JP2518036Y2 - 事務機器用手動操作レバー - Google Patents
事務機器用手動操作レバーInfo
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- JP2518036Y2 JP2518036Y2 JP646191U JP646191U JP2518036Y2 JP 2518036 Y2 JP2518036 Y2 JP 2518036Y2 JP 646191 U JP646191 U JP 646191U JP 646191 U JP646191 U JP 646191U JP 2518036 Y2 JP2518036 Y2 JP 2518036Y2
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- Mechanical Control Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば電子黒板等、事
務機器におるキャスターなどのロックおよびロック解除
機構を操作する手動操作レバーに関する。
務機器におるキャスターなどのロックおよびロック解除
機構を操作する手動操作レバーに関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、この種における従来の手動操作
レバー101の一例を示すもので、大きくは金属製の操
作レバー部材102と樹脂製のカバー103とで構成さ
れており、操作レバー部材102のエッジ部などをカバ
ー103で覆うとともに外観とタッチ感覚等を向上する
ようにしている。このうち、操作レバー部材102は、
上面部102aと、この上面部102aの左右両側より
下側に向かって略直角に折り曲げられた側面部102
b,102bとを一体に有して、断面が略コ状に形成さ
れている。また、上面部102aからは、舌状をしたツ
マミ片部102cが斜め上方に向かって突出した状態で
一体に設けられている。加えて、両側面部102b,1
02bには、それぞれ対応した位置に貫通穴104が設
けられており、この貫通穴104に図示せぬ支軸が挿入
され、この支軸を支点にして往復回動可能に取り付けら
れるようになっている。これに対して、カバー103
は、操作レバー部材102におけるツマミ片部102c
の先端側の一部を差込み可能な凹所105を有した袋状
部103aと、操作レバー部材102の上面部102a
を覆って配設される板状部103bとが一体に設けられ
ている。そして、この手動操作レバー101では、ツマ
ミ片部102cを袋状部103aの凹所105内に図示
せぬプラスチックハンマーで打ち込んで嵌入させ、この
嵌入でカバー103を操作レバー部材102に固定して
取り付けている。
レバー101の一例を示すもので、大きくは金属製の操
作レバー部材102と樹脂製のカバー103とで構成さ
れており、操作レバー部材102のエッジ部などをカバ
ー103で覆うとともに外観とタッチ感覚等を向上する
ようにしている。このうち、操作レバー部材102は、
上面部102aと、この上面部102aの左右両側より
下側に向かって略直角に折り曲げられた側面部102
b,102bとを一体に有して、断面が略コ状に形成さ
れている。また、上面部102aからは、舌状をしたツ
マミ片部102cが斜め上方に向かって突出した状態で
一体に設けられている。加えて、両側面部102b,1
02bには、それぞれ対応した位置に貫通穴104が設
けられており、この貫通穴104に図示せぬ支軸が挿入
され、この支軸を支点にして往復回動可能に取り付けら
れるようになっている。これに対して、カバー103
は、操作レバー部材102におけるツマミ片部102c
の先端側の一部を差込み可能な凹所105を有した袋状
部103aと、操作レバー部材102の上面部102a
を覆って配設される板状部103bとが一体に設けられ
ている。そして、この手動操作レバー101では、ツマ
ミ片部102cを袋状部103aの凹所105内に図示
せぬプラスチックハンマーで打ち込んで嵌入させ、この
嵌入でカバー103を操作レバー部材102に固定して
取り付けている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この構
造では、カバー103を取り付けるときに、プラスチッ
クハンマーなどの治工具を必要とする。また、ツマミ片
部102cの嵌入時に袋状部103aにヒビ割れなどを
起こして嵌合力が低下し、使用時に脱落し易いなどの問
題点があった。
造では、カバー103を取り付けるときに、プラスチッ
クハンマーなどの治工具を必要とする。また、ツマミ片
部102cの嵌入時に袋状部103aにヒビ割れなどを
起こして嵌合力が低下し、使用時に脱落し易いなどの問
題点があった。
【0004】本考案は、上記問題点に鑑みてなされても
のであり、その目的は操作レバー部材に対してカバーを
簡単かつ確実に取り付けることができる構造にした事務
機器用手動操作レバーを提供することにある。
のであり、その目的は操作レバー部材に対してカバーを
簡単かつ確実に取り付けることができる構造にした事務
機器用手動操作レバーを提供することにある。
【0005 】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案は、本体部とこの本体部の一面より一体に延設さ
れた舌状のツマミ片部とが設けられた金属製の操作レバ
ー部材と、前記ツマミ片部が差し込まれる袋状部と前記
本体部の一面上を覆って配設される板状部とが一体に設
けられた樹脂製のカバーとを備えてなる事務機器用手動
操作レバーにおいて、前記板状部側に前記操作レバー部
材に対して係合される係止部を設けたものである。
本考案は、本体部とこの本体部の一面より一体に延設さ
れた舌状のツマミ片部とが設けられた金属製の操作レバ
ー部材と、前記ツマミ片部が差し込まれる袋状部と前記
本体部の一面上を覆って配設される板状部とが一体に設
けられた樹脂製のカバーとを備えてなる事務機器用手動
操作レバーにおいて、前記板状部側に前記操作レバー部
材に対して係合される係止部を設けたものである。
【0006】
【作用】この構成によれば、袋状部にツマミ片部を差し
込むとともに係止部をスナップ係合させると、操作レバ
ー部材に対してカバーを簡単に取り付けることができ
る。しかも袋状部とツマミ片部の差込み係合と、係止部
と操作レバー部材の係合による2つの係合によって操作
レバー部材とカバーとの間を固定するので、袋状部にツ
マミ片部を余り強く嵌合させずに緩く差し込んだ状態で
も確実な固定が得られる。
込むとともに係止部をスナップ係合させると、操作レバ
ー部材に対してカバーを簡単に取り付けることができ
る。しかも袋状部とツマミ片部の差込み係合と、係止部
と操作レバー部材の係合による2つの係合によって操作
レバー部材とカバーとの間を固定するので、袋状部にツ
マミ片部を余り強く嵌合させずに緩く差し込んだ状態で
も確実な固定が得られる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図1は本考案の一実施例に係る事務機
器用手動操作レバーの概略縦断側面図で、図2は図1に
示す同上操作レバーの分解斜視図である。図1および図
2において、手動操作レバー1は、大きくは金属製の操
作レバー部材2と、樹脂製のカバー3とで構成されてい
る。
詳細に説明する。図1は本考案の一実施例に係る事務機
器用手動操作レバーの概略縦断側面図で、図2は図1に
示す同上操作レバーの分解斜視図である。図1および図
2において、手動操作レバー1は、大きくは金属製の操
作レバー部材2と、樹脂製のカバー3とで構成されてい
る。
【0008】さらに詳述すると、操作レバー部材2は、
上面部2aと、この上面部2aの左右両側よりそれぞれ
真すぐ下側に向かって略直角に折り曲げられた側面部2
b,2bとを一体に有して断面が略コ字状に形成されて
いる。また、上面部2aからは舌状をしたツマツ片部2
cが斜め上方に向かって突設されている。加えて、両側
面部2b,2bには対応した位置にそれぞれ貫通穴4が
設けられており、この貫通穴4に図示せぬ支軸が挿入さ
れ、この支軸を支点にして往復回動可能に取り付けられ
る。これに対して、カバー3は、図3にも単品として示
すように、操作レバー部材2の上面部2aを覆って配設
される板状部3aと、操作レバー部材2におけるツマミ
片部2cの先端の一部が差込み可能に設けられている横
穴状の凹所6aを有した袋状部5とが一体に形成されて
いる。加えて、板状部3aの下面側には、操作レバー部
材2の上面部2aを格納可能な凹所6bが凹所6aと連
続した状態で設けられ、また凹所6b内には左右方向に
延びる梁部7a,7bが前後に点在して設けられてい
る。さらに、凹所6bの後端部には、この凹所6b内に
操作レバー部材2が格納されたときに、この操作レバー
部材2とスナップ係合される係止部としての係止爪8を
設けた係合壁9が形成されているとともに、この係合壁
9の後側に係合壁9の弾性変形を許容するための溝10
が左右方向に延びた状態で設けられている。
上面部2aと、この上面部2aの左右両側よりそれぞれ
真すぐ下側に向かって略直角に折り曲げられた側面部2
b,2bとを一体に有して断面が略コ字状に形成されて
いる。また、上面部2aからは舌状をしたツマツ片部2
cが斜め上方に向かって突設されている。加えて、両側
面部2b,2bには対応した位置にそれぞれ貫通穴4が
設けられており、この貫通穴4に図示せぬ支軸が挿入さ
れ、この支軸を支点にして往復回動可能に取り付けられ
る。これに対して、カバー3は、図3にも単品として示
すように、操作レバー部材2の上面部2aを覆って配設
される板状部3aと、操作レバー部材2におけるツマミ
片部2cの先端の一部が差込み可能に設けられている横
穴状の凹所6aを有した袋状部5とが一体に形成されて
いる。加えて、板状部3aの下面側には、操作レバー部
材2の上面部2aを格納可能な凹所6bが凹所6aと連
続した状態で設けられ、また凹所6b内には左右方向に
延びる梁部7a,7bが前後に点在して設けられてい
る。さらに、凹所6bの後端部には、この凹所6b内に
操作レバー部材2が格納されたときに、この操作レバー
部材2とスナップ係合される係止部としての係止爪8を
設けた係合壁9が形成されているとともに、この係合壁
9の後側に係合壁9の弾性変形を許容するための溝10
が左右方向に延びた状態で設けられている。
【0009】そして、操作レバー部材2にカバー3を取
り付ける場合は、まずツマミ片部2cを袋状部5の凹所
6a内に緩く差込み、次いで凹所6b内に上面部2bが
格納されるようにして板状部3aを押し付ける。する
と、上面部6b内に上面部2aが格納されると同時に係
止爪8が上面部2aの下面側にスナップ係合される。
り付ける場合は、まずツマミ片部2cを袋状部5の凹所
6a内に緩く差込み、次いで凹所6b内に上面部2bが
格納されるようにして板状部3aを押し付ける。する
と、上面部6b内に上面部2aが格納されると同時に係
止爪8が上面部2aの下面側にスナップ係合される。
【0010】したがって、この構造では袋状部5の凹所
6a内にツマミ片部2cを差し込むとともに、係止爪8
をスナップ係合させると、操作レバー部材2に対してカ
バー3が簡単に取り付けられることになるので、作業性
が向上する。また、袋状部5とツマミ片部3bとの差込
み係合と、係止爪8と上面部2aとの間のスナップ係合
との2つの係合により操作レバー部材2とカバー3との
間を固定するので、袋状部5にツマミ片部3bを余り強
く嵌合させずに緩く差し込んでも、操作レバー部材2と
カバー3との確実な固定が得られる。これにより、差込
み時における袋状部5のヒビ割れなどが防げ、信頼性も
向上する。
6a内にツマミ片部2cを差し込むとともに、係止爪8
をスナップ係合させると、操作レバー部材2に対してカ
バー3が簡単に取り付けられることになるので、作業性
が向上する。また、袋状部5とツマミ片部3bとの差込
み係合と、係止爪8と上面部2aとの間のスナップ係合
との2つの係合により操作レバー部材2とカバー3との
間を固定するので、袋状部5にツマミ片部3bを余り強
く嵌合させずに緩く差し込んでも、操作レバー部材2と
カバー3との確実な固定が得られる。これにより、差込
み時における袋状部5のヒビ割れなどが防げ、信頼性も
向上する。
【0011】そして、このようにして組み立てられた手
動操作レバー1は、貫通穴4に図示せぬ支軸を挿通させ
て、この支軸を支点にして回転可能に取り付けられる。
また、袋状部5で覆われたツマミ片部3bを指などで掴
んで回転させると、この回転時に側面部2b,2bが図
示せぬ解除可能なロック機構のロック・ロック解除動作
を行うことができる。
動操作レバー1は、貫通穴4に図示せぬ支軸を挿通させ
て、この支軸を支点にして回転可能に取り付けられる。
また、袋状部5で覆われたツマミ片部3bを指などで掴
んで回転させると、この回転時に側面部2b,2bが図
示せぬ解除可能なロック機構のロック・ロック解除動作
を行うことができる。
【0012】図4は本考案の他の実施例に係る事務機器
用における手動操作レバーの概略縦断側面図で、図5は
図4に示す同上操作レバーの分解斜視図である。図4お
よび図5において、手動操作レバー11は、大きくは金
属製の操作レバー部材12と、樹脂製のカバー13と、
樹脂製のクリップ21とで構成されている。
用における手動操作レバーの概略縦断側面図で、図5は
図4に示す同上操作レバーの分解斜視図である。図4お
よび図5において、手動操作レバー11は、大きくは金
属製の操作レバー部材12と、樹脂製のカバー13と、
樹脂製のクリップ21とで構成されている。
【0013】さらに詳述すると、操作レバー部材12
は、上面部12aと、この上面部12aの左右両側より
それぞれ下側に向かって略直角に折り曲げられた側面図
12b,12bとを一体に有して、断面が略コ字状に形
成されている。また、上面部12aからは舌状をしたツ
マミ片部12cが斜め上方に向かって突出した状態で設
けられている。加えて、両側面部12b,12bには対
応した位置にそれぞれ貫通穴14が設けられており、こ
の貫通穴14に図示せぬ支軸が挿入され、この支軸を支
点にして往復回動に取り付けられる。さらに、上面部1
2aの略中心部分には上下に貫通した穴22が設けられ
ている。
は、上面部12aと、この上面部12aの左右両側より
それぞれ下側に向かって略直角に折り曲げられた側面図
12b,12bとを一体に有して、断面が略コ字状に形
成されている。また、上面部12aからは舌状をしたツ
マミ片部12cが斜め上方に向かって突出した状態で設
けられている。加えて、両側面部12b,12bには対
応した位置にそれぞれ貫通穴14が設けられており、こ
の貫通穴14に図示せぬ支軸が挿入され、この支軸を支
点にして往復回動に取り付けられる。さらに、上面部1
2aの略中心部分には上下に貫通した穴22が設けられ
ている。
【0014】これに対して、カバー13は、操作レバー
部材12の上面部12aを覆って配設される板状部13
aと、操作レバー部材12におけるツマミ片部12cの
先端の一部が差し込み可能な横穴状の凹所16aを設け
た袋状部15とが一体に形成されている。加えて、板状
部13aの下面側には操作レバー部材12の上面部12
aを格納可能な凹所16bが凹所16aと連続した状態
で設けられ、また凹所16b内には左右方向に延びる梁
部17a,17bが前後に点在して設けられている。さ
らに、板状部13aの略中央部分には、梁部17a,1
7bの間で、かつ操作レバー部材12の穴22に対応し
て貫通穴23が形成されている。
部材12の上面部12aを覆って配設される板状部13
aと、操作レバー部材12におけるツマミ片部12cの
先端の一部が差し込み可能な横穴状の凹所16aを設け
た袋状部15とが一体に形成されている。加えて、板状
部13aの下面側には操作レバー部材12の上面部12
aを格納可能な凹所16bが凹所16aと連続した状態
で設けられ、また凹所16b内には左右方向に延びる梁
部17a,17bが前後に点在して設けられている。さ
らに、板状部13aの略中央部分には、梁部17a,1
7bの間で、かつ操作レバー部材12の穴22に対応し
て貫通穴23が形成されている。
【0015】次に、クリップ21は、一端にストッパー
用の皿状部21aを有し、他端側に係止爪21bが形成
されている。また、この他端側には中央部分に有底穴2
4が設けられているとともに、その周面に有底穴24内
に到る4つのスリ割り25が略等間隔で設けられてい
る。
用の皿状部21aを有し、他端側に係止爪21bが形成
されている。また、この他端側には中央部分に有底穴2
4が設けられているとともに、その周面に有底穴24内
に到る4つのスリ割り25が略等間隔で設けられてい
る。
【0016】そして、この構造において、操作レバー部
材12にカバー13を取り付ける場合は、まずツマミ片
部12cを袋状部15の凹所16a内に緩く差し込み、
さらに凹所16b内に上面部12aが格納されるように
して板状部13aを押し付け、上面部12aを凹所16
b内に格納させる。すると、カバー3の穴23と上面部
12aの穴22とが対応する。次いで、カバー13の上
側よりクリップ21を、このクリップ21の他端側より
差し込む。また、このクリップ21が差し込まれると
き、クリップ21の係止爪21bは穴23または穴22
に当接されると、各係止爪21bがスリ割り25および
有底穴24の部分でそれぞれ内側へ撓んで逃げ、穴22
を貫通し終わると復帰し、その後は上面部12aの下側
にスナップ係合されて抜け止めされる。なお、この状態
では、皿状部21aが当接されている板状部13aの周
辺が内側へ撓み、皿状部21aと係止爪21bとの間に
引き力が作られ、操作レバー部材12とカバー13とク
リップ21との間にそれぞれガタ付きが生じないように
なっている。
材12にカバー13を取り付ける場合は、まずツマミ片
部12cを袋状部15の凹所16a内に緩く差し込み、
さらに凹所16b内に上面部12aが格納されるように
して板状部13aを押し付け、上面部12aを凹所16
b内に格納させる。すると、カバー3の穴23と上面部
12aの穴22とが対応する。次いで、カバー13の上
側よりクリップ21を、このクリップ21の他端側より
差し込む。また、このクリップ21が差し込まれると
き、クリップ21の係止爪21bは穴23または穴22
に当接されると、各係止爪21bがスリ割り25および
有底穴24の部分でそれぞれ内側へ撓んで逃げ、穴22
を貫通し終わると復帰し、その後は上面部12aの下側
にスナップ係合されて抜け止めされる。なお、この状態
では、皿状部21aが当接されている板状部13aの周
辺が内側へ撓み、皿状部21aと係止爪21bとの間に
引き力が作られ、操作レバー部材12とカバー13とク
リップ21との間にそれぞれガタ付きが生じないように
なっている。
【0017】したがって、この構造では袋状部15の凹
所16a内にツマミ片部12cを差し込み、この後から
係止部としてのクリップ21を穴22,23に差し込ん
でスナップ係合させると、操作レバー部材12に対して
カバー13を簡単に取り付けることができる。
所16a内にツマミ片部12cを差し込み、この後から
係止部としてのクリップ21を穴22,23に差し込ん
でスナップ係合させると、操作レバー部材12に対して
カバー13を簡単に取り付けることができる。
【0018】次に、図6は、図4および図5に示した手
動操作レバー11の一変形例を示す概略縦断側面図であ
る。図6において、図4および図5と同一符号を付した
ものは図4および図5と同一のものを示している。そし
て、この変形例では、穴22に嵌入係合されるクリップ
31を、穴22と対応させて板状部13aの下面側に一
体に設けたものである。また、このクリップ31の突出
端側には、中央部分に有底穴24が設けられているとと
もに、その周面に有底穴24に到る4つのスリ割り25
が略等間隔で設けられている。
動操作レバー11の一変形例を示す概略縦断側面図であ
る。図6において、図4および図5と同一符号を付した
ものは図4および図5と同一のものを示している。そし
て、この変形例では、穴22に嵌入係合されるクリップ
31を、穴22と対応させて板状部13aの下面側に一
体に設けたものである。また、このクリップ31の突出
端側には、中央部分に有底穴24が設けられているとと
もに、その周面に有底穴24に到る4つのスリ割り25
が略等間隔で設けられている。
【0019】そして、この構造において、操作レバー部
材13を取り付ける場合は、まず最初にツマミ片部12
cを袋状部15の凹所16a内に緩く差し込む。する
と、穴22と対応する位置にクリップ31が対応する。
次いで、クリップ31を穴22内に押し込むようにし
て、カバー3の板状部13aを操作レバー部材12の上
面部12aに対して押し付けると、クリップ31が穴2
2内に挿入されて行く。また、このクリップ31が差し
込まれるとき、クリップ31の係止爪21bが穴22に
当接されると各係止爪21bはスリ割り25および有底
穴24の部分で内側へ撓んで逃げ、穴22を貫通し終わ
ると復帰し、その後は上面部12aの下側にスナップ係
合されて抜け止めされる。そして、この状態では、クリ
ップ31が固定される板状部13aの周辺が内側へ撓
み、板状部13aと係止爪21bとの間に引き力が作ら
れ、操作レバー部材12とカバー13との間にガタ付き
が生じないようになる。
材13を取り付ける場合は、まず最初にツマミ片部12
cを袋状部15の凹所16a内に緩く差し込む。する
と、穴22と対応する位置にクリップ31が対応する。
次いで、クリップ31を穴22内に押し込むようにし
て、カバー3の板状部13aを操作レバー部材12の上
面部12aに対して押し付けると、クリップ31が穴2
2内に挿入されて行く。また、このクリップ31が差し
込まれるとき、クリップ31の係止爪21bが穴22に
当接されると各係止爪21bはスリ割り25および有底
穴24の部分で内側へ撓んで逃げ、穴22を貫通し終わ
ると復帰し、その後は上面部12aの下側にスナップ係
合されて抜け止めされる。そして、この状態では、クリ
ップ31が固定される板状部13aの周辺が内側へ撓
み、板状部13aと係止爪21bとの間に引き力が作ら
れ、操作レバー部材12とカバー13との間にガタ付き
が生じないようになる。
【0020】したがって、この構造においても、袋状部
15の凹所16a内にツマミ片部12cを差し込み、さ
らにこの後から係合部としてのクリップ31を差し込ん
でスナップ係合させると、操作レバー部材12に対して
カバー13を取り付けることができる。
15の凹所16a内にツマミ片部12cを差し込み、さ
らにこの後から係合部としてのクリップ31を差し込ん
でスナップ係合させると、操作レバー部材12に対して
カバー13を取り付けることができる。
【0021】
【考案の効果】以上説明したとおり、本考案に係る事務
機器用手動操作レバーによれば、袋状部にツマミ片部を
差し込むとともに係止部を係合させると、操作レバー部
材に対してカバーを簡単に取り付けることができるの
で、作業性の向上が図れる。しかも袋状部とツマミ片部
の差込み係合と、係止部と操作レバー部材の係合による
2つの係合によって操作レバー部材とカバーとの間を固
定するので、袋状部にツマミ片部を余り強く嵌合させず
に緩く差し込んだ状態でも確実な固定が得られる。これ
により、従来構造で問題となっていた袋状部にツマミ片
部を差し込む時における袋状部のヒビ割れなどが確実に
防げ、信頼性も向上する。
機器用手動操作レバーによれば、袋状部にツマミ片部を
差し込むとともに係止部を係合させると、操作レバー部
材に対してカバーを簡単に取り付けることができるの
で、作業性の向上が図れる。しかも袋状部とツマミ片部
の差込み係合と、係止部と操作レバー部材の係合による
2つの係合によって操作レバー部材とカバーとの間を固
定するので、袋状部にツマミ片部を余り強く嵌合させず
に緩く差し込んだ状態でも確実な固定が得られる。これ
により、従来構造で問題となっていた袋状部にツマミ片
部を差し込む時における袋状部のヒビ割れなどが確実に
防げ、信頼性も向上する。
【図1】本考案の一実施例に係る事務機器用手動操作レ
バーの概略縦断側面図である。
バーの概略縦断側面図である。
【図2】図1に示す同上操作レバーの分解斜視図であ
る。
る。
【図3】図1および図2に示す同上操作レバーにおける
カバー単品を底面側より示す斜視図である。
カバー単品を底面側より示す斜視図である。
【図4】本考案の他の実施例に係る事務機器用手動操作
レバーの概略縦断側面図である。
レバーの概略縦断側面図である。
【図5】図4に示す同上操作レバーの分解斜視図であ
る。
る。
【図6】図4および図5に示す同上手動操作レバーの一
変形例を示す概略縦断側面図である。
変形例を示す概略縦断側面図である。
【図7】従来の事務機器用手動操作レバーの一例を示す
概略縦断側面図である。
概略縦断側面図である。
1,11…手動操作レバー、2,12…操作レバー部
材、3,13…カバー、5,15…袋状部、8…係止爪
(係止部)、21,31…クリップ(係止部)。
材、3,13…カバー、5,15…袋状部、8…係止爪
(係止部)、21,31…クリップ(係止部)。
Claims (1)
- 【請求項1】 本体部とこの本体部の一面より一体に延
設された舌状のツマミ片部とが設けられた金属製の操作
レバー部材と、前記ツマミ片部が差し込まれる袋状部と
前記本体部の一面上を覆って配設される板状部とが一体
に設けられた樹脂製のカバーとを備えてなる事務機器用
手動操作レバーにおいて、前記板状部側に前記操作レバ
ー部材に対して係合される係止部を設けたことを特徴と
する事務機器用手動操作レバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP646191U JP2518036Y2 (ja) | 1991-01-24 | 1991-01-24 | 事務機器用手動操作レバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP646191U JP2518036Y2 (ja) | 1991-01-24 | 1991-01-24 | 事務機器用手動操作レバー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04104497U JPH04104497U (ja) | 1992-09-09 |
JP2518036Y2 true JP2518036Y2 (ja) | 1996-11-20 |
Family
ID=31737741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP646191U Expired - Lifetime JP2518036Y2 (ja) | 1991-01-24 | 1991-01-24 | 事務機器用手動操作レバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2518036Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-01-24 JP JP646191U patent/JP2518036Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04104497U (ja) | 1992-09-09 |
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