JPH035971A

JPH035971A - リニアガイド装置

Info

Publication number: JPH035971A
Application number: JP14062289A
Authority: JP
Inventors: Kazuhiko Ueda; 和彦上田; Toshiyuki Tanaka; 利之田中
Original assignee: Sharp Corp
Current assignee: Sharp Corp
Priority date: 1989-06-01
Filing date: 1989-06-01
Publication date: 1991-01-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明は、光デイスク装置等の情報記録再生装置におい
て、ヘッドの位置決め機構としてのリニアガイド装置に
関する。

〈従来技術〉光デイスク装置に代表される情報記録再生装置は、大記
録容遺化に加えて高速アクセスへの要求が強まってきて
おり、光ヘッドを高速かつ正確に、目標のポイントへの
位置決めする必要がある。

このような高速アクセスを達成する手段の一つとして、
移動するキャリッジを小型軽量とすることがあり、光デ
イスク装置に関しては分離光学系を採用することが最近
多くなってきた。つまり、光源を含む光学系と対物レン
ズ駆動機構とを分離し、光学系を固定するとともに対物
レンズ駆動機構のみをキャリッジとし、この対物レンズ
駆動機構を小型、軽量化して、高速アクセスに対処しよ
うというものである。

第４図は従来のリニアガイド装置の平面図、第５図は第
４図のＹ−Ｙ断面図を示す。そして、キャリッジ■は、
前述したように、例えば分離光学系を採用した光デイス
ク装置では、対物レンズ駆動機構となる。

該キャリッジｌの移動機構は、ベースフレーム２に固定
された一対のガイドレール３ａ、３ｂと、該ガイドレー
ル３　ａ、　３　ｂに沿ってキャリッジ１を案内する６
個の転動体４と、キャリッジｌを移動さ仕るための駆動
源としてのりニアモータ（図示せず）とから構成される
。

前記転動体４は、キャリッジ■の両端に取り付けられて
おり、ガイドレール３ａの側面および下面とガイドレー
ル３ｂの側面および上面とに当接して、キャリッジｌを
移動可能に支持している。

そして、この転動体４のうち、ガイドレール３ａの下面
に当接する予圧付加用転動体４ａは、キャリッジｌに取
付けられた予圧付加用ばね部材５に固定されており、キ
ャリッジｌとガイドレール３ａ、３ｂの位置関係を決定
するために、各転動体４へ予圧を付加している。

また、キャリッジｌに取付けられたコイル６とベースフ
レーム２に取付けられたヨーク７と、該ヨーク７に取付
けられた磁石８によって速度検出手段９が形成されてお
り、キャリッジｌを速度制御するために用いられる。

く　発明が解決しようとする課題　〉上記従来技術の如く、キャリッジｌの小型化が進んでく
ると、そこへ取付ける転動体４や速度検出手段９は、キ
ャリッジｌに搭載された他の部品と取付は位置が干渉す
るため、キャリッジｌへの取付は位置に制限を受ける。

また速度検出手段９は単独に形成されることが多い。

そのため、キャリッジｌの小型軽量化をなお一層図るこ
とが困難となっている。

本発明は、上記に鑑み、キャリッジに取付けられる部品
点数を削減することにより、キャリッジの小型軽量化を
図ったリニアガイド装置の提供を目的とする。

く　課題を解決するための手段　〉本発明請求項１による課題解決手段は、第１゜２図の如
く、キャリッジ１に取付けられた転動体４と、該転動体
４を移動自在に案内する一対のガイドレール３　ａ、　
３　ｂと、該ガイドレール３　ａ、　３　ｂが取付けら
れたベースフレーム２とからなるリニアガイド装置にお
いて、少なくとも一方の前記ガイドレール３ｂは磁性体
から構成され、該ガイドレール３ｂに対向するキャリッ
ジｌの端縁に磁性部材１０が取付けられ、前記ガイドレ
ール３ｂと磁性部材１０とでキャリッジ１に予圧をかけ
てガイドレール３ａ、３ｂとの位置決めをする予圧付加
手段１１が構成されたものである。

請求項２による課題解決手段は、キャリッジ１の端縁に
取付けられた磁性部材１０と、ガイドレール３ｂまたは
ベースフレーム２に取付けられた磁気センサ１２とでキ
ャリッジｌの移動速度を検出する速度検出手段９が構成
されたものである。

〈作用〉上記請求項１による課題解決手段において、キャリッジ
１は、転動体４により走行する。このとき、ガイドレー
ル３ｂと磁性部材ＩＯとからなる予圧付加手段１１によ
り、キャリッジｌには予圧が常に付加されており、ガイ
ドレール３　ａ、　３　ｂとの位置関係が常に一定に保
たれている。

したがって、キャリッジ１に取付けられた転動体４に対
して、その軸方向に予圧をかけるために必要とした従来
の予圧付加用転動体４とばね部材を特に必要としない。

また、キャリッジ１の移動速度は、速度検出手段９によ
り検出され、移動速度が制御される。この速度検出手段
９では、磁性部材１０を速度検出用の磁石として兼用し
ているため、キャリッジ１に取付けられる部品点数を削
減することができ、キャリッジｌの小型・軽量化および
リニアガイド装置全体の小型化を図ることができる。

〈実施例〉以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第１
図は本発明の実施例を示すリニアガイド装置の平面図、
第２図は第１図におけるＸ−Ｘ断面図である。なお、従
来と同じ構成部品には同一符号を付す。

本発明のリニアガイド装置は、図示の如く、キャリッジ
ｌに取付けられた転動体４と、該転動体４を移動自在に
案内する一対のガイドレール３ａ。

３ｂと、該ガイドレール３　ａ、　３　ｂが取付けられ
たベースフレーム２とからなり、少なくとも一方の前記
ガイドレール３ｂは磁性体から構成され、該ガイドレー
ル３ｂに対向するキャリッジｌの端縁に磁性部材１０が
取付けられ、前記ガイドレール３ｂと磁性部材ＩＯとで
キャリッジｌに予圧をかけてガイドレール３　ａ、　３
　ｂとの位置決めをする予圧付加手段１１が構成された
ものである。

そして、前記キャリッジ１の磁性部材１０と、ガイドレ
ール３ｂまたはベースフレーム２に取り付けられた磁気
センサ１２とでキャリッジｌの移動速度を検出する速度
検出手段９が構成されたものである。

前記キャリッジＩは、直方体状に形成され、その−側に
矩形の孔１３が穿設されている。

前記ガイドレール３　ａ、　３　ｂは、磁性体の５ＵＳ
４２０Ｊ２あるいは５ＵＳ４４０Ｃからなり、ベースフ
レーム２に固定されている。一方の基準用ガイドレール
３ａは、キャリッジ１の側縁１ａに沿って配され、他方
のガイドレール３ｂは、前記孔１３を貫通する位置に配
されている。

そして、ガイドレール３　ａ、　３　ｂに沿ってキャリ
ッジ１の直線運動を案内する転がり案内として、基準用
ガイドレール３ａを斜上および斜下から挾みつける上下
一対の転動体４が、前後に一組ずつキャリッジｌの側縁
１ａに取付けられている。また、他方のガイドレール３
ｂには、斜上から当接された転動体４が、キャリッジｌ
の孔１３の側壁に取付けられている。

前記磁性部材ＩＯは、棒状の多極着磁された磁石で、前
記孔１３の転動体４と対向する側壁の上端に取付けられ
ている。

前記予圧付加手段１１は、前記磁性部材１０と磁性体で
あるガイドレール３ｂとからなり、磁性部材１０とガイ
ドレール３ｂとの間で発生する磁気力によって、キャリ
ッジｌとガイドレール３ａ。

３ｂとの位置関係を決定する。すなわち、第２図に示す
Ｆ方向への磁気力をキャリッジｌに作用させることで、
キャリッジ！を一方の基準用ガイドレール３ａへ押付け
、また分力Ｆｔにてキャリッジｌがガイドレール３　ａ
、　３　ｂから浮き上がることを防いでいる。

また、前記磁気センサ１２は、磁気抵抗効果素子（ＭＲ
素子）であり、前記磁性部材ＩＯと対向するガイドレー
ル３ｂに取付けられている。

前記速度検出手段９は、キャリッジＩの移動とともに磁
性部材ＩＯが移動し、この磁性部材１０の磁束を磁気セ
ンサ１２か検出することにより、キャリッジ１の移動速
度を検出し、その移動速度を制御するものである。

上記構成において、磁性部材ＩＯと磁性体であるガイド
レール３ｂとの間に働く磁気力によりＦ方向への予圧を
付加されたキャリッジ１は、転動体４を介してガイドレ
ール３　ａ、　３　ｂとの位置関係が常に一定に保たれ
ている。そして、リニアモータ等の駆動力発生手段から
得られた駆動力により、キャリッジ１はガイドレール３
　ａ、　３　ｂに沿って直線的に走行される。

また、キャリッジｌに取付けられた磁性部材ＩＯの移動
により、その磁束の変化を磁気センサ１２で感知するこ
とで、キャリツノ１の移動速度が検出される。

したがって、キャリッジｌに取付けられた複数の転動体
４に対して、その軸方向に予圧をかけるために必要とし
た従来の予圧付加用転動体４とばね部材を特に必要とせ
ず、また予圧付加用の磁性部材ＩＯをキャリッジｌの移
動速度を検出するための速度検出手段９の磁石として兼
用しているため、キャリッジ１に取付けられる部品点数
を削減することができる。

そのため、キャリッジｌの小型・軽微化およびリニアガ
イド装置全体の小型化を図ることができ、光ヘッド等の
高速かつ正確な位置決め機構として利用することができ
る。

なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく
、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修正および変更
を加え得ることは勿論である。

例えば、速度検出手段９の磁気センサ１２としてＭＲ素
子の代わりに、第３図の如く、コイル１４を用いること
も可能である。そして磁気センサ１２はガイドレール３
ｂに取付けているが、ベースフレーム２に取付けてもよ
い。

また、予圧付加手段１１として、キャリッジ１の端縁を
磁性体で形成し、ガイドレール３　ａ、　３　ｂを磁石
で形成してもよい。さらに、キャリッジｌおよびガイド
レール３ａ、３ｂをともに磁石で形成してもよい〈発明の効果〉以上の説明から明らかな通り、本発明請求項１によると
、ガイドレールは磁性体から構成され、該ガイドレール
に対向するキャリッジの端縁１こ磁性部材が取付けられ
、前記ガイドレールと磁性部材とでキャリッジに予圧を
かけてガイドレールとの位置決めをする予圧付加手段が
構成されたため、従来の予圧付加用の部品を特に必要と
せず、キャリッジに取付けられる部品点数を削減するこ
とができる。

そして、請求項２によると、キャリッジの磁性部材と、
ガイドレールまたはベースフレームに磁気センサが取り
付けられ、前記磁性部材と磁気センサとでキャリッジの
移動速度を検出する速度検出手段が構成されているため
、予圧付加用の磁性部材を速度検出手段の磁石として兼
用して、キャリッジに取付けられる部品点数を削減する
ことができ、キャリッジの小型・軽量化およびリニアガ
イド装置全体の小型化を図ることができるといった優れ
た効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示すリニアガイド装置の平面
図、第２図は第１図におけるＸ−Ｘ断面図、第３図は体
発明の他の実施例を示すリニアガイド装置の平面図、第
４図は従来のリニアガイド装置の平面図、第５図は第４
図のＹ−Ｙ断面図を示す。ｌ：キャリッジ、２；ベースフレーム、３　ａ、　３　
ｂニガイドレール、４：転動体、９；速度検出手段、１
０：磁性部材、１１；予圧付加手段、１２：磁気センサ
。

Claims

【特許請求の範囲】１、キャリッジに取付けられた転動体と、該転動体を移
動自在に案内する一対のガイドレールと、該ガイドレー
ルが取付けられたベースフレームとからなるリニアガイ
ド装置において、少なくとも一方の前記ガイドレールは
磁性体から構成され、該ガイドレールに対向するキャリ
ッジの端縁に磁性部材が取付けられ、前記ガイドレール
と磁性部材とでキャリッジに予圧をかけてガイドレール
との位置決めをする予圧付加手段が構成されたことを特
徴とするリニアガイド装置。２、請求項１記載のキャリッジの磁性部材と、請求項１
記載のガイドレールまたはベースフレームに磁気センサ
が取り付けられ、前記磁性部材と磁気センサとでキャリ
ッジの移動速度を検出する速度検出手段が構成されたこ
とを特徴とするリニアガイド装置。