JP3277483B2 - 画像記録の再生装置 - Google Patents

画像記録の再生装置

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JP3277483B2
JP3277483B2 JP12086696A JP12086696A JP3277483B2 JP 3277483 B2 JP3277483 B2 JP 3277483B2 JP 12086696 A JP12086696 A JP 12086696A JP 12086696 A JP12086696 A JP 12086696A JP 3277483 B2 JP3277483 B2 JP 3277483B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、磁気ディスクな
どの記録媒体に記録された画像信号を再生する再生装置
に関し、例えば、電子スチルカメラなどの撮影機器に備
える画像記録再生装置に適用するところの再生装置に係
る。
【0002】
【従来の技術】電子スチルカメラの画像記録再生装置
は、磁気記録媒体である磁気ディスク(フロッピ−ディ
スク)をスピンドルモ−タによって高速回転させ、磁気
ディスクのトラックを走査する磁気ヘッドによりFM変
調のアナログ画像信号を記録し、また、記録されたアナ
ログ画像信号を再生し、FM復調して映像信号として出
力する構成となっている。
【0003】また、この種の画像記録再生装置として
は、再生したアナログ画像信号をデジタル変換してメモ
リに一旦記憶させ、メモリに記憶させた画像信号デ−タ
をデジタル演算器によってFM復調して映像信号デ−タ
とし、その後、メモリから読み出した映像信号デ−タを
アナログ変換し映像信号として外部出力する構成のもの
が提案されている。
【0004】一方、このような画像記録再生装置では、
磁気ディスクの傷、磁性の劣化、ゴミの付着などによっ
て再生したアナログ画像信号にドロップアウトが生ずる
ことがあるため、このドロップアウトの影響を回避する
補償回路が設けられている。
【0005】この検出回路は、例えば、図7(A)、
(B)に示したように、再生したFM変調の画像信号R
Fの振幅を検出し、その振幅レベルがある一定値(Sr
ef)以下となったときにドロップアウトとみなして検
出信号DOSを出力するようになっている。
【0006】そして、この検出信号DOSが出力された
ときは、ドロップアウトのないアナログ画像信号に置換
えてデジタル変換して画像信号デ−タをメモリに記憶さ
せる構成となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したようなドロッ
プアウトの補償手段は、検出回路の動作遅れや画像信号
RFの復調回路の動作遅れを伴うために正確なドロップ
アウトの補償を行なうことができなかった。また、高価
な1Hディレ−ラインを用いる必要があった。つまり、
検出信号DOSの出力が遅れるために、ドロップアウト
の初期の補償ができなかったり、また、復調回路の動作
遅れのために、ドロップアウトが回復したにもかかわら
ず、不安定な復調画像信号が出力されると言う問題があ
る。
【0008】本発明は上記した実情にかんがみ、ドロッ
プアウトについて精度高く補償することができる補償手
段を備えた画像記録の再生装置を提案することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、記録
媒体より再生したアナログ画像信号をA/D変換して走
査ライン毎に記憶させるメモリ手段と、メモリ手段に記
憶された画像信号デ−タを映像信号デ−タに変換処理す
るデジタル信号処理手段と、メモリ手段から読み出した
映像信号デ−タをD/A変換して映像信号として外部出
力する出力手段とよりなる再生装置に関する。
【0010】そして、この発明は、記録媒体より再生し
たアナログ画像信号のドロップアウトを検出する検出手
段と、この検出手段の検出信号に応動し、ドロップアウ
ト期間の間固定デ−タをメモリ手段に記憶させると共
に、この固定デ−タと、当該固定デ−タの直前、直後の
数デ−タとを前ラインの画像信号デ−タに置換える制御
手段とからなるドロップアウト補償手段を備えている。
【0011】
【0012】このように構成した再生装置は、ドロップ
アウトの検出手段を設ければ、その他はデジタル信号処
理手段などによってドロップアウト補償手段を構成でき
るため、その補償手段の構成が簡単となる。また、検出
手段の動作遅れのために、ドロップアウトが生じたと
き、その初期においてはメモリ手段に固定デ−タが記憶
されず、その後に検出信号によって固定デ−タが書き込
まれるが、固定デ−タの直前の数デ−タが前ラインの画
像信号デ−タに置換えられるから、その画像信号デ−タ
が映像信号デ−タに信号処理されて読み出される。
【0013】また、ドロップアウトが回復した直後に
は、再生したアナログ画像信号を復調する復調手段の動
作遅れによって不安定な画像信号デ−タがメモリ手段に
記憶されるが、固定デ−タ直後の数デ−タが前ラインの
画像信号デ−タに置換えられるから、不安定な画像信号
デ−タが信号処理されて映像信号デ−タとして読み出さ
れることがない。
【0014】このように本発明の再生装置によれば、検
出手段や復調手段の動作遅れに影響されることなく、ド
ロップアウトが生ずると、検出手段の検出信号にしたが
って固定デ−タがメモリ手段に書き込まれ、前ラインの
画像信号デ−タに置換えられて高精度にドロップアウト
が補償される。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面に沿って説明する。図1は本発明の再生装置を実施
した電子スチルカメラの磁気記録再生装置のブロック図
を示し、11は撮影レンズ、12は固体撮像素子として
のCCD、13は増幅器、14は記録と再生の切換スイ
ッチ、15はA/D変換器、16はタイミングジェネレ
−タ(TGM)を含むメモリコントロ−ラ、17はD/
A変換器、18は記録と再生の切換スイッチ、19は記
録用の増幅器、20は磁気ヘッド、21は磁気ディスク
(フロッピ−ディスク)である。なお、切換スイッチ1
4は再生側に切換えられることによって輝度信号と色差
信号とを順次選択して通過させるようになっている。
【0016】また、22はメモリ(DRAM)、23は
デジタル信号処理プロセッサ(DSP)、24はシステ
ムコントロ−ラ(マイクロプロセッサユニットMPU)
である。その他、25は再生用の増幅器、26は変調輝
度信号と変調色信号を分離するフィルタ−(YCSE
P)、27は復調器(DEMOD)、28は同期分離器
(SYNCSEP)、29は映像信号の出力用増幅器で
ある。なお、磁気ディスク21はドライバ−30によっ
てサ−ボ制御するスピンドルモ−タ31によって回転さ
せる構成となっている。
【0017】この磁気記録再生装置は、切換スイッチ1
4、18を記録側に切換えて画像信号を記録する。つま
り、被写体像光が撮影レンズ11を通ってCCD12に
入射することにより、このCCD12が被写体像光を電
気変換してアナログ画像信号を出力する。
【0018】このアナログ画像信号は増幅器13によっ
て増幅された後、切換スイッチ14を通ってA/D変換
器15に入力し、このA/D変換器15によってデジタ
ル変換される。デジタル変換された画像信号はメモリコ
ントロ−ラ16によってメモリ22にデ−タ記憶され
る。
【0019】そして、メモリ22に記憶された画像信号
デ−タはデジタル信号処理プロセッサ23によって磁気
記録に可能なデ−タに信号処理される。つまり、A/D
変換器15から出力された画像信号デ−タがCCD12
の各ピクセルデ−タとしてメモリ22に記憶される。こ
のピクセルデ−タから輝度信号と色差信号を演算により
求め、各々の信号をFM変調し、あるレシオ比をもって
合成し、磁気ディスク21の記録フォ−マットに適合し
た磁気記録デ−タに信号処理される。
【0020】メモリ22の磁気記録デ−タはメモリコン
トロ−ラ16によって読み出されD/A変換器17によ
ってアナログ変換された後に切換スイッチ18を通って
増幅器19に入力する。そして、増幅器19によって増
幅されたアナログ記録信号が磁気ヘッド20に送られ、
高速回転の磁気ディスク21に磁気記録される。
【0021】なお、上記した記録動作において行なわれ
るA/D変換器15のデジタル変換、D/A変換器17
のアナログ変換、メモリ22の記憶デ−タの書き込みと
読み出しはメモリコントロ−ラ16のタイミングジェネ
レ−タが出力する定周期のクロックにしたがって行なわ
れる。
【0022】磁気ディスク21より記録信号を再生する
場合は、切換スイッチ14、18を再生側に切換える。
このとき、切換スイッチ14が輝度信号を選択するよう
になる。また、この再生では一画面分の再生に当って磁
気ヘッド20が磁気ディスク21の同じトラックを数回
走査するようにし、同じ画像記録信号を数回にわたって
読み出すようになっている。
【0023】磁気ディスク21より先に読み出されたF
M変調のアナログ画像信号は、増幅器25で増幅されて
フィルタ−26に入力し、このフィルタ−26によって
変調輝度信号と変調色信号に分離される。
【0024】このように分離された変調輝度信号と変調
色信号は復調器27に入力し、この復調器27によって
FM復調処理が行なわれて輝度信号と色差信号が生成さ
れ、その後、切換スイッチ14に入力する。また、同期
分離器28は輝度信号から同期信号を分離し、同期信号
をメモリコントロ−ラ16に送る。この同期信号はクラ
ンプ信号の生成と色差信号の同期信号として用いる。
【0025】この動作では切換スイッチ14が輝度信号
を選択するようになっているから、色差信号を遮断して
輝度信号のみをA/D変換器15に送り、このA/D変
換器15によって一画面分の輝度信号がデジタル変換さ
れ、このデジタルデ−タがメモリコントロ−ラ16に送
られる。したがって、メモリコントロ−ラ16が輝度信
号のデジタルデ−タをメモリ22に記憶させる。
【0026】上記のようにして輝度信号のデジタルデ−
タをメモリ22に記憶させた後、磁気ディスク21より
再び同じアナログ画像信号を読み出す。このように同じ
アナログ画像信号を再び再生するときに切換スイッチ1
4が色差信号を選択するように切換えられる。
【0027】再び再生された後続のアナログ画像信号は
上記同様にしてフィルタ−26によって変調輝度信号と
変調色信号とに分離され、また、これら各信号が復調器
27によってFM復調されて輝度信号と色差信号が生成
され切換スイッチ14に送られる。また、上記同様にし
て同期分離器28は輝度信号から同期信号を分離し、同
期信号をメモリコントロ−ラ16に送る。
【0028】この動作では切換スイッチ14が色差信号
を選択するように切換わっているので、輝度信号が遮断
され色差信号のみがA/D変換器15に送られ、このA
/D変換器15によって一画面分の色差信号がデジタル
変換され、色差信号のデジタルデ−タがメモリコントロ
−ラ16に送られる。メモリコントロ−ラ16は色差信
号のデジタルデ−タをメモリ22に記憶させるとき、同
期分離器28より入力する同期信号の期間の間色差信号
デ−タを予め定めた固定値に置き換えてメモリ22に記
憶させる。
【0029】上記のようにしてメモリ22に記憶された
輝度信号デ−タと色差信号デ−タはデジタル信号処理プ
ロセッサ23によって映像信号デ−タに信号処理され
る。つまり、色信号エンコ−ド処理と、NTSC映像信
号処理を行なう他、輝度信号デ−タと色差信号デ−タと
の同期合せと時間軸の補正処理を行い、このように処理
した映像信号デ−タをメモリ22に再記憶させる。
【0030】続いて、システムコントロ−ラ24の指令
にしたがいメモリコントロ−ラ16のタイミングジェネ
レ−タによってメモリ22より映像信号デ−タが読み出
され、この映像信号デ−タがD/A変換器17によって
アナログ変換される。そして、アナログ変換された映像
信号が切換スイッチ17を通って増幅器29に送られ、
この増幅器29によって増幅された映像信号が出力端子
32より外部に出力される。
【0031】なお、上記した再生動作によって行なわれ
るA/D変換器15のデジタル変換、D/A変換器17
のアナログ変換、メモリ22の書込みと読み出しはメモ
リコントロ−ラ16のタイミングジェネレ−タが出力す
る定周期クロックにしたがって行なわれる。
【0032】次に、再生時に行なわれる同期信号検出に
ついて説明する。メモリ22に記憶されている輝度信号
デ−タと色差信号デ−タは磁気ディスク21の先行の回
転と後行の回転にしたがって時系列に記憶されているた
め、これら輝度信号デ−タと色差信号デ−タの同期がず
れており、この同期を合わせるために同期検出を行な
う。
【0033】そのために、この実施形態ではメモリ22
に色差信号デ−タを記憶させる際に同期分離器28より
出力される輝度信号の同期信号期間は予め定めた固定値
に置き換えて記憶させ、色差信号に同期信号を付帯させ
るようにしてある。具体的には、図2に示したように、
輝度信号の同期信号に合せて発生させたコンポジット信
号(C・SYNC)の期間を色差信号の同期信号期間と
して01Hexをメモリ22に記憶させる。
【0034】色差信号の同期信号は次のように求める。
先ず、色差信号の垂直同期信号位置PC(Vsync)
を検出する。図3には映像信号の輝度信号について示し
てあるが、この垂直同期信号の開始位置PYに相当する
色差信号の垂直同期信号位置PCは、磁気ディスク21
における記録フォ−マットのスイッチングポイント(記
録開始位置)から5H〜9H(Hは1水平同期間で約6
3.5μs)の範囲内になるように規格によって定めら
れている。なお、スイッチングポイントは磁気ディスク
21のPGヨ−クのセンタ−からO±1Hの位置となる
ように定められている。
【0035】そして、図4に示すように、スイッチング
ポイントから5H〜9Hの範囲内で、Highレベルデ
−タ期間X(デ−タが01Hex以外)とLowレベル
デ−タ期間Y(デ−タが01Hex)に変化する位置は
位置PC以外には存在しないから、この位置を検出する
ことによって色差信号の垂直同期信号位置PCを求める
ことができる。
【0036】そして、このような位置PCは5H〜9H
の範囲内で検出されるが、本実施形態ではこの範囲を幾
分広くして4H〜10Hとして検出する。この結果、検
索デ−タはC(1820)≦C(m)≦C(4550)
のデ−タ範囲となる。C(m)はメモリ22に時系列に
記憶された色差信号デ−タである。なお、本実施形態で
は映像信号の全ての走査についてその1走査分のデ−タ
数(輝度信号デ−タ数)を910個に定めてあり、ま
た、色差信号のデ−タは輝度信号デ−タの1/2となる
ことから、5H=(910×5)/2=1820、10
H=(910×10)/2=4550となる。
【0037】このデ−タ範囲から垂直同期信号位置PC
を検出するが、この検出はHighレベルのデ−タとL
owレベルのデ−タを各々カウントする2つの比較カウ
ンタを用い、これらカウンタが同時に所定の条件を満足
したとき位置PCが検出されるようになっている。
【0038】つまり、比較カウンタは予め定めた固定値
Sref=01Hexと比較するようにし、C(m)≠
SrefのときはHighレベルカウンタがカウント
し、C(m)=SrefのときはLowレベルカウンタ
がカウントする。そして、これら2つのカウンタのカウ
ント値が同時に所定の条件を満たすとき、Highレベ
ルデ−タからLowレベルデ−タに切換わる位置となる
から、この位置が垂直同期信号位置PCとなる。この色
差信号の垂直同期信号位置PCをY(i、j)として表
わすと、図3より分かる通り、等価パルス3Hの経過時
点となるから、C(3,0)となる。なお、iは水平走
査ライン数、jは水平デ−タ数である。
【0039】次に、色差信号の画像信号デ−タ開始位置
rを検出する。この位置rはi=9の位置となる。この
位置rの検出にはLowレベルカウタンを用い、このカ
ウンタが上記同様に、C(m)=Sref(Sref=
01Hex)のときにカウントするようになっている。
【0040】検索範囲は、C(PC+2670)≦C
(m)≦C(PC+3054)となり、垂直同期信号位
置PCからカウントして6ラインの近傍に位置rが存在
する。この範囲で検出処理を行ない、予め定めた条件を
満足する位置がr位置となる。なお、6ラインの場合、
(910×6)/2=455×6=2730となり、上
式は2730−60=2670、2730+324=3
054としてある。
【0041】色差信号の画像信号デ−タ位置rが検出さ
れたならば、色差信号の同期信号位置QCを順次検出す
る。検索デ−タ範囲は、Ch+455≦C(m)≦Ch
+465となり、この範囲の中でC(m)=Srefと
なる最初の位置が色差信号における各ラインの同期信号
位置となる。なお、Chは検出された1ライン前の同期
信号位置であり、また、455=(910/2)−10
より、465=(910/2)+10より定めたもので
ある。
【0042】この処理を繰り返し水平ラインに対する9
≦i≦258の同期信号位置を検出する。これによっ
て、色差信号の全ラインの同期信号位置を求めることが
できる。なお、全ての検出処理は条件を満足できなかっ
たときのためにリカバリ−処理を行なう構成としてあ
る。
【0043】次に、輝度信号の垂直同期信号位置PYを
求める。この位置PYは色差信号の垂直同期信号位置P
Cより求められる。つまり、輝度信号の1水平走査のデ
−タ数と色差信号の1水平走査のデ−タ数が2:1の関
係にあることから、色差信号の垂直同期信号位置PCを
2倍した近傍に輝度信号の垂直同期信号位置PYが存在
する。検索範囲は、Y(PC×2−680)≦Y(m)
≦Y(PC×2+680)となり、Highレベルカウ
ンタとLowレベルカウンタを使って検出する。
【0044】これら2つのカウンタは予め定めた固定値
Srefと比較し、HighレベルカウンタがY(m)
≧Srefのときにカウントし、Lowレベルカウンタ
がY(m)≦Srefのときにカウントする。なお、本
実施形態ではシステムコントロ−ラ24から固定値Sr
efのデ−タをデジタル信号処理プロセッサ23に送る
ようになっている。
【0045】そして、2つのカウンタのカウント条件が
満足するときに輝度信号の垂直同期信号位置PYが求ま
る。この位置PYはY(3,0)の位置に相当する。な
お、Y(m)デ−タはサンプリングエラ−やランダムノ
イズの影響を避けるために検索範囲をロ−パスフィルタ
−処理した値を使用する。
【0046】輝度信号の垂直同期信号位置PYが検出さ
れたならば、映像信号の開始位置QYを求める。映像信
号の開始位置QYはY(20,0)に相当するから、色
差信号のC(20,0)から輝度信号のY(20,0)
の位置を求めることができる。その検索デ−タ範囲は、
Y(QC×2−107)≦Y(m)≦Y(QC×2+1
80)となる。
【0047】そして、検索範囲のデ−タをロ−パスフィ
ルタ−処理を行ないLowレベルカウンタを使って位置
QYを検出する。Lowレベルカウンタのカウント値が
予め定めた範囲にあれば、Y(20,0)として求ま
る。映像信号の開始位置Y(20,0)が検出されたな
らば、輝度信号の同期信号位置を順次検出する。
【0048】検索範囲は1水平走査のデ−タ数910か
ら10デ−タの範囲を定め、Y(h)+900≦Y
(m)≦Y(h)+920とする。なお、Y(h)は1
ライン前の水平同期信号位置である。この場合もLow
レベルカウンタを用いて上記同様に検出し、各ラインの
水平同期信号位置を検出する。
【0049】図5は上記のように同期信号を求めてメモ
リ22に記憶させたデ−タの格納状態をイメ−ジとして
示したもので、領域(A)は垂直ブランキング期間のデ
−タを、領域(B)は水平同期信号のデ−タを、領域
(C)は映像信号デ−タを、領域(D)はフロントポ−
チのデ−タを各々格納する領域となっている。
【0050】このように、先行の磁気ディスク21の回
転時に輝度信号デ−タを、後行の磁気ディスク21の回
転時に色差信号デ−タを各々メモリ22に記憶させ、そ
の後、同期信号を検出して輝度信号と色差信号とを同期
合せをすることにより、メモリ22の映像信号デ−タを
定周期クロックで読み出しても、同期ずれのない時間軸
の補正された映像信号を出力させることができる。ま
た、上記したように、デ−タ数の少ない色差信号の同期
検出処理を行なってから輝度信号の同期検出を行なうの
で、信号処理が早くなる。
【0051】上記したように、この実施形態では映像信
号の1走査ラインのデ−タ数を一定のデ−タ数(輝度信
号デ−タ数910個、色差信号デ−タ数455個)に定
めることによって映像信号の時間軸誤差を補正する。
【0052】なお、輝度信号と色差信号の同期信号位置
を検出し、この同期信号のサンプリングデ−タを図5に
示すように所定のメモリアドレスに並べ替えても時間軸
誤差を補正することができる。
【0053】一方、この実施形態では、磁気ディスク2
1より再生されたアナログ画像信号を入力し、この画像
信号のドロップアウトを検出する検出回路(DOS)3
3を備えている。そして、この検出回路33は従来例同
様にアナログ画像信号の振幅レベルと所定の基準電圧と
を比較し、振幅レベルがその基準電圧以下となったとき
検出信号DOSを出力する構成となっている。
【0054】この検出信号DOSはメモリコントロ−ラ
16に送られ、メモリコントロ−ラ16が検出信号期間
の間、“00”Hexを固定デ−タとしてメモリ22に
記憶させる。
【0055】このようにメモリ22に“00”Hexが
書き込まれると、デジタル信号処理プロセッサ23がこ
のデ−タ“00”Hexよりドロップアウトを検出しデ
−タの置換えを行なう。このデ−タの置換えは、“0
0”Hexとその前後の数デ−タとを一緒に行なう。
【0056】つまり、輝度信号デ−タの場合には、“0
0”Hexデ−タと、その直前の数デ−タ(例えば、4
デ−タ)と、その直後の数デ−タ(例えば、10デ−
タ)とを1ライン前の画像信号デ−タに置換える。ま
た、色差信号デ−タの場合には、“00”Hexデ−タ
と、その直前の数デ−タ(例えば、2デ−タ)と、その
直後の数デ−タ(例えば、5デ−タ)とを2ライン前の
画像信号デ−タに置換える。
【0057】図6は輝度信号デ−タの置換動作を示した
説明図である。図示するように、検出信号DOSが出力
されると、この信号期間の間、メモリ22に“00”H
exデ−タが書き込まれる。この図面では4つの固定デ
−タを示している。そして、デ−タの置換えは、4つの
“00”Hexデ−タと、“00”Hexの直前デ−タ
となっているDj+2〜Dj+5の4つのデ−タと、そ
の直後デ−タとなっているDj+10〜Dj+19との
10デ−タが1ライン前の画像信号デ−タに置換えられ
る。
【0058】色差信号デ−タはR−Y、B−Yが色差線
順次方式で記憶されることから、2ライン前の画像信号
デ−タに置換えられ、また、デ−タ数が輝度信号デ−タ
に比べて1/2のデ−タが置換えられる。
【0059】デジタル信号処理プロセッサ23がこのよ
うにデ−タ置換えしてドロップアウト補償した後、既に
述べたように、画像信号デ−タを映像信号デ−タに信号
処理する。
【0060】上記したように、ドロップアウト期間の
“00”Hexデ−タの前後の数デ−タを同時に前ライ
ンの画像信号デ−タに置換えるため、検出回路33や復
調器27に動作遅れがあっても、その動作遅れの影響を
受けることなく、ドロップアウトが確実に補償される。
【0061】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明を実施するに際しては、必ずしも色差信号
の同期信号を検出してから輝度信号の同期信号を検出す
る必要がなく、輝度信号の同期信号を先に検出した後に
色差信号の同期信号を検出してもよく、また、装置の構
成上、磁気ディスクから同じアナログ画像信号を再生読
み出しして輝度信号と色差信号とを別々にメモリに記憶
させているが、これら輝度信号と色差信号を同時にメモ
リに記憶させて信号処理する構成の再生装置についても
同様に実施することができる。さらに、検出回路33、
復調器27の動作遅れによる影響を許容できる場合は、
固定デ−タ“00”Hexのみを置換える構成とすれば
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を電子スチルカメラの磁気記録再生装置
に実施した一形態を示すブロック図である。
【図2】同期信号として色差信号に付帯させてメモリに
記憶させる固定デ−タを示す説明図である。
【図3】映像信号の説明図である。
【図4】垂直同期信号の開始位置を検出するための説明
図である。
【図5】メモリに記憶される映像信号デ−タの格納状態
をイメ−ジとして示した図である。
【図6】ドロップアウトの固定デ−タを置換える状態を
示した説明図である。
【図7】ドロップアウト信号の出力状態を示した説明図
である。
【符号の説明】
12 CCD 14 切換スイッチ 15 A/D変換器 16 メモリコントロ−ラ 18 切換スイッチ 21 磁気ディスク 22 メモリ 23 デジタル信号処理プロセッサ 24 システムコントロ−ラ 26 フィルタ− 27 復調器 28 同期分離器 33 検出回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体より再生したアナログ画像信号
    をA/D変換して走査ライン毎に記憶させるメモリ手段
    と、メモリ手段に記憶された画像信号デ−タを映像信号
    デ−タに変換処理するデジタル信号処理手段と、メモリ
    手段から読み出した映像信号デ−タをD/A変換して映
    像信号として外部出力する出力手段とよりなる再生装置
    において、記録媒体より再生したアナログ画像信号のド
    ロップアウトを検出する検出手段と、この検出手段の検
    出信号に応動し、ドロップアウト期間の間固定デ−タを
    メモリ手段に記憶させると共に、この固定デ−タと、当
    該固定デ−タの直前、直後の数デ−タとを前ラインの画
    像信号デ−タに置換える制御手段とからなるドロップア
    ウト補償手段を備えたことを特徴とする画像記録の再生
    装置。
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