JP2518663Y2 - ネガキャリア装置 - Google Patents

ネガキャリア装置

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JP2518663Y2
JP2518663Y2 JP493291U JP493291U JP2518663Y2 JP 2518663 Y2 JP2518663 Y2 JP 2518663Y2 JP 493291 U JP493291 U JP 493291U JP 493291 U JP493291 U JP 493291U JP 2518663 Y2 JP2518663 Y2 JP 2518663Y2
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film
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JP493291U
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高之 岡
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Noritsu Koki Co Ltd
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Noritsu Koki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、プリンタにおけるネ
ガキャリア装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光源とレンズとの間にネガフイルムをセ
ットし、そのネガフイルムに光を照射し、レンズにより
投影されたネガ像を印画紙に焼付けるようにしたプリン
タにおいては、上記ネガフイルムをネガキャリア装置で
支持して露光作業を行なうようにしている。
【0003】図8は、従来のネガキャリア装置を示す。
このネガキャリア装置は、ネガマスク台31の上面にフ
イルム案内溝32を設け、そのフイルム案内溝32の溝
底面に露光用開口33を形成し、この開口33上に設け
られた支持板34をネガマスク台31の上面に設けたガ
イドピン35に沿って昇降自在に支持し、そのガイドピ
ン35の外側に設けたスプリング36で支持板34を上
向きに押圧している。
【0004】また、支持板34の下方に設けられたフイ
ルム押え枠37の上面にガイドピン38を設け、このガ
イドピン38の上部を支持板34でスライド自在に支持
し、そのガイドピン38の外側に設けたスプリング40
でフイルム押え枠37を下向に押圧している。
【0005】さらに、支持板34の上側に先端部が臨む
プレッシャプレート41の中途をピン42で回動自在に
支持し、プレッシャプレート41の後端部下方にソレノ
イド43を設けてある。
【0006】上記ネガキャリア装置は、ソレノイド43
の作動によりピン42を中心にプレッシャプレート41
を揺動させ、そのプレッシャプレート41の先端部で支
持板34を押し下げ、この支持板34と共に下降するフ
イルム押え枠37でフイルム案内溝32に挿入されたネ
ガフイルムFを押えるようにしている。
【0007】また、ソレノイド43の励磁解除時に、ス
プリング36、40、44の押圧により、プレッシャプ
レート41、支持板34およびフイルム押え枠37を元
の位置に復帰させるようにしている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記ネガキ
ャリア装置においては、プレッシャプレート41の揺動
運動を支持板34の昇降運動に変換する構成であるた
め、機構が複雑になり、精度の高い組立てが要求される
問題がある。
【0009】また、プレッシャプレート41が支持板3
4を押し下げるとき、支持板34を斜め下方に向けて押
圧するため、支持板34のガイドピン35に対する接触
抵抗が大きく、支持板34をスムーズに下降させること
ができない問題もある。
【0010】さらに、支持板34およびフイルム押え枠
37は、フイルム案内溝32に挿入されるネガフイルム
Fのサイズによって交換されるが、支持板34上にプレ
ッシャプレート41の先端部が常に臨むため、交換が困
難であるという問題もある。
【0011】この考案は上記の問題点を解決し、ネガキ
ャリア装置の構成のシンプル化を図り、支持板およびフ
イルム押え枠の交換を容易とすることを技術的課題とし
ている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この考案においては、フイルム案内溝を有し、その
フイルム案内溝の底面に露光用の開口を形成したネガマ
スク台と、上記開口上において昇降自在に支持され、ス
プリングにより上方に押圧される支持板と、この支持板
の下面に対して昇降自在に支持され、スプリングによっ
て下向きに押圧されるフイルム押え枠と、そのフイルム
押え枠が通過可能な間隔をおいて設けられ、上記フイル
ム案内溝の一側部から支持板の両側下方に向けて移動す
るようスライド自在に支持された一対のアームと、この
一対のアームを移動させる移動装置とから成り、前記ア
ームの各先端部に永久磁石を取付け、前記支持板の両側
には上記永久磁石により吸引される吸着片を設けた構成
を採用したのである。
【0013】
【作用】ネガマスク台のフイルム案内溝に挿入されたネ
ガフイルムを押えるには、移動装置の作動によって一対
のアームをフイルム案内溝に向けて移動させる。その一
対のアームの移動によってアーム先端の永久磁石が支持
板の吸着片と対向し、その吸着片に作用する吸引力によ
って支持板が下降し、フイルム押え板が共に下降してフ
イルム案内溝に挿入されたネガフイルムを押え付ける。
【0014】
【実施例】以下、この考案の実施例を図1乃至図7に基
づいて説明する。図1に示すように、ネガマスク台1の
上面には段差が設けられ、上段部2の上面にフイルム案
内溝3が形成されている。また、フイルム案内溝3の底
面には図2に示すように、露光用の開口4が形成されて
いる。
【0015】上記開口4上に設けられた支持板5は、フ
イルム案内溝3の両側部に設けたガイドピン6に沿って
昇降自在に支持され、ガイドピン6の上端部に取付けた
止め輪7によって上方向に抜け出るのが防止されてい
る。ガイドピン6の外側にはスプリング8が設けられ、
そのスプリング8の弾力によって支持板5は上向きに押
圧され、止め輪7に押し付けられる。
【0016】支持板5は、鉄板等の磁性体から成り、中
央部には露光用の透孔9が設けられ、両側には一対の吸
着片10が設けられている。
【0017】支持板5の下方に設けられた角形のフイル
ム押え枠11のコーナ部にはガイドピン12が設けら
れ、そのガイドピン12の上部は支持板5をスライド自
在に貫通し、支持板5の上面より上方に位置する端部に
止め輪13が取付けられている。このため、フイルム押
え枠11は、支持板5の下面に対して昇降自在になり、
上記ガイドピン12の外側に設けたスプリング14によ
って下向きに押圧されている。
【0018】前記上段部2の上面において、フイルム案
内溝3の一側方にはスライドプレート15が設けられ、
他側方には一対のストッパ片16が設けられている。ス
トッパ片16のそれぞれは、非磁性体から成り、その後
端部はねじ止めによる手段を介してネガマスク台1に固
定されている。この一対のストッパ片16の間隔は、前
記支持板5の吸着片10の間隔と対応し、先端部は上記
吸着片10の下面に対向して支持板5の下方向への移動
量を制限する。
【0019】前記スライドプレート15は、一対のアー
ム17を両側に有し、そのアーム17間の間隔は、前記
一対の吸着片10間の間隔と対応している。アーム17
の各々は、上段部2の上面にねじ止めしたガイド板18
の両端のガイド孔19にスライド自在に挿通され、その
先端部の上面に永久磁石20が固定されている。
【0020】また、スライドプレート15には、上段部
2の側面21に対向する折曲片22が形成され、その折
曲片22と上記側面21間にスプリング23が組込まれ
ている。
【0021】上記スライドプレート15は、移動装置2
4によって移動される。移動装置24として、ここで
は、折曲片22の一側方にソレノイド25を設け、その
ソレノイド25の励磁によって軸方向に移動するプラン
ジャ26で折曲片22を押すようにしている。
【0022】実施例で示すネガキャリア装置は上記の構
造から成り、ネガフイルムFの焼付露光に際しては、フ
イルム案内溝3にネガフイルムFを挿入し、そのネガフ
イルムFの1コマがネガマスク台1の露光用開口4に臨
む位置でソレノイド25を励磁する。
【0023】上記ソレノイド25の励磁によってプラン
ジャ26が折曲片22を押すため、スライドプレート1
5がフイルム案内溝3に向けて移動し、アーム17の先
端部に設けた永久磁石20が支持板5の吸着片10の下
方に臨む。
【0024】ここで、吸着片10は磁性体で形成されて
いるため、吸着片10は永久磁石20によって吸引さ
れ、その吸引によって支持板5が下降し、フイルム押え
枠11も共に下降する。
【0025】支持板5は、ストッパ片16に対する吸着
片10の当接によって下降量が制限されるが、ストッパ
片16に吸着片10が当接する前にフイルム押え枠11
がフイルム案内溝3の底面に当接するようになってい
る。このため、ネガフイルムFはフイルム押え枠11に
よって弾力的にフイルム案内溝3の底面に押し付けられ
る。その状態でネガフイルムFを焼付・露光する。露光
後にソレノイド25の励磁を解除すると、スプリング2
3の弾力によってスライドプレート15が後退し、ま
た、支持板5およびフイルム押え枠11はスプリング
8、14の弾力によって元の位置に復帰する。
【0026】図5乃至図7は、アーム17を移動させる
移動装置24の他の例を示す。図5に示す移動装置24
は、ロータリーソレノイドやモータ等の回転軸27の端
部にカム28を取付け、そのカム28の回転によって一
対のアーム17を有するスライドプレート15の折曲片
22を押すようにしている。
【0027】図6に示す移動装置24は、一対のアーム
17を有するスライドプレート15の折曲片22にレバ
ー29の先端を当接し、このレバー29の中途を軸30
で回動自在に支持し、そのレバー29の後端にはワイヤ
31を接続し、このワイヤ31をフットペダル等の踏み
込みにより引き下げてレバー29を揺動させ、レバー2
9の先端でスライドプレート15の折曲片22を押すよ
うにしている。
【0028】図7に示す移動装置24は長さの異なる左
右一対のアーム17、17の後端部に長孔32を設け、
リンク33の両端部に設けたピン34を上記長孔32に
挿入し、上記リンク33をロータリーソレノイドあるい
はモータ等の回転装置35により長さ方向の中途を中心
に揺動させて一対のアーム17、17を互に逆方向に移
動させるようにしている。
【0029】
【考案の効果】以上のように、この考案に係るネガキャ
リア装置によれば、一対のアームの水平方向への直線運
動によって支持板およびフイルム押え枠を上下動させる
ようにしたので、構成がシンプルであり、組立ても容易
である。
【0030】また、アーム先端部に設けた永久磁石によ
り吸着片を吸引して支持板を下降させるようにしたの
で、支持板に無理な力が作用せず、上記支持板をスムー
ズに下降させることができ、安定した動作を得ることが
できる。
【0031】さらに、一対のアーム間よりフイルム押え
枠を上方に分解することができるため、フイルムの種類
に応じてフイルム押え枠を交換する作業が容易に行なえ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るネガキャリア装置の一実施例を
示す斜視図
【図2】同上の縦断側面図
【図3】同上の縦断正面図
【図4】同上の作動状態を示す断面図
【図5】アーム移動装置の他の例を示す側面図
【図6】アーム移動装置の他の例を示す側面図
【図7】アーム移動装置の他の例を示す平面図
【図8】従来のネガキャリア装置を示す断面図
【符号の説明】
1 ネガマスク台 3 フイルム案内溝 4 開口 5 支持板 8 スプリング 10 吸着片 11 フイルム押え枠 14 スプリング 17 アーム 20 永久磁石 24 移動装置

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フイルム案内溝を有し、そのフイルム案
    内溝の底面に露光用の開口を形成したネガマスク台と、
    上記開口上において昇降自在に支持され、スプリングに
    より上方に押圧される支持板と、この支持板の下面に対
    して昇降自在に支持され、スプリングによって下向きに
    押圧されるフイルム押え枠と、そのフイルム押え枠が通
    過可能な間隔をおいて設けられ、上記フイルム案内溝の
    一側部から支持板の両側下方に向けて移動するようスラ
    イド自在に支持された一対のアームと、この一対のアー
    ムを移動させる移動装置とから成り、前記アームの各先
    端部に永久磁石を取付け、前記支持板の両側には上記永
    久磁石により吸引される吸着片を設けたネガキャリア装
    置。
JP493291U 1991-02-08 1991-02-08 ネガキャリア装置 Expired - Lifetime JP2518663Y2 (ja)

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JPH04101546U JPH04101546U (ja) 1992-09-02
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