JP2908870B2 - 画像記憶装置 - Google Patents

画像記憶装置

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JP2908870B2
JP2908870B2 JP2317393A JP31739390A JP2908870B2 JP 2908870 B2 JP2908870 B2 JP 2908870B2 JP 2317393 A JP2317393 A JP 2317393A JP 31739390 A JP31739390 A JP 31739390A JP 2908870 B2 JP2908870 B2 JP 2908870B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、画像記憶装置に関し、特に、静止画から得
られたノンインターレース方式の高解像度映像信号など
のような、動きのない(又は遅い)画像から得られる水
平周波数の高い映像信号を記憶させるための画像記憶装
置に関する。
[従来の技術] 映像信号を人間が視認できる画像として、紙への印字
やディスプレイ装置の画面への表示等の方法で出力する
機器は、一般に、与えられた映像信号を一旦記憶するた
めの画像メモリを含む。このような機器には、たとえば
パソコン(パーソナルコンピュータ)に接続されるプリ
ンタがある。パソコンのディスプレイに表示された画像
の映像信号がこのプリンタに与えられると、プリンタは
この映像信号を画像メモリに一旦記憶した後読出し、読
出した映像信号に基づいて、紙への印字を行なう。これ
によって、パソコンのディスプレイに表示されたと同じ
画像が紙に印字される。
画像メモリは映像信号をデジタルデータとして記憶す
るので、画像メモリに記憶されるべき映像信号はA/D変
換器によってデジタルデータに変換された後画像メモリ
に与えられる。A/D変換器は、与えられた映像信号電圧
を1画素分ずつサンプリングし、サンプリングした映像
信号電圧の各々を論理値0,1の2値データに変換する。
したがって、A/D変換器のサンプリング周波数fは、1
水平映像期間をtで表わし、1水平走査線を構成する画
素の数をmで表わすと、次式で表わされる。水平映像期
間は水平/垂直同期信号を含む映像信号において各水平
走査線の映像信号が表われる期間である。
f=m/t[Hz] A/D変換器は、外部からのクロック信号に同期して前
述のサンプリングを行なう。したがって、上式からわか
るように、画面上の水平走査線の各々を構成する画素の
数に比例した周波数を有するクロック信号が、A/D変換
器におけるサンプリングタイミングを決定するためにA/
D変換器に与えられる。以下、このクロック信号をサン
プリングクロック信号と称する。第3図は、画像記憶装
置に記憶させるべき映像信号とA/D変換器に与えられる
サンプリングクロック信号との関係を示すタイミングチ
ャート図である。
第3図を参照して、映像信号は、第3図(b)に示さ
れるように、垂直同期信号(第3図(a))の立下がり
間、つまり1フィールド期間にn本の水平走査線の各々
の映像信号を含む。ここで、nは1画面内の水平走査線
の数である。各水平走査線の映像信号は、水平同期信号
の立上がりから一定期間後に現われる。各水平走査線の
映像信号は、それを構成するm個の画素の映像信号電圧
がシリアルにつなぎ合わされたものである。そこで、A/
D変換器にはサンプリングクロック信号として、第3図
(c)に示されるような、水平映像期間の各々において
t/m(sec)ごとに立下がる(または立上がる)ような繰
り返し波形を示す信号が与えられる。A/D変換器は、こ
のサンプリングクロック信号の立下がりまたは立上がり
のいずれかに同期して映像信号(第3図(b))をサン
プリングする。A/D変換器がサンプリングクロック信号
の立下がりおよび立上がりのいずれに同期してサンプリ
ングを行なうかは、A/D変換器に与えられる制御信号の
1つである変換位相信号(第3図(d))の論理レベル
によって決定される。たとえばA/D変換器は、交換位相
信号電圧が“H"レベルであるときにサンプリングクロッ
ク信号の立上がりに同期してサンプリングを行ない、変
換位相信号電圧が“L"レベルであるときにサンプリング
クロック信号の立下がりに同期してサンプリングを行な
うように構成される。変換位相信号電圧の論理レベルは
いずれのフィールド期間においても一定である(第3図
(d)参照)。したがって、変換位相信号電圧が“L"レ
ベルであれば、A/D変換器変換器は常にサンプリングク
ロック信号の立下がりに同期して、各水平走査線の映像
信号をサンプリングする。一方、サンプリングクロック
信号の立下がり周期はt/m(sec)であるので、A/D変換
器のサンプリング動作によって各水平走査線の映像信号
からそれを構成するすべての画素の映像信号電圧が抽出
される。この結果、画像メモリには、各水平走査線を構
成するすべての画素の映像信号電圧がデジタルデータと
して記憶される。
[発明が解決しようとする課題] このように、従来、1画素ごとの映像信号電圧を画像
メモリに記憶させる場合、映像信号をデジタルデータに
変換するA/D変換器のサンプリング周波数を、1水平走
査線を構成する画素の数mおよび1水平映像期間の長さ
tに応じて設定する必要がある。一方、1フィールド期
間は1/60(sec)と一定であるので、1水平走査期間の
長さは1画面を構成する水平走査線の数nが多いほど短
くなる。すなわち、映像信号の水平周波数は、垂直解像
度の高い映像信号や、ノンインターレース方式の映像信
号などのように、1フィールド期間または1フレーム期
間内に多くの水平走査線の映像信号を含む映像信号ほど
高い。たとえばノンインターレース方式の高解像度映像
信号は1フィールド期間内にインターレース方式の高解
像度映像信号の2倍の数の水平走査線の映像信号を含
む。このため、ノンインターレース方式の高解像度映像
信号の水平周波数は、インターレース方式の高解像度映
像信号の水平周波数(通常、15.7kHz)よりもはるかに
高く、31.5kHzや24.8kHz程度となる。したがって、1水
平映像期間の長さtはこのようなノンインターレース方
式の高解像度映像信号や垂直解像度の高い映像信号ほど
短い。このため、A/D変換器のサンプリング周波数は、
映像信号の水平周波数が高いほど高く設定されねばなら
ない。したがって、A/D変換器は映像信号の水平周波数
が高いほど短い周期で、映像信号電圧のサンプリング,
サンプリングした映像信号電圧のデジタルデータへの変
換,変換したデジタルデータの出力という一連の動作を
繰り返す。つまり、A/D変換器に要求される動作周波数
は映像信号の水平周波数が高いほど高くなる。
しかしながら、A/D変換器が上記一連の動作を行なう
のに要する時間、すなわちA/D変換器の動作速度はA/D変
換器自身の性能によって異なる。このため、要求される
動作周波数が高いと、動作速度の速い高性能のA/D変換
器が必要となる。一般に、このような高性能のA/D変換
器は高価である。それゆえ、画像メモリに記憶させるべ
き映像信号の水平周波数が高いと、高価なA/D変換器が
必要となる。この結果、このA/D変換器および画像メモ
リを含む機器のコストが高くなる。さらに、このような
動作速度の速いA/D変換器が用いられると、このA/D変換
器に関与する周辺回路の動作周波数が高くなる。この結
果、周辺回路の動作が若干のノイズ等によって影響され
やすくなるので、周辺回路の動作マージンが低下する。
パソコンから出力される映像信号はノンインターレー
ス方式の高解像度映像信号であるので、上記のような問
題はたとえば、パソコンに接続されるプリンタなどにお
いて顕著となる。
それゆえに、本発明の目的は、上記のような問題点を
解決し、入力映像信号の周波数に応じて自動的に同一の
変換レートで、入力映像信号をデジタル変換し、記憶さ
せることができる画像記憶装置を、コスト高および内部
回路の動作マージンの低下を招来することなく提供する
ことである。
[課題を解決するための手段] 上記のような目的を達成するたに、本発明に係る画像
記憶装置は、一定の時間長tを有する1水平映像期間に
一定数mの画素の信号成分を含む映像信号から水平周波
数を検知するための水平周波数検知手段と、前記水平周
波数検知手段により検知された水平周波数に基づいて、
前記映像信号を、t/mの、1以上の整数倍に相当する時
間期間ごとに、サンプリングしてデジタルデータに変換
する変換手段と、この変換手段によって変換された、k
フィールド期間分の映像信号のデジタルデータを記憶す
る記憶手段とを備える。さらに、本発明に係る画像記憶
装置は、任意の1フィールド期間における変換手段のサ
ンプリングタイミングとこの任意の1フィールド期間に
隣接する1フィールド期間における変換手段のサンプリ
ングタイミングとを互いにt/mに相当する時間期間分異
ならせるタイミング制御手段を備える。好ましくは、前
記映像信号は、静止画または動きの遅い画像の映像信号
である。
[作用] 本発明に係る画像記憶装置は上記のように構成される
ので、検知された映像入力信号の水平周波数に基づい
て、通常の解像度の映像信号の記憶手段への記憶に際し
ては、通常の時間期間ごとにサンプリングされてデジタ
ル信号に変換される一方、高解像度の映像信号の記憶手
段への記憶に際しては、従来の少なくとも2倍に相当す
る時間期間ごとにサンプリングされてデジタルデータに
変換される。つまり、この映像信号の1水平映像期間の
時間長をtで表わし、2以上の任意の整数をkで表わ
し、かつ、1水平映像期間にm個の画素の信号成分が含
まれるとすると、変換手段のサンプリング周波数は、m/
t/k[Hz]となる。一方、変換手段のサンプリングタイ
ミングは隣接する2つのフィールド間で1画素分(t/
m)ずれる。したがって、隣接するk個のフィールド期
間の各々において、変換手段は各水平映像期間に含まれ
るm画素分の映像信号のうち、m/k画素分の映像信号だ
けをサンプリングしてデジタルデータに変換する。そし
て、これらm/k個の画素の水平走査線上の位置は、隣接
する2つのフィールド期間の間で1画素分ずつずれる。
この結果、1フィールド分の映像信号がkフィールド期
間かかって、m・n個の画素の映像信号電圧データとし
て記憶手段に記憶される(nは1フィールド分の映像信
号に含まれる水平映像走査線の数)。
[実施例] 第1図は、本発明の一実施例の画像記憶装置の構成を
示す概略ブロック図である。
この画像記憶装置には、パソコン等からノンインター
レース方式の高解像度映像信号が対応する水平同期信号
および垂直同期信号とともに与えられるものとする。パ
ソコン等から出力される映像信号は、たとえば、R,G,お
よびBの3つの色信号である。
第1図を参照して、パソコン等から与えられた映像信
号は、A/D変換器1に与えられる。A/D変換器1は、与え
られた映像信号電圧を、サンプリングクロック発生器4
から発生されたサンプリングロック信号に同期してサン
プリングし、サンプリングした映像信号電圧をデジタル
データに変換して画像メモリ2に与える。
画像メモリ2は、A/D変換器1からデジタルデータを
メモリコントロール回路5によって指定されたアドレス
に記憶する。
一方、前記映像信号とともに与えられた水平同期信号
および垂直同期信号はそれぞれ、サンプリングクロック
発生回路4および制御回路7に与えられる。サンプリン
グクロック発生回路4は、水平同期信号に基づいて、各
水平映像期間に一定周波数のサンプリングクロック信号
を発生して出力する。具体的にはサンプリングクロック
発生回路4は、1水平走査期間ごとに与えられる水平同
期信号に応答して、m/t[Hz]の周波数を有する基準ク
ロック信号を制御回路7によって指定された分周比で分
周する。この分周によって得られた信号がA/D変換器1
におけるサンプリングタイミングを決定するサンプリン
グクロック信号としてA/D変換器1に出力される。ここ
では、mは、1水平走査線を構成する画素の数(本実施
例では1024個)であり、tは1水平映像期間の長さを表
わす。尚、基準クロック信号は、たとえばサンプリング
クロック発生回路4内部で発生される。水平同期信号は
サンプリングクロック発生回路4だけでなく水平周波数
検知回路6にも与えられる。水平周波数検知回路6は、
A/D変換器1に与えられる映像信号の水平周波数を水平
同期信号に基づいて検知する。さらに、水平周波数検知
回路6は、この検知結果を制御回路7に知らせるための
検知信号を出力する。
制御回路7は、水平周波数検知回路6からの検知信号
および垂直同期信号に基づいて、サンプリングクロック
発生回路およびメモリコントロール回路5ならびにA/D
変換器1を制御する。次に、A/D変換器1および制御回
路7の動作について第2図を参照しながら詳細に説明す
る。第2図は、この画像記憶装置の動作をA/D変換器1
のサンプリング動作に基づいて説明するためのタイミン
グチャート図である。
なお、以下の説明においては、A/D変換器1に与えら
れるノンインターレース方式の高解像度映像信号は、10
24個の画素から構成される水平走査線の映像信号を1水
平走査線期間内に含むものとする。
制御回路7は、水平周波数検知回路6からの検知信号
に応答して、サンプリングクロック発生回路4が基準ク
ロック信号を分周する際の分周比を指定する分周比デー
タを出力する。具体的には、水平周波数検知回路6が、
前記映像信号の水平周波数が通常(15.7kHz)よりも高
いことを検知すると、制御回路7はサンプリングクロッ
ク発生回路4における分周比を2とする分周比データを
出力する。したがって、この画像記憶装置にノンインタ
ーレース方式の高解像度映像信号に対応する水平同期信
号が与えられると、サンプリングクロック発生回路4は
前記基準サンプリングクロック信号を2分周してA/D変
換器1に与える。ノンインターレース方式の高解像度映
像信号は、第2図(b)に示されるように、垂直同期信
号(第2図(a))の立上がり間、すなわち1フィール
ド期間に、通常よりも多くの水平走査線の映像信号を含
む。本実施例では、各水平走査線の映像信号は、この水
平走査線を構成する1024個の画素の映像信号電圧がシリ
アルにつなぎ合わされたものである。したがって、サン
プリングクロック発生器4において分周される基準サン
プリングクロック信号は、第2図(c)に示されるよう
に、1024/t[Hz]の周波数を有し、各水平映像期間にお
いて1画素ごとに立上がる繰り返し波形を示す。本実施
例では、この基準サンプリングクロック信号がサンプリ
ングクロック発生回路4によって2分周される。このた
め、A/D変換器1に与えられるサンプリングクロック信
号は、第2図(d)に示されるように、521/t[Hz]の
周波数および1/2デューティー比を有し、各水平映像期
間において2画素ごとに立上がる繰り返し波形を示す。
さらに、制御7回路は、垂直同期信号に基づいて、1
フィールド期間ごとに論理レベルの反転する変換位相信
号をA/D変換器1に与える。具体的には、制御回路7は
垂直同期信号の立上がりに同期して変換位相信号電圧の
論理レベルを切換える。したがって、A/D変換器1に与
えられる変換位相信号は、第2図(e)に示されるよう
に、隣接する2フィールド期間のうちの一方のフィール
ド期間ともう一方のフィールド期間とで異なる論理レベ
ルを示す。
A/D変換器1は、与えられたノンインターレース方式
の高解像度映像信号を、変換位相信号電圧が“H"レベル
である期間にはクロック信号の立上がりに同期してサン
プリングし、変換位相信号電圧が“L"レベルである期間
にはサンプリングクロック信号の立下がりに同期してサ
ンプリングする。このため、変換位相信号電圧が“H"レ
ベルであるフィールド期間には、各水平走査線の映像信
号のうち、奇数番目の画素の映像信号電圧がサンプリン
グされる。逆に、変換位相信号電圧が“L"レベルである
フィールド期間には、各水平走査線の映像信号のうち偶
数番目の画素の映像信号電圧がサンプリングされる。し
たがって、A/D変換器1から画像メモリ2に与えられる
デジタルデータは、隣接する2つのフィールド期間のう
ちの一方のフィールド期間において、画面上の奇数番目
の列に配列された画素の映像信号電圧となり、もう一方
のフィールド期間においては、画面上の偶数番目の列に
配列された画素の映像信号電圧となる。したがって、1
画面分の映像信号のうち半分が1フィールド期間内に画
像メモリ2に記憶され、残りの半分が次の1フィールド
期間内に画像メモリ2に記憶される。
すなわち、任意の水平走査線の映像信号のうち、その
水平走査線上に奇数番目に配列された512画素の各々の
映像信号電圧は変換位相信号電圧が“H"レベルであるフ
ィールド期間にA/D変換器1によってデジタルデータに
変換され、この走査線上の偶数番目に配列された512画
素の各々の映像信号電圧は変換位相信号電圧が“L"レベ
ルであるフィールド期間にA/D変換器1によってデジタ
ルデータに変換される。この結果、変換位相信号電圧が
“H"レベルである期間に画像メモリ2には、第2図
(f)に示されるように、サンプリングクロック信号
(第2図(e))の立上がりに同期してA/D変換器1が
サンプリングした512画素分の映像信号電圧がデジタル
データとして記憶され、変換位相信号電圧が“L"レベル
である期間において画像メモリ2には、第2図(g)に
示されるように、サンプリングクロック信号の立下がり
に同期してA/D変換器1がサンプリングした512画素分の
映像信号電圧がデジタルデータとして記憶される。
つまり、任意の水平走査線の映像信号を構成する1024
画素の映像信号電圧は2フィールド期間かかって画像メ
モリ2に記憶される。
さて、制御回路7は、さらに、A/D変換器1から出力
されたデジタルデータが1画素分ごとに時間順次に画像
メモリ2の所定のアドレスに記憶されるように、メモリ
コントロール回路5を制御する。すなわち、メモリコン
トロール回路5は、制御回路7によって制御されて、A/
D変換器1から画像メモリ2に1画素分のデジタルデー
タが与えられるタイミングに適合するタイミングで、画
像メモリ2においてこの1画素分のデジタルデータが記
憶されるべきアドレスを指定するアドレス信号を出力す
る。これによって2フィールド期間に、1画面を構成す
る水平走査線の各々の映像信号が1024画素分の映像信号
電圧として画像メモリ2の互いに異なるアドレスに書込
まれる。
画像メモリ2は、このようにして記憶した1画面分の
映像信号を、メモリコントロール回路5によって制御さ
れて、エンコーダ回路3に出力する。したがって、エン
コーダ回路3には1画面分の映像信号が、A/D変換器1
がサンプリングした(n×1024)個の映像信号電圧に対
応するデジタルデータが2フィールド期間かかって与え
られる。ここで、nはA/D変換器1に与えられる1画面
分の映像信号に含まれる水平映像期間の数である。エン
コーダ回路3は与えられるデジタルデータをエンコード
して、A/D変換器1に入力された際のアナログ映像信号
を再生する。再生されたアナログ映像信号は出力端子8
から外部に出力される。したがって、2フィールド期間
にエンコーダ回路3に与えられたデジタルデータは、1
画面分のノンインターレース方式の高解像度映像信号と
して出力端子8から出力される。出力端子8から出力さ
れた映像信号はたとえば、CRT(Cathode−Ray Tube)
ディスプレイ装置等に与えられる。この結果、この画像
記憶装置に映像信号を与えたパソコン等の機器によって
供給されたと同じ画像が他の機器において再生される。
このように、本実施例では1フィールド期間に、1画
面を構成する水平走査線の各々の映像信号が1画素分お
きにA/D変換器1によってサンプリングされ、この1フ
ィールド期間に続く次の1フィールド期間に、前記水平
走査線の各々の映像信号が先の1フィールド期間とは1
画素分ずれたタイミングでA/D変換器1によってサンプ
リングされる。このため、A/D変換器1のサンプリング
周波数fが通常の1/2となる。すなわち、1024画素分の
映像信号電圧を1水平映像期間に含む映像信号をメモリ
に記憶させるには、このメモリの前段に設けられるA/D
変換器に与えるサンプリングクロック信号の周波数が従
来は1024/t[Hz]とされた。これに対し、本実施例で
は、A/D変換器1にサンプリングクロック発生回路4か
ら与えられるサンプリングクロック信号の周波数が512/
t[Hz]とされる。
本実施例では、A/D変換器1が映像信号をサンプリン
グするタイミングを隣接する2つのフィールド期間の間
で1画素分ずらせるために、A/D変換器1に与える変換
位相信号の論理レベルが1フィールド期間ごとに反転さ
せられた。しかしながら、A/D変換器1におけるサンプ
リングタイミングを1フィールド期間毎にずらす方法は
このような方法に限定されない。たとえば、サンプリン
グクロック発生回路4からA/D変換器1に与えられるサ
ンプリングクロック信号の位相を1フィール期間ごとに
180゜だけずらし、変換位相信号の論理レベルを従来ど
おり一定にしてもよい。
本実施例では、ノンインターレース方式の高解像度映
像信号がA/D変換器1に与えられた場合にA/D変換器1の
サンプリング周波数は、m/t/2[Hz]とされたが、水平
周波数が通常よりも高い映像信号がA/D変換器1に与え
られた場合のA/D変換器1のサンプリング周波数は従来
の1/2に限定されず、従来の1/k(kは2以上の任意の自
然数)、すなわちm/t/k[Hz]であればよい。
A/D変換器1のサンプリング周波数をm/t/k[Hz]とす
るには、制御回路7がサンプリングクロック発生回路4
における分周比をkに指定するような分周比データを出
力すればよい。さらに、この場合には、A/D変換器1の
サンプリングタイミングが隣接するk個のフィールド期
間の間で1画素ずつずれるように、サンプリングクロッ
ク発生回路4が出力するサンプリングクロック信号およ
び制御回路7が出力する変換位相信号の波形が調整され
る。これによって、隣接するk個のフィールド期間の各
々において、1画面を構成する水平走査線の各々の映像
信号が(k−1)画素分おきにA/D変換器1によってサ
ンプリングされる。このサンプリングタイミングは前記
k個のフィールド期間の間で1画素分ずつずれるので、
このk個のフィールド期間のそれぞれにおいてA/D変換
器1が同じ水平走査線の映像信号からサンプリングする
映像信号電圧は、互いに異なる1024/k画素分の映像信号
電圧となる。すなわち、この場合には、1画面分の映像
信号がkブロックに分割されてA/D変換器1にサンプリ
ングされるので、1画面分の映像信号はkフィールド期
間かかって画像メモリ2に記憶される。
このように、上記実施例およびその応用例によれば、
ノンインターレース方式の高解像度映像信号に代表され
る水平周波数の高い映像信号を、A/D変換器のサンプリ
ング周波数を従来の1/2以下に抑えながら、従来と同じ
数の画素分の映像信号電圧としてメモリに記憶させるこ
とが可能となる。したがって上記実施例およびその応用
例の画像記憶装置においては、A/D変換器に従来ほど高
価なものを用いる必要がないので、この画像記憶装置は
安価に提供される。さらに、A/D変換器が高価となるこ
とによって従来生じた、A/D変換器に関与する周辺回路
の動作マージンの低下も抑制される。このような理由に
より、上記実施例およびその応用例によれば、水平周波
数の高い映像信号を記憶させるための画像記憶装置のコ
ストの低下および動作マージンの向上を実現することが
できる。なお、上記実施例およびその応用例の画像記憶
装置においては、複数のフィールド期間の各々において
サンプリングされた映像信号電圧がつなぎ合わされて1
画面分の映像信号とされるので、これらの画像記憶装置
に記憶させるべき映像信号は静止画や比較的動きの遅い
画像の映像信号であることが望ましい。すなわち、この
ような画像の映像信号に対して本実施例が適用されれ
ば、最初の1フィールド期間の映像信号と次の1フィー
ルド期間の映像信号とがほぼ同じであると見なせるの
で、つなぎ合わされた1フィールド分の映像信号によっ
て元の画像がほぼ完全に再生される。
また、上記実施例においては、制御回路7がサンプリ
ングクロック発生回路4に与える分周比データは、水平
周波数検知回路6によって検知された水平周波数が通常
よりも高ければ、その値にかかわらず同一の分周比を指
示するものであった。しかしながら、水平周波数検知回
路6によって検知された水平周波数の値に応じて分周比
データが変化するように、制御回路7が構成されてもよ
い。たとえば制御回路7は、水平周波数検知回路6から
の検知信号が高い水平周波数を示すほど、サンプリング
クロック発生回路4における分周比を大きい値に指定す
る分周比データを出力するように構成されればよい。制
御回路7がこのように構成されることによって、A/D変
換器1に与えられる映像信号の水平周波数の増大に伴う
A/D変換器1のサンプリング周波数の増大が抑制され
る。
[発明の効果] 以上のように、本願発明によれば、検知された映像入
力信号の水平周波数に基づいて、通常の解像度の映像信
号の記憶手段への記憶に際しては、通常の時間期間ごと
にサンプリングされてデジタル信号に変換される一方、
高解像度の映像信号の記憶手段への記憶に際しては、デ
ジタルデータに変換するためのサンプリングが、従来の
2倍以上の周期で行なわれる。このため、本発明に係る
画像記憶装置は、通常の水平周波数の映像信号と水平周
波数の高い高解像度映像信号とを自動的に識別して同一
の変換レートでデジタルデータに変換する。したがって
水平周波数の高い高解像度映像信号を記憶する場合で
も、従来ほど高価なA/D変換器を必要としない。この結
果、内部回路に要求される信号処理速度もそれほど高く
ならないので、高解像度映像信号を記憶させるための画
像記憶装置のコストの低下および動作マージンの向上を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の画像記憶装置の構成を示す
概略ブロック図、第2図は第1図に示される画像記憶装
置の動作を説明するためのタイミングチャート図、第3
図は従来の画像記憶装置の動作を説明するためのタイミ
ングチャート図である。 図において、1はA/D変換器、2は画像メモリ、3はエ
ンコーダ回路、4はサンプリングクロック発生回路、5
はメモリコントロール回路、6は水平周波数検知回路、
7は制御回路、8は出力端子を示す。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定の時間長tを有する1水平映像期間に
    一定数m個の画素の信号成分を含む映像信号から水平周
    波数を検知するための水平周波数検知手段と、 前記水平周波数検知手段により検知された水平周波数に
    基づいて、前記映像信号を、前記一定の時間長tを前記
    一定数mで除算した値t/mの、1以上の整数倍に相当す
    る時間期間ごとに、サンプリングしてデジタルデータに
    変換する変換手段と、 任意の1フィールド期間における、前記変換手段のサン
    プリングタイミングと、前記任意の1フィールド期間に
    隣接する1フィールド期間における、前記変換手段のサ
    ンプリングタイミングとを互いに前記値t/mに相当する
    時間期間分異ならせるタイミング制御手段と、前記変換
    手段によって変換された、前記整数と同じ数のフィール
    ド期間分の映像信号のデジタルデータを記憶する記憶手
    段とを備えた、画像記憶装置。
  2. 【請求項2】前記映像信号は、静止画または、動きの遅
    い画像の映像信号である、請求項1記載の画像記憶装
    置。
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