JPH0546756B2 - - Google Patents

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JPH0546756B2
JPH0546756B2 JP60016544A JP1654485A JPH0546756B2 JP H0546756 B2 JPH0546756 B2 JP H0546756B2 JP 60016544 A JP60016544 A JP 60016544A JP 1654485 A JP1654485 A JP 1654485A JP H0546756 B2 JPH0546756 B2 JP H0546756B2
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signal
period
circuit
blanking
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Takashi Furuhata
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、映像信号の一垂直走査期間を複数個
に分割して磁気テープに記録するVTRなどの磁
気録画再生装置に関するものである。
〔発明の背景〕
映像信号の一垂直走査期間(1フイールド)を
複数個に分割して磁気テープに記録するいわゆる
セグメント記録方式の磁気録画再生装置の従来例
として、放送局等で使用される業務用の4ヘツド
VTRがあり、その詳細については、例えば文献
(日本放送出版協会、テレビジヨン学会編、監修
稲津稔、岩沢嵩、VTR技術)に記載されてい
る。上記セグメント記録方式VTRでは、映像信
号の1フイールドを複数のトラツクに分けて記録
するため、その再生にあたつては、回転ヘツドの
取付誤差、テープの伸縮等に起因してトラツクの
切換わり時に発生するいわゆるスキユー(時間軸
の急激な変化)を補正するための時間軸補正回路
が必須となる。このスキユーを補正する方法とし
て、上記文献(の第7章)に詳述されているよう
に、映像信号を可変遅延線等を介して上記スキユ
ー量に応じてその遅延時間を変化して、映像信号
の水平ブランキング期間、更に具体的には水平同
期信号の直前のフロントポーチの期間を時間的に
伸縮させることによつて、映像信号及び水平同期
信号の位相を連続化する時間軸の補正方法が知ら
れている。
上記従来の方法によれば、補正可能なスキユー
量は、映像信号の有するフロントポーチの時間幅
で決まり、現行のテレビ方式では1〜2μsec程度
が限度である。
一方、現行の家庭用VTRでは、上記の如きセ
グメント記録は用いられておらず、映像信号の1
フイールドを1つのトラツクに記録するいわゆる
ヘリカルスキヤン型のものが一般的に用いられて
いるが、回転ドラムを小口径化してVTRの一層
の小形軽量化を図るために、あるいは回転ドラム
の回転数を増して高画質化を図るために、更には
現行のテレビ方式に比して格段の高精細度、高画
質の得られるいわゆる高品位テレビのように従来
より数倍の広帯域を有する映像信号を記録できる
新しいVTRを実現させるために、家庭用VTRに
おいても上記の如きセグメント記録する試みが行
なわれている。しかし、ヘリカルスキヤン式の家
庭用VTRでは製造上の制約により、回転ヘツド
系、テープ走行系等機構系の仕上り精度は必らず
しも充分ではなく、またテープの一般家庭での保
存条件等を加味すると、上記スキユー発生量は数
μsecにも及び、ま互換再生を考慮すると上記値に
更に余有度を見込む必要がある。
また、上記高品位テレビとして一部提案されて
いる方式によれば、文献(テレビジヨン学会技術
報告VOL.7,No.44,1984年3月;“高品位テレビ
の衛星1チヤンネル伝送方式MUSE”)に記載さ
れているように、映像信号に割り当てられる水平
ブランキング期間はわずか(1μsec以下)である。
このため、上記の家庭用VTRにおけるスキユ
ー発生量の実状を考えると、現行テレビ方式にお
いても、また上記の高品位テレビ方式において
も、上記従来方法では、スキユーを完全に除去す
ることははなはだ困難であり、上記目的を達成す
るVTRの実用化が困難であつた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上記した問題を解決し、水平
ブランキング期間の極めて短い映像信号をセグメ
ント記録するVTRにおいても、良好な再生時の
時間軸補正を行なえるようにするための磁気録画
再生装置を提供することにある。
〔発明の概要〕
上記目的のため本発明では、例えば単一のチヤ
ンネルで一垂直走査期間をn個(nは2以上の整
数)のトラツクに分割して記録するセグメント方
式ヘリカルスキヤンVTRにおいて、以下のよう
な記録方法を用いる。
映像信号の垂直ブランキング期間の適宜定めた
位置を基準にして、最初の1/n垂直走査期間の映
像信号を第1番目のトラツクに記録し、第2番目
の1/n垂直走査期間の映像信号を、前記スキユー
を補正するのに充分な少なくとも一水平走査期間
に相当する時間τだけ遅延して、即ち時間τのブ
ランキング期間を設けてから第2番目のトラツク
に記録する。ブランキング期間τを一水平垂直走
査期間とした場合について一般的に述べれば、第
m番目(m≦nの整数)の1/n垂直走査期間の映
像信号を(m−1)τだけ遅延してから第m番目
のトラツクに記録する。そしてブランキング期間
を設ける位置は水平ブランキング期間とする。
以上の操作により一垂直走査期間内で映像信号
は、入力した原信号よりも最大(n−1)τ遅延
することになる。映像信号は最大(n−1)τ遅
延しているが、垂直ブランキング期間を短縮する
ことにより伝送する情報を欠落することなく、上
記時間遅延操作を行なうことが可能である。ま
た、ブランキング期間τを一水平走査期間の整数
倍とした場合でも、ブランキング期間を設けるこ
とにより遅延した時間の合計が垂直ブランキング
期間内に収まるようにすることで、伝送する情報
を欠落することなく上記時間遅延走査を行うこと
が可能である。
再生時にはこのようにして設けたブランキング
期間でヘツドを切換えるようにし、設けたブラン
キング期間を除去して一連の信号を得れば、スキ
ユー歪のない信号を再生することができる。
〔発明の実施例〕
以下本発明の一実施例を第2図に示すブランキ
ング処理回路のブロツク図及び、第3図に示すタ
イミング図を用いて説明する。本実施例は、シリ
ンダに互いに180度の角度で取り付けた2つの回
転ヘツドを用いて、一垂直走査期間内の映像信号
を単一のチヤンネルで、4個のセグメントに分割
して記録する場合について示したものである。
第2図において、10は映像信号の入力端子、
11はクロツク信号の入力端子、12はブランキ
ング処理された映像信号の出力端子、20はA/
D変換回路、30はメモリ、41は書き込みアド
レス発生回路42は読みりアドレス発生回路、5
0は同期情報分離回路、75はブランキング期間
の信号レベルを設定するブランキングレベル設定
回路、80はD/A変換回路である。
端子10より入力された映像信号はA/D変換
回路20に入力される。端子11からは上記映像
信号の水平同期情報に位相同期されたクロツク信
号が入力される。端子11から入力されたクロツ
ク信号はA/D変換回路20に入力される。この
クロツク信号に基づいて映像信号はアナログ信号
からデイジタル信号に変換される。A/D変換回
路20からの出力信号であるデイジタル映像信号
DVはメモリ30に入力される。
一方、端子10より入力された映像信号は同期
情報分離回路50に入力される。そして、水平同
期情報に基づく信号H及び垂直同期情報に基づく
信号Vが分離出力される。
分離出力された水平同期情報H、垂直同期情報
V及び端子11より入力されたクロツク信号はそ
れぞれ書き込みアドレス発生回路41、読み取り
アドレス発生回路42に入力される。書き込みア
ドレス発生回路41、読み取りアドレス発生回路
42はカウンタ回路あるいは所定のアドレスを発
生するROMから成つている。そして、いずれの
場合にも垂直同期情報Vに基づく信号でリセツト
され、水平同期情報H及びクロツク信号をカウン
トすることにより、所定のアドレスを発生する。
書き込みアドレス発生回路41で発生したアドレ
ス信号WADはメモリ30に入力され、デイジタ
ル映像信号DVをメモリ30の所定位置に格納す
る。また、読み取りアドレス発生回路42で発生
したアドレス信号RADもメモリ30に入力され、
メモリ30に格納されていた映像信号は所定時間
遅延された後読み取られる。
第3図は、メモリ30への映像信号の書き込み
及び読み取りのタイミングを示すタイミング図で
ある。第3図には一例として、1フレーム当りの
走査線本数1125本(走査線番号0〜1124)2:1
インタレースの映像信号を、2ヘツドヘリカルス
キヤン型VTRを使用し、単一チヤンネルで4セ
グメント記録する場合のタイミング図を示してい
る。垂直同期情報は各フイールド毎に、即ち、1
フレーム当り2箇所垂直同期情報が入れられてい
るものとする。従つて、1フレームの信号は8つ
のセグメントに分割され、単一チヤンネル記録の
場合の例なので、8トラツクに分割されて記録さ
れることになり、1トラツク当り140本前後の走
査線が割当てられることになる。そしてヘツド切
換えによるスキユーを除くために、垂直同期情報
を基準に水平ブランキング期間で走査線数約140
本付近の所定位置毎にブランキング期間を設け
る。
第3図1はメモリ30への書き込みタイミング
を、2は読み取りタイミングを示している。そし
てW1は走査線番号1の信号をメモリ30に書き
込むことを示しており、R1は走査線番号1の信
号をメモリ30から読み取ることを示している。
また、ヘツド切換えのためのブランキングは第3
図2で斜線を施して示す。
第3図1に示すように、メモリ30には映像信
号が順次連続して循環的に書き込まれる。メモリ
30からの読み取りは第3図2に示すように行な
う。走査線番号0〜139までは所定時間τ0(ブラン
キング期間の時間τと等しい必要はない)遅延し
た後(第3図では一水平走査期間)、あるいは直
ちに読み取られる。走査線番号140〜279までは時
間τ(一水平走査期間)さらに遅延して読み取ら
れる。従つて走査線番号139と140の間には時間τ
のブランキング期間が生じる。以下順次同様に1
トラツクに記録されるブロツク毎に時間τずつさ
らに遅延して読み取ることにより、走査線番号
279と280、419と420の間に時間τのブランキング
期間が生ずる。走査線番号559まで読み取つた後
第2フイールドに相当する走査線番号563から引
き続き上記と同様に1ブロツク毎に時間τずつ遅
延して読み取る。
削除された走査線番号560〜562は、垂直ブラン
キング期間内で映像情報は重畳されておらず、ま
た、垂直同期情報の含まれない位置となるように
設定して走査線削除の影響が出ないようにする。
また、1フイールド当りブランキングを3箇所あ
けることにより遅延した3水平走査期間に相当す
る時間は上記の走査線番号560〜562を読み取らな
いことにより補償し、垂直ブランキング期間が現
われる毎に書き込みと読み取りの遅延時間を初期
状態τ0にもどす。
以下同様に読み取りを行ない、ヘツドの切換わ
り位置付近で垂直同期情報から数えて所定の位置
にブランキング期間を設け、ブランキング期間を
設けたことによる3水平走査期間に相当する読み
取り時間の遅延は垂直ブランキング期間内の走査
線番号1122〜1124を削除することにより補償し垂
直ブランキング期間内で書き込みと読み取りの遅
延時間を初期状態τ0にもどす。なお、走査線番号
559と563、1121と0の間にブランキング期間を設
けてないが、この付近は垂直ブランキング期間と
なるように設定すればよい。第3図に示す実施例
では、ブランキング期間を一水平走査期間として
示したが、その整数倍でもよく、さらにはまた、
一垂直走査期間内で、全てのブランキング期間を
等しくする必要はない。
以上のようにしてメモリ30から読み取られた
映像信号はブランキングレベル設定回路75に入
力される。また、ブランキングレベル設定回路7
5には読み取りアドレス発生回路で作られたブラ
ンキング位置を示す信号BLも入力されている。
信号BLに従い、ブランキング期間の信号レベル
を所定レベルに設定した後映像信号をD/A変換
回路に入力し、ブランキング期間を設けたアナロ
グ信号として端子12より出力する。
ブランキング期間を設ける位置は第3図に示し
た例に限定される必要はなく、2つのヘツドが同
時にテープに接触するオーバーラツプ期間内であ
れば良い。
また、付加したブランキング期間内の走査線数
及び1フレームあたりの走査線数、セグメント数
は第3図に示したものに限定されず、いずれの場
合でもブランキング期間の位置がオーバーラツプ
期間内となり、ブランキング期間の間隔がほぼ等
間隔となるよう設定すれば良い。
端子11から入力されるクロツク信号は端子1
0から入力される映像信号の水平同期情報に位相
同期している。このクロツク信号の発生方法とし
ては従来より公知のPLL回路により発生しても
良く、あるいは水平同期情報でクロツク信号の位
相をリセツトし水平同期情報毎に位相同期化する
方法を用いても良い。
第4図は映像信号を単一チヤンネル、4セグメ
ント記録方式で2ヘツドヘリカルスキヤン型
VTRに記録再生する場合の各部の波形図である。
第4図1は第2図の端子10から入力される映
像信号波形を示しており、斜線部は垂直同期情報
Vの位置を示している。また、垂直同期情報Vの
直前のブランキング期間は垂直ブランキング期間
を示している。第4図において、垂直ブランキン
グ位置あるいはその信号をVBLKで示す。
第4図1に示す映像信号を第2図に示す回路を
通すことにより、ヘツド切換えのためのブランキ
ング期間が1フイールドに付き3箇所できる。そ
のブランキング期間の位置あるいはその期間の信
号をHBLKで示す。第4図2は上記回路の出力
信号を示す。
第4図2に示すブランキング処理のなされた映
像信号をVTRに記録し、各ヘツドで再生される
再生波形を第4図3,4に示す。ブランキング位
置HBLK及びVBLKで交互にヘツドを切換え信
号の再生されているヘツドを選択することにより
第4図6に示す一連の再生映像信号が得られる。
ブランキング位置HBLK,VBLKのみでヘツド
を切換えているので、映像信号の欠落、不連続な
どは生じない。第4図5はヘツド切換えを制御す
る制御信号であり、ブランキング位置HBLK及
びVBLKでヘツド切換えが行なわれるようにす
る。
第4図6に示す再生された一連の映像信号には
ブランキング信号HBLKが含まれているので、
このブランキング信号HBLKを除去することに
よりスキユーのないもとの映像信号と同じ再生映
像信号を得ることができる。
第1図はVTR記録再生過程で生じた時間軸エ
ラーを補正すると同時にブランキング信号
HBLKを除去する回路及び第4図5に示すヘツ
ド切換え信号を作製する回路のブロツク図であ
る。
第1図において110は第4図6に示す再生映
像信号の入力端子、111は上記再生映像信号に
位相同期した書き込みクロツク信号WCKの入力
端子、112はブランキング信号HBLKの除去
された映像信号の出力端子、113はヘツド切換
え信号の入力端子、114はヘツド切換え信号の
出力端子、115は安定な基準クロツク信号
RCKの入力端子、116は基準クロツク信号
RCKから作つた垂直同期情報の出力端子、12
0はA/D変換回路、130はメモリ、141は
書き込みアドレス発生回路、142は読み取りア
ドレス発生回路、150は同期情報分離回路、1
80はD/A変換回路、190は基準同期信号発
生回路である。端子110より入力された映像信
号(第4図6)はA/D変換回路120、同期情
報分離回路150に入力される。A/D変換回路
120には端子111から入力された書き込みク
ロツク信号WCKが入力されており、この書き込
みクロツク信号WCKを用いて映像信号をサンプ
リングしデイジタル信号とし、このデイジタル映
像信号をメモリ130に入力する。
一方、同期情報分離回路150では入力された
映像信号から水平同期情報に基づくPHと垂直同
期情報に基づく信号PVが分離出力される。再生
水平同期情報PH、再生垂直同期情報PV及び書
き込みクロツク信号WCKは書き込みアドレス発
生回路141に入力される。書き込みアドレス発
生回路141では再生垂直同期情報PVをもとに
して再生水平同期情報PHを計数し、ブランキン
グ信号HBLKをメモリ130に書き込まないよ
うにアドレス制御する。さらに書き込みクロツク
信号WCKを計数して書き込みアドレス信号を発
生しメモリ130に書き込みアドレス信号を入力
し、アドレス値に従つてデイジタル映像信号を書
き込んでいく。この状態でヘツド切換えのための
ブランキング信号HBLKが除去されてデイジタ
ル映像信号が連続的にメモリ130に書き込まれ
たことになる。
次にメモリ130からの読み取りについて説明
する。端子114から入力された基準クロツク信
号RCKは基準同期信号発生回路190、読み取
りアドレス発生回路142に入力される。基準同
期信号発生回路190では基準クロツク信号
RCKをもとにして基準となる安定な垂直同期情
報RVを発生する。垂直同期情報RVは読み取り
アドレス発生回路142に入力され、垂直同期情
報RVをもとに基準クロツク信号RCKを計数する
ことにより、メモリ130への読み取りアドレス
信号を発生し、連続的にデイジタル映像信号を読
み取る。
メモリ130から読み取つた映像信号にはすで
にヘツド切換えのためのブランキング期間
HBLKの信号は除去されている。このデイジタ
ル映像信号をD/A変換回路180でアナログ信
号に直し端子112から出力する。以上の操作に
より端子112からスキユー歪のない映像信号を
出力することができる。
一方、前記した第4図5に示すヘツド切換え信
号は書き込みアドレス発生回路141で作られ
る。第5図はラツチされたヘツド切換え信号発生
回路のブロツク図を示す。第6図はその各部タイ
ミング図である。
第5図において、113,114は第1図に示
す同符号と同じもので、それぞれヘツド切換え信
号の入力端子、ラツチされたヘツド切換え信号の
出力端子、210は水平同期情報PHの入力端
子、211は垂直同期情報VPの入力端子、21
2はブランキング期間HBLKアドレスを停止す
る。アドレス停止信号の出力端子、220は水平
同期情報PHの保護回路、230は計数回路、2
40は遅延回路、241はパルス形成回路、25
0はエツジ検出回路、251,252は遅延回
路、253は反転回路、260はOR回路、27
0は遅延回路、271は反転回路、280はD型
フリツプフロツプである。
端子210より入力される水平同期情報PHは
映像信号から同期分離した信号であり、S/Nが
不充分な場合、テープの傷などによりドロツプア
ウトが発生した場合など、本来の同期情報以外の
誤つた同期情報が含まれていたり、同期情報が欠
落したりする。誤つた同期情報や同期情報の欠落
による誤動作を防止するために、水平同期情報の
周期性、一定の時間幅以下の信号を除去すること
及び欠落した同期情報を補うことにより、正規の
同期情報だけにすることが可能である。220は
上記の動作をする同期保護回路である。
端子210より入力された水平同期情報PHを
同期保護回路220に入力し、出力される同期保
護された水平同期情報をCPHとする。同期保護
された水平同期情報CPHのタイミング図を第6
図1に示す。
端子211から入力される垂直同期情報PV(第
6図2)は計数回路230のリセツト端子に入力
され、一垂直走査毎に計数回路230は上記垂直
同期情報によりリセツトされる。計数回路230
のクロツク入力端子には上記同期保護された水平
同期情報CPHが入力され計数される。そして、
第2図に示した回路で設定したヘツド切換えのた
めのブランキング位置HBLK,VBLKでこの期
間の信号を第1図130に示すメモリに書き込ま
ないようにアドレスの発生をブランキング期間停
止制御する信号AST(第6図3)を出力する。ア
ドレス停止制御信号ASTは端子212により出
力され、第1図に示す書き込みアドレス発生回路
141の書き込みアドレス信号の発生をブランキ
ング期間は停止する。
また、アドレス停止制御信号ASTは遅延回路
240、パルス形成回路241を経て、ブランキ
ング位置HBLK,VBLKの一水平走査期間内の
中央付近にラツチパルスLP(第6図5)を出力
し、このラツチパルスLPをOR回路の一方の入力
信号とする。
一方、端子113から入力されたヘツド切換え
信号HSW(第6図4)はエツジ検出回路250で
立上り、立下りの両エツジが検出され出力され
る。このエツジ信号を遅延回路251,252、
反転回路253を経て出力する。遅延回路25
1,252の遅延時間の設定は次のように行な
う。2つのヘツドが同時にテープに接触している
オーバーラツプ期間に反転回路253の出力信号
GTが低値(以下“L”で示す)となるように設
定する。従つて、信号GTが“L”の期間内にヘ
ツドを切換えれば無信号期間なく信号が得られる
ことになる。信号GTはOR回路260の残る入
力端子に入力される。
第2図の回路で作製したブランキング期間の位
置は第4図3,4に示すように、垂直同期情報を
もとにして、オーバーラツプ期間内に入る所定位
置に決められている。そこで、安定に映像信号が
再生されている状態では、ラツチパルスLPは信
号GTが“L”の期間内に出力される。従つて
OR回路260の出力信号GLPは第6図7に示す
ように、信号GTが“L”になつている期間内の
うちラツチパルスLPが出力されている期間は高
値(以下“H”で示す)となる。この信号GLP
はD型フリツプフロツプ280のクロツク入力端
子CKに入力される。一方、ヘツド切換え信号
HSWはたとえばシフトレジスタから成る遅延回
路270に入力され、遅延回路270で遅延され
た出力信号は反転回路271で状態反転し、その
出力信号AHSW(第6図8はD型フリツプフロツ
プ280のデータ入力端子Dに入力される。遅延
回路270の遅延時間は回転ヘツドの回転周期の
1/2以下の時間である。従つて、信号AHSWはヘ
ツド切換え信号HSWに対し位相の進んだ信号と
なる。
D型フリツプフロツプ280では、信号
AHSWをデータ入力とし、信号GLPをクロツク
入力としているので、安定に映像信号が再生され
ている状態では、信号AHSWはラツチパルスLP
の立上りエツジの位相でラツチされ、ラツチされ
たヘツド切換え信号LHSWを端子114から出
力する。
端子114から出力されたラツチされたヘツド
切換え信号LHSWはVTRもどされ、この信号
LHSWを用いて2つのヘツドで再生された映像
信号を切換えるようにする。これにより、信号の
切換えは常にブランキング期間内で行なわれるよ
うになり、スキユーによる信号の不連続、欠落は
生じない。
また、再生停止状態から再生を開始した直後は
サーボ系が定常状態になつておらず、トラツキン
グずれなどにより再生FM映像信号の出力レベル
が充分でない。このような状態でFM復調する
と、垂直同期信号と誤るような信号が発生し、誤
つた垂直同期信号を基準に水平同期信号のライン
数を計数してしまうため、ラツチパルスLPがオ
ーバーラツプ期間外に発生してしまう。オーバー
ラツプ期間外に発生したラツチパルスを用いてヘ
ツド切換え信号をラツチし、得られたラツチされ
たヘツド切換え信号を用いて再生FM映像信号を
切換えると、再生FM映像信号に無信号期間が生
じてしまう。この無信号期間をFM復調すると、
垂直同期信号と誤るような信号が発生することが
ある。一度この状態になるとこの状態で安定化し
てしまい、正常な再生ができなくなるという問題
がある。
ラツチパルスLPを信号GTでゲートすることに
よりオーバーラツプ期間内のラツチパルスLPの
みを有効とすることができる。また、先に述べた
起動時などのサーボ系が不安定でラツチパルス
LPがオーバーラツプ期間内に発生しない場合に
は、信号GTの立上り位相で先行したヘツド切換
え信号AHSWをラツチすることになる。従つて
確実にオーバーラツプ期間内で、ヘツド切換え信
号の状態を反転することが可能であり、無信号期
間などが生じることはない。
以上の説明からわかるように、第5図の回路を
用いることにより、同期欠落、雑音の飛び込みな
どがあつても、あるいは起動時などのサーボ系の
不安定な時にも確実にオーバーラツプ期間内で再
生信号の切換えを行なうことが可能であり、同期
保護回路を通していることから、定常状態では水
平走査線の計数誤りを犯すことなく確実にブラン
キング期間で再生信号を切換えることが可能であ
る。
スキユー発生量は一般家庭用VTRでは最大で
も数μsecであり、スキユー量からはブランキング
期間τを一水平期間の時間とすれば充分である。
また、ヘツド切換え位置に関しても、水平同期情
報を計数することにより一水平走査期間のブラン
キング期間内で確実に行なえる。水平同期情報の
周期性を考慮した場合、ブランキング期間τを一
水平走査期間ないしは、一水平走査期間の整数倍
とするのが最適である。なお、ブランキング期間
τは、一水平走査期間の整数倍の所定値であれば
よく、一垂直走査期間内で一定である必要はな
い。ブランキング期間τを一水平走査期間とすれ
ばメモリ容量を最小にでき、さらに図示はしてい
ないが、メモリへの書き込みアドレス回路と読み
取りアドレス回路を一部共通化でき、回路の小規
模化も可能である。また、付加したブランキング
期間を一水平走査期間の整数倍とすることで、記
録信号は水平走査周期で連続性が保たれるので、
ブランキング期間も信号期間と同様の信号処理を
続けることができ、回路の簡略化が可能である。
さらには、信号が連続するため、ブランキング処
理後の信号を直接波形モニタなどで観測すること
もできる。
また、ヘツド数も2ヘツドの単一チヤンネルと
は限らず、複数ヘツドを用いた複数チヤンネルの
物であつてもよく、各チヤンネルごとに上記本発
明を適用することにより、まつたく同様の効果を
得ることができる。
なお第1図に示す基準同期信号発生回路190
からの基準垂直同期信号RVは端子116を介し
て図示しないサーボ制御装置の基準信号として出
力される。
このサーボ制御装置は上記第5図の実施例に基
づく時間軸エラー補正装置を兼ねたブランキング
期間除去装置を適用するVTRなどにおいて、磁
気ヘツドと磁気テープとの相対的な位相を制御し
て信号を正しく再生するためのトラツキング制御
系などで構成され、従来から公知のものが用いら
れる。このサーボ制御装置に上記端子116から
の基準垂直同期信号RVが入力されることによつ
て、端子110からの入力映像信号がこの基準垂
直同期信号RVに位相同期するようにサーボ制御
される。
また、前記した文献で述べられている高品位テ
レビ信号の一つであるMUSE信号は輝度信号と
色度信号が時間軸多重されており同期信号も映像
信号レベル内のいわゆる正極同期信号となつてい
る。しかも水平ブランキング期間はわずかであ
る。このような高品位テレビ信号を直接、セグメ
ント記録方式のVTRで記録再生すると、セグメ
ント部で正極同期信号の位相が不連続となるため
周期性を用いた正極同期信号の分離は不可能とな
る。
上記高品位テレビ信号を一水平走査周期で時間
軸圧縮し、生じた無信号期間に負極性同期情報が
バースト信号を入れることにより、同期情報を分
離することが可能である。上記高品位テレビ信号
にブランキング期間を設ける場合には、第2図に
示す回路ブロツク図の一部を変更するだけで、時
間軸圧縮による同期挿入とブランキング処理を行
なうことができる。
第2図では書き込みアドレス発生回路41と読
み取りアドレス発生回路42のクロツク信号は端
子11から入力された同じクロツク信号を用いて
いる。時間軸圧縮する場合には、書き込みアドレ
ス発生回路41のクロツク信号と読み取りアドレ
ス発生回路42のクロツク信号を別け、上記書き
込みアドレス発生回路41のクロツク信号に同期
して発生した周波数の高いクロツク信号を読み取
りアドレス発生回路42のクロツク信号とする。
従つてメモリ30からの信号の読み取りは一水平
走査期間毎に間欠的に行なわれることになる。な
お、同期情報を一水平走査期間以外の周期で行な
う場合には、その周期に従つて読み取りも間欠的
に行なわれる。
上記高品位テレビ信号にヘツド切換えのための
ブランキングを入れる位置は付加する同期情報と
同じ位置で良く、正極同期情報と色度信号間、色
度信号と輝度信号間、輝度信号と正極同期信号間
のいずれでも良い。
また、時間軸圧縮した信号を伸長し、ブランキ
ング期間を除去するためには、第1図に示す書き
込みクロツク信号WCKの周波数を高くすれば良
い。この場合にはメモリ130への書き込みは付
加された同期情報、バースト信号を除いて間欠的
に行なう。
以上のように高品位テレビ信号についても、本
発明を適用することができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、水平ブランキング期間の極め
て短い映像信号をセグメント記録方式VTRで記
録する場合に、再生時のヘツド切換え点で発生す
るスキユーを良好に補正するだけのブランキング
期間を記録時に設け、再生時には安定にブランキ
ング期間でヘツドを切換えることができ、また、
安定に誤ることなくブランキング期間を除去でき
るので、スキユーによる再生画像の不連続、信号
の欠除をなくすことができ、著しい画質改善効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるブランキング期間除去回
路のブロツク図、第2図は記録時のブランキング
処理回路のブロツク図、第3図はそのタイミング
図、第4図はブランキング処理した映像信号を
VTRに記録再生した場合の波形図、第5図はラ
ツチされたヘツド切換え信号発生回路のブロツク
図、第6図はそのタイミング図である。 30,130…メモリ、41,141…書き込
みアドレス発生回路、42,142…読み取りア
ドレス発生回路、75…ブランキングレベル設定
回路、190…基準同期信号発生回路、220…
同期情報保護回路、230…計数回路、280…
D型フリツプフロツプ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ブランキング期間を有する複数の信号を順次
    切換える切換え手段と、 上記信号の所定ラインから所定数のラインを計
    数する計数手段と、 該計数手段の出力に応じて上記切換え手段の切
    換え位置を制御する切換え位置制御手段と、 上記信号を書き込み及び読み取るメモリと、 上記信号を上記メモリに書き込む書き込み手段
    と、 上記メモリに書き込まれた信号を読み取り出力
    する読み取り手段と、 を備え、 上記書き込み手段が、上記計数手段の出力に応
    じ上記ブランキング期間の信号の上記メモリへの
    書き込みを停止するように構成されることを特徴
    とする信号処理装置。 2 上記切換え位置制御手段は、 上記計数手段の出力に対し位相先行した切換え
    信号を生成する切換え信号生成手段と、上記計数
    手段の出力に基づき上記切換え信号をラツチする
    ラツチ手段と、上記信号のオーバーラツプ領域の
    少なくとも一部を検出する検出手段と、上記計数
    手段の出力を上記検出手段の出力でゲートするゲ
    ート手段と、を有し、上記ゲート手段の出力で上
    記切換え信号をラツチするよう構成されている特
    許請求の範囲第1項記載の信号処理装置。
JP60016544A 1985-02-01 1985-02-01 信号処理装置 Granted JPS61177084A (ja)

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JPH0757024B2 (ja) * 1987-11-16 1995-06-14 株式会社日立製作所 映像信号記録再生装置

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