JP2519984Y2 - 電力ケーブル用固定クリート - Google Patents

電力ケーブル用固定クリート

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JP2519984Y2
JP2519984Y2 JP3409590U JP3409590U JP2519984Y2 JP 2519984 Y2 JP2519984 Y2 JP 2519984Y2 JP 3409590 U JP3409590 U JP 3409590U JP 3409590 U JP3409590 U JP 3409590U JP 2519984 Y2 JP2519984 Y2 JP 2519984Y2
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phase cable
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cable
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孝 丸山
実 並木
康浩 鈴木
生雄 重年
芳朗 中村
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Fujikura Ltd
Tokyo Electric Power Co Inc
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Fujikura Ltd
Tokyo Electric Power Co Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 電力ケーブルを布設した後、ケーブルの移動を防止す
る目的で、固定クリートを用いて、ケーブルを拘束する
ことがある。
この考案は、三相俵積み配列した電力ケーブル(第3
図参照)を固定するためのクリートに関するものであ
る。
なお、説明の都合上、第3図における71を第1下相ケ
ーブル、72を第2下相ケーブル、73を上相ケーブルと呼
ぶことにする。
[従来の技術] (1)構造(第4図) 従来のクリートは、下部分10と中間部分20と上部分60
との3部分に分かれている。材質は、たとえばアルミ合
金などからなる。
下部分10は、第1下相ケーブル71を収容する溝11
と、第2下相ケーブル72を収容する溝12とを有する。
14は基部、16はフランジ、18は溝間部である。
中間部分20は、下部分10の溝11の中に収容した第1
下相ケーブル71の上半分にかぶさる下向き溝21と,溝
12の中に収容した第2下相ケーブル72の上半分にかぶさ
る下向き溝22と、上相ケーブル73の下半分を収容する
溝23とを有する。
24,26はフランジである。
上部分60は、中間部分20の溝23に収容した上相ケーブ
ル73の上半分にかぶさる下向き溝63を有する。64はフラ
ンジである。
(2)クリートの使用法(第5a図〜第5f図) 下部分10を、架台74などに取り付ける(第5a図)。
第1下相ケーブル71を布設し、それを下部分10の溝11
に収容する(第5b図)。
その第1下相ケーブル71を、ロープ76などにより下部
分10に仮固定する(第5c図)。
第1下相ケーブル71を仮固定しておいて、第2下相ケ
ーブル72を布設し、それを下部分10の溝12に収容する
(第5d図)。
このように第1下相ケーブル71,第2下相ケーブル72
の両方を布設した後、それらの上に中間部分20をかぶせ
る(第5e図)。
そして、ボルト・ナット78,80により、中間部分20と
下部分10とを連結し、かつ第1下相ケーブル71,第2下
相ケーブル72を締め付けて固定する。
なお、締め付ける前に、第1下相ケーブル71を仮固定
していたロープ76を外す。
次に上相ケーブル73を布設する。そしてそれを中間部
分20の溝23に収容し、上部分60をかぶせ(第5f図)、ボ
ルト・ナット82により締め付けて固定する。
[考案が解決しようとする課題] (1)従来のクリートは、上記のように中間部分20によ
って、第1下相ケーブル71と第2下相ケーブル72とを同
時にまとめて固定するものであるから、第1下相ケーブ
ル71,第2下相ケーブル72の両方を完全に布設した後で
ないと、固定できない。
そのため、第2下相ケーブル72を布設するときには、
先に布設した第1下相ケーブル71を、上記のようにロー
プなどによつて仮固定しておかなければならなかった。
しかしながら、このロープなどによる仮固定は手間が
かかる。
またケーブルに対する拘束力も小さいため、特に傾斜
地や垂直布設部では、ケーブルの移動が発生しやすかっ
た。
(2)第1下相ケーブル71の布設を完了し、かつ第2下
相ケーブル72を布設する前に作業を中断しなければなら
ない場合がある。そのような場合、特に傾斜地などにお
いては、上記のように、ロープなどによる仮固定では拘
束力が小さいため、第1下相ケーブル71だけであって
も、中間部分20により、確実に固定する必要がある。
そうすると、作業再開のとき、中間部分20を外してか
ら作業を始めなければならない。
[課題を解決するための手段] 上記のように、下部分10と中間部分20と上部分60とか
らなる電力ケーブル用固定クリートにおいて、 第1図のように、中間部分20が、 第1下相ケーブル71の上半分にかぶさる下向き溝31だ
けを有する第1押え部材30と、 第2下相ケーブル72の上半分にかぶさる下向き溝42だ
けを有する第2押え部材40と、 上相ケーブル73の下半分を収容する溝53を有する受け
部材50とに、 分解組立が可能であるようにする。
[作用] 下部分10と第1押え部材30とにより、第1下相ケーブ
ル71だけを単独に固定でき、また下部分10と第2押え部
材40とにより、第2下相ケーブル72だけを単独に固定で
きる。
[実施例] (1)構造(第1図) 下部分10と上部分60は、従来の第4図の場合と同じで
ある。
中間部分20が上記のように、第1押え部材30と第2押
え部材40と受け部材50とにより構成される。
*第1押え部材30について: 第1図の一部に、第1押え部材30の正面図と平面図と
左側面図(左右、前後は矢印84参照)とをまとめて示し
た。
第1押え部材30は、下部分10の溝11に収容した第1下
相ケーブル71の上半分にかぶさる下向き溝31だけを有す
る。
また、湾曲する上面の前後両側に突出片34を有する。
これは後記のように受け部材50との連結に用いられる。
36はフランジである。38もフランジで、これは下部分
10の溝間部18に連結される部分であるが、特に切欠き39
が設けられている(その理由は後記)。
*第2押え部材40について: 第1図の一部に、第2押え部材40の正面図と平面図と
右側面図とをまとめて示した。
第2押え部材40は、下部分10の溝12に収容した第2下
相ケーブル72の上半分にかぶさる下向き溝42だけを有す
る。
その他の構造は、第1押え部材30とほぼ同じである。
ただし、フランジ48の切欠き49の位置が、第1押え部材
30のフランジ38の切欠き39と食い違っていて、互いに入
り込めるようになっている(第2g図参照)。
44は突出片、46はフランジである。
*受け部材50について: 第1図の一部に、受け部材50の正面図と右側面図とを
まとめて示した。
受け部材50は、上相ケーブル73の下半分を収容する溝
53を有する。
また、下面の前後両側から少し内側に寄った位置に突
出片56を有する。この突出片56は、突出片34および突出
片44のボルト孔を介して第1押え部材30および第2押え
部材40との連結に用いられる。また突出片56の下面は、
第1押え部材30,第2押え部材40の上面と同じ曲率で湾
曲していて、それらに密着するようになっている。
(2)クリートの使用法(第2a〜2f図) 下部分10を架台74などに取り付ける(第2a図)。
まず第1下相ケーブル71を布設し、それを下部分10の
溝11に収容する(第2b図)。
ここまでは、従来の場合と同じである。
第1下相ケーブル71の上に第1押え部材30をかぶせ、
ボルト・ナツト86およびボルト88により締め付けて、第
1下相ケーブル71を下部分10に固定する(第2c図)。
同様にして、第2下相ケーブル72を布設し、それを下
部分10の溝12に収容して、第2下相ケーブル72の上に第
2押え部材40をかぶせ、ボルト・ナツト86およびボルト
88により締め付けて、第2下相ケーブル72を下部分10に
固定する(第2d図)。
なおそのとき、第1押え部材30のフランジ38と切欠き
39および第2押え部材40のフランジ48と切欠き49は、第
2g図(第2d図におけるG方向の拡大矢視図)に示すよう
に、互いに入り込んで重ならないようになっている。
第1押え部材30と第2押え部材40の上に、受け部材50
を載せる(第2e図およびそれをH方向から拡大して視た
第2h図参照)。そして突出片34および44と突出片56との
間を、ボルト・ナット90により固定する。
次に上相ケーブル73を布設し、それを受け部材50の溝
53に収容し、上部分60をかぶせ(第2f図)、ボルト・ナ
ット82によりフランジ54とフランジ64を固定する。
[考案の効果] 固定クリート中間部分が、第1下相ケーブルの上半分
にかぶさる下向き溝だけを有する第1押え部材と、第2
下相ケーブルの上半分にかぶさる下向き溝だけを有する
第2押え部材と、上相ケーブルの下半分を収容する溝を
有する受け部材とに、分解組立が可能になっているの
で、 上記のように、第1下相ケーブル71と第2下相ケーブル
72とを、それぞれ単独に固定することができる。そのた
め、次の効果がある。
(1)従来のように、第1下相ケーブル71をロープなど
で仮固定する必要がなく、作業が効率化する。
(2)傾斜地や垂直布設部でも、布設作業中に第1下相
ケーブル71が移動する恐れがない。
(3)第1下相ケーブル71だけ布設した後に作業を中断
する場合でも、第1押え部材30によりそれを固定できる
ので、従来のように、中間部分20で第1下相ケーブル71
だけ固定し、作業再開時また取り外す必要がなく、作業
が捗る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第2h図は、本考案の実施例に関するもので、 第1図は、下部分10と上部分60は正面だけ、また第1押
え部材30は正面と平面と左側面とをまとめて、また第2
押え部材40は正面と平面と右側面とをまとめて、また受
け部材50は正面と右側面とをまとめて、それぞれ示した
分解説明図、第2a図〜第2f図は、クリートの使用法を作
業順に示した説明図、 第2g図は、第2d図のG方向拡大矢視図、 第2h図は、第2e図のH方向拡大矢視図、 第3図はケーブルの俵積み配列の一般的説明図、 第4図は従来のクリートの分解説明図で、 第5a図〜第5f図はその使用法を作業順に示した説明図。 10:固定クリート下部分、11,12:溝 20:固定クリート中間部分 21,22,23:溝 30:第1押え部材、40:第2押え部材 31,42:溝、34,44:突出片 38,48:フランジ、39,49:切欠き 50:受け部材、53:溝 56:突出片 60:固定クリート上部分 71:第1下相ケーブル 72:第2下相ケーブル 73:上相ケーブル、74:架台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 鈴木 康浩 千葉県船橋市夏見1丁目10番10号 東京 電力株式会社地中線建設所京葉地中線建 設所内 (72)考案者 重年 生雄 東京都江東区木場1丁目5番1号 藤倉 電線株式会社内 (72)考案者 中村 芳朗 東京都江東区木場1丁目5番1号 藤倉 電線株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−87118(JP,A) 特開 平2−65609(JP,A) 特開 平3−49519(JP,A) 実開 昭60−144721(JP,U) 実開 昭62−132635(JP,U) 実開 平3−80630(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】3相俵積み配列した、第1下相ケーブルと
    第2下相ケーブルと上相ケーブルのうちの、前記第1お
    よび第2の下相ケーブルの各下半分をそれぞれ収容する
    溝を有する固定クリート下部分10と;前記下部分の各溝
    の中に収容した前記第1および第2の下相ケーブルの各
    上半分にそれぞれかぶさる下向き溝、ならびに前記上相
    ケーブルの下半分を収容する溝を有する固定クリート中
    間部分20と;前記中間部分の溝に収容した前記上相ケー
    ブルの上半分にかぶさる下向き溝を有する固定クリート
    上部分60;とからなる電力ケーブル用固定クリートにお
    いて、 前記中間部分20が;前記第1下相ケーブルの上半分にか
    ぶさる下向き溝だけを有する第1押え部材と、前記第2
    下相ケーブルの上半分にかぶさる下向き溝だけを有する
    第2押え部材と、前記上相ケーブルの下半分を収容する
    溝を有する受け部材とに、分解組立が可能になってい
    る、電力ケーブル用固定クリート。
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EP3557710A1 (en) * 2018-04-20 2019-10-23 CMP Products Limited Appartus for retaining electrical cables
WO2020128918A1 (en) * 2018-12-18 2020-06-25 Saint-Augustin Canada Electric Inc. Clamping devices

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