
モリ162のR−Y成分のラスタから取り込んでいかなけ
ればならない。
再生輝度信号についても同様に、Pアドレス発生回路
136の水平アドレス信号を発生するためのクロックを1/5
分周することにより、水平方向の縮小を行い、垂直方向
については、画像メモリ162に取り込んだ再生線順次色
差信号のラスタに対応する輝度信号のラスタを画像メモ
リ116に取り込めばよい。ドロップアウト補償も同様に
行える。ここで、ラッチ回路132によって決まる再生ビ
デオ信号の画像領域よりも小さめの領域を記憶するよう
に、ラッチ回路134には新たな値を設定し直しておき、
これによりブランキング信号によって前記縮小画像の画
像メモリへの記憶を行う。
再生線順次色差信号が1ラスタ毎にBY0,RY1,BY2,RY3,
BY4,RY5,BY6,RY7,BY8,…というようにB−Y成分から順
次入力されたとすると、ブランキング領域を1ラスタず
らして設定し、RY1,BY2,RY3,BY4,RY5,BY6,RY7,BY8,…と
R−Y成分から順次入力されたものとして、前記の動作
を行う。
次に、セレクタ254は基準同期信号発生回路250を選択
し、画像メモリ116,162の読出を行う(S704)。この
時、ラッチ回路132によるブランキング信号によって動
作する。そして、磁気シート215の再生トラックを送り
(S705)、同様に縮小画像の記憶を行うと、第7B図に示
すように5×5の25枚のフィールド画像又はフレーム画
像を得ることができる。
なお、他の縮小率についても同様に行うことができ
る。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、デ
ィジタル信号の状態でクランプ処理を行うので、クラン
プ速度が速いだけでなく、1水平同期期間毎にオフセッ
トを有する線順次色信号を正確にクランプすることがで
き、また、同じ回路を共用して、このクランプに用いた
累積加算出力を比較することによって各水平同期期間に
重畳されている色信号の種類をも判別すること可能とな
った。
【図面の簡単な説明】
第1A図は輝度信号の画像メモリ回路の構成ブロック図、
第1B図は線順次色差信号の画像メモリ回路の構成ブロッ
ク図、第2図は本発明の一実施例のシステム構成ブロッ
ク図、第3A図は第1A図及び第1B図のクランプ回路102及
び色差判別回路150の詳細な構成ブロック図、第3B図は
色差判別回路150のタイム・チャート、第4A図は記録モ
ードのフローチャート、第4B図は記録モードのタイム・
チャート、第5A図、第5B図及び第5C図はピクチャー・イ
ン・ピクチャーの表示説明図、第6A図は再生モードのフ
ローチャート、第6B図及び第6C図は再生モードのタイム
・チャート、第7A図はマルチ画面フリーズのフローチャ
ート、第7B図は5×5のマルチ画面の説明図、第8図は
従来のクランプ回路の構成例である。 116……画像メモリ、118……S−P−S変換回路、130
……ブランキング信号発生回路、132,134……ラッチ回
路、136……Pアドレス発生回路、138……Sアドレス発
生回路、150……色差判別回路、162(162a,162b)……
画像メモリ、210……外部入力端子、215……再生用磁気
シート、228,230……画像メモリ回路、236……出力端
子、243……記録用磁気シート、246……同期分離回路、
248……同期信号発生回路、250……基準同期信号発生回
路、252……リセット・スイッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】色信号間でレベルがオフセットした線順次
    色信号を、ディジタル画像信号として入力し、当該ディ
    ジタル画像信号のバックポーチ期間に複数回サンプリン
    グして累積加算し、その平均値データを出力する累積手
    段と、 当該累積手段からの平均値データを、入力されたディジ
    タル画像信号から減算する減算手段と、 隣接するバックポーチ期間における当該累積手段の出力
    を比較する比較手段 とを具備することを特徴とする画像処理回路。
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