JP2518705B2 - 振動部品供給装置 - Google Patents

振動部品供給装置

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JP2518705B2
JP2518705B2 JP1318639A JP31863989A JP2518705B2 JP 2518705 B2 JP2518705 B2 JP 2518705B2 JP 1318639 A JP1318639 A JP 1318639A JP 31863989 A JP31863989 A JP 31863989A JP 2518705 B2 JP2518705 B2 JP 2518705B2
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友二 新井田
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G27/00Jigging conveyors
    • B65G27/34Jigging conveyors comprising a series of co-operating units

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は振動パーツフィーダとリニア振動フィーダと
から成る振動部品供給装置に関する。
〔従来の技術及びその問題点〕
第7図及び第8図は従来例の振動部品供給装置を示す
が全体として(1)で示され、主として公知の振動パー
ツフィーダ(2)及び直線振動フィーダ(3)から成っ
ている。振動パーツフィーダ(2)においてはボウル
(4)内に第8図に明示されるようにその内周壁面に沿
ってスパイラル状のトラック(5)が形成されており、
この排出端にはアタッチメント(6)が固定されてい
る。このアタッチメント(6)にはトラック(5)に連
設するように同幅のトラック(7)及びこの下流側に切
欠き(9)を形成することによって移送すべき部品の幅
にほゞ等しい狭路(8)を形成させている。またこの狭
路(8)の排出端部には押え板(10)が取付けられてお
り、これにより姿勢を規制されて下流側の直線振動フィ
ーダ(3)に供給されるようになっている。すなわち部
品が図示するように長方形状の板状であれば、この長手
方向を移送方向に向けて1個宛直線振動フィーダ(3)
に供給されるようになっている。
振動パーツフィーダ(2)においてボウル(4)の底
壁部には可動コア(11)が固定されており、これはベー
スブロック(12)と等角度間隔で傾斜配設された重ね板
ばね(15)により結合されている。すなわち重ね板ばね
(15)はそれぞれボウル(4)の底部に固定された取付
ブロック(16)及びベースブロック(12)に固定された
取付ブロック(17)に両端部がボルトにより固定されて
いる。ベースブロック(12)上にはコイル(13)を巻装
した電磁石(14)が固定されており、これは上述の可動
コア(11)と空隙をおいて対向して固定されている。ね
じり振動駆動部は電磁石(14)、重ね板ばね(15)など
によって構成されるのであるが、この全体は筒状のカバ
ー(18)によって被覆されている。振動パーツフィーダ
(2)は以上のように構成されるのであるが、その全体
は防振ゴム(19)により共通の基台(20)上に支持され
ている。
次に直線振動フィーダ(3)について説明すると、直
線的に延びるトラフ(21)を備えており、この底面には
板ばね取付ブロック(22)が一体的に固定されており、
これは下方の板ばね取付ブロック(24)と前後一対の板
ばね(31)(32)により結合されている。下方の板ばね
取付ブロック(24)上にはコイル(29)を巻装した電磁
石(30)が固定されており、これは上方の取付ブロック
(22)に下方に懸垂して固定される可動コア(23)と対
向して固定されている。更に下方の取付ブロック(24)
は防振機構用のベースブロック(25)と一体的に固定さ
れ、これはベースブロック(27)と前後一対の防振用板
ばね(26a)(26b)により結合されている。この防振用
板ばね(26a)(26b)は上述の板ばね(31)(32)に比
べてそのばね定数が充分に小さく、全体の質量とこれら
ばね定数によって定まる共振周波数が駆動周波数に比べ
て充分に小さくなるように、すなわち防振効果を得るよ
うに構成されている。前後一対の板ばね(31)(32)、
電磁石(30)などによって直線振動駆動部は構成される
のであるが、この全体は角筒状のカバー(33)によって
被覆されている。トラフ(21)においては第8図に明示
されるように一対の帯材(35)(36)により直線的なト
ラフ(21)を被覆しており、帯材(35)(36)の間には
隙間(37)を形成されている。この上流側には一対の発
光素子及び受光素子から成るオーバーフロー検出装置
(34)が取付けられており、この発光素子がこれに対向
して下方に配設される受光素子に対して部品がこの下方
に存在しないときには投光されるように、上述の隙間
(37)及びこれに整列してトラフの底壁には小孔が形成
されている。直線振動フィーダ(3)は以上のように構
成されているのであるが、このトラフ(21)の上流側端
部と振動パーツフィーダ(2)のトラック(5)の排出
端に形成されたアタッチメント(6)の排出端部との間
には第8図に明示されるように隙間Sが構成されてい
る。この隙間Sは移送すべき部品mの長手方向の長さよ
りは小さいが、振動パーツフィーダ(2)の振動と直線
振動フィーダ(3)の振動が干渉して衝突し合わないよ
うな大きさとされている。
従来例の振動部品供給装置(1)は以上のように構成
されるのであるが、公知のようにコイル(13)に通電す
るとボウル(4)にはねじり振動力が与えられ、これに
よりボウル(4)はそのほゞ中心軸の周りにねじり振動
を行う。これによりボウル(4)内に多量に投入された
部品m(実際には更に高密度で投入されているが、図を
簡単にするために散在的にのみ示す)はスパイラル状の
トラック(5)の登り口へと至り、こゝからこれに沿っ
てねじり振動により移送される。なお、図示せずともス
パイラルトラック(5)に近接して種々の部品整送装置
が設けられており、これにより部品mに流量規制や姿勢
判断などをして下流側には所定の姿勢及び量で供給され
るように構成されている。アタッチメント(6)におけ
るトラック(7)にはそのまゝ部品mが供給され、狭路
(8)上に至るとこゝで多列で至った部品のうちボウル
の内方列側に位置する部品mは全てボウル(4)の中心
部に向って排除される。
また振動による移送においては部品を長手方向に向け
るオリエンテーションを受けるので、狭路(8)におい
ては長手方向を移送方向に向けて一列で移送される。こ
の端部では押え板(10)によりその姿勢を確実に保持さ
れ、多列にあるいは多重にならんとしても押え板(10)
により規制されて確実に単層、単列で1個宛下流側の直
線振動フィーダ(3)に供給される。直線振動フィーダ
(3)におけるトラフ(21)の移送路は帯材(35)(3
6)により上方を隙間(37)をおいてカバーされている
のであるが、これにより肉眼によってもトラフ(21)内
で部品が詰まっているか、あるいは所望どおりの密度で
存在しているかなどを観察することができる。オーバー
フロー検出装置(34)に対する機能については上述と同
様である。
直線振動フィーダ(3)においてもコイル(29)が励
磁されると可動コア(23)と電磁石(30)との間に交番
磁気吸引力が発生し、これによりトラフ(21)は公知の
ように板ばね(31)(32)の長手方向に対しほゞ垂直方
向に直線振動を行う。これによりトラフ(21)上を部品
mは図において右方へと移送される。然るに、振動パー
ツフィーダ(2)の振動と直線振動フィーダ(3)の振
動は直線振動とねじり振動でモードが異なり、他にその
位相差、振幅の大きさなどの差異により隙間Sを設定す
ることは非常に困難であり、この隙間を大きくすれば部
品mがこの間を大半はトラフ(21)側に問題なく移送さ
れるが、ある部品はこの隙間Sにその厚さが隙間Sより
小さいことによりこゝから落下する場合もある。あるい
は落下せずともこゝに噛み込んで直線振動フィーダ
(3)側への供給を妨害したりする。これにより次工程
への部品の供給が断たれるのであるが、これのみならず
部品mを損傷する。最近、電子部品としてのチップ抵抗
やチップコンデンサあるいは水晶振動子などが移送され
ることがあるが、このような高価な電子部品であれば歩
合を低下させ、従って生産コストを大幅に上昇させるこ
とになる。また、一旦隙間Sに噛み込んだ後に直線振動
フィーダ(3)のトラフ(21)上に移送されたとしても
高性能を有する電子部品の性能が低下し、これを正常部
品として次工程に供給すればこれをアセンブリして構成
される各種電子装置の性能を低下させる原因になる。
以上述べたように従来例の振動部品供給装置(1)に
おいては振動パーツフィーダ(2)の部品の排出端部と
直線振動フィーダ(3)の上流側端部との隙間Sを最初
に基台(20)上に設置するときに、これを設定する作業
が非常に困難であるのみならず、仮に設計どおりに設
定、組立てしたとしても部品mの移送速度によっては、
あるいは部品mにも加工によるバリなどが付いておれば
こゝで引っかゝり上述のように部品を損傷させたり、あ
るいは隙間Sから下流側への部品の移送を妨害したりす
ることがある。
第7図及び第8図に示す従来例の振動部品供給装置
(1)は以上のようた欠点を有するものであるが、更に
振動パーツフィーダ(2)におけるコイル(13)、電磁
石(14)、等角度間隔で配設された重ね板ばね(15)な
どから成るねじり振動駆動部は非常に高価であり、振動
パーツフィーダ(2)のコストの大部分を占めている。
他方、直線振動フィーダ(3)においても電磁石(3
0)、板ばね(31)(32)などにより直線振動駆動部は
構成されるのであるが、やはりこれらもコストが高く直
線振動フィーダ(3)のコストの大半を占めるものであ
る。従って振動パーツフィーダ(2)及び直線振動フィ
ーダ(3)から成る振動部品供給装置全体のコストを低
下させることが強く要望されている。
第9図は上述の要望に応えるために振動パーツフィー
ダにはねじり振動駆動部は設けられるが、直線振動フィ
ーダ側には駆動部を省略した構成を示すものである。第
9図において本従来例の振動部品供給装置は全体として
(40)で示され、上記従来例の振動パーツフィーダと同
様な構成を有する振動パーツフィーダ(41)及びこの排
出端部に接続される直線振動フィーダ(42)とから成っ
ている。振動パーツフィーダ(41)のボウル(59)の底
部には上述のように可動コアが固定され、ねじり振動駆
動部も上記従来例と同様に構成されるのであるが、下方
のベースブロック(56)と等角度間隔で配設された重ね
板ばね(55)で結合されており、またベースブロック
(56)上にはコイル(53)を巻装した電磁石(52)が固
定されている。なお、本従来例の振動部品供給装置(4
0)では直線振動フィーダ(42)の可動質量をも振動さ
せるために、上記従来例のねじり振動駆動部の駆動力を
より大きくするためにコイル(53)に通電する電流はよ
り大とされている。本従来例のねじり振動駆動部もその
全体は筒状のカバーにより被覆されているのであるが、
共通の基台(58)上に防振ゴム(57)を介して設置され
ている。振動パーツフィーダ(41)のボウル(59)内に
は上記従来例と同様に内周壁部にスパイラル状のトラッ
クが形成されているのであるが、この端部にはブロック
(43)が固定されておりこれにトラックに連設して溝が
形成されており、こゝから部品を直線振動フィーダ(4
2)側に隙間Sをもって供給されるようになっている。
直線振動フィーダ(42)は上記従来例と同様に直線的な
トラフ(44)を備えているが、この上流側端部には振動
伝達用の逆L字形の取付ブロック(45)が固定されてお
りこれにも隙間Sに対向するブロック(43)と同様に溝
が形成されており、これはトラフ(44)の溝と整列する
ように構成されている。これらブロック(43)(45)間
にゴム部材(46)が配設されこれには貫通孔が形成され
ており、通しボルト(47)を取付ブロック(43)、ゴム
部材(46)及び取付ブロック(45)に挿通させたうえナ
ット(48)で締付けることによりボウル(59)の振動が
直線振動フィーダ(42)のトラフ(44)に伝達されるよ
うになっている。
またトラフ(44)の下流側端部近くにおいてはコの字
形のブロック(50)が取付けられており、これは支柱
(51)上にゴム部材(49)を介して支持されている。従
って直線振動フィーダ(42)におけるトラフ(44)はゴ
ム部材(46)(49)により、ある角度傾斜した直線振動
をし得るように構成されている。なお、ブロック(43)
(45)上の隙間Sは第7図及び第8図の従来例と同様に
部品mがこゝを落下しないように、かつブロック(43)
と(45)が振動により干渉し合わないような大きさとさ
れている。コイル(53)に交流を通電するとボウル(5
9)にねじり振動が与えられ、この内周壁部に形成され
たトラックに沿って部品mを上述と同様に移送するので
あるが、ブロック(43)(45)間にはゴム部材(46)が
配設されているのでボウル(59)のねじり振動力がこの
ゴム部材(46)を介してブロック(45)及びトラフ(4
4)に伝達される。なお、ねじり振動はボウル(59)の
ほゞ中心軸の周りの水平面に対して板ばね(55)の長手
方向に対してほゞ垂直方向に傾斜したねじり振動である
が、この傾斜でトラフ(44)に伝達される。よってトラ
フ(44)はその下流側端部近くでゴム部材(49)により
支持されているのでボウル(59)のねじり振動とほゞ同
じ振動角でほゞ直線振動を行うようになる。よってトラ
フ(44)上ではボウル(59)から供給された部品は図に
おいて右方へと移送される。
第9図の従来例においても隙間Sが設けられているの
で、この設定及び据付けの作業は第7図及び第8図と同
様に面倒であるばかりでなく設定どおりに組立てたとし
ても同じ欠点を生ずるものである。なお、振動パーツフ
ィーダ(41)のねじり振動駆動部は容量はより大きいか
も知れないが直線振動フィーダ(42)の駆動部は省略す
ることができるので、振動部品供給装置(40)全体のコ
ストは第7図及び第8図よりも大幅に低下させることが
できる。然しながら、トラフ(44)の上流側端部及び下
流側端部近くのゴム部材(46)(49)によりトラフ(4
4)に直線振動を与えんとしているのであるが、振動パ
ーツフィーダ(41)のボウル(59)の振動が上述したよ
うにねじり振動であり、従って第7図及び第8図の直線
振動フィーダのように精密な直線振動を行うことができ
ず多少ねじり振動が加わることにより、トラフ(44)上
の部品は円滑には流れない場合がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は上述の問題点に鑑みてなされて、従来の振動
部品供給装置に比べて装置全体のコストを大幅に低下さ
せるのみならず、振動パーツフィーダと直線振動フィー
ダとの間の隙間Sをなくすことのできる、従って組立て
を従来より一段と簡素化することのできる振動部品供給
装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
以上の目的はねじり振動駆動部と、該ねじり振動駆動
部によりねじり振動力を受け、内周壁部にスパイラル状
の部品移送用トラックを形成させた部品受容器とから成
る振動パーツフィーダに、直線的なトラフを備えこれに
直線振動をさせるリニア振動フィーダを接続させた振動
部品供給装置において、前記リニア振動フィーダのトラ
フの前端部分を傾斜した板ばねにより支持し、その後端
部を前記振動パーツフィーダの部品移送用トラックの排
出端部とを整列させて当接させ、かつ該後端部を前記部
品移送用トラック排出端部に対し枢着させたことを特徴
とする振動部品供給装置によって達成される。
〔作用〕
リニア振動フィーダのトラフは振動パーツフィーダの
ねじり振動力を枢着部を介して受け、前端部は板ばねで
支持されているので、振動パーツフィーダの部品受容器
と同期して直線振動を行う。振動パーツフィーダとリニ
ア振動フィーダとの間に隙間はないので、装置の組立て
が容易であり、駆動部も1個だけであるので、装置コス
トを大幅に低下させることができる。
〔実 施 例〕
以下、本発明の実施例による振動部品供給装置につい
て図面を参照して説明する。
第1図及び第2図は同実施例の全体を示すものである
が振動部品供給装置は全体として(60)で示され、主と
して振動パーツフィーダ(61)及びリニア振動フィーダ
(62)から成っている。振動パーツフィーダ(61)及び
リニア振動フィーダ(62)は共通の基台(63)上に高さ
を調節して取付けられている。
振動パーツフィーダ(61)においてボウル(64)の内
周壁部には公知の螺旋状の部品移送トラック(65)が形
成されており、底壁部には可動コア(66)が一体的に固
定されている。これは下方のベースブロック(67)と等
角度間隔で配設された傾斜板ばね(70)により結合され
ている。ベースブロック(67)上にはコイル(68)を巻
装した電磁石(69)が固定されており、これは上述の可
動コア(66)と空隙をおいて対向している。駆動源とな
るコイル(68)及び電磁石(69)は後述するように同振
動パーツフィーダ(61)の可動部のみならずリニア振動
フィーダ(62)の可動部をも振動させるために、従来の
駆動源たるコイル及び電磁石よりも容量を若干大きくし
てある。ねじり振動駆動部は以上のように構成されるの
であるが、この全体は筒状のカバー(71)によって被覆
されている。また振動パーツフィーダ(61)全体は防振
ゴム(73)により補助ベース(72)を介して共通の基台
(63)上に固定されている。
振動パーツフィーダ(61)は以上のように構成される
のであるが、螺旋状のトラック(65)の排出端部にはア
タッチメント(74)が一体的に固定されておりこれに部
品姿勢保持移送路が後述するように形成されている。ま
たこの下流側端部は本発明に係わる連結装置(87)を介
してリニア振動フィーダ(62)に連結されている。リニ
ア振動フィーダ(62)において直線的なトラフ(81)に
はコの字形の取付部材(82)がボルト(83)で固定され
ており、この取付部材(82)は支持ブロック(84)に前
後一対の傾斜板ばね(85)(86)により結合されてい
る。
次に本発明に係わる連結装置(87)の詳細について説
明する。まず連結装置(87)の上流側の振動パーツフィ
ーダの構造、すなわちアタッチメント(74)の詳細につ
いて説明する。アタッチメント(74)は第2図及び第3
図に明示されるようにねじによりボウル(64)に固定さ
れているが、弧状に延びる側壁部(75)とこの内方に一
体的に形成される比較的広い幅のトラック(76)及びこ
れより狭い狭路(79)とから成っている。トラック(7
6)は切欠き(77)によりボウル(64)のトラック(6
5)より幅は狭くされるが、こゝで多列で至った部品m
は2列にされる。すなわち流量規制されて下流の狭路
(79)へと導かれこゝで1列で下流側へとねじり振動に
より移送される。また狭路(79)の排出端部は押え板
(80)により被覆されており、これにより排出端部には
トンネル状のトラックT(第3図)が形成される。
アタッチメント(74)は以上のように構成されるがこ
の下流側端面に第3図にその形状が明示されるウレタン
ゴムで成る連結ブロック(96)が当接して配置され、こ
れはボルト(97)(98)によりその貫通孔を挿通させて
ボウル(64)に固定されている。連結ブロック(96)に
は上下方向に丸孔(99)が形成されており、またその垂
直壁部(100)が上述のようにアタッチメント(74)の
端面に当接しているのであるが、これに溝(101)が形
成されこれはアタッチメント(74)に形成されるトンネ
ル状のトラックTと整列している。
リニア振動フィーダ(62)のトラフ(81)は直線的に
延びるのであるがこの上流側端部を第3図を参照して特
に説明すると、トラフ(81)には直線的な溝(81a)が
形成されているのであるが帯状部材(92)にこの溝(81
a)が形成されており、溝(81a)は隙間(93)を形成す
るように押え板(91)、ねじ(94)(95)により帯状部
材(92)に固定されている。また押え板(91)の上流側
端部には突部(91a)が形成され、これが上述の連結ブ
ロック(96)の垂直壁部(100)に形成された溝(101)
に嵌合するように構成されており、この下面は第5図及
び第6図に明示されるように上流側に向って上向き傾斜
したテーパ状とされ、これによりアタッチメント(74)
のトンネルTから垂直壁部(100)に形成された溝(10
1)と突部(91a)とによって構成されるトンネル内に滑
らかに部品mが導入されるようにしている。
またトラフ(81)の下面には軸部材(103)が取付け
られており、これは連結ブロック(96)の丸孔(99)に
嵌合するのであるが第4図に明示されるように主部(10
3a)及び大径部(103b)とから成っており、大径部(10
3b)と一体的に形成した結合部(103c)がトラフ(81)
の下面に固定されることによりこの軸部材(103)はト
ラフ(81)に一体的に固定されるのであるが、大径部
(103b)により連結ブロック(96)に対し密着した状態
で嵌合され、また主部(103b)が減径されているので組
立て時に容易に嵌合し得るようにしている。
第3図にその形状が明示されるように押さえ装置(18
7)がトラフ(81)の上流側端部の上方に位置して配設
されており、これはレバー(88)の一端部に挿通させた
ねじ(89)を有し、このねじ部(89a)がボウル(64)
の一部に形成させたねじ孔(64a)に螺着締付けること
によりボウル(64)に対して固定され、また連結装置
(87)の他端部にはねじ(90)が回動自在に挿通されて
おり、このねじ部(90a)の下端面が第4図に明示され
るようにトラフ(81)の押え板(91)の上面に当接可能
とされている。すなわち、ねじ(90)の回動調節により
リニア振動フィーダ(62)の高さに応じて調節可能であ
ると共に若干の隙間を形成するようにねじ(90)を調節
するようにしてもよい。本発明の実施例による振動部品
供給装置(60)は以上のように構成されるが次にこの作
用について説明する。
コイル(68)に交流を通電すると公知のように電磁石
(69)と可動コア(66)との間に交番磁気吸引力が発生
し、等角度間隔で配設された傾斜板ばね(70)によりね
じ振動力が発生するのであるがボウル(64)はこれによ
りねじり振動を行い、この内部に多量に投入された部品
m(なお、図を解り易くするために実際には更に高密度
で存在しているが散在的にのみ示す)はねじり振動によ
りトラック(65)を上方へと移送されアタッチメント
(74)におけるトラック(76)に導かれ、こゝで流量規
制されて更に狭路(79)へと導かれ、こゝで1列で長手
方向を移送方向に向けて下流側へと移送される。一般に
振動による移送では部品の長手方向を移送方向に向ける
作用を受けるので、部品mは上述のように長手方向を移
送方向に向けて移送され、押え板(80)によって被覆さ
れてトンネルTが形成されているのであるがこの中に導
入され、連結ブロック(96)の溝(101)及びリニア振
動フィーダ(62)のトラフ(81)の溝(81a)へと導か
れ更に下流側へと導かれる。トラフ(81)にはボウル
(64)のねじり振動力が連結ブロック(96)を介して伝
達されるのであるが、軸部材(103)を介してその端部
がボウル(64)に対して枢着されており、またその軸部
材(103)は連結ブロック(96)の丸孔(99)に対しこ
の軸方向の周りに若干回動自在であり、またトラフ(8
1)の前端部は板ばね(85)(86)によって支持されて
いるので、従来の独立して直線振動駆動部を有するリニ
ア振動フィーダと同様にトラフ(81)は板ばね(85)
(86)の長手方向に対して垂直方向に直線振動を行う。
なお、振動パーツフィーダ(61)のボウル(64)のねじ
り振動力が連結ブロック(96)により伝達されるのであ
るが、上述のような枢着により、また板ばね(85)(8
6)はその幅方向に対してはその曲応力は非常に強いの
で、トラフ(81)は振動パーツフィーダ(61)のボウル
(64)と同じようにねじり振動を行うことなく従来のリ
ニア振動フィーダと同様にトラフ(81)は直線振動を行
う。特に本実施例では振動パーツフィーダと直線振動フ
ィーダは同期して振動する。
以上により連結ブロック(96)の溝(101)を介して
トラフ(81)の溝(81a)に導かれた部品mは以上の直
線振動により図において左方へと円滑に移送される。な
お、隙間(93)がトラフ(81)に形成されるが、これは
従来例で説明したようにオーバーフロー検出装置を設け
た場合に上方からの光線がここを通り、かつ溝(81a)
の底面に形成した貫通孔を通って下方の受光素子に投光
させるためのものである。またトラフ(81)は振動パー
ツフィーダ(61)のボウル(64)のねじり振動力を受け
てトラフ(81)の後端部に対し上方に向かう力を加える
が、これにより抜け出さんとしても第3図に明示する押
さえ装置(187)のねじ(90)のねじ部(90a)の当接に
よりこれらが阻止される。よってリニア振動フィーダ
(62)のトラフ(81)は安定に上述の直線振動を行うこ
とができる。
本発明の実施例による振動部品供給装置(60)は以上
のような作用を行い、かつ効果を奏するものであるが更
に次のような効果も奏するものである。すなわち連結ブ
ロック(96)はウレタンゴムで成るので振動パーツフィ
ーダ(61)のボウル(64)のねじり振動力がこれを介し
てリニア振動フィーダ(62)のトラフ(81)に伝達され
るに当り、多少の振動干渉を行うのでもし金属同士であ
れば騒音を発するのであるが、ウレタンゴムで成るので
この衝げきを緩衝し、従って騒音を殆どなくすことがで
きる。
また振動パーツフィーダ(61)とリニア振動フィーダ
(62)の各トラック間には第3図に明示されるように隙
間がなく、連結ブロック(96)はアタッチメント(74)
に密接して配設されているので、アタッチメント(74)
のトンネルTを通って垂直壁部(100)の溝(101)及び
リニア振動フィーダ(62)のトラフ(81)の溝(81a)
への部品mの移行は従来より一段と円滑に行うことがで
きる。すなわち従来は振動パーツフィーダのトラックの
排出端部とリニア振動フィーダの上流側端部との間に隙
間Sが形成されていたので、こゝに部品が噛み込んだり
あるいは装置の組立てによってはこゝから下方に落下す
ることがあったが、本実施例によれば隙間が0とされた
のでこのような不都合は全くなく、また振動パーツフィ
ーダとリニア振動フィーダとの振動の干渉を考慮して隙
間の調整作業は全く不要であるので組立ても従来よりは
るかに容易となる。よって生産コストを大巾に低下させ
ることができる。
以上、本発明の実施例について説明したが、勿論、本
発明はこれに限定されることなく本発明の技術的思想に
基いて種々の変形が可能である。
第5図はリニア振動フィーダの上流側端部と振動パー
ツフィーダの部品移送トラック排出端部との連結部の変
形例を示すものであるが、上記実施例では第4図に明示
されるようにトラフの上流側端部の下面に軸部材(10
3)が固定されていたが、これに代えて本変形例ではベ
アリング装置(105)がトラフの上流側端部の下面に一
体的に固定される。すなわちそのインナーレースと一体
的な軸部(107)が連結ブロック(96)に対し若干回動
可能となり、ベアリング(108)を介してアウターレー
ス(106)が連結ブロック(96)に嵌合されている。こ
のような変形例でも上記実施例と同様な作用を行い効果
が得られることは明らかである。
第6図は第4図の軸部材(103)の他変形例を示すも
のであるが、本変形例では軸部材(109)の中央大径部
(112)と上下の大径部との間の溝にゴムブッシュ(111
a)(111b)が嵌着されており、従って軸部材(109)が
連結ブロック(96)の丸孔(99)に比較的強くしかし若
干の回動は可動に嵌合されている。このような変形例で
も上記実施例と同様な作用を行い効果が得られることは
明らかである。
また以上の実施例ではトラフの上流側端部が上方へ抜
け出ないよう押さえ装置(187)を設けていたが、場合
によってはこれを省略することができる。特に第6図の
変形例では充分に固く連結ブロック(96)の丸孔(99)
に嵌合しているのでこの省略が可能である。
また以上の実施例では振動パーツフィーダとリニア振
動フィーダとの間にウレタンゴムで成る連結ブロック
(96)を介して相当接させたが、連結ブロック(96)を
アタッチメント(74)と一体的に形成し(この場合金属
であってもよい)、この連結部を介して直線的なトラフ
を連結するようにしてもよい。あるいはトラフと一体的
に連結ブロック(96)を形成し、これをアタッチメント
(74)に当接させるようにしてもよい。あるいはアタッ
チメント(74)を別体として構成したがボウルに一体的
に形成し、これを実施例のように連結ブロック(96)を
介してトラフに接続させてもよいし、あるいは連結ブロ
ック(96)の代わりにアタッチメントと一体的に振動パ
ーツフィーダ側に枢着連結部を形成させてこれをリニア
振動フィーダのトラフに当接させるようにしてもよい。
また連結ブロック(96)は硬質ゴムで形成してもよい。
また以上の実施例では振動パーツフィーダのねじり振
動駆動部は公知のように電磁石と板ばね等から形成した
が、これに代えて板ばねは等角度間隔に同様に配設され
るが加振源としては一対の振動電動機を設けるようにし
てもよい。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明の振動部品供給装置によれ
ば、従来の振動パーツフィーダ及びリニア振動フィーダ
の作用を行うにも拘わらず、駆動部は1つであるので装
置全体のコストを大巾に低下させることができる。また
振動パーツフィーダとリニア振動フィーダとの連結部に
隙間を設けないので組立てが容易であり、従ってこの点
からも生産コストを低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例による振動部品供給装置の部分
断面側面図、第2図は同平面図、第3図は同要部の拡大
斜視図、第4図は同要部の断面図、第5図は同要部の変
形例の断面図及び第6図は同他変形例の断面図、第7図
は従来例の振動部品供給装置の部分断面側面図、第8図
は同平面図及び第9図は他従来例の振動部品供給装置の
部分断面側面図である。 なお図において、 (60)……振動部品供給装置 (61)……振動パーツフィーダ (62)……リニア振動フィーダ (68)……コイル (69)……電磁石 (70)……傾斜板ばね (81)……トラフ (85)……板ばね (86)……板ばね (87)……連結装置 (96)……連結ブロック (103)……軸部材 (105)……ベアリング装置 (109)……軸部材

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ねじり振動駆動部と、該ねじり振動駆動部
    によりねじり振動力を受け、内周壁部にスパイラル状の
    部品移送用トラックを形成させた部品受容器とから成る
    振動パーツフィーダに、直線的なトラフを備えこれに直
    線振動をさせるリニア振動フィーダを接続させた振動部
    品供給装置において、前記リニア振動フィーダのトラフ
    の前端部分を傾斜した板ばねにより支持し、その後端部
    を前記振動パーツフィーダの部品移送用トラックの排出
    端部とを整列させて当接させ、かつ該後端部を前記部品
    移送用トラック排出端部に対し枢着させたことを特徴と
    する振動部品供給装置。
  2. 【請求項2】前記振動パーツフィーダの部品移送用トラ
    ックの排出端部を緩衝材で形成させた請求項(1)に記
    載の振動部品供給装置。
  3. 【請求項3】前記トラフの後端部の下面に垂下する軸部
    を設け、これを前記部品トラックの排出端部に形成した
    丸孔に嵌合させた請求項(2)に記載の振動部品供給装
    置。
  4. 【請求項4】前記部品受容器に一端部を固定させ、他端
    部が前記トラフの後端部の上面に当接可能とした押さえ
    部材を設けた請求項(3)に記載の振動部品供給装置。
  5. 【請求項5】前記板ばねは相離隔した一対の板ばね部か
    ら成る請求項(1)に記載の振動部品供給装置。
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