JP2519586Y2 - 遮断器の操作装置 - Google Patents

遮断器の操作装置

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JP2519586Y2 JP1990400946U JP40094690U JP2519586Y2 JP 2519586 Y2 JP2519586 Y2 JP 2519586Y2 JP 1990400946 U JP1990400946 U JP 1990400946U JP 40094690 U JP40094690 U JP 40094690U JP 2519586 Y2 JP2519586 Y2 JP 2519586Y2
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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ガス絶縁開閉器等の電
力機器における遮断器用電動ばね投入操作装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の遮断器の操作装置には、図3ない
し図5に例示する如く構成したものがあった。
【0003】この装置は、投入カム1を利用して構成し
たものである。投入カム1は、主軸2に固着して設置し
てある。主軸2は、歯車減速機構3を介して、モータ4
の減速機主軸5に連動する。投入カム1には、投入ばね
6と連動する連接棒7の一端を枢着する。投入カム1に
は、ピン15を突設し、投入カム1の投入待機位置でピ
ン15に係脱可能な投入フック16を配置する。また、
主軸8には、主レバー9の中間部を固着して設置する。
主レバー9は、その一端部のローラ10を投入カム1の
外周カム面に臨ませるとともに、その他端部を引外し機
構11に臨ませる。
【0004】主レバー9の引外し機構11近くには、遮
断ばね12と連動する操作杆13の一端部を枢着する。
操作杆13は、遮断器14を開閉操作するように構成す
る。
【0005】引外し機構11は、主レバー9の投入位置
で主レバー9の端部に係脱可能な係止部材17と、この
係止部材17を主レバーの係止状態に保持し、又は解除
可能な引外しフック18とで構成する。
【0006】上述のように構成した従来装置では、図3
に示す開路状態から、モータ4を駆動し、減速機主軸5
を介して主軸2を回動する。これにより、投入カム1を
時計方向に回動し、死点を越えた位置で投入フック16
に係留された図5に示す投入待機状態とする。この過程
で投入ばね6は蓄勢状態となる。
【0007】次に、投入操作する場合には、投入フック
16を時計方向に小回動し、ピン15との係留を解除す
る。すると投入ばね6の放勢時のエネルギで、投入カム
1は、時計方向に急速に回転する。
【0008】この動作に連動して、主レバー9は反時計
方向に回動し、遮断器14を投入動作し、図4に示す閉
路状態とする。これとともに、遮断ばね12を蓄勢す
る。この閉路状態は、主レバー9の端部が係止部材17
に係留され、係止部材17が引外しフック18に係止さ
れた状態で保持される。
【0009】次に遮断動作する場合には、引外しフック
18を時計方向に小回動する。すると、係止部材17が
支持を失って小回動し、主レバー9の端部の係留を解除
する。これにより、遮断ばね12の放勢動作に伴い、操
作杆13が引張られて遮断器14を遮断動作し、図3に
示す開路状態とする。この動作に伴って主レバー9も回
動され、その一端部のローラ10を投入カム1の外周カ
ム面に臨ませるものである。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】上述の如き従来の遮断
器の操作装置では、図4に示す閉路状態から次の投入動
作のため、モータ4を駆動して投入カム1を回動する。
そして投入カム1が投入フック16に係留された待機位
置にセットし、この動作に伴って投入ばね6を蓄勢し、
待機状態とさせる場合がある。
【0011】この状態で、誤動作により投入フック16
を時計方向に小回動させると投入カム1のピン15との
係留が解除し、投入ばね6の放勢エネルギにより、投入
カム1が時計方向に急激に回動してしまう。この場合に
は、投入カム1と、主レバー9とが連動しておらず、遮
断ばね12を蓄勢するための負荷がかからずに投入カム
1が回動する、いわゆる空打ち動作をすることになる。
この空打ち動作時には、投入カム1は、通常の投入動作
時に比べて数倍の高速度で回動することになり、装置の
各部に大きな負荷が加わることになる。そこで、従来装
置では、投入カム1の空打ち動作によっても、装置各部
が破損しないよう強化構造にせねばならず、装置が高価
になるという問題があった。
【0012】本考案は上述の点に鑑み、投入カムの空打
ち動作を防止するインターロックを装着し、特別の強化
構造を排し、廉価な遮断器の操作装置を新たに提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本考案において、上記の
課題を解決するための手段は、モータを駆動して投入カ
ムを回動して投入ばねを蓄勢し、投入カムが死点を越え
た位置で投入カムが投入フックに係留して投入待機位置
を保持し、この投入カムの係留を解除したとき投入ばね
の放勢力によって投入カムを回転して該投入カムのカム
面で主レバーを回動させ、この主レバーの回動によって
遮断器を投入するとともに、遮断ばねを蓄勢してこの蓄
勢状態を主レバーと係合する係止部材で保持し、遮断器
の遮断時には、この係止部材と主レバーとの係合を外し
て遮断ばねの放勢力により遮断するようにした遮断器の
操作装置において、前記投入フックと係脱自在の鉤形の
フック部材を設け、該フック部材の一端と前記主レバー
とを主レバーに連動した操作リンクで連係するととも
に、フック部材の他端は、主レバーが投入カムと離れて
いるときに投入フックと係留して投入フックをロックし
て投入動作不能とし、主レバーが投入カムに接している
ときは係留を解除して投入動作を可能とするものであ
る。
【0014】
【作用】上述のように構成することにより、閉路状態
で、遮断器を投入させるための誤操作をした場合でも、
投入フックがフック部材に係留されてロックされた状態
にあるため、投入カムから投入フックが外れることはな
く、投入カムの空打ち動作を防止できるものである。
【0015】
【実施例】以下、本考案の遮断器の操作装置の一実施例
を図1及び図2によって説明する。なお、この図1及び
図2において、前述した図3ないし図5に示す従来例に
対応する部分には同一符号を付すこととし、その詳細な
説明を省略する。
【0016】図1,図2は本例装置の要部概略拡大構成
図であり、図で1は投入カム,2は主軸,8は主軸,9
は主レバー,10はローラ,16は投入フックである。
【0017】主レバー9の側面所定位置には、操作ピン
19を穿設する。操作ピン19には、操作リンク20の
一端部分に穿設した長穴21を摺動自在に嵌め付ける。
操作リンク20の他端部は、鉤形に形成したフック部材
22の短い端部22aに軸ピン23によって軸着する。
フック部材22の折曲角部は、図示しない構造部材に軸
着する。軸ピン23と主軸8との間には引張コイルばね
部材24を張架し、フック部材22を図の矢印A方向に
回動するよう付勢する。フック部材22は、ばね部材2
4の付勢力によって、図2に示すように他に力が働かな
い状態でストッパ25に当接する位置となる。この状態
でフック部材22の長端部22bの先端が、投入フック
16の一片部に設けた係留ローラ26に係留し、投入フ
ック16が回動しないようにする。
【0018】なお、27は、電磁操作機で、外部の指令
により、操作棒28を伸縮させ、投入フック16の他片
部を押して投入フック16を矢印Aと逆方向に回動し、
投入カム1の回動投入動作を起こさせるためのものであ
る。
【0019】次に、上述のように構成した本例装置の作
動を説明する。
【0020】まず、遮断器が閉路状態の場合には、図2
に示す状態となる。すなわち、この状態は図4の状態に
対応するものであって、主レバー9が図で反時計方向に
回動しその一端部のローラ10が投入カム1から離れた
状態で、主レバー9の他端部が引外し機構11に係留さ
れた状態にある。この状態では、ばね部材24の付勢力
でフック部材22が投入フック16に係留した状態にあ
る。
【0021】従って、電磁操作機27を誤操作しても、
投入フック16はロックされて動かず、投入カム1が回
動する空打ち動作をすることはない。
【0022】次に遮断器が図2に示す閉路状態から図1
に示す開路状態に移行する際の動作を説明する。
【0023】この際には、主レバー9が図の時計方向に
回動し、投入カム1の外周カム面にローラ10が当接し
て停止する。この動作に伴い、主レバー9の操作ピン1
9は、操作リンク20の長穴21を摺動し、その端部に
当たった後、操作リンク20を押すように連動する。す
ると、操作リンク20に連動してフック部材22が矢印
Aと逆方向に回動し、その長端部22bの先端が投入フ
ック16の係留ローラ26から外れ、投入フック16を
投入動作可能とする。
【0024】図1に示す状態では、電磁操作機27を操
作して投入フック16を回動し、投入カム1との係留を
解除し、投入カム1を回動させて投入動作を実行できる
ものである。
【0025】次に遮断器が開路状態から閉路状態に移行
する場合には、主レバー9が図1に示す状態から図2に
示す状態まで図の反時計方向に回動する。この動作に伴
って、操作ピン19が長穴21内を移動し、操作リンク
20に何ら力を及ぼさない状態となる。このため、フッ
ク部材22は、ばね部材24の付勢力を受け、他に力を
受けないので、矢印A方向に回動し、ストッパ25に当
たって、図2に示す投入動作不能の状態にする。
【0026】上述の如く、本例装置は遮断器の閉路状態
においては、空打ち動作を防止するいわゆるインターロ
ックを解除するものである。
【0027】尚、本考案は上述の実施例に限定されるも
のではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において
その他種々の構成を取り得ることは勿論である。
【0028】
【考案の効果】以上詳述したように本考案の遮断器の操
作装置によれば、遮断器を開閉動作させるための主レバ
ーに連動し、閉路状態で投入カムを係留する投入フック
の投入用解除動作を抑制し、開路状態で投入フックの投
入動作を自在とするフック部材を装着して構成したの
で、閉路状態で投入させる誤操作をした場合でも投入フ
ックがロックされているため、投入カムの空打ちを防止
できるという効果がある。
【0029】また、上述の如き空打ち防止のインターロ
ック機能を装備することにより、空打ち動作時に装置構
造部材等に加わる大きな負荷を考慮して強化構造に構成
する必要がないので、構造を簡素化でき、廉価な製品を
提供できるようにするという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の遮断器の操作装置の一実施例を示す要
部概略拡大構成図。
【図2】上記実施例の要部概略拡大構成図。
【図3】従来の遮断器の操作装置を例示する開路状態で
の概略説明線図。
【図4】上記従来例の閉路状態での概略説明線図。
【図5】上記従来例の操作機構の概略構成線図。
【符号の説明】
1…投入カム 2…主軸 6…投入ばね 9…主レバー 11…引外し機構 12…遮断ばね 14…遮断器 15…ピン 16…投入フック 19…操作ピン 20…操作リンク 21…長穴 22…フック部材 23…軸ピン 24…ばね部材 25…ストッパ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータを駆動して投入カムを回動して投入
    ばねを蓄勢し、投入カムが死点を越えた位置で投入カム
    が投入フックに係留して投入待機位置を保持し、この投
    入カムの係留を解除したとき投入ばねの放勢力によって
    投入カムを回転して該投入カムのカム面で主レバーを回
    動させ、この主レバーの回動によって遮断器を投入する
    とともに、遮断ばねを蓄勢してこの蓄勢状態を主レバー
    と係合する係止部材で保持し、遮断器の遮断時には、こ
    の係止部材と主レバーとの係合を外して遮断ばねの放勢
    力により遮断するようにした遮断器の操作装置におい
    て、前記投入フックと係脱自在の鉤形のフック部材を設
    け、該フック部材の一端と前記主レバーとを主レバーに
    連動した操作リンクで連係するとともに、フック部材の
    他端は、主レバーが投入カムと離れているときに投入フ
    ックと係留して投入フックをロックして投入動作不能と
    し、主レバーが投入カムに接しているときは係留を解除
    して投入動作を可能としたことを特徴とする遮断器の操
    作装置。
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