JPH0443783A - 磁気記録再生装置の映像信号ドロップアウト補正回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ＳＥＣＡＭ方式の映像信号をビデオヘッドを
介して磁気テープに記憶し再生する磁気記録再生装置の
映像信号ドロップアウト補正回路に関するものである。

〔従来の技術〕

磁気記録再生装置は、映像信号を磁気ヘッドを介して磁
気テープに記録し再生するようになっており、再生時に
画質がより良好であることが望まれている。従って、例
えば磁気テープに傷等が生じ、その傷の部分に記録され
た映像信号が再生されないドロップアウト（信号欠落）
を生じた場合には、ドロップアウト部分に近接する映像
信号で補正することにより画質の向上が図られている。

通常、上記のドロップアウト部分の補正は、映像信号ド
ロップアウト補正回路で実施されるようになっており、
映像信号ドロップアウト補正回路は、各テレビジョン方
式に適した回路構成で形成されている。即ち、テレビジ
ョン方式の一種であるＳＥＣＡＭ方式の場合には、ＳＥ
ＣＡＭ方式の映像信号が２Ｈ（水平走査期間）毎に相関
性を有していることを利用した映像信号ドロップアウト
補正回路で補正されるようになっている。

上記のＳＥＣＡＭ方式の映像信号を補正する従来の映像
信号ドロップアウト補正回路は、第３図に示すように、
磁気ヘッド２１を介して再生された映像信号を再生増幅
回路２２で増幅し、一方の映像信号をカラー信号処理回
路２４で正規の周波数の映像信号に変換し、この変換し
た映像信号を２Ｈ遅延回路２５で２Ｈ遅延された映像信
号と共に信号切換回路２６に出力させるようになってい
る。そして、他方のＦＭ映像信号は、ＤＯＣ検出回路２
３でドロップアウトの有無が判定され、ドロップアウト
が検出された場合には、ＤＯＣ検出回路２３からドロッ
プアウト補正パルスが上述の信号切換回路２６に出力さ
れ、ドロップアウトを有する映像信号から２Ｈ遅延され
た映像信号に切り換えられて出力されるようになってい
る。

これにより、従来の映像信号ドロップアウト補正回路２
７は、たとえ磁気テープに傷等が生じて正常な映像信号
を再生することができない場合でも、ドロップアウト部
分を該当する映像信号の２Ｈ前の近領した映像信号に切
り換えることで画質を向上させることが可能になってい
る。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上記従来の映像信号ドロップアウト補正
回路２７では、ＳＥＣＡＭ方式の映像信号がＦＭ信号で
あるため、切り換え時にＦＭ信号の不連続な部分が現れ
ることになり、これが反転現象を招来することで大きな
ノイズを発生していた。また、ＤＯＣ検出回路２３は、
ドロップアウトを検出した際にドロップアウト補正パル
スを出力するようになっているが、ドロップアウト補正
パルスの出力は、ドロップアウトの検出から僅かに遅延
することになる。これにより、映像信号のドロップアウ
トは、映像信号が２Ｈ遅延された映像信号に切り換えら
れる際に、遅延した部分が現れることになり、これが画
面上のノイズとなっていた。

従って、本発明においては、映像信号の切り換え時にノ
イズを発生させることなく、ＳＥＣＡＭ方式の映像信号
に生したドロップアウトを補正することができる磁気記
録再生装置の映像信号ドロップアウト補正回路を提供す
ることを目的としている。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係る磁気記録再生装置の映像信号ドロップアウ
ト補正回路は、上記課題を解決するために、磁気ヘッド
を介して再生されたＳＥＣＡＭ方式の映像信号に生じた
ドロップアウトを検出し、ドロップアウトを生じた映像
信号を２水平走査期間遅延された映像信号に切り換える
磁気記録再生装置の映像信号ドロップアウト補正回路に
おいて、上記ドロップアウトを生じた映像信号の次の映
像信号が有する同期信号に同期してドロップアウト補正
パルスを１水平走査期間出力する補正パルス発生手段で
あるＤＯＣ検出回路、ＦＭ復調回路、同期分離回路、お
よびＤＯＣ補正パルス発生回路と、補正パルス発生手段
に入力される映像信号に対して１水平走査期間遅延され
た映像信号が一方に入力されると共に、上記一方に入力
される映像信号に対して２水平走査期間遅延された映像
信号が他方に入力され、ドロップアウト補正パルスの入
力時に一方に入力される映像信号から他方に入力される
映像信号に切り換えて出力する信号切換手段であるＩＨ
遅延回路、２Ｈ遅延回路、および信号切換回路とを有し
ていることを特徴としている。

〔作　用〕

上記の構成によれば、補正パルス発生手段は、映像信号
のドロップアウトを検出した際に、ドｒツブアウトを生
じた映像信号の次の映像信号がする同期信号に同期して
ドロップアウト補正スを出力する。そして、このドロッ
プアウトパルスは、信号切換手段に入力されることにな
り、信号切換手段は、一方に入力される映像信号から他
方に入力される映像信号に切り換えて映像信号を出力す
ることになる。

この際、上記の一方に入力される映像信号は、補正パル
ス発生手段に入力される映像信号に対して１水平走査期
間遅延されたものである。また、他方に入力される映像
信号は、上記の一方に入力される映像信号に対して２水
平走査期間遅延されたものである。従って、ドロップア
ウト補正パルスが信号切換手段に入力される時期は、ド
ロップアウト補正パルスがドロップアウトを生じた映像
信号の次の映像信号が有する同期信号で出力されること
から、ドロップアウトを生じた映像信号が有する同期信
号の入力時に一致したものとなる。

これにより、映像信号の切り換えは、同期信号が水平ブ
ランキング期間であることから、画面上にノイズとして
現れないことになる。また、ドロップアウト補正パルス
の終了による映像信号の再度の切り換えは、ドロップア
ウト補正パルスがｌ水平走査期間のパルス幅を有してい
るため、同様に水平ブランキング期間中に行われること
になり、結果として画面上にノイズとして現れないこと
になる。

〔実施例〕

本発明の一実施例を第１図および第２図に基づいて説明
すれば、以下の通りである。

本実施例に係る映像信号ドロップアウト補正回路は、Ｓ
ＥＣＡＭ方式の映像信号を記録し再生する磁気記録再生
装置に採用されるようになっており、第１図に示すよう
に、磁気テープに摺接された磁気へラド１から正規の周
波数の１／４の周波数とされたＦＭ信号の映像信号が入
力されるようになっている。

上記の磁気ヘッド１は、映像信号ドロップアウト補正回
路１１の再生増幅回路２に接続されている。この再生増
幅回路２は、磁気へラド１から入力された映像信号を所
定の電圧レベルに増幅させるようになっており、映像信
号を正規の周波数に変換するカラー信号処理回路７と補
正パルス発生手段のＦＭ復調回路４とＤＯＣ検出回路３
とに接続されている。尚、補正パルス発生手段は、上記
のＦＭ復調回路４とＤＯＣ検出回路３と同期分離回路５
とＤＯＣ補正パルス発生回路６とからなっている。

上記のカラー信号処理回路７は、復調された映像信号を
ＬＨ（水平走査期間：６４μ５ｅｃ）遅延させる信号切
換手段のＩＨ遅延回路８に接続されており、このＩＨ遅
延回路８は、信号切換回路１０の一方の端子１０ａに接
続されている。尚、信号切換手段は、上記のＩＨ遅延回
路８、信号切換回路１０、および後述の２Ｈ遅延回路９
からなっている。

また、ＩＨ遅延回路８は、映像信号を２Ｈ遅延させる２
Ｈ遅延回路９にも接続されており、２Ｈ遅延回路９は、
信号切換回路ｌＯの他方の端子１０ｂに接続されている
。これにより、信号切換回路１０には、磁気へラド１か
ら入力された映像信号に対してＩＨ遅延された映像信号
と（１＋２）Ｈ遅延された映像信号とが入力されるよう
になっている。

上記の信号切換回路ｌＯは、各映像信号が入力される端
子１０ａ−１０ｂに接続可能な共通端子１０ｃを有して
おり、この共通端子１０ｃと端子１０ａ・１０ｂとの接
続状態は、後述のドロップアウト補正パルスで任意に切
り換えられるようになっている。即ち、ドロップアウト
補正パルスが人力された場合には、共通端子１０ｃと端
子１０ｂとが接続状態にされる一方、ドロップアウト補
正パルスが入力されていない場合には、共通端子１０ｃ
と端子１０ａとが接続状態にされるようになっている。

上記のドロップアウト補正パルスは、ＤＯＣ補正パルス
発生回路６から出力されるようになっており、このＤＯ
Ｃ補正パルス発生回路６には、映像信号のドロップアウ
トの有無を判定し、ドロップアウトを検出した際に検出
信号を出力するり。

Ｃ検出回路３と同期分離回路５とが接続されている。上
記の同期分離回路５には、ＦＭ信号の映像信号を復調す
るＦＭ復調回路４が接続されており、同期分離回路５は
、復調された映像信号から同期信号を分離し、この同期
信号をＤＯＣ補正パルス発生回路６に出力するようにな
っている。そして、ＤＯＣ補正パルス発注回路６は、Ｄ
ＯＣ検出回路３からの検知信号と、この検知信号の入力
直後に入力される次の映像信号が有する同期信号とでＩ
Ｈのパルス幅を有するドロップアウト補正パルスを出力
するようになっている。

上記の構成において、映像信号ドロップアウト補正回路
の動作について以下に説明する。

磁気ヘッド１を介して磁気テープから再生されたＳＥＣ
ＡＭ方弐の映像信号は、再生増幅回路２で所定の電圧レ
ベルの映像信号（第２図ａ）に増幅された後、ＤＯＣ検
出回路３、ＦＭ復調回路４、およびカラー信号処理回路
７に入力される。

上記のカラー信号処理回路７に入力された映像信号（同
図ａ）は、このカラー信号処理回路７で正規の周波数を
有する映像信号（同図ｅ）に変換され、ＩＨ遅延回路８
に出力されることになる。

そして、映像信号（同図ｅ）は、ＩＨ遅延回路８でＩＨ
遅延された後、再生増幅回路２から出力される映像信号
（同図ａ）に対してＩＨ遅延した映像信号（同図ｆ）と
して信号切換回路１０の端子１０ａおよび２Ｈ遅延回路
９に入力されることになる。また、上記の映像信号（同
図ｆ）は、２Ｈ遅延回路９でさらに２Ｈ遅延され、再生
増幅回路２から出力される映像信号（同図ａ）に対して
（１＋２）Ｈ遅延した映像信号（同図ｇ）として信号切
換回路１０の端子１０ｂに入力されることになる。

一方、ＤＯＣ検出回路３に入力された映像信号（同図ａ
）は、磁気テープの傷等で再生時に生じたドロップアウ
トの有無が判定され、ドロップアウトが検出された場合
には、検知信号（同図ｂ）がＤＯＣ補正パルス発生回路
６に出力されることになる。また、ＦＭ復調回路４でＦ
Ｍ信号から復調された映像信号は、同期分離回路５に入
力され、この同期分離回路５で映像信号内の同期信号（
同図Ｃ）のみが分離および抽出されることになる。そし
て、この同期信号（同図Ｃ）は、同期分離回路５からＤ
ＯＣ補正パルス発生回路６にＩＨ毎に出力されることに
なる。

上記の同期信号（同図Ｃ）が定期的に入力されるＤＯＣ
補正パルス発生回路６は、ＤＯＣ検出回路３から出力さ
れる検知信号（同図ｂ）を監視しており、検知信号（同
図ｂ）を検知した場合には、検知信号（同図ｂ）に続い
て入力される次の同期信号（同図Ｃ）の立ち上がりエツ
ジでドロップアウト補正パルス（同図ｄ）を出力し、さ
らに次に入力される同期信号（同図Ｃ）の立ち上がりエ
ツジで出力が停止される。そして、上記の両立ち上がり
エツジでＩＨのパルス幅にされたドロップアウト補正パ
ルス（同図ｄ）は、信号切換回路１０に入力されること
になる。

この際、信号切換回路１０の各端子１０ａｌＯｂには、
ＩＨ遅延された映像信号（同図ｆ）および（１＋２）Ｈ
遅延された映像信号（同図ｇ）がそれぞれ入力されてい
る。従って、ドロップアウト補正パルス（同図ｄ）は、
ドロップアウトを有する映像信号（同図ｆ）の同期信号
（同図Ｃ）部分が端子１０ａに入力される時期に一致し
て信号切換回路１０に入力されることになり、共通端子
１０ｃから出力される映像信号（同図ｈ）は、同期信号
（同図Ｃ）に一致する水平ブランキング期間中に映像信
号（同図ｆ）から映像信号（同図ｇ）に切り換えられる
ことになる。

また、ドロップアウト補正パルス（同図ｄ）の終了時の
再度の切り換えは、ドロップアウト補正パルス（同図ｄ
）がＩＨのパルス幅を有しているため、同期信号（同図
Ｃ）部分の入力時に一致することになり、共通端子１０
ｃから出力される映像信号（同図ｈ）は、水平ブランキ
ング期間中に映像信号（同図ｇ）から映像信号（同図ｆ
）に切り換えられることになる。

これにより、本実施例の映像信号ドロップアウト補正回
路は、映像信号の切り換えによるドロップアウトの補正
を水平ブランキング期間中に行うことが可能なため、常
に切り換えられた後の映像信号が画面上に現れることに
なり、結果として切り換え時のノイズの発生を防止する
ことが可能になっている。

〔発明の効果〕

本発明に係る磁気記録再生装置の映像信号ドロ・ツブア
ウト補正回路は、以上のように、ドロップアウトを生じ
た映像信号の次の映像信号が有する同期信号に同期して
ドロップアウト補正パルスを１水平走査期間出力する補
正パルス発生手段と、補正パルス発生手段に入力される
映像信号に対して１水平走査期間遅延された映像信号が
一方に入力されると共に、上記一方に入力される映像信
号に対して２水平走査期間遅延された映像信号が他方に
入力され、ドロップアウト補正パルスの入力時に一方に
入力される映像信号から他方に入力される映像信号に切
り換えて出力する信号切換手段とを有している構成であ
る。

これにより、ドロップアウトを生じた映像信号の同期信
号の入力時に一致して、１水平走査期間のドロップアウ
ト補正パルスが信号切換手段に入力されるため、映像信
号の切り換えが同期信号の水平ブランキング期間中に行
われることになり、結果として映像信号の切り換えによ
る画面上のノイズの発生を防止することが可能になると
いう効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は、本発明の一実施例を示すもので
ある。 第１図は、映像信号ドロップアウト補正回路のブロック
図である。 第２図は、映像信号ドロップアウト補正回路で出力され
る各信号のタイミングチャートである。 第３図は、従来例を示すものであり、映像信号ドロップ
アウト補正回路のブロック図である。 １は磁気ヘッド、２は再生増幅回路、３はＤ○Ｃ検出回
路（補正パルス発生手段）、４はＦＭ復調回路（補正パ
ルス発生手段）、５は同期分離回路（補正パルス発生手
段）、６はＤＯＣ補正パルス発生回路（補正パルス発生
手段）、７はカラー信号処理回路（信号切換手段）、８
はＩＨ遅延回路（信号切換手段）、９は２Ｈ遅延回路（
信号切換手段）、１０は信号切換回路（信号切換手段）
工１は映像信号ドロップアウト補正回路である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、再生されたＳＥＣＡＭ方式の映像信号に生じたドロ
   ップアウトを検出し、ドロップアウトを生じた映像信号
   を２水平走査期間遅延された映像信号に切り換える磁気
   記録再生装置の映像信号ドロップアウト補正回路におい
   て、 上記ドロップアウトを生じた映像信号の次の映像信号が
   有する同期信号に同期してドロップアウト補正パルスを
   １水平走査期間出力する補正パルス発生手段と、補正パ
   ルス発生手段に入力される映像信号に対して１水平走査
   期間遅延された映像信号が一方に入力されると共に、上
   記一方に入力される映像信号に対して２水平走査期間遅
   延された映像信号が他方に入力され、ドロップアウト補
   正パルスの入力時に一方に入力される映像信号から他方
   に入力される映像信号に切り換えて出力する信号切換手
   段とを有していることを特徴とする磁気記録再生装置の
   映像信号ドロップアウト補正回路。