JP2521912Y2 - 情報記録再生装置の衝撃吸収部材 - Google Patents

情報記録再生装置の衝撃吸収部材

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JP2521912Y2 JP1987044111U JP4411187U JP2521912Y2 JP 2521912 Y2 JP2521912 Y2 JP 2521912Y2 JP 1987044111 U JP1987044111 U JP 1987044111U JP 4411187 U JP4411187 U JP 4411187U JP 2521912 Y2 JP2521912 Y2 JP 2521912Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、情報記録再生装置のキャリッジの暴走を
阻止する衝撃吸収部材に関する。
[従来の技術] 一般に情報記録再生装置には、ヘッドを保持・搬送す
るためのキャリッジが備えられているが、このキャッリ
ッジはコントローラの故障等を原因として暴走すること
がある。キャリッジが暴走してしまうと、キャリッジが
その軌路外に逸脱し、記録媒体のジャケット等に設けら
れた記録再生用の長穴の縁に衝突してヘッド及びジャケ
ットを破損する恐れがある。従ってキャリッジの軌路の
両端にストッパーを設け、キャリッジが暴走してもスト
ッパーに衝突することでヘッドやジャケットの破損を防
止している。
従来は、このストッパーとして中実の弾性部材を用
い、この弾性部材の圧縮変形を利用して衝突時の衝撃を
吸収したり、特開昭61−206930に開示されている様にキ
ャリッジの軌路方向に移動自在のストッパーとこのスト
ッパーを軌路内方に付勢するスプリングにより、ストッ
パーにキャリッジが衝突してもストッパーにキャリッジ
の軌路外方に働く衝撃を軌路内方への付勢力で打ち消
し、ヘッド等を保護する方法が知られている。
[考案が解決しようとする問題点] しかし、ストッパーとして中実の弾性部材を用いる
と、ばね定数が高いために衝撃のエネルギーを吸収する
場合に、圧縮変形によりキャリッジが進む距離は、ばね
定数が小さいものに比べ短くて済むが、一方キャリッジ
に働く反撥力は大きくなりキャリッジが歪んだり、ヘッ
ドに保持されている部品例えば光学ヘッドにおいては、
その内部に保持されている光学部品等に位置ずれを生じ
たりする等の問題点を有していた。
また特開昭61−206930で示された技術においては上記
弾性部材を用いた場合に比べて部品点数が増えてしまい
装置を収納するスペースを大きく必要とする問題点を有
する。更に、キャリッジが衝突するストッパーの移動を
滑らかにし、キャリッジに加わる加速度を一定にするた
めには、低摩擦の材料を用いたり、加工精度を上げる必
要を有するのでコスト高の要因を含んでいる。特開昭61
−206930号公報にはゴム製のブロックでキャリッジの暴
走時の衝撃を吸収しようとする技術が説明されている
が、単にゴム製ブロックでは暴走時の衝撃を十分吸収で
きない欠点がある。
そこで、本考案は上記の様な問題に着目してなされた
もので、簡単な構成でキャリッジの暴走等により発生す
る衝撃を吸収する部材を提供することを目的とする。
[問題を解決するための手段] 本考案の情報記録再生装置の衝撃吸収部材は情報がト
ラック状に記録された記録媒体の情報を読み取るための
光ヘッドが搭載されたキャリッリジを前記記録媒体の面
に平行で情報トラックを横切る第1の方向に直線往復移
動するようにした情報記録再生装置において、 全体が弾性部材で形成され且つ内部に中空部を有する
ものであり、更に前記第1の方向において前記中空部を
挟んで対向する第1の部分と第2の部分とを有し、前記
第1の部分と前記第2の部分との間の第3の部分に前記
第1の方向と直角な第2の方向に沿って前記中空部に達
する貫通穴を形成したブロックを前記第1の部分側をベ
ースに固定すると共に前記第2の部分が前記キャリッジ
にぶつかるように配置したことをことを特徴するもので
ある。
[作用] 上記の様に中空部を有する弾性部材で構成した衝撃吸
収部材にキャリッジが衝突すると弾性部材自体が圧縮変
形するだけでなく中空部が変形するに伴ない弾性部材に
曲げ変形が生じることによりキャリッジが衝突した際の
衝撃を吸収する。
[実施例] 以下、図面を用いて本考案の1実施例について詳細に
説明する。
第1図〜第3図は、本考案に係るキャリッジの衝撃吸
収部材1(第2、4図の衝撃吸収部材1は参考的に説明
したものである)を装備した光ディスク装置2を示すも
のであり、第1図は平面図、第2図は第1図のA−Aで
切った場合の側断面図、第3図は正断面図である。また
第4図は要部の斜視図である。
図において3で示すのは装置ベースで、装置ベース3
の正断面両側部には、第3図にて示すごとく立設部3aが
設けてある。装置ベース3は、平面長方形に形設してあ
り、装置ベース3上の長手方向一側には、ターンテーブ
ル4を有するスピンドルモーター5が配備してある。装
置ベース3における各立設部3aの内面側(対向面側)に
は、円柱状のレール6が長手方向に沿って図示しないボ
ルト及び略Z字型のレール押え7の弾性力により固設し
てある。
ターンテーブル4上に位置決めセットされるディスク
(図示省略)に対して情報を記録・再生するためのピッ
クアップ8はキャリッジ9に固定してある。キャリッジ
9の下部にはレール6上と転接するベアリング10が回転
自在に軸承してあり、キャリッジ9は、ベアリング10、
レール6の協働作用により装置ベース3の長手方向に移
動自在の構成となっている。従って、ピックアップ8は
キャリッジ9を介してディスクの半径方向に移動操作自
在に構成されている。ベアリング10は、キャリッジ9の
一側に二対、他側に一対配設してあり、他側の一対のベ
アリング10は、図示しない板ばねを介して支持されてい
る。
キャリッジ9は、第3図にて示すごとく正断面角筒状
に形設してあり、外周にボィスコイルを巻回した角筒状
のボビン11がキャリッジ9の中空部の底面に取付けてあ
る。このボビン11内には、角柱状のヨーク12が遊嵌状態
で貫挿してあり、ヨーク12の長手方向両端部は、装置ベ
ース3、固定部材13に固定されている。ヨーク12の長手
方向と直交する両側部にはサイドヨーク14,14が配設し
てある。サイドヨーク14,14には、第1図にて示すよう
に凹部分14aが形設してあり、この凹部14a内に永久磁石
15が配設してある。従って、ヨーク12には、キャリッジ
9に固定されたボビン11に巻回されたボィスコイルが遊
嵌されるように係合されることとなるが、この場合、ボ
ビン11と永久磁石15との間に一定の間隙が形成保持され
るようになっている。
キャリッジ9をその移動範囲の任意の位置で、クラン
プするために、キャリッジ9の底面には、移動方向に沿
って、複数(多数)の矩形状凹部16が形成され、この凹
部16に対して係脱自在のクランプ部分17aを有するクラ
ンプ操作レバー部17と、クランプ操作レバー部17と協働
してキャリッジ9のクランプ状態、アンクランプ状態を
保持するための係止溝18を有する操作プレート部(クラ
ンプ保持機構部)19とより構成してある。
クランプ操作レバー部17を、操作プレート部19の係止
溝18に沿って溝部18a側に移動させると、クランプ操作
レバー部17のクランプ部17aが回動し、キャリッジ9の
底面に形設されている矩形状凹部16に係合する。係止溝
18の溝部18aにクランプ操作レバー部17をクランプ操作
レバー部の有するばね性で係止保持するとキャリッジ9
はクランプ保持される。また逆にクランプ操作レバー部
17を係止溝18に沿って溝部18b側に移動させると、矩形
状凹部16に係合していたクランプ部17aは、回動して矩
形状凹部16からはずれ、溝部18bにクランプ操作レバー
部17を係止保持すると、装置べース3に形設された凹部
20にクランプ部17aが収納されキャリッジ9は、クラン
プ解除される。
サイドヨーク14,14の長手方向両端部側方には第1,2図
に示すようにキャリッジ9の移動範囲を制御するための
弾性部材よりなる衝撃吸収部材1がブラケット21を介し
て固設されている。衝撃吸収部材1は、第4図に示すよ
うに、側面から見て、略台形状の部分2つから成り、各
々の中心部には三角状の孔1aが空いておりブラケット21
に接着されている。このブラケット21は金属の部材から
成り、衝撃吸収部材1による制動力の作用線とキャリッ
ジ9の慣性力の作用線とを一致させるべく、第1図に示
すようにキャリッジ9の重心を通り、移動方向と同一の
線B−Bに対してほぼ対称の位置で、また、取り付け高
さは、第2図に示すように、キャリッジ9の重心高さと
ほぼ同じ高さで、サイドヨーク14に、ねじ等で螺合され
ている。この位置に固設することにより、衝突時に生じ
るキャリッジ9の姿勢変化やベアリング10の破損を防止
したりできる。
次に上記構成の衝撃吸収部材の作用について説明す
る。
ボイスコイルに電流を流すことにより、キャリッジ9
はヨーク12に沿ってディスクの半径方向へ移動する。も
し、コントローラの故障等の原因で、キャリッジ9が暴
走し、衝撃吸収部材1に衝突した場合には、衝撃吸収部
材1は三角状の孔1aを有する為、圧縮変形に加えて曲げ
変形を起こし、その衝撃を吸収する。略台形状の弾性部
材の中心部を三角状に抜いた形状をしているので、キャ
リッジ9が衝突した時の変形は全体としては圧縮方向
に、斜辺部は外側に湾曲するように変形する。この参考
例では、キャリッジ9が衝突する衝撃吸収部材1の部分
の面積が小さいためばね定数は小さくなり、キャリッジ
9に加わる反撥力も小さくなるのでキャリッジが歪んだ
り、光学部品に位置ずれを生ずることもない。
次に第5図を参照して本考案の第1の実施例を説明す
る。第5図は、第1実施例の衝撃吸収部材の断面を示し
ている。この実施例で用いている衝撃吸収部材22は円筒
状の弾性部材から成り、その側壁に設けられた小孔22a
のみにより、中空部22bと外部とが連絡している。衝撃
吸収部材22は、キャリッジとの衝突面とは反対の面に突
起部22cを有し、ブラケット23の穴23aに、この突起部22
cが係合する。また、ブラケット23は第1実施例と同様
にサイドヨークに螺合されている。
この衝撃吸収部材22に、キャリッジが衝突すると、衝
撃により、中空部22bの空気が小孔22aを通り外部へ流出
し、衝撃吸収部材22は圧縮変形に加え、側壁が外側へ変
形する。小孔22aがオリフィスの役目を果たし、衝撃吸
収部材22が変形するため、衝撃吸収の速度等の調整が小
孔22aの調整により簡単に行なうことができる。また、
衝撃吸収部材22に突起部22cを設け、ブラケット23の穴2
3aに係合する構成になっているが、この穴23aとブラケ
ットをサイドヨークに螺合するための穴23bとを同じ大
きさにすれば、ブラケットが対称的構成になるため組立
を簡単に行なうこともできる。
なお、上記第1実施例においては、衝撃吸収部材に中
空部を1つ有する例を示したが、本考案はこれに限られ
るものではなく、多数の中空部を有する場合であって
も、また、中空部の形状も任意の形状で良く、例えば、
複数の中空部の形状が不均一であっても構わない。同様
に実施例において、衝撃吸収部材をキャリッジの軌路の
両端に設けた場合で説明したが、これも軌路のどちらか
一方でも構わない。更に、上記実施例では衝撃吸収部材
を光ディスク装置に用いて説明したが、磁気ディスク装
置に用いても良く、また、カード状記録媒体、若しくは
その他の形状の記録媒体を使用する装置に用いても良
い。
[考案の効果] 本願考案の情報記録再生装置の衝撃吸収部材は情報が
トラック状に記録された記録媒体の情報を読み取るため
の光ヘッドが搭載されたキャリッリジを前記記録媒体の
面に平行で情報トラックを横切る第1の方向に第1の往
復移動するようにした情報記録再生装置において、 全体が弾性部材で形成され且つ内部に中空部を有する
ものであり、更に前記第1の方向において前記中空部を
挟んで対向する第1の部分と第2の部分とを有し、前記
第1の部分と前記第2の部分との間の第3の部分に前記
第1の方向と直角な第2の方向に沿って前記中空部に達
する貫通穴(例えば前述したような小孔22a)を形成し
たブロック(例えば前述したような衝撃吸収部材22)を
前記第1の部分側をベースに固定すると共に前記第2の
部分が前記キャリッジにぶつかるように配置したから、
キャリッジが暴走したとしても極めて簡単な構成により
その暴走をソフトに食い止めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の衝撃吸収部材を装備した光ディス
ク装置の平面図、第2図は第1図のA−Aで切った側断
面図、第3図は正断面図、第4図はこの考案の衝撃吸収
部材の参考例を示す斜視図、第5図はこの考案の第1実
施例の衝撃吸収部材を示す側断面図である。 1,22…衝撃吸収部材、2…ディスク装置、3…装置ベー
ス、8…ビックアップ、9…キャリッジ、21,23…ブラ
ケット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報がトラック状に記録された記録媒体の
    情報を読み取るための光ヘッドが搭載されたキャリッリ
    ジを前記記録媒体の面に平行で情報トラックを横切る第
    1の方向に直線往復移動するようにした情報記録再生装
    置において、 全体が弾性部材で形成され且つ内部に中空部を有するも
    のであり、更に前記第1の方向において前記中空部を挟
    んで対向する第1の部分と第2の部分とを有し、前記第
    1の部分と前記第2の部分との間の第3の部分に前記第
    1の方向と直角な第2の方向に沿って前記中空部に達す
    る貫通穴を形成したブロックを前記第1の部分側をベー
    スに固定すると共に前記第2の部分が前記キャリッジに
    ぶつかるように配置したことを特徴とする情報記録再生
    装置の衝撃吸収部材。
JP1987044111U 1987-03-25 1987-03-25 情報記録再生装置の衝撃吸収部材 Expired - Lifetime JP2521912Y2 (ja)

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JPS63153362U JPS63153362U (ja) 1988-10-07
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JPS60223083A (ja) * 1984-04-18 1985-11-07 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 磁気デイスク装置におけるアクチユエ−タの停止装置
JPS60236176A (ja) * 1984-05-10 1985-11-22 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 磁気デイスク装置におけるアクチユエ−タの停止装置
JPH06105504B2 (ja) * 1985-03-11 1994-12-21 オリンパス光学工業株式会社 光学式情報記録再生装置

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