JPH0548667B2 - - Google Patents

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JPH0548667B2
JPH0548667B2 JP59165821A JP16582184A JPH0548667B2 JP H0548667 B2 JPH0548667 B2 JP H0548667B2 JP 59165821 A JP59165821 A JP 59165821A JP 16582184 A JP16582184 A JP 16582184A JP H0548667 B2 JPH0548667 B2 JP H0548667B2
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signal
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Takeshi Arai
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は飛越走査方式で伝送されてくるテレビ
ジヨン信号を順次走査方式に変換し、ラインフリ
ツカなど飛越走査方式による種々の弊害を除去
し、高品位の画像を再生するために使用される走
査変換装置に関するものである。
(ロ) 従来の技術 飛越走査方式によるテレビジヨン映像信号を順
次走査方式のテレビジヨン映像信号に変換するた
めの従来の走査変換装置の概略的なブロツク図を
第6図に示す。
第6図において、映像検波された2:1飛越走
査による入力映像信号ViはA/D変換器ADに入
力され、該A/D変換器ADでデイジタル信号化
された映像信号は順次、半導体メモリ等の記憶装
置MEに書込まれる。また、前記記憶装置MEは
時分割で入力データを書込む期間と、この書込み
期間の間に書込まれたデータを連続して読出す期
間が設けられており、これによつて変換合成され
たデイジタル信号を順次読出し出力する。前記記
憶装置MEから読出されたデイジタル信号はD/
A変換器DAに入力され、そこで再びアナログ映
像信号V0に変換されてCRT等を使用した表示装
置(図示せず)に供給される。TGはこのシステ
ム内の各装置を動作させるためのタイミング信号
を発生するタイミング信号発生器である。
この従来例では1つの信号系についてのみ示し
ており、輝度信号のみを扱う白黒テレビジヨン受
像機ではこのままで使用でき、またカラーテレビ
ジヨン受像機のように複数の信号(輝度信号と色
差信号または赤、緑、青の各原色信号)の処理を
要する場合には、それぞれの信号に対し第6図の
如き回路を適用すればよい。
次に上記従来の走査変換装置の動作説明を第7
図を参照しつつ説明する。
第7図においてイは2:1の飛越走査で伝送さ
れてくる映像信号形波、ロは飛越走査における垂
直偏向電流波形、ハは記憶装置の動作タイミング
を示すタイミング図である。また、第7図イにお
いて期間1Hは飛越走査における1水平走査期間、
同図ロにおいて期間1Vは1垂直走査期間、同図
ハにおいて期間1H′は順次走査における1水平走
査期間を示しており、1垂直走査期間は飛越走査
の場合と順次走査の場合と同じであるが、順次走
査における1水平走査期間は飛越走査の場合の半
分となつている。尚、第7図においては説明の簡
略化のため水平と垂直走査期間の比は1:7.5と
非常に小さく選定されているが2:1飛越走査条
件を満足し、この場合2垂直走査即ち2フイール
ドで15本の走査線からなる1画面を構成すること
が分かる。
第7図ハにおいて横軸は時間を表わし、縦軸は
記憶装置のアドレスを示しており、実線は記憶装
置の読出しサイクルのタイミングを示し、破線は
書込みのタイミングを示している。
この図から分かるように記憶装置は、或るフイ
ールド内の各ラインの映像信号情報を書込んで行
くとき、一ライン分の信号を書込み後、一ライン
分のアドレスを空けて(即ち書込まず)から次の
一ライン分の映像信号情報を書込むという如き動
作を繰返し、次のフイールド内の各ラインを書込
むときは、前フイールドで書込まれなかつた各々
の一ライン分のアドレスに順次書込むようになさ
れ、また呼出しはこのようにして書込まれた映像
信号情報を順次書込み時の2倍の速度で連続的に
読出すようにタイミング信号発生器TGからのタ
イミング信号により制御される。
例えば第7図ハにおいて、現在書込みが行なわ
れている映像信号イの或るフイールド内の一水平
走査期間Aにおける記憶装置の動作を考えると、
前記期間A内の期間a−a′(期間a−a′は期間A
の半分の期間)にはアドレスADa−ADa′に書込
まれた情報が読出される。このアドレスADa
ADa′内に書込まれている情報は、第7図ハにお
いてADa−ADa′期間を左方に延長して示される
書込み期間の情報、即ち前フイールドにおける
1H期間Bの映像信号情報である。また、期間A
内の後半の期間a′−a″にはこの期間Aにおいて現
在書込み中の1H期間の映像信号情報が読出され
る。
このようにして記憶装置MEから読出される情
報としては、2つのフイールドの1H期間の映像
信号が1フイールド内に交互に配置された情報と
なり、この信号情報を垂直偏向周波数は飛越走査
方式の場合と同じにしておき、水平偏向周波数は
飛越走査方式の場合の2倍の周波数として偏向し
てブラウン管画面上に表示させることにより、1
フイールド内に飛越走査しない15本の走査線から
構成される画像を再生することができ、これによ
つて飛越走査から順次走査に変換されたことにな
る。
尚、上述では説明の便宜上、水平走査期間と垂
直走査期間との比を1:7.5としたが、現行の
NTSC方式では1:262.5であり、また1水平走
査期間の信号の書込み、読出しを最小単位とし、
同一の記憶装置を同時に書込み、読出しする如く
説明したが、これらの動作を実際には時分割で行
なわれるが、ここでは詳述しないことにする。
ところで、上記従来例では第7図ハから分かる
ように記憶装置のアドレスとしてはX−X′分の
アドレスを必要とする。すなわち、1フイールド
の映像信号情報を書込むためのアドレスの総数が
記憶装置全体の1/2であることから分かるように
2フイールド(1フレーム)分の映像信号情報を
記憶できる容量の記憶装置が必要とされる。
例えば、第6図に示した走査変換装置において
A/D変換器ADに於けるサンプリング回数を1
水平走査期間に910回(即ちサンプリング周波数
をカラーテレビジヨンにおける色副搬送波の4倍
の周波数とする)とし、NTSC方式の映像信号に
於いて一画素の情報量が8ビツトで構成されるも
のとすると、記憶すべき情報量Pは P=910×525×8≒467KB〔バイト〕 となり、非常に大きな情報量を記憶できる記憶装
置が必要とし、このため記憶装置に要するコスト
が高くなるばかりか、記憶装置自体が大型とな
り、走査変換装置として構成する場合に前記記憶
装置が占めるスペースの割合が大きくなるという
欠点がある。尚、昭和57年6月20日に発行された
社団法人テレビジヨン学会編の「1982年テレビジ
ヨン学界全国大会予稿集」のP.147〜P.148にも走
査変換装置が記載されているが、具体的なメモリ
の使用方法については何ら示されてはいない。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点 この発明は上記欠点を解消するように工夫され
たものであり、低コストで小型の走査変換装置を
提供することを目的とするものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本発明は各フイールドが2N+1/2ライン分で構 成され、互いに飛越走査関係にある2フイールド
分の映像信号をフイールド周波数が同一でライン
数が2倍になされた順次方式のテレビジヨン映像
信号に変換するために、上記飛越走査方式の映像
信号のN+1ライン分に相当するアドレスを有す
るメモリを設け、このメモリの上記N+1ライン
分のアドレスを巡回させ、上記飛越走査方式の映
像信号の各フイールド内の各1ライン分を順次書
込んで行くと共に、その書込みの行なわれている
上記メモリの各1ライン分のアドレスを書込み時
の2倍の速度で2回繰り返して順次読み出すよう
に前記記憶装置を制御する。
(ホ) 作用 上記のように構成することにより、あるフイー
ルドの一ライン分の映像信号情報が書込まれる間
に記憶装置から2回繰返して読出される情報のう
ち、前者の情報は現在書込み中のフイールドの前
のフイールドにおける一ライン分の映像信号情報
となり、後者の情報は現在書込み中のフイールド
の一ライン分の映像信号情報となる。
(ヘ) 実施例 以下、本発明を第1図乃至第5図を参照しつつ
説明する。
本発明の走査変換装置の概略構成は第6図と同
じであるが、タイミング信号発生器によつて制御
される記憶装置が異なる。
第1図は本発明における記憶装置の動作を模式
図に示す動作タイミング図であつて、同図におい
てイは飛越走査方式で伝送されてくる映像信号波
形、ロは飛越走査における垂直偏向電流波形、ハ
は記憶装置の動作タイミングを示しており、この
第1図ハにおいて横軸は時間、縦軸は記憶装置の
アドレス、実線は記憶装置の読出しタイミング、
破線は記憶装置の書込みタイミングをそれぞれ示
している。従来と同様に第1図イにおいて期間
1Hは飛越走査方式における1水平走査期間、同
図ロにおいて期間1Vは1垂直走査期間、同図ハ
において期間1H′は順次走査における1水平走査
期間を示しており、1垂直走査期間は飛越走査の
場合と順次走査の場合と同じ(1/60秒)である
が、順次走査による1水平走査期間1H′は飛越走
査の場合の半分となつている。また、従来例と同
様に第1図においても、2:1飛越走査条件を満
足するように水平と垂直走査期間の比は1:7.5
に選定されていて、2垂直走査により15本の走査
線からなる1画面を構成するものとして説明す
る。
このように、各フイールドが2N+1/2ライン (Nは自然数)〔第1図の場合ではN=7で7.5ラ
イン〕から構成され、互いに飛越走査関係にある
2フイールド分の映像信号をフイールド周波数
(垂直偏向周波数)が同一でライン数を2倍にし
た順次方式のテレビジヨン映像信号に変換すべ
く、本発明で使用される記憶装置は、上記飛越走
査方式の映像信号の2N+1/2+1/2=N+1ライ ン分〔第1図の場合ではN=7で8ライン〕のア
ドレスを有し、このN+1ライン分のアドレスを
巡回させている。従つて第1図に示す如く垂直偏
向周期(1V)と記憶装置がそのアドレスをサイ
リツクに巡回する周期が一致せず、記憶装置に記
憶される映像信号情報が1ライン(1H)分ずつ
ずれていく。そして、前記記憶装置は飛越走査方
式の各フイールド内の各1ライン分を順次書込ん
で行くと共に、その各1ライン分のアドレス内の
映像信号情報を書込み時の2倍の速度で2回繰り
返して順次読出すように制御される。この2回の
読出しの際、一方の読出し情報は現在書込み中の
フイールドの直前のフイールドの映像信号情報で
あり、他方の読出し情報は現在書込み中の現フイ
ールドの映像信号情報である。
いま、第1図を参照しつつ、あるフイールド内
の一水平走査期間Aにおける記憶装置の動作を考
えると、前記期間A内の期間a−a′(この時期a
−a′は期間Aの半分の期間で1H′に相当)にはア
ドレスADa−ADa′に書込まれた情報が読出され
る。このアドレスADa−ADa′に書込まれている
情報は、ADa−ADa′区間を左方に延長した細線
が交わる破線部分、即ち前フイールド内の期間B
で示される一ライン分の映像信号情報であり、こ
の情報が読出される。また、期間A内の期間a′−
a″ではこの期間A内において書込み中の現フイー
ルドの一ライン分の映像信号情報が読出され、前
記期間a−a′及び期間a′−a″の読出しはそれぞれ
書込み時の2倍の速度で読出される。従つて、こ
のようにして読出された映像信号情報をアナログ
信号に変換後、垂直偏向周波数は飛越走査方式の
場合と同じにしておき、水平偏向周波数を飛越走
査方式の場合の2倍の周波数にして、CRT等の
表示装置上に表示させれば、飛越走査方式の画像
から順次走査の画像への変換が行なわれる訳であ
る。
このようにすれば、記憶装置に必要とされる記
憶容量は第1図に示される最大アドレス値から分
かるように第7図で説明した従来例における記憶
装置の約半分である。これを標準NTSC方式に適
用した場合、サンプリング回数を1水平走査期間
に910回とし、一画素の情報量が8ビツトで構成
されるものとすると、記憶すべき情報量p′は P′=910×236×8≒234KB〔バイト〕 となる。
次にNTSC方式に本発明を適用した場合に正し
く順次走査が行なわれることを第2図乃至第4図
を参照しつつ説明する。
第2図は2:1飛越走査を行なうNTSC方式の
映像信号の第1フイールド及び第2フイールドの
信号波形を表わしており、図中VBは垂直帰線期
間を示していて、垂直偏向周期と水平偏向周期の
比は262.5:1となつている。
また、以下における説明の便宜上、第2図に次
のような番号を施す。すなわち、第フイールドの
垂直帰線期間の最初に現われる完全な1水平走査
期間をとし、その後の各1水平走査期間を
……と順番に番号を付して第1フイールドの最後
尾の完全な1水平走査期間を 263 とする。同様
に第2フイールドは水平走査期間 263 の次に現
われる最初の完全な1水平走査期間を′とし、
その後の各1水平走査期間を′,′……と番号
の右肩に「′」を付けて前記第1フイールドの水
平走査期間の前まで順次番号付けすると第2フ
イールドの最後尾の水平走査期間は 262 ′とな
る。
第3図は上記の如く番号付けがなされた映像信
号を飛越走査させた場合にブラウン管画面に形成
される走査線の様子を示しており、同図イは第1
フイールド、同図ロは第2フイード、同図ハは第
1フイールドと第2フイールドを重ね合せた1フ
レームの状態を示す図で、このように2つのフイ
ールドの飛越走査により1画面が構成されること
が分かる。
さて、このような飛越走査を行なう映像信号
を、263ライン分に相当するアドレスを有する記
憶装置を用い、このアドレスを巡回させるようさ
せて、第1図に示す如く書込み及び読出しを行つ
た場合について第4図を用いて説明する。
いま、或る番号NまたはN′〔第4図にいてNは
263 としている〕のラインにおいて、このライ
ンが書込まれる記憶装置の該当番地がMであつた
場合の記憶装置の動作を考える。
このとき、記憶装置からはまず第1回目には先
にこの番地Mに書込まれている情報を読出すが、
この情報は記憶装置のアドレスの1巡回前、換言
すれば263ライン分前の映像信号情報である。す
なわち現在書込みが行なわれているラインの番号
が第1フイールドのNに該当するものであればそ
の前のフイールドは第2フイールドであり、この
第2フイールドの各ラインは′〜 262 ′まで番
号付けされているので、結局第2フイールドの
(N−1′)のラインの映像信号情報を読出す訳で
ある。そして、前記ラインNにおいて番地Mから
2回目に読出される情報はこの2回目の読出し時
に書込まれているラインNの映像信号情報であ
る。
また、同様に現在書込みが行なわれているライ
ンの番号が第2フイールドのN′に該当するもの
であればその前のフイールドは第1フイールドで
あり、この第1フイールドの各ラインは〜 263
まで番号付けされているので、結局1回目には
第1フイールドのラインNの映像信号情報が読出
され、2回目にはこの2回目の読出し時に書込ま
れているラインN′の映像信号が読出される。
このようにして、飛越走査の1フイールド期間
において、記憶装置からは常に……、N−1、
(N−1′)、N、N′、N+1、(N+1′)……の如
く読出されるので、これらの映像信号情報をブラ
ウン管画面に表示すると、飛越走査方式の1フイ
ールド期間に2倍のラインを有する第3図ハの如
き順次走査による画像を構成できる。
第5図は上述した走査変動動作を実現するため
の走査変換装置の更に詳細な実施例を示すブロツ
ク図である。
この第5図において、1はA/D変換器、2は
直並列変換器、3は記憶装置、4は並直列変換
器、5はD/A変換器、6は同期分離回路、7は
位相比較回路、8は発振周波数の中心周波数が
28.6MHzの電圧制御発振器VCO、9は1/28の
分周比をもつ第1カウンタ、10は1/65の分周
比をもつ第2カウンタ、11は1/256の分周比
をもつ第3カウンタである。
外部から供給される第2図に図示せる如き標準
NTSC方式の複合映像信号aはA/D変換器1に
入力され、該変換器1で第1カウンタ9から得ら
れる14.3MHz(NTSC方式における色副搬送波の
4倍の周波数)のサンプリングクロツクGによつ
て量子化され、8ビツトの並列データbとして直
並列変換器2にタイミング信号hによつて入力そ
れる。この変換器2は現在入手できる汎用ダイナ
ミツクメモリ等の動作速度に適合させるために1
画素分8ビツトづつの直列信号を14画素分即ち8
×14ビツトの並列信号に変換する。この変換によ
り、記憶装置3へ供給されるデータの速さは 14.3MHz/14≒1.02MHz に低速化され、上記ダイナミツクメモリの使用が
可能となる。このようにして低速化されたデータ
は1.02MHzのタイミングパネルiによつて112ビ
ツト×16kの記憶容量をもつ記憶装置3に供給さ
れ、この記憶装置3のアドレスを指定するアドレ
ス信号k及び書込み読出しコントロール信号jに
より、順次書込まれる。このようにして記憶装置
3に書込まれたデータはアドレス信号kと書込み
読出しコントロール信号jにより読出され、信号
dとして並直列変換器4に供給される。
このとき書込み動作1回に対し、2回の読出し
動作が行述われるが、この動作については既に第
1図等の説明で述べているのでここでは詳述しな
いことにする。そして、タイミング信号l,mに
より並直列変換器4で並直列変換されたデータは
D/A変換器5において、サンプリング周波数の
倍の周波数である28.6MHzでアナログ信号化さ
れ、水平周波数が飛越走査の場合の2倍の周波数
の映像信号fとして表示装置に供給される。
一方、複合映像信号aは同期分離回路6にも入
力され、該回路6で水平同期信号o及び垂直同期
信号nが取出される。この垂直同期信号nは表示
装置の垂直偏向回路及び第3カウンタ11に供給
される。また、前記水平同期信号oは位相比較回
路7に入力され、VCO8から出力される28.6M
Hzの周波数の信号を第1、第2カウンタ9,10
で分周した水平周期の信号rと位相比較される。
そして、この比較結果によつて得られる出力pは
制御信号として前記VCO8に供給される。この
ようにして形成された位相制御ループにより
VCO8は水平同期信号oと位相が一致した
28.6MHzの周波数で発振する発振器として動作
し、その出力は28.6MHzのメインクロツクqと使
用される。これとともに第2カウンタ10の分周
出力rは同様に水平同期信号oと位相が一致した
水平同期の信号となる。尚、第1カウンタ9の出
力sは1水平周期を28分周した信号であり、第2
カウンタ10から出力される水平同期信号oの2
倍の周波数の信号tは表示装置の水平同期用の信
号として使用される。
第3カウンタ11には垂直同期信号nが供給さ
れるがこの垂直同期信号nが入力されると、該第
3カウンタ11は複合映像信号aの垂直帰線期間
内において、7水平走査期間(即ち、7カウン
ト)だけカウント動作を停止する。
第2カウント10は65カウントするように構成
されており、上記位相制御ループにより第65カウ
ント目は水平同期信号oとタイミング的に一致す
るように制御されている。また、前記第2カウン
タ10からは下位6ビツトを使用して0〜63を表
現するカウント値を記憶装置3に与えるアドレス
信号kの下位アドレス値即ち列アドレスとして供
給するようにしている。尚、前記記憶装置3に与
えられるアドレス信号kの上位アドレス値、即ち
行アドレスは第3カウンタ11から供給される。
前記第2カウンタ10はカウント値として0〜64
の値をとるので前記のように下位6ビツトを記憶
装置の下位アドレスとして用いるとカウンタ値が
0及び64のとき同一下位アドレス値が記憶装置3
に供給されこのため1水平期間内の一部の情報は
同一番地に再書込みされ、この結果読出し情報に
欠落が生じるが、この情報は複合映像信号中の水
平同期信号またはその近傍に相当する情報であ
り、映像信号情報としては価値のない情報であ
る。また、同様に第3カウンタ11から記憶装置
3に供給されるアドレス信号も垂直同期信号nの
到来によつて7カウントだけ同一アドレス値を出
力するが、この場合においても垂直同期信号近傍
の映像信号情報としては価値のない情報であり、
このように動作させても何ら問題がないことが理
解されよう。
以上のように構成することによつて263水平走
査期間を1つの周期として記憶装置3が動作し、
またこの記憶装置3としては nAD=(65−1)×(263−7)=64×256=1
6384=16k のアドレスをもつ半導体メモリ等の使用が可能と
なる。
このとき、記憶装置の総容量Cは C=14×8×16k〔ビツト〕=14×16k〔バイト〕 となり、例えば4×16kビツトの半導体メモリを
28個使用することにより前記記憶装置が構成でき
る。
(ヘ) 発明の効果 本発明に依れば、飛越走査方式のテレビジヨン
映像信号を順次走査方式の信号に変換する際に必
要とされる記憶装置の容量を少なくできるので、
小型で低コストの走査変換装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の走査変換装置の原理を説明す
る為のタイムチヤートを示す図、第2図はNTSC
方式の第1フイールドと第2フイールドの垂直帰
線期間及びその前後の映像信号を示す波形図、第
3図はその第1フイールドによつて形成される画
面と第2フイールドによつて形成される画面及び
第1、第2フイールドを合わせた画面をそれぞれ
示す図、第4図は本発明装置の動作説明図、第5
図は本発明の走査変換装置の一実施例の構成を示
すブロツク図である。第6図は従来の走査変換装
置の概略ブロツク図、第7図はその動作説明図で
ある。 1……A/D変換器、2……直並列変換器、3
……記憶装置、4……並直列変換器、5……D/
A変換器、6……同期分離回路、7……位相比較
回路、8……電圧制御発振器、9……第1カウン
タ、10……第2カウンタ、11……第3カウン
タ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 各フイールドが2N+1/2ライン分で構成さ れ、互いに飛越走査関係にある2フイールド分の
    映像信号をフイールド周波数が同一でライン数が
    2倍になされた順次方式のテレビジヨン映像信号
    に変換する装置であつて、上記飛越走査方式の映
    像信号のN+1ライン分に相当するアドレスを有
    する記憶装置を設け、この記憶装置の上記N+1
    ライン分のアドレスを巡回させ、上記取越走査方
    式の映像信号の各フイールド内の各1ライン分を
    順次書き込んで行くと共に、その書込みの行なわ
    れている上記メモリの各1ライン分のアドレスを
    書込み時の2倍の速度で2回繰り返して順次読出
    すようにし、この読出しによつて上記順次方式の
    テレビジヨン信号を得るようにしたことを特徴と
    する走査変換装置。
JP59165821A 1984-08-08 1984-08-08 走査変換装置 Granted JPS6143885A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59165821A JPS6143885A (ja) 1984-08-08 1984-08-08 走査変換装置
US06/748,646 US4658293A (en) 1984-08-08 1985-06-25 Scanning conversion method and scan converter unit employing the conversion method
EP85108076A EP0170869B2 (en) 1984-08-08 1985-06-28 Scanning conversion method and scan converter unit employing the conversion method
DE8585108076T DE3581240D1 (de) 1984-08-08 1985-06-28 Verfahren zur abtastumsetzung und einheit zur abtastumsetzung nach diesem verfahren.

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59165821A JPS6143885A (ja) 1984-08-08 1984-08-08 走査変換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6143885A JPS6143885A (ja) 1986-03-03
JPH0548667B2 true JPH0548667B2 (ja) 1993-07-22

Family

ID=15819633

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59165821A Granted JPS6143885A (ja) 1984-08-08 1984-08-08 走査変換装置

Country Status (1)

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JP (1) JPS6143885A (ja)

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JPH0628443B2 (ja) * 1984-12-06 1994-04-13 ソニー株式会社 映像信号変換回路
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