JPH0482059A - ヘッド駆動機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光、又は磁気を用いて情報の記録、再生、消去
を行うディスクドライブ装置に関し、更に詳述すればそ
のヘッド駆動機構に関する。

〔従来の技術〕

例えば光デイスクドライブ装置にあっては、ディスクに
対する情報の記録、再生、消去を行う際に、光ビームを
発生する光ヘッドをディスクの径方向へ直線移動する為
のヘッド駆動機構を備えている。

このようなヘッド駆動機構は、通常、リニアモータ式の
ヨーク及び永久磁石よりなる磁気回路を備え、この磁気
回路にボイスコイルを組み込み、ボイスコイルを光ヘッ
ドを設けたキャリッジに取付けて構成しである。そして
磁気回路とボイスコイルとの協動動作によりキャリッジ
と共に光ヘッドを直線移動させる。また、このとき、ボ
イスコイルをヨーク及び永久磁石と非接触状態に維持さ
せ、かつ光ヘッドを正確に直線移動させる為にキャリッ
ジはレール等のガイド部材に支承させである。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、キャリッジは前記ガイド部材に支承されてい
るのであるが、その直線移動の精度を高め、かつ外部か
らの振動を避ける為に、キャリッジに対してガイド部材
があるキャリッジの移動方向と直交する方向へ板バネ等
を用いて付勢することにより、常時予圧を与えている。

しかしながら、このような板バネ等による機械的な予圧
手段を用いた場合は、部品点数の増加及び取付は構造の
複雑化を招いていた。

本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、磁気
回路の永久磁石を利用することにより、予圧手段を簡略
化し、部品点数を削減することが可能なヘッド駆動機構
の提供を目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係るヘッド駆動機構にあっては、ヘッドを設け
たキャリッジ自体が磁性材より成るか、又は磁性体を取
付けてあり、磁気回路の磁石との間の吸引力によって予
圧手段の押圧力を発生するようにしたものである。

〔作用〕

磁性材より成るか、又は磁性体を取付けたキャリッジは
、磁気回路の磁石に吸引され、ガイド部材のキャリッジ
の移動方向と直交する方向へ押圧される。これによりキ
ャリッジはガイド部材に対して常時予圧がかけられる。

〔発明の実施例〕

以下、本発明をその実施例を示す図面に基づき具体的に
説明する。第１図は本発明に係るヘッド駆動機構の平面
図、第２図は第１図のｎ−ｎ線による縦断面図である。

図中１は、第１図の紙面と直交する方向に光ビームを照
射する光ヘッドである。この光ヘッド１は、例えばアル
ミニウム製の長板状のキャリッジ２の中央部の下面側に
配設してあり、上面側に発光部を臨ませである。光ヘッ
ド１におけるキャリッジ２の長手方向の両側には、ボイ
スコイル４゜４が取付けてあり、これらのボイスコイル
４は双胴型の一対のリニアモータヨーク７．７及び永久
磁石８．８よりなる磁気回路に組み込んである。

この磁気回路はボイスコイル４にキャリッジ２をこれの
長手方向と直交する図中白抜矢符に示す直線方向へ移動
する為の駆動力を発生する。

リニアモータヨーク７は夫々、キャリッジ２の移動方向
に長い、平行な２辺、７ａ、７ｂを備えるループ状をな
し、これらの各１辺、７ａを各ボイスコイル４の内部に
挿通させである。そして夫々もう１辺の７ｂの前記７ａ
と対向する側に各ボイスコイル４との間に微小間隙を隔
てて長板状の永久磁石８゜８を配設しである。

リニアモータヨーク７．７の両側には、それらの軸長方
向をキャリッジ２の移動方向とした丸棒状のレール６ａ
、６ｂが図示しないヘッド駆動装置本体に配設しである
。キャリッジ２の長手方向の両端部には前記レール６ａ
、６ｂに係合して転勤するローラ５が、片方に２つ、も
う片方に１つずつ取付けである。ここで各ローラ５はこ
れらの回転軸をリニアモータヨーク７側へ約４５度傾斜
させ、両側のレール６ａ、６ｂに対してローラの転勤面
が斜め外側へ向いて係合するようにキャリッジ２に取付
けである。これにより、キャリッジ２は移動方向と直交
する横方向の動きが規制された状態で前記レール６ａ、
６ｂに支承されると共に、各ボイスコイル４の内周部に
対してリニアモータヨーク７の各１辺７ａが非接触状態
を維持される。

キャリッジ２の下面にあって、前記永久磁石８゜８と対
向する部分には磁性板３，３が夫々磁石８との間に微小
間隙を隔てて取付けである。これにより、キャリッジ２
は、磁性板３に働く永久磁石８側への吸引力により、キ
ャリッジ２を支承しているレール６ａ、６ｂのキャリッ
ジの移動方向と直交する方向へ常時押圧され、予圧が加
えられた状態となり、上下方向の動きも規制される。

以上の構成により、光ヘッドｌはキャリッジ２のボイス
コイル４と磁気回路との協動動作により、図示しないデ
ィスクの径方向に直線移動されて所要の位置決めが行わ
れ、ディスクに対する情報の記録、再生、消去を行う。

そしてその直線移動の際には前記永久磁石８を利用した
予圧をキャリッジ２に与えであることにより、高精度の
移動動作を達成できる。

なお、本実施例においては、永久磁石８による吸引力を
発生させる為に磁性板３をキャリッジ２に取付ける構成
としであるが、これはキャリッジ２の軽量化を図る為で
あり、キャリッジ２自体が磁性材にて製造してあれば磁
性板が不要であることは勿論である。

また、上記キャリッジ２、又はレール６ａ、６ｂ及びロ
ーラ５によるガイド部材等の構造はあくまで一例であり
、磁気回路の永久磁石による吸引力を利用してキャリッ
ジに予圧を与えるものであれば、どのような構造でも良
い。

更に本実施例においては、光ディスクに対する光ヘッド
の駆動機構について説明したが、本発明はこれに限定さ
れるものではな（、磁気ディスクに対する磁気ヘッドの
駆動機構等にも勿論適用可能である。

〔発明の効果〕

以上の如く本発明に係るヘッド駆動機構にあっては、磁
気回路の永久磁石による吸引力を利用してキャリッジの
予圧手段を構成しているので、従来の板バネ等を用いた
機械的な機構を必要とせず、部品点数を削減でき、構造
を簡略化できる。この結果、生産性及び加工性が向上し
、コストダウンも図れる等、本発明は優れた効果を奏す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るへ、ド駆動機構の平面図、第２図
は第１図の■−■線による縦断面図である。 １・・・光ヘッド　２・・・キャリッジ　３・・・磁性
板４・・・ボイスコイル　５・・・ローラ　６ａ、６ｂ
・・・レール７・・・リニアモータヨーク　８・・・永
久磁石なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示
す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）ヨーク及び磁石を備える磁気回路にヘッドを設け
   たキャリッジを直線移動可能にガイド部材に支承させて
   組み込み、前記キャリッジを前記ガイド部材のキャリッ
   ジの移動方向と直交する方向へ押圧する予圧手段を備え
   るヘッド駆動機構において、 前記キャリッジは、これ自体が磁性材より 成るか、又は磁性体を取付けてあり、前記磁石との間の
   吸引力により前記予圧手段を構成してあること を特徴とするヘッド駆動機構。