JPH063084Y2 - 平面ハンドル装置のハンドルロツク機構 - Google Patents
平面ハンドル装置のハンドルロツク機構Info
- Publication number
- JPH063084Y2 JPH063084Y2 JP11860686U JP11860686U JPH063084Y2 JP H063084 Y2 JPH063084 Y2 JP H063084Y2 JP 11860686 U JP11860686 U JP 11860686U JP 11860686 U JP11860686 U JP 11860686U JP H063084 Y2 JPH063084 Y2 JP H063084Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handle
- plate
- lock
- lock ring
- flat
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は平面ハンドル装置のハンドルロック機構に関
し、さらに詳しくは、箱体の開き蓋にほぼ平面状に装着
される平面ハンドル装着において、ラッチ板による蓋の
施錠を解除可能とした引出し式操作ハンドルをラッチ板
の施錠状態において固定するハンドルロック機構に関す
る。
し、さらに詳しくは、箱体の開き蓋にほぼ平面状に装着
される平面ハンドル装着において、ラッチ板による蓋の
施錠を解除可能とした引出し式操作ハンドルをラッチ板
の施錠状態において固定するハンドルロック機構に関す
る。
(従来の技術) 従来、このような平面ハンドル装着のハンドルロック機
構として、例えば第6図に示すように、平面ハンドル装
着aの本体ケースbに設けた円筒形のロックハウジング
cにトーションスプリングd付きのロックボタンeを収
容させ、ロックボタンeの底面よりロックハウジングc
の孔fを通過させて下方へ延設した連結棒gの先端に横
長のロックバーhを一体に取付け、ロックボタンeを押
込んで回転させることにより、ロックバーhをハンドル
iの溝jに係入させてハンドルiの軸kまわりの回転に
よる引出しをロックするようにしたものがある。
構として、例えば第6図に示すように、平面ハンドル装
着aの本体ケースbに設けた円筒形のロックハウジング
cにトーションスプリングd付きのロックボタンeを収
容させ、ロックボタンeの底面よりロックハウジングc
の孔fを通過させて下方へ延設した連結棒gの先端に横
長のロックバーhを一体に取付け、ロックボタンeを押
込んで回転させることにより、ロックバーhをハンドル
iの溝jに係入させてハンドルiの軸kまわりの回転に
よる引出しをロックするようにしたものがある。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、上記の従来例では、ハンドルロック機構を構成
するためにロックハウジングc、トーションスプリング
d、連結棒gを有するロックボタンe、ロックバーhと
いう多数の部品が必要であり、またこのため組付工数が
多くなり、しかもこれらの部品が相当の立体的なスペー
スを占めて組付けられるため平面ハンドル装置aの薄型
化を図る上での妨げとなり、さらにロックボタンeを押
込んで回転させたときロックバーhがロック位置(溝j
に最も深く係入された位置)に達したことを知らせるよ
うな手応えがないため正しくロックされたか否かの不安
感が残る、等の問題があった。
するためにロックハウジングc、トーションスプリング
d、連結棒gを有するロックボタンe、ロックバーhと
いう多数の部品が必要であり、またこのため組付工数が
多くなり、しかもこれらの部品が相当の立体的なスペー
スを占めて組付けられるため平面ハンドル装置aの薄型
化を図る上での妨げとなり、さらにロックボタンeを押
込んで回転させたときロックバーhがロック位置(溝j
に最も深く係入された位置)に達したことを知らせるよ
うな手応えがないため正しくロックされたか否かの不安
感が残る、等の問題があった。
そこで本考案は、少数の部品を用いて薄型のロック機構
部を構成し、かつロックされた時とロックが解除された
時とにそのことを知らせる手応えが得られるようにする
ことを、その解決すべき技術的課題とする。
部を構成し、かつロックされた時とロックが解除された
時とにそのことを知らせる手応えが得られるようにする
ことを、その解決すべき技術的課題とする。
(問題点を解決するための手段) 上記課題を解決するための技術的手段は、平面ハンドル
装置の本体ケースに起伏可能に取付けたハンドルの倒
伏、起立動作により施錠用のラッチ板を施錠位置と解錠
位置とに移動させるようにした平面ハンドル装置におけ
るハンドルロック機構であって、本体ケースのキー窓付
きの面板と、この面板に対向して固定した平坦な板材
と、本体ケースの側壁とにより薄型のハウジングを形成
し、このハウジングの面板側には、キー窓より差込まれ
る操作用キーに係合可能なキー孔と、ハンドルに設けた
ロック溝に係入可能な平面方向へのロック用の突片と、
外周沿いの所定の中心角を隔てた部分に設けられた複数
の切欠部とを備えた板状のロックリングを、面板に設け
たガイドにより前記の中心角分の回転を許すように収納
し、 また、前記ハウジングの板材側には、弾性変形可能な薄
板材からなり、所定部にロックリングの方向へ突出した
屈曲片を備えた押さえバネを、この屈曲片が回転両端位
置にあるロックリングのいずれかの切欠部と一致するよ
うに固定的に位置決めして、屈曲片の弾発力によりロッ
クリングを面板側へ圧接するように設けたことである。
装置の本体ケースに起伏可能に取付けたハンドルの倒
伏、起立動作により施錠用のラッチ板を施錠位置と解錠
位置とに移動させるようにした平面ハンドル装置におけ
るハンドルロック機構であって、本体ケースのキー窓付
きの面板と、この面板に対向して固定した平坦な板材
と、本体ケースの側壁とにより薄型のハウジングを形成
し、このハウジングの面板側には、キー窓より差込まれ
る操作用キーに係合可能なキー孔と、ハンドルに設けた
ロック溝に係入可能な平面方向へのロック用の突片と、
外周沿いの所定の中心角を隔てた部分に設けられた複数
の切欠部とを備えた板状のロックリングを、面板に設け
たガイドにより前記の中心角分の回転を許すように収納
し、 また、前記ハウジングの板材側には、弾性変形可能な薄
板材からなり、所定部にロックリングの方向へ突出した
屈曲片を備えた押さえバネを、この屈曲片が回転両端位
置にあるロックリングのいずれかの切欠部と一致するよ
うに固定的に位置決めして、屈曲片の弾発力によりロッ
クリングを面板側へ圧接するように設けたことである。
(作用) キー窓より差込んでキー孔に掛合させた操作用キーによ
りロックリングを回転させるとロックリングに備えた突
片がロック溝に係入してハンドルが固定される。またこ
のとき、押えバネの屈曲片がロックリングの切欠部に嵌
入してロックリングを位置決めし、かつこの嵌入の際に
屈曲片と切欠部の端縁との衝突により生ずる若干の振動
と衝突音が手応えとして感知される。
りロックリングを回転させるとロックリングに備えた突
片がロック溝に係入してハンドルが固定される。またこ
のとき、押えバネの屈曲片がロックリングの切欠部に嵌
入してロックリングを位置決めし、かつこの嵌入の際に
屈曲片と切欠部の端縁との衝突により生ずる若干の振動
と衝突音が手応えとして感知される。
(実施例) 次に本考案の一実施例の構成を第1図〜第5図に基づい
て説明する。
て説明する。
平面ハンドル装置1の本体ケース2は取付用フランジ3
を備えた箱体であり、その上面部分は後端側(第1図の
上側)がキー窓4を有する固定の面板5により覆われ、
他の部分は開口した操作窓6とされている。
を備えた箱体であり、その上面部分は後端側(第1図の
上側)がキー窓4を有する固定の面板5により覆われ、
他の部分は開口した操作窓6とされている。
操作窓6には前端側に操作スペース7を余した状態でハ
ンドル8が、その後端側下面の取付部9を本体ケース2
の左右の側壁10にピン11を介して支持されることに
より、起伏可能に取付けられている。そしてハンドル8
の倒伏時には、その前端側下面に設けた支持片12が本
体ケース2の底壁13に当接することにより、ハンドル
8が本体ケース2内部にほぼ同面状に収納されるように
なっている。なお、支持片12の前面側にはハンドル8
を引起す際に指を当てるための凹部14が設けられてい
る。
ンドル8が、その後端側下面の取付部9を本体ケース2
の左右の側壁10にピン11を介して支持されることに
より、起伏可能に取付けられている。そしてハンドル8
の倒伏時には、その前端側下面に設けた支持片12が本
体ケース2の底壁13に当接することにより、ハンドル
8が本体ケース2内部にほぼ同面状に収納されるように
なっている。なお、支持片12の前面側にはハンドル8
を引起す際に指を当てるための凹部14が設けられてい
る。
次に取付部9より棒状の起動突起15が下方へ突出さ
れ、その先端は底壁13に設けた開口部16を通過して
本体ケース2の底面側へ突出している。そして本体ケー
ス2の底面には、起動突起15の突出部の前方寄り左右
側の位置に対の雌ネジ17,18突出され、これらの雌
ネジ17,18のさらに前方寄りの位置にはストッパ1
9が突出されている。
れ、その先端は底壁13に設けた開口部16を通過して
本体ケース2の底面側へ突出している。そして本体ケー
ス2の底面には、起動突起15の突出部の前方寄り左右
側の位置に対の雌ネジ17,18突出され、これらの雌
ネジ17,18のさらに前方寄りの位置にはストッパ1
9が突出されている。
一方、施錠片20を備えた平板状のラッチ板21の基部
には軸孔22と、この軸孔22を中心とする同心の円弧
状をなし、互いに連通した状態に形成された内側の押動
溝23および外側のガイド溝24とが設けられており、
一方の雌ネジ17、起動突起15、他方の雌ネジ18を
それぞれ軸孔22、押動溝23、ガイド溝24に嵌挿さ
せ、かつ雌ネジ18に抜け止め用の雄ネジ25を螺合さ
せることにより、ラツチ板21が本体ケース2の底面に
取付けられている。従ってラッチ板21がガイド溝24
によって許容される範囲において、雌ネジ17まわりに
回転可能である。
には軸孔22と、この軸孔22を中心とする同心の円弧
状をなし、互いに連通した状態に形成された内側の押動
溝23および外側のガイド溝24とが設けられており、
一方の雌ネジ17、起動突起15、他方の雌ネジ18を
それぞれ軸孔22、押動溝23、ガイド溝24に嵌挿さ
せ、かつ雌ネジ18に抜け止め用の雄ネジ25を螺合さ
せることにより、ラツチ板21が本体ケース2の底面に
取付けられている。従ってラッチ板21がガイド溝24
によって許容される範囲において、雌ネジ17まわりに
回転可能である。
次にロックリング26と押えバネ27からなるハンドル
ロック機構部について説明する。ロックリング26は円
形板の一方の側の円弧部を直線的に切欠いたものであ
り、この切欠部28と平行な中心線沿いの左右対称位置
に対のキー孔29を設け、またこの中心線上の左右の外
周部に対の受部30を切欠くとともに、前記切欠部28
の反対側の円弧部には90°の角度範囲にわたる円弧状
のガイド溝31を、またガイド溝31の中央位置には外
周部に連通する切欠き32を設けている。そしてロック
リング26は開口部16より本体ケース2の内部に挿入
され、対のキー孔29がキー窓5aより露出するように
して、前記面板5の裏側に取付けられている。この取付
けにあたり、面板5に設けた外周部ガイド用の突起33
とガイド溝31に嵌合する突起34とにより、ロックリ
ング26が第4図に示すように切欠部28が前方へ向い
た状態で位置決めされており、かつ想像線で示すよう
に、図の反時計まわり方向へ90°回転可能とされてい
る。そして、このように回転したとき、ロックリング2
6のロック用突片を構成する外周円弧部がハンドル8に
設けた横方向のロック溝51に係入して、ハンドル8を
倒伏状態でロックするようになっている。
ロック機構部について説明する。ロックリング26は円
形板の一方の側の円弧部を直線的に切欠いたものであ
り、この切欠部28と平行な中心線沿いの左右対称位置
に対のキー孔29を設け、またこの中心線上の左右の外
周部に対の受部30を切欠くとともに、前記切欠部28
の反対側の円弧部には90°の角度範囲にわたる円弧状
のガイド溝31を、またガイド溝31の中央位置には外
周部に連通する切欠き32を設けている。そしてロック
リング26は開口部16より本体ケース2の内部に挿入
され、対のキー孔29がキー窓5aより露出するように
して、前記面板5の裏側に取付けられている。この取付
けにあたり、面板5に設けた外周部ガイド用の突起33
とガイド溝31に嵌合する突起34とにより、ロックリ
ング26が第4図に示すように切欠部28が前方へ向い
た状態で位置決めされており、かつ想像線で示すよう
に、図の反時計まわり方向へ90°回転可能とされてい
る。そして、このように回転したとき、ロックリング2
6のロック用突片を構成する外周円弧部がハンドル8に
設けた横方向のロック溝51に係入して、ハンドル8を
倒伏状態でロックするようになっている。
押えバネ27はバネ鋼からなり、ロックリング26と略
等しい前後,左右方向の幅を有する方形の薄板体であっ
て、その左辺側と後辺側の所定部に下方へ屈曲されたV
字状の舌辺35,36をそれぞれ設けている。そして押
えバネ27はその舌片35,36をそれぞれ左側の受部
30と切欠き32とに若干嵌入させた状態でロックリン
グ26上に重ねて取付けられ、かつ押えバネ27の周縁
部に設けた凹部37を本体ケース2の左右の側壁10に
設けた上下方向の突条38に嵌合することにより、押え
バネ27のまわり止めがなされている。
等しい前後,左右方向の幅を有する方形の薄板体であっ
て、その左辺側と後辺側の所定部に下方へ屈曲されたV
字状の舌辺35,36をそれぞれ設けている。そして押
えバネ27はその舌片35,36をそれぞれ左側の受部
30と切欠き32とに若干嵌入させた状態でロックリン
グ26上に重ねて取付けられ、かつ押えバネ27の周縁
部に設けた凹部37を本体ケース2の左右の側壁10に
設けた上下方向の突条38に嵌合することにより、押え
バネ27のまわり止めがなされている。
次に多機能部材39は一枚の鉄板材に曲げ加工と打抜き
加工とを施して基板40、縦板41、ガイド片42を一
体に形成したものである。基板40は押えバネ27と重
ね得る形状を有し、その周縁の所定部に前記突条38と
の嵌合用の凹部43および押えバネ27のV字状舌片3
5,36の逃げ用の凹部44,45を備えている。
加工とを施して基板40、縦板41、ガイド片42を一
体に形成したものである。基板40は押えバネ27と重
ね得る形状を有し、その周縁の所定部に前記突条38と
の嵌合用の凹部43および押えバネ27のV字状舌片3
5,36の逃げ用の凹部44,45を備えている。
縦板41は基板40の後端側の端部から直角方向に延出
されており、その左右の端部から内側へ、取付孔46を
備えた対のバネ支持片47を突出している。そして縦板
41の頂部には、基板40から所定の高さをもって、前
記ガイド片42を内側へ屈曲形成している。
されており、その左右の端部から内側へ、取付孔46を
備えた対のバネ支持片47を突出している。そして縦板
41の頂部には、基板40から所定の高さをもって、前
記ガイド片42を内側へ屈曲形成している。
このように構成された多機能部材39は、その基材40
を押えバネ27上に圧接状態で重ねることにより、基板
40、面板5および左右の側壁10からなる薄形のハン
ドルロック機構用ハウジングを構成し、また縦板41を
本体ケース2の後端側の側壁48に接した状態で、その
凹部43と前記突条38との嵌合により位置決めされて
取付けられる。このとき、ガイド片42は第2図に示す
ようにラッチ板21の端部上に被さり、ラッチ板21の
浮き上がりを規制可能な状態で固定される。
を押えバネ27上に圧接状態で重ねることにより、基板
40、面板5および左右の側壁10からなる薄形のハン
ドルロック機構用ハウジングを構成し、また縦板41を
本体ケース2の後端側の側壁48に接した状態で、その
凹部43と前記突条38との嵌合により位置決めされて
取付けられる。このとき、ガイド片42は第2図に示す
ようにラッチ板21の端部上に被さり、ラッチ板21の
浮き上がりを規制可能な状態で固定される。
また、対の取付孔46に両端を取付けたトーションスプ
リング49の中央部が前方へ延出されて前記の起動突起
15の基部の後側面に設けた受溝50に係入されてい
て、ピン11と取付孔46とを結ぶ直線上を境にして、
ハンドル8に対するトーションスプリング49の作用方
向が反転するようになっている。
リング49の中央部が前方へ延出されて前記の起動突起
15の基部の後側面に設けた受溝50に係入されてい
て、ピン11と取付孔46とを結ぶ直線上を境にして、
ハンドル8に対するトーションスプリング49の作用方
向が反転するようになっている。
本実施例は以上のように構成されたものであり、次のよ
うに使用される。
うに使用される。
まず、第3図に示すようにハンドル8が倒伏位置にある
とき、トーションスプリング49の作用力を受ける起動
突起15によってラッチ板21が後方へ押され、ガイド
片42に当接した状態で位置決めされる。このとき施錠
片20は真横を向いており、図示省略のボックスの施錠
溝に係入されているため、平面ハンドル装置1を取付け
た図示省略の開き蓋がボックスに対して施錠される。な
お、ハンドル8を引起す途中でトーションスプリング4
9の作用方向が反転するため、その作用力によりハンド
ル8は起立位置に保持される。
とき、トーションスプリング49の作用力を受ける起動
突起15によってラッチ板21が後方へ押され、ガイド
片42に当接した状態で位置決めされる。このとき施錠
片20は真横を向いており、図示省略のボックスの施錠
溝に係入されているため、平面ハンドル装置1を取付け
た図示省略の開き蓋がボックスに対して施錠される。な
お、ハンドル8を引起す途中でトーションスプリング4
9の作用方向が反転するため、その作用力によりハンド
ル8は起立位置に保持される。
次に操作スペース7より指を挿入してハンドル8に引掛
け、トーションスプリング49の作用力に抗してハンド
ル8を第3図の想像線で示す起立位置に引起すと、この
ハンドル8の動きに伴い前方寄りに回転する起動突起1
5によってラッチ板21が押され、第2図の想像線で示
すようにストッパ19に当接した状態で位置決めされ
る。このとき施錠片20は斜め方向を向いており、ボッ
クスの施錠溝から脱出しているため、開き蓋の施錠が解
除される。
け、トーションスプリング49の作用力に抗してハンド
ル8を第3図の想像線で示す起立位置に引起すと、この
ハンドル8の動きに伴い前方寄りに回転する起動突起1
5によってラッチ板21が押され、第2図の想像線で示
すようにストッパ19に当接した状態で位置決めされ
る。このとき施錠片20は斜め方向を向いており、ボッ
クスの施錠溝から脱出しているため、開き蓋の施錠が解
除される。
一方、前記した開き蓋の施錠状態において、ロックリン
グ26の対のキー孔29に対応する形状のキー52をキ
ー窓4より差込んで、ロックリング26を第4図の想像
線で示す位置まで回転させると、その外周の円弧部がハ
ンドル8のロック溝51に係入するため、ハンドル8が
ロックされ、起立位置に引起せなくなる。なお、ロック
リング26は第4図の実線で示すロック解除位置と、想
像線で示すロック位置とにおいて、それぞれ押えバネ2
7のV字状の舌片35,36が切欠き32と左右のいず
れかの受部30とに嵌入することにより位置決めされ
る。
グ26の対のキー孔29に対応する形状のキー52をキ
ー窓4より差込んで、ロックリング26を第4図の想像
線で示す位置まで回転させると、その外周の円弧部がハ
ンドル8のロック溝51に係入するため、ハンドル8が
ロックされ、起立位置に引起せなくなる。なお、ロック
リング26は第4図の実線で示すロック解除位置と、想
像線で示すロック位置とにおいて、それぞれ押えバネ2
7のV字状の舌片35,36が切欠き32と左右のいず
れかの受部30とに嵌入することにより位置決めされ
る。
本実施例のハンドルロック機構は板状のロックリング2
6と押えバネ27およびハンドル8に設けたロック溝5
1のみから構成され、かつそのハウジングも本体ケース
2と複合部材39の基板40を利用して構成されるから
組付けが簡単であり、かつ薄型に構成される。また、バ
ネ鋼製のV字状舌片35,36がその弾発力に基づき切
欠き32や受部33に嵌入することによってロックリン
グ26のロック位置とロック解除位置との位置決めがな
されるので、舌片35,36の嵌入時の若干の衝撃と嵌
入音とを手応えとして感知できる。
6と押えバネ27およびハンドル8に設けたロック溝5
1のみから構成され、かつそのハウジングも本体ケース
2と複合部材39の基板40を利用して構成されるから
組付けが簡単であり、かつ薄型に構成される。また、バ
ネ鋼製のV字状舌片35,36がその弾発力に基づき切
欠き32や受部33に嵌入することによってロックリン
グ26のロック位置とロック解除位置との位置決めがな
されるので、舌片35,36の嵌入時の若干の衝撃と嵌
入音とを手応えとして感知できる。
(考案の効果) 本考案は、平面ハンドル装置におけるハンドルロック機
構を少数の部品によって薄型に形成でき、またロック時
とロック解除時とにその手応えが得られる効果がある。
構を少数の部品によって薄型に形成でき、またロック時
とロック解除時とにその手応えが得られる効果がある。
第1図は本考案の一実施例を示す分解斜視図、第2図は
同実施例の底面図、第3図はそのA−A線断面図、第4
図はロックリングの取付状態を示す一部切欠斜視図、第
5図は多機能部材の取付状態を示す一部切欠斜視図、第
6図は従来例の縦断面図である。 1…平面ハンドル装置 2…本体ケース 8…ハンドル 21…ラッチ板 26…ロックリング 27…押えバネ 28…切欠部 29…キー孔 30…受部 31…ガイド溝 35,36…舌片 39…多機能部材 40…基板
同実施例の底面図、第3図はそのA−A線断面図、第4
図はロックリングの取付状態を示す一部切欠斜視図、第
5図は多機能部材の取付状態を示す一部切欠斜視図、第
6図は従来例の縦断面図である。 1…平面ハンドル装置 2…本体ケース 8…ハンドル 21…ラッチ板 26…ロックリング 27…押えバネ 28…切欠部 29…キー孔 30…受部 31…ガイド溝 35,36…舌片 39…多機能部材 40…基板
Claims (1)
- 【請求項1】平面ハンドル装置の本体ケースに起伏可能
に取付けたハンドルの倒伏、起立動作により施錠用のラ
ッチ板を施錠位置と解錠位置とに移動させるようにした
平面ハンドル装置におけるハンドルロック機構であっ
て、 本体ケースのキー窓付きの面板と、この面板に対向して
固定した平坦な板材と、本体ケースの側壁とにより薄型
のハウジングを形成し、 このハウジングの面板側には、キー窓より差込まれる操
作用キーに係合可能なキー孔と、ハンドルに設けたロッ
ク溝に係入可能な平面方向へのロック用の突片と、外周
沿いの所定の中心角を隔てた部分に設けられた複数の切
欠部とを備えた板状のロックリングを、面板に設けたガ
イドにより前記の中心角分の回転を許すように収納し、 また、前記ハウジングの板材側には、弾性変形可能な薄
板材からなり、所定部にロックリングの方向へ突出した
屈曲片を備えた押えバネを、この屈曲片が回転両端位置
にあるロックリングのいずれかの切欠部と一致するよう
に固定的に位置決めして、屈曲片の弾発力によりロック
リングを面板側へ圧接するように設けたことを特徴とす
る平面ハンドル装置のハンドルロック機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11860686U JPH063084Y2 (ja) | 1986-07-31 | 1986-07-31 | 平面ハンドル装置のハンドルロツク機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11860686U JPH063084Y2 (ja) | 1986-07-31 | 1986-07-31 | 平面ハンドル装置のハンドルロツク機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6325759U JPS6325759U (ja) | 1988-02-19 |
JPH063084Y2 true JPH063084Y2 (ja) | 1994-01-26 |
Family
ID=31005217
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11860686U Expired - Lifetime JPH063084Y2 (ja) | 1986-07-31 | 1986-07-31 | 平面ハンドル装置のハンドルロツク機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH063084Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-07-31 JP JP11860686U patent/JPH063084Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6325759U (ja) | 1988-02-19 |
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