JPH06311476A - 磁気記録再生装置及び記録再生方法 - Google Patents

磁気記録再生装置及び記録再生方法

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JPH06311476A
JPH06311476A JP5266764A JP26676493A JPH06311476A JP H06311476 A JPH06311476 A JP H06311476A JP 5266764 A JP5266764 A JP 5266764A JP 26676493 A JP26676493 A JP 26676493A JP H06311476 A JPH06311476 A JP H06311476A
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magnetic head
channel
signal
recording
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JP5266764A
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Makoto Adachi
誠 足立
Yoshiyuki Ikushima
良幸 生嶋
Nobuhiko Nishi
信彦 西
Takashi Hiyama
隆 桧山
Makoto Hashimoto
誠 橋本
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現行テレビジョン信号を記録再生するVTR
に、ハイビジョンのベースバンド信号を記録再生できる
ようにするものであって、特に早送り再生をノイズレス
で行うことを可能とする。 【構成】 入力映像信号に含まれる2種類の色差信号を
よりどころに交互に第1及び第2のチャンネルの信号に
分割するチャンネル分割手段を具備し、ドラム上には2
チャンネル記録用の磁気ヘッド一対を180度対向した
位置に取り付け、ドラムの1/2回転で2本のトラック
を形成し、ドラムが1回転することにより形成される4
本のトラックで1フレームの記録を行うVTRであっ
て、再生時に早送り再生を行う際には、テープの走行速
度を記録時の(6N+2)/3倍または(6N−2)/
3倍(Nは自然数)とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハイビジョンVTR及
びテレビジョン信号を2番組同時に記録できるVTRに
関し、特に、現行テレビジョン信号を記録再生するVT
Rに、ハイビジョンのベースバンド信号を記録再生でき
るようにしたハイビジョンVTR及び2番組のテレビジ
ョン信号を同時に記録するVTRにおいて、いわゆる2
チャンネル1セグメント記録を行うVTRに関し、さら
には特殊再生の改善されたVTRに関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、1日約8時間のハイビジョン試験
放送が衛星放送によって行われている。そして、それに
対応した家庭用のハイビジョン受像機も各社から商品化
されている。
【0003】一方、ハイビジョン信号を記録再生できる
VTRとしてはUNIHIと呼ばれるものが商品化され
ているが、UNIHIは業務用のVTRであるために非
常に高価であり、安価な家庭用のハイビジョンVTRは
現在のところ商品化はなされていない状況である。
【0004】そこで、家庭用のハイビジョンVTRを実
現するひとつの方法として、以下のような方法がある。
ハイビジョンベースバンド信号の輝度信号YをA/D変
換するサンプリング周波数を、ハイビジョンスタジオ規
格の輝度信号Yのサンプリング周波数である74.25
MHzの2/5である27.9MHzとし、ハイビジョ
ンベースバンド信号の色差信号PB ,PR をA/D 変換
するサンプリング周波数を、ハイビジョンスタジオ規格
の色差信号のサンプリング周波数である37.125M
Hzの1/5である7.425MHzとして、A/D変
換された色差信号データを線順次化した後に輝度信号デ
ータと時間軸多重し、これに負極性同期信号などのデー
タを加えて記録信号として、記録信号の1Hのサンプル
数が1092となるようにする。
【0005】そして、記録信号のサンプリングクロック
を17.199MHzとすると、記録信号の形態はMT
SC信号と類似の信号となる。この記録信号の1フレー
ムを4本トラックに分割すると、ハイビジョン信号の1
フレームを記録することができるようになる。そして、
このとき1トラックの記録ライン数が262.5Hにな
るようにすると、記録テープパターンは家庭用のVTR
の代表的なものであるVHS−VTRと類似のものにな
る。
【0006】以下、図面をもとに上記に述べた従来の技
術について説明を行う。
【0007】図18は従来の磁気記録再生装置の回転ド
ラム上のヘッド配置を示した図であり、図19はそのと
きの記録テープパターンである。回転ドラム1上には第
1のアジマス角A1を持った磁気ヘッド75と第2のア
ジマス角A2を持った磁気ヘッド76とが近接して配置
されており、磁気ヘッド75と180度対向した位置に
磁気ヘッド75と同じ第1のアジマス角A1を持った磁
気ヘッド77が、磁気ヘッド76と180度対向した位
置に磁気ヘッド76と同じ第2のアジマス角A2を持っ
た磁気ヘッド78が近接して配置されている。回転ドラ
ム1には磁気テープが180度強に渡って巻き付けられ
ている。このとき回転ドラムの回転方向は反時計方向で
ある。このときに回転ドラム1の直径や回転数、磁気テ
ープ6の巻き付け傾斜角などをVHS−VTRと同じに
して、磁気テープ6の走行速度をVHS−VTRの標準
モードの走行速度と同じ33.35mm/sとして、お
のおののトラックのトラックピッチをVHS−VTRの
3倍モードのときと同じ約19μm とすると磁気テー
プ上のテープパターンは図19のようになる。
【0008】回転ドラム1の初めの1/2回転では、磁
気ヘッド75,76がほぼ同時に2本のトラックを形成
するように走査し、回転ドラム1の次の1/2回転では
1トラック分のスペースを空けて磁気ヘッド77,78
がほぼ同時に2本のトラックを形成するように走査し、
回転ドラムの1回転で6トラック分の領域に4本のトラ
ックを形成する。回転ドラムの1/2回転毎に1トラッ
ク分のスペースが空いてしまうのは、トラックピッチは
3倍モードと同じなのに磁気テープの走行速度は標準モ
ードと同じだからである。
【0009】図20に磁気テープに記録されたテープパ
ターンのさらに詳しい例を示す。同図において回転ドラ
ムの回転方向は右から左、磁気テープの走行方向は右上
から左下である。図18はハイビジョン信号の第1フィ
ールドの42ラインから557ラインまでの516ライ
ンと第2フィールドの604ラインから1119ライン
までの516ラインを記録したときの例である。図中、
太枠でくくった部分がハイビジョン信号であり、それ以
外の部分はヘッドスイッチングのための垂直ブランキン
グ部分である。
【0010】偶数ラインをチャンネル1とし、奇数ライ
ンをチャンネル2とし、偶数ラインはPR 信号を選択し
奇数ラインはPB 信号を選択している。第1のアジマス
角A1を有する磁気ヘッド75が形成するトラックがト
ラック79であり、第2のアジマスA2を有する磁気ヘ
ッド76が形成するトラックがトラック80である。同
様に第1のアジマスを有する磁気ヘッド77が形成する
トラックがトラック81であり、第2のアジマスを有す
る磁気ヘッド78が形成するトラックがトラック82で
ある。
【0011】図21は従来の磁気記録再生装置の構成の
一例を示すブロック図である。なお、同図において、A
/D変換器の直前のローパスフィルタ及びD/A変換器
直後のローパスフィルタについては省略してある。
【0012】ハイビジョンベースバンド信号の輝度信号
YはA/D変換器83に入力され、ここで29.7MH
zのサンプリング周波数でA/D変換される。一方ハイ
ビジョンベースバンド信号の色差信号PB ,PR はそれ
ぞれA/D変換器84,85に入力され、ここで、7.
425MHzのサンプリング周波数でそれぞれA/D変
換される。A/D変換器83のサンプリング周波数であ
る29.7MHzはハイビジョンスタジオ規格の輝度信
号Yのサンプリング周波数である74.25MHzの2
/5の周波数である。また、A/D変換器84,85の
サンプリング周波数である74.25MHzはハイビジ
ョンスタジオ規格の色差信号PB ,PRのサンプリング
周波数である7.125MHzの1/5の周波数であ
る。
【0013】このように、従来の磁気記録再生装置にお
いては、A/D変換器のサンプリング周波数をハイビジ
ョンスタジオ規格のサンプリング周波数の簡単な整数比
となるように選んでいる。ちなみに、ハイビジョンスタ
ジオ規格のサンプリング周波数である74.25MHz
はCCIR勧告601のサンプリング周波数である1
3.5MHzの5.5倍である。
【0014】A/D変換器83でディジタルデータに変
換された輝度信号Yのデータは、入力信号から記録信号
へタイミングを変換するための、輝度信号Yの2フィー
ルドである1フレームを記憶する記憶手段であるところ
のYフレームメモリ86に入力され、ここで記録信号Y
の1フレームのデータが一次記憶される。一方A/D変
換器84,85でそれぞれディジタルデータに変換され
た色差信号PB ,PRのデータは、垂直フィルタ・線順
次化回路87に入力され、ここで、2種類の色差信号を
1ラインごとに半分に間引いて線順次色差信号(以降C
信号と称する)PB/PR データに変換される。
【0015】垂直フィルタ・線順次化回路87から出力
されたC信号データは、輝度信号Yのデータと同様にタ
イミング変換のためCフレームメモリ88に1フレーム
分のデータが一時記憶される。Yフレームメモリ86と
Cフレームメモリ88に一時記憶されたデータは、3
4.398MHzの周波数で間欠的に読み出され、同期
付加・2チャンネル化回路89に入力される。同期付加
・2チャンネル化回路89では負極性同期信号等のデー
タを加えC信号データとY信号データとを時間軸多重
し、2チャンネルの信号に分割して、17.199MH
zのサンプリング周波数で出力する。
【0016】同期付加・2チャンネル化回路89で2チ
ャンネル化されたデータは、それぞれD/A変換器9
0,91でアナログ信号に変換され、エンファシス回路
92,93で磁気記録に適したエンファシス処理がなさ
れ、FM変調器94,95で周波数変調され、記録アン
プ96,97で記録のための電流増幅がなされ、磁気ヘ
ッド75,77,76,78で2トラック同時に磁気テ
ープ6に記録がなされる。
【0017】再生は、基本的には記録時と逆の処理がな
されて輝度信号Yと色差信号PB,PR を出力する。磁気
テープ6から磁気ヘッド75,77,76,78で再生
された信号は再生アンプ47,48で増幅され、FM復
調器(FM-1)49,50で復調され、ディエンファシ
ス回路51,52で記録時になされたエンファシス処理
の逆の処理がなされ、A/D変換器53,54でディジ
タルデータに変換される。ディジタルデータとなった2
チャンネルのデータはタイムベースコレクタ(TBC)
55,56に入力され、ここで再生時のジッタなどの時
間軸の変動が補正され、1チャンネル化・Y/C分離回
路57に入力される。
【0018】1チャンネル化・Y/C分離回路57では
記録時に同期付加・2チャンネル化回路89でなされた
のと逆の処理がなされ、さらに記録時に付加された同期
信号などのデータが取り除かれ、Y信号データとC信号
データが分離されて、Y信号はYフレームメモリ58
に、C信号はCフレームメモリ60に入力される。この
とき、記録と再生とは同時に行われないのでYフレーム
メモリ58とCフレームメモリ60は、記録時に用いた
Yフレームメモリ86とCフレームメモリ88共用して
もかまわない。
【0019】そして、Cフレームメモリ60に一時記憶
されたデータは補間フィルタ61に入力される。一方、
Yフレームメモリ58からは輝度信号Yのデータが読み
出され、D/A変換器59でアナログ信号に変換されて
ハイビジョンベースバンド信号の輝度信号Yとして出力
される。また、補間フィルタ61では線順次化されてい
たPB,PR のデータを分離し、前後のラインの平均値
をとるなどの補間処理で間引かれたラインを埋め合わせ
が行われる。分離されたPB,PR のデータはそれぞれ
D/A変換器62,63でアナログ信号に変換されてハ
イビジョンベースバンド信号の色差信号PB,PR とし
て図示しないモニタなどに出力される。
【0020】また、磁気テープ6のキズやゴミの付着な
どによって磁気ヘッドの再生出力が落ち込むことがあ
る。これをドロップアウトと称するが、ドロップアウト
があるとFM復調器49,50で復調することができ
ず、その部分の信号が欠落してしまう。そのため、一般
にはドロップアウト補償が行われる。
【0021】ドロップアウト補償動作は、ドロップアウ
ト検出とドロップアウト補償とに分けて考えられる。ド
ロップアウトは再生アンプ47,48で検出され、ドロ
ップアンプ検出信号としてドロップアウトパルス(DO
P1,DOP2)を検出する。(実際には再生アンプの
後段にAGCアンプ、REイコライザ、エンベロープ検
出回路、ドロップアンプ検出回路等が存在するがここで
は再生アンプに含まれるものとして図示してはいない。
例えば、三菱電気製の集積回路M52981FP等がそ
れに相当する。)ドロップアウトパルスDOP1,DO
P2はそれぞれタイムベースコレクタ55,56に入力
されている。タイムベースコレクタ55,56は一般に
はFIFO型のラインメモリで構成されており、データ
の書き込みポート及び書き込みクロックと読みだしポー
ト及び読みだしクロックとを個々に持ち、再生信号が持
つ時間軸変動と同じ時間軸変動を持った書き込みクロッ
クでデータを書き込み、時間軸変動のない安定した読み
出しクロックでデータを読み出すことによって再生信号
の時間軸変動を補正するものである。
【0022】そして、前記のラインメモリはライトイネ
ーブル入力といって書き込み動作を禁止する入力端子を
持っているのが普通であるので、前述したドロップアウ
トパルスDOP1,DOP2を前述ラインメモリのライ
トイネーブル入力端子に接続しておけば、ドロップアウ
ト部分のデータがラインメモリに書き込まれず、以前の
データが残ったままで読み出されることになる。映像信
号の一水平期間毎にラインメモリへのアクセスを行え
ば、ドロップアウト部分は一水平期間前の信号に置き換
えられることになりドロップアウト補償が行われたこと
になる。
【0023】次に、上記に述べたような構成の磁気記録
再生装置にて早送り再生を行ったときについて説明を行
う。図22は3倍速の早送り再生を行ったときの例を示
す説明図である。磁気テープ6上には既に第1の磁気ヘ
ッド75で記録されたトラック79、第2の磁気ヘッド
76で記録されたトラック80、第3の磁気ヘッド77
で記録されたトラック81、第4の磁気ヘッド78で記
録されたトラック82が図のように順次記録されてい
る。このときに3倍速の早送り再生を行うと、回転ドラ
ム1の初めの1/2回転では第1の磁気ヘッド75は走
査トラック98のように走査し、第2の磁気ヘッド76
は走査トラック99のように走査する。回転ドラムの次
の1/2回転では第3の磁気ヘッド77が走査トラック
100のように走査し、第4の磁気ヘッド78は走査ト
ラック101のように走査する。このとき走査トラック
のなかで斜線で示した部分が、ヘッドのアジマス角が記
録と再生で一致して再生出力が得られる部分である。
【0024】走査トラック98について説明すると、記
録トラック79,81は第1のアジマス角を持った磁気
ヘッド75,77によって記録されたトラックなので、
早送り再生時の磁気ヘッド75の走査トラック98では
磁気ヘッド75自身が記録したトラック79と磁気ヘッ
ド77が記録したトラック81の両方のトラックの信号
がアジマス角が一致するので再生出力が得られる。アジ
マス角が記録と再生とで異なる部分や記録の行われてい
ない部分では再生出力は得られない。なお、その他の走
査トラックについても同様であるが、3倍速を例にとっ
て説明したのは、通常の早送り再生は奇数倍の速度で行
われることが良く知られているからである。
【0025】図23は図22に示した再生出力の様子を
分かりやすく示した図である。図23(a)は磁気ヘッ
ド75の再生出力であり走査トラック98で再生出力が
得られた部分に相当する。図23(b)は磁気ヘッド7
5の再生出力であり走査トラック99で再生出力が得ら
れた部分に相当する。図23(c)は磁気ヘッド77の
再生出力であり走査トラック100で再生出力が得られ
た部分に相当する。図23(d)は磁気ヘッド78の再
生出力であり走査トラック101で再生出力が得られた
部分に相当する。図中、左端が磁気テープ6の下端であ
り1画面でいえば画面の最上部の部分である。右端が磁
気テ6の上端であり1画面でいえば画面の最下部の部分
である。図23から分かるように再生出力が得られるの
は画面上部と画面上部と画面中央部と画面下部であり、
画面上部と画面中央部の間の部分と画面中央部と画面下
部の間の部分とでは比較的広い領域にわたって再生出力
が得られず1画面では再生出力の得られないところはノ
イズバーとなってしまう。3倍速の場合は画面に太いノ
イスバーが2本現れることになる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】従来のようなヘッド配
置及び記録方式の磁気記録再生装置では、上述したよう
に早送り再生を行ったときにノイズバーが太くなり、画
質を大幅に悪くするといった問題点があった。
【0027】
【問題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに本発明では、回転ドラム上の上記ヘッドの配置や上
記テープに記録されるテープパターンを工夫して、早送
り再生時の画質を改善するようにしている。即ち、回転
ドラム上に、第1のアジマス角を有する第1の上記ヘッ
ドと、前記第1の磁気ヘッドと近接して配置される第2
のアジマス角を有する第2の磁気ヘッドと、前記第1の
磁気ヘッドと180度対向した位置に前記第2の磁気ヘ
ッドと同じ第2のアジマス角を有する第3の磁気ヘッド
と、前記第2の磁気ヘッドと180度対向した位置に前
記第1の磁気ヘッドと同じ第1のアジマス角を有する第
4の磁気ヘッドを配置してやると、従来のような180
度対向した位置に同アジマスのヘッドを配置したときに
比べ、ノイズバーの少ない特殊再生画像を得ることが可
能となる。
【0028】このときに、第1の記録方式として磁気ヘ
ッドのアジマス角とチャンネル分割される色差信号を一
対一に対応するようにしてやると、アジマス角によって
色差信号が正しく選択されるので、特殊再生時の処理が
簡単になる。
【0029】さらに、特殊再生時のテープ走行速度を記
録時の(6N±2)/3倍(Nは自然数)に設定してや
ると、さらにノイズバーの少ないほぼノイズレスの特殊
再生画像を得ることが可能となる。
【0030】また、前記のように磁気ヘッドのアジマス
角とチャンネル分割される色差信号を一対一に対応する
ようにすると特殊再生時の処理は簡単になるが、各チャ
ンネルの色差信号が第1フィールドと第2フィールドと
で入れ替わってしまい、通常の記録再生で色差信号の処
理が繁雑になる恐れがある。そして磁気テープに記録さ
れるときのテープパターンにおいても色差信号の並びが
変則的なものになってしまう。
【0031】そこで、第2の記録方式として第1フィー
ルドと第2フィールドとで磁気ヘッドのアジマス角と色
差信号との関係を逆にするという記録方式も考えられ
る。このようにするとチャンネルと色差信号とが一対一
に対応するようになり、色差信号の信号処理が簡単にな
り、磁気テープに記録されたテープパターンでも色差信
号の並びが規則的になる。この場合は磁気ヘッドのアジ
マス角と色差信号が一対一の関係ではなくなるので、前
記の場合に較べると特殊再生時の処理が複雑になる。具
体的には、特殊再生時に2つのチャンネルの再生出力が
ほぼ同時に現れるときは正しい色差信号を再生している
ときで、どちらか一方しか再生出力が現れないときは誤
った色差信号を再生しているときになるので、特殊再生
時の再生出力の現れ方を観測し、適時再生信号を選択す
れば正しく特殊再生を実現することが可能となる。
【0032】また、本発明では、ノイズレスの特殊再生
を実現するために、特殊再生時のテープ走行速度を記録
時の(6N±2)3倍(Nは自然数)に設定し、少なく
とも1画面分の再生映像信号を記憶することができず、
任意の領域におい記憶情報の保持または更新が可能に構
成された映像信号記憶手段と、各チャンネルの再生信号
の包絡外形線を抽出する少なくとも2個のエンベロープ
検波回路と、エンベロープ検波回路のピーク値を保持す
るピークホールド回路の出力値を適当に分圧する分圧回
路と、前記分圧回路の出力値とエンベロープ検波回路の
出力値とを比較し、再生信号の振幅が再生信号のピーク
値を適当に分圧した値以上か否かを判定する再生レベル
判定手段とを具備し、特殊再生を行う際には再生信号の
振幅が再生信号の振幅のピーク値を適当に分圧した値以
上であったときに限り、前記映像信号記憶手段に記憶さ
れている内容を、再生信号によって更新するようにして
いる。
【0033】さらに、前記第2の記録方式を用いて記録
した場合において特殊再生を行うと、前述したように色
差信号を誤って処理してしまうことがある。そのため第
2の記録方式を用いて記録した場合の特殊再生では、両
方のチャンネルの再生信号の振幅がほぼ同時に或るレベ
ル以上であったときのみに映像信号記憶手段に記憶され
ている内容をそれぞれのチャンネルの再生信号によって
更新するようにするか、または、一方のチャンネルの再
生信号をもう一方のチャンネルに接続可能に構成された
チャンネル信号接続手段を備え、再生信号の振幅が片方
のチャンネルのみ或るレベル以上になったときにはその
チャンネルでは色差信号が誤っていることになり、即ち
もう一方のチャンネルにとってはその色差信号が正しい
色差信号であるので、前記チャンネル信号接続手段を用
いて誤ったチャンネルの色差信号を接続して、そのとき
の再生信号によって映像信号記憶手段に記憶されている
内容を更新するようにしている。
【0034】
【作用】請求項1又は請求項4に記載の磁気記録再生装
置によれば、回転ドラム上に、第1のアジマス角を有す
る第1のヘッドと、前記第1の磁気ヘッドと近接して配
置される第2のアジマス角を有する第2のヘッドと、前
記第1の磁気ヘッドと180度対向した位置に前記第2
の磁気ヘッドと同じ第2のアジマス角を有する第3の磁
気ヘッドと、前記第2の磁気ヘッドと180度対向した
位置に前記第1の磁気ヘッドと同じ第1のアジマス角を
有する第4の磁気ヘッドを配置してやると、従来のよう
な180度対向した位置に同アジマスのヘッドを配置し
たときに比べ、ノイズバーの少ない早送り再生画像を得
ることが可能となる。
【0035】請求項2又は請求項5に記載の記録再生方
法によれば、磁気ヘッドのアジマス角と記録される色差
信号が一致するために早送り再生時の処理が簡単にな
る。
【0036】請求項3又は請求項6に記載の磁気記録再
生装置によれば、早送り再生時の磁気テの走行速度を記
録時の(6N+2)/3倍または(6N−2)/3倍と
するので、ノイズレスの早送り再生を実現することが可
能となる。
【0037】請求項7に記載の磁気記録再生装置によれ
ば、任意の領域において記憶情報の保持または更新が可
能な少なくとも1画面分の再生映像信号を記憶すること
のできる映像信号記憶手段と、各チャンネル毎に再生信
号の振幅が或るレベル以上であるか否かを判定すること
ができる再生レベル判定手段とを持つので、前記請求項
3又は請求項6記載の構成と併せてノイズレスの特殊再
生を実現することが可能となる。
【0038】請求項8に記載の磁気記録再生装置によれ
ば、特殊再生のときに2つのチャンネルの再生信号の振
幅がほぼ同時に或るレベル以上であったときにのみ映像
信号記憶手段の内容を再生信号によって更新するので、
誤った色差信号が映像信号記憶手段に記憶されたり、モ
ニタ等の画面に出力されてしまうことがなくなる。
【0039】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1乃至図5
とともに説明する。
【0040】図1は本発明の磁気記録再生装置の回転ド
ラム上のヘッド配置を示した図であり、図2はそのとき
の記録テープパターンである。回転ドラム1上には第1
のアジマス角A1を持った磁気ヘッド2と第2のアジマ
ス角A2を持った磁気ヘッド3とが近接して配置されて
おり、磁気ヘッド2と180度対向した位置に磁気ヘッ
ド3と同じ第2のアジマス角A2を持った磁気ヘッド4
が、磁気ヘッド3と180度対向した位置に磁気ヘッド
2と同じ第1のアジマス角A1を持った磁気ヘッド5が
近接して配置されている。回転ドラム1には磁気テープ
6が180度強に渡って巻き付けられている。
【0041】このとき、回転ドラムの回転方向は反時計
方向であり、回転ドラム1の直径や回転数、磁気テープ
6の巻き付け傾斜角などをVHS−VTRと同じにし
て、磁気テープ6の走行速度をVHS−VTRの標準モ
ードの走行速度と同じ33.35mm/sとして、おの
おののトラックのトラックピッチをVHS−VTRの3
倍モードのときと同じ約19μmとするところは上述し
た従来例と同じである。
【0042】このような構成の磁気ヘッドを備えた回転
ドラムで磁気テープ6に記録をすると、磁気テープ6上
のテープパターンは図2のようになる。回転ドラム1の
初めの1/2回転では磁気ヘッド2,3がほぼ同時に2
本のトラックを形成するように走査し、回転ドラム1の
次の1/2回転では1トラック分のスペースを空けて磁
気ヘッド3,4がほぼ同時に2本のトラックを形成する
ように走査し、回転ドラムの1回転で6にトラック分の
領域に4本のトラックを形成する。回転ドラムの1/2
回転毎に1トラック分のスペースが空いてしまうのは、
トラックピッチは3倍モードと同じなのに磁気テープの
走行速度は標準モードと同じだからであり、このところ
も従来例と同じである。
【0043】図3に磁気テープに記録されたテープパタ
ーンのさらに詳しい第1の例を示す。同図において回転
ドラムの回転方向は右から左、磁気テープの走行方向が
右上から左下であるのは従来例と同じである。同図は従
来例と同じくハイビジョン信号の第1フィールドの42
ラインから557ラインまでの516ラインと第2フィ
ールドの604ラインから119ラインまでの516ラ
インを記録したときの例である。図中、太枠でくくった
部分がハイビジョン信号であり、それ以外の部分はヘッ
ドスイッチングのための垂直ブランキング部分である。
【0044】第1フィールドにおいては偶数ラインをチ
ャンネル1とし、奇数ラインをチャンネル2とし、第2
フィールドにおいては偶数ラインをチャンネル2とし、
奇数ラインをチャンネル1としている。また、偶数ライ
ンはPR 信号を選択し奇数ラインはPB 信号を選択して
いる。即ち、第1フィールドにおけるテープパターンは
従来例と同じであるが、第2フィールドにおけるテープ
パターンは従来例とは異なったものとなっている。
【0045】アジマス角A1の磁気ヘッド2が形成する
トラックがトラック7であり色差信号はPR が選ばれて
おり、アジマス角A2の磁気ヘッド3が形成するトラッ
クがトラック8であり色差信号はPB が選ばれている。
同様にアジマス角A2の磁気ヘッド4が形成するトラッ
クがトラック9であり色差信号はPB が選ばれており、
アジマス角A1の磁気ヘッド5が形成するトラックがト
ラック10であり、色差信号はPR が選ばれている。1
フィールドの映像信号を2チャンネル1セグメント記録
するところも従来例と同じである。
【0046】なお、磁気記録再生装置の構成のブロック
は、回転ドラム1上のヘッド配置部分を除いては上述し
た従来例で説明した図21と同じである。
【0047】次に、早送り再生を行ったときについて説
明を行うが、従来例で説明したときと対比するために、
従来例と同じ3倍速のときの早送り再生について説明を
行う。図4は3倍速の早送り再生を行ったときの例であ
る。磁気テープ6上には既に第1の磁気ヘッド2で記録
されたトラック7、第2の磁気ヘッド3で記録されたト
ラック8、第3の磁気ヘッド4で記録されたトラック
9、第4の磁気ヘッド5で記録されたトラック10が図
のように順次記録されている。このときに3倍速の早送
り再生を行うと、回転ドラム1の初めの1/2回転では
第1の磁気ヘッド2は走査トラック11のように走査
し、第2の磁気ヘッド3は走査トラック12のように走
査する。回転ドラムの次の1/2回転では第3の磁気ヘ
ッド4が走査トラック13のように走査し、第4の磁気
ヘッド5は走査トラック14のように走査する。このと
き走査トラックのなかで斜線で示した部分が、ヘッドの
アジマス角が記録と再生で一致して再生出力が得られる
部分である。
【0048】走査トラック11について説明すると、記
録トラック7,10は第1のアジマス角を持った磁気ヘ
ッド2,5によって記録されたトラックなので、早送り
再生時の磁気ヘッド2の走査トラック11では磁気ヘッ
ド2自身が記録したトラック7(同図でAとCの部分)
と磁気ヘッド5が記録したトラック10(同図でBの部
分)の両方のトラックのなかで信号がアジマス角が一致
するので再生出力が得られる。
【0049】AとCの部分は第1フィールドの信号であ
り、Bの部分は第2フィールドの信号であり、それらが
混じり合って再生されてしまうが、通常第1フィールド
と第2フィールドの信号には相関性があるので早送り再
生のときなどは大きな問題とはならない。また、図3に
示したように磁気ヘッドのアジマス角と選択される色差
信号が一致しているので色差信号が混じり合って識別不
能になるようなことはない。そしてまた、アジマス角が
記録と再生とで異なる部分や記録の行われていない部分
では再生出力は得られない。その他の走査トラックにつ
いても同様である。
【0050】図5(イ)は図4に示した再生出力の様子
を分かりやすく示した図である。図5(イ)の(a)は
磁気ヘッド2の再生出力であり走査トラック11で再生
出力が得られた部分に相当し、図4中のA,B,Cの部
分は図5(a)中のA,B,Cに示すようになる。図5
の(b)は磁気ヘッド3の再生出力であり走査トラック
12で再生出力が得られた部分に相当する。図5の
(c)は磁気ヘッド4の再生出力であり走査トラック1
3で再生出力が得られた部分に相当する。図5の(d)
は磁気ヘッド5の再生出力であり走査トラック14で再
生出力が得られた部分に相当する。図4中のD,E,F
の部分は図5(d)中のD,E,Fに示すようになる。
図中、左端が磁気テープ6の下端で1画面でいえば画面
の最上部の部分であり、右端が磁気テープ6の上端で1
画面でいえば画面の再下部の部分であるのは、従来例と
同じである。
【0051】図5(ロ)は同じアジマス角の磁気ヘッド
の出力を混合したときの図である。図5の(e)は第1
アジマス角を持つ磁気ヘッド2と磁気ヘッド5の再生出
力を混合したものであり、図5の(f)は第2のアジマ
ス角を持つ磁気ヘッド3と磁気ヘッド4の再生出力を混
合したものである。
【0052】混合の方法を図5の(e)に示す場合を例
にとって、まず回転ドラムの初めの1/2回転では磁気
ヘッド2の再生出力をフレームメモリなどの記憶手段に
記憶する。このとき、記憶する信号は復調された信号で
よい。A,B,Cの部分ガまず記憶手段に記憶され、A
とBの間の部分は再生出力がないので当然この部分では
再生アンプはドロップアウトと判断してドロップアウト
パルスが出力される。(図示せず)このドロップアウト
パルスが前記記憶手段の書き込み制御入力(例えば前述
したライトイネーブル入力端子)に接続されていると、
ドロップアウトの期間は記憶手段への書き込みが行われ
ないことになる。回転ドラムの次の1/2回転では磁気
ヘッド5の再生出力を磁気ヘッド2の再生出力を記憶し
た領域に重ね書きする。このとき書き込まれるのはD,
E,Fの部分の信号であり、AとCが書き込まれていた
部分は新たにDとFが書き込まれることになり、Eの部
分が新たに書き込まれ、EとFの間の部分は同様にドロ
ップアウトとなるので書き込みが行われず以前に書き込
まれたBがそのまま残ることになる。このようにして
D,E,B,Fの5の再生出力が得られることになる。
図5の(f)に示す場合についても同様である。
【0053】このようにして得られた図5(ロ)のよう
な再生出力は従来例のときよりもはるかにノイズとなる
部分が少ないことが分かる。再生出力がなくなる部分は
従来例では広い領域2カ所だつたが本実施例では狭い領
域3カ所となる。そのため従来例では幅の太いノイズバ
ーが画面に2カ所出たのに対し、本実施例では幅の狭い
ノイズバーが画面に3カ所出ることになるので従来例よ
りも良好な早送り再生画像を得ることが可能となる。以
上が請求項1及び2にかかる本発明の第1の実施例につ
いての説明である。
【0054】次に、請求項2にかかる本発明の第2の実
施例について図6乃至図8を用いて説明を行う。本実施
例においては、早送り再生時の磁気テープの走行速度を
記録時の(6N+2)/3倍または(6N−2)/3倍
(Nは自然数)としたものである。そのときの早送り再
生の第1の例として8/3倍速{(6N+2)/3のN
=1のとき}のときの例を図6に示す。
【0055】磁気テープ6上には既に第1の磁気ヘッド
2で記録されたトラック7、第2の磁気ヘッド3で記録
されたトラック8、第3の磁気ヘッド4で記録されたト
ラック9、第4の磁気ヘッド5で記録されたトラック1
0が図のように順次記録されている。このときに8/3
倍速の早送り再生を行うと、回転ドラム1の初めの1/
2回転では第1の磁気ヘッド2は走査トラック15のよ
うに走査し、第2の磁気ヘッド3は走査トラック16の
ように走査する。回転ドラムの次の1/2回転では第3
の磁気ヘッド4が走査トラック17のように走査し、第
4の磁気ヘッド5は走査トラック18のように走査す
る。これで回転ドラムが1回転したことになる。
【0056】さらに、回転ドラム1の次の1/2回転で
は第1の磁気ヘッド2は走査トラック19のように走査
し、第2の磁気ヘッド3は走査トラック20のように走
査する。回転ドラムの次の1/2回転では第3の磁気ヘ
ッド4が走査トラック21のように走査し、第4の磁気
ヘッド5は走査トラック22のように走査する。これで
回転ドラムが2回転したことになる。このとき、走査ト
ラックの中で斜線で示した部分が、ヘッドのアジマス角
が記録と再生で一致して再生出力が得られる部分であ
る。
【0057】図7は図6に示した再生出力の様子を分か
りやすく示した図である。図中、左端が磁気テープ6の
下端で1画面でいえば画面の最上部の部分であり、右端
が磁気テープ6の上端で1画面でいえば画面の最下部の
部分であるのは上述した第1の実施例と同じである。図
7の(a)は磁気ヘッド2の再生出力であり走査トラッ
ク15で再生出力が得られた部分に相当する。図7の
(b)は磁気ヘッド3の再生出力であり走査トラック1
6で再生出力が得られた部分に相当する。図7の(c)
は磁気ヘッド4の再生出力であり走査トラック17で再
生出力が得られた部分に相当する。図7の(d)は磁気
ヘッド5の再生出力であり走査トラック18で再生出力
が得られた部分に相当し、ここまでが回転ドラムの1回
転である。回転ドラムの次の1回転では、図7の(e)
が磁気ヘッド2の再生出力であり走査トラック19で再
生出力が得られた部分に相当し、図7の(f)が磁気ヘ
ッド3の再生出力であり走査トラック20で再生出力が
得られた部分に相当し、図7の(g)が磁気ヘッド4の
再生出力であり走査トラック21で再生出力が得られた
部分に相当し、図7の(h)が磁気ヘッド5の再生出力
であり走査トラック22で再生出力が得られた部分に相
当する。
【0058】図8(イ)は1回転めで同じアジマス角の
磁気ヘッドの出力を混合したときの図である。図8の
(i)は第1のアジマス角を持つ磁気ヘッド2の再生出
力(図7の(a))と磁気ヘッド5の再生出力(図7の
(d))とを混合したものであり、図8の(j)は第2
のアジマス角を持つ磁気ヘッド3の再生出力(図7の
(b))と磁気ヘッド4の再生出力(図7の(c))と
を混合したものである。また図8(ロ)は2回転めで同
じアジマス角の磁気ヘッドの出力を混合したときの図で
ある。図8の(k)は第1のアジマス角を持つ磁気ヘッ
ド2の再生出力(図7の(e))と磁気ヘッド5の再生
出力(図7の(h))とを混合したものであり、図8の
(l)は第2のアジマス角をものである磁気ヘッド3の
再生出力(図7の(f))と磁気ヘッド4の再生出力
(図7の(g))とを混合したものである。図8(ハ)
は図8(イ)と図8(ロ)で同じアジマス角の磁気ヘッ
ドの出力を混合したときの図である。即ち、1回転めと
2の回転めの再生出力を混合したものである。図8の
(m)は第1のアジマス角を持つ磁気ヘッド2と磁気ヘ
ッド5の再生出力を混合したものであり、図8の(h)
は第2のアジマス角を持つ磁気ヘッド3と磁気ヘッド4
の再生出力を混合したものである。
【0059】このように、回転ドラムが2回転するまで
の再生出力を混合すると、再生出力が最大値の50%未
満になる部分が存在しなくなるので全くノイズのない早
送り再生画像を得ることが可能となる。このようにする
には、再生出力が約50%以上になったとき(最大値の
−6dB落ちよりも大きくなったとき)の再生出力を集
めれば良いことになる。その方法及び構成については請
求項7に関するので後述する。
【0060】次に、請求項3にかかる本発明の第3の実
施例について図9〜図11を用いて説明を行う。早送り
再生の第2の例として10/3倍速{(6N−2)/3
のN=2のとき}のときの例を図9に示す。磁気テープ
6上には既に第1の磁気ヘッド2で記録されたトラック
7、第2の磁気ヘッド3で記録されたトラック8、第3
の磁気ヘッド4で記録されたトラック9、第4の磁気ヘ
ッド5で記録されたトラック10が図9に示すように順
次記録されている。
【0061】このときに、10/3倍速の早送り再生を
行うと、回転ドラム1の初めの1/2回転では第1の磁
気ヘッド2は走査トラック23のように走査し、第2の
磁気ヘッド3は走査トラック24のように走査する。回
転ドラムの次の1/2回転では第3の磁気ヘッド4が走
査トラック25のように走査し、第4の磁気ヘッド5は
走査トラック26のように走査する。これで回転ドラム
が1回転したことになる。さらに、回転ドラム1の次の
1/2回転では第1の磁気ヘッド2は走査トラック27
のように走査し、第2の磁気ヘッド3は走査トラック2
8のように走査する。回転ドラムの次の1/2回転では
第3の磁気ヘッド4が走査トラック29のように走査
し、第4の磁気ヘッド5は走査トラック30のように走
査する。これで回転ドラムが2回転したことになる。こ
のとき走査トラックのなかで斜線で示した部分が、ヘッ
ドのアジマス角が記録と再生で一致して再生出力が得ら
れる部分である。
【0062】図10は図9に示した再生出力の様子を分
かりやすく示した図である。図中、左端が磁気テープ6
の下端で1画面でいえば画面の最上部の部分であり、右
端が磁気テープ6の上端で1画面でいえば画面の最下部
の部分であるのは上述した例と同じである。
【0063】図10の(a)は磁気ヘッド2の再生出力
であり走査トラツク23で再生出力が得られた部分に相
当する。図10の(b)は磁気ヘッド3の再生出力であ
り走査トラツク24で再生出力が得られた部分に相当す
る。図10の(c)は磁気ヘッド4の再生出力であり走
査トラツク25で再生出力が得られた部分に相当する。
図10の(d)は磁気ヘッド5の再生出力であり走査ト
ラツク26で再生出力が得られた部分に相当し、ここま
でが回転ドラムの1回転である。回転ドラムの次の1回
転では、図10の(e)が磁気ヘッド2の再生出力であ
り走査トラツク27で再生出力が得られた部分に相当
し、図10の(f)が磁気ヘッド3の再生出力であり走
査トラツク28で再生出力が得られた部分に相当し、図
10の(g)が磁気ヘッド4の再生出力であり走査トラ
ツク29で再生出力が得られた部分に相当し、図10の
(h)が磁気ヘッド5の再生出力であり走査トラツク3
0で再生出力が得られた部分に相当する。
【0064】図11(イ)は1回転めで同じアジマス角
の磁気ヘッドの出力を混合したときの図である。図11
の(i)は第1のアジマス角を持つ磁気ヘッド2の再生
出力(図10の(a))と磁気ヘッド5の再生出力(図
10の(d))とを混合したものであり、図11の
(j)は第2のアジマス角を持つ磁気ヘッド3の再生出
力(図10の(b))と磁気ヘッド4の再生出力(図1
0の(c))とを混合したものである。また図11
(ロ)は2回転めで同じアジマス角の磁気ヘッドの出力
を混合したときの図である。図11の(k)は第1のア
ジマス角を持つ磁気ヘッド2の再生出力(図10の
(e))と磁気ヘッド5の再生出力(図10の(h))
とを混合したものであり、図11の(l)は第2のアジ
マス角を持つ磁気ヘッド3の再生出力(図10の
(f))と磁気ヘッド4の再生出力(図10の(g))
とを混合したものである。図11(ハ)は図11(イ)
で同じアジマス角の磁気ヘッドの出力を混合したときの
図である。即ち、1回転めと2回転めの再生出力を混合
したものである。図11の(m)は第1のアジマス角を
持つ磁気ヘッド2と磁気ヘッド5の再生出力を混合した
ものであり、図11の(m)は第2のアジマス角を持つ
磁気ヘッド3と磁気ヘッド4の再生出力を混合したもの
である。このように、回転ドラムが2回転するまでの再
生出力を混合すると、再生出力が最大値の50%未満に
なる部分が存在しなくなるので全くノイズのない早送り
再生画像を得ることが可能となる。これは前記した請求
項3にかかる第1の例とときと同じであり、このように
ノイズレスの早送り再生が可能になるのは磁気テープ6
の走行速度が記録時の(6N+2)/3倍もしくは(6
N−2)/3倍のときだけである。
【0065】図12に示すのが磁気テープに記録された
第2のテープパターンの詳細な例である。これは、請求
項4及び5に記載した本発明の第2の記録方式を採用し
たときの一例である。同図においてテープ上の第1フィ
ールドの位置が図3のときと較べて左側に移動している
が、このことに特に意味はなく図3と同じ位置でもかま
わない。ドラム上のヘッド配置は図1に示したものと一
緒である。図12において回転ドラムの回転方向は右か
ら左、磁気テープの走行方向が右上から左下であるのは
従来例及び図3と同じである。図12は従来例及び図3
と同じくハイビジョン信号の第1フィールドの42ライ
ンから557ラインまでの516ラインと第2フィール
ドの604ラインから119ラインまでの516ライン
を記録したときの例である。太枠でくくった部分がハイ
ビジョン信号であり、それ以外の部分はヘッドスイッチ
ングのための垂直ブランキング部分である。
【0066】第1フィールド及び第2フィールドとも偶
数ラインをチャンネル1とし、奇数ラインをチャンネル
2としている。偶数ラインはPR 信号を選択し奇数ライ
ンはPB 信号を選択しているのは図3と同じである。即
ち、第1フィールドにおけるテープパターンは従来例及
び図3とほぼ同じであるが、第2フィールドにおけるテ
ープパターンは図3とは異なったものとなっている。ま
た、従来例とはテープ上の各ラインの並びは同じである
が、第2フィールドにおけるアジマスが異なっている。
アジマス角A1の磁気ヘッド2が形成するトラックがト
ラック31であり色差信号はPR が選ばれており、アジ
マス角A2の磁気ヘッド3が形成するトラックがトラッ
ク32であり色差信号はPB Tが選ばれている。同様に
アジマス角A2の磁気ヘッド4が形成するトラックがト
ラック33であり色差信号はPRが選ばれており、アジ
マス角A1の磁気ヘッド5が形成するトラックがトラッ
ク34であり、色差信号はPB が選ばれている。即ち、
アジマス角A1の磁気ヘッドは第1フィールドにおいて
は色差信号PR を記録再生し、第2フィールドにおいて
は色差信号PB を記録再生することになる。同様にアジ
マス角A2の磁気ヘッドは第1フィールドにおいては色
差信号PB を記録再生し、第2フィールドにおいては色
差信号PR を記録再生することになる。
【0067】このように記録された磁気テープにおいて
早送り再生のような特殊再生を行うと、磁気ヘッドはト
ラックを横切って走査するために、1回の走査で1フィ
ールドのトラックと第2フィールドのトラックとを再生
してしまう。そうすると1回の走査で2種類の色差信号
が混ざって再生されてしまうので問題である。そのた
め、本発明では再生系を後で詳細を説明する請求項7乃
至9に記載された構成にすることによってこの問題を解
決している。
【0068】図13に(6N+2)/3倍速の例として
8/3倍速の早送り再生を行ったときの磁気ヘッドの走
査の様子を示す。磁気テープ6上には既に第1の磁気ヘ
ッド2で記録されたトラック31、第2の磁気ヘッド3
で記録されたトラック32、第3の磁気ヘッド4で記録
されたトラック33、第4の磁気ヘッド5で記録された
トラック34が図のように順次記録されている。
【0069】このときに、8/3倍速の早送り再生を行
うと、回転ドラム1の初めの1/2回転では第1の磁気
ヘッド2は走査トラック35のように走査し、第2の磁
気ヘッド3は走査トラック36のように走査する。回転
ドラムの次の1/2回転では第3の磁気ヘッド4が走査
トラック37のように走査し、第4の磁気ヘッド5は走
査トラック38のように走査する。これで回転ドラムが
1回転したことになる。 さらに、回転ドラム1の次の
1/2回転では第1の磁気ヘッド2は走査トラック39
のように走査し、第2の磁気ヘッド3は走査トラック4
0のように走査する。回転ドラムの次の1/2回転で第
3の磁気ヘッド4が走査トラック41のように走査し、
第4の磁気ヘッド5は走査トラック42のように走査す
る。これで回転ドラムが2回転したことになる。
【0070】さらにまた、回転ドラム1の次の1/2回
転では第1の磁気ヘッド2は走査トラック43のように
走査し、第2の磁気ヘッド3は走査トラック44のよう
に走査する。回転ドラムの次の1/2回転は第3の磁気
ヘッド4が走査トラック45のように走査し、第4の磁
気ヘッド5は走査トラック46のように走査する。これ
で回転ドラムが3回転したことになる。
【0071】このとき、走査トラックのなかで黒く塗り
つぶした部分が記録ヘッドと再生ヘッドとが一致してい
る部分、即ち色差信号が正しく再生されている部分であ
る。一方、走査トラックのなかで横線を引いた部分は、
第1フィールドの磁気ヘッドが第2フィールドのアジマ
ス角の一致した部分を再生するといった、ヘッドのアジ
マス角が記録と再生で一致して再生出力は得られるが、
色差信号を誤って再生してしまっている部分である。
【0072】図14は図13に示した再生出力の様子を
解りやすく示したものである。図13と同様に黒く塗り
つぶした部分が記録ヘッドと再生ヘッドとが一致してい
る部分、即ち色差信号が正しく再生されている部分であ
り、縦線を引いた部分がヘッドのアジマス角が記録と再
生で一致して再生出力は得られるが、色差信号を誤って
再生してしまっている部分である。
【0073】図14(a)は早送り再生時の1回転めの
初めの1/2回転即ち第1フィールドの信号として再生
される信号である。図14の(b)は1回転めの次の1
/2回転即ち第2フィールドの信号として再生される信
号である。同様に図14の(c),(e)は2回転め3
回転めの第1フィールドの信号として再生される信号で
あり、図14の(d),(f)は2回転め3回転めの第
2フィールドの信号として再生される信号である。
【0074】同図からチャンネル間で同様に再生出力が
現れるとき(図中、黒く塗りつぶした部分)は色差信号
が正しく、一方のチャンネルしか再生出力が現れないと
き(図中、縦線を引いた部分)は色差信号が誤っている
ときであることが解る。また、回転ドラムの3回転、即
ち6フィールド(=3フレーム)で再生出力が一巡し、
早送り再生時は3回転で1周期となっていることも解
る。図6乃至図8に示した本発明の第1の記録再生方式
による8/3倍速の早送り再生では、回転ドラムの2回
転で1画面のすべての領域にわたって再生出力が得られ
たが、図13乃至図14に示すように本発明の第2の記
録再生方式による8/3倍速の早送り再生では、1画面
のすべての領域の再生出力を得るためには回転ドラムの
3回転を要することが解る。
【0075】上記に説明したように、早送り再生を行う
ときにはチャンネル間で同時に再生出力が現れるときは
色差信号が正しく、一方のチャンネルしか再生出力が現
れないときは色差信号が誤っているときであるので、チ
ャンネル間で同時に再生出力が現れるときの再生信号の
みを有効な再生信号として扱うか、または、チャンネル
間で同時に再生出力が現れるときの再生信号を有効な再
生信号とし、さらに、一方のチャンネルしか再生出力が
現れないときは、そのままのチャンネルでは色差信号が
誤っているとき即ち他方のチャンネルにとっては色差信
号が正しいときなので、誤った色差信号が正しくなるよ
うにチャンネル間の信号を接続してやり、それを有効な
再生信号とすることによつてノイズレスの早送り再生が
可能になる。
【0076】また、磁気テープに記録されたトラックピ
ッチと再生するときの磁気ヘッドのトラック幅が同じ場
合は、図に示したように再生出力は菱形状になる。この
とき各走査における再生出力の現れる部分は菱形の1/
2ずつ位相がずれるようになっている。そのため、1画
面分の映像信号を蓄えるためには再生出力の振幅の約5
0%以上の部分ばかりを集めれば十分である。50%と
いうことは−6dBであり、この程度であれば画質がひ
どく悪化する(例えば映像がノイズに埋もれてしまう)
というようなことはない。一方、ドロップアウトである
が、ドロップアウトパルスは一般的には再生出力の振幅
がピーク値の−12dB程度かそれ以上小さくなったと
きに出力されるのでドロップアウトパルスをこの処理に
使用することはできない。
【0077】そこで、本発明では請求項7にかかる構成
によってこの問題を解決している。以下、図15を用い
て請求項7及び8に関する説明を行う。図15は請求項
7及び8に関する本発明による再生系のブロック図の一
例である。図20に示した従来例と同じ機能の部分につ
いては同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0078】磁気テープ6から磁気ヘッド2,4,3,
5で再生された第1のチャンネル、第2のチャンネルの
信号は再生アンプ47,48で増幅され、FM復調器4
9,50に入力されるとともにエンベロープ検波回路6
4,65に入力される。エンベロープ検波回路64,6
5は再生信号の包絡外形線を取り出すいわゆるローパス
フィルタと、前期包絡外形線は上下対象なのでその上側
だけを取り出すクリップ回路で構成されている。
【0079】エンベロープ検波回路64,65の出力は
その最高値を保持するピークホールド66,67に入力
され、再生出力のピーク値が分圧回路68,69に供給
される。分圧回路68,69ではピーク値を適当に分圧
して再生レベル判定手段であるところのコンパレータ7
0,71のマイナス側端子に分圧値を出力する。分圧回
路68,69の分圧比は1/2かそれよりもやや小さい
値である。
【0080】一方、コンパレータ70,71のプラス側
端子にはエンベロープ検波回路64,65の出力が接続
され、エンベロープ検波回路64,65の出力値と分圧
回路68,69の出力値との比較を行う。コンパレータ
70,71はエンベロープ検波回路64,65の出力値
が分圧回路68,69の出力値よりも大きくなったとき
に再生レベル判定信号として“H”レベルの出力遅延回
路72,73に出力する。遅延回路72,73ではFM
復調器49,50、A/D変換器53,54、タイムベ
ースコレクタ55,56で信号が遅延するのに合わせた
時間だけコンパレータ70,71の出力信号を遅延させ
る。遅延回路72,73によって時間合わせの行われた
信号は1チャンネル化Y/C分離回路57に入力され
る。
【0081】1チャンネル化Y/C分離回路57では輝
度信号Yの部分で再生レベル判定信号が“L”レベルと
なったときにはメモリへの書き込み(内容の更新)を禁
止するライトイネーブル信号を輝度信号フレームメモリ
58に出力し、色差信号の部分で再生レベル判定信号が
“L”レベルとなったときにはライトイネーブル信号を
色差信号フレームメモリ60に出力する。各々のフレー
ムメモリは任意の領域において記憶情報の保持または更
新が可能なようになっている。このような構成にするこ
とによって、再生出力の振幅の約50%以上の部分ばか
りを集めて1画面分の映像信号をそれぞれのフレームメ
モリに蓄えることが可能となり、ノイズレスの早送り再
生が可能となる。
【0082】第1の記録方式を採用したときには上記の
方法で良いが、第2の記録方式を採用したときには1チ
ャンネル化Y/C分離回路57で入力される2つの再生
レベル判定信号がほぼ同時に“H”となったとき以外は
各々のフレームメモリに対してライトイネーブル信号を
出力するようにすれば請求項8に記載の内容を実現する
ことが可能となる。
【0083】次に、請求項9の内容について説明を行
う。図16は請求項9に関するブロツク図の一例であ
る。図15と比較すると、一方のチャンネルの再生信号
をもう一方のチャンネルに接続可能に構成されたチャン
ネル信号接続手段74が追加になっている。このチャン
ネル信号接続手段74によって一方のチャンネルのみに
再生レベル判定手段信号があったときには、そのチャン
ネルの信号をもう一方のチャンネルに接続し色差信号が
正しくなった状態で再生信号を1チャンネル化Y/C分
離回路57に出力する。なお、チャンネル間で再生信号
のやりとりを行うと輝度信号Yが1水平期間分ずれる
が、早送り再生の時などは特に問題とはならない。
【0084】1チャンネル化Y/C分離回路57は輝度
信号Yの部分で再生レベル判定信号が“L”レベルとな
ったときにはライトイネーブル信号を輝度信号フレーム
メモリ58に出力し、色差信号の部分で再生レベル判定
信号が“L”レベルとなったときにはライトイネーブル
信号を色差信号フレームメモリ60に出力すれば同様に
ノイズレスの早送り再生を実現することが可能となる。
このときは実質的には図6乃至図8に湿した早送り再生
と同じことになり、回転ドラムの2回転で1画面分の信
号を再生することが可能となる。
【0085】図17は上記の動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。同図(b)は図14の(b)と
同じである。この部分を用いて動作の説明を行う。図1
7の(g)はエンベロープ検波回路64,65の出力で
ある。包絡外形線の上側だけが取り出されている。hは
分圧回路68,69の入出力信号とコンパレータ70,
71の入出力信号とを示している。点線で示したのが図
17の(g)と同じエンベロープ検波回路64,65の
出力信号であり、コンパレータ70,71のプラス側の
入出力信号である。図17の(i)はピークホールド回
路66,67の出力であるこれを分圧回路68,69で
適当に分圧した信号がjでこれがコンパレータ70,7
1のマイナス側の入力信号である。kは再生レベル判定
手段であるところのコンパレータ70,71の出力信号
であり、これが再生レベル判定信号である。
【0086】以上、本発明について現在好ましいと考え
られる実施例について詳しく説明したが、当業者であれ
ば、本発明の範囲内で様々な変更が可能であることは明
白である。
【0087】
【発明の効果】請求項1及び請求項4にかかる磁気記録
再生装置は、以上に説明したように、回転ドラム上に第
1のアジマス角を有する第1の磁気ヘッドと、前記第1
の磁気ヘッドと近接して配置される第2のアジマス角を
有する第2の磁気ヘッドと、前記第1の磁気ヘッドと1
80度対向した位置に前記第2の磁気ヘッドと同じ第2
のアジマス角を有する第3の磁気ヘッドと、前記第2の
磁気ヘッドと14対向した位置に前記第1の磁気ヘッド
と同じ第1のアジマス角を有する第4の磁気ヘッドを配
置してやると、従来のような180度対向した位置に同
アジマスのヘッドを配置したときに比べ、ノイズバーの
少ない早送り再生画像を得ることが可能となるという効
果を奏する。
【0088】請求項2にかかる磁気記録再生方法は、以
上に説明したように、磁気ヘッドのアジマス角と記録さ
れる色差信号が一致するために早送り再生時の処理が簡
単になるという効果を奏する。
【0089】請求項3及び請求項6にかかる磁気記録再
生装置は、以上に説明したように、早送り再生時の磁気
テープの走行速度を記録時の(6N+2)/3倍または
(6N−2)/3倍とするので、ノイズレスの早送り再
生を実現することが可能となるという効果を奏する。
【0090】請求項5にかかる磁気記録再生方法は、以
上に説明したように、記録信号のチャンネルと記録され
る色差信号が一致するために早送り再生時の処理は少々
複雑になるが通常の記録再生時での色差信号の処理が簡
単になり、磁気テープに記録した時のテープパターンが
美しくなるという効果を奏する。
【0091】請求項7にかかる磁気記録再生装置は、以
上説明したように、エンベロープ検波回路と、その出力
のピーク値を保持するピークホールド回路と、ピークホ
ールド回路の出力値を適当に分圧する分圧回路と、再生
レベル判定手段と、任意の領域において記憶情報の保持
または更新が可能に構成された映像信号記憶手段とを具
備するので請求項3又は6の構成と併せてノイズレスの
早送り再生を実現することが可能となるという効果を奏
する。
【0092】請求項8にかかる磁気記録再生装置は、以
上に説明したように、チャンネル毎にある2個の再生レ
ベル判定手段において、2チャンネルの再生信号の振幅
がほぼ同時に閾値以上であったときのみに映像信号記憶
手段の内容を更新するので、請求項4乃至5に記載の構
成の磁気記録再生装置においても、請求項6の構成と併
せてノイズレスの早送り再生を実現することが可能とな
るという効果を奏する。
【0093】請求項9にかかる磁気記録再生装置は、以
上に説明したように、一方のチャンネルの再生信号をも
う一方のチャンネルに接続するチャンネル信号接続手段
を具備するので、請求項4乃至5に記載の構成の磁気記
録再生装置においても、請求項6の構成と併せてノイズ
レスの早送り再生を実現することが可能となり、さらに
請求項8の構成による場合よりも少ない走査で1画面を
再生することが可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるドラム上のヘッド配置を示す平面
図である。
【図2】テープ上の記録パターンを示した説明図であ
る。
【図3】本発明による記録テープパターンの例を示した
説明図である。
【図4】本発明による3倍速の早送り再生を行ったとき
の磁気ヘッドが磁気テープを走査するときの説明図であ
る。
【図5】図4による3倍速の早送り再生を行ったときの
磁気ヘッドの再生出力の様子を示した説明図である。
【図6】(6N+2)/3倍速の例として8/3倍速の
早送り再生を行ったときの磁気ヘッドが磁気テープを走
査するときの説明図である。
【図7】8/3倍速の早送り再生を行ったときの磁気ヘ
ッドの再生出力の様子を示した説明図である。
【図8】図7において同じアジマス角の磁気ヘッドの再
生出力を加えていったときの様子を説明するための説明
図である。
【図9】(6N−2)/3倍速の例として10/3倍速
の早送り再生を行ったときの磁気ヘッドが磁気テープを
走査するときの説明図である。
【図10】10/3倍速の早送り再生を行ったときの磁
気ヘッドの再生出力の様子を示した説明図である。
【図11】図10において同じアジマス角の磁気ヘッド
の再生出力を加えていったときの様子を説明するための
説明図である。
【図12】本発明による記録テープパターンの第2の例
を示す説明図である。
【図13】第2の記録テープパターンにおける8/3倍
速の早送り再生を行ったときの磁気ヘッドが磁気テープ
を走査するときの説明図である。
【図14】第2の記録テープパターンにおける8/3倍
速の早送り再生を行ったときの磁気ヘッドの再生出力の
様子を示した説明図である。
【図15】第2の記録テープパターンにおける本発明に
よる再生系のブロック図の第1の例を示す説明図であ
る。
【図16】第2の記録テープパターンにおける本発明に
よる再生系のブロック図の第2の例を示す説明図であ
る。
【図17】エンベロープ検波回路、ピークホールド回
路、分圧回路、再生レベル判定手段の動作を説明するた
めのタイミングチャートである。
【図18】従来のドラム上のヘッド配置を示す平面図で
ある。
【図19】テープ上の記録パターンを示した説明図であ
る。
【図20】従来の記録テープパターンの例を示した説明
図である。
【図21】磁気記録再生装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図22】従来のドラム上のヘッド配置で3倍速の早送
り再生を行ったときの磁気ヘッドが磁気テープを装着す
るときの説明図である。
【図23】図22による3倍速の早送り再生を行ったと
きの磁気ヘッドの再生出力の様子を示した説明図であ
る。
【符号の説明】
1 回転ドラム 2,3,4,5 磁気ヘッド 6 磁気テープ 7,8,9,10 トラック 11,12,13,14,15,16,17,18,1
9,20,21,22走査トラック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桧山 隆 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 橋本 誠 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ドラム上に、映像信号を記録再生す
    るための、第1のアジマス角を有する第1の磁気ヘッド
    と、前記第1の磁気ヘッドと近接して配置される第2の
    アジマス角を有する第2の磁気ヘッドと、前記第1の磁
    気ヘッドと180度対向した位置に前記第2のヘッドと
    同じ第2のアジマス角を有する第3の磁気ヘッドと、前
    記第2の磁気ヘッドと180度対向した位置に前記第1
    の磁気ヘッドと同じ第1のアジマス角を有する第4の磁
    気ヘッドと、 入力映像信号を奇数,偶数のラインで交互に第1及び第
    2のチャンネルの信号に分割するチャンネル分割手段と
    を具備し、 回転ドラムのはじめの1/2回転では、前記第1の磁気
    ヘッドにて前記第1のチャンネルの信号を、前記第2の
    磁気ヘッドにて前記第2のチャンネルの信号をそれぞれ
    同時に2本のトラックを形成するように記録し、 回転ドラムの次の1/2回転では、前記第3の磁気ヘッ
    ドにて前記第2のチャンネルの信号を、前記第4の磁気
    ヘッドにて前記第1のチャンネルの信号をそれぞれ同時
    に2本のトラックを形成するように記録して、回転ドラ
    ムの1回転による4本のトラックを用いて入力映像信号
    の1フレームの記録再生を行うようにしたことを特徴と
    した磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 回転ドラム上に、映像信号を記録再生す
    るための、第1のアジマス角を有する第1の磁気ヘッド
    と、前記第1のヘッドを近接して配置される第2のアジ
    マス角を有する第2の磁気ヘッドと、前記第1の磁気ヘ
    ッドと180度対向した位置に前記第2の磁気ヘッドと
    同じ第2のアジマス角を有する第3の磁気ヘッドと、前
    記第2の磁気ヘッドと180度対向した位置に前記第1
    の磁気ヘッドと同じ第1のアジマス角を有する第4の磁
    気ヘッドと、 入力映像信号に含まれる2種類の色差信号をよりどころ
    に1フィールド単位に交互に第1及び第2のチャンネル
    の信号に分割するチャンネル分割手段とを具備し、 回転ドラムのはじめの1/2回転では、前記第1の磁気
    ヘッドにて前記第1のチャンネルの信号を、前記第2の
    磁気ヘッドにて前記第2のチャンネルの信号をそれぞれ
    同時に2本のトラックを形成するように記録し、 回転ドラムの次の1/2回転では、前記第3の磁気ヘッ
    ドにて前記第2のチャンネルの信号を、前記第4の磁気
    ヘッドにて前記第1のチャンネルの信号をそれぞれ同時
    に2本のトラックを形成するように記録して、回転ドラ
    ムの1回転による4本のトラックを用いて入力映像信号
    の1フレームの記録再生を行うようにしたことを特徴と
    した磁気記録再生方法。
  3. 【請求項3】 回転ドラム上に、映像信号を記録再生す
    るための、第1のアジマス角を有する第1の磁気ヘッド
    と、前記第1の磁気ヘッドと近接して配置される第2の
    アジマス角を有する第2の磁気ヘッドと、前記第1の磁
    気ヘッドと180度対向した位置に前記第2の磁気ヘッ
    ドと同じ第2のアジマス角を有する第3の磁気ヘッド
    と、前記第2の磁気ヘッドと180度対向した位置に前
    記第1の磁気ヘッドと同じ第1のアジマス角を有する第
    4の磁気ヘッドと、 入力映像信号に含まれる2種類の色差信号をよりどころ
    に交互に第1及び第2のチャンネルの信号に分割するチ
    ャンネル分割手段とを具備し、 回転ドラムのはじめの1/2回転では、前記第1の磁気
    ヘッドにて前記第1のチャンネルの信号を、前記第2の
    磁気ヘッドにて前記第2のチャンネルの信号をそれぞれ
    同時に2本のトラックを形成するように記録し、 回転ドラムの次の1/2回転では、前記第3の磁気ヘッ
    ドにて前記第2のチャンネルの信号を、前記第4の磁気
    ヘッドにて前記第1のチャンネルの信号をそれぞれ同時
    に2本のトラックを形成するように記録して、回転ドラ
    ムの1回転による4本のトラックを用いて入力映像信号
    の1フレームの記録再生を行う磁気記録再生装置であっ
    て、 早送り再生を行う際には、記録再生媒体の走行速度を記
    録時の(6N+2)/3倍または(6N−2)/3倍
    (Nは自然数)としたことを特徴とした磁気記録再生装
    置。
  4. 【請求項4】 回転ドラム上に、映像信号を記録再生す
    るための、第1のアジマス角を有する第1の磁気ヘッド
    と、前記第1の磁気ヘッドと近接して配置される第2の
    アジマス角を有する第2の磁気ヘッドと、前記第1の磁
    気ヘッドと180度対向した位置に前記第2の磁気ヘッ
    ドと同じ第2のアジマス角を有する第3の磁気ヘッド
    と、前記第2の磁気ヘッドと180度対向した位置に前
    記第1の磁気ヘッドと同じ第1のアジマス角を有する第
    4の磁気ヘッドと、 入力映像信号を奇数偶数のラインで交互に第1及び第2
    のチャンネルの信号に分割するチャンネル分割手段とを
    具備し、 回転ドラムのはじめの1/2回転では、前記第1の磁気
    ヘッドにて前記第1のチャンネルの信号を、前記第2の
    磁気ヘッドにて前記第2のチャンネルの信号をそれぞれ
    同時に2本のトラックを形成するように記録し、 回転ドラムの次の1/2回転では、前記第3の磁気ヘッ
    ドにて前記第1のチャンネルの信号を、前記第4の磁気
    ヘッドにて前記第2のチャンネルの信号をそれぞれ同時
    に2本のトラックを形成するように記録して、回転ドラ
    ムの1回転による4本のトラックを用いて入力映像信号
    の1フレームの記録再生を行うようにしたことを特徴と
    した磁気記録再生装置。
  5. 【請求項5】 回転ドラム上に、映像信号を記録再生す
    るための、第1のアジマス角を有する第1の磁気ヘッド
    と、前記第1の磁気ヘッドと近接して配置される第2の
    アジマス角を有する第2の磁気ヘッドと、前記第1の磁
    気ヘッドと180度対向した位置に前記第2の磁気ヘッ
    ドと同じ第2のアジマス角を有する第3の磁気ヘッド
    と、前記第2の磁気ヘッドと180度対向した位置に前
    記第1の磁気ヘッドと同じ第1のアジマス角を有する第
    4の磁気ヘッドと、 入力映像信号に含まれる2種類の色差信号をよりどころ
    に交互に第1及び第2のチャンネルの信号に分割するチ
    ャンネル分割手段とを具備し、 回転ドラムのはじめの1/2回転では、前記第1の磁気
    ヘッドにて前記第1のチャンネルの信号を、前記第2の
    磁気ヘッドにて前記第2のチャンネルの信号をそれぞれ
    同時に2本のトラックを形成するように記録し、 回転ドラムの次の1/2回転では、前記第3の磁気ヘッ
    ドにて前記第1のチャンネルの信号を、前記第4の磁気
    ヘッドにて前記第2のチャンネルの信号をそれぞれ同時
    に2本のトラックを形成するように記録して、回転ドラ
    ムの1回転による4本のトラックを用いて入力映像信号
    の1フレームの記録再生を行うようにしたことを特徴と
    した磁気記録再生方法。
  6. 【請求項6】 回転ドラム上に、映像信号を記録再生す
    るための、第1のアジマス角を有する第1の磁気ヘッド
    と、前記第1の磁気ヘッドとした近接して配置される第
    2のアジマス角を有する第2の磁気ヘッドと、前記第1
    の磁気ヘッドと180度対向した位置に前記第2の磁気
    ヘッドと同じ第2のアジマス角を有する第3の磁気ヘッ
    ドと、前記第2の磁気ヘッドと180度対向した位置に
    前記第1の磁気ヘッドと同じ第1のアジマス角を有する
    第4の磁気ヘッドと、 に映像信号に含まれる2種類の色差信号をよりどころに
    交互に第1及び第2のチャンネルの信号に分割するチャ
    ンネル分割手段とを具備し、 回転ドラムのはじめの1/2回転では、前記第1の磁気
    ヘッドにて前記第1のチャンネルの信号を、前記第2の
    磁気ヘッドにて前記第2のチャンネルの信号をそれぞれ
    同時に2本のトラックを形成するように記録し、 回転ドラムの次の1/2回転では、前記第3の磁気ヘッ
    ドにて前記第1のチャンネルの信号を、前記第4の磁気
    ヘッドにて前記第2のチャンネルの信号をそれぞれ同時
    に2本のトラックを形成するように記録し、 回転ドラムの次の1/2回転では、前記第3の磁気ヘッ
    ドにて前記第1のチャンネルの信号を、前記第4の磁気
    ヘッドにて前記第2のチャンネルの信号をそれぞれ同時
    に2本のトラックを形成するように記録して、回転ドラ
    ムの1回転による4本のトラックを用いて入力映像信号
    の1フレームの記録再生を行う磁気記録再生装置であっ
    て、 早送り再生を行う際には、記録再生媒体の走行速度を記
    録時の(6N+2)/3倍または(6N−2)/3倍
    (Nは自然数)としたことを特徴とした磁気記録再生装
    置。
  7. 【請求項7】 少なくとも1画面分の再生映像信号を記
    憶することのできる映像信号記憶手段と、 各チャンネルの再生信号の包絡外形線を抽出する少なく
    とも2個のエンベロープ検波回路と、 エンベロープ検波回路のピーク値を保持するピークホー
    ルド回路と、 ピークホールド回路の出力値を適当に分圧する分圧回路
    と、 前記分圧回路の出力値とエンベロープ検波回路の出力値
    とを比較し、再生信号の振幅が再生信号のピーク値を適
    当に分圧した値以上か否かを判定する再生レベル判定手
    段とを具備し、 前記映像信号記憶手段は、任意の領域において記憶情報
    の保持または更新が可能なように構成されており、 記録時とは異なる速度で再生を行う際には、前記再生信
    号の振幅が再生信号のピーク値を適当に分圧した値以上
    であったときに限り、前記映像信号記憶手段に記憶され
    ている内容を再生信号によって更新することを特徴とし
    た請求項1乃至6のいずれか1項に記載の磁気記録再生
    装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも1画面分の再生映像信号を記
    憶することのできる映像信号記憶手段と、 各チャンネルの再生信号の振幅が閾値以上か否かを判定
    する、少なくとも2個の再生レベル判定手段とを具備す
    るとともに、 前記映像信号記憶手段は、任意の領域において記憶情報
    の保持または更新が可能に構成し、 記録時とは異なる速度で再生を行う際には、前記2個の
    再生レベル判定手段において、2チャンネルの再生信号
    の振幅がほぼ同時に閾値以上であったときに、前記映像
    信号記憶手段に記録されている内容をそれぞれの再生信
    号によって更新することを特徴とした請求項4乃至6の
    いずれか1項に記載の磁気記録再生装置。
  9. 【請求項9】 少なくとも1画面分の再生映像信号を記
    憶することのできる映像信号記憶手段と、 各チャンネルの再生信号の振幅が閾値以上か否かを判定
    する、少なくとも2個の再生レベル判定手段と、 一方のチャンネルの再生信号をもう一方のチャンネルに
    接続可能に構成されたチャンネル信号接続手段とを具備
    するとともに、 前記映像信号記憶手段は、任意の領域による記憶情報の
    保持または更新が可能に構成し、 記録時とは異なる速度で再生を行う際には、前記2個の
    再生レベル判定手段において、一方のチャンネルの再生
    信号の振幅のみが閾値以上であったときには、前記チャ
    ンネル信号接続手段によって閾値以上であったほうのチ
    ャンネルの信号をもう一方のチャンネルに接続し、閾値
    以上あった再生信号によって、前記映像信号記憶手段に
    記憶されている内容を更新し、 2チャンネルの再生信号の振幅がほぼ同時に閾値以上で
    あったときには、チャンネル間の信号接続を行わずに、
    前記映像信号記憶手段に記憶されている内容をそれぞれ
    のチャンネルの再生信号によって更新することを特徴と
    した請求項4乃至6のいずれか1項に記載の磁気記録再
    生装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08116509A (ja) * 1993-10-19 1996-05-07 Victor Co Of Japan Ltd 映像信号再生方法及び映像信号再生装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08116509A (ja) * 1993-10-19 1996-05-07 Victor Co Of Japan Ltd 映像信号再生方法及び映像信号再生装置

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